凛「ぐぅっ…！」ｶﾞﾁｬ

凛「はぁはぁ」

凛「すぅーーーーー」

凛「はっ……！」

凛「はぁはぁ」

凛「ぐっ…！」

凛「はぁはぁ」ｶﾞﾁｬﾝ

凛「ふぅーーー」

凛「…やったーやったー！ついにできたにゃー！」

鏡を見て

凛「少し体つき変わったかな？」ムキムキ

凛「趣味で始めたけど筋トレって楽しい！ 筋肉は裏切らないってホントだったんだね」

凛「あっ！プロテイン飲まないと！忘れてた」ｺﾞｸｺﾞｸ

凛「ぷはぁっ！ふっふっ！ この姿をμ'sのメンバーに見せたらきっと驚くにゃー！ 」

凛「変身して生まれ変わった凛を見せたら褒めてもらえるよね？ 楽しみだなぁ♪」

次の日

凛「あっれー？ 上の制服がキツくて入らない… 凛もしかして太った…？」ﾊﾟﾂﾊﾟﾂ

凛「苦しいにゃ～…」ﾊﾟﾂﾊﾟﾂ

凛「こんなの少し動いたら…」ﾋﾞﾘｯ!

凛「あっーー！ 凛のシャツが破れたー！ もう！ 何で破けるの！？」

凛「しょうがないから今日はお父さんのシャツを着て学校に行くにゃ…」

凛「うーん…太ることしてないのに、何でいきなり太って着れなくなったのかな？」ムキムキ

「あれμ'sの星空さん？」
「えっ？何か上半身やばくない？」
「あんなムキムキだったけ？」
「バランスおかしくない？」
「どんな凛ちゃんも素敵♡」

凛「おおっ！ 周りからの評判は良さそうにゃ～」ムキムキ

凛「ふんふんふーん♪ これはμ'sメンバーも変身した凛にびっくりするよね！」

凛「あっ！ あそこに>>10ちゃんがいる！」

絵里

凛「絵里ちゃんおはよー」

絵里「きゃーーーーーー！」

凛「えっ？」

絵里「変質者！？ こ、これ以上近づくと…け、警察呼ぶわよ！？」

凛「変質者じゃないよ！？ 凛だよ凛！ 落ち着いて絵里ちゃん！」

絵里「へっ…？ 凛…？」

凛「そうだよ」

凛「変身した凛だよ！凛の育った姿見て見てー！」ムキムキ

絵里「とりあえずボディビルのポーズはやめてもらえる…？」

凛「えっ、なんで？」ムキムキ

絵里「…気になるからよ」

凛「でもこの体になったらやるべきと書いてあったよ」ムキムキ

絵里「…いいから、お願い」

凛「はあっ？」

絵里「ひっ！す、すみませんでしたー！ どうかお好きなだけ好きなポーズをしてください！！」

凛「変な絵里ちゃんにゃ～？」

絵里「ひぃーー」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

絵里（こ、怖い！ ポーズをとられると とにかく怖い…！）

絵里「と、とりあえず学校に行きませんか？ ここで立ち話もあれなので…」

凛「うん、そうだね。 えへへ～ 絵里ちゃんみたいに皆びっくりする姿が目に浮かぶにゃ～」

部室

凛「おっはよー！」ｶﾞﾁｬ

ミシィ…ﾒｼｨ
バキバキィ
ガターン

凛「あれ？ そんなに力入れてないのにドアノブごと扉とれちゃった…」

凛「うーん？ 元々壊れかけだったのかな…？ 」片手で扉支える

絵里（あなたの馬鹿力のせいよ）

凛「ねえねえ絵里ちゃんどうしよう…これもしかして凛が弁償しないといけないのかなぁ…？」

絵里「大丈夫よ。…自然に壊れたこととして理事長に報告しておくわ。…だから、ねっ？ まずは扉を部室の端に置きましょ…？」

凛「ごめんね絵里ちゃん」

凛「扉が開放されて涼しいねー♪」

絵里「…皆が来るまで大人しく座って待っててね？ 私は理事長に報告してくるから」

絵里「いい？ 大人しく座って待ってるのよ？ お願いね。帰ってくるまで何もせずに座ってるのよ」タッタッタッ

凛「はぁーい 」

凛「大人しく椅子に座るにゃー」ｽﾞﾘ

凛「およっ？」

ガチャーン！！
バラバラ
ガチャンゴトンバタン

凛「あっーー！ にこちゃんのコレクションがーー！」

凛「なんでなんで？？ 少し椅子を引いただけで 椅子が勝手に飛んじゃったにゃ？？」

凛「ど、どうしよう…！ にこちゃんのコレクション落としちゃった…」

凛「とりあえず片付けてから…にこちゃん謝ったら許してくれるかな…」

>>23「どうしたの！？大丈夫！？ 」

>>23
絵里以外
複数可

にこにー

にこ「なんの音よ！？」

凛「あっ…にこちゃん…」

にこ「はっ？」

にこコレクション破壊された残骸

にこ「……」

凛「ごめんなさい…椅子を引いたらそのまま飛んじゃって…本当にごめんなさい！」

にこ「OKOK」

にこ「1個ずつ確認してもいいかしら？」

凛「うん」

にこ「あなたは誰ですか？」

凛「星空凛だよ」

にこ「嘘おっしゃい！！」

にこ「凛は私と同じで小柄だったわよね！？ 何でいきなりムキムキになってんのよ！？」

凛「ベンチプレス100キロあげたらこうなっちゃって…」

にこ「おかしいわよ！ いくらなんでも！！ 後なんで扉もないのよ！？」

凛「そこにあるよ」

壊された扉

にこ「何で！？ 何で扉も壊されてるの！？！？！？」

凛「扉開けたらとれちゃったの」

にこ「意味わかんない！」

にこ「ぜぇ…ぜぇ…」

凛「にこちゃん大丈夫？」

にこ「大丈夫じゃないわよ！」

凛「ごめんね…」

にこ「…あーもういいわよ！ あんた怪我はしてないの？」

凛「う、うん」

にこ「そうならいいわ。 …起きたことはもうしょうがないから片付けるわよ」

にこ「怪我だけは気をつけなさいよ？」

凛「ごめんねにこちゃん…」

にこ「もういいから。…割れてないものもあるし、無事なものを避難させてからほうきではくわよ」

凛「うん…あっ…」ﾊﾟｷｨ

凛「にゃにゃにゃにゃ！？！？」

パリパリパリーン

凛「なんで？？ 少し持っただけなのに何で割れちゃうの！？」

にこ「…凛、退場」

凛「にゃにゃ！ 凛が壊しちゃったんだし凛が片付けるよ！」

にこ「いいから出て行きなさい！！」

凛「はい…」

穂乃果「おっはよー凛ちゃん♪」

ことり「あれぇ…？ どうして部室の前にいるの？」

凛「えーと…」

かくかくしかじか

ことり「そうなんだぁ…」

穂乃果「それにしても凛ちゃん…何か強そうだね」

海未「見た目もだいぶ変わったような…？ すごい筋肉質になられまして…」

凛「ベンチプレス100キロ達成できるようになったら、いつの間にかこうなってたにゃ」

穂乃果「すごいよー凛ちゃん！ かっこいいね」

ことり「100キロ！…凛ちゃん頑張りましたね」ﾖｼﾖｼ

凛「…うん！ 新しい凛に大変身したんだよ！」

海未「今までの自分から変わることに努力することはとても素晴らしいことです。にこのコレクションを壊したことは後でもう一度私も謝ってみますから、元気出してください」

凛「海未ちゃん…」ｸﾞｽｯ

海未「凛…来ても構いませんよ？」ｽｯ

凛「海未ちゃーーん！」ｷﾞｭ

ﾐｼｨﾐｼｨ

海未「ぎゃぁーーーーーー！！」

ことり「海未ちゃん！？ どうしたの？？」

海未「せ、背中が…！ お、折れます…！」

穂乃果「凛ちゃん！ もう海未ちゃん大丈夫だって！ 離してあげて！？！？」

凛「うん！ 海未ちゃん大好きにゃー！」

……

海未「ぜぇ…ぜぇ…はぁ…死ぬかと思いました…」

真姫「朝から騒がしいわね」

花陽「ごめんなさい…！日直で遅れてしまいました…」

穂乃果「おはよー…時間は大丈夫なんだけど…」

花陽「えーと…何があったの？」

かくかくしかじか

真姫「はあ？ばっかじゃないの？ そんなことあるわけないじゃない」

海未「全て本当です… 凛を見ても信じないのですか？」

花陽「凛ちゃんはいつも可愛いよ！」

ことり「花陽ちゃんは少し黙ってて」

真姫「見た目はまあ…ムキッとした感じはする気がするけど…」

真姫「でもベンチプレス100キロ上げたぐらいで、椅子が飛んだりドア破壊できるなんて意味わかんない！」

凛「凛の隠れた力が発揮されたのかな？？」

真姫「どうせただの偶然に決まってるわ。椅子はふざけて凛が投げただけ、扉は元々壊れかけだったのよ」

海未「しかし抱きしめられたときは背骨が折れるかと…」

真姫「あなた達…そんなに私をからかいたいの？」

穂乃果「ちがうよ！？ でも…この状況を見ると…」

真姫「わかったわ。…だったら証拠を見せてもらうわね」

凛「証拠…？ 一体何をすればいいの？」

真姫「もし本当に凛のパワーがすごいのなら、1度私を押してみなさいよ。それで凛の力の強さが本当か確かめてあげる」

海未「やめた方がいいです！ 」

ことり「危ないよ…！？」

真姫「別に大丈夫よ。人間が筋トレしたぐらいで危ないわけないわ」

凛「いいの…？」

真姫「ええ やってちょうだい」

凛「う、うん…真姫ちゃんごめんね」ﾄﾝｯ

真姫「えっ……？」

ビューーーン

真姫「きゃあああああああああ！！」

花陽「真姫ちゃあああああああん！？！？」

穂乃果「ああああ！ すごい勢いで真姫ちゃんが吹っ飛んでいく！？」

のぞえり「あぶないっ……！」ﾎﾟﾖﾖﾝ

真姫「？？？？？？」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

希「ふぅー間一髪だったな 真姫ちゃん」

絵里「真姫大丈夫？ 怪我はないかしら」

真姫「え、ええ…だだだだだだだ」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

穂乃果「真姫ちゃんが壊れた！？」

ことり「希ちゃんと絵里ちゃんのお胸のおかげで助かったね」

穂乃果「これがにこちゃんだったら、今頃真姫ちゃん怪我してたね」

にこ「ぬわぁんでよ！」

……

凛「ごめん真姫ちゃん！ちょっと押したつもりだったんだけど…大丈夫？」

真姫「だだだだだだだだだだ」

希「えーとなになに…」

希「私は大丈夫よ凛。すごい力だわ真姫感動しちゃった♪ また押してねと言ってるよ。すごいやん凛ちゃん！ 真姫ちゃんをここまで飛ばすことができるなんて！」

絵里（絶対嘘だ…）

凛「ごめんなさい…」

花陽「凛ちゃんが謝ることじゃないよ！」

凛「でもこんなの絶対おかしいよ！…こんなの女の子らしくない…アイドルじゃないよ…」

花陽「そんなことない、 凛ちゃんは可愛いよ」

凛「でもっ！」

花陽「凛ちゃんは可愛いよおおお！ 」

花陽「どんな凛ちゃんも凛ちゃんなら凛ちゃんで凛ちゃんだよぉ？」

凛「いやっ…かよちんの方が可愛い」

花陽「ええっ！？ 絶対凛ちゃんのが可愛いよぉ。凛ちゃんは凛ちゃんで凛ちゃんだもん！抱きしめちゃいたいくらい可愛いよ！」

にこ「全肯定botかはやめなさい」ﾊﾟｼｯ

花陽「ぴゃっあ！」

希「凛ちゃんだいぶ見た目変わったなぁ」

凛「えへへ～ベンチプレス100キロできるようになってたら いつの間にかこうなってたんだ！」

凛「どうどう？大変身した凛だよ！」ムキムキ

絵里（可愛い顔と体のバランスが悪くてはっきり言って気持ち悪いわね…）

希「うんうん まるでビスケット=クルーガーみたいで可愛いね」

花陽「だよねだよね！やっぱり凛ちゃんは可愛いよおおお！」

ことり「今の凛ちゃんはμ'sの衣装着れるかなあ？…採寸し直さないとダメだよね」

にこ「凛1人だけすごく目立つわよ？」

穂乃果「だったら皆でムキムキになればいいんだよ！」

にこ「はぁ？」

穂乃果「皆がムキムキになれば凛ちゃんが目立つことはなくなるでしょ？」

海未「なるほど…一理あります」

海未「私達も凛を見習って鍛えれば 凛の力の強さにも耐えられることもできます」

希「ええやん！ 新しいμ'sとして全員でボディビルダーになろ！」

凛「ホント！？ 皆が鍛えてくれるなら凛も心強いにゃ～」

絵里「ええっ！？ 私も鍛えるの！？」

穂乃果「もちろんだよ！ よぉーし、特訓開始だー！」

にこ「ちょっとお！アイドル活動はどうなるのよーーーー！！」

ーーーーーー
ーーーー

数ヶ月後

穂乃果「ふぅーーーー」ｶﾞﾁｬﾝ

ことり「穂乃果ちゃんおつかれさま。はい、プロテインだよ」

穂乃果「ありがとうことりちゃん」ムキムキ

ことり「穂乃果ちゃんもだいぶムキムキになったね」

穂乃果「ホント？ ベンチプレスもようやく120キロ持ち上げられるようになったんだあ～」ムキムキ

ことり「やっぱり穂乃果ちゃんはすごい！…ことりはまだベンチプレス100キロしか上げられないから…」ムキムキ

穂乃果「そんなことないよ！ことりちゃんもすっごくたくましい体になったもん。私はことりちゃんの体だーいすき」

ことり「もう穂乃果ちゃんってば…♡」

穂乃果「そういえば海未ちゃんは？」

ことり「海未ちゃんならあそこでバーベルスクワット100キロやってるよ」

海未「13...14...15...」

海未「ふぅー…これで5セット終了です」ムキムキ

ことり「海未ちゃん、はぁいプロテイン飲んでね」

海未「ありがとうございますことり」

穂乃果「海未ちゃんは下半身がたくましくなったね～」

海未「筋トレで大事なのはバランスと大腿四頭筋などの下半身の筋肉が重要ですからね」

海未「見てくださいこの美しい筋肉を！」ムキムキ

穂乃果「私だって負けてないよ！」ムキムキ

ことり「私も！」ムキムキ

ことほのうみ「あははははははははははは」

真姫「花陽、りんごジュース作ってくれない？」

花陽「うん、いいよ」

花陽「ふんすっ！」ﾌﾟｼｬｰ

真姫「ありがとう、あなたが1番りんご搾るの上手だから助かるわ」

花陽「私はまだまだだよ～。 希ちゃんや絵里ちゃんなんて片手でりんご潰せるけど、私は両手でやらないと無理だから…」

真姫「それでも充分にすごいわよ」

花陽「おにぎりを握るように搾るのがコツなんだよ」ムキムキ

花陽「真姫ちゃんは背中の筋肉がすごいね！ 美しい綺麗な背筋で羨ましいなぁ…」

真姫「うふふ…亀の甲羅みたいでしょ？ 見なさいこの美しい筋肉の美貌を！」ムキムキ

希「えりち！今日こそ決着つけるで！」

絵里「ふっふふーいいわ、勝負よ！」

希「まずはりんごから」ﾌﾟｼｬｰ

絵里「こんなの余裕よ」ﾌﾟｼｬｰ

希「くぅー！ さすがはえりちや！」

絵里「希もさすがね、次はクルミよ！」ﾊﾟｷｨ

希「えりちには負けてられない！」ﾊﾟｷｨ

希「今回も引き分けかぁ～ 中々決着つけへんね」

絵里「まさか希までじゃがいもを潰せるようになるとは思ってなかったわよ」

希「すごいやろ ウチの筋肉は！」ムキムキ

絵里「あら…私も負けてないわよ？」ムキムキ

凛「ぐぅっ…！」ｶﾞﾁｬ

凛「はっ……！」

凛「ふぅ……」ｶﾞﾁｬﾝ

凛「ふっふっふっ！ ついにベンチプレス200キロ持ち上げられるようになったにゃ！」

凛「この前の日本日本女子フィジーク選手権大会にも優勝できたし、これからも凛は進化し続けるよ！」

凛「宇宙一のボディビルダーに凛はなる！」

凛「これからも筋トレ頑張るにゃーー！！」

にこ「だからアイドル活動はどうなるのよーーーー！！」ムキムキ


終わり