千歌「金髪で声が鈴木愛奈さんで話し方が変とかそんなの絶対に鞠莉ちゃんじゃん！鞠莉ちゃんときどきルー大柴みたいなこと言ってるし」

千歌「それに声が鈴木愛奈さんの金髪キャラとか、そんなの絶対鞠莉ちゃん以外あり得ないよ！」

曜「そうかなぁ……？」

千歌「うん！だから善子ちゃんたちが話してたアニメの名前は、私たちも出てるラブライブ！サンシャイン!!で決まりだよ！も～、曜ちゃんってば、出演したアニメの名前くらいすぐに思い出してあげなよ～」

曜「ん～……でもね千歌ちゃん」

千歌「何か引っかかってるの？」

曜「あのね千歌ちゃん。善子ちゃんが言うにはね」

千歌「うん」

曜「そのキャラクターって、語尾に『ですの』を付けて話すんだって」

千歌「じゃあ鞠莉ちゃんのことじゃないね！」

千歌「鞠莉ちゃんは語尾に『デース！』をつけることはあっても『ですの』をつけるキャラじゃないもん。ダイヤさんは時々言うけど」

曜「だよね～……」

千歌「ね～。それに『ですの』をつける金髪キャラと言えば、私たちの後輩のオニナッツこと鬼塚夏美ちゃんに決まってるよ。だから善子ちゃんたちが話してたそのアニメというのは、ラブライブ！スーパースター!!で決まりだね！」

曜「かなぁ……？」

千歌「まだ何か引っかかってるの？」

曜「うーん、あのね千歌ちゃん」

千歌「なあに？」

曜「善子ちゃんたちが話してたそのアニメって、パチンコが好きなキャラがいるんだって」

千歌「じゃあ絶対私たちのアニメだね！」

千歌「パチンコが好きなアニメのキャラクターとか、そんなの果南ちゃん以外あり得ないよ！だって果南ちゃんってばしょっちゅう沼津のパチンコ店に入り浸ってるし！」

千歌「曜ちゃん知ってる？田舎ってね、な～んにも遊べるところがないんだよ！だから果南ちゃんはすーぐパチンコ行っちゃうの、鞠莉ちゃんのお金持って！」

千歌「ほんとはよくないんだけどねー、他に遊ぶところもないからね～」

曜「んー……」

千歌「だから善子ちゃんが話してたそのアニメは、私たちのことで決まり！ラブライブ！サンシャイン!!だよ！」

曜「でも……でもね千歌ちゃん」

千歌「まだ引っかかってるの？」

曜「花丸ちゃんが言うにはね、金髪の子が暴力を振るわれるシーンがあるんだって」

千歌「だったら私たちのことじゃないね！」

千歌「私たちのアニメの金髪枠こと鞠莉ちゃんは、暴力を振るわれる方じゃなくてふるう方だもん。ビンタ」

千歌「1期の9話でね、スパーンって！平手打ち！もう衝撃的だったよね！鞠莉ちゃんってばそんなことする子に見えなかったもん」

千歌「だから私たちのアニメでは、金髪の子は暴力される側じゃなくってする側だよ。花丸ちゃん別のアニメと勘違いしてるんじゃない？」

曜「かなぁ？けど……」

千歌「まだ何かあるの？」

曜「善子ちゃんが言うにはね、そのアニメはふるさと納税で自治体とコラボしてるんだって」

千歌「じゃあやっぱり私たちのことじゃん！」

千歌「私たちAqoursは燦々ぬまづ大使として沼津市とたくさんのタイアップをしてもらってるんだよ。その一環で沼津市とAqoursがふるさと納税の取り組みをやっていて、一定金額以上寄付をするとお礼の返礼品がもらえるの」

千歌「アニメがふるさと納税とコラボするのなんてね、滅多にないことなんだよ。だから善子ちゃんたちが話してるアニメは、私たちAqoursの物語を描くラブライブ！サンシャイン!!のことで決まりだね」

曜「かなぁ？」

千歌「曜ちゃんまだ迷ってるの？」

曜「ん～……けどね千歌ちゃん」

千歌「なあに？」

曜「花丸ちゃんが言うにはね、そのアニメはコラボ先自治体の議会から不謹慎って言われちゃったんだって」

千歌「じゃあ絶対に私たちのことじゃないね！」

千歌「あのねあのね曜ちゃん。沼津市長の頼重秀一さんってね、すっごく私たちによくしてくれてるんだよ。たまにAqoursのライブも見に来てくれるし」

千歌「そりゃあ政治のことだから、私たちのことを良く思わない人もいるだろうし、それは仕方ないって思ってる。けど、少なくとも今の沼津市のみなさんは、私たちに本当によくしてくれてるって思ってるし、議会で不謹慎だって言われることはないんじゃないかな？」

曜「かなぁ？」

千歌「絶対そうだよ！もー、曜ちゃん。さっきの早く言ってよ～」

曜「ん～……」

千歌「まだ何か迷うポイントがあるの？」

曜「あのね千歌ちゃん」

千歌「なあに？」

曜「善子ちゃんが言うにはね、そのアニメって初音ミクちゃんともコラボしてるんだって」

千歌「だったらやっぱり私たちのことじゃん！」

千歌「あの国民的アイドルの初音ミクちゃんとコラボできるほどすごいアニメなんだよ？そんなの私たち以外あり得ないじゃん！」

曜「かなぁ？」

千歌「そうだよ～！曜ちゃんも一緒に歌ったでしょ？BANZAI! digital trippers。初音ミクちゃんがぶぁ～ってモニターに映し出されてさ、私たちと一緒に踊ってさ。オリコンのニュースにもなったんだからね！それに」

千歌「楽曲まで出してるんだよ！？私たち以外あり得ないよ～！だから善子ちゃんたちが話してたそのアニメはラブライブ！サンシャイン!!で決まり！決まりだね！」

曜「ん～、私もそう思ったんだけど……」

千歌「まだ何かあるの？」

曜「花丸ちゃんが言うにはね、おじさん世代に大人気のアニメなんだって」

千歌「じゃあ絶対私たちのことじゃないね！」

千歌「私たちラブライブ！のお話は、女子高生が限られた時間の中でキラキラと輝くストーリーを描く物語だもん。現役の高校生が対象だよ」

曜「かなぁ？」

千歌「絶対そうだよー！それに同じラブライブ！の中でも『なんJの虹、嫌儲のAqours』って言われるくらい視聴者層が違うんだよ。絶対私たちのことじゃないに決まってる！」

曜「そうだよね、やっぱり私たちのことじゃないよね～……」

千歌「でしょ？他のアニメで考えよっ！もっと他に情報ないの？」

曜「ん～、私ももしかしたら私たちのアニメじゃないのかな～って思ってさ」

千歌「うん」

曜「それで梨子ちゃんに何か知らない？って聞いてみたんだけど」

千歌「ふんふん」

曜「梨子ちゃんが言うには、白い砂のアクアトープなんじゃないかって」

千歌「絶対違うよ、もういいよ」

ようちか「どうも、ありがとうございましたー！！」