1: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 17:38:06.32 ID:lstV0yY8.net
サンタさん「わたしの代わりに子供達にプレゼントを届けてはくれませんか?」

海未「えっ」

サンタさん「ホーホーホー、あとはよろしくー」

海未「ちょっ、待ってください!なぜ私なのですか!」

3: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 17:40:39.62 ID:lstV0yY8.net
海未「仕方ありません…プレゼントを楽しみにしている子供達がいる以上、私たちが頑張らないと!」


穂乃果「そうだよ!穂乃果たちが頑張らないと!って、私はサンタさんから頼まれてないけど」

凛「そうにゃ!凛たちががんばるにゃー…凛もサンタさんから頼まれてないけど」


海未「仕方ないではないですか。私だけではプレゼントを配りきれません。ほら、それに本物のサンタさんにだってトナカイというお供がいるじゃないですか」

穂乃果「あっ、なるほどー」
凛「凛たちは海未ちゃんサンタさんのトナカイにゃー」

ほのりん「…」


穂乃果「えぇ!穂乃果と凛ちゃんはサンタさんになれないの!?」

凛「それは困るにゃ!だって海未ちゃんのお手伝いでサンタさんになるってかよちんに自慢しちゃったのに」

穂乃果「そうだよ!穂乃果だってことりちゃんに自慢しちゃった!」

海未「なるほど…だから2人ともついてきたのですね」


花陽「えへへ…」
ことり「ご、ごめんね?」

海未「謝ることはありません。人数が多ければ多いほど作業は捗りますし。」

ことり「うん!私たちも手伝うね」

花陽「お腹が減ったり寒くなったりしたら言ってね。ことりちゃんと2人でちゃーんと用意してきたから」

穂乃果「本当に!?」

5: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 17:42:12.52 ID:lstV0yY8.net
凛「かよちんとことりちゃんのお夜食にゃー!テンション上がるにゃぁぁぁ!!!」

花陽「ふふっ。うんっ、頑張ろうね」

ことり「で、まずは何からすればいいのかな?」

穂乃果「まずは腹ごしらえからじゃないかな?ね、海未ちゃん」

海未「ある訳ありませんそんな事」
穂乃果「あっ、やっぱり?」

凛「じゃあ何からやればいいの?」

海未「サンタさんからのメモによるとまずは…これですね」


海未「ホーホーホー、メリークリスマース…と、いう」

穂乃果「ぷっ」
海未「そ、そう書いてあるんです!」

穂乃果「だって海未ちゃんがサンタさんみたいなこと…って、海未ちゃんの体が光り出した!!」

凛「海未ちゃんだけじゃない!凛たちの体も光り出したにゃ!」

穂乃果「わぁぁぁぁぁ!!!」


ボンッ

海未「こ、これは!」

花陽「海未ちゃんの服がサンタさんの服になってる!」

6: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 17:44:09.34 ID:lstV0yY8.net
ことり「かわいい…海未ちゃん、すごく似合ってるよ!」

花陽「カメラを持ってきたよ。思い出のために写真を撮っておこうよ」

海未「ひ、必要ありません!」

ことり「えぇー、撮ろうよぉ。ねっ、海未ちゃん」

海未「す、すこしだけですよ?」

穂乃果「ずるーい!穂乃果たちも撮ってよ!」
凛「あっという間に赤鼻のトナカイにゃー」

穂乃果「あれ?けどトナカイなのに、にゃーはまずいんじゃないかな?」

凛「あっ、そっか!えーっと、トナカイ…トナカイの鳴き声?ちょっぱーとか?」

穂乃果「それだ!それだよ凛ちゃん!」

凛「凛たち可愛いトナカイちょっぱー!」

ことり「うんっ、2人ともすごく似合ってる」
ほのりん「ちょっぱー」

花陽「はい、じゃあ3人揃って写真を撮ろうよ!」

ことり「うんっ、そうしよう!」

パシャパシャパシャ

花陽「はいっ、終わったよ」

海未「写真撮影も無事終わりました。ふぅ…やはりこの格好になると身が引き締まりますね。子供達のためにプレゼントを届けなければという気になります」

海未「では、空飛ぶソリに乗って子供達にプレゼントを届けますよ!」

ほのりん「いえす!ちょっぱー!」

8: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 17:48:46.52 ID:lstV0yY8.net
海未「まったく…では私もいきます。」

シュッ、ストン

穂乃果「いたた…」

海未「穂乃果っ!」
穂乃果「あっ、ごめん…えへへ」

「んっ…んん…だぁれ?」

海未「あっ…」

「あれぇ…サンタさん?」

海未「えっと…」

穂乃果「わんっ!」
海未「この状況では誤魔化せません!」

「サンタさん…なの?」

凛「そうちょっぱー!」

海未「凛っ!」

凛「この人がサンタさんだよ。そして凛と穂乃果ちゃんはトナカイさんちょっぱー」

「サンタさん…きてくれたんだぁ。トナカイさんもありがとう」

海未「今年もいい子にしていましたね。はい、プレゼントの公式サッカーボールですよ」

「ありがとう!えへへ…うれしいなぁ」

凛「君はプロサッカー選手になりたいちょっぱーね?」

「うん…けどなれないかもしれない。ぼく、サッカーへたくそだから」

穂乃果「そんな弱気じゃダメだよ。ファイトだよ!」

凛「そうにゃ!えーっと、サンタさんからサッカーボールとプロサッカー選手になれるおまじないのプレゼントにゃー…あっ、ちょっぱー!」

「へ?」

凛「すこしボールを借りるにゃー」

ポンッ

「わぁ!りふてぃんぐだ!じょうずだねー」

ポンッポン、ポンポンッ

凛「凛トナカイさんはサンタさんから毎日教わってるにゃー。だからリフティングがこんなにも上手になったんだよ」

9: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 17:50:41.36 ID:lstV0yY8.net
「まいにちれんしゅうすればぼくもなれるの?」

凛「うーん」

「えぇ!なれないのかな…」

穂乃果「それはサンタさんに聞いてみよう!」

「サンタさん…ぼく、サッカーせんしゅに…」

海未「はい。このボールがボロボロになるくらい毎日一生懸命練習すればきっとなれますよ」

「やったぁ!ぼく、いっしょうけんめいがんばるね!サンタさん、トナカイさん、ありがとう!」

穂乃果「どういたしまして!はい、おまけのほむまんだよ」

「えっ…おまんじゅう?クリスマスなのに?」

穂乃果「よくみて。ほって字のまわりにツリーの絵が焼いてあるでしょ?クリスマスバージョンだよ」

「う、うん…ありがとうトナカイさん」

海未「いいから次、いきますよ」
ほのりん「いえす!ちょっぱー!」

海未「あなたも…眼を覚ますのにはすこし早いですよ。ホーホーホー」

「あれ…?きゅうにねむく……すぅ、すぅすぅ」

穂乃果「えっ?海未ちゃん何したの?」

海未「何かあった時の魔法の言葉…とでも言っておきましょう」

穂乃果「便利な言葉だね」

10: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 17:52:40.58 ID:lstV0yY8.net
凛「サッカーボールを抱きしめて眠ってるにゃ」

穂乃果「可愛いね…うん!ほむまんもう1つ置いておくね!」




凛「という感じで、1回目は大成功だったにゃー」

花陽「お疲れ様。はいっ、あったかいお茶だよ」

凛「にゃー!」

海未「凛のナイスフォローがなければ大失敗するところでした」

穂乃果「あははー、ごめんねー」
ことり「結果オーライだよね。はい、お茶だよ」

海未「次は…12歳の女の子ですね。えっと、スマートフォン。この年齢の女の子に携帯をプレゼントするのはすこし抵抗がありますね」

ことり「はい、海未ちゃんもお疲れ様。あったかいお茶だよ」

海未「これは注意する必要がありますね」

ことり「海未ちゃん?」

花陽「あっ、ついたみたいだよ」
海未「ではいきますよ!」

ほのりん「いえす!ちょっぱー!」




ガタッガタガタッ

海未「私としたことがいけません。大きな音を出してしまいました」

穂乃果「えっ…海未ちゃん今、わざとやったんじゃ」

「んっ…」

凛「ほら!起こしちゃったにゃ!」

11: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 17:54:08.07 ID:lstV0yY8.net
「あれ…?サンタさん?」

海未「はい。サンタさんです」

「ってことはスマホくれるの?」

海未「メリークリスマス」

「うわぁ…本物のスマホだ。すごくうれしい!ありがとう、サンタさん」

海未「はい。ですが、使い方を間違えれば取り返しのつかない事になります」

「えっ」

穂乃果「ちょっ、海未…じゃなくて、サンタさん?」
凛「そういうことはあんまり…ねぇ?」

海未「12歳という若さでその判断ができるでしょうか」

「えっと…」

海未「すこし時間がありますね。ここで正しいスマートフォンの使い方を説明させていただきます」にこっ

「…はい」

凛「スマホをプレゼントしてもらった時の素敵な笑顔がどんどん消え失せていってるにゃ!」

穂乃果「そんな子にはおまけにほむまん3個プレゼントだよ!」




海未「今回も大成功でしたね!」

穂乃果「あの子大丈夫かな」

凛「最後の方は恐怖で震えてたにゃ」

ことり「あはは…」
花陽「クリスマスがトラウマにならないといいけど…」

穂乃果「大丈夫じゃないか?ほむまん美味しいし」

13: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 17:56:18.41 ID:lstV0yY8.net
海未「では次は…この子も12歳の男の子ですね。携帯ゲーム機とゲームソフト…なるほど」

穂乃果「うぃんうぃん」

海未「ゲームに没頭するあまり勉強やスポーツがおろそかになる可能性があります。ここでも注意が必要ですね」

凛「またするつもりなの!?」

穂乃果「うん、あれはするつもりだよ!」

海未「まずは…そうですね。ぶつぶつ」
花陽「ことりちゃん!子供達を助けてあげて!」

ことり「任せて!…ねぇ海未ちゃん」

海未「はい?」

ことり「次もあるし…注意はお手紙か何かでいいんじゃないかな?」

海未「なるほど!その方が時間効率もいいですし…貴重な意見をありがとうございます、ことり」

ことり「ほっ…」
穂乃果「ナイスだよ!」

凛「さすがにゃー」

花陽「ふぅ…これで一安心だね。お手紙なら簡単な注意しかできないもんね」

14: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 17:58:31.06 ID:lstV0yY8.net
海未「拝啓 12歳のあなたへ」

りんぱな「!!」

海未「この度はクリスマスプレゼントにゲーム機を…」

穂乃果「海未ちゃん!!」

ことり「海未ちゃんらしさがクリスマスっぽさをかき消しちゃった!」




海未「あれだけで伝わるのでしょうか」

お母さんのいうことをよくきいて、時間を守って使おうね。

勉強やスポーツも忘れずに! メリークリスマス
サンタより

海未「心配です」

穂乃果「伝わってるよー」
ことり「うんっ!」

海未「本当にそうでしょうか?何事もやり過ぎると恐ろしい事になってしまうかもしれないという危険性を事細かに説明した方が…」

凛「クリスマスにそんなこと知りたくないにゃー」

花陽「つぎは?」

海未「つぎは3歳の女の子ですね。えっと…えっ?梅干しですか?」

穂乃果「えっ!梅干し!梅干しってあの梅干し?」

凛「えぇ!」

ことり「3歳の女の子の欲しいものが梅干し…?」

花陽「私と一緒だ…」

ことほのうみ「えぇ!!」

凛「3歳が梅干しで、4歳の時は明太子だったよね?」

花陽「うんっ!梅干しも明太子もご飯との相性ぴったりでとっても美味しかったんだよ」

凛「よーし!将来有望かよちんの女の子に梅干しをプレゼントにゃ!」

15: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 18:00:50.18 ID:lstV0yY8.net
穂乃果「うん!梅干しプラス、あまくておいしいほむまんもプレゼントだよ!」

凛「いえす!ちょっぱー!」




花陽「喜んでくれるかな?」

凛「喜んでくれるよ!梅干しとほむまんとかよちんお手製梅干しに合うおにぎりセットにゃー」

花陽「けど美味しいか分からないし…」

穂乃果「おにぎりの味は穂乃果が保証するよ!とっても美味しいよ!」もぐもぐ

ことり「うんっ!とっても美味しい」もぐもぐ
海未「はい、絶品です」もぐもぐ

凛「美味しいにゃー」

花陽「ありがとう!みんな、どんどん食べてね」

海未「さて、まだまだプレゼント配りは終わりません。頑張りますよ」

ほのりん「いえす!ちょっぱー!」
ことぱな「いえす!ちょっぱー!」

海未「では次です。次は…6歳の女の子から。お姫様になりたいのでお姫様セットをください。」

ことぱな「かわいいー!!」
凛「癒されるにゃー」

海未「まだです」
穂乃果「え?」

海未「セット内容が具体的に書いてあります。ドレス、ティアラに…これが難関ですね。お姫様になるためのレクチャーを受けたいそうです」

16: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 18:02:22.91 ID:lstV0yY8.net
穂乃果「お姫様…」

ことり「レクチャー…」




ピンポーン

ガチャ

にこ「はぁ?なによこんな時間に」

凛「にこちゃんのママに許可は取ってあるにゃ!にこちゃんを連行ちょっぱー!」

穂乃果「ちょっぱー!」

にこ「な、なんなのよ一体!」




にこ「話は分かったわ。その子にお姫様がなんたるかをレクチャーすればいいのね」

海未「はい」

にこ「けど、どうして私に頼んだのよ?」

凛「にこちゃんといえばアイドル!そして、μ'sで1番お姫様に近い存在にゃ!」

穂乃果「そうそう!お姫様のレクチャーはにこちゃんにしかできないことかなーって」

17: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 18:04:01.62 ID:lstV0yY8.net
にこ「なるほど…その選択、間違ってないわね!さぁ連れて行きなさい…その子の家に!さぁ!」

ほのりん「いえす!ちょっぱー!」




にこ「将来有望ね。私もうかうかしてられないわ」

花陽「お疲れ様。はい、あったかいお茶とお夜食のおにぎりだよ」

にこ「いただくわ」

ことり「にこちゃんのおかげで大成功だったね!」

海未「はい、にこのおかげです。本当にありがとうございました」

にこ「感謝されるほどの事でもないわ。当然の結果よ!」

穂乃果「あははー、にこちゃんらしいね」

海未「そうですね。ではにこを空飛ぶソリで家まで送って…」

にこ「はぁ?ここまできたら最後まで付き合うわよ。私のレクチャーを待っている子が他にもいたらどーすんのよ!二度手間になるじゃない」

凛「とか言って、本当は…」
にこ「なに?」ギロッ

凛「なんでもないちょっぱー」にこにこ
にこ「ふんっ」

海未「では次のプレゼントです。えーっと…12歳の女の子ですね。えっ、これはプレゼントなのでしょうか…」

穂乃果「えっ?」

海未「それが…」




ピンポーン

ガチャ

絵里「はい。あら…どうしたの?」

にこ「…」
ほのりん「…」

絵里「えっ?どうかした?」

18: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 18:05:55.32 ID:lstV0yY8.net
希「エリチはお客様なんだから出なくていいのに…誰か来たの…?って、あれ?みんなどうしたん?」

にこ「いた!確保よ!」

のぞえり「え?」

ほのりん「いえす!ちょっぱー!」




凛「絵里ちゃんが出て来たときはびっくりしたにゃー」

絵里「たまたま希のお家でクリスマスパーティーをしていたの。」

穂乃果「へー、そうなんだー」

希「まさか海未ちゃんがサンタさんになってたなんてね」にこっ

絵里「水臭いじゃない。どうして話してくれなかったの?」

海未「別に話すことではありませんし」

にこ「けど穂乃果と凛には話したんでしょ?」

海未「それは…」
ことり「あんまり海未ちゃんをいじめないであげてね」

希「ごめん。ついね」

19: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 18:07:50.62 ID:lstV0yY8.net
絵里「それで、今回のプレゼントが…」

海未「はい。好きな男の子が関西弁の女の子を可愛いというので、関西弁を喋られる才能をください…とのこです」

にこ「難解なプレゼントね」
凛「クリスマスは何でもありにゃー」

希「わかった。うちが関西弁を教えてあげればいいんやね」

凛「クリスマスの関西弁先生の希ちゃんが出動にゃー」

希「じゃあ、いこうか」
海未「はい!みんなでいきましょう!」

ほのりん「いえす!ちょっぱー!」

にこ「さっきから思ってたんだけどそれなんなの?」

凛「トナカイだからちょっぱー!」

にこ「あー…なるほど」
絵里「えっ?どういうことなの?」

ことり「あはは…」




凛「大成功だったにゃー!」

穂乃果「両思いになれるかはあの子次第だね」

希「そうやね」
花陽「お疲れ様。はい、あったかいお茶だよ」

20: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 18:09:08.70 ID:lstV0yY8.net
希「ありがとう」

花陽「絵里ちゃんもどうぞ」

絵里「ありがとう、花陽」

海未「そして、サンタさんに頼まれたプレゼント配りも残すところ最後の1人となりました」

穂乃果「おぉ!ついに!」
凛「ちょっぱー!」

ことり「最後までがんばろうねっ」

海未「その前に希たちを家まで…」

絵里「私達のことは気にしないで」

希「うんっ。何か役に立つことがあるかもしれないしね。終わるまで付き合うよ」

海未「はい、ありがとうございます。では、最後のプレゼントを発表しますね。最後は…」

穂乃果「最後は?」

海未「これは…」

ことり「どうしたの?涙目だよ?」

凛「まさかひどいことが書いてあったんじゃ…」

花陽「だとしたら許せません!」

海未「いえ!その…」

21: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 18:10:39.97 ID:lstV0yY8.net
にこ「違うの?ならもったいぶんないで言っちゃいなさいよ。ほら、その紙に書いてあんでしょ?ちょっと貸しなさい」

海未「あっ!」

にこ「なになに?」

希「なんて書いてあるん?」

にこ「えーっと…」

絵里「にこ…?」

凛「にこちゃんも涙目だよ?」


にこ「ちがっ!こ、これは…」

穂乃果「どうかしたの?」

海未「14歳の女の子です。」

ことり「その子のプレゼントが?」


海未「μ'sのサイン色紙です」


穂乃果「えっ…」

凛「それって…石鹸のことじゃないよね!」

海未「そんなバカみたいな冗談…私が言うわけないじゃないですか」

22: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 18:12:14.08 ID:lstV0yY8.net
凛「凛達のサインって…」

花陽「1番欲しいものが…私達のサイン色紙?」

希「夢みたい!」

絵里「海未がサンタさんから頼まれた理由というのももしかしたら…」

海未「はい。そうかもしれませんね…」


にこ「サイン色紙…届けるわよ!」

「「「「「「「はいっ!!」」」」」」」


ことり「けど、μ'sってことは…」

海未「はい。そこが少し厄介です」

穂乃果「そっか…。すごくデリケートな問題だもんね」

ことり「訳を話したら喜んでくれるとは思うけど…」

凛「サンタさんの代わりを海未ちゃんがやってるなんて知ったら…夢を壊しかけないにゃ!」

花陽「うん!それだけは絶対にダメだよ!」

希「入念な作戦が必要やね」
絵里「そうね」

バンッ!

にこ「いい?作戦会議よ…」

ほのりん「いえす!ちょっぱー!」




真姫「すぅ…すぅ…」

ストンッ


海未「ぐっすり眠っていますね」

穂乃果「本当だね」

23: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 18:14:02.04 ID:lstV0yY8.net
凛「みんなでがんばるにゃー。ほら海未ちゃん!真っ白おひげに鼻メガネにゃ」

海未「はい!って、鼻メガネをつける必要があるのですか?」

穂乃果「正体がわからないように変装しないと!念には念をだよ!ほら、穂乃果たちもつけるし」

凛「鼻メガネトナカイさんちょっぱー!」

海未「分かりました…はぁ」

装着!

ほのりん「ぶふっ!」

海未「!!」

海未「とにかく…行きます!」

凛「うん!かよちんにラインで合図を送るにゃー」

シャンシャンシャンシャンシャン…

凛「来たちょっぱー!」

海未「では、にこの作戦通りに…」

ほのりん「いえす!ちょっぱー!」

シャンシャンシャンシャンシャン…


真姫「んっ…なぁに?この音…」ゴシゴシ

24: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 18:15:15.33 ID:lstV0yY8.net
海未「ホーホーホー、メリークリスマスです。真姫さん」

真姫「えっ…サンタさん?」

海未「はい。サンタさんですよ」

真姫「嘘…だって、とてもふざけた顔をしてる」

海未「ホーホーホー、こう見えて私はとても照れ屋なのです。だから、あえておもちゃのメガネで顔を隠させていただきました」

真姫「えっ…」

海未「私の相棒であるトナカイの2人も照れ屋のため、同様におもちゃのメガネをかけさせていただきました。」

ほのりん「ちょっぱー」

真姫「そうなんですか…」


ぷぷっ。下手な変装なのにすっかり信じてるじゃない

にこちゃん!笑ったりしたら可哀想だよぉ…

真姫「あれ…?今、にこちゃんと花陽の声が」

海未「こ、今年はいい子にしていましたか?」

真姫「えっ…」

28: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 19:08:38.46 ID:lstV0yY8.net
海未「あなたは、いい子にしていましたか?」

真姫「いい子…ですか?」
海未「はい」

真姫「悪いことはしていないつもりだけど…ううん。それも分かりません…。けれど、今年は本当にたくさんの経験をしました」

海未「そうですか。それはよかったですね」

ほのりん「ちょっぱー!」

真姫「えっ?」

29: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 19:16:27.77 ID:OrfxKE6g.net
穂乃果「あのね、ちょっぱーはトナカイの鳴き声でね」

真姫「はぁ?」

海未「ぷ、プレゼントを渡しに来ました!私はサンタさんなので」

海未「間違いなく本物のサンタさんですよ!信じてください!」

真姫「はぁ…」

海未「コホン。情報によると、今年はクリスマスプレゼントがいらないと言っているそうですね。それは一体どうしてでしょうか?」

真姫「それは…」

海未「何か理由でも?」

30: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 19:21:17.96 ID:OrfxKE6g.net
真姫「はい。今年は本当に色々あったの。だから、プレゼントが欲しいなんてわがまま言ったらバチが当たるかなって…」

真姫「みんなの前であまり素直になれなかったし…だからいいんです」

海未「サンタさんは皆に平等。私にはあなたがワガママを言っているようには見えませんでした。だからあなたにプレゼントを渡したい」

真姫「サンタさん…」

海未「さぁ、あなたの欲しいものは何ですか?」

真姫「本当にないの…だって、今年は本当に色々あったから。あっ、サンタさんならみていてくれましたよね?」

海未「えぇ。もちろんです。ちゃんと見ていましたよ」

真姫「嬉しい…ありがとうございます!」

31: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 19:23:29.33 ID:OrfxKE6g.net
真姫「私はただ音楽室で歌っていただけなんです。それからあれよあれよと気がついたらスクールアイドルになっていました」

凛「ちょっぱー」

真姫「1人でいたはずが、私の中で終わっていたはずの音楽が、なのに…だから、今年だけは何かを欲しがっちゃいけないの。」

海未「真姫…」

穂乃果「そうかな?」

真姫「えっ…」

穂乃果「クリスマスはみんなに平等。真姫ちゃ…あなたに限らず世界中のみんながそうなんだよ」

凛「うん!クリスマスはみーんなに訪れる!だから、いい子にしていた真姫ちゃんはプレゼントを貰うべきちょっぱー!」

真姫「トナカイさん!」

32: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 19:28:06.63 ID:OrfxKE6g.net
海未「そうです。いい子にしていた子供達にプレゼントを配る…それは私、サンタクロースの自己満足に過ぎないのかもしれませ…けれど、私がそうしたいんです」

真姫「サンタさん…」

海未「私はサンタクロース。美しい心を持つ素晴らしい子供達の素敵な笑顔がみたいだけなんです」

海未「さぁ、あなたの1番欲しいものは何ですか?それをプレゼントさせてください。そして、私にとびっきりの笑顔を見せてください」

真姫「私の欲しいものは…」
海未「はい」

真姫「それは…時間です」

海未「時間?」
凛「時計かなにかちょっぱー?」

真姫「ううん。みんなと…μ’sのみんなと少しでも長くいられる時間が欲しい」

33: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 19:30:59.05 ID:OrfxKE6g.net
海未「えっ…」

真姫「もっともっと…みんなと一緒にいたい!歌って踊っていたい!みんなと…みんなと一緒に!」

ほのりん「真姫ちゃん…」

ほら、にこっち。これで拭いて
うっさい!これは汗よ

真姫ちゃん…
私も…私もみんなと一緒にいたい!

だめよ花陽。そのことは言わない約束じゃない

けど…

真姫「だから…」

海未「それは無理です」

真姫「そうよね…うん。」

海未「あなた次第です」

真姫「えっ…」


海未「私はサンタクロースです。サッカーボールをプレゼントすることは出来ます。ですが、プロサッカー選手にすることはできません。」

海未「お姫様の服をプレゼントし、心得をレクチャーしても努力しなければお姫様にはなれません。そして、関西弁を話すことが出来ても好きな人と両想いになれる保証もない」


真姫「サンタさん…?何の話なの?」

海未「それはあなたが自分で行動し、自分でやるべきこと」

真姫「えっ…」

34: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 19:32:46.00 ID:OrfxKE6g.net
海未「全てはあなた次第…いいえ、あなたが望んでいることは全て仲間達も望んでいるはずですよ」

真姫「サンタさん…」

海未「プレゼントがいらないというなら、私はこれで帰ります。本当にいいんですね?」

真姫「はい!サンタさん…私、頑張る!みんなで…少しでも長くいられるように!!」

シャンシャンシャンシャンシャン

海未「はい。頑張ってくださいね」

真姫「うん!」

海未「さて、もう時間のようです」

ほのりん「いえす!ちょっぱー!」

真姫「ねぇ、行っちゃうの?」

海未「はい行きます。何分、一年で1番忙しい日ですから」

真姫「そうですよね…今日はありがとうございました」

海未「お礼は結構。ではトナカイ達、いきますよ!」

ほのりん「いえす!ちょっぱー!」


海未「と、言いたいところですが…こちらの色紙にサインをお願いします」

真姫「えっ、サイン?」
海未「はい。サンタクロースが来ましたという受け取りのサインです」

35: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 19:35:41.12 ID:OrfxKE6g.net
真姫「サイン?こんなのするの初めてなんだけど」かきかき

海未「サンタさんが訪れた時に目を覚ましていた人限定でサインをしてもらっています」

真姫「けどどうして色紙にサインするの?」

海未「それは…はい!困った時こそ魔法の呪文です!」

真姫「魔法の呪文?」

海未「ホーホーホー!!!」
真姫「えっ…?あれ…急に眠たく…」

バタッ

真姫「すぅ、すぅすぅ…」
海未「ふぅ…危ないところでした」

凛「けどサインは無事ゲットだね!」

穂乃果「少し強引だっかな?けど、真姫ちゃんの夢を守るためだもんね」

海未「そうです。そして、サンタさんとして子供達にプレゼントを届けるため」

凛「よろこんでくれるといいね!」
海未「はい!」

穂乃果「けど…真姫ちゃん、事情を知らないから色紙いっぱいにでかでかとサインしちゃってるね」

凛「この色紙にあと8人のサインを!」
穂乃果「1人で1枚にする?」

凛「それじゃあμ’sのサイン色紙感がないってにこちゃんが言ってたにゃ」

海未「真姫のサインの周りに小さく書くしかありませんね」


真姫「すぅすぅ…」

凛「可愛い寝顔にゃ」
穂乃果「本当にね」

海未「真姫…メリークリスマス」
ほのりん「メリークリスマスちょっぱー!!」

36: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 19:37:26.39 ID:OrfxKE6g.net
海未「では戻りますよ!」

ガツンっ!!

海未「んっ…おかしいですね…目の前が真っ暗に…」


ありがとう

海未「んっ?今の声は一体」

あとはわしの仕事じゃー

海未「意識が…だんだん…」




海未「今の声はっ!!」バッ

チュンチュン

海未「ここは私の部屋?いつの間に戻ってきたのでしょうか」

海未「戻ってきた?」

海未「…」キョロキョロキョロ

海未「!!」

海未「全部夢?」

海未「なるほど…夢ですか!年甲斐もなくなんて夢を…これは穂乃果に笑われてしまいますね…ですが、いい夢でした」

海未「いい夢…?どんな夢を見たんでしたっけ?さっきまで覚えていたのに忘れてしまいました」

37: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 19:41:49.39 ID:OrfxKE6g.net
海未「えっと…あっ、もうこんな時間です!今日も練習頑張りますよ!」




タッタッタッタッタッタッ

海未「少し遅くなってしまいました。急いで学校に向かわないと…」

コロコロコロ

海未「ん?」

「ま、まってぇー」

海未「はい、どうぞ」
「ありがとう!ぼくね、へたくそだからすぐころがっちゃうの」

海未「練習ですか?」

「うん!プロのサッカーせんしゅになりたいかられんしゅうしてるの!サンタさんとやくそくしたんだよ」

海未「そうですか。がんばってくださいね」

「うん!がんばる!」

海未「私も急がなくては」

タッタッタッタッタッタッ…

「はぁ?スマホなんてあぶなくないでしょー」

「あぶないよ!使い方1つで身を滅ぼすかもしれないんだよ!ってサンタさんが」

海未「急がなくては」

38: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 19:49:58.55 ID:OrfxKE6g.net
タッタッタッタッタッタッ…

「ゲームしようぜー」

「ううん。今日は外で遊ぼうよ」
「はぁ?なんで?サンタさんからゲームもらったんだろ?遊ぼうぜー」

「ううん、今日は外で遊ぶって決めたから。それに、サンタさんと約束したし。って手紙だけど」

「はぁ?」

「じゃ、じゃあ…うちとあそばへん?」

「へ?」
「あそばへん?」

「関西弁かわいい…」
「へ!?」

タッタッタッタッタッタッ

海未「急がなくてわ」

タッタッタッタッタッタッ

「うーみちゃん!」

海未「この声は…穂乃果!」

穂乃果「おはよう!あっ、あとメリークリスマス!今日はクリスマス本番だよー」

海未「そうですね」

39: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 19:53:36.00 ID:OrfxKE6g.net
穂乃果「あっ、そうそう。今朝はね、素敵な夢を見たんだけど、どんな夢だったか忘れちゃって」

海未「穂乃果もですか?実は私も…」

「あのね、お姫さまっていうのはね…ってきいてる?」

「あー」

「あっ!うめぼしの汁がこぼれてるよ!食べながら歩くのはお姫さまルールにはんするってせんせいが…」

「あー」

「まってて!あなたのママを呼んできてあげるから!」

海未「とてもいい夢だったんです」

穂乃果「うん。穂乃果の夢も」

ほのうみ「うーん…」


「きもっ、さっきからなにニヤニヤしてるの?」

「だってー、ほら!サイン色紙だよ!」

「さっきからそればっかり。よかったね、サンタさんが大好きなμ’sの色紙をくれて」

「うん!はぁ…一生の宝物だよ!けどこのサイン色紙…どうして真姫ちゃんのサインだけやけに大きいんだろ?」




海未「やっと学校に着きましたが、すっかり遅れました」

40: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 20:08:21.48 ID:OrfxKE6g.net
穂乃果「うん!早く屋上に行かないと!ダッシュだよ!」

海未「こら穂乃果!廊下を走ってはいけませ…」

ピロロロロン♪

海未「これはピアノの音…?音楽室から聞こえます」

海未「あれは…真姫?」

ガラガラガラー

海未「失礼します。真姫…?」

真姫「はっ!」

パラパラパラ…

海未「ノートにMUSICと書いてありますね…作曲中でしたね。失礼しました」

真姫「これは…ちがっ!」
海未「真姫…?どうかしましたか?」

真姫「だから違うっ!その…約束したの!…サンタさんと」

41: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 21:11:23.87 ID:RKCaOMO4.net
海未「えっ」

真姫「ほら、屋上にいくわよ!」

海未「は、はい!」

真姫「あっ…そういえば。私の枕元にサンタさんからのプレゼントとほむまんが置いてあったんだけど、何でだか知らない?」

海未「さぁ?」

真姫「そうよね。ううん、気にしないで」

おしまい

引用元: サンタさん「ホーホーホー、今年は体調が悪いのぉ」海未「…」