2: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 23:52:39.52 ID:38hYngob.net
あくる日の放課後、どうやら部室にいるのは凛ちゃんと真姫ちゃんだけのようです
凛「はぁぁぁ・・・ひまだなぁ」
真姫「」ペラ・・・ペラ
凛「真姫ちゃーん」
真姫「・・・」ペラ・・・ペラ
凛「誰もいないから凛暇なんだけどー」
真姫「・・・何よ、宿題でもやって待ってればいいじゃない」
凛「えー、宿題はやる気でないしー」
真姫「家にいたって寝る直前くらいしかやる気でないくせに・・・」
凛「むっ」
真姫「はぁ、じゃあ本でも読んで待ってたら?」
凛「本なんてもってきてないもん、あーあ、二年生は生徒会の仕事、三年生は進路関係のなんやかんやで遅れてくるんだもんなぁ」
凛「はぁぁぁ・・・ひまだなぁ」
真姫「」ペラ・・・ペラ
凛「真姫ちゃーん」
真姫「・・・」ペラ・・・ペラ
凛「誰もいないから凛暇なんだけどー」
真姫「・・・何よ、宿題でもやって待ってればいいじゃない」
凛「えー、宿題はやる気でないしー」
真姫「家にいたって寝る直前くらいしかやる気でないくせに・・・」
凛「むっ」
真姫「はぁ、じゃあ本でも読んで待ってたら?」
凛「本なんてもってきてないもん、あーあ、二年生は生徒会の仕事、三年生は進路関係のなんやかんやで遅れてくるんだもんなぁ」
3: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 23:53:21.81 ID:38hYngob.net
真姫「いやに説明口調ね、花陽はどうしたのよ」
凛「同じ日直の子と一緒にお仕事してる」
真姫「・・・それ手伝ってきたらよかったのに」
凛「えーだってぇ」
真姫「何よ・・・」
凛「そしたら真姫ちゃんが一人になっちゃうし」
真姫「な、なに言ってるのよ、練習が始まるまでのちょっとした時間じゃない」
凛「そんな真姫ちゃんの照れ顔を拝みたくて一緒にいたにゃ」
真姫「り~~ん~~!」グリグリ
凛「いたた、真姫ちゃん痛い痛い」ニャー
真姫「まったく、私は本読んでるんだから邪魔しないでね」
凛「はーい」ヒリヒリ
凛「同じ日直の子と一緒にお仕事してる」
真姫「・・・それ手伝ってきたらよかったのに」
凛「えーだってぇ」
真姫「何よ・・・」
凛「そしたら真姫ちゃんが一人になっちゃうし」
真姫「な、なに言ってるのよ、練習が始まるまでのちょっとした時間じゃない」
凛「そんな真姫ちゃんの照れ顔を拝みたくて一緒にいたにゃ」
真姫「り~~ん~~!」グリグリ
凛「いたた、真姫ちゃん痛い痛い」ニャー
真姫「まったく、私は本読んでるんだから邪魔しないでね」
凛「はーい」ヒリヒリ
4: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 23:53:58.76 ID:38hYngob.net
真姫「・・・」ペラ、ペラ
凛「・・・」グデー
凛「・・・」グデー
5: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 23:54:32.82 ID:38hYngob.net
真姫「・・・」ペラ、ペラ
凛「・・・」ヒマー
真姫「・・・はぁ」
凛「どうしたの?真姫ちゃん」パァァ
真姫「人の身を案じる顔じゃないわよね、それ」
凛「・・・」ヒマー
真姫「・・・はぁ」
凛「どうしたの?真姫ちゃん」パァァ
真姫「人の身を案じる顔じゃないわよね、それ」
6: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 23:55:09.23 ID:38hYngob.net
真姫「わかったわよ、少し遊びましょ」
凛「イエーイ待ってました」
真姫「問題です。」
凛「テレレン♪」←効果音
真姫「とある場所に住む男は、たった一人で生活しているのにもかかわらず、あまり寂しさを感じることは無いようです、いったいなぜでしょう」
凛「・・・なぜでしょう?」
真姫「そう、なぜでしょう」
凛「どこに住んでるでしょう?とかじゃなくて?」
真姫「えぇそうよ、なんで寂しさをあまり感じないのでしょうか」
凛「変わった問題だね」
真姫「どうかしらね、考えてみなさいよ」
凛「イエーイ待ってました」
真姫「問題です。」
凛「テレレン♪」←効果音
真姫「とある場所に住む男は、たった一人で生活しているのにもかかわらず、あまり寂しさを感じることは無いようです、いったいなぜでしょう」
凛「・・・なぜでしょう?」
真姫「そう、なぜでしょう」
凛「どこに住んでるでしょう?とかじゃなくて?」
真姫「えぇそうよ、なんで寂しさをあまり感じないのでしょうか」
凛「変わった問題だね」
真姫「どうかしらね、考えてみなさいよ」
7: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 23:55:55.00 ID:38hYngob.net
凛「うーん、ペットを飼っていたから、一人でもあまり寂しくなかった、かな」
真姫「違うわ」
凛「即答過ぎるにゃ」
真姫「彼はペットを飼ってはいませんでした」
凛「二回も言わなくてもわかるよ・・・じゃあ、お金がたくさんあったから、一人でも全然寂しくなかった、とか」
真姫「全然違うわ」
凛「えぇ・・・」
真姫「彼は特別お金を持っているわけではありません」
凛「・・・あっ、じゃあじゃあ、いっつも誰かが遊びに来てくれるから・・・」
真姫「違うわよ」
凛「せめて最後まで言わせてよ!」
真姫「彼のもとを訪れるものはほとんどいませんでした」
凛「相変わらず二回言うんだね、でもさ、その問題ずるくない?」
真姫「何がよ」
凛「だって、問題文にはろくな情報がないのに、凛が考えた答えを全部違うって言うんだもん」
真姫「当たり前よ、私は否定しかしないことになってるんだから」
真姫「違うわ」
凛「即答過ぎるにゃ」
真姫「彼はペットを飼ってはいませんでした」
凛「二回も言わなくてもわかるよ・・・じゃあ、お金がたくさんあったから、一人でも全然寂しくなかった、とか」
真姫「全然違うわ」
凛「えぇ・・・」
真姫「彼は特別お金を持っているわけではありません」
凛「・・・あっ、じゃあじゃあ、いっつも誰かが遊びに来てくれるから・・・」
真姫「違うわよ」
凛「せめて最後まで言わせてよ!」
真姫「彼のもとを訪れるものはほとんどいませんでした」
凛「相変わらず二回言うんだね、でもさ、その問題ずるくない?」
真姫「何がよ」
凛「だって、問題文にはろくな情報がないのに、凛が考えた答えを全部違うって言うんだもん」
真姫「当たり前よ、私は否定しかしないことになってるんだから」
8: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 23:56:33.80 ID:38hYngob.net
凛「・・・え?否定しかしないって、この問題って答えあるんだよね?」
真姫「ないわよ」
凛「えぇぇぇ!ずるいずるい、こういうのを理不尽っていうんだにゃ!」
真姫「だけど、私は私の発言には責任を持つわ」
凛「むぅ・・・どういうこと?」
真姫「つまりは私は、問題に対して凛の出した答えを否定しかしないけど、否定したことで生まれてしまった事実は否定しないってこと、ついでにこの問題に決まった答えなんてないわ」
凛「・・・?」プスプス・・・
真姫「はぁ・・・彼はペットを飼っていない、特別お金持ちじゃない、彼のもとを訪れる人はほとんどいないっていうのが現段階の【事実】よ」
凛「ちょっとまってちょっとまって、ホワイトボードに書いていくから」
キュッキュッキュッキュ
真姫「ないわよ」
凛「えぇぇぇ!ずるいずるい、こういうのを理不尽っていうんだにゃ!」
真姫「だけど、私は私の発言には責任を持つわ」
凛「むぅ・・・どういうこと?」
真姫「つまりは私は、問題に対して凛の出した答えを否定しかしないけど、否定したことで生まれてしまった事実は否定しないってこと、ついでにこの問題に決まった答えなんてないわ」
凛「・・・?」プスプス・・・
真姫「はぁ・・・彼はペットを飼っていない、特別お金持ちじゃない、彼のもとを訪れる人はほとんどいないっていうのが現段階の【事実】よ」
凛「ちょっとまってちょっとまって、ホワイトボードに書いていくから」
キュッキュッキュッキュ
9: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 23:57:21.46 ID:38hYngob.net
凛「ふぅ・・・それで、なにを答えても否定されてしまう凛はいったい何をすればいいのさ?」
真姫「そうふてくされないでよ、言ったでしょ、私は事実を否定しないって」
凛「もしかして、生まれた事実からつじつまの合う答えをひねり出すってこと?」
真姫「察しがいいわね、そう、凛は答えを重ねていって事実を生み出していく、そのなかで私に否定されないような答えを出せばおしまい。そして私はこのゲームを【天邪鬼なストーリーテラー】と呼んでいるわ」
凛「ゴーストライターもいいとこだにゃ・・・」
真姫「というわけでゲーム再開よ、制限時間は練習が始まるまでってことにしましょう」
凛「おっけー、じゃあ負けたほうがジュースおごりね」
こうして、凛ちゃんと真姫ちゃんのちいさな暇潰しが始まりました
凛「にしても、まだまだ事実が少なすぎてどうしたらいいかさっぱりだよ」
真姫「まぁ、何も考えずに答えを出してみたら?」
凛「生まれたころからずっとひとりだから寂しさを感じない!!」
真姫「違う!」
凛「ですよねぇ!」
真姫「そうふてくされないでよ、言ったでしょ、私は事実を否定しないって」
凛「もしかして、生まれた事実からつじつまの合う答えをひねり出すってこと?」
真姫「察しがいいわね、そう、凛は答えを重ねていって事実を生み出していく、そのなかで私に否定されないような答えを出せばおしまい。そして私はこのゲームを【天邪鬼なストーリーテラー】と呼んでいるわ」
凛「ゴーストライターもいいとこだにゃ・・・」
真姫「というわけでゲーム再開よ、制限時間は練習が始まるまでってことにしましょう」
凛「おっけー、じゃあ負けたほうがジュースおごりね」
こうして、凛ちゃんと真姫ちゃんのちいさな暇潰しが始まりました
凛「にしても、まだまだ事実が少なすぎてどうしたらいいかさっぱりだよ」
真姫「まぁ、何も考えずに答えを出してみたら?」
凛「生まれたころからずっとひとりだから寂しさを感じない!!」
真姫「違う!」
凛「ですよねぇ!」
10: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 23:58:03.75 ID:38hYngob.net
真姫「彼は一般的な家庭に生まれ、友好関係も良好でした」
凛「なるほど、さっきから二回言ってたのは事実を追加するためなのか」
真姫「そうね、やかましくてごめんなさい」
凛「もしかしてさっきいろいろ言ったの気にしてる?」
真姫「・・・」
凛「ご、ごめん真姫ちゃん!」ギュゥ
真姫「く、くるしいー、わかったから離れて!」
凛「はーい、あ、そうだ!別に彼のもとに人が来なくても、すぐ近くに友達がたくさん住んでるからすぐに会いに行けるし寂しくないとか!」
真姫「違いまーす」
凛「そうだった、なに言っても否定されちゃうんだった・・・」
真姫「彼の住む家の近くに、親しい友人は住んでいません」
凛「なるほど、さっきから二回言ってたのは事実を追加するためなのか」
真姫「そうね、やかましくてごめんなさい」
凛「もしかしてさっきいろいろ言ったの気にしてる?」
真姫「・・・」
凛「ご、ごめん真姫ちゃん!」ギュゥ
真姫「く、くるしいー、わかったから離れて!」
凛「はーい、あ、そうだ!別に彼のもとに人が来なくても、すぐ近くに友達がたくさん住んでるからすぐに会いに行けるし寂しくないとか!」
真姫「違いまーす」
凛「そうだった、なに言っても否定されちゃうんだった・・・」
真姫「彼の住む家の近くに、親しい友人は住んでいません」
11: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 23:58:39.00 ID:38hYngob.net
凛「わー、凛のせいでおじいさんがもっと孤独にぃぃ!!」
真姫「・・・え?」
凛「え?凛何か変なこと言った?」
真姫「いや・・・一応言っておくけど、この問題で彼の年については一切言及してないからね」
凛「あれ、そうだっけ」
真姫「えぇ、だから基本的に何歳でも構わないわ、あぁでも・・・」
凛「あ!じゃあ彼は赤ん坊だから寂しさを感じな・・・ってあああああ」
真姫「馬鹿なの・・・?私は否定しかしないのに」
凛「そうだったにゃ・・・」
真姫「彼は赤ん坊ではありません、それに今言おうとしてたんだけど、いくら何歳でもいいって言ったって、問題文から考えて赤ん坊はないでしょ、一人で生活してるのよ?」
凛「そうだよね・・・」
真姫「さ、急がないとみんな来ちゃうわよ」
真姫「・・・え?」
凛「え?凛何か変なこと言った?」
真姫「いや・・・一応言っておくけど、この問題で彼の年については一切言及してないからね」
凛「あれ、そうだっけ」
真姫「えぇ、だから基本的に何歳でも構わないわ、あぁでも・・・」
凛「あ!じゃあ彼は赤ん坊だから寂しさを感じな・・・ってあああああ」
真姫「馬鹿なの・・・?私は否定しかしないのに」
凛「そうだったにゃ・・・」
真姫「彼は赤ん坊ではありません、それに今言おうとしてたんだけど、いくら何歳でもいいって言ったって、問題文から考えて赤ん坊はないでしょ、一人で生活してるのよ?」
凛「そうだよね・・・」
真姫「さ、急がないとみんな来ちゃうわよ」
12: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 23:59:11.87 ID:38hYngob.net
凛「今更だけど、これ真姫ちゃんが結構有利だよね・・・じゃあ彼は今よりもひどい環境で生活した経験があるから、今ひとりなのはへでもない、とか」
真姫「まぁ、賭けを提案したのは凛だしね、否定するわ、【彼には過去に強い寂しさを抱いたことはありませんでした】」
凛「凛だったらここまでの環境そろえられたら発狂しちゃうね、この人は頭おかしかったんじゃないの?」
真姫「否定するわ」
凛「ぁ、否定されちゃった」
真姫「彼は常人並みの思考能力、感情を備えています」
凛「うーんいまどれくらい事実出たっけ」
真姫「彼はペットを飼っていない、お金持ちでもない、彼のもとを訪れる人はほとんどいない、彼は一般的な家庭で育ち、友好関係も良好だった、自宅近辺に親しい友人は住んでいな
い、彼は赤ん坊でもないし、強い寂しさを抱いた過去もない、常人並みの思考能力と感情を備えている、この8つよ」
キュッキュッキュッ
凛「これからはいちいち書いていくことにしよ、そろそろ何か見えてきそうなんだけどなぁ」
真姫「そうかしら、まだまだ詰められるところもあると思うけど」
凛「そうだなぁ・・じゃあ―――」
ガチャ
凛「!!」
にこ「おつかれー、あれ、ほかは?」
真姫「まぁ、賭けを提案したのは凛だしね、否定するわ、【彼には過去に強い寂しさを抱いたことはありませんでした】」
凛「凛だったらここまでの環境そろえられたら発狂しちゃうね、この人は頭おかしかったんじゃないの?」
真姫「否定するわ」
凛「ぁ、否定されちゃった」
真姫「彼は常人並みの思考能力、感情を備えています」
凛「うーんいまどれくらい事実出たっけ」
真姫「彼はペットを飼っていない、お金持ちでもない、彼のもとを訪れる人はほとんどいない、彼は一般的な家庭で育ち、友好関係も良好だった、自宅近辺に親しい友人は住んでいな
い、彼は赤ん坊でもないし、強い寂しさを抱いた過去もない、常人並みの思考能力と感情を備えている、この8つよ」
キュッキュッキュッ
凛「これからはいちいち書いていくことにしよ、そろそろ何か見えてきそうなんだけどなぁ」
真姫「そうかしら、まだまだ詰められるところもあると思うけど」
凛「そうだなぁ・・じゃあ―――」
ガチャ
凛「!!」
にこ「おつかれー、あれ、ほかは?」
13: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 23:59:52.63 ID:38hYngob.net
真姫「二年生は生徒会、花陽は日直よ」
にこ「そ、だからあんたたちだけなのね、にしても珍しい組み合わせねぇ」
凛「もしかして、三年生の用事もう終わっちゃったの!?」アセアセ
にこ「凛はなんでそんなに慌ててるのよ・・・まだよ、部室に提出するプリント置きっぱなしにしてた気がしてね・・・ちょっと探しに戻ってきたのよ」
凛「なぁんだ・・・」
にこ「なんだとはご挨拶ね・・・」
真姫「いま凛とちょっとした賭けをしてるのよ」
にこ「賭け・・?なんかホワイトボードに何か書いてあるわね、なになに・・・?【とある場所に住む男は、たった一人で生活しているのにもかかわらず、あまり寂しさを感じることは無いようです、いったいなぜでしょう】」
凛「練習が始まるまでに答えを出すことが出来たら凛の勝ちなんだよ」
にこ「へぇ、面白そうなことしてるじゃない」
凛「でしょ、でもね、これはただの問題じゃなくて・・・」
にこ「皆まで言うな凛」キリッ
凛「に、にこちゃん?」
にこ「にこにはこの問題の答え、わかってしまったわ」
凛「あ、あのあのあのね、にこちゃん」
真姫「どうぞにこちゃん、お答えをどうぞ」
凛「真姫ちゃんずるいー!」
にこ「ふふん、いーい?この男はね、それはそれは長―い間孤独に・・・」
真姫「違うわ」
にこ「ぬわぁんで即答なのよっ!」
にこ「そ、だからあんたたちだけなのね、にしても珍しい組み合わせねぇ」
凛「もしかして、三年生の用事もう終わっちゃったの!?」アセアセ
にこ「凛はなんでそんなに慌ててるのよ・・・まだよ、部室に提出するプリント置きっぱなしにしてた気がしてね・・・ちょっと探しに戻ってきたのよ」
凛「なぁんだ・・・」
にこ「なんだとはご挨拶ね・・・」
真姫「いま凛とちょっとした賭けをしてるのよ」
にこ「賭け・・?なんかホワイトボードに何か書いてあるわね、なになに・・・?【とある場所に住む男は、たった一人で生活しているのにもかかわらず、あまり寂しさを感じることは無いようです、いったいなぜでしょう】」
凛「練習が始まるまでに答えを出すことが出来たら凛の勝ちなんだよ」
にこ「へぇ、面白そうなことしてるじゃない」
凛「でしょ、でもね、これはただの問題じゃなくて・・・」
にこ「皆まで言うな凛」キリッ
凛「に、にこちゃん?」
にこ「にこにはこの問題の答え、わかってしまったわ」
凛「あ、あのあのあのね、にこちゃん」
真姫「どうぞにこちゃん、お答えをどうぞ」
凛「真姫ちゃんずるいー!」
にこ「ふふん、いーい?この男はね、それはそれは長―い間孤独に・・・」
真姫「違うわ」
にこ「ぬわぁんで即答なのよっ!」
14: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/12/29(木) 00:00:26.13 ID:/+e6pIhA.net
真姫「彼の直近の過去に長期間孤独になった思い出は存在しません」
にこ「わざわざ二回言わなくても分かるわよ!」
凛「これがルールなんだよ・・・(遠い目)」
にこ「むきーー、だったら!その男は世界を嫌っていたのよ、だから孤独こそ一番の幸せだったの!」
真姫「否定するわ」
凛「でしょうね」
真姫「かれはこの世に強い嫌悪を抱いてはいません。っていうかこんなふざけた答えが出るとは思わなかったわよ」
にこ「た、確かに今のは少しふざけたけど、真姫の問題ってずるくない!だって(以下略)」
―――
――
―
にこ「わざわざ二回言わなくても分かるわよ!」
凛「これがルールなんだよ・・・(遠い目)」
にこ「むきーー、だったら!その男は世界を嫌っていたのよ、だから孤独こそ一番の幸せだったの!」
真姫「否定するわ」
凛「でしょうね」
真姫「かれはこの世に強い嫌悪を抱いてはいません。っていうかこんなふざけた答えが出るとは思わなかったわよ」
にこ「た、確かに今のは少しふざけたけど、真姫の問題ってずるくない!だって(以下略)」
―――
――
―
15: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/12/29(木) 00:01:10.17 ID:/+e6pIhA.net
凛「―――というわけだにゃ」
にこ「そうだったのね、それにしても変わったゲームね、似たようなものを挙げるならウミガメのスープみたいなものかしら?」
真姫「まぁ、ちょっと似てるかもね、答えを誰が作るかという点が違うけどね」
にこ「ふーん、いつもならこのままにこも一緒に・・・ってなるとこだけど」
Prrrr♪
にこ「・・・ちょうど二人から電話かしらね、早く戻らないと」
凛「へんな事実だけ追加していったよ・・・」
にこ「わるかったわよ、その代わりだけど一つだけ答えにつながりそうな情報をあげるわ」
凛「え?」
にこ「【彼の直近の過去に長期間孤独になった思い出は存在しません】ってことは、逆に考えれば彼は最近一人になったってことよ、って解釈をしていいのよね?」
真姫「えぇ、私は事実を否定はできない、それに面白そうだからそれも事実にしてあげるわよ【彼は最近一人になった】」
凛「おぉぉ、なんか直接答えにつながりそうな事実ができた・・・」
にこ「さて、にこは戻ってプリントを提出したら戻ってくるから」
凛「え、戻ってくるって?」
にこ「いやいや、なに言ってるのよ、これから練習でしょ?それにさっき二年生の様子も見てきたけど、もうすぐ仕事も終わりそうだったわよ」
凛「えぇぇ!」
真姫「ふふっ、タイムリミットは近いってわけね」
にこ「あんたたちにとってはそういうこと、じゃ、またあとでー!」バイニコー
ガチャ ハイハイモシモシーー
にこ「そうだったのね、それにしても変わったゲームね、似たようなものを挙げるならウミガメのスープみたいなものかしら?」
真姫「まぁ、ちょっと似てるかもね、答えを誰が作るかという点が違うけどね」
にこ「ふーん、いつもならこのままにこも一緒に・・・ってなるとこだけど」
Prrrr♪
にこ「・・・ちょうど二人から電話かしらね、早く戻らないと」
凛「へんな事実だけ追加していったよ・・・」
にこ「わるかったわよ、その代わりだけど一つだけ答えにつながりそうな情報をあげるわ」
凛「え?」
にこ「【彼の直近の過去に長期間孤独になった思い出は存在しません】ってことは、逆に考えれば彼は最近一人になったってことよ、って解釈をしていいのよね?」
真姫「えぇ、私は事実を否定はできない、それに面白そうだからそれも事実にしてあげるわよ【彼は最近一人になった】」
凛「おぉぉ、なんか直接答えにつながりそうな事実ができた・・・」
にこ「さて、にこは戻ってプリントを提出したら戻ってくるから」
凛「え、戻ってくるって?」
にこ「いやいや、なに言ってるのよ、これから練習でしょ?それにさっき二年生の様子も見てきたけど、もうすぐ仕事も終わりそうだったわよ」
凛「えぇぇ!」
真姫「ふふっ、タイムリミットは近いってわけね」
にこ「あんたたちにとってはそういうこと、じゃ、またあとでー!」バイニコー
ガチャ ハイハイモシモシーー
16: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/12/29(木) 00:01:49.48 ID:/+e6pIhA.net
凛「まずい、凛の財布の危機だにゃ」
真姫「ジュース一本で大げさね、それにまだ時間切れになったわけじゃないでしょ?」
凛「た、確かにそうだ!、答えを出さないと」
真姫「あーあ、敵に塩送っちゃったみたいね」
凛「うーん、最近一人になったってことは、ちょっと前まで誰かと一緒にいたってことだよねぇ・・・」
真姫「そうみたいね」
凛「彼はもともと結婚していた!」
真姫「否定も肯定もできないわ」
凛「え、なんで?」
真姫「だって、もともと結婚していた、という考えは、なぜ寂しさを感じないかということへの直接的な答えになっていないもの」
凛「あ、そっか、いつの間にか論点がずれてたみたい」
凛「それなら・・・あ、こいびとがいたから一人でいてもその娘のことを考えちゃって寂しくない、とか」
真姫「否定するわ」
凛「あーちがうちがう、否定されちゃうんだ」
真姫「彼には恋人と呼べるような人物は存在しません、慌てすぎよ、凛」
真姫「ジュース一本で大げさね、それにまだ時間切れになったわけじゃないでしょ?」
凛「た、確かにそうだ!、答えを出さないと」
真姫「あーあ、敵に塩送っちゃったみたいね」
凛「うーん、最近一人になったってことは、ちょっと前まで誰かと一緒にいたってことだよねぇ・・・」
真姫「そうみたいね」
凛「彼はもともと結婚していた!」
真姫「否定も肯定もできないわ」
凛「え、なんで?」
真姫「だって、もともと結婚していた、という考えは、なぜ寂しさを感じないかということへの直接的な答えになっていないもの」
凛「あ、そっか、いつの間にか論点がずれてたみたい」
凛「それなら・・・あ、こいびとがいたから一人でいてもその娘のことを考えちゃって寂しくない、とか」
真姫「否定するわ」
凛「あーちがうちがう、否定されちゃうんだ」
真姫「彼には恋人と呼べるような人物は存在しません、慌てすぎよ、凛」
17: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/12/29(木) 00:02:32.96 ID:/+e6pIhA.net
凛「だってぇ、もう少しで時間切れになっちゃうって考えたら・・・」
真姫「じゃあ、最後にヒントよ、ここまで来たなら事実を使って自分なりの物語を作れるはず。それが出来たら、そうなるように事実を作っていけばいい」
凛「まず、事実からものがたりを・・・」
真姫「そうよ」
凛「ものがたり・・・ものがたり・・・うーん」
ワイワイガヤガヤ
真姫「廊下が少し賑やかね、もしかして穂乃果たちかしら」
マッタクホノカハ・・・
ウミチャンノオニ!
ケンカシチャダメダヨォ
ガチャ
穂乃果「おっつかれー!」
海未「遅れてすみません、まったく、穂乃果が仕事を・・・」ガミガミ
ことり「あはは・・」
真姫「おつかれ、にこちゃんたちももうすぐ来るみたいよ」
ガチャ
花陽「遅れましたぁー!」
凛「かよちんも戻ってきちゃった!?」
花陽「うん、遅れてごめんね凛ちゃん」
真姫「じゃあ、最後にヒントよ、ここまで来たなら事実を使って自分なりの物語を作れるはず。それが出来たら、そうなるように事実を作っていけばいい」
凛「まず、事実からものがたりを・・・」
真姫「そうよ」
凛「ものがたり・・・ものがたり・・・うーん」
ワイワイガヤガヤ
真姫「廊下が少し賑やかね、もしかして穂乃果たちかしら」
マッタクホノカハ・・・
ウミチャンノオニ!
ケンカシチャダメダヨォ
ガチャ
穂乃果「おっつかれー!」
海未「遅れてすみません、まったく、穂乃果が仕事を・・・」ガミガミ
ことり「あはは・・」
真姫「おつかれ、にこちゃんたちももうすぐ来るみたいよ」
ガチャ
花陽「遅れましたぁー!」
凛「かよちんも戻ってきちゃった!?」
花陽「うん、遅れてごめんね凛ちゃん」
18: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/12/29(木) 00:03:21.34 ID:/+e6pIhA.net
海未「さて、花陽も戻ってきましたし、三年生ももうすぐ来るようですから、先に着替えて屋上で待っていましょうか」
穂乃果「えー、もう少し休んでからでも・・・」
海未「行きますよ、穂乃果」
穂乃果「はぁーい」
ズルズル・・・
ことり「花陽ちゃんたちもいこ?」
花陽「うん、凛ちゃんも・・・」
凛「・・・・」
真姫「私と凛はあとから行くから、先言ってていいわよ」
花陽「うん、わかった、じゃああとでね」
トテトテトテ・・・
シーン
真姫「さ、凛行くわよ」
凛「・・・・ねえ真姫ちゃん?」
真姫「何よ、さっきから急に静かになっちゃって」
凛「最後に一つだけ答えを言わせて?」
真姫「いいけど、私は否定しかしないわよ」
凛「うん、それでいいよ、“彼は生活するために必死で働く必要があったから、寂しさを感じる暇がなかった”」
真姫「何を考えてるのかわからないけど、否定するわ。【彼は生きるために必死に働く必要がない】」
凛「ふふっ」
先ほどからずっと真姫ちゃんにに背を向けていた凛ちゃんは、そこで初めてこちらへ向き直りました
彼女の顔を見て真姫ちゃんの胸がドキリと脈打ちます。だってそこには先ほどまでの焦りの色はほとんどなく、
イタズラを思いついたかのような無邪気でまん丸な瞳が、ふたつ、真姫ちゃんを見つめていたのですから
穂乃果「えー、もう少し休んでからでも・・・」
海未「行きますよ、穂乃果」
穂乃果「はぁーい」
ズルズル・・・
ことり「花陽ちゃんたちもいこ?」
花陽「うん、凛ちゃんも・・・」
凛「・・・・」
真姫「私と凛はあとから行くから、先言ってていいわよ」
花陽「うん、わかった、じゃああとでね」
トテトテトテ・・・
シーン
真姫「さ、凛行くわよ」
凛「・・・・ねえ真姫ちゃん?」
真姫「何よ、さっきから急に静かになっちゃって」
凛「最後に一つだけ答えを言わせて?」
真姫「いいけど、私は否定しかしないわよ」
凛「うん、それでいいよ、“彼は生活するために必死で働く必要があったから、寂しさを感じる暇がなかった”」
真姫「何を考えてるのかわからないけど、否定するわ。【彼は生きるために必死に働く必要がない】」
凛「ふふっ」
先ほどからずっと真姫ちゃんにに背を向けていた凛ちゃんは、そこで初めてこちらへ向き直りました
彼女の顔を見て真姫ちゃんの胸がドキリと脈打ちます。だってそこには先ほどまでの焦りの色はほとんどなく、
イタズラを思いついたかのような無邪気でまん丸な瞳が、ふたつ、真姫ちゃんを見つめていたのですから
19: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/12/29(木) 00:04:01.34 ID:/+e6pIhA.net
真姫「その顔は、物語が整ったって顔ね」
凛「うん、そうだよ、紫電一閃、ピーンときたんだにゃ」
真姫「凛にしては難しい言葉使うのね、聞かせてもらおうかしら?」
凛「うん、答えは単純、彼は大学生だったんだよ」
真姫「大学生、ね、どういうこと?」
凛「凛が初めの方に生み出した【特別お金持ちじゃない】っていう条件と【必死に働く必要はない】って条件、そして【つい最近まで誰かと一緒にいた】。ここから導き出されるのは、つい最近まで親と一緒に住んでいて、大学生になって独り暮らしをし始めた若者だよ!」
真姫「ふーん、それで?」
凛「お金持ちじゃないのに必死に働かなくていいのは、ある程度親から援助があるから
ほかの条件についても、大学生になって遠くに引っ越したら、近くに親しい友人がいないのも当たり前だし、自分の家を訪ねる人だってほとんどいないはず」
真姫「なるほどね・・・」
凛「じゃあこの事実、認めてくれる?」
真姫「そうね、認めるわ、【彼はひとり暮らしを始めたばかりの大学生だった】」
凛「やったぁ」
真姫「ちょっとまって凛、あなた問題を忘れてない?彼は何で寂しくなかったの?」
凛「うん、そうだよ、紫電一閃、ピーンときたんだにゃ」
真姫「凛にしては難しい言葉使うのね、聞かせてもらおうかしら?」
凛「うん、答えは単純、彼は大学生だったんだよ」
真姫「大学生、ね、どういうこと?」
凛「凛が初めの方に生み出した【特別お金持ちじゃない】っていう条件と【必死に働く必要はない】って条件、そして【つい最近まで誰かと一緒にいた】。ここから導き出されるのは、つい最近まで親と一緒に住んでいて、大学生になって独り暮らしをし始めた若者だよ!」
真姫「ふーん、それで?」
凛「お金持ちじゃないのに必死に働かなくていいのは、ある程度親から援助があるから
ほかの条件についても、大学生になって遠くに引っ越したら、近くに親しい友人がいないのも当たり前だし、自分の家を訪ねる人だってほとんどいないはず」
真姫「なるほどね・・・」
凛「じゃあこの事実、認めてくれる?」
真姫「そうね、認めるわ、【彼はひとり暮らしを始めたばかりの大学生だった】」
凛「やったぁ」
真姫「ちょっとまって凛、あなた問題を忘れてない?彼は何で寂しくなかったの?」
20: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/12/29(木) 00:04:39.69 ID:/+e6pIhA.net
凛「そんなの簡単じゃん?新天地で一人暮らしを始めたばかりの大学生だよ、大学での出来事が何もかも新鮮に思えるだろうし、独り暮らしだって初めてで楽しかったり大変だったり・・・でもそんなに充実してたら寂しさほとんど感じないはずだよ!」
真姫「・・・・」
凛「どう、真姫ちゃん、これが凛の最終回答だにゃ」
真姫「・・・はぁ、タイムリミットをみんなが来るまでにしておくんだったわ」
凛「・・・っていうことは・・・!」
真姫「私の負けよ、凛」
凛「やったぁぁぁぁぁ!」
ガチャ
希「凛ちゃんずいぶんと元気やね~」
凛「おつかれさまっ希ちゃん!待ってたよ」
希「え、なになに、どうしたん?」
凛「はやく練習いこ~」
希「なんかよくわからんけど、嬉しそうやなぁ」
凛「ふふっ」
真姫「まったく、有頂天になっちゃって」
にこ「おつかれーって、どうやら凛が勝ったみたいね」
絵里「何か勝負をしてたの?」
真姫「二人ともお疲れさま、話はあとでしてあげるから、先に練習行きましょ」
凛「そうにゃそうにゃ!」
絵里「ほんとうれしそうね、こっちまで笑顔になっちゃいそう、ふふっ」
希「そうやなぁ、ふふ」
凛「それじゃあ練習、いっくにゃぁ!」
―――
――
―
真姫「・・・・」
凛「どう、真姫ちゃん、これが凛の最終回答だにゃ」
真姫「・・・はぁ、タイムリミットをみんなが来るまでにしておくんだったわ」
凛「・・・っていうことは・・・!」
真姫「私の負けよ、凛」
凛「やったぁぁぁぁぁ!」
ガチャ
希「凛ちゃんずいぶんと元気やね~」
凛「おつかれさまっ希ちゃん!待ってたよ」
希「え、なになに、どうしたん?」
凛「はやく練習いこ~」
希「なんかよくわからんけど、嬉しそうやなぁ」
凛「ふふっ」
真姫「まったく、有頂天になっちゃって」
にこ「おつかれーって、どうやら凛が勝ったみたいね」
絵里「何か勝負をしてたの?」
真姫「二人ともお疲れさま、話はあとでしてあげるから、先に練習行きましょ」
凛「そうにゃそうにゃ!」
絵里「ほんとうれしそうね、こっちまで笑顔になっちゃいそう、ふふっ」
希「そうやなぁ、ふふ」
凛「それじゃあ練習、いっくにゃぁ!」
―――
――
―
21: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/12/29(木) 00:05:17.15 ID:/+e6pIhA.net
練習後
真姫「はいどうぞ」
凛「わーいありがとー真姫ちゃーん」
花陽「わ、わたしまでよかったの?」
真姫「いいのよ、遠慮しないで飲んじゃって」
プシュ カシュ カシュ
凛「ごきゅっ、ごきゅっ、っぷはぁ~練習の後のジュースは生き返る~」
花陽「そんなに勢いよく飲んだらむせちゃうよ~」
真姫「こっちが気持ちよくなるような飲みっぷりね、それにしてもよく凛にあんな答えが出せたものだわ・・・」
凛「あーあれはね、実はにこちゃんたちのおかげなんだ」
真姫「はいどうぞ」
凛「わーいありがとー真姫ちゃーん」
花陽「わ、わたしまでよかったの?」
真姫「いいのよ、遠慮しないで飲んじゃって」
プシュ カシュ カシュ
凛「ごきゅっ、ごきゅっ、っぷはぁ~練習の後のジュースは生き返る~」
花陽「そんなに勢いよく飲んだらむせちゃうよ~」
真姫「こっちが気持ちよくなるような飲みっぷりね、それにしてもよく凛にあんな答えが出せたものだわ・・・」
凛「あーあれはね、実はにこちゃんたちのおかげなんだ」
22: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/12/29(木) 00:07:23.28 ID:/+e6pIhA.net
真姫「にこちゃん?まぁ確かになかなかいい答えを言っていったけど・・・」
凛「ううん、そうじゃなくってさ、にこちゃんたち、今日は進路関係のなんやかんやで遅れたでしょ?」
花陽「集会と講話があったみたいだね」
凛「そうそう、そういえばにこちゃんたちはもうすぐ大学生なんだなぁって思ったらあの答えが出てきたんだ」
真姫「そう、だとしてもなかなか面白い暇潰しだったわ」
凛「ううん、こちらこそ」
花陽(わぁぁ)
静かに向き合って握手する二人を見て、花陽ちゃんは、二人の仲が深まってよかったなぁなんて、まきぱないいなぁなんて、ひとり心の中でおもうのでした
おしまい
凛「ううん、そうじゃなくってさ、にこちゃんたち、今日は進路関係のなんやかんやで遅れたでしょ?」
花陽「集会と講話があったみたいだね」
凛「そうそう、そういえばにこちゃんたちはもうすぐ大学生なんだなぁって思ったらあの答えが出てきたんだ」
真姫「そう、だとしてもなかなか面白い暇潰しだったわ」
凛「ううん、こちらこそ」
花陽(わぁぁ)
静かに向き合って握手する二人を見て、花陽ちゃんは、二人の仲が深まってよかったなぁなんて、まきぱないいなぁなんて、ひとり心の中でおもうのでした
おしまい
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