梨子「急に呼び出されたからびっくりしちゃった」

曜「何かやらかしたのかと思っちゃったよ」

果南「何で私たちを集めたのダイヤ？」

鞠莉「いまいち共通点が理解できない組み合わせね」

ダイヤ「この４人を呼びよせたのは理由があります」

ダイヤ「みなさんはラブライブ二期が去年再放送し、今年に劇場版がＮＨＫで放送れた事をご存じですか？」

曜「知ってますよ。全話見てました」

果南「深夜の再放送は起きて見るのが少し辛かったな」

鞠莉「できるだけ規則正しい生活を心がけようとしてる果南は流石だわ！」

梨子「千歌ちゃんに勧められて全部見ました。感動的でした！」

ダイヤ「ちゃんと視聴しているようで感心です」

果南「…ラブライブ二期と劇場版がＮＨＫで放送していた事と私たちを呼び出した事が関係あるの？」

ダイヤ「関係大ありです！μ'sのラブライブがＮＨＫで放送されたように私たちのラブライブサンシャインもＮＨＫで放送される事を目指さなければいけません！」

曜「ＮＨＫか…。国営放送だもんね…その事を考えるとやっぱりμ'sは凄いや。紅白にも出てたし」

梨子「本当にμ'sの凄さがわかるわね。お母さんも紅白に出たし私達も頑張らないと！」

曜「え！？(梨子ちゃんのお母さんって何者！？)」

鞠莉「ＮＨＫで放送されるように奮起を期待して私たちを呼び出したわけね」

果南「でもそれじゃあ、他のメンバーが呼び出されずに私たち４人だけってのは変じゃない？」

ダイヤ「あなた達４人だけがＮＨＫで放送されるにおいて問題のある人間だったのです！」

梨子「そんな！」

曜「酷いよ！」

鞠莉「Oh！流石に親友のダイヤでも今の発言は許せないわー！」

果南「まあまあ、三人とも抑えて。ダイヤの事だから何か理由があるんでしょ？」

ダイヤ「はい…。あなたたちの問題点を一人ずつ指摘していきます」

ダイヤ「まずは梨子さん！」

梨子「は、はい！」

曜(梨子ちゃんなら壁ドン同人誌を買い漁ってる事とかかな？)

ダイヤ「１０話の発言は何ですか！！」

梨子「え！？」

『…大好きだよ』

ダイヤ「女性が女性に向けて愛の告白など、不健全にもほどがあります！！！」

梨子「ええええええ！！？？」

曜「そんな事言ってたの梨子ちゃん！？いったい誰に！？」

果南(千歌だな…)

鞠莉(千歌っちね…)

梨子「ダ、ダイヤさん///そ、そんな事、私言ってませんよ///」

ダイヤ「嘘おっしゃい！黒澤家の諜報力を舐めないでもらえますか！」

ダイヤ「流石に誰に対して告白したのかは伏せておきます」

曜「えー！？誰！誰？私、梨子ちゃんが誰に告白したのか知りたいであります！」

果南・鞠莉(知らない方が良いと思う…)

梨子「は、発言した事は認めます。でも、と、友達として大好きだって言っただけです」

ダイヤ「本当ですか？」

梨子「は、はい」

ダイヤ「じー…」

梨子「///」

ダイヤ「ブッブーですわ！！この目はxxの目です！」

梨子「えええええ！！！？？」

ダイヤ「同性愛者がいるアニメなんてＮＨＫでは放送できません！子供達が真似したらどうするんです！！」

曜「でもラブライブは元々、深夜のアニメだし…」

ダイヤ「いいですか曜さん。もしサンシャインがＮＨＫで放送するとなるとおそらく最初は夕方で放送されるでしょう。夕方にアニメがやっているというだけで児童は見る子がいるものなのです」

曜「…でも、これじゃあ梨子ちゃんがかわいそうですよ」

ダイヤ「言い訳無用！次は曜さんです！」

曜「わ、私！？」

『…ちゃん。私と…ちゃん、どっちが大切なの？はっきりして！』

ダイヤ「こんな妄想をして恥ずかしいと思わないのですか！？」

曜「わー///　ばらさないでー！！！」

梨子「…ちゃんと…ちゃん、いったい誰なの？」

果南・鞠莉(…すぐにわかったけど言わないようにしよう…)

曜「っていうか！何で私の妄想がダイヤさんにわかるんですか！！」

ダイヤ「私、少々読心術をたしなんでおりますので」

ダイヤ「ハァー…まさか曜さんが同性愛者だとは思っていませんでした」

曜「ち、違います！私はちｋ…誰とは言えないけれどその子は友達として好きなだけです！！」

ダイヤ「おだまりなさい！あなたがそう思っていても世間は疑いを持って見るものです！」

ダイヤ「次に果南さん」

果南「私か…」

『ハグしよ…』

ダイヤ「破廉恥すぎます！」

果南「あー…やっぱりその事ね」

曜(相手は鞠莉ちゃんだな…)

梨子(相手は鞠莉さんね…)

鞠莉「相手は私ね♪」

曜・梨子(あっさり認めちゃった！)ガーン

ダイヤ「しかも発言だけでなく実際に行為に及ぶなど破廉恥にもほどがあります！」

ダイヤ「子供が真似をしたらどうするつもりですか！！ラブライブサンシャインはＢＰＯに訴えられてしまいますわ！」

果南「でも海外とかだと普通によくあるスキンシップじゃない？」

ダイヤ「ここは日本です！その国に合った礼儀というものがあるものです！」

果南「でもドラえもんでも『ハグしちゃお♪』って歌ってたし」

ダイヤ「私はドラえもんは大山さんしか認めません」

ダイヤ「次は鞠莉さんです」

『私は…のストーカーだから』

ダイヤ「鞠莉さんは問題ある言動が多かったですが、その中でもこの発言が一番不健全です！」

曜「すっごい大胆な発言///」

梨子「情熱的だわ///いったい誰に言ったのかしら？」

鞠莉「果南に言ったのよ」

曜・梨子「あっさり答えちゃった！？」ガビーン

果南「ちょっと鞠莉…そこは黙っていようよ…私が恥ずかしい///」

ダイヤ「本当に鞠莉さんはまったくもう…」

鞠莉「この発言のどこがおかしいの？Why？」

ダイヤ「あなたも友達としてとか言い訳するつもりですか？」

鞠莉「いいえ。果南に対する気持ちは『愛』よ」

曜・梨子・果南「大胆すぎる発言！！！」

ダイヤ「ま、鞠莉さん///いい加減にしてください！！」

鞠莉「ふぅ…ダイヤは考え方が古いわね」

ダイヤ「え！？」

鞠莉「むしろ同性愛を主張していく事こそが正しいあり方だと私は思うわ」

ダイヤ「何ですって！？」

鞠莉「ダイヤ、あなたの考え方はマイノリティを排除しようとする思想よ」

ダイヤ「え！？」

鞠莉「同性愛といったマイノリティが差別されない世界を作ろうとする方が正しいあり方じゃないかしら？」

鞠莉「ＮＨＫのアニメで同性愛的な描写をする事によりマイノリティを差別しないという事を訴えるの」

鞠莉「そういう主張が可能であるラブライブサンシャインはとても進歩的なアニメなのよ」

ダイヤ「な、何ですってー！？」

ダイヤ「鞠莉さんの考えは一理あります。ですが…」

鞠莉「ダイヤ…もしラブライブサンシャインの内容を改変しようとしたら、あなたはルビィと愛し合う事もできなくなるのよ？」

ダイヤ「愛し合う！？私とルビィが！？」

ダイヤ「そ、そんな事ありません！私は姉として妹を可愛がっているだけです！」

鞠莉「そうかしら？高校生の妹に対して普通、『かわいいでちゅね～』なんて言って頭ナデナデする？」

ダイヤ「ふ、普通の姉妹ならそれぐらいのスキンシップ、何てことないでしょう！？」

曜「普通ではないと思う…」

梨子「ちょっとやりすぎと思ったかも…」

果南「高校生であれはないかな…」

ダイヤ「そ、そんな…」

鞠莉「高校生の妹と一緒のお布団で寝ているのもありえないわ」

曜「あー、あれはちょっと引いたかも」

梨子「過保護すぎじゃないかな」

果南「ちょっと妹離れした方がいいかもね」

ダイヤ「うっ…」

ダイヤ「気づかなかった…私は不健全な事をしていたなんて…」

鞠莉「ダイヤ…素直になりましょう…」

鞠莉「素直になって好きな事をすればいいのよ」

鞠莉「もっとxxを推し出していけば、二期ではルビィともっとパワーアップしたスキンシップができるわよ…」

ダイヤ「そんな/// ルビィとチュッチュするなんて！！破廉恥すぎですわ///」

鞠莉「そこまでは言ってないわ」

ダイヤ「しかしＮＨＫで放送するためにはやっぱり健全な内容に改変しないと…」

鞠莉「今は不健全と思われるかもしれない…だけどそのうちそれが常識になって健全となるはずよ」

鞠莉「全国の女子中学生や小学生女児が『…ちゃん、大好きだよ』とか『ハグしよ…』って言うのよ！素晴らしい事だと思わない？ドリーミーじゃない？」

ダイヤ「す、素晴らしいですわ！」

ダイヤ「私、自分の気持ちに嘘をついていた事が良く理解できました…女性が女性を愛する事こそ私が求めていた事なのですね！」

曜・梨子・果南(何だか大変な事になってきた…)

ダイヤ「…というわけでAqoursは同性愛を推奨する事とします！」

千歌「急に同性愛を推奨するって言われても、どうしたらいいんだろうね」

曜「う、うん。困っちゃうよね・・・たはは(全く同性愛なんてわかってない千歌ちゃんがたまらなく愛おしい…)」

梨子「同性愛か…確かに千歌ちゃんには難しいかもね (今すぐ千歌ちゃんに同性愛がどういうものかを実践して教えたい…)」

鞠莉「果南～！ハグして～！」

果南「私たちいつもどおりじゃない？」

ルビィ「同性愛って何？」

花丸「ルビィちゃんは知らなくて良い事ずら」

ルビィ「善子ちゃんは知ってる？」

善子「し、知らないわよ！(どうしよう…ダイヤさんがあんな事言ったから、ずら丸とルビィの事意識しちゃうじゃないの///)」

ダイヤ「目指せ！xxでＮＨＫ放送ですわ！！」


終わり