馬糞

士郎「馬糞でも食べてろ！ セイバー！」

セイバー「馬糞……ですか……ですがそんなものここには……」

士郎「ここにあるっ！ さあっ、食べろ！」ﾌﾟｰﾝ

セイバー「い、嫌です！」

士郎「仕方ないな……令呪を持って命ずる！ セイバー！ 馬糞を食え！」ﾋﾟｶｰ

セイバー「ぐっ！？ や、やめ……」

士郎「重ねて令呪を持って命ずる！ セイバー！ 馬糞をおおおおおおお！！ 食えええええええええ！！」ﾋﾟｶｰ

セイバー「う……うわあああああああああああああ！！！」ｶﾞﾊﾞｯ


ﾈﾁｬｧｯ……

セイバー(柔らかい食感………で、でもくさ……)

セイバー「ｳﾞｫｴｴｴｴｴｴｴｴ!!!!!」ｹﾞﾛｹﾞﾛ

士郎「いくら吐いたって馬糞を全部食べるまで令呪の命令は続く！ 吐いた糞をも食い続けるんだ！」

セイバー「ﾊﾌｯ! ﾊﾌｯ! ｳﾞｫｴｴｴｴｴｴｴｴ!!!!! ﾊﾌｯ! ｳﾞｫｴｴｴｴｴｴｴｴ!!!!!」ｹﾞﾛｹﾞﾛｹﾞﾛｹﾞﾛ

セイバー(手が勝手に吐瀉物と馬糞が混じったものを口に入れてしまう……！ いぐっ……い、息が……！！)


セイバー「ｳﾞｫｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴ!!!!!」ｹﾞﾛｹﾞﾛｹﾞﾛｹﾞﾛ

士郎「セイバーはしばらく吐いては食い、吐いては食いを繰り返していたが……」

士郎「57回目辺りで急に倒れて、ピクリとも動かなくなり……そのまま光の粒子となって消えていった」

士郎「セイバー……俺はお前を苦しめてしまっていたのか？」

士郎「俺は……いったいどこで……何を間違えたんだ？」

士郎「セイバーが消えてしまった今となっては……それは永遠に分からない……」



HAPPY END