……………

サターニャ「さて、用意もできたしはじめるわよ！」

ガヴリール「はーめんどくせ、私が王様になったらやめるから」

ヴィーネ「もう、つれないこと言わないの！たまにはいいじゃない」

ラフィエル「そうですよガヴちゃん、はやくサターニャさんが面白いことするところ見たいです！」ﾜｸﾜｸ

サターニャ「なんで私が命令されることが前提なのよ！！」


サターニャ「ふん、まぁいいわ、みんなクジを引くわよ！」

ヴィーネ「準備はできてるわ！」

ラフィエル「私もできました」

ガヴリール「さっさと始めろ」

「「王様だーれだ！」」

ガヴリール(……………３)

サターニャ(1番！？私王様じゃないの！？)

ヴィーネ(私は2番ね…)


ラフィエル「あ、私王様です」

サターニャ「なんですって！？」

ガヴリール「げ、よりにもよってラフィエルかよ…」

ヴィーネ「お、お手柔らかにね？」


ラフィエル「うふふ、ではベタなやつからいきますか」


ラフィエル「3番が1番にキスする、なんてどうでしょうか？」ﾆｺﾆｺ

サターニャ「は、はぁ！？3番って誰よ！」

ガヴリール「……私なんだが」

ラフィエル「あらあら、じゃあガヴちゃんがサターニャさんにキス、ですね」ﾆｺﾆｺ

ヴィーネ「ちょ、ちょっとラフィエル！流石にそれは！」

ガヴリール「そうだよ！なんで私がこいつとキスなんか…」

サターニャ「わ、私こういうの初めてなんだけど…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ガヴリール「お前はもっと嫌そうにしろよ！」

ラフィエル「うふふ、ですが王様の命令は絶対ですよ？」ﾆｺﾆｺ

ガヴリール「うぅ………」

ガヴリール「……………お前後で覚えてろよ」ｽｯ

サターニャ「た、立ってするの？」

ガヴリール「座ってキスするとなんかいかがわしい絵面になるだろうが！」

ラフィエル「あらあら、面白くなってきましたね……」

ヴィーネ「ガ、ガヴリールとサターニャがキスだなんて…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ


ガヴリール「ほ、ほら！目を閉じろ！さっさと終わらせるぞ！」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

サターニャ「わかったわ…」ｷﾞｭｯ

サターニャ(目を瞑ってるといつくるかわからないから緊張するわね…)ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ガヴリール「そのままじっとしてろよ……」 ｸﾞｸﾞｸﾞ

ラフィエル(背伸びしてるガヴちゃん、可愛いです)


サターニャ(何かシャンプーの良い匂いがしてきたわ、それにガヴリールの吐息も…)

ガヴリール「……………んむっ」ﾁｭｯ

サターニャ「んっ……………」


ヴィーネ(きゃあああああ！本当にしちゃったわ！！）

ラフィエル(凄く良いです！！！！)

…………

サターニャ「……………」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ガヴリール「………何か言えよ…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ


ラフィエル「あぁ～、甘酸っぱいですねぇ！私はこういうのを求めてたんですよ！」

ヴィーネ「ガヴリールが…サターニャと…」

サターニャ「ガヴリール……私初めてだったんだけど…」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

ガヴリール「し、知らねえよ！そういうゲームなんだから仕方ないだろ！」ﾄﾞｷﾄﾞｷ


ヴィーネ「続行よ続行！！早く！！」ｶﾞｼｯ

ラフィエル「ヴィーネさん、目が怖いです…」

「「王様だーれだ！」」

サターニャ(2番！？また王様じゃないの！？)

ラフィエル(1番、はずれちゃいましたかー…)

ヴィーネ(3番か…………)


ガヴリール「どうやら私が王様のようだな」ﾆﾔﾘ

サターニャ「あんた、王様になったらやめるんじゃなかったの？」

ガヴリール「さっきみたいな恥ずかしいことをされたんだ、反撃しないと私の気がすまないだろ？」

ラフィエル「ガヴちゃん、荒れてますねー」

ヴィーネ「一体どんな命令を…」



ガヴリール「1番が2番の足を舐めろ」

サターニャ「な、なんて命令してんのよ！！てか1番って誰！？」

ラフィエル「わ、私ですが…………」

ガヴリール「おやおや？それは好都合だなぁ、しっかり丁寧にご奉仕してやれよ？」ﾆﾔﾆﾔ

ヴィーネ「ちょ、ちょっとガヴ！流石にこれはやりすぎよ！」

ラフィエル「そ、そうですよ！私がサターニャさんの足を舐めるなんて…」

ガヴリール「王様の命令は絶対、だろ？」ﾆﾔｯ

ラフィエル「うぅ………」

サターニャ「ラフィエルが私の足を……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

………

サターニャ(でもこれはチャンスよ！ラフィエルに日頃の恨みを晴らす良い機会じゃない！)

サターニャ(ふふふ、そう考えたら楽しくなってきたわ！！あのラフィエルが私に屈服する姿………ふふふ)

サターニャ「さぁラフィエル、舐めなさい」ｽﾞｲ

ラフィエル「サ、サターニャさん？私こういうのはちょっと…」

サターニャ「往生際が悪いわよ？さぁ、丁寧に！美味しそうに舐めなさい！！」

ガヴリール「早くやれよラフィエル」ﾆﾔﾆﾔ


ラフィエル「うぅ、失礼します………んっ」ﾍﾟﾛｯ

サターニャ「………んっ」ﾋﾟｸｯ

ラフィエル「んむ………」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

サターニャ「くすぐったいわねこれ………」ﾋﾟｸﾋﾟｸ


ヴィーネ「こ、これは駄目よ！見ちゃだめよガヴリール！」ｸﾞｲｯ

ガヴリール「離せよヴィーネ！私はあのラフィエルが辱しめを受けているところをしっかりと撮影したいんだ！」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

ヴィーネ「鬼かお前は！！」


ラフィエル(うう、これ凄く恥ずかしいです………まさかこんな事になるなんて…）

サターニャ(なんか変な気分になってきたわ…)ﾄﾞｷﾄﾞｷ

…………………

ラフィエル「もうお嫁にいけません……」

サターニャ「ご、ごめんなさいラフィエル！私もちょっと調子にのったわ……」ｱｾｱｾ


ヴィーネ「ガヴリール、これ以上は誰も得しないわよ！」

ガヴリール「そうだな、私も勝ち逃げしたいしそろそろ……」

サターニャ「待ちなさいよ！！」

ガヴリール「は？」

サターニャ「まだ私が王様になってないじゃない！！」

ガヴリール「あー……………」

ガヴリール「……………次で最後だぞ？」

「「王様だーれだ！！」」

ガヴリール(3番……………)

ヴィーネ(1番かぁ…)

ラフィエル(2番ですね)


サターニャ「んなーーっはっはっはっー！！ようやくこのサタニキア様が王様ね！！」

ラフィエル「良かったですね！サターニャさん！」

ガヴリール「嫌な予感がする……」

ヴィーネ「もう　　　なのはダメだからね！？」

サターニャ「安心しなさい、とびきり優しいやつにしてやるわ…」


サターニャ「1番が3番を10分間くすぐり続けなさい！」

ヴィーネ「1番って……私！？」

ガヴリール「3番なんだが…」

サターニャ「残念だったわねガヴリール、これも日頃の行いよ」

ガヴリール「ま、待てサターニャ！！10分間なんて死んじゃうだろ！！」

ガヴリール「ヴィーネもそう思うだろ？」


ヴィーネ「ごめんなさいガヴリール、王様の命令は絶対なの」

ラフィエル「うふふ、やる気満々ですねぇ」ﾆｺﾆｺ

サターニャ「決まりね！」


ヴィーネ「一応暴れないように上に乗るわね…」ﾉｿｯ

ガヴリール「ヴィーネのやつ、目がまじだ…」

…

ラフィエル「なんかあの体勢　　　ですねぇ」ﾆｺﾆｺ

サターニャ「じゃあ今から10分、タイマー動かすわよ！」

ピッ

ガヴリール「お、お手柔らかにね？ヴィーネさん…」

ヴィーネ「大丈夫よガヴリール、すぐに終わるから…」

コショ……コショ…

ガヴリール「…んふふ……………んくっ……………」ﾋﾞｸｯ



ラフィエル「さて、始まりましたねぇ」ﾆｺﾆｺ

サターニャ「ふふふ、一日で二人の天使の敗北を見れるなんて！今日はツいてるわ！！」

コチョコチョ……………

ガヴリール「あはははっ！！……ちょ………やばいっ…！！」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

ヴィーネ「まだ３分しかたってないわよ？一緒に頑張りましょ」ﾆｺｯ

ガヴリール「んぐ…………あひゃはははははははっ…！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

ガヴリール「やっ、やめっ！死ぬって…………んふふふ…」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

ヴィーネ「ごめんなさいね、ガヴリール」


サターニャ「ヴィネットのやつ、容赦ないわね…」

ラフィエル「思ったより激しいですね」ﾆｺﾆｺ

………7分後

コチョコチョ…

ガヴリール「んふふっ……………も、もうゆるひてぇ………」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝｯ

ヴィーネ「ダメよガヴリール、命令は絶対なの」

ガヴリール「…………やだやだやだ！！もう離して！！死ぬ！！死んじゃうからぁ……………っ！！」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

ヴィーネ「……………」ｺﾁｮｺﾁｮ


ガヴリール「えぐっ………もうやめっ………んふふ……」ｸﾞｽｯ


サターニャ「ガヴリールがマジ泣きしてる……」

ラフィエル「さすがにかわいそうになってきましたね…」

…………………………

ガヴリール「」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝｯ


ヴィーネ「ふーぅ、これってやるほうも疲れるのよねぇ」

ラフィエル「そ、そうですね……」ﾋｷｯ

サターニャ「これはもう流石に続行不可能ね…」

ｽｯ

ヴィーネ「ってもうこんな時間じゃない！！」

ラフィエル「そうですね、そろそろ帰りますか」

サターニャ「今日は面白いものが見れたわ！また来なさい！」

…

ラフィエル「ええ、また学校で」ﾌﾘﾌﾘ

ヴィーネ「またね、サターニャ」

……………

サターニャ「みんな帰ったわね…」

ガヴリール「」ﾋﾞｸﾝｯ

サターニャ「ガ、ガヴリール？生きてる？」ﾂﾝﾂﾝ

ガヴリール「う、うぅ………」ﾉｿｯ

サターニャ「今日は大変だったわね…流石に同情するわ…」

ガヴリール「もう二度とやらない…」ｸﾞｯﾀﾘ

サターニャ「お風呂貸してあげるから入ってきなさいよ、なんかもう色々とビチョビチョになってるわよ…」

ガヴリール「動く気力もない…」ｸﾞﾀｰ

【風呂場】

カポーーーン

サターニャ(ガヴリールが動けないから一緒にお風呂に入ることになってしまった…)

ガヴリール「ううー………サターニャー」ｷﾞｭｯ

サターニャ「ってなに抱きついてんのよ！」ﾄﾞｷｯ

ガヴリール「力が入んないんだよ、このままじゃ沈んじゃうだろ？」

サターニャ「そ、それなら仕方ないわね…」


サターニャ(私今日ガヴリールとキスしたのよね…)

サターニャ(な、なんか恥ずかしくなってきたわ！！)ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ガヴリール「どうした？サターニャ…」ﾎﾞｹｰ

サターニャ「な、なんでもないわよ！」

サターニャ(何かしおらしいガヴリールを見てるとこう、くるものがあるわね…)ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ガヴリール「……………」ﾎﾟｹｰ

サターニャ(それになんか、今日のガヴリールはやけに色っぽいというか…)


ガヴリール「何ジロジロ見てんだよ」ｼﾞﾄｯ

サターニャ「な、なんでもないわよ！」

ガヴリール「………そういば今日はお前とキスしたんだったな…」

サターニャ「えっ！？そ、そうね…」

ガヴリール「その、なんだ」

ガヴリール「……どうだった？」

サターニャ「…何がよ」

ガヴリール「私も一応初めてだったしさ、何かこう…気になるじゃん？」

サターニャ「そ、そうね…」

サターニャ「…良かった…かも…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ガヴリール「良かったってなにがだよ、気持ち悪い反応するな」

サターニャ「あんたが聞いたんでしょうが！」

ガヴリール「……もう一回したいとか、思ってたりする？」

サターニャ「は、はぁ！？」ﾄﾞｷｯ

ガヴリール「だからさ、良かったんだろ……？」

サターニャ「うっ……」


サターニャ「うん…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ガヴリール「そ、そうか…」

サターニャ(なんか凄く恥ずかしくなってきたわ、ガヴリールのやつは一体何を考えてるのかしら…)


ガヴリール「その…………」

ガヴリール「今の私は動けないからさ、無理矢理キスとかされても抵抗できない…………かも」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

サターニャ「」

【寝室】

…………

ガヴリール「うぅぅぅ…………」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

ガヴリール(何をしてるんだ私は！！ちょっとサターニャに優しくされたからって流石にさっきのはないだろ！！くっそチョロいヒロインかよ！！)

ガヴリール(そ、それにまさかサターニャのやつ、本気でするなんて……)

ガヴリール「…………」ｶｧｧｧ

サターニャ「何やってんのあんた、早く寝るわよ」ｶﾁｯ

ガヴリール「う、うん…」

サターニャ「布団一人用だから、少し狭いけど一緒に寝ねるわよ」

…

ガヴリール「…今日の事は誰にも言うなよ」

サターニャ「い、言えるわけないでしょ！あんな恥ずかしい事…！」ｶｧｧ

ガヴリール「赤くなってんじゃねーよ、私まで恥ずかしくなるじゃん…」

ガヴリール「今日の私はどうかしてたんだよ、もう忘れろ」ﾌﾟｲｯ

サターニャ「うん…」

…

サターニャ「でも、私は楽しかったわ、ありがとうガヴリール」

ガヴリール「……あっそ」

【学校】

ヴィーネ「お、おはようガヴリール…」

ガヴリール「おはようございます、月野瀬さん」

ヴィーネ「何でそんなに他人行儀なのよ！？」ｶﾞｰﾝ

ガヴリール「朝から騒がないで貰えませんか？私、サターニャのところに行ってくるので」ｽｯ

ヴィーネ「も、もう！昨日のことは謝るからぁ～！」

…

サターニャ「ガヴリールのやつ、ご機嫌ななめね…」

ラフィエル「あら、そういうサターニャさんはいつもより楽しそうですねぇ」ﾆｺﾆｺ

サターニャ「ラフィエル！？背後から出てくるのやめなさいよ！」

ラフィエル「昨日はガヴちゃんと何かあったんですか？」

サターニャ「な、何もないわよ！！」ｶｧｧｧ

ラフィエル「本当に何もなかったんですかぁ？」

サターニャ「しつこいわね！何もないってば！！」

ギュッ

ガヴリール「サターニャ助けてー、ヴィーネが私に凄くヤバいことしようとしてくるー」

ヴィーネ「何もしないわよ！ちょっとくらいお話してくれてもいいじゃない！」

サターニャ「ちょ、ちょっと！？いきなり抱きついてくるんじゃないわよ！！」

ラフィエル「あらあら、一晩ですっかり仲良しさんですね！」ﾆｺﾆｺ

サターニャ「はぁ！？そんなんじゃないし！ていうか何で昨日ガヴリールが泊まった事知ってんのよ！」

ラフィエル「うふふ、秘密です……」ﾆﾏﾆﾏ


サターニャ「その顔やめろー！」


完！！