1: 鬱ED 2017/03/13(月) 19:51:34.241 ID:f2UvG63Ya.net
ヴィーネ「ガヴー!夕飯作ってあげたわよー」

ガヴ「おー...サンキュ。悪いな」

ヴィーネ「いいわよこれくらい。それにアンタ私がいないとまともな食事取らないでしょ?」

ガヴ「うまい」

ヴィーネ「ふふふ」

~~~~~~~~~~~~
ヴィーネ「じゃあ今日は帰るわね」

ガヴ「おー、バイバイ ありがとな」

ヴィーネ「どういたしまして。また明日学校でね」

ガチャバタン

ガヴ(とはいえ何かお返しをしないと流石に申し訳ないな)

ガヴ(明日はちょうどバレンタインだし何かプレゼントでもするか)

ガヴ(明日は忙しくなりそうだなぁ)

2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 19:53:10.128 ID:f2UvG63Ya.net
学校

ヴィーネ「ねえガヴ 今日も遊びに行っていいかしら」

ガヴ「悪いヴィーネ 今日はちょっと買いものがあるからダメだ(ヴィーネに知られるわけにはいかないな)」

ヴィーネ「え?じゃあ一緒に行きましょうよ」

ガヴ「あー...ごめん 今日はちょっとダメだ(できればサプライズがいいからなー)」

ヴィーネ「そ、そう...都合が悪いなら仕方ないわね...」

ガヴ「悪いな」スタスタ

サターニャ(好きなやつでも出来たんじゃないの?)コソコソ

ヴィーネ「なっ!そんなわけないじゃない!!」

サタ「えっ...そ、そんな怒らなくても...」

ヴィーネ「あ、そ、そうよね ごめんなさい...(ガヴに好きな人!?本当にそうだったらどうしよう...!)」

ヴィーネ(でも明日はバレンタインだし...うぅぅ...)

4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 19:56:22.311 ID:f2UvG63Ya.net
ガヴ(バレンタインだしチョコケーキとかどうだろ)

ガヴ(よし材料買ってくるか)

~~~~~~~~~~~~~~
ガヴ(あのヌイグルミとかあげたらヴィーネ喜ぶかな...)

ガヴ(いやいやいや!ヌイグルミをプレゼント!?私が?)カァァァァ///

ガヴ(まあケーキだけってのもあれだし?)


ガヴ「すみません。これください」

ガヴ「あ、ラッピングお願いします...」

ガヴ「包装紙はこれで...リボンは...」

ガヴ(ヴィーネって何色が好きなんだろ)

ガヴ(悪魔だから黒?でも黒のリボンってのはなぁ)

ガヴ(赤とか好きかな)

ガヴ「じゃあ、はい。それでお願いします」

ガヴ(ヴィーネ喜んでくれるかな...)

13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 20:02:25.968 ID:f2UvG63Ya.net
ガヴ「材料も買ってきたし作るとしますかねー」

ガヴ「あっつい!火傷したー!」

ガヴ「あー!チョコにお湯が入った!」

ガヴ「しばらく家事してないと腕も鈍るもんだな...イタッ!」

15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 20:03:59.888 ID:f2UvG63Ya.net
ガヴ「やっと出来た...我ながらなかなかのものが...あ!!!」

ガヴ「あぁぁ...そういえばヴィーネクリスマスにショートケーキの方が好きって...」

ガヴ「なんで今思い出すかなぁ私は...」

ガヴ「はぁ......よし!また材料買ってくるか」

ガヴ「このチョコケーキは...」チラッ






ガヴ「多いなぁ...」モグモグ

18: 規制されちゃったからID変わるね 2017/03/13(月) 20:13:30.474 ID:+r9nmJlMa.net
ガヴ「はぁ~やっと出来た...」

ガヴ(あとはどうやって感謝の気持ちを伝えるか、だな)

ガヴ(面と向かって言うのは恥ずかしすぎるな...)

ガヴ(手紙に書いて私が帰ってから読んでもらう、これだ!)

ガヴ(そうと決まれば早速)カキカキ

19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 20:14:48.760 ID:+r9nmJlMa.net
~~~~~~~~~~~~
いつもありがとう
これからも私にご飯作ってくれ
頼りにしてるぞヴィーネ
~~~~~~~~~~~~
ガヴ「論外だ...感謝とは程遠いな」

ガヴ(感謝の気持ちを伝えるのが一番重要なんだ)

ガヴ(多少恥ずかしくても我慢しないとな)ビリビリ


~~~~~~~~~~~~
いつもありがとう!
恥ずかしくて面と向かっては言えないけど
大好きだよ♡
~~~~~~~~~~~~
ガヴ「誰なんだよこれ...キモすぎる」

ガヴ「やりなおしだな」グシャポイ
 

20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 20:15:28.813 ID:+r9nmJlMa.net
ガヴ「やっと出来た...あとは...」

22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 20:21:33.402 ID:+r9nmJlMa.net
学校


サタ「ガヴリールー!ってあんた今日なんかキレイね」

ガヴ「えー?いつもこんな感じですよ?」

サタ「オエッ それすごい気色悪いんだけど」

ガヴ「うるせえ黙れ」

サタ「......猫カヴリール」プフッ

ガヴ「ぶっ殺すぞ」

サタ「ヒィ!」

23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 20:25:41.256 ID:+r9nmJlMa.net
ヴィーネ「ガ、ガヴ?どうしたのよそれ」

ガヴ「あー...今日はそういう気分なんだ」

ヴィーネ(バレンタインデーに急にキレイなガヴになるなんて...!)

ヴィーネ(本当にすきなひとができたの?)

ヴィーネ(だとすれば私はどうすればいいの?)

ヴィーネ「...ごめんなさい。今日体調悪いから早退する...」

ガヴ「えっ ヴィーネ大丈夫?(どうしよう...体調悪いならケーキとか食べられないよね...でもお見舞いに持っていくだけ持って行こうかな)」

24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 20:27:21.974 ID:+r9nmJlMa.net
ヴィーネ家



ヴィーネ(どうしよう...私は今まで何をしてたの?)

ヴィーネ(通い妻みたいだなんて浮かれて、あれじゃただの都合のいい女じゃない...!)

ヴィーネ(ガヴもそう思ってるかもしれないけどそれもしょうがないことよね...)

ヴィーネ(それでもやっぱり辛すぎる...)ポタポタ


ヴィーネ(昨日ガヴが買い物に連れて行ってくれなかったのも好きな人にあげる準備をしてたから?)

ヴィーネ(今日キレイにしてたのは好きな人と会うから?)

ヴィーネ(ああ...今日バレンタインデーなのに私は何も準備できてない...)

ヴィーネ(ガヴが好きな人と結ばれたら私はそれを祝福することができるの?)

ヴィーネ(ダメ...耐えられない...ぁぁぁ...)

ヴィーネ(いっそのことガヴを殺して一緒に死んでしまいたい...)

25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 20:29:20.670 ID:+r9nmJlMa.net
ヴィーネ(ハッ 私今なんてことを考えてたの!?)

ヴィーネ(ガヴを殺すだなんてそんな恐ろしいこと...!)

ヴィーネ(いや...フフフ 私は悪魔よ?悪いことをするのが仕事。)

ヴィーネ(別にいいじゃない...ガヴが誰かと付き合うなんてどうせ私は耐えられないんだから)

ヴィーネ「私のわがままでガヴを殺すのかぁ」

ヴィーネ「...」ピッピッピ

28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 20:35:31.079 ID:+r9nmJlMa.net
プルルルルルル

ガヴ「もしもしヴィーネ?体調大丈夫?」

ヴィーネ「ええ、もうすっかり大丈夫よ。」

ガヴ「よかった」

ヴィーネ「それよりガヴ今からうちに来ない?」

ガヴ「私もちょうど行こうと思ってたんだ
でも今日はバイトがあるからバイトが終わったらいくよ」

ヴィーネ「へえー バイト、ね」

ガヴ「うん、終わったらすぐそっちに行くから」

ヴィーネ「わかったわ。気をつけてね」チャキ

32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 20:41:12.686 ID:+r9nmJlMa.net
ガヴ「さてバイトも終わったことだしヴィーネの家に向かうかな」

ガヴ(ケーキとヌイグルミ喜んでくれるかな)

ガヴ(ヴィーネってサプライズとかすごい喜びそうなんだよなー)

ガヴ(手紙読んだら感極まって泣いちゃったりして)プクク

ガヴ(ヴィーネってほんといいやつだよなー)

ガヴ(喜んでくれるといいなぁ...)

33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 20:43:32.908 ID:+r9nmJlMa.net
ピンポ-ン

ガヴ「あれ?寝てるのかな」

ピンポ-ン

ガヴ「持ってくるの大変だったのにー」

ガヴ「って鍵空いてんじゃん不用心だぞ全く」

ガチャ

ガヴ「入るぞー」

35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 20:48:04.534 ID:+r9nmJlMa.net
ヴィーネ「...」ダッ
ガヴ「わっ (ドスッ)いるなら返事しろってヴィーネが...」


ガヴ「え?」ダラ

ヴィーネ「ガヴごめんなさい私でも自分が狂ってるのはわかってるわでもガヴが遠くに行っちゃうのなんて耐えられないの
私から離れて行くのが辛くてたまらないのごめんなさいガヴごめんなさいあなたが他の人と付き合ったりするのが耐えられないのごめんなさいああ私は今とんでもないことをしてるのね」ボロボロ

ガヴ「え...?ち..違っ...ヴィーネ...ヴィーネ...!」ダラダラ






ヴィーネ「本当にごめんなさいガヴ。愛してるわ...」ゴトン...

37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 20:52:16.672 ID:+r9nmJlMa.net
ヴィーネ「フフフ...もうガヴはずっと私と一緒に.......あら?」

ヴィーネ「崩れたケーキと...ヌイグルミと...手紙?」カサッ

39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 20:59:35.378 ID:+r9nmJlMa.net
ヴィーネへ

いつもだらしない私の面倒見てくれてありがとう

よく考えるとイベントごとに誘ってくれたり宿題見せてくれたり家事をやってもらったりヴィーネにはお世話になりっぱなしだよな

実はいつかヴィーネも堕落した私に愛想を尽かすんじゃないか、って心配だった時もあったけど
見放さずにずっとそばにいてくれたな

人間界に来たばっかりで不安だったあの時友達になってくれてありがとう

あの時からずっと感謝してるんだ

こんなこと言うのは私のキャラじゃないけど

願わくば
ずっと一緒に......

41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 21:02:08.521 ID:+r9nmJlMa.net
ヴィーネ「ぇ...?」

ヴィーネ「!ンプッ..オェッ...オェェ...!」ビシャビシャ

ヴィーネ「ヒッ...ィヒッ...フーッフーッ!」ポロポロ

ヴィーネ「ぁあ...ああああ...!」ボロボロ

ヴィーネ「うあああああああ!!!!!!!!」

おわり

引用元: ガヴリール「ヴィーネに日頃の感謝を伝えるかな」