1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:13:22.182 ID:ixrToEglx.net
うちの家族は変わっている。
胡桃沢洋菓子店
サターニャ父「ふっふっふ…、やはり悪魔たるもの、夕食の乾杯は人間の生き血に限る…特に、悪魔としての”たしなみ”ともいえる「悪魔的行為」の後の乾杯は格別だ…!!」
サターニャ母「ええ…あなたのいうとおり…、特に今日の悪魔的行為はいつもより残虐の限りをつくしましたから…、よく喉にしみわたりますわ」
サターニャ父「くくく…」
サターニャ母「ふふふ」
サターニャ父母「「はあーはっはっは!」
サターニャ弟「……、…いやいや」
胡桃沢洋菓子店
サターニャ父「ふっふっふ…、やはり悪魔たるもの、夕食の乾杯は人間の生き血に限る…特に、悪魔としての”たしなみ”ともいえる「悪魔的行為」の後の乾杯は格別だ…!!」
サターニャ母「ええ…あなたのいうとおり…、特に今日の悪魔的行為はいつもより残虐の限りをつくしましたから…、よく喉にしみわたりますわ」
サターニャ父「くくく…」
サターニャ母「ふふふ」
サターニャ父母「「はあーはっはっは!」
サターニャ弟「……、…いやいや」
2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:14:48.946 ID:ixrToEglx.net
サターニャ弟「……お父さん、お母さん…その「悪魔的行為」っていうのは要するに、うちの店のお菓子作りのことだよね…
…いつもより残虐の限りをつくしたっていうか……今日は客入りが普段より多くて、忙しかった、って意味だよね、……あとさ」
サターニャ弟「これは人間の生き血じゃなくて、トマトジュースだよね」
サターニャ父・母「……………」
サターニャ父「ふっ」
サターニャ父「はっはっは!なかなかの冷静な判断力だな、ルーク!さすがは我が息子だけのことはある!よくぞ見破った!」
サターニャ母「ええ!この歳でまさか瞬時にそれだけのことを見破るだなんて…!なんという聡明さ!!賞賛に値する…胡桃沢家は安泰ね!」
サターニャ父・母「あーはっはっは!」
サターニャ弟「…………」
…いつもより残虐の限りをつくしたっていうか……今日は客入りが普段より多くて、忙しかった、って意味だよね、……あとさ」
サターニャ弟「これは人間の生き血じゃなくて、トマトジュースだよね」
サターニャ父・母「……………」
サターニャ父「ふっ」
サターニャ父「はっはっは!なかなかの冷静な判断力だな、ルーク!さすがは我が息子だけのことはある!よくぞ見破った!」
サターニャ母「ええ!この歳でまさか瞬時にそれだけのことを見破るだなんて…!なんという聡明さ!!賞賛に値する…胡桃沢家は安泰ね!」
サターニャ父・母「あーはっはっは!」
サターニャ弟「…………」
3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:16:04.783 ID:ixrToEglx.net
僕の名前は胡桃沢・サタルーク・マクドウェル(仮名)
魔界のとある郊外にある胡桃沢洋菓子店という、小さなお菓子屋さんの店主の息子。
うちは4人家族。
そのうち3人は既に紹介したとおり。僕と、変わったお父さんと変わったお母さん。
そして。
サターニャ父「時に…アイツはどうしてる…?爺やからの情報によると、この年末…魔界に帰還する予定…との噂を聞いたが?」
サターニャ母「ええ…その話なら私も既に爺やから聞いているけど…間違いない情報よ…ふふ、下界に降りて早や半年……どれほどの実力を上げてきたか…今から会うのが楽しみだわ」
サターニャ父「ふふ、そうか…とうとうかえってくるか…そうとなれば手厚く出迎えねばばならないな…なあ…わが娘…サタニキアよ!」
サターニャ弟「………いやいや、…うち、爺やいないし」
……そう。変わった姉がいる。
魔界のとある郊外にある胡桃沢洋菓子店という、小さなお菓子屋さんの店主の息子。
うちは4人家族。
そのうち3人は既に紹介したとおり。僕と、変わったお父さんと変わったお母さん。
そして。
サターニャ父「時に…アイツはどうしてる…?爺やからの情報によると、この年末…魔界に帰還する予定…との噂を聞いたが?」
サターニャ母「ええ…その話なら私も既に爺やから聞いているけど…間違いない情報よ…ふふ、下界に降りて早や半年……どれほどの実力を上げてきたか…今から会うのが楽しみだわ」
サターニャ父「ふふ、そうか…とうとうかえってくるか…そうとなれば手厚く出迎えねばばならないな…なあ…わが娘…サタニキアよ!」
サターニャ弟「………いやいや、…うち、爺やいないし」
……そう。変わった姉がいる。
6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:17:54.081 ID:ixrToEglx.net
年末のある日
学校から下校中のサターニャ弟
友達A「へえ…それじゃ年末、かえって来るのかお前のところのねーちゃん」
サターニャ弟「うん。そうらしいよ」
友達B「おまえの家族って変わってるよな…。俺は、姉ちゃんはみたことないけど、やっぱ変わってるの?」
サターニャ弟「うん、まあね」
友達C「俺のねーちゃんが中学時代同じクラスだったけど、クラスでもすごく変わりものだったって言ってたな」
友達B「へえ…まじかよ」
友達A「ルークはよく、小さいころ、姉ちゃんに連れまわされて遊んでたよな…悪魔的行為がどうとか言って」
サターニャ弟「思い出したくもない…」
学校から下校中のサターニャ弟
友達A「へえ…それじゃ年末、かえって来るのかお前のところのねーちゃん」
サターニャ弟「うん。そうらしいよ」
友達B「おまえの家族って変わってるよな…。俺は、姉ちゃんはみたことないけど、やっぱ変わってるの?」
サターニャ弟「うん、まあね」
友達C「俺のねーちゃんが中学時代同じクラスだったけど、クラスでもすごく変わりものだったって言ってたな」
友達B「へえ…まじかよ」
友達A「ルークはよく、小さいころ、姉ちゃんに連れまわされて遊んでたよな…悪魔的行為がどうとか言って」
サターニャ弟「思い出したくもない…」
7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:19:23.418 ID:ixrToEglx.net
………
①変わった姉との思いで
とある公園
サターニャ(小3)「くっくっく…サタルーク…よく聞きなさい
このボールを人差し指と中指の間にボールを挟んで投げると…球筋が途中で大きく落下することに気づいたわ
…私はこれを悪魔的変化玉(デビルボール)と名付けた…、
もし、この技で天使を攻撃すれば、奴らはこの変則的な玉の動きについてこれず…避けることができるかしら…ふふ、いやできないわ…」
サターニャ弟「いやいや…お姉ちゃん…それただのフォークボールだよね…いや、8歳でそれ投げれるのすごいけれども…」
①変わった姉との思いで
とある公園
サターニャ(小3)「くっくっく…サタルーク…よく聞きなさい
このボールを人差し指と中指の間にボールを挟んで投げると…球筋が途中で大きく落下することに気づいたわ
…私はこれを悪魔的変化玉(デビルボール)と名付けた…、
もし、この技で天使を攻撃すれば、奴らはこの変則的な玉の動きについてこれず…避けることができるかしら…ふふ、いやできないわ…」
サターニャ弟「いやいや…お姉ちゃん…それただのフォークボールだよね…いや、8歳でそれ投げれるのすごいけれども…」
9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:21:25.173 ID:ixrToEglx.net
サターニャ「いずれ来る天使との闘いに向けて、あなたにもこの技を伝授してあげるから…よくみてなさい…今から、私がお手本をみせてあげるわ」
サターニャ弟「え、いや、お姉ちゃん…この公園、ボール遊びは禁止だって」
サターニャ「どりゃあああ、悪魔的変化玉!!……って、あ、あれ、すっぽ抜けて…」
ぱりーん
サターニャ弟「げっ、公園の隣の家の窓にあたって…!…い、家の人が怒ってでてきた!…どうしよう…お姉ちゃ…」
サターニャ「」ばっさばっさ
サターニャ弟「お、お姉ちゃん!?え、す、既に羽を広げて空のあんなところまで!?え、ちょ、も、もしかして、僕を置いて逃げ……ちょ、ね、ねえちゃ、おねえちゃーん!?」
………
サターニャ弟「え、いや、お姉ちゃん…この公園、ボール遊びは禁止だって」
サターニャ「どりゃあああ、悪魔的変化玉!!……って、あ、あれ、すっぽ抜けて…」
ぱりーん
サターニャ弟「げっ、公園の隣の家の窓にあたって…!…い、家の人が怒ってでてきた!…どうしよう…お姉ちゃ…」
サターニャ「」ばっさばっさ
サターニャ弟「お、お姉ちゃん!?え、す、既に羽を広げて空のあんなところまで!?え、ちょ、も、もしかして、僕を置いて逃げ……ちょ、ね、ねえちゃ、おねえちゃーん!?」
………
10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:22:53.152 ID:ixrToEglx.net
②変わった姉との思いで
サターニャ(小6)「くっくっく…我が名は胡桃沢・サタニキア・マクドウェル…!地獄を総べるもの…、愚かなる天使よ…!我が闇を力でお前を漆黒の闇に染めてやるわっ!!」
サターニャ弟「や、やめようよお姉ちゃん…こんな住宅の空き地で……き、近所の人に聞かれたら、は、恥ずかしいし、迷惑だよ…」
サターニャ「何いってんのよ、いつ天使と遭遇してもいいように、対天使用の悪魔的決め台詞を練習しとかないと…ほら、アンタもやってみなさい」
サターニャ弟「ふぁ!?な、なんで僕がっ!??」
サターニャ(小6)「くっくっく…我が名は胡桃沢・サタニキア・マクドウェル…!地獄を総べるもの…、愚かなる天使よ…!我が闇を力でお前を漆黒の闇に染めてやるわっ!!」
サターニャ弟「や、やめようよお姉ちゃん…こんな住宅の空き地で……き、近所の人に聞かれたら、は、恥ずかしいし、迷惑だよ…」
サターニャ「何いってんのよ、いつ天使と遭遇してもいいように、対天使用の悪魔的決め台詞を練習しとかないと…ほら、アンタもやってみなさい」
サターニャ弟「ふぁ!?な、なんで僕がっ!??」
12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:24:08.470 ID:ixrToEglx.net
サターニャ「いいから、とっととやりなさいよ」
サターニャ弟「わ、わかったよ…わ、我が名は胡桃沢…」ぼそぼそ
サターニャ「声が小さいわよ!ハリがないわ、ハリが!そんなんじゃ天使の耳に届かないわよ!」
サターニャ弟「わ、我が名は胡桃沢…!」
サターニャ「聞こえない、つってんのよ、声が小さいわ、腹から声出してる!?男の子でしょうが!ほら、もっと大きな声で!」
サターニャ弟「我が名は胡桃沢っ!」
サターニャ「声が小さいっ!!」
サターニャ弟「我が名は胡桃沢っ…~~~~!!!」
……
サターニャ弟「わ、わかったよ…わ、我が名は胡桃沢…」ぼそぼそ
サターニャ「声が小さいわよ!ハリがないわ、ハリが!そんなんじゃ天使の耳に届かないわよ!」
サターニャ弟「わ、我が名は胡桃沢…!」
サターニャ「聞こえない、つってんのよ、声が小さいわ、腹から声出してる!?男の子でしょうが!ほら、もっと大きな声で!」
サターニャ弟「我が名は胡桃沢っ!」
サターニャ「声が小さいっ!!」
サターニャ弟「我が名は胡桃沢っ…~~~~!!!」
……
13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:26:33.853 ID:ixrToEglx.net
……
警察「あー、胡桃沢さん家のお子さんだねー、
ちょっと近所の人から、ガチうるさいって切れ気味に連絡があってね…まあ、近所迷惑だからさあ…できれば誰もいない川のほとりとかで…やってもらえると、助かるんだけど」
サターニャ弟「は、はい…あ、あの…ほんとすみません」
サターニャ「はんっ!近所迷惑ですって…愚かな近隣住民ね!?この悪魔的修行をなんだと思ってんのよ!どこのだれか教えなさいっ、この私が悪の鉄槌を」
サターニャ弟「すみません、こんな姉ですみません!!アホなんです、多めにみてくださいっ!ほんとすみませんしたぁぁぁぁっ!!」
サターニャ「いやアホって誰のことよっ!いや、っていうか声でかっ!!その声でやりなさいよ、悪魔的決め台詞をっ!!」
………
警察「あー、胡桃沢さん家のお子さんだねー、
ちょっと近所の人から、ガチうるさいって切れ気味に連絡があってね…まあ、近所迷惑だからさあ…できれば誰もいない川のほとりとかで…やってもらえると、助かるんだけど」
サターニャ弟「は、はい…あ、あの…ほんとすみません」
サターニャ「はんっ!近所迷惑ですって…愚かな近隣住民ね!?この悪魔的修行をなんだと思ってんのよ!どこのだれか教えなさいっ、この私が悪の鉄槌を」
サターニャ弟「すみません、こんな姉ですみません!!アホなんです、多めにみてくださいっ!ほんとすみませんしたぁぁぁぁっ!!」
サターニャ「いやアホって誰のことよっ!いや、っていうか声でかっ!!その声でやりなさいよ、悪魔的決め台詞をっ!!」
………
14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:28:41.232 ID:ixrToEglx.net
③変わった姉との思いで
サターニャ弟「お姉ちゃん…どうしたの…それ」
サターニャ(中2)「どうした、ですって…わが弟よ…ふふ…さっきその辺で散歩してたら拾ったのよ…サラマンダーの子供をね」
サターニャ弟「いやいや…それ拾ってきてどうするの」
サターニャ「どうするって…決まってるじゃない…!我が優秀な使い魔として、徹底的に育てあげるためよ!そう、この暗黒獣、アレキサンダーをね!」
サターニャ弟「あ、もう名前決めてんだねって……いやいや、そんなことよりも、うちで飼うってこと?
駄目だよ、魔獣の子供って飼育難しいらしいし…世話焼けるんだよ…?
生き物飼うって大変なんだよ?お姉ちゃんできるの??せめて金魚とかからはじめよ?」
サターニャ「いや何よアンタ!学校の先生みたいな責め立て方しないでしょ!わかってるわよ、それくらいはっ!」
サターニャ弟「お姉ちゃん…どうしたの…それ」
サターニャ(中2)「どうした、ですって…わが弟よ…ふふ…さっきその辺で散歩してたら拾ったのよ…サラマンダーの子供をね」
サターニャ弟「いやいや…それ拾ってきてどうするの」
サターニャ「どうするって…決まってるじゃない…!我が優秀な使い魔として、徹底的に育てあげるためよ!そう、この暗黒獣、アレキサンダーをね!」
サターニャ弟「あ、もう名前決めてんだねって……いやいや、そんなことよりも、うちで飼うってこと?
駄目だよ、魔獣の子供って飼育難しいらしいし…世話焼けるんだよ…?
生き物飼うって大変なんだよ?お姉ちゃんできるの??せめて金魚とかからはじめよ?」
サターニャ「いや何よアンタ!学校の先生みたいな責め立て方しないでしょ!わかってるわよ、それくらいはっ!」
15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:31:07.321 ID:ixrToEglx.net
サターニャ「お母さまとお父様の許可も得たし…今日から、このアレキサンダーは私の使い魔よ!ふふ…天使のはらわたを喰らう極悪な猛獣に育てあげてやるわ…くく」
サターニャ弟「いっとくけど、僕は飼育の手伝いとかしないよ?お姉ちゃんが一人でやってよ」
サターニャ「あったりまえでしょ!何よ、アンタ、日に日に生意気になって偉大な姉にたてつくようになってるわね!もう、いちいちうるさいのよアンタはっ!
黙ってみてなさい!このサターニャ様の偉大なる飼育術を!!」
その一か月後…
サターニャ弟「いっとくけど、僕は飼育の手伝いとかしないよ?お姉ちゃんが一人でやってよ」
サターニャ「あったりまえでしょ!何よ、アンタ、日に日に生意気になって偉大な姉にたてつくようになってるわね!もう、いちいちうるさいのよアンタはっ!
黙ってみてなさい!このサターニャ様の偉大なる飼育術を!!」
その一か月後…
16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:32:32.497 ID:ixrToEglx.net
サターニャ弟「お姉ちゃん…アレキサンダーの小屋の掃除…そろそろしてあげたほうが…」
サターニャ「え、ああ…ごめん…私、今日…あれ…買いも……いや…悪魔的買い物(デビルズショッピング)があって…ヴィネットがさあ…どうしても、とかいうから…悪魔的な買い物をね…うん、ヴィネットがね」
サターニャ弟「いやいや…だからそれ普通に友達と買い物に行くってことだよね。けど、いい加減、掃除しないとアレキサンダーの機嫌が」
サターニャ「うん、だからさあ…、我が弟よ……、あとは、分かるわよね…掃除用のほうきとか塵取りとか、その辺にあるから…あとは、分かるわよね…」
サターニャ弟「いやわかんねえよ」
………
サターニャ「え、ああ…ごめん…私、今日…あれ…買いも……いや…悪魔的買い物(デビルズショッピング)があって…ヴィネットがさあ…どうしても、とかいうから…悪魔的な買い物をね…うん、ヴィネットがね」
サターニャ弟「いやいや…だからそれ普通に友達と買い物に行くってことだよね。けど、いい加減、掃除しないとアレキサンダーの機嫌が」
サターニャ「うん、だからさあ…、我が弟よ……、あとは、分かるわよね…掃除用のほうきとか塵取りとか、その辺にあるから…あとは、分かるわよね…」
サターニャ弟「いやわかんねえよ」
………
18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:34:34.332 ID:ixrToEglx.net
現代…
サターニャ弟「………」
サターニャ弟「(結局、僕も飼育の手伝いするようになったり…はあ…振り返ると碌な思い出がないな…)」
サターニャ弟「(あと…思い出といえば…)」
………
④変わった姉との思いで
サターニャ弟「………」
サターニャ弟「(結局、僕も飼育の手伝いするようになったり…はあ…振り返ると碌な思い出がないな…)」
サターニャ弟「(あと…思い出といえば…)」
………
④変わった姉との思いで
19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:36:28.847 ID:ixrToEglx.net
胡桃沢洋菓子店
サターニャ父「い、家を出るって…!ルーク、急に何を言うんだ!ま、まさかお前…、て、天使に頭を洗脳されて…!」
サターニャ母「そ、そんな…いつの間に天使と接触を…、け、けど…うちの秘薬…秘薬を使えばなんとか正気にもどすことはできるのでは…」
サターニャ弟「いやいやいやいや!天使の洗脳とかありえないし、うち秘薬なんてつくってないし!つくってるのケーキだし!だから、そういう普通じゃない変わった反応が嫌なんだってば!」
サターニャ父「い、家を出るって…!ルーク、急に何を言うんだ!ま、まさかお前…、て、天使に頭を洗脳されて…!」
サターニャ母「そ、そんな…いつの間に天使と接触を…、け、けど…うちの秘薬…秘薬を使えばなんとか正気にもどすことはできるのでは…」
サターニャ弟「いやいやいやいや!天使の洗脳とかありえないし、うち秘薬なんてつくってないし!つくってるのケーキだし!だから、そういう普通じゃない変わった反応が嫌なんだってば!」
21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:37:51.849 ID:ixrToEglx.net
サターニャ弟「いままでいってなかったけど、クラスでもうちの家族、変わりものって、ときどきからかわれるし!
変わったお母さんに、変わったお父さん、変わったお姉ちゃんなんてもう沢山だ!
僕はもう、決めたんだ!もう、家を出て一人で生きるって!」
サターニャ父「ま、待つんだルーク…!おい、ルーク!ああ、なんということだ」
サターニャ母「飛んで行ってしまったわ…た、大変…、一体どうしたら…」
サターニャ(中3)「………、……っ」
…………
変わったお母さんに、変わったお父さん、変わったお姉ちゃんなんてもう沢山だ!
僕はもう、決めたんだ!もう、家を出て一人で生きるって!」
サターニャ父「ま、待つんだルーク…!おい、ルーク!ああ、なんということだ」
サターニャ母「飛んで行ってしまったわ…た、大変…、一体どうしたら…」
サターニャ(中3)「………、……っ」
…………
22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:40:00.650 ID:ixrToEglx.net
その後、ひと気のない街はずれのほとりを歩くサターニャ弟
サターニャ弟「………」
サターニャ弟「勢いで飛び出してきたのはいいけど…これからどうしよう」
サターニャ弟「冷静に考えたら、僕の歳で家族を離れて生きるなんて無理だし…けど、あそこまで啖呵を切って、簡単に家に戻ることはできないし……」
サターニャ弟「…………、お父さん、お母さん……さっきは、すこし言い過ぎたかもしれないな…」
ぽつぽつぽつ…
サターニャ弟「あ、雨だ…どうしよう…どこかに雨宿りしないと…」
ざあーーーーー…
……
木陰で雨宿りするサターニャ弟
サターニャ弟「………」
サターニャ弟「勢いで飛び出してきたのはいいけど…これからどうしよう」
サターニャ弟「冷静に考えたら、僕の歳で家族を離れて生きるなんて無理だし…けど、あそこまで啖呵を切って、簡単に家に戻ることはできないし……」
サターニャ弟「…………、お父さん、お母さん……さっきは、すこし言い過ぎたかもしれないな…」
ぽつぽつぽつ…
サターニャ弟「あ、雨だ…どうしよう…どこかに雨宿りしないと…」
ざあーーーーー…
……
木陰で雨宿りするサターニャ弟
23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:41:46.339 ID:ixrToEglx.net
ざあーーー…
サターニャ弟「どうしよう…どんどん雨足が強くなってきた…、勢いで飛び出してきたから、ここがどこかもわからないや…人通りもないし……暗くなってきた……」
サターニャ弟「…………」
サターニャ弟「……、ばかだな僕……。自分の家族を変わり者呼ばわりして…、自分だけ冷静な大人ぶった態度とっておいて…
サターニャ弟「…やったことは、家族にひどいことを言って…何にも考えず飛び出してきただけ…」
サターニャ弟「ほんと、大馬鹿だな…」
サターニャ弟「どうしよう…どんどん雨足が強くなってきた…、勢いで飛び出してきたから、ここがどこかもわからないや…人通りもないし……暗くなってきた……」
サターニャ弟「…………」
サターニャ弟「……、ばかだな僕……。自分の家族を変わり者呼ばわりして…、自分だけ冷静な大人ぶった態度とっておいて…
サターニャ弟「…やったことは、家族にひどいことを言って…何にも考えず飛び出してきただけ…」
サターニャ弟「ほんと、大馬鹿だな…」
25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:43:09.605 ID:ixrToEglx.net
ぱしゃ…ぱしゃ…
?「はあ…はあ…」
サターニャ弟「え…?」
サターニャ「……、はあ、はあ…ほんと…その通りね…大馬鹿だわ…サタルーク…はあ、はあ…」
サターニャ弟「え?お、お姉ちゃん!?」
サターニャ「…はあ…、アンタ、やるようになったわね…大きくなったわ…、こんな街はずれの遠くまで一人で来るなんて…ほんと、探すのに苦労したわ…あー、しんど」
?「はあ…はあ…」
サターニャ弟「え…?」
サターニャ「……、はあ、はあ…ほんと…その通りね…大馬鹿だわ…サタルーク…はあ、はあ…」
サターニャ弟「え?お、お姉ちゃん!?」
サターニャ「…はあ…、アンタ、やるようになったわね…大きくなったわ…、こんな街はずれの遠くまで一人で来るなんて…ほんと、探すのに苦労したわ…あー、しんど」
26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:45:03.764 ID:ixrToEglx.net
サターニャ弟「え、…もしかして…お姉ちゃん……僕のこと…探しにきて…」
サターニャ「ったく…、なんも考えなしにつっぱしって……家族をおかしい呼ばわりして…わが弟とは思えないほど、子供ね、アンタは」
サターニャ弟「………」
サターニャ弟「………い、いやいや…お姉ちゃんに……言われたくないんだけ…どっ…」
サターニャ「はあ!?何よ、今後におよんでも、この偉大な姉に向かって偉そうな口を…ん?」
サターニャの胸にだきつくサターニャ弟
サターニャ弟「うう…ひぐ…ぐす」ぎゅうう…
サターニャ「子供はあんたでしょうが…まったく…、ほら、とっとと帰るわよ」
………
サターニャ「ったく…、なんも考えなしにつっぱしって……家族をおかしい呼ばわりして…わが弟とは思えないほど、子供ね、アンタは」
サターニャ弟「………」
サターニャ弟「………い、いやいや…お姉ちゃんに……言われたくないんだけ…どっ…」
サターニャ「はあ!?何よ、今後におよんでも、この偉大な姉に向かって偉そうな口を…ん?」
サターニャの胸にだきつくサターニャ弟
サターニャ弟「うう…ひぐ…ぐす」ぎゅうう…
サターニャ「子供はあんたでしょうが…まったく…、ほら、とっとと帰るわよ」
………
27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:46:52.799 ID:ixrToEglx.net
ぽつぽつ…
サターニャが持ってきた傘をさして帰路につく2人
サターニャ弟「姉ちゃん…」
サターニャ「何よ…」
サターニャ弟「ぼく…やっぱり、自分の家族…変わってるとおもうよ」
サターニャ「あっそ…だめねアンタは…、あんだけ小さいころから私が、数多の悪魔的行為(デビルズアクション)を叩き込んできたというのに…、
同じ家族とは思えないほど、見解の相違がありすぎるわ…どうしてそうなったのかしら」
サターニャが持ってきた傘をさして帰路につく2人
サターニャ弟「姉ちゃん…」
サターニャ「何よ…」
サターニャ弟「ぼく…やっぱり、自分の家族…変わってるとおもうよ」
サターニャ「あっそ…だめねアンタは…、あんだけ小さいころから私が、数多の悪魔的行為(デビルズアクション)を叩き込んできたというのに…、
同じ家族とは思えないほど、見解の相違がありすぎるわ…どうしてそうなったのかしら」
28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:48:11.066 ID:ixrToEglx.net
サターニャ弟「そうだね…、これっぽっちも理解できないし、ぶっちゃけ早く家出たいと思ってるよ」
サターニャ「…好きにしたらいいわ、けど…考え方がどーだろーが、アンタは私の弟ってことにはかわりないわ…、
だから、いちいち心配かけるんじゃないわよ、ったく…
お母さまもお父様もかなり心配してたわよ」
サターニャ弟「………うん、ごめんなさい」
サターニャ「そういうこと考えるのは、大人になってからにしなさいよ…っていうか、家を出るのは私が先でしょ…」
サターニャ弟「え?」
サターニャ「…好きにしたらいいわ、けど…考え方がどーだろーが、アンタは私の弟ってことにはかわりないわ…、
だから、いちいち心配かけるんじゃないわよ、ったく…
お母さまもお父様もかなり心配してたわよ」
サターニャ弟「………うん、ごめんなさい」
サターニャ「そういうこと考えるのは、大人になってからにしなさいよ…っていうか、家を出るのは私が先でしょ…」
サターニャ弟「え?」
29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:50:37.283 ID:ixrToEglx.net
サターニャ「えっ、て…中学を卒業したら、人間界に行くんだから、家を出るのは私が先になるに決まってんでしょうが…
サタルーク、アンタ、お父様とお母様のこと、頼んだわよ」
サターニャ弟「お姉ちゃん…人間界行っちゃうの…?」
サターニャ「はあ?言ってなかったっけ?っていうか何よその反応は…、
ははあ…偉大なる大悪魔の姉がもうすぐ家を出ることを知って…動揺を隠せないようねえ…」
サターニャ弟「え、い、いやいや…そ、そういうわけじゃあ…」
サターニャ「はあ、なによ素直に言ってみなさい、アンタ、ようはさびしいんでしょ、ぷぷ」
サターニャ弟「い、いやいや、違うからっ!!違うってば」
サターニャ「ああもう、そーいうのいいから、素直に言ってみなさいよほら」
サターニャ弟「いやだから違うって…」
ざああーーーー…
サタルーク、アンタ、お父様とお母様のこと、頼んだわよ」
サターニャ弟「お姉ちゃん…人間界行っちゃうの…?」
サターニャ「はあ?言ってなかったっけ?っていうか何よその反応は…、
ははあ…偉大なる大悪魔の姉がもうすぐ家を出ることを知って…動揺を隠せないようねえ…」
サターニャ弟「え、い、いやいや…そ、そういうわけじゃあ…」
サターニャ「はあ、なによ素直に言ってみなさい、アンタ、ようはさびしいんでしょ、ぷぷ」
サターニャ弟「い、いやいや、違うからっ!!違うってば」
サターニャ「ああもう、そーいうのいいから、素直に言ってみなさいよほら」
サターニャ弟「いやだから違うって…」
ざああーーーー…
30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:52:48.395 ID:ixrToEglx.net
再び現代
サターニャ弟「…………」
友達A「どうしたんだよ、急に黙り込んで」
サターニャ弟「いや…お姉ちゃんのことを思い出してた」
友達B「ああ、その変わったお姉ちゃんのこと?」
友達A「いやあ、俺はコイツと小さいころから付き合いあるから知ってるけど…ほんと変わってたわ~、なんかいっつも変なポーズとってたし、はは」
友達C「ああ、俺の姉ちゃんも言ってたわ…同クラだったころ、わざと宿題を忘れて廊下立たされたとか…」
友達A「悪魔的行為とか言って、わざと小銭をたくさん出して、大きな買い物して店員さん困らせたり…」
友達C「ほかにも、校庭に一人で落とし穴作って、それを校長先生がハマって大目玉喰らったとかなんとか…」
友達B「うへえ…なんだよそれえ」
サターニャ弟「…………」
友達A「どうしたんだよ、急に黙り込んで」
サターニャ弟「いや…お姉ちゃんのことを思い出してた」
友達B「ああ、その変わったお姉ちゃんのこと?」
友達A「いやあ、俺はコイツと小さいころから付き合いあるから知ってるけど…ほんと変わってたわ~、なんかいっつも変なポーズとってたし、はは」
友達C「ああ、俺の姉ちゃんも言ってたわ…同クラだったころ、わざと宿題を忘れて廊下立たされたとか…」
友達A「悪魔的行為とか言って、わざと小銭をたくさん出して、大きな買い物して店員さん困らせたり…」
友達C「ほかにも、校庭に一人で落とし穴作って、それを校長先生がハマって大目玉喰らったとかなんとか…」
友達B「うへえ…なんだよそれえ」
31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:53:46.593 ID:ixrToEglx.net
サターニャ弟「………」
友達A「ああ他にもあるぜ、コイツの姉ちゃんの変人伝説…俺が一番笑ったのが…ペットボトルのふたを…」
サターニャ弟「…いやいや……」ぼそっ
友達A「え?」
友達A「ああ他にもあるぜ、コイツの姉ちゃんの変人伝説…俺が一番笑ったのが…ペットボトルのふたを…」
サターニャ弟「…いやいや……」ぼそっ
友達A「え?」
32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:55:37.596 ID:ixrToEglx.net
サターニャ弟「あ、いや……、たぶん、いや、絶対、全部ほ、ほんとのことだけど…、けど、けど!!」
サターニャ弟「うちのお姉ちゃんは、確かに変わってるけど…
…いやすごいんだぞ!?下界に行っても頑張って悪魔としての活動頑張ってて、コツコツ仕送りも増やしてるみたいだし!?
下界では、天界のかなり上級の天使とも同じ高校でよくケンカしてるらしいし!
あ、こないだはその後輩の天使と戦って勝ったとか言ってたし!
聞いてもないのに誇らしげによく電話してこんな話してくるけど、!
とにかく、いざというときは頼りになるしいいとこもあるからっ!」
友達ABC「………」
サターニャ弟「あ、い、いや…、…ごめん、お、俺、もう先に帰るからっ」
友達A「あ、ちょ、お、おい!」
………
サターニャ弟「うちのお姉ちゃんは、確かに変わってるけど…
…いやすごいんだぞ!?下界に行っても頑張って悪魔としての活動頑張ってて、コツコツ仕送りも増やしてるみたいだし!?
下界では、天界のかなり上級の天使とも同じ高校でよくケンカしてるらしいし!
あ、こないだはその後輩の天使と戦って勝ったとか言ってたし!
聞いてもないのに誇らしげによく電話してこんな話してくるけど、!
とにかく、いざというときは頼りになるしいいとこもあるからっ!」
友達ABC「………」
サターニャ弟「あ、い、いや…、…ごめん、お、俺、もう先に帰るからっ」
友達A「あ、ちょ、お、おい!」
………
33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:57:06.861 ID:ixrToEglx.net
そして大みそか…胡桃沢洋菓子店
サターニャ父「くっくっく…いよいよだな…いよいよあと、数時間で我が娘、サタナキアが帰還するとのことだ」
サターニャ母「ええ…楽しみだわ…下界での悪魔的行為の数々の話を、ぜひ聞かせてもらわなきゃ…ふふ」
サターニャ弟「……」そわそわ
サターニャ父「くっく…わが息子、サタルークも姉の帰還に今か今かと待ちわびているようだ」
サターニャ弟「は、はああ!?いやいやいや、べ、別に僕は…そういう…わけじゃあ…」ごにょごにょ
サターニャ父「くっくっく…いよいよだな…いよいよあと、数時間で我が娘、サタナキアが帰還するとのことだ」
サターニャ母「ええ…楽しみだわ…下界での悪魔的行為の数々の話を、ぜひ聞かせてもらわなきゃ…ふふ」
サターニャ弟「……」そわそわ
サターニャ父「くっく…わが息子、サタルークも姉の帰還に今か今かと待ちわびているようだ」
サターニャ弟「は、はああ!?いやいやいや、べ、別に僕は…そういう…わけじゃあ…」ごにょごにょ
34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 00:58:56.613 ID:ixrToEglx.net
サターニャ母「あらあら…何を言っているのかしら、普段は自分の部屋に引きこもってでてこないというのに…、今日はずっと屋敷をうろうろして、落ち着かない様子…
…あなたのキモチくらいこの父と母にはお見通しよ」
サターニャ弟「いやいや…僕は違うって…違うから」
ぴんぽーん
サターニャ父「ふむ、どうやら、我が家の大悪魔が帰還したようだ…盛大に出迎えるとするか」
…あなたのキモチくらいこの父と母にはお見通しよ」
サターニャ弟「いやいや…僕は違うって…違うから」
ぴんぽーん
サターニャ父「ふむ、どうやら、我が家の大悪魔が帰還したようだ…盛大に出迎えるとするか」
35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 01:01:20.283 ID:ixrToEglx.net
サターニャ「ただいまー、…あ、いや…
くっくっく…ただいま帰りました、お父様、お母さま…漆黒の闇を総べる大悪魔、サタニキア…ただいま帰還いたしました」
サターニャ父「おお…よくかえって来たな我が娘よ…元気そうでなによりだ」
サターニャ「ええ…元気など有り余るくらいですわ…お父様、くっく」
サターニャ母「下界での暮らしはどうかしらサタニキア?」
サターニャ「ええ…とりあえず計画では、あと半年後には、下界の1/3の地域は我が手中に収める予定でいます。既に、今の段階でも住処を構える国家の中枢は、なんかもう、たいていのことなら、なんでも言うこと聞く状態にあります」
サターニャ母「ああ、すごいわ…さすがは我が娘、サタニキアね」
くっくっく…ただいま帰りました、お父様、お母さま…漆黒の闇を総べる大悪魔、サタニキア…ただいま帰還いたしました」
サターニャ父「おお…よくかえって来たな我が娘よ…元気そうでなによりだ」
サターニャ「ええ…元気など有り余るくらいですわ…お父様、くっく」
サターニャ母「下界での暮らしはどうかしらサタニキア?」
サターニャ「ええ…とりあえず計画では、あと半年後には、下界の1/3の地域は我が手中に収める予定でいます。既に、今の段階でも住処を構える国家の中枢は、なんかもう、たいていのことなら、なんでも言うこと聞く状態にあります」
サターニャ母「ああ、すごいわ…さすがは我が娘、サタニキアね」
36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 01:03:10.745 ID:ixrToEglx.net
サターニャ父「下界にやっかいな天使がいるという話だったが…」
サターニャ「ええ…天使はすでに我が手中に収める算段がついております。
もはや我が敵ではありません。残った難敵として、”INU”と”GURASAN”という凶悪な魔獣がいますが、
くく…、……、まあ、なんとか、こう……、その…、アレするつもりです」
サターニャ父「なるほど…さすがはサタニキアだ」
サターニャ弟「また…かえって来た早々…うそばっかり…」
サターニャ「ただいま、サタルーク。アンタ、元気にしてたの?」
頭に手を置くサターニャ
サターニャ「ええ…天使はすでに我が手中に収める算段がついております。
もはや我が敵ではありません。残った難敵として、”INU”と”GURASAN”という凶悪な魔獣がいますが、
くく…、……、まあ、なんとか、こう……、その…、アレするつもりです」
サターニャ父「なるほど…さすがはサタニキアだ」
サターニャ弟「また…かえって来た早々…うそばっかり…」
サターニャ「ただいま、サタルーク。アンタ、元気にしてたの?」
頭に手を置くサターニャ
37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 01:06:24.584 ID:ixrToEglx.net
サターニャ弟「いやいや…ちょ、こ、子供扱いしないでよ…」
サターニャ「ふふん、偉大なる姉の帰還に動揺を隠しきれないようね、仕方ないから、こっちにいる間は、また相手してあげるわ」
サターニャ弟「いやいや…なんだよ、相手って…!別にそんなのいいから」
サターニャ「あら、何よアンタ、ちょっと照れてんの?あっれー、アンタ意外に今でも可愛いとこあんのね、偉大なる姉に照れてんのね、へえ」
サターニャ弟「いやだから違うっていってるじゃん…」
サターニャ「ふふん、偉大なる姉の帰還に動揺を隠しきれないようね、仕方ないから、こっちにいる間は、また相手してあげるわ」
サターニャ弟「いやいや…なんだよ、相手って…!別にそんなのいいから」
サターニャ「あら、何よアンタ、ちょっと照れてんの?あっれー、アンタ意外に今でも可愛いとこあんのね、偉大なる姉に照れてんのね、へえ」
サターニャ弟「いやだから違うっていってるじゃん…」
39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/16(木) 01:07:33.341 ID:ixrToEglx.net
サターニャ「いやいや正直にいってみなさい。偉大なる姉に存分に甘えたかったのね、それとも、下界での私の武勇伝を聞きたくてしょうがなかったとかそういうアレなのかしら、ぷぷ」
サターニャ弟「いやもういいから…恥ずかしいから黙ってて」
サターニャ「は、恥ずかしいってどゆことよっ!??」
僕の姉は変わっている。とにかく変わっている。よく変なポーズするし、常日頃からかなり痛い発言と妄想してるし、よくトラブル起こすし、
しかもそれは下界での生活でさらに拍車がかかったようだけれども。
けど、僕にとっては、優しくて、頼もしい…尊敬できる、自慢のお姉ちゃんだ
おしまい
サターニャ弟「いやもういいから…恥ずかしいから黙ってて」
サターニャ「は、恥ずかしいってどゆことよっ!??」
僕の姉は変わっている。とにかく変わっている。よく変なポーズするし、常日頃からかなり痛い発言と妄想してるし、よくトラブル起こすし、
しかもそれは下界での生活でさらに拍車がかかったようだけれども。
けど、僕にとっては、優しくて、頼もしい…尊敬できる、自慢のお姉ちゃんだ
おしまい
コメントする
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。