1: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 22:08:52.27 ID:QqgH8aU1.net
希「あら?生徒会室の電気がついてる」
希「穂乃果ちゃん達、まだお仕事してるんかな?ちょっと見に行こ」
希「みんな、お疲れ様…」
海未「…」
希「海未ちゃんだけ?しかも寝てるし」
希「そろそろ下校の時間やし、起こしてあげよか」
希「穂乃果ちゃん達、まだお仕事してるんかな?ちょっと見に行こ」
希「みんな、お疲れ様…」
海未「…」
希「海未ちゃんだけ?しかも寝てるし」
希「そろそろ下校の時間やし、起こしてあげよか」
2: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 22:09:51.38 ID:QqgH8aU1.net
希「海未ちゃーん、そろそろ起きないと遅刻するでー」
海未「ち…遅刻ですかっ!?」ガバッ
希「おはよう、海未ちゃん」
海未「あ…あれ…希?」
希「ふふっ、そんなに慌ててどしたん?」
海未「変な冗談はやめてください…全く…」
海未「ち…遅刻ですかっ!?」ガバッ
希「おはよう、海未ちゃん」
海未「あ…あれ…希?」
希「ふふっ、そんなに慌ててどしたん?」
海未「変な冗談はやめてください…全く…」
3: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 22:10:45.59 ID:QqgH8aU1.net
希「でも、普通に起こしてもつまらんしなあ」
海未「楽しい、つまらないの問題じゃないんです!」
希「それに、普通に起こしたら海未ちゃんおっかないし」
海未「うっ…」
海未「楽しい、つまらないの問題じゃないんです!」
希「それに、普通に起こしたら海未ちゃんおっかないし」
海未「うっ…」
4: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 22:11:44.44 ID:QqgH8aU1.net
海未「そ…そんな事よりも生徒会に何か用事ですか?」
希「いや、こんな時間まで電気がついてたから寄っただけなんやけど」
希「海未ちゃんこそ、どしたん?」
海未「えっ?」
希「書類の束はあるし、海未ちゃん一人で寝てるし」
海未「いえ…その…最近忙しくて、つい寝てしまいました…」
希「いや、こんな時間まで電気がついてたから寄っただけなんやけど」
希「海未ちゃんこそ、どしたん?」
海未「えっ?」
希「書類の束はあるし、海未ちゃん一人で寝てるし」
海未「いえ…その…最近忙しくて、つい寝てしまいました…」
5: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 22:12:46.10 ID:QqgH8aU1.net
希「海未ちゃん、あまり無理したらあかんよ」
希「一人で根を詰めても効率良くないしね」
海未「分かってはいるのですが、そうもいかなくて…」
希「?」
海未「この書類、全部穂乃果のミスが原因で関係各所から返却されたものなんです」
希「あはは…流石やね…」
希「一人で根を詰めても効率良くないしね」
海未「分かってはいるのですが、そうもいかなくて…」
希「?」
海未「この書類、全部穂乃果のミスが原因で関係各所から返却されたものなんです」
希「あはは…流石やね…」
6: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 22:13:38.71 ID:QqgH8aU1.net
海未「時間も無いので、私が直して再提出する予定です」
希「…肝心の穂乃果ちゃんは?」
海未「今日は、風邪を引いて休みです」
希「あらら…ことりちゃんは?」
海未「穂乃果のお見舞いに行かせました。とても心配してるようだったので」
希「なるほどなぁ…」
希「…肝心の穂乃果ちゃんは?」
海未「今日は、風邪を引いて休みです」
希「あらら…ことりちゃんは?」
海未「穂乃果のお見舞いに行かせました。とても心配してるようだったので」
希「なるほどなぁ…」
7: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 22:14:10.16 ID:QqgH8aU1.net
希「海未ちゃん、そういう時はウチやえりちに相談してくれてもええんよ?」
希「簡単なお仕事ぐらいなら手伝ってあげられるし」
海未「すみません、希。気を使わせてしまって…」
希「ええんよ。それにね」
海未「…?」
希「簡単なお仕事ぐらいなら手伝ってあげられるし」
海未「すみません、希。気を使わせてしまって…」
希「ええんよ。それにね」
海未「…?」
8: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 22:15:03.69 ID:QqgH8aU1.net
希「ウチ、海未ちゃんの気持ち分かるから」
海未「私の気持ち…ですか?」
希「うん。ウチだって、元副会長やもん」
希「当然、穂乃果ちゃんの事が心配なんやけど」
希「それ以上に、会長不在の間は頑張らなきゃいけないのは自分だって考えてたんじゃないかな?」
海未「…」
海未「私の気持ち…ですか?」
希「うん。ウチだって、元副会長やもん」
希「当然、穂乃果ちゃんの事が心配なんやけど」
希「それ以上に、会長不在の間は頑張らなきゃいけないのは自分だって考えてたんじゃないかな?」
海未「…」
9: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 22:15:45.93 ID:QqgH8aU1.net
希「それに、生徒会長に苦労するのはお互い様やし」
海未「絵里が…ですか?」
希「そうやで、こう見えてウチも苦労したんやから」
海未「あまり想像がつきませんね」
海未「絵里は仕事ができる生徒会長というイメージだったのですが」
海未「絵里が…ですか?」
希「そうやで、こう見えてウチも苦労したんやから」
海未「あまり想像がつきませんね」
海未「絵里は仕事ができる生徒会長というイメージだったのですが」
10: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 22:17:01.70 ID:QqgH8aU1.net
希「普通の仕事は無難にこなしてくれたし、そのイメージは間違えではないと思うけど」
希「でも、えりちは頭が固いというか、どうにも柔軟性に欠けるというか」
希「真面目なのはいいんやけど、ちょーっと融通が利かないというか」
海未「なるほど…」
希「それになあ、海未ちゃん達がスクールアイドル始めるって言い始めてから本当に酷かったんやで」
希「さすがのウチもお手上げやったもん」
希「でも、えりちは頭が固いというか、どうにも柔軟性に欠けるというか」
希「真面目なのはいいんやけど、ちょーっと融通が利かないというか」
海未「なるほど…」
希「それになあ、海未ちゃん達がスクールアイドル始めるって言い始めてから本当に酷かったんやで」
希「さすがのウチもお手上げやったもん」
11: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 22:17:56.70 ID:QqgH8aU1.net
海未「そんな事があったのですね」
希「この事は内緒やけどね。えりちには黙っておいてな?」クスクス
海未「はい」
希「穂乃果ちゃんはえりちとは正反対でやりたい事を最優先にして、普通のお仕事をおろそかにするタイプやん?」
希「この事は内緒やけどね。えりちには黙っておいてな?」クスクス
海未「はい」
希「穂乃果ちゃんはえりちとは正反対でやりたい事を最優先にして、普通のお仕事をおろそかにするタイプやん?」
12: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 22:18:45.81 ID:QqgH8aU1.net
海未「希の言う通りです…本当に…」
希「その様子やと、相当苦労してるみたいやね」クスッ
海未「笑い事ではないのですが…」
希「でも、その立場を受け入れてる海未ちゃんもいるんやろ?」
海未「…」
海未「希には何でも見透かされている気がします…」
希「その様子やと、相当苦労してるみたいやね」クスッ
海未「笑い事ではないのですが…」
希「でも、その立場を受け入れてる海未ちゃんもいるんやろ?」
海未「…」
海未「希には何でも見透かされている気がします…」
13: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 22:19:20.01 ID:QqgH8aU1.net
希「会長と副会長は正反対な人間がやった方がええんよ。きっと」
希「ほら、えりちとウチなんて正反対の性格してるやん?」
希「真面目なえりちと、お世辞にも真面目とは言えないウチだから上手くバランスが取れてたように」
希「破天荒な穂乃果ちゃんと真面目な海未ちゃんはとても相性がいいと思うんよ」
海未「きっと、そうですね」
希「ほら、えりちとウチなんて正反対の性格してるやん?」
希「真面目なえりちと、お世辞にも真面目とは言えないウチだから上手くバランスが取れてたように」
希「破天荒な穂乃果ちゃんと真面目な海未ちゃんはとても相性がいいと思うんよ」
海未「きっと、そうですね」
14: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 22:24:53.01 ID:QqgH8aU1.net
海未「正直、私が生徒会にいてできる事なんて事務仕事や書類整理ぐらいしかないですし」
海未「オトノキ坂を良くしていく為には、穂乃果の様に多少無理な事でも実践しようとする人間が必要なのです」
海未「私みたいに真面目しか取り柄のない人間は、こういう地味な仕事をやって、穂乃果がこの学校をどう変えていくのかを見守る方がいいんです」
海未「当然、あまりにも突拍子のない事をしたり、仕事をさぼったりしたら怒るつもりですが」
希「それじゃあ、今回の事は?」
海未「最低限の注意にとどめておくつもりです」
海未「オトノキ坂を良くしていく為には、穂乃果の様に多少無理な事でも実践しようとする人間が必要なのです」
海未「私みたいに真面目しか取り柄のない人間は、こういう地味な仕事をやって、穂乃果がこの学校をどう変えていくのかを見守る方がいいんです」
海未「当然、あまりにも突拍子のない事をしたり、仕事をさぼったりしたら怒るつもりですが」
希「それじゃあ、今回の事は?」
海未「最低限の注意にとどめておくつもりです」
15: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 22:25:24.14 ID:QqgH8aU1.net
希「まあ、穂乃果ちゃんにはそれぐらいの方がいいかもしれんね」
希「海未ちゃんの場合、ちょーっとが他の人の3倍ぐらいあるんやけど」クスクス
海未「なっ…そんな事ありませんよ」
希「ほんとかなー?」ニヤニヤ
海未「な…なんですか?その笑みは?」
希「3倍なのは穂乃果ちゃん限定やもんね、ウチうっかりしてたわ」クスクス
海未「は…はい!?」
希「海未ちゃんは穂乃果ちゃんの事がだーい好きだから、つい力が入っちゃうんよね」
希「海未ちゃんの場合、ちょーっとが他の人の3倍ぐらいあるんやけど」クスクス
海未「なっ…そんな事ありませんよ」
希「ほんとかなー?」ニヤニヤ
海未「な…なんですか?その笑みは?」
希「3倍なのは穂乃果ちゃん限定やもんね、ウチうっかりしてたわ」クスクス
海未「は…はい!?」
希「海未ちゃんは穂乃果ちゃんの事がだーい好きだから、つい力が入っちゃうんよね」
16: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 22:26:22.12 ID:QqgH8aU1.net
海未「そ…そんな事ありません!私は穂乃果の将来を心配して…」
希「ふふっ、そういうことにしてあげよかな」クスクス
海未「もう…希はそうやっていつも…」ブツブツ
希「まあ、海未ちゃんは真面目で優秀やし必要ないかもしれんけど」
希「穂乃果ちゃんやことりちゃんに相談しにくい事でもいつでも聞いてあげるからね」
海未「希…ありがとうございます…」
希「ふふっ、そういうことにしてあげよかな」クスクス
海未「もう…希はそうやっていつも…」ブツブツ
希「まあ、海未ちゃんは真面目で優秀やし必要ないかもしれんけど」
希「穂乃果ちゃんやことりちゃんに相談しにくい事でもいつでも聞いてあげるからね」
海未「希…ありがとうございます…」
17: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 22:26:56.98 ID:QqgH8aU1.net
希「今日はウチが手伝ってあげるから、一緒に頑張ろう?」
海未「はい、本当にありがとうございます」
海未「しかし、本当によろしいのですか?」
希「もう、海未ちゃんはお堅いなあ。そこがいいところでもあるんやけど」
希「せっかくやし、色々愚痴とか聞いてあげるよ」
海未「すみません…本当に」
希「気にしないでええよ」
希「なんてったって、副会長は大変やからね」
おわり
海未「はい、本当にありがとうございます」
海未「しかし、本当によろしいのですか?」
希「もう、海未ちゃんはお堅いなあ。そこがいいところでもあるんやけど」
希「せっかくやし、色々愚痴とか聞いてあげるよ」
海未「すみません…本当に」
希「気にしないでええよ」
希「なんてったって、副会長は大変やからね」
おわり
コメントする
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。