1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 15:17:13.270 ID:KYvmoxjO0.net
ガヴリール「あの時……喫茶店であいつのこと殴ってから、あの感触が忘れられない……」

ガヴリール「そのせいで、サンドバッグまで買ってしまった……」

ガヴリール「サンドバッグにサターニャの顔写真を貼り付けて殴る日々……」

ガヴリール「ああ……本物を殴りたい……っ!」

シュッドムッ!!

****

サターニャ「あの日、喫茶店でいきなりガヴリールに殴られて以来……あの感触が忘れられないわ」

サターニャ「少しでもあの感じを味わうために自分でも殴ってみてるんだけど……」

サターニャ「やっぱりどうしても手加減しちゃうのよね……」

サターニャ「ああ……もう一度ガヴリールに殴られたい……っ!」

ドムッ

サターニャ「うっ……」

3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 15:21:45.305 ID:KYvmoxjO0.net
サターニャ「おはよう、ガヴリール……」

サターニャ(殴ってこないかしら)

ガヴリール「おう……」

ガヴリール(殴ったらダメかな)

ヴィーネ「おはよう二人とも……な、何か二人ともドス黒いオーラみたいなのが出てるわよ……」

ガヴサタ「はっ!」

ガヴリール(いかんいかん……流石に何もないのにいきなり殴るのは最低だ)

サターニャ(何考えてるのよ私は……何もないのに殴ってくれるわけないじゃない)

ガヴリール(……それなら、殴っても良い状況に持っていけば良いのか?)

サターニャ(……そうだわ、ガヴリールにちょっかいをかけまくったら殴ってもらえるんじゃないかしら)

ガヴサタ「ふふっ…………ふふふふふ」

ヴィーネ「な、なんか怖いんだけど二人とも!?」

5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 15:25:30.330 ID:KYvmoxjO0.net
ガヴリール(さて……殴っても良い状況とは言ったが、それは一体どんな状況なんだ……?)

ガヴリール(何か……あいつが私に絡んできてて、私のイライラが有頂天でマッハになるようなシチュエーションがあれば……)

ガヴリール(そして、それでいてヴィーネがいない方が都合が良いな。ヴィーネがいたら確実に1発で止められてしまう)

ガヴリール(許されるなら出来るだけ多く殴りたいからな……)

ガヴリール(となるとやはり……喫茶店にあいつがやって来る、というのが一番都合が良いか)

13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 15:27:35.151 ID:KYvmoxjO0.net
サターニャ(さて……ちょっかいをかけまくると言ったけど……ヴィーネがいると邪魔ね)

サターニャ(ラフィエルも邪魔……というか、ガヴリールと私が二人きりになれる場所が良いわね……)

サターニャ(となるとやっぱり、喫茶店……かしら)

サターニャ(ガヴリールのバイト先へ遊びに行って、バカにしまくれば……殴ってもらえるんじゃないかしら)

14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 15:32:43.646 ID:KYvmoxjO0.net
ガヴリール(よし、そうと決まれば……それとなくバイトに出る日をサターニャの小耳に挟ませておこう)

ガヴリール「いやあー、最近バイトがきつくてさあー」グリグリ

ヴィーネ「マスターさん、優しい人なんだから贅沢言わないの」

ガヴリール「いやあー……明後日も放課後から労働とかつれーわー……マジつれーわ……」

サターニャ「!!」ピクンッ

サターニャ(良いことを聞いたわ……明後日の放課後ね……!)メモメモ

ガヴリール「あーほんとつらい」

ヴィーネ「大丈夫?」

ガヴリール(これでちゃんと伝わったか……?)

ガヴリール(ちゃんと来るんだぞ、サターニャ……)

ヴィーネ「肩揉みましょうか?」

17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 15:37:54.634 ID:KYvmoxjO0.net
2日後

マスター「天真君、今日もよろしく頼むよ」

ガヴリール「うぃーーーす」

ガヴリール(正直サターニャ以外の客はどうでも良いんだけど)

・・・・

カランコローン

サターニャ「ふっふっふ…………来たわよ!ガヴリール!!」

ガヴリール(きたああああああああああああああ)

ガヴリール「うおおおおおおおおおおおおお」

ガヴリール「おらあああああああああ!!!!!」

ドムウウウッ

サターニャ「ふぅっ…………ごふううっ……!?」

ドサッ

マスター「ちょ、ええええ!?な、何してるんだい天真君!」

ガヴリール(ああ…………これだよ、これ……♡)ゾクゾク

サターニャ(ま、前よりパンチが重くなってるわ……凄い…………♡)ビクビク

19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 15:42:06.282 ID:KYvmoxjO0.net
サターニャ「ぐふっ……い、いきなり何するのよ、ガヴリール……っ!」

ガヴリール「あー悪い、つい」

サターニャ「ついで腹パンするんじゃないわよ!!!!!!!!」

ガヴリール「うるせえ!!他の客に迷惑だろうがあああ!!!!」

ドムウウウッ

サターニャ「ホッ…………オエエエッ」

ドサッビクンッビクンッ

マスター「いやいやいやいや!!今他にお客さんいないから!!……言ってて情けなくなってきたけど……」

サターニャ(ま、まさかこんなすぐに2発目くると思ってなかったから油断してたわ……♡)ビクンッビクンッ

サターニャ(息を吐いたタイミングで殴られたから、呼吸が……っ♡)ゲホッゲホッ

ガヴリール(めっちゃ気持ちよく入った…………♡)ゾクゾクゥ

22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 15:47:01.042 ID:KYvmoxjO0.net
サターニャ「ぁうう……ゴホッ、あ、あんた……どういうつもりよ……」

ガヴリール(やっべ、流石に開幕二連腹パンは怒ったか……?)

サターニャ「…………まあいいわ……席に案内しなさい……」

ガヴリール(良かった、怒ってはなさそうだな)

ガヴリール「へいへい、こっちだ」

サターニャ「最高の席に座らせなさいよね!」

ガヴリール「ん、ホラここに座れ」

サターニャ「ありがと……ってここトイレ前の廊下じゃない!!!!」

ガヴリール「……」

サターニャ「……」

ガヴリール(なんかこういうイジり方は物足りないな…)

サターニャ(なんか……つまらないわね、こういうイジられ方って……)

マスター「天真くぅん……!お客さんそんなところに座らせたらダメだよぉ……!!」

23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 15:52:37.278 ID:KYvmoxjO0.net
ガヴリール(ちゃんと席に着かせた)

サターニャ「それじゃあ、注文を聞きなさい、ウエイトレス!」

ガヴリール「あいよ……ほら、言え」

サターニャ「そうね……それじゃあ……味噌ラーメンを頼むわ!!」

マスター「!?」

ガヴリール「ねえよそんなもん!!!!!!!!!」

ドゥゴッ

サターニャ「ガッ……オゴッ……うごおおお」ドサッ

マスター「て、て、て、て、天真君!!!!!!!ツッコミが辛辣すぎじゃないかなあ!?」

ガヴリール(ああ……サターニャのお腹に拳がめり込むの……本当気持ち良いわ……♡)コウコツ

サターニャ(い、椅子と拳に挟まれてものすごい衝撃だったわ……癖になる……ぅ♡♡♡)コウコツ

28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 16:03:30.807 ID:KYvmoxjO0.net
サターニャ(結局適当なコーヒーを頼んだわ)

サターニャ(まあ飲まないからどうでも良いんだけど)

ガヴリール「おまたーっしゃー」

ゴンッ

サターニャ「……ご苦労」

ガヴリール「チッ、早く飲んで早く帰れ……」

サターニャ「それじゃあいただくわ……」

サターニャ「……はっ、はっ、はっ、はっ」

サターニャ「はあーーーーーーっくしょおとおおおおいいいい!!!!!!」

ビシャアアアアアッッ

ガヴリール「………………」ビショビショ

マスター「あわわわわわわわわわわわわわわ」

サターニャ「あっ、その、ご」

ガヴリール「………………」

ガヴリール「しゃおらあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ドゥムッ
ギュルルルルルルル

サターニャ「グボォッ…………!!!!」

サターニャ「オボッ……オッ、オエエエ…………オロロロロロ」バシャバシャバシャバシャ

ガヴリール「あっ……!」(やべえ、やり過ぎた……!)

サターニャ(あっ、み、店の中で吐いちゃった……!)

サターニャ「ゴホッ、ゴホッ!オエ、ゴボォッ!ハァ、ハァ……」

ガヴサタ(でも…………気持ち良い…………っっっ♡♡♡♡♡♡)

サターニャ「うおぉぇ、げふ、げほ……っ」

マスター「……………………天真君」

ガヴリール「アッ……ハイ」

マスター「君、もう来なくて良いから…………今までありがとうね」

ガヴリール「……………………ウス」

32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 16:12:05.005 ID:KYvmoxjO0.net
その後

サターニャ「…………」

ガヴリール「…………悪かった、やり過ぎだったな……調子に乗りすぎた」

サターニャ「……いえ、こっちこそごめんなさい……私がふざけたせいで、バイトクビになっちゃって……」

ガヴリール「別に良いよ、遅かれ早かれクビになってただろうし」

サターニャ「……それもそうね」

ガヴリール「……ごめんな、お腹、大丈夫か?」

サターニャ「……まだ痛むわ」

ガヴリール「だ、だよな……本当、ごめん……」

サスサス

サターニャ「あっ……!?///」

ガヴリール「こんな小さいお腹をあんな何発も殴るなんて……今考えたらどうかしてるよな」

サスサスサスサス

サターニャ「な、撫でなくて良いわよ……///」

ガヴリール「わ、悪い……嫌だったか」

サターニャ「い、嫌ってわけじゃ……ない、けど……」

ガヴリール「え?」

サターニャ「その……ガヴリールにお腹さすられるの、嫌いじゃない……わよ」

ガヴリール「さ、サターニャ……」

サターニャ「で、でも歩きながらはダメよっ、恥ずかしいから!」

ガヴリール「……なら、これからウチ来ないか?」

サターニャ「え……?い、良いの?」

ガヴリール「ああ……ちゃんとお詫びと手当てもしないといけないし、寄ってってくれると、その、嬉しい」

サターニャ「ガヴリール……もちろんよ!寄って行ってあげるわ!」

ガヴリール「……ははっ」

サターニャ「フフッ……」

このあと滅茶苦茶した

終わり

引用元: ガヴリール「サターニャに腹パンするのにハマった」サターニャ「ガヴリールに腹パンされるのにハマったわ」