サターニャ「なんだかヴィーネさんの悲鳴が聞こえた気がしたんですが……ってなんですかこれー！（棒）」

ガブリアス「ｶﾞﾌﾞｩｩｩｩｩｩｩｳｩ!!!!」

ヴィーネ「ラフィ！」

サターニャ「んなぁーはっはっはっ！！　驚いたかしら！　驚いたわよね！？」

ガブリアス「ｶﾞﾌﾞ♪　ｶﾞﾌﾞｩｩｩｩｩ♪」ｽﾞﾝﾁｬｽﾞﾝﾁｬ

ヴィーネ「なんか踊ってるわ！」

ラフィエル「ようきな性格のようですね……」

ヴィーネ「ちょっとサターニャ！　どういうことよ！」

ガブリアス「ｶﾞｰﾌﾞｶﾞﾌﾞ♪」ｽﾞﾝﾁｬｽﾞﾝﾁｬ

サターニャ「ククク……魔界通販で買ったこの秘密兵器によるものよ……」ｶﾞﾁｬﾘ

『ポケモンレーザー
レーザーが命中した相手をランダムでポケモンにしてしまうという装置です！
これで憎き天使から社会性を奪い、天界を内側から崩壊させてやりましょう！』

ヴィーネ「チョップ！」ｶﾞｯ

サターニャ「あいたぁ！！」

ガブリアス「ｶﾞﾌﾞﾌﾞｶﾞﾌﾞﾌﾞ♪」ｽﾞﾝﾁｬﾁｬｽﾞﾝﾁｬ

ラフィエル「説明書を読む限り、効果は一日までらしいですが……」

ヴィーネ「それにしてはみんな反応しないわね……だってガブリアスよ？
おかしいじゃない」

ガブリアス「ｶﾞﾌﾞﾌﾞﾌﾞ♪」ﾃﾞｯﾃﾞｯﾃﾞｯ

サターニャ「ふふん、それはね。
ガヴリールと付き合いのあった人間の記憶を改竄して、ガヴリールはもとからガブリアスであったかのように思わせているからよ！」ﾊﾞｰﾝ

ラフィエル「じゃあどうして私たちは平気なんですか？」

ガブリアス「ｶﾞｰﾌﾞｰｶﾞｰﾌﾞﾌﾞﾌﾞｶﾞｰﾌﾞﾌﾞｰyeah♪」ｻｯｻｯｻｯ

サターニャ「……え？　さぁ……天使と悪魔だからじゃない？」

ヴィーネ「天使に使えって書いてあるのにそれじゃ駄目じゃない……」

ガブリアス「ｶﾞｶﾞｯﾌﾞｶﾞｶﾞｯﾌﾞ♪」ｸﾙｸﾙｸﾙｸﾙ

ラフィエル「というよりガヴちゃんの意識はどこにあるんですか？
ガヴちゃんだったらこんな状況を受け入れるとは思えませんけど……」

ヴィーネ「完全に楽しんでるわねあれ……」

サターニャ「さて、どうかしらね……ふぁーはは」

ヴィーネ「言え」ｷﾞﾘｷﾞﾘｷﾞﾘｷﾞﾘ

サターニャ「痛い痛い痛い痛い！！
説明するから離して！！」

サターニャ「ガヴリールも他の人間と同じよ。
ガヴリール自身の知性や記憶は残ってるけど、最初から自分はガブリアスだったんだと思い込んでいるわ」

ラフィエル「スヌーピーみたいですね～」

ヴィーネ「まあやっちゃったものは仕方ないわ。私たちはガヴがちゃんと元に戻れるように手綱を握っておきましょう」

ガブリアス「ｶﾞﾌﾞｧ!!!」ﾋﾞｼｨ

ヴィーネ「さっきからうるさいわよ！」

ラフィエル「つるぎのまいですね～♪」

ガブリアス「ｶﾞﾌﾞｩ……」ｼｮﾎﾞｰﾝ

ラフィエル「落ち込んじゃいましたね～♪」

ヴィーネ「が、ガヴっ！　ごめんね……」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

ヴィーネ「って痛っ！？」

ラフィエル「どうやら特性はサメ肌のようですね～。
迂闊に触ると傷付きますよ～」

ヴィーネ「恐ろしいわね……」

――キーンコーンカーンコーン

ラフィエル「あら、予鈴ですね。
それでは教室に戻ります」

ヴィーネ「ええ、また後で」

グラサン「……それによってこの辺の値が求まるから、その答えをここのXに代入すればいい」

ヴィーネ（……）ﾁﾗｯ

ガブリアス「……」ｶﾘｶﾘ

ヴィーネ（シュールね……）ｶﾘｶﾘ


委員長「百メートル走だよー」

ガブリアス「ｶﾞﾌﾞｩｩｩｩｩｩ!!!」ﾋﾞｭｵﾝ

生徒A「うわー！　やっぱり天真さん速―い！」

生徒B「S１０２だもんねー！　露骨な調整だよねー！」

ヴィーネ（違和感持ちなさいよ！）

生徒A「天真さん天真さん！　ちょっとこのスカーフ触っていい？」

ガブリアス「ｶﾞﾌﾞｯ!!」ﾄﾞﾔｧ

生徒B「すごーい！」

サターニャ「くっ、さすが我がライバルね……負けないわよ！」ﾀﾞｯ

ヴィーネ「絶対勝てないから止めておいた方がいいわよ……」



こういう場合ってスレ立てなおした方がいいのか？

返答ありがとう
じゃあ続けるわ

ラフィエル「ガヴちゃんって何食べるんでしょう？　生肉？」

ヴィーネ「字面だけ追いかけたら酷い台詞ね」

ガブリアス「ｶﾞﾌﾞｩｩｩ!!」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

サターニャ「なによ？　ナタデココがいいの？」

ガブリアス「ｶﾞﾌﾞｩ!」ｺｸﾘ

サターニャ「しょーがないわねー！　このサタニキア様が奢ってあげるわ！」

ガブリアス「ｶﾞﾌﾞｶﾞﾌﾞ♪」ｷｬｯｷｬｯ

サターニャ「ほら、あーん」

ガブリアス「ｶﾞﾌﾞｩ♪」ﾊﾟｸｯ

サターニャ「痛い！？」

ラフィエル「サメ肌ですね～」

ヴィーネ「微妙に不便ね……」

《エンジェル珈琲》

マスター「おや、天真君とそのお友達か。いらっしゃい」

ガブリアス「ｶﾞﾌﾞ~♪」ｽﾘｽﾘ

マスター「ははは、相変わらず天真君は人懐っこいなぁ～」ｽﾞﾘｭｽﾞﾘｭ

ヴィーネ（出血してる……）

マスター「ご注文は？」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

ラフィエル「ダージリンで～」

ヴィーネ「じゃあアイスココア」

サターニャ「駄目よヴィネット！　氷四倍だから瀕死になっちゃうわ！」

ヴィーネ「え？　……じゃあ私もダージリンで」

サターニャ「私はミルク！」

マスター「承りました」ﾌﾗﾌﾗ

ラフィエル「駄目ですよヴィーネさん。ちゃんとガブちゃんのことも考えないと」

ヴィーネ「ラフィ、微妙に字が違くない？」

サターニャ「そんなことないわよ？　ねえガブリール？」

ガブリアス「ｶﾞｳﾞｯ!」

ヴィーネ（あんたら慣れてきてんじゃないわよっ！）

三人「ｱﾊﾊ!」ﾜｷｱｲｱｲ

《夜、ガヴリール宅》

ガブリアス「ｶﾞﾌﾞｩｩｩ……ｶﾞﾌﾞｩｩｩｩ」ZZZ

ガブリアス「ｶﾞﾌﾞ?」ﾋﾟｶｰ

ガヴリール「うわあああ！」ﾊﾞｼｭｯ

ガヴリール「もっ、戻った！？」

ガヴリール「やったあああああ！！」

ガヴリール「天真＝ガヴリール＝ホワイト！　喜びの舞行きます！」

ガヴリール「Stay tune in 東京 Friday night～♪」ｽﾞﾝﾁｬｽﾞﾝﾁｬ

ガヴリール「って何やってんだ私は！　もうようきな性格じゃないって！」

ガヴリール「おのれサターニャ……許すまじ！」

《翌日、学校》

ヴィーネ「あ、ガヴ！　戻ったのね！？」

ヴィーネ（……ん？）

ガヴリール「ええ。皆様には大変ご迷惑をおかけしました」ｷﾗｷﾗ

ラフィエル「あ！　ガヴちゃんが綺麗になってます！」

ガヴリール「ラフィも、昨日はありがとうございました！　助かりました！」ｷﾗｷﾗ

ラフィエル「いいえ、とても面白かったのでいいですよ～♪」

ガヴリール「～♪」ｽﾀｽﾀ

ヴィーネ（あー、あれはガチギレね……）ﾍｷｴｷ

サターニャ（げっ！　ガヴリール！）

ガヴリール「おはようございます、サターニャさん♪」

サターニャ「え、ええ……おはよう」

サターニャ「えっと……怒ってないの？」

ガヴリール「怒る？　なにがですか？」

サターニャ「……い、いいえ。なんでもないのよ」

サターニャ（勝ったッッッ！
なんて悪魔的行為！）ﾆﾔｧ

ガヴリール「ところでサターニャさん、昨日の通販、貸していただけませんか？」

サターニャ「な、なんでよ？」

ガヴリール「また私のような犠牲者を出すといけませんし、天使代表として私が天界へ持ち帰って処分します」

サターニャ「え、ええ……？」

ガヴリール「……サターニャさんは、私のこと、信じていただけませんか？」ｳﾙｯ

サターニャ（……うっ！　なによこの罪悪感）

サターニャ「……わかった。ほら、これよ」ｶﾁｬ

ガヴリール「かかったな死ねい！！！」ﾋﾞｭｰﾝ

サターニャ「危なっ！」ｻｯ

ガヴリール（ゼロ距離で避けた！？）

サターニャ「ああっ！　反射したレーザーが蛍光灯に！」

ガヴリール「やべえ！　教室中に拡散するぞ！」

ヴィーネ「……心配になって見に来ちゃった」ｶﾞﾗﾗ

ヴィーネ「ん？」

――ピッカァァァァァ！！！

グラサン「……それでは出席を確認する」

グラサン「一番、秋山」

マリルリ「ﾏﾘｨ」

グラサン「二番、加藤」

ジュカイン「ｯｶﾞｲﾝ!」

グラサン「三番、学名」

ルンパッパ「ｗｗｗﾊﾟｯｗｗｗｗｗﾊﾟｯ」

グラサン「四番、岸田」

ギルガルド「ｯｼｬｷﾝ!」

ゴローニャ（ククク……今日はどういう悪タイプ的行為でガブリアスを陥れてやろうかしら……）

クレセリア（もうガブリアスったら……HR中なのに寝ちゃって……）

ガブリアス「ｶﾞﾌﾞｩｩ……ｶﾞﾌﾞｩｩｩ……」


ラフィエル「ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

ラフィエル「やっぱりサターニャさんにあれを勧めて正解でしたねｗｗｗｗｗｗｗ」

終われ