1: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 20:03:47.22 ID:cTulN4rZ.net
ルビィ「はぁ……」
ルビィ(また二人だけで盛り上がって……ルビィのことなんて視界に入らないのかな)
ルビィ(花丸ちゃんの隣はずっとルビィのものだと思っていたのに)
ルビィ(その居場所はあっという間に奪われて)
ルビィ(そう……)
花丸「やめるずら」ビシッ
善子「いたっ!何するのよずら丸!」
ルビィ(津島善子……あいつに!)
ルビィ(また二人だけで盛り上がって……ルビィのことなんて視界に入らないのかな)
ルビィ(花丸ちゃんの隣はずっとルビィのものだと思っていたのに)
ルビィ(その居場所はあっという間に奪われて)
ルビィ(そう……)
花丸「やめるずら」ビシッ
善子「いたっ!何するのよずら丸!」
ルビィ(津島善子……あいつに!)
2: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 20:08:28.60 ID:cTulN4rZ.net
ルビィ(どうして……どうしてそこにいるのがルビィじゃないの?)
ルビィ(ルビィ、花丸ちゃんに嫌われるようなことなにかしたかな?)
ルビィ(ねぇ気付いて、ルビィ、寂しがってるんだよ?悲しんでるんだよ?)
ルビィ(一人ぼっちはいやだ、だけど二人の間に割って入って花丸ちゃんに邪険に扱われたら立ち直れない……)
ルビィ(だからといって、このままルビィだけが我慢をして二人が幸せになるなんてことも絶対に許せない!)
ルビィ(ルビィ、花丸ちゃんに嫌われるようなことなにかしたかな?)
ルビィ(ねぇ気付いて、ルビィ、寂しがってるんだよ?悲しんでるんだよ?)
ルビィ(一人ぼっちはいやだ、だけど二人の間に割って入って花丸ちゃんに邪険に扱われたら立ち直れない……)
ルビィ(だからといって、このままルビィだけが我慢をして二人が幸せになるなんてことも絶対に許せない!)
5: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 20:13:00.85 ID:cTulN4rZ.net
ルビィ(そんな色々な想いがごちゃ混ぜになった末にルビィが辿り着いた答え……それは)
ルビィ「二人の仲を引き裂いてあげる」
ルビィ(考えられる中で一番ダメなものだった)
───────
─────
───
ルビィ「二人の仲を引き裂いてあげる」
ルビィ(考えられる中で一番ダメなものだった)
───────
─────
───
7: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 20:18:44.62 ID:cTulN4rZ.net
ルビィ「」コソッ
善子「」トコトコ
ルビィ(あいつが買い物で外出するのは昨日の会話を盗み聞きしてリサーチ済み)
ルビィ(あとは偶然を装って出会ったふりをして一緒に行動)
ルビィ(そうやって少しずつ親睦を深めて花丸ちゃんに向いてる気持ちをルビィに向けさせて)
ルビィ(ルビィの虜になってもらうからね、可哀想な堕天使さん)
善子「」トコトコ
ルビィ(あいつが買い物で外出するのは昨日の会話を盗み聞きしてリサーチ済み)
ルビィ(あとは偶然を装って出会ったふりをして一緒に行動)
ルビィ(そうやって少しずつ親睦を深めて花丸ちゃんに向いてる気持ちをルビィに向けさせて)
ルビィ(ルビィの虜になってもらうからね、可哀想な堕天使さん)
10: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 20:22:35.84 ID:cTulN4rZ.net
ルビィ「あれ?善子ちゃん?」
善子「あら?ルビィじゃない、おはよう」
ルビィ「おはよう、善子ちゃんはお買い物?」
善子「そうなのよ、新しい服を買おうかなって」
ルビィ「ルビィと同じだぁ、お邪魔じゃなければルビィも一緒していい?」
善子「断る理由なんてないわ、一緒に行きましょう」
善子「あら?ルビィじゃない、おはよう」
ルビィ「おはよう、善子ちゃんはお買い物?」
善子「そうなのよ、新しい服を買おうかなって」
ルビィ「ルビィと同じだぁ、お邪魔じゃなければルビィも一緒していい?」
善子「断る理由なんてないわ、一緒に行きましょう」
12: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 20:26:24.21 ID:cTulN4rZ.net
善子「そうだ!折角だしルビィの衣装選びのセンスで私のコーディネートして貰ってもいい?」
ルビィ「勿論いいよ!善子ちゃんの服を選ぶの楽しみだなぁ」ニギ
善子「うぇっ!?」
ルビィ「どうしたの?」キョトン
善子「なんでもないの、行きましょ」ニギ
善子(いきなり手を繋いでくるなんてルビィって大胆なのね)
ルビィ(……ふふ)
ルビィ「勿論いいよ!善子ちゃんの服を選ぶの楽しみだなぁ」ニギ
善子「うぇっ!?」
ルビィ「どうしたの?」キョトン
善子「なんでもないの、行きましょ」ニギ
善子(いきなり手を繋いでくるなんてルビィって大胆なのね)
ルビィ(……ふふ)
13: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 20:31:08.65 ID:cTulN4rZ.net
ルビィ「これなんてどうかな?」ジャン
善子「これは……」
ルビィ「ヨハネちゃんになってる場合のイメージに合わせて黒色をメインに選んでみたよ」
善子「うん、いいかも、試着してみるわね」
ルビィ「いってらっしゃい」
シャーッ
善子「」ゴソゴソ
善子(うんうん、いい感じ、ルビィはこういうの本当に頼りになるわ)
善子「これは……」
ルビィ「ヨハネちゃんになってる場合のイメージに合わせて黒色をメインに選んでみたよ」
善子「うん、いいかも、試着してみるわね」
ルビィ「いってらっしゃい」
シャーッ
善子「」ゴソゴソ
善子(うんうん、いい感じ、ルビィはこういうの本当に頼りになるわ)
14: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 20:35:39.21 ID:cTulN4rZ.net
シャーッ
善子「どうかしら?」
ルビィ「エヘヘ、自画自賛になるかもしれないけど、とっても似合ってるよ」
善子「やっぱり!?私もいいなって思ったのよ」
善子「よし、決めた!これ買うことにするわ!」
善子「ありがとう、ルビィ」
ルビィ「どういたしまして」ニコッ
善子「どうかしら?」
ルビィ「エヘヘ、自画自賛になるかもしれないけど、とっても似合ってるよ」
善子「やっぱり!?私もいいなって思ったのよ」
善子「よし、決めた!これ買うことにするわ!」
善子「ありがとう、ルビィ」
ルビィ「どういたしまして」ニコッ
15: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 20:39:55.29 ID:cTulN4rZ.net
「ありがとうございましたー」
善子「ルビィは何も買わなくてよかったの?」
ルビィ「うん、今日はこれといっていいと思うのがなかったから」
善子「そっか、まだ時間は大丈夫?」
ルビィ「大丈夫だよ、次はどこ行くの?」
善子「喫茶店、ルビィと二人だけで話をすることって今までほとんどなかったからいい機会だと思って」
ルビィ「言われてみればそうかも……それじゃあ、ゆったりたっぷりお話しようか」スタスタ
善子「ルビィは何も買わなくてよかったの?」
ルビィ「うん、今日はこれといっていいと思うのがなかったから」
善子「そっか、まだ時間は大丈夫?」
ルビィ「大丈夫だよ、次はどこ行くの?」
善子「喫茶店、ルビィと二人だけで話をすることって今までほとんどなかったからいい機会だと思って」
ルビィ「言われてみればそうかも……それじゃあ、ゆったりたっぷりお話しようか」スタスタ
18: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 20:44:37.08 ID:cTulN4rZ.net
善子「あ……」
ルビィ「どうしたの?」
善子「…………手」
ルビィ「手?えっと……?」
善子「もうっ!」ニギ
ルビィ「あっ……そっか、繋ぎたかったんだね」ニコニコ
善子「いちいち言わなくていいの!///」
ルビィ(ふふっ、耳まで真っ赤にしちゃって、ほ~んと)
ルビィ(扱いやすい)
ルビィ「どうしたの?」
善子「…………手」
ルビィ「手?えっと……?」
善子「もうっ!」ニギ
ルビィ「あっ……そっか、繋ぎたかったんだね」ニコニコ
善子「いちいち言わなくていいの!///」
ルビィ(ふふっ、耳まで真っ赤にしちゃって、ほ~んと)
ルビィ(扱いやすい)
19: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 20:47:42.32 ID:cTulN4rZ.net
ルビィ「今日は色々とありがとね」
善子「それはこっちのセリフよ、服も選んでもらっちゃったし」
ルビィ「エヘヘ、そんなことでよければいつでも協力するよ」
ルビィ「ヨハネちゃん」
善子「!?」
善子「それはこっちのセリフよ、服も選んでもらっちゃったし」
ルビィ「エヘヘ、そんなことでよければいつでも協力するよ」
ルビィ「ヨハネちゃん」
善子「!?」
20: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 20:51:37.47 ID:cTulN4rZ.net
ルビィ「……いつもヨハネって呼んでって言ってるから二人だけの時の秘密の呼び方、なんて」
ルビィ「ダメかな?」ウワメヅカイ
善子「///」キュンキュン
善子「だっ、ダメなんてことないわ!そうね、二人だけの秘密」
ルビィ「じゃあ、改めましてよろしくね、ヨハネちゃん」ニコッ
善子「っ!」ドキッ
善子「こ、こちらこそよろしくね、ルビィ」
ルビィ「ダメかな?」ウワメヅカイ
善子「///」キュンキュン
善子「だっ、ダメなんてことないわ!そうね、二人だけの秘密」
ルビィ「じゃあ、改めましてよろしくね、ヨハネちゃん」ニコッ
善子「っ!」ドキッ
善子「こ、こちらこそよろしくね、ルビィ」
21: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 20:55:12.26 ID:cTulN4rZ.net
ルビィ(いい感じだったんじゃないかな?)
ルビィ(結構あいつとの距離を縮められた気がするよ)
ルビィ(この調子でルビィから目を離せなくしてあげる)
ルビィ「それもこれもルビィを無視する二人が悪いんだよ」
ルビィ「ふふっ……ふふふ……」
───────
─────
───
ルビィ(結構あいつとの距離を縮められた気がするよ)
ルビィ(この調子でルビィから目を離せなくしてあげる)
ルビィ「それもこれもルビィを無視する二人が悪いんだよ」
ルビィ「ふふっ……ふふふ……」
───────
─────
───
22: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 20:59:12.14 ID:cTulN4rZ.net
ルビィ「……」
善子「それでね」
花丸「うんうん」
ルビィ(見慣れた光景、少し前までは辛くてたまらなかったのにもうなんとも思わないや)
ルビィ(だって……これからこの仲睦まじい二人の関係を壊すことができるんだから)
「……ビィ、ルビィ」
ルビィ(……ふふふ)
「ルビィっ!」
ルビィ「っ!?」ハッ
善子「それでね」
花丸「うんうん」
ルビィ(見慣れた光景、少し前までは辛くてたまらなかったのにもうなんとも思わないや)
ルビィ(だって……これからこの仲睦まじい二人の関係を壊すことができるんだから)
「……ビィ、ルビィ」
ルビィ(……ふふふ)
「ルビィっ!」
ルビィ「っ!?」ハッ
23: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 21:02:18.36 ID:cTulN4rZ.net
善子「もう、どうしたのよ?さっきから何度も呼んでるのに」
ルビィ「え……ごめん」
ルビィ(まさか話しかけてくるなんて……)
善子「どこか具合でも悪いの?保健室、行く?」
ルビィ「大丈夫だよ、ちょっと考え事してただけだから」
善子「そう」ホッ
ルビィ「心配させちゃってごめんね?」
善子「いいのよ、友達なんだから気にしないの」
ルビィ「ありがとね」ニコッ
善子「///」ドキドキ
花丸「……」
ルビィ「え……ごめん」
ルビィ(まさか話しかけてくるなんて……)
善子「どこか具合でも悪いの?保健室、行く?」
ルビィ「大丈夫だよ、ちょっと考え事してただけだから」
善子「そう」ホッ
ルビィ「心配させちゃってごめんね?」
善子「いいのよ、友達なんだから気にしないの」
ルビィ「ありがとね」ニコッ
善子「///」ドキドキ
花丸「……」
24: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 21:06:09.59 ID:cTulN4rZ.net
ルビィ「さて、と」ガタッ
善子「どこか行くの?」
ルビィ「ちょっと、おトイレに」
善子「ついていこうか?」
ルビィ「それはちょっと……それよりもほら、花丸ちゃんの相手をしてあげて」
善子「え、ええ……」
ルビィ「じゃあね」フリフリ
善子「ごめんね、ずら丸」
花丸「……知らない間に随分とルビィちゃんと仲良くなってるんだね」
善子「前からこんな感じだったと思うけど?」
花丸(全然違うよ、それに善子ちゃんのルビィちゃんを見る目はまるで……)
善子「どこか行くの?」
ルビィ「ちょっと、おトイレに」
善子「ついていこうか?」
ルビィ「それはちょっと……それよりもほら、花丸ちゃんの相手をしてあげて」
善子「え、ええ……」
ルビィ「じゃあね」フリフリ
善子「ごめんね、ずら丸」
花丸「……知らない間に随分とルビィちゃんと仲良くなってるんだね」
善子「前からこんな感じだったと思うけど?」
花丸(全然違うよ、それに善子ちゃんのルビィちゃんを見る目はまるで……)
26: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 21:10:04.78 ID:cTulN4rZ.net
ルビィ「ふふっ……あはっ……あははっ」
ルビィ「あいつが思ってたよりもずっとチョロいおかげでその日は意外と早く来るのかも」
ルビィ「せいぜいそれまでは仲良くしてるといいよ」
ルビィ「善子ちゃんと離れ離れになって一人ぼっちの可哀想な花丸ちゃん」
ルビィ「その時は優しいルビィが傍にいてあげるからね」
ルビィ「くすっ……くすくすっ」
ルビィ「楽しみだなぁ♡」ニタァ
───────
─────
───
ルビィ「あいつが思ってたよりもずっとチョロいおかげでその日は意外と早く来るのかも」
ルビィ「せいぜいそれまでは仲良くしてるといいよ」
ルビィ「善子ちゃんと離れ離れになって一人ぼっちの可哀想な花丸ちゃん」
ルビィ「その時は優しいルビィが傍にいてあげるからね」
ルビィ「くすっ……くすくすっ」
ルビィ「楽しみだなぁ♡」ニタァ
───────
─────
───
29: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 21:14:21.07 ID:cTulN4rZ.net
ルビィ(あれから何度も二人で遊びに行ったりして懐かせたからあいつの習性が大分理解できた)
ルビィ(……そろそろかな)
ピコンッ
ルビィ(やっぱり、きたね)
善子『今ちょっと時間ある?』
ルビィ『大丈夫だよ~』
ルビィ(このちょっとから平気で1時間以上はトークが続くんだよね……)
ルビィ(結構束縛強かったりするのかな?)
ルビィ(……まぁこれも目的達成のため、大人しく付き合わないと)
ルビィ(……そろそろかな)
ピコンッ
ルビィ(やっぱり、きたね)
善子『今ちょっと時間ある?』
ルビィ『大丈夫だよ~』
ルビィ(このちょっとから平気で1時間以上はトークが続くんだよね……)
ルビィ(結構束縛強かったりするのかな?)
ルビィ(……まぁこれも目的達成のため、大人しく付き合わないと)
31: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 21:17:28.77 ID:cTulN4rZ.net
善子『それでね、次の休みはどこに遊びに行く?』
ルビィ(そろそろ……勝負を決めてもいい頃合いじゃないかな?)ポチポチ
ルビィ『家に来てみない?』
───────
─────
───
ルビィ(そろそろ……勝負を決めてもいい頃合いじゃないかな?)ポチポチ
ルビィ『家に来てみない?』
───────
─────
───
32: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 21:20:40.16 ID:cTulN4rZ.net
善子「お、お邪魔します」カチコチ
ルビィ「そんなに緊張しなくてもいいのに」クスッ
善子「そうは言われてもね、初めてなわけだし」
ルビィ「じゃあこれから徐々に慣れていってもらうことにしようかな」
善子「そうさせてもらうわ」
ルビィ「そこがルビィのお部屋だよ」
ルビィ「お茶の用意をするから先に入って待っててね」
ルビィ「そんなに緊張しなくてもいいのに」クスッ
善子「そうは言われてもね、初めてなわけだし」
ルビィ「じゃあこれから徐々に慣れていってもらうことにしようかな」
善子「そうさせてもらうわ」
ルビィ「そこがルビィのお部屋だよ」
ルビィ「お茶の用意をするから先に入って待っててね」
36: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 21:24:37.51 ID:cTulN4rZ.net
ルビィ「お待たせ」
善子「そんなに気を使わなくてもよかったのに」
ルビィ「ヨハネちゃんは大事なお客様だもん、これくらいのことはさせて」カチャ
善子「ありがとね」
ルビィ「ヨハネちゃんに喜んでもらえるようケーキは……」カチャ
善子「チョコレートケーキ!」パァッ
ルビィ「エヘヘ、チョコ好きだもんね、いだだきます」パクッ
善子「いただきます」パクッ
ルビィ「あま~い♡」
善子「美味しいわね」
善子「そんなに気を使わなくてもよかったのに」
ルビィ「ヨハネちゃんは大事なお客様だもん、これくらいのことはさせて」カチャ
善子「ありがとね」
ルビィ「ヨハネちゃんに喜んでもらえるようケーキは……」カチャ
善子「チョコレートケーキ!」パァッ
ルビィ「エヘヘ、チョコ好きだもんね、いだだきます」パクッ
善子「いただきます」パクッ
ルビィ「あま~い♡」
善子「美味しいわね」
38: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 21:28:12.48 ID:cTulN4rZ.net
善子「ごちそうさまでした、ありがとねルビィ」
ルビィ「いえいえ」
善子「さて、これから何をするの?」
ルビィ「今日はヨハネちゃんと二人きりでお話がしたいなって」
善子「話をするだけならいつも通り喫茶店でもよかったんじゃないの?」
ルビィ「うふふ……周りに人がいないとできない話もあると思うんだぁ」
善子「周りにいたらできない……」
ルビィ「ヨハネちゃん?」
善子「あっ、いえ、なんでもないの」
ルビィ「いえいえ」
善子「さて、これから何をするの?」
ルビィ「今日はヨハネちゃんと二人きりでお話がしたいなって」
善子「話をするだけならいつも通り喫茶店でもよかったんじゃないの?」
ルビィ「うふふ……周りに人がいないとできない話もあると思うんだぁ」
善子「周りにいたらできない……」
ルビィ「ヨハネちゃん?」
善子「あっ、いえ、なんでもないの」
41: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 21:32:23.43 ID:cTulN4rZ.net
ルビィ「ふぅ、もうこんな時間、時間を忘れて話し込んじゃったね」
善子「あら、ホントね、そろそろ帰ろうかしら」
ルビィ「……ヨハネちゃん、聞いてほしいことがあるの」
善子「どうしたの?真面目な顔して」
ルビィ「あのね、最近ヨハネちゃんと一緒に遊ぶようになって」
ルビィ「今まで知らなかったことをたくさん教えてもらえて嬉しいんだぁ」
ルビィ「まだまだたくさんの知らないことをヨハネちゃんと共有したいから」
ルビィ「これからも、ルビィの大切な親友でいてください♡」ニコ
善子「あら、ホントね、そろそろ帰ろうかしら」
ルビィ「……ヨハネちゃん、聞いてほしいことがあるの」
善子「どうしたの?真面目な顔して」
ルビィ「あのね、最近ヨハネちゃんと一緒に遊ぶようになって」
ルビィ「今まで知らなかったことをたくさん教えてもらえて嬉しいんだぁ」
ルビィ「まだまだたくさんの知らないことをヨハネちゃんと共有したいから」
ルビィ「これからも、ルビィの大切な親友でいてください♡」ニコ
42: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 21:37:29.17 ID:cTulN4rZ.net
善子「……」
善子「…………」
善子「………………それはできないわ、私からも聞いてほしいことがあるの」
善子「私は、ルビィの親友じゃなくて────」
ルビィ(……勝った)
善子「─────」
ルビィ(これでルビィの目論見は成功にかなり近づいたよ)
善子「ルビィ?返事を聞かせてもらえる?」
ルビィ「ルビィ……ルビィは……」
ルビィ「ルビィはヨハネちゃんの恋人になります」
善子「…………」
善子「………………それはできないわ、私からも聞いてほしいことがあるの」
善子「私は、ルビィの親友じゃなくて────」
ルビィ(……勝った)
善子「─────」
ルビィ(これでルビィの目論見は成功にかなり近づいたよ)
善子「ルビィ?返事を聞かせてもらえる?」
ルビィ「ルビィ……ルビィは……」
ルビィ「ルビィはヨハネちゃんの恋人になります」
44: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 21:41:29.32 ID:cTulN4rZ.net
善子「……今まで断られたらどうしようって言い出せなかったけど」
善子「勇気を振り絞って伝えて本当によかった……」
ルビィ「ヨハネちゃん……」ホロリ
善子「ルビィ、泣いてるの?」
ルビィ「……嬉しくて」
ルビィ(そう、こんなにも思い通りに動いてくれた事がだけどね)
善子「ほら、拭いてあげる、可愛い顔が台無しよ」
ルビィ「ありがとう」ニコ
善子「……」ドキン
善子「勇気を振り絞って伝えて本当によかった……」
ルビィ「ヨハネちゃん……」ホロリ
善子「ルビィ、泣いてるの?」
ルビィ「……嬉しくて」
ルビィ(そう、こんなにも思い通りに動いてくれた事がだけどね)
善子「ほら、拭いてあげる、可愛い顔が台無しよ」
ルビィ「ありがとう」ニコ
善子「……」ドキン
48: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 21:44:45.70 ID:cTulN4rZ.net
善子「……ねぇ、恋人の契約の証が欲しいの、目を瞑ってくれる?」
ルビィ(目って……ああ、そういうこと)
ルビィ(利用されただけっていうのも可哀想だし、少しくらいはご褒美をあげてもいいかな)
ルビィ「……」スッ
善子「……♡」
───────
─────
───
ルビィ(目って……ああ、そういうこと)
ルビィ(利用されただけっていうのも可哀想だし、少しくらいはご褒美をあげてもいいかな)
ルビィ「……」スッ
善子「……♡」
───────
─────
───
51: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 21:48:32.31 ID:cTulN4rZ.net
ルビィ(ここまでは笑っちゃうくらいにうまくいってる)
ルビィ(あとは頃合いを見計らってあいつを切り捨ててから傷心の花丸ちゃんに優しく接してあげたら)
ルビィ「花丸ちゃんはルビィのものに……♡」ニタァ
ルビィ「そうだ、周りに二股をかけただなんて思われないようにルビィ達の関係はみんなに秘密にしておかないと」ポチポチ
ルビィ『グループ内恋愛が崩壊のきっかけになるってよく聞くことだから』
ルビィ『万が一のことを考えてルビィ達が付き合ってることは内緒にしようね』
善子『心配しすぎだと思うけどルビィがそういうなら従うわ』
ルビィ「これでよし、と」
ルビィ「ふふっ……ふふ……明日からが楽しみだなぁ♡」
ルビィ(あとは頃合いを見計らってあいつを切り捨ててから傷心の花丸ちゃんに優しく接してあげたら)
ルビィ「花丸ちゃんはルビィのものに……♡」ニタァ
ルビィ「そうだ、周りに二股をかけただなんて思われないようにルビィ達の関係はみんなに秘密にしておかないと」ポチポチ
ルビィ『グループ内恋愛が崩壊のきっかけになるってよく聞くことだから』
ルビィ『万が一のことを考えてルビィ達が付き合ってることは内緒にしようね』
善子『心配しすぎだと思うけどルビィがそういうなら従うわ』
ルビィ「これでよし、と」
ルビィ「ふふっ……ふふ……明日からが楽しみだなぁ♡」
53: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 21:52:03.42 ID:cTulN4rZ.net
善子「ルビィったら秘密になんてしなくてもいいのに」
善子「……でもみんなには内緒の関係っていうのも悪くはないのかも」
善子「ただ、ずら丸には随分と前からルビィのことで相談に乗ってもらってたし」
善子「今日も帰りにうまくいったこと報告しちゃったけど」
善子「まぁ、いっか」
───────
─────
───
善子「……でもみんなには内緒の関係っていうのも悪くはないのかも」
善子「ただ、ずら丸には随分と前からルビィのことで相談に乗ってもらってたし」
善子「今日も帰りにうまくいったこと報告しちゃったけど」
善子「まぁ、いっか」
───────
─────
───
56: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 21:56:06.43 ID:cTulN4rZ.net
善子「─────」
ルビィ「うん」
ルビィ(花丸ちゃん、どうしたんだろう?)
善子「─────」
ルビィ「そっか」
ルビィ(バスの時間になっても来なかったし、電話も繋がらないし……)
善子「─────」
ルビィ「へぇ~」
ルビィ(今日は学校に来ないのかな?)
善子「ルビィっ!」
ルビィ「っ!?」ビクッ
ルビィ「うん」
ルビィ(花丸ちゃん、どうしたんだろう?)
善子「─────」
ルビィ「そっか」
ルビィ(バスの時間になっても来なかったし、電話も繋がらないし……)
善子「─────」
ルビィ「へぇ~」
ルビィ(今日は学校に来ないのかな?)
善子「ルビィっ!」
ルビィ「っ!?」ビクッ
57: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 22:00:09.93 ID:cTulN4rZ.net
善子「私の話、聞いてる?」ムスッ
ルビィ「ごめん、花丸ちゃんと連絡がつかなかったことが気になってて……」
善子「…………私と話をしてるのにどうしてずら丸の事なんて考えてるの?」
ルビィ「え……」
善子「今は私の事だけを見てよね」
ルビィ「あ、うん、ごめんね」
善子「わかればいいのよ」ナデナデ
ルビィ(なんだか、面倒臭い人だなぁ)
ルビィ「ごめん、花丸ちゃんと連絡がつかなかったことが気になってて……」
善子「…………私と話をしてるのにどうしてずら丸の事なんて考えてるの?」
ルビィ「え……」
善子「今は私の事だけを見てよね」
ルビィ「あ、うん、ごめんね」
善子「わかればいいのよ」ナデナデ
ルビィ(なんだか、面倒臭い人だなぁ)
58: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 22:04:03.82 ID:cTulN4rZ.net
ガラッ
花丸「……」
ルビィ「花丸ちゃ──」パァ
花丸「っ!」クルッ
ルビィ(あ……)
ピシャン
善子「ずら丸、どうしたのかしら?」
ルビィ(今の花丸ちゃんの顔……前までのルビィと同じだった)
ルビィ(どうしよう……今更だけど取り返しのつかない事をしちゃったんじゃ)
ルビィ「待って!花丸ちゃん!」ダッ
善子「ルビィ!?」
花丸「……」
ルビィ「花丸ちゃ──」パァ
花丸「っ!」クルッ
ルビィ(あ……)
ピシャン
善子「ずら丸、どうしたのかしら?」
ルビィ(今の花丸ちゃんの顔……前までのルビィと同じだった)
ルビィ(どうしよう……今更だけど取り返しのつかない事をしちゃったんじゃ)
ルビィ「待って!花丸ちゃん!」ダッ
善子「ルビィ!?」
63: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 22:08:28.82 ID:cTulN4rZ.net
ルビィ「花丸ちゃん!」タタッ
花丸「……ルビィちゃん、聞いたよ善子ちゃんと付き合ってるんだってね」
ルビィ「どうしてそれを……」
花丸「善子ちゃん、とても嬉しかったんだろうね」
花丸「付き合い始めた日の夕方には聞かされてたよ?」
ルビィ(口止めする前だ)
花丸「それに、その前から相談も受けてたんだ」
花丸「『ルビィのことが好きになっちゃったけど、どうしたら付き合えるんだろう?』って」
花丸「マルは相談を受ける度に『ルビィちゃんと仲良くなれてよかったね』って」
花丸「そんな心にもない事を言って、本当はうまくなんていって欲しくなくて……」
花丸「マル、今でも善子ちゃんの事が好きずら」
ルビィ「!」
花丸「……ルビィちゃん、聞いたよ善子ちゃんと付き合ってるんだってね」
ルビィ「どうしてそれを……」
花丸「善子ちゃん、とても嬉しかったんだろうね」
花丸「付き合い始めた日の夕方には聞かされてたよ?」
ルビィ(口止めする前だ)
花丸「それに、その前から相談も受けてたんだ」
花丸「『ルビィのことが好きになっちゃったけど、どうしたら付き合えるんだろう?』って」
花丸「マルは相談を受ける度に『ルビィちゃんと仲良くなれてよかったね』って」
花丸「そんな心にもない事を言って、本当はうまくなんていって欲しくなくて……」
花丸「マル、今でも善子ちゃんの事が好きずら」
ルビィ「!」
67: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 22:12:05.63 ID:cTulN4rZ.net
花丸「だから……マルの心が狭いから……」
花丸「二人のことを祝福することはできないよっ!」ダッ
ルビィ「花丸ちゃんっ!待っ──」
ガシッ
ルビィ「痛っ!」
「ねぇ、さっき言ったばかりだよね?」
ルビィ「離してよ!よし──」
善子「ドウシテ私以外ノ娘ヲ見ルノ?」 メ
ルビィ「ひっ!」ゾワッ
花丸「二人のことを祝福することはできないよっ!」ダッ
ルビィ「花丸ちゃんっ!待っ──」
ガシッ
ルビィ「痛っ!」
「ねぇ、さっき言ったばかりだよね?」
ルビィ「離してよ!よし──」
善子「ドウシテ私以外ノ娘ヲ見ルノ?」 メ
ルビィ「ひっ!」ゾワッ
70: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 22:15:55.70 ID:cTulN4rZ.net
善子「口で言ってもわからないなら」
善子「身体にわからせるしかないわよね?」
ルビィ「あ……あ……」ガクガク
善子「来なさい」グイッ
ルビィ「い、いやっ!」
善子「いいから!」
善子「身体にわからせるしかないわよね?」
ルビィ「あ……あ……」ガクガク
善子「来なさい」グイッ
ルビィ「い、いやっ!」
善子「いいから!」
73: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 22:19:27.74 ID:cTulN4rZ.net
ルビィ(一体どこで間違っちゃんだろう……)
ルビィ(それとも最初から?)
ルビィ(最初からルビィだけが我慢をしてればよかったのかな?)
ルビィ(今となってはわからないよ……)
ルビィ(ただ……一つだけわかってる事がある)
ルビィ(この先、ルビィからはこの娘と離れることは許されず)
ルビィ(この娘がルビィに飽きるまで付き合い続けないといけないんだ)
ルビィ(きっと、これは罰)
ルビィ(二人の関係を壊そうとしたルビィへの罰)
ルビィ(ごめんね、善子ちゃん)
ルビィ(ごめんね……花丸ちゃん)
ルビィ(どうして、こんなことになっちゃったんだろう……)
ルビィ(それとも最初から?)
ルビィ(最初からルビィだけが我慢をしてればよかったのかな?)
ルビィ(今となってはわからないよ……)
ルビィ(ただ……一つだけわかってる事がある)
ルビィ(この先、ルビィからはこの娘と離れることは許されず)
ルビィ(この娘がルビィに飽きるまで付き合い続けないといけないんだ)
ルビィ(きっと、これは罰)
ルビィ(二人の関係を壊そうとしたルビィへの罰)
ルビィ(ごめんね、善子ちゃん)
ルビィ(ごめんね……花丸ちゃん)
ルビィ(どうして、こんなことになっちゃったんだろう……)
101: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/25(土) 11:24:00.82 ID:eoJFLZdt.net
ルビィ(あれから何度も二人で遊びに行ったりして善子ちゃんの事がだいぶ理解できた気がする)
ルビィ(……そろそろかな)ソワソワ
ピコンッ
ルビィ(きたっ)パァッ
善子『今ちょっと時間ある?』
ルビィ『大丈夫だよ~』
ルビィ(このちょっとからいつも1時間以上はトークが続くんだよね)
ルビィ(Aqoursのこと、課題が難しい、今度遊びに行く場所の候補選び)
ルビィ(いくらでもお話しできるんだぁ)
ルビィ(……そろそろかな)ソワソワ
ピコンッ
ルビィ(きたっ)パァッ
善子『今ちょっと時間ある?』
ルビィ『大丈夫だよ~』
ルビィ(このちょっとからいつも1時間以上はトークが続くんだよね)
ルビィ(Aqoursのこと、課題が難しい、今度遊びに行く場所の候補選び)
ルビィ(いくらでもお話しできるんだぁ)
102: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/25(土) 11:26:14.04 ID:eoJFLZdt.net
善子『それでね、次の休みなんだけど』
善子『家に来てみない?』
───────
─────
───
善子『家に来てみない?』
───────
─────
───
103: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/25(土) 11:30:07.80 ID:eoJFLZdt.net
ルビィ「お邪魔します」
善子「いらっしゃい、途中で迷ったりしなかった?」
ルビィ「大丈夫、ヨハネちゃんの道案内がわかりやすかったから」
善子「本当は電話よりも迎えに行くのが一番なんだけど」
善子「家から出る事ができなくてごめんね」
ルビィ「そんな、気にしてないから謝らないで?」
善子「そう?それならいいんだけど……そこが私の部屋よ」
善子「お茶の用意をするから先に入って待ってて」
善子「いらっしゃい、途中で迷ったりしなかった?」
ルビィ「大丈夫、ヨハネちゃんの道案内がわかりやすかったから」
善子「本当は電話よりも迎えに行くのが一番なんだけど」
善子「家から出る事ができなくてごめんね」
ルビィ「そんな、気にしてないから謝らないで?」
善子「そう?それならいいんだけど……そこが私の部屋よ」
善子「お茶の用意をするから先に入って待ってて」
104: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/25(土) 11:34:41.95 ID:eoJFLZdt.net
善子「待たせたわね」
ルビィ「気を使わせちゃってごめんね?」
善子「さっきとは立場が逆ね、これくらいのことで気にする必要はないわ」カチャ
ルビィ「ありがとう」
善子「ルビィに喜んでもらえるようにって……」カチャ
ルビィ「スイートポテト!」パァッ
善子「フフ、これを作ってたから家を出られなかったのよ」
ルビィ「ヨハネちゃんの手作り!?ねぇ、もう食べていい?」
善子「どうぞ」
ルビィ「いただきま~す」パクッ
ルビィ「気を使わせちゃってごめんね?」
善子「さっきとは立場が逆ね、これくらいのことで気にする必要はないわ」カチャ
ルビィ「ありがとう」
善子「ルビィに喜んでもらえるようにって……」カチャ
ルビィ「スイートポテト!」パァッ
善子「フフ、これを作ってたから家を出られなかったのよ」
ルビィ「ヨハネちゃんの手作り!?ねぇ、もう食べていい?」
善子「どうぞ」
ルビィ「いただきま~す」パクッ
105: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/25(土) 11:38:05.88 ID:eoJFLZdt.net
ルビィ「ごちそうさまでした、すごく美味しかったよ」
善子「喜んでもらえてなによりね」
善子「さて、これからなんだけど」
ルビィ「今日は何をするの?」
善子「ルビィにはヨハネのリトルデーモンとしての心得を教えよう、なんて考えたりもしてたけど」
善子「今日はのんびりとお喋りをしましょう?」
ルビィ「うん!」
善子「喜んでもらえてなによりね」
善子「さて、これからなんだけど」
ルビィ「今日は何をするの?」
善子「ルビィにはヨハネのリトルデーモンとしての心得を教えよう、なんて考えたりもしてたけど」
善子「今日はのんびりとお喋りをしましょう?」
ルビィ「うん!」
106: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/25(土) 11:42:35.71 ID:eoJFLZdt.net
善子「あら、もうこんな時間、時間を忘れて話し込んじゃったわね」
ルビィ「ホントだぁ、そろそろ帰ろうかな」
善子「……ルビィ、聞いてほしいことがあるの」
ルビィ「聞いてほしいこと?」
善子「あのね、ルビィと一緒にいるようになって気付いたこと」
善子「純粋にヨハネのことを慕ってくれるルビィが好き」
善子「アイドルのことになると活き活きとした表情で話をするルビィが好き」
善子「少し危なっかしいところがあって守ってあげたくなるルビィが大好き」
善子「だから、これからはルビィの恋人として一緒にいさせてください」
ルビィ「ホントだぁ、そろそろ帰ろうかな」
善子「……ルビィ、聞いてほしいことがあるの」
ルビィ「聞いてほしいこと?」
善子「あのね、ルビィと一緒にいるようになって気付いたこと」
善子「純粋にヨハネのことを慕ってくれるルビィが好き」
善子「アイドルのことになると活き活きとした表情で話をするルビィが好き」
善子「少し危なっかしいところがあって守ってあげたくなるルビィが大好き」
善子「だから、これからはルビィの恋人として一緒にいさせてください」
107: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/25(土) 11:46:39.72 ID:eoJFLZdt.net
ルビィ「……」
ルビィ(ああ……)
ルビィ(本当はわかってた、わかってたのに気付かないフリをして)
ルビィ(花丸ちゃんとの仲を引き裂くだなんて理由で善子ちゃんに近付いたのに)
ルビィ(そんな目的も忘れてルビィの心はずっと前から善子ちゃんに奪われて……)
善子「ダメ、かな?」
ルビィ(いいのかな?善子ちゃんの恋人になっても……いいのかな?)
善子「ルビィ?返事を聞かせてもらえる?」
ルビィ「ルビィ……ルビィは……」
ルビィ「ルビィはヨハネちゃんの恋人になります」
ルビィ(ああ……)
ルビィ(本当はわかってた、わかってたのに気付かないフリをして)
ルビィ(花丸ちゃんとの仲を引き裂くだなんて理由で善子ちゃんに近付いたのに)
ルビィ(そんな目的も忘れてルビィの心はずっと前から善子ちゃんに奪われて……)
善子「ダメ、かな?」
ルビィ(いいのかな?善子ちゃんの恋人になっても……いいのかな?)
善子「ルビィ?返事を聞かせてもらえる?」
ルビィ「ルビィ……ルビィは……」
ルビィ「ルビィはヨハネちゃんの恋人になります」
108: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/25(土) 11:50:09.74 ID:eoJFLZdt.net
善子「……今まで断られたらどうしようって言い出せなかったけど」
善子「勇気を振り絞って伝えて本当によかった……」
ルビィ「ヨハネちゃん……」ホロリ
善子「ルビィ、泣いてるの?」
ルビィ「ルビィも好きだから……ヨハネちゃんと気持ちが通じてたのが嬉しくて」グスッ
善子「ほら、拭いてあげる、可愛い顔が台無しよ」
ルビィ「ありがとう」ニコ
善子「……」ドキン
善子「勇気を振り絞って伝えて本当によかった……」
ルビィ「ヨハネちゃん……」ホロリ
善子「ルビィ、泣いてるの?」
ルビィ「ルビィも好きだから……ヨハネちゃんと気持ちが通じてたのが嬉しくて」グスッ
善子「ほら、拭いてあげる、可愛い顔が台無しよ」
ルビィ「ありがとう」ニコ
善子「……」ドキン
109: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/25(土) 11:54:11.93 ID:eoJFLZdt.net
善子「……ねぇ、恋人の契約の証が欲しいの、目を瞑ってくれる?」
ルビィ(目って……それってきっと///)
ルビィ(ルビィ、こんなに幸せでいいのかな?いいんだよね?……だけど)
ルビィ「……」フルフル
善子「イヤ……なの?」
ルビィ(そういうことは、ケジメをつけてからだよね)
ルビィ「ヨハネちゃん、あのね……」
ルビィ(目って……それってきっと///)
ルビィ(ルビィ、こんなに幸せでいいのかな?いいんだよね?……だけど)
ルビィ「……」フルフル
善子「イヤ……なの?」
ルビィ(そういうことは、ケジメをつけてからだよね)
ルビィ「ヨハネちゃん、あのね……」
110: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/25(土) 11:58:35.81 ID:eoJFLZdt.net
善子「……驚いたわ、ルビィの心にそんな黒い部分があったなんて」
ルビィ「ごめんなさい……」
善子「いいんじゃない?人間誰だって少なからずそういう部分はあるものよ」
善子「むしろヨハネのリトルデーモンとしての箔がつくってものじゃないかしら?」
ルビィ「ルビィのこと、嫌いになったりしないの?」
善子「確かに、まんまとルビィに誘導されたっていうのは少し腹が立つわね」
ルビィ「……」
善子「……ルビィの方がヨハネよりもよっぽど小悪魔してるじゃない、ってね」ニィ
ルビィ「ごめんなさい……」
善子「いいんじゃない?人間誰だって少なからずそういう部分はあるものよ」
善子「むしろヨハネのリトルデーモンとしての箔がつくってものじゃないかしら?」
ルビィ「ルビィのこと、嫌いになったりしないの?」
善子「確かに、まんまとルビィに誘導されたっていうのは少し腹が立つわね」
ルビィ「……」
善子「……ルビィの方がヨハネよりもよっぽど小悪魔してるじゃない、ってね」ニィ
111: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/25(土) 12:02:31.74 ID:eoJFLZdt.net
ルビィ「えっ……」
善子「安心しなさい、別にルビィのことを嫌いになったりはしないから」
ルビィ「ヨハネちゃん……」グスッ
善子「私のことよりも、やらないといけないことがあるんでしょ?」ナデナデ
ルビィ「うん……花丸ちゃんに謝って、おめでとうって祝福されて……」
ルビィ「そうして初めてヨハネちゃんと本当の意味で結ばれるんだと思う」
善子「わかったわ、私は手伝わなくてもいいのね?」
ルビィ「うん、これはルビィ一人でやらないといけないことだから」
───────
─────
───
善子「安心しなさい、別にルビィのことを嫌いになったりはしないから」
ルビィ「ヨハネちゃん……」グスッ
善子「私のことよりも、やらないといけないことがあるんでしょ?」ナデナデ
ルビィ「うん……花丸ちゃんに謝って、おめでとうって祝福されて……」
ルビィ「そうして初めてヨハネちゃんと本当の意味で結ばれるんだと思う」
善子「わかったわ、私は手伝わなくてもいいのね?」
ルビィ「うん、これはルビィ一人でやらないといけないことだから」
───────
─────
───
112: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/25(土) 12:05:03.60 ID:eoJFLZdt.net
ルビィ「……よし」
ルビィ「……」ポチポチ
ルビィ『明日の朝、大事な話があります』
ルビィ「ルビィ、がんばります」
───────
─────
───
ルビィ「……」ポチポチ
ルビィ『明日の朝、大事な話があります』
ルビィ「ルビィ、がんばります」
───────
─────
───
113: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/25(土) 12:09:54.29 ID:eoJFLZdt.net
善子「どうなの?」
ルビィ「まだ、これからだよ」
ルビィ「花丸ちゃん、今日は一緒に登校できなかったから」
善子「そう……無理してない?」
ルビィ「大丈夫」
ガラッ
花丸「……」
ルビィ「花丸ちゃん……」
花丸「屋上でいい?」
ルビィ「うん」
花丸「マルは先に行ってるから」
善子「いよいよね、がんばって」
ルビィ「行ってきます」
ルビィ「まだ、これからだよ」
ルビィ「花丸ちゃん、今日は一緒に登校できなかったから」
善子「そう……無理してない?」
ルビィ「大丈夫」
ガラッ
花丸「……」
ルビィ「花丸ちゃん……」
花丸「屋上でいい?」
ルビィ「うん」
花丸「マルは先に行ってるから」
善子「いよいよね、がんばって」
ルビィ「行ってきます」
114: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/25(土) 12:14:21.87 ID:eoJFLZdt.net
キイィ
ルビィ「花丸ちゃん」
花丸「……ルビィちゃん、大事な話ってなぁに?」
ルビィ「ルビィね、善子ちゃんとお付き合いをすることになりました」
花丸「やっぱり……きっとそう言われるんだって覚悟はしてたよ」
ルビィ「ごめんなさい」
花丸「……何に対してごめんなさいなの?」
ルビィ「花丸ちゃんと善子ちゃんが好き合ってたのはわかってたのに」
ルビィ「そこにルビィが割り込んじゃったこと」
花丸「そっか、わかってたんだ」
花丸「わかっててマルから善子ちゃんを奪っていったんだね」
ルビィ「花丸ちゃん」
花丸「……ルビィちゃん、大事な話ってなぁに?」
ルビィ「ルビィね、善子ちゃんとお付き合いをすることになりました」
花丸「やっぱり……きっとそう言われるんだって覚悟はしてたよ」
ルビィ「ごめんなさい」
花丸「……何に対してごめんなさいなの?」
ルビィ「花丸ちゃんと善子ちゃんが好き合ってたのはわかってたのに」
ルビィ「そこにルビィが割り込んじゃったこと」
花丸「そっか、わかってたんだ」
花丸「わかっててマルから善子ちゃんを奪っていったんだね」
115: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/25(土) 12:18:14.40 ID:eoJFLZdt.net
ルビィ「……」
花丸「ルビィちゃんはいいよね、そうやって謝れば罪悪感から解放されて」
花丸「だけどマルはどうなの?」
花丸「いきなり友達に好きな人を奪われた事を告げられて」
花丸「そのことを許さないといけないみたいな雰囲気で謝られて」
ルビィ「そんな……」
花丸「ルビィちゃんのバカッ!泥棒猫!!」
花丸「返してよ!善子ちゃんをマルに返してよぉ……」ポカポカ
ルビィ「……ごめん、それはできないよ」
花丸「うっ……ひっく……」グスグス
ルビィ「……」
花丸「ルビィちゃんはいいよね、そうやって謝れば罪悪感から解放されて」
花丸「だけどマルはどうなの?」
花丸「いきなり友達に好きな人を奪われた事を告げられて」
花丸「そのことを許さないといけないみたいな雰囲気で謝られて」
ルビィ「そんな……」
花丸「ルビィちゃんのバカッ!泥棒猫!!」
花丸「返してよ!善子ちゃんをマルに返してよぉ……」ポカポカ
ルビィ「……ごめん、それはできないよ」
花丸「うっ……ひっく……」グスグス
ルビィ「……」
116: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/25(土) 12:22:15.54 ID:eoJFLZdt.net
花丸「だけど……マルにも悪かったところがあるから」
花丸「善子ちゃんと気持ちが通じ合ってたときに何も行動しなくて」
花丸「本当はルビィちゃんに文句を言うのも違うって……」
ルビィ「花丸ちゃん……」
花丸「でも、マルの心が狭いから」
花丸「今は素直におめでとうとは言えないよ……」
ルビィ「うん……」
花丸「ごめんね、いつかはこの気持ちに折り合いをつけるから」
花丸「今は……一人にしてほしいな」
ルビィ「……ルビィ、教室に戻るね」
キイィ
花丸「……ぐすっ」
花丸「うわーーーーーん」
ルビィ(ごめんね……花丸ちゃん)
花丸「善子ちゃんと気持ちが通じ合ってたときに何も行動しなくて」
花丸「本当はルビィちゃんに文句を言うのも違うって……」
ルビィ「花丸ちゃん……」
花丸「でも、マルの心が狭いから」
花丸「今は素直におめでとうとは言えないよ……」
ルビィ「うん……」
花丸「ごめんね、いつかはこの気持ちに折り合いをつけるから」
花丸「今は……一人にしてほしいな」
ルビィ「……ルビィ、教室に戻るね」
キイィ
花丸「……ぐすっ」
花丸「うわーーーーーん」
ルビィ(ごめんね……花丸ちゃん)
117: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/25(土) 12:26:09.74 ID:eoJFLZdt.net
善子「……どうだったの?」
ルビィ「今は……まだ」
善子「そう……」
善子「まぁ、そう簡単にはいかないわよ」
ルビィ「うん……」
善子「諦めたりはしないんでしょ?」
ルビィ「うん!」
善子「辛くなっても私がついててあげるからね」
ルビィ「ありがとう、ヨハネちゃん」
ルビィ(一度壊れたこの関係を修復するのは簡単なことじゃない)
ルビィ(だけど、いつかは元どおりになれるって信じていたいんだ)
ルビィ(身勝手な意見だってわかってるけど花丸ちゃんとの絆はまだ生きてるって)
ルビィ(だから、花丸ちゃんがルビィ達のことを心から祝福できると思える日が来ることを待っています)
ルビィ「今は……まだ」
善子「そう……」
善子「まぁ、そう簡単にはいかないわよ」
ルビィ「うん……」
善子「諦めたりはしないんでしょ?」
ルビィ「うん!」
善子「辛くなっても私がついててあげるからね」
ルビィ「ありがとう、ヨハネちゃん」
ルビィ(一度壊れたこの関係を修復するのは簡単なことじゃない)
ルビィ(だけど、いつかは元どおりになれるって信じていたいんだ)
ルビィ(身勝手な意見だってわかってるけど花丸ちゃんとの絆はまだ生きてるって)
ルビィ(だから、花丸ちゃんがルビィ達のことを心から祝福できると思える日が来ることを待っています)
118: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/25(土) 12:29:52.14 ID:eoJFLZdt.net
ミイラルートおしまい
次で短いけど最後のルートをまた後に
次で短いけど最後のルートをまた後に
126: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/25(土) 14:45:03.39 ID:eoJFLZdt.net
最後は>>2の続きからの分岐で
127: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/25(土) 14:45:47.42 ID:eoJFLZdt.net
ルビィ(……なんて)
ルビィ(一人で悲観して悪い方向にばかり考えてるなんてダメだよね?)
ルビィ(すこし……ううん、とっても怖いけど)
ルビィ(勇気を出して最初の一歩を踏み出すんだ!)
ルビィ「あ、あのね!」
───────
─────
───
ルビィ(一人で悲観して悪い方向にばかり考えてるなんてダメだよね?)
ルビィ(すこし……ううん、とっても怖いけど)
ルビィ(勇気を出して最初の一歩を踏み出すんだ!)
ルビィ「あ、あのね!」
───────
─────
───
128: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/25(土) 14:49:06.90 ID:eoJFLZdt.net
ルビィ「こう?」フニャ
善子「そうじゃない!こうっ!」ビシッ
花丸「善子ちゃん、ルビィちゃんを変な道に引き込まないでほしいずら」
善子「変な道じゃない!それにルビィも納得してヨハネのリトルデーモンになってるのよ!」
花丸「本当に?ルビィちゃん、無理矢理やらされてない?」
ルビィ「エヘヘ、本当だよ花丸ちゃん」
花丸「ルビィちゃんがそう言うならいっか」
善子「なによそれ!?私の言うことは疑ってたくせに!」
花丸「ルビィちゃんは良い娘だから嘘はつかないずら~」
善子「納得いかなーい!」
ルビィ「アハハ」ゴソゴソ
ルビィ「あれ?教科書入れ忘れてる」
善子「そうじゃない!こうっ!」ビシッ
花丸「善子ちゃん、ルビィちゃんを変な道に引き込まないでほしいずら」
善子「変な道じゃない!それにルビィも納得してヨハネのリトルデーモンになってるのよ!」
花丸「本当に?ルビィちゃん、無理矢理やらされてない?」
ルビィ「エヘヘ、本当だよ花丸ちゃん」
花丸「ルビィちゃんがそう言うならいっか」
善子「なによそれ!?私の言うことは疑ってたくせに!」
花丸「ルビィちゃんは良い娘だから嘘はつかないずら~」
善子「納得いかなーい!」
ルビィ「アハハ」ゴソゴソ
ルビィ「あれ?教科書入れ忘れてる」
129: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/25(土) 14:54:23.51 ID:eoJFLZdt.net
花丸「どうしたの?」
ルビィ「教室に忘れものしちゃって、取りに行ってくるね」
善子「一人で行こうなんて水臭いわね、私達も付き合うわよ」
ルビィ「大丈夫だよ、今から戻ったらバスの時間に間に合わなくて悪いし二人は先に帰ってて」
花丸「本当にいいの?」
ルビィ「いいの」
善子「じゃあ、私達は先に行かせてもらうわ」
花丸「ルビィちゃん、バイバイ」フリフリ
ルビィ「二人ともバイバーイ」フリフリ
ルビィ「教室に忘れものしちゃって、取りに行ってくるね」
善子「一人で行こうなんて水臭いわね、私達も付き合うわよ」
ルビィ「大丈夫だよ、今から戻ったらバスの時間に間に合わなくて悪いし二人は先に帰ってて」
花丸「本当にいいの?」
ルビィ「いいの」
善子「じゃあ、私達は先に行かせてもらうわ」
花丸「ルビィちゃん、バイバイ」フリフリ
ルビィ「二人ともバイバーイ」フリフリ
130: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/25(土) 14:59:40.56 ID:eoJFLZdt.net
ルビィ(思い切って話してみたら簡単だったなぁ)
ルビィ(二人とも快くルビィのことを迎え入れてくれて)
ルビィ(一体何を悩む必要があったんだろうってくらいに)
ルビィ(あっという間にルビィの悩みは解決しちゃって)
ルビィ(花丸ちゃんはわかってたけど善子ちゃんも良い娘で傍に居させてくれて)
ルビィ(だから……)
ルビィ(だからこそ、ふとした瞬間の仕草でわかっちゃうんだよね)
ルビィ(二人の心にルビィが入り込める隙間なんてどこにもないことが)
ルビィ(二人とも快くルビィのことを迎え入れてくれて)
ルビィ(一体何を悩む必要があったんだろうってくらいに)
ルビィ(あっという間にルビィの悩みは解決しちゃって)
ルビィ(花丸ちゃんはわかってたけど善子ちゃんも良い娘で傍に居させてくれて)
ルビィ(だから……)
ルビィ(だからこそ、ふとした瞬間の仕草でわかっちゃうんだよね)
ルビィ(二人の心にルビィが入り込める隙間なんてどこにもないことが)
131: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/25(土) 15:04:03.11 ID:eoJFLZdt.net
ルビィ(そう遠くない未来に二人は交際を始めて)
ルビィ(それでもルビィのことを気遣って『一緒に遊びに行こう?』って誘ってきて)
ルビィ(ルビィは二人に『いいよいいよ、デートの邪魔はできないよ』なんて答えたりして)
ルビィ(そんな未来が……)ジワ
ルビィ「っ!」
ルビィ「ダメダメ!」ブンブン
ルビィ「今のルビィは二人と仲良くできて満足なんだよ」
ルビィ「辛いことなんて何もないから」
ルビィ(それでもルビィのことを気遣って『一緒に遊びに行こう?』って誘ってきて)
ルビィ(ルビィは二人に『いいよいいよ、デートの邪魔はできないよ』なんて答えたりして)
ルビィ(そんな未来が……)ジワ
ルビィ「っ!」
ルビィ「ダメダメ!」ブンブン
ルビィ「今のルビィは二人と仲良くできて満足なんだよ」
ルビィ「辛いことなんて何もないから」
132: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/25(土) 15:09:22.38 ID:eoJFLZdt.net
ルビィ「ルビィはみんなのマスコットだから……いつもニコニコしてないとダメで……」ジワ
ルビィ(この胸の奥が締め付けられて苦しくて痛くなるのにも、きっとすぐに慣れるから……)
ルビィ(だから……今だけは……)ポロポロ
ルビィ「こんしゅーのーわくわくー」
ルビィ「ねーねーね……おしえてー」
ルビィ「いっ……ぱいだーわくわ……くー」
ルビィ「さーはっ……ぴょーして……ごらんおっけ……」
ルビィ(この胸の奥が締め付けられて苦しくて痛くなるのにも、きっとすぐに慣れるから……)
ルビィ(だから……今だけは……)ポロポロ
ルビィ「こんしゅーのーわくわくー」
ルビィ「ねーねーね……おしえてー」
ルビィ「いっ……ぱいだーわくわ……くー」
ルビィ「さーはっ……ぴょーして……ごらんおっけ……」
133: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/03/25(土) 15:12:27.50 ID:eoJFLZdt.net
最後のルートおしまい
どのルートが正史なのかは各々の判断に任せます
どのルートが正史なのかは各々の判断に任せます
引用元: ・ルビィ「二人の仲を引き裂いてあげる」
コメントする
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。