1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/24(金) 22:33:16.868 ID:RQNT30gI0.net


マスター「おつかれ天真君、今日はもう店を閉めるから上がっていいよ」

ガヴリール「うぃっす、おつかれっしたー…」



ザーッ……

ガヴリール「げっ、大雨じゃんか!天気予報もあてになんないなぁ…」

ガヴリール(どうすっかなー、迅速通は宛にならないし、徒歩で帰ろうにも雨がひどいし…)

マスター「天真君、もしかして傘を忘れたのかい?」

ガヴリール「はい、まさか急に雨が降ってくるなんて思いませんでしたよ…」

マスター「もしよかったら、私の車に乗っていかないかい?この雨じゃ歩いて帰るのは大変だろう?」ニコッ

ガヴリール「…じゃあ、お願いします」

3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/24(金) 22:37:52.905 ID:RQNT30gI0.net


マスター「……」

ガヴリール「……」

マスター(うーむ、乗せたのはいいけど、流石にここまで会話が無いと天真君も気まずいだろう…)

マスター(ここは一つ、何か若い子が好きそうな話題を……)

マスター「……天真君、日本の学校には馴れたかい?」

ガヴリール「まー、ふつーです」

マスター「ふ、ふーん、そっか…」

マスター「最近の若い子って休日とかは何をして遊ぶのかな?」

ガヴリール「…ゲームとか」

9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/24(金) 22:43:56.492 ID:RQNT30gI0.net
マスター「ゲームかぁ、私が若い頃にも流行ったなぁ、親が厳しかったからあまりできなかったけど…」

ガヴリール「……へー」

マスター「特に私はゴルフのゲームが得意だったよ、あれだけは誰にも負けたことがなくてね…」

ガヴリール「……ふーん」

マスター「………………」

マスター(私の話、つまらなかったかなぁ………)


ガヴリール(マスター、気を使ってんだろうなぁ、私としても何か話をしたいところだけど、共通の話題もないしなぁ……)

13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/24(金) 22:46:42.182 ID:RQNT30gI0.net
……

キキーッ

ガヴリール「ここでいいです」

マスター「本当に一人暮らしなんだね、雨が酷いし、風邪を引かないようにね?」

ガヴリール「今日はありがとうございました、じゃぁ」スッ

マスター「うん、また来週」ニコッ


ブロロロロロロ……


ガヴリール「……はぁ」

ガヴリール「私ってこんなに会話苦手だったかなぁ…」ポリポリ

14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/24(金) 22:51:41.238 ID:RQNT30gI0.net


ガヴリール「…………」カタカタ

「コミュ障 改善」

ガヴリール「………………」カチッ

ガヴリール「……なになに」

ガヴリール「あなたは無意識に人目を恐れています、まずは人の目を見て会話する事を心がけましょう………?」

ガヴリール「ちがう、そんなんじゃねーし」カチッ

ガヴリール「………」カタカタ

ガヴリール「………………はぁ」


ガヴリール「ネトゲしよ…」

16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/24(金) 22:55:56.405 ID:RQNT30gI0.net
…【学校】

ガヴリール「……」

ヴィーネ「どうしたの?ガヴ、いつにもまして元気がないわね…」

ガヴリール「…なぁヴィーネ」

ヴィーネ「ん?」

ガヴリール「お前、私と話してて楽しい?」

ヴィーネ「な、何言ってるのよいきなり…」

ガヴリール「いや、ふと気になったんだよ、私ってあんまり自分から話すほうじゃないじゃん?しかも話しかけられても適当に返してるしさ」

ガヴリール「私と会話してて楽しいのかなーって思って」

ヴィーネ「どうしちゃったのよガヴリール……」

19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/24(金) 23:01:24.784 ID:RQNT30gI0.net
サターニャ「ふん、朝からマヌケな顔してるわね!ガヴリール!」

ガヴリール「お前にだけは言われたくねーよ」

サターニャ「ふん、減らず口を叩けるのも今のうちよ?ガヴリール」

サターニャ「今日はあんたを倒すためのとっておきを用意してきたんだから!」

ガヴリール「悪い、今日はそんな気分じゃない」

サターニャ「…なんですって?」

ガヴリール「今日はそっとしておいてくれ、頼む」

サターニャ「う、うん……」

20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/24(金) 23:05:36.916 ID:RQNT30gI0.net


ガヴリール(意識し出したら止まらなくなってきた、私って普段こいつらとどんな会話してたっけ…?)

ガヴリール(いつも誰かが話しかけてきて、適当にあしらって…本当にそれだけ…?)

ガヴリール(なんだかわからなくなってきたぞ、私はこいつらとどう接したらいいんだ…?)

ガヴリール(そもそもなんでこんな私なんかに懲りずに話しかけてくるんだろうか…)

ガヴリール「………」



ラフィエル「ガヴちゃん、どうしちゃったんでしょうか」

ヴィーネ「朝からあの調子なのよ、全然相手してくれなくて…」

サターニャ「なんか調子狂うわね…」

21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/24(金) 23:11:05.862 ID:RQNT30gI0.net
……

ガヴリール「マスター、ブレンドコーヒーとアイスカフェオレ入りましたー」

マスター「はい、次はこれをあっちのお客さんにお願いするよ」スッ

ガヴリール「了解です…」スッ

ガヴリール「おっ………っ!?」クラッ


ガシャンッッ!!


マスター「て、天真くん!?」

ガヴリール「っ………あっつ…」

マスター「大丈夫!?す、すぐ冷やさないと…」

ガヴリール「……」ヒリヒリ

22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/24(金) 23:15:12.586 ID:RQNT30gI0.net


ギュッ

マスター「ごめんね、応急処置しかできないけど…」

ガヴリール「ありがとうございます、大分楽になりました」

マスター「今日はもう上がって、すぐに病院に行った方がいい、女の子の肌に跡が残ったらいけないからね…」

ガヴリール「平気っすよこんくらい、放っといたら治りますから…」

マスター「駄目だよ天真くん、バイト代は一日分出すから、早退しなさい」

ガヴリール「………うす」

23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/24(金) 23:18:29.111 ID:RQNT30gI0.net
…【ガヴリール宅】

ガヴリール「………………ふぅ」ゴロン

ガヴリール「病院なんて大げさだっての、ただの水ぶくれじゃんか…」

ガヴリール「………………」

ガヴリール(マスター、本気で私の事心配してくれてたんだろうな…)

ガヴリール(いつもいつもマスターの優しさに甘えてばかりだ、なんだか自分が情けなくなってきた…)


ガヴリール「………はぁ」

24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/24(金) 23:22:45.368 ID:RQNT30gI0.net
プルルルルルル

ガヴリール「電話か」スッ

ガヴリール「ヴィーネからだな…」ポチッ

ガヴリール「もしもし?」

『もしもし、ガヴ?私だけど』

ガヴリール「ん、どうした?」

『いや、別にたいした用事じゃないんだけどね、何か今日のあんた元気なかったから…』

ガヴリール「あぁ、別にたいしたことじゃないよ、ちょっと気分が悪かっただけ」

『……そう』

ガヴリール「………うん」

『………………』

ガヴリール(せっかくヴィーネが電話してきてくれたんだ、何か会話しなきゃ…)

26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/24(金) 23:29:16.556 ID:RQNT30gI0.net
ガヴリール「あ、あのさヴィーネ…」

『ん?どうしたの?』

ガヴリール「えっと…その…」

ガヴリール(会話しなきゃ、会話しなきゃ、いつも通りに会話しなきゃ…)

『………ガヴリール?』

ガヴリール「あ…う、…えっと…」

ガヴリール(あれ…?私どうしたんだ?なんで私こんなに言葉に詰まって…)

『ちょ、ちょっと!あんた本当にどうしたのよ!』

ガヴリール「ご、ごめん…」

『なんで謝るのよ、別に怒ってないわよ』

ガヴリール「え、えっと…そうだよね、ごめん…」

『だーかーらー……はぁ、もういいわ』

ガヴリール「………っ!」

ブチッ


ツー、ツー

29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/24(金) 23:33:46.653 ID:RQNT30gI0.net
ガヴリール「…………やってしまった…」

ガヴリール(会話するのが怖くて通話を切ってしまった、これ絶対ヴィーネに嫌われたよな…)

ガヴリール(なんで急に会話ができなくなってしまったんだろう、この間まではこんなことなかったのに…)

ガヴリール(思えばマスターに家に送って貰ったとき以来だ、あの時から何か違和感が生まれたんだ)

ガヴリール(会話するのが気まずい、そう意識してしまって以来、誰にたいしてもそうなってしまった…)

ガヴリール「……………」ドキドキ

ガヴリール(電話、かけなおしてくるよな……?ヴィーネだから心配してくれてるよな…?)

31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/24(金) 23:40:28.779 ID:RQNT30gI0.net


シーーーン…

ガヴリール「………………」

ガヴリール「かかってこない……」

ガヴリール(あれから一時間がたったけどヴィーネからは電話は掛かってこなかった)

ガヴリール(まぁ、当たり前と言えば当たり前なのかもしれない、あいつにもあいつの生活がある、いつまでも私に構っている暇もないだろう…)

ガヴリール(でもなんでだろうか……)

ガヴリール「………………っ」グスッ

ガヴリール(凄く息苦しい………)

34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/24(金) 23:47:25.956 ID:RQNT30gI0.net
ピンポーーーーーーーン

ガヴリール「…………っ!」

ガヴリール「…………」ダッ

ガヴリール(ヴィーネだ、ヴィーネに違いない!ヴィーネは私の事を心配してわざわざ家まで来てくれたんだ!!)

ガヴリール「い、今開け………」

ガヴリール「………………」ピタッ

ガヴリール(…今ヴィーネに会ってもまともに会話ができるだろうか、ていうか、もしかしたらさっき突然切ったから怒って私の家にきたんじゃ…)

ガヴリール(そ、そうだったらどうしよう、今度こそヴィーネに見放されるのかな…)


『ガヴー?いないのー?』


ガヴリール(は、はやくでないとヴィーネが帰っちゃう………いや、でも………っ!)

36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/24(金) 23:51:03.183 ID:RQNT30gI0.net
ガチャッ…

ヴィーネ「もう、いるなら返事くらいしなさいよ、勝手に開けちゃったじゃない…」

ガヴリール「あ、う、ええ、えっと…」

ヴィーネ「大体、女一人で暮らしてるんだから、鍵くらい閉めなさいよ?」

ガヴリール「ご、こめん………」

ヴィーネ「別に謝らなくてもいいわよ、怒ってるわけじゃないし」

ガヴリール「うん、ごめん……」

ヴィーネ「………あんた今日おかしいわよ…?」

ガヴリール「え、えっと………」

ガヴリール「ごめん……」

37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/24(金) 23:54:54.297 ID:RQNT30gI0.net
ヴィーネ「それにしても今日は冷えるわねー、もう四月になろうかって時期なのに、上着が手放せないわ」

ガヴリール「そうだな…」

ヴィーネ「こんなに寒いのにサターニャったら凄いのよ?さっき外であった時なんてもう半袖だったんだから」クスッ

ガヴリール「は、ははは……」

ヴィーネ「ていうかあんたも随分寒そうな格好してるわよね、ズボンくらい履きなさいよ…」

ガヴリール「ご、ごめん…」

ヴィーネ「だからなんで謝るのよ」

ガヴリール「ごめん………あっ………ご、ごめん」

ヴィーネ「………………」

40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/24(金) 23:59:55.736 ID:RQNT30gI0.net
ヴィーネ「…ガヴは今日、何か面白いことあった?」

ガヴリール「……うぇっ!?」

ガヴリール「お、面白いことか…」

ヴィーネ「なんでもいいのよ、ガヴ話も聞きたいなーって思って」

ガヴリール(何か、何か面白い事言わなきゃ…、何かあったかなー…)

ガヴリール(ネットで流行りのネタとかはヴィーネには通じないよな、絶対滑る、でも私テレビとかみないしなー、芸能人とかそういうのもわかんないし…)

ガヴリール(となると共通の友人の話題になるわけだけど…ここ最近あいつらとロクに絡んで無いからなぁ、特に話すこともない…)

ヴィーネ「………………」

ガヴリール(やばいやばいやばい、ヴィーネ待ってるよ、なにか、なにか面白い事言わないと…………)

41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 00:07:43.667 ID:JzO2+XZC0.net
ヴィーネ「……ガヴリール」

ガヴリール「あっ、な、なに!?」

ヴィーネ「あんた、何か悩んでるでしょ?」

ガヴリール「べつに、な、悩んでないけど」

ガヴリール「ほら、私外に出ないじゃん?引き込もってばっかだし?悩みとかなさそうだろ?」

ガヴリール「は、ははは……」チラッ

ガヴリール(安易な自虐に逃げてしまった………)

ヴィーネ「………………」

ガヴリール「わ、私みたいなクソニートに悩みとかあるわけないじゃん!暇さえあればネトゲばっかりやってんだからさ!好きなように生きてるんだよ私は!」

ガヴリール「最近買ったゲームも秒でクリアしたしさ!ネトゲだって新職速攻カンストしたし!マジで私最強だわ!」

ガヴリール「一番の悩みっていったらやっぱ将来かな!私みたいに適当にやってるやつ、天界から見放されるに決まってるしさ!……ふひひ…っ!」


ヴィーネ「やめて」

ガヴリール「…っ」ビクッ

43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 00:12:51.765 ID:JzO2+XZC0.net
ガヴリール(やばいやばいやばいやばい、怒らせた、絶対怒らせたよマジトーンだったよ)

ガヴリール(い、今の会話って何が駄目だった?普段の私ってこんなんじゃなかったっけ?)

ガヴリール(あれ?私ってどうやってこいつらと友達になったの?これまでどうやって会話してたっけ?)


ガヴリール「…………ごめん」

ヴィーネ「ガヴリール、何があったのか私に話してみなさい」

ガヴリール「………………」

ヴィーネ「私じゃ力になれないかもだけど、言ってみるだけ言ってみなさいよ、友達でしょ?」

ガヴリール「………何でもないよ、いつもどおりだ」

ヴィーネ「…ガヴリール!!」

ガヴリール「何でもないっていってるだろ!!!」

ヴィーネ「…っ」ビクッ

44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 00:19:55.342 ID:JzO2+XZC0.net
ガヴリール「お、お前なんなんだよっ!いきなり人の家に押し掛けてきて説教かましやがって!!」

ヴィーネ「ちょ、そんな言い方ないでしょ!!」

ガヴリール「何でもないって言ってるじゃんか!なんでお前はいつもいつもでしゃばってくるんだよ!」

ガヴリール「迷惑なんだよ!お前なんかっ!頼んでも無いのに世話焼きやがって!!」

ヴィーネ「………………っ」

ガヴリール「私は元からこんなやつなんだよ!会話は苦手だし、運動もできないし、グズでノロマで面倒くさがりな駄天使なんだよ!」

ガヴリール「何があったのか言えとか……っ!知ったふうな口聞いてんじゃねぇ!お前に………っ」グスッ

ガヴリール「おまえに……いっ……何がわっ、わかるんだよぉ……っ」ポロポロ


ヴィーネ「ガヴリール……………?」

47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 00:25:57.779 ID:JzO2+XZC0.net
ガヴリール(違う、こんなことが言いたいんじゃない……)

ヴィーネ「…………っ」グスッ

ガヴリール(ヴィーネは何も悪くない、むしろ感謝してるくらいだ)

ヴィーネ「なんで……そんなこと言うのよ………っ」ポロポロ

ガヴリール(ちょっとどうしていいかわからなくなっただけなんだ、やり場のない感情を、お前にぶつけてしまっただけなんだ…)

ヴィーネ「………っ…!」フキフキ

ガヴリール(ヴィーネに甘えてしまっただけなんだよ、お前があまりにも優しすぎるから……)

49: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 00:31:51.341 ID:JzO2+XZC0.net


ガヴリール「…………」

ヴィーネ「…………」

ガヴリール「ヴィーネ…」

ヴィーネ「………何よ」

ガヴリール「ごめん、私が悪かった」

ヴィーネ「……………」

ガヴリール「泣いたらスッキリしたからさ」

ガヴリール「私の悩み、聞いてくれよ」

ヴィーネ「………………はぁ」

ヴィーネ「あんたって本当に都合がいいわよね」

ガヴリール「まぁ、自覚はある」

ヴィーネ「………ふふっ」

ガヴリール「…何が面白いんだよ」

ヴィーネ「やっと、ガヴが帰ってきたみたい…」

ガヴリール「…なんだよそれ」

54: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 00:39:01.334 ID:JzO2+XZC0.net


ガヴリール「先週さ、マスターに家まで送って貰ったんだよ」

ヴィーネ「そういえば、酷い雨だったわね…」

ガヴリール「そんでさ、マスターは私に気を使って色々話しかけてくれるんだけどさ」

ガヴリール「ほら、私ってこんなんじゃん?まともに会話が成り立たなかったんだよ」

ガヴリール「だからさ、なんか気まずくなってさ、なんだかなーーって…」

ガヴリール「上手く言葉にできないんだけどさ、それで悩んでた」

ヴィーネ「ふふ、変なの」

ガヴリール「笑うなよ、結構深刻な悩みだったんだぞ」ムスッ

56: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 00:43:31.552 ID:JzO2+XZC0.net
ガヴリール「それで、なんだか自分に自信なくしてさ、お前らと会話するのも正直、怖かった」

ガヴリール「日頃私から何か話すことって中々ないからさ、私ってどう思われてるのかなーって…」

ガヴリール「まぁ、それだけ」

ヴィーネ「何よそれ…」

ヴィーネ「ていうか、今普通に会話できてるじゃない」

ガヴリール「ほんと、何でだろうな」



ガヴリール「…まぁでもあれだ、こんな話はヴィーネにしかできないんだ、聞いてくれてありがとな」ニコッ

ヴィーネ「……………っ」ドキッ

57: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 00:51:40.027 ID:JzO2+XZC0.net
ヴィーネ「ま、まぁ私でよければ悩みなんていつでも聞いてあげるわ」

ガヴリール「ヴィーネ…」

ヴィーネ「些細なことでもいいから、私に話してみなさいよ」

ヴィーネ「気持ちだけかもしれないけどさ、少しは楽になると思うわよ…?」

ガヴリール「…………ヴィーネ」

ギュッ

ヴィーネ「……っ!?」ドキッ

ヴィーネ「な、なんでいきなり抱きついてくるのよ!」ドキドキ

ガヴリール「なんかさ、ヴィーネって頼れるお姉ちゃんみたいだな、つい甘えたくなる」

ヴィーネ「な、なな何言ってんのよ気持ち悪い!!離れなさいよ!!」

ガヴリール「ひどいよー、ヴィーネお姉ちゃーん」ニヤニヤ

ヴィーネ「ちょ、ちょっと……!!」カァァ

ガヴリール「うへへー、ヴィーネ顔まっかー」

ヴィーネ「うっさい!」

61: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 00:56:25.806 ID:JzO2+XZC0.net


ヴィーネ「ていうか、あんた今日バイトじゃなかったの?」

ガヴリール「それがさ、バイト先で火傷しちゃってさ」

ガヴリール「早退した、私は大丈夫って言ったんだけどな」

ヴィーネ「火傷って…あんた大丈夫なの!?」

ガヴリール「大げさだって、そんなに驚く事ないだろ」

ヴィーネ「でも、女の子の肌に跡が残ったりしたら…」

ガヴリール「はぁ、ヴィーネまでマスターみたいなこと言うのかよ」

ガヴリール「心配しなくてもツバつけときゃ治るっての」

ヴィーネ「…どんだけ適当なのよ」

62: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 01:01:06.249 ID:JzO2+XZC0.net
ヴィーネ「ガヴ、あんたはマスターさんに日頃の感謝を伝えるべきだと思うの」

ガヴリール「えー、いいよ、そんなの絶対望んでないって」

ヴィーネ「何言ってるのよ、あんたの要望を聞いてシフトを調整してくれたり」

ヴィーネ「そのうえ家まで送ってもらったり、怪我の治療までしてもらったり…なんだか私が申し訳ない気持ちになってくるわ!」

ガヴリール「お前は私の保護者かよ…」

ヴィーネ「だからガヴリール、私とお菓子を作るわよ」

ガヴリール「は?」

ヴィーネ「そしてマスターさんにプレゼントするの、きっと喜んでくれるわ!」

ガヴリール「いいよそんなの、面倒くさいし」

ヴィーネ「………………」ゴゴゴゴ


ガヴリール「はいはい、やりますよ」

63: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 01:06:38.008 ID:JzO2+XZC0.net
………

マスター「…………」ソワソワ

マスター(今日は天真君がバイトに入る日、この間の火傷は大丈夫だろうか……)

マスター(もしも跡が残っていたらどうしよう!?元はといえばコーヒーを天真君に運ばせた私の責任だよね…!?)

マスター(し、心配になってきた、もしあれから悪化して大事になってたりしたら………)



ガヴリール「あの」

マスター「てっ、天真くん!?いつからそこにっ!?」

ガヴリール「いや、今ですけど」

マスター「…火傷のほうはもう平気………………?」

ガヴリール「はい、おかげさまで」

マスター「………………」ホッ

65: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 01:12:25.515 ID:JzO2+XZC0.net


ガヴリール「マスター」

マスター「ん?どうしたんだい?」

ガヴリール「…………」ゴソゴソ

ガヴリール「…これ」スッ

マスター「……これは?」

ガヴリール「マスターにはいつもお世話になってるので、感謝の気持ちみたいなものです」

マスター「………………っ!!」ブワッ

マスター(感謝の気持ちだって!?天真君が!?私に!?)

マスター(これほどまでに嬉しいことはないよ天真君、まさか君が私の事をそんな風に…)

ギュッ

マスター「ありがとう天真くん………ありがとう……っ…」グスッ

ガヴリール「ちょ、抱き締めるのは流石にやめてもらっていいですか?」

68: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 01:21:07.185 ID:JzO2+XZC0.net
…【学校】

サターニャ「ガ、ガヴリール…?もしよかったらなんだけど私と勝負しない…?」

サターニャ「あ、いやでも!あんたが気分が乗らないんだったら別にいいのよ!」アセアセ

ガヴリール「いいぞ」

サターニャ「…………ほんと!?」パァァァ

ガヴリール「相手になってやる、覚悟しろよ」

サターニャ「ふふん、けちょんけちょんにしてやるわ!!」



ラフィエル「ふふ、ガヴちゃん、すっかり元通りですね」

ヴィーネ「本当、良かったわ」

ラフィエル「ヴィーネさん、なんだか嬉しそうですね」ニコニコ

ヴィーネ「そ、そうかしら…?えへへ…」



引用元: ガヴリール「最近マスターの事ばかり考えてしまう…」