1: ハヤシライス斉藤 ◆RYUQ76B/4s 2017/04/04(火) 06:18:10.092 ID:mblNpI4dd0404.net
夏海「おじさんどこの人?ここ学校の敷地内だから

どぼっ!!!!!!!!

夏海「おおおおっっっ」ビチャビチャブリブリッ

僕「越谷夏海、旭丘分校中等部所属、性格は活発で宮内れんげの友人」

夏海(……なんでうちやれんちょんのことを……)ハァ、ハァ

僕「俺は現実世界から宮内れんげを抹殺しにきた」

夏海「!!?」

僕「ついてこい」髪の毛むんず

夏海「ああああやめてください!赦してください!!」ブチブチ

3: ハヤシライス斉藤 ◆RYUQ76B/4s 2017/04/04(火) 06:22:34.575 ID:mblNpI4dd0404.net
僕「宮内れんげはどこだ」ドラム缶で鉄パイプを熱する

夏海「お願いしますれんちょんを殺さないでください、うちの大切な友達なんです」

僕「もう一度言う、質問の内容に関係ないことはしゃべらない方がいい」

僕「宮内れんげはどこだ」

夏海「ハァ、ハァ……」

夏海「……」

僕「フッ」

僕「」じゅじゅううううううう

夏海「はああああああああああああああああああああ」プスプスぶりりりりりりりり

6: ハヤシライス斉藤 ◆RYUQ76B/4s 2017/04/04(火) 06:27:01.119 ID:mblNpI4dd0404.net
僕「起きろ、越谷夏海」

夏海「……ぅぁ……」

僕「丸三日も寝ていたぞ」

夏海「……うっ!」ズキズキ

僕「ほら、おかゆだ」

夏海「え……?」

僕「おかゆくえ」

夏海(逆らったら殺されるのかな……)パクパク

僕「おいしいか」

夏海「あ、はい……」

僕「ならよかった」

10: ハヤシライス斉藤 ◆RYUQ76B/4s 2017/04/04(火) 06:30:15.473 ID:mblNpI4dd0404.net
僕「この前はすまなかった」

夏海(な、なにを言ってるんだこのおじさん……!?)

僕「なにか欲しいものはあるか」

夏海「あの、れんちょんを殺さないでください」

僕「……」

夏海「それがうちのほしいものです、お願いします」

僕「それは無理だ」

夏海(なんで急に優しくなったんだろう)

13: ハヤシライス斉藤 ◆RYUQ76B/4s 2017/04/04(火) 06:34:45.184 ID:mblNpI4dd0404.net
僕「外に出てくる、ここを動くなよ」

夏海「ダメだ!れんちょんを殺しにいくのを見逃すなんてできない!」

僕「ぬうん!!」バキッ!!!!!

夏海「ごあっっ!!」ブシャアアアブリブリッ

僕「はいやっ!はいやあっ!」ドスドス

夏海「ぎゃん!!ぎゃん!!」ブップス、プス、プスス~

僕「気を失ったか、さて仕掛けの様子でも見てくるかな」

15: ハヤシライス斉藤 ◆RYUQ76B/4s 2017/04/04(火) 06:40:20.148 ID:mblNpI4dd0404.net
小毬「いたぁ……なにこれ狩猟とかに使う罠じゃん……」

僕「動かない方がいい、足をちぎるくらいしないとその仕掛けは外れない」

小毬「お、おじさんは……?」

僕「越谷小毬、越谷家の長女で背が小さいのがコンプレックス、宮内れんげの友人の一人」

小毬「なんでそんなこと……おじさんは誰なの!!?」

僕「俺は現実世界から宮内れんげを抹殺しにきた者だ」

小毬「!!!?」

僕「宮内れんげはどこだ」

小毬「あ、あわ……」ぷるぷる

僕「ふむ、貴様もか」

18: ハヤシライス斉藤 ◆RYUQ76B/4s 2017/04/04(火) 06:46:09.937 ID:mblNpI4dd0404.net
僕「ぎゅうん!」ブルンブルンドッドッドッド

小毬「どうしてバイクなんか……?」

僕「こいつにロープで繋がれたまま走ってもらうぞ、どこまで耐えれるかな」

ぶおおおおおおおおおん

小毬「いやああああああ」ズザザザザザザザブリブリブリブリッ

30分後

小毬「」ズザザザザザザザ

僕「気を失ったか」

卓「」スッ

僕「ん?」

卓「!!!!!!」ドゴォッッ

僕「ぐはぁっっ!?」どさっ

20: ハヤシライス斉藤 ◆RYUQ76B/4s 2017/04/04(火) 06:51:54.456 ID:mblNpI4dd0404.net
僕「くっ、気配に気づかなかった……」ヨロヨロ

卓「」チラッ

小毬「」うんこまみれでズタボロ

卓「」ギリギリ……

僕「越谷卓、姉妹想いの越谷家の長男……厄介な相手を残してしまった」

卓「」ぐわっ!!!

僕「南無三!!」

ぐしゃああああ!!

卓「」どさっ ブリブリッ

蛍「だらしないですね、僕さん」

僕「ほたるん、助かったよ」

蛍「もう少しでこの私がこんな糞田舎に越してきた理由がパアになるとこでした」クスッ

23: ハヤシライス斉藤 ◆RYUQ76B/4s 2017/04/04(火) 07:01:45.400 ID:mblNpI4dd0404.net
夏海「兄ちゃん!!こまちゃん!!」

小毬卓「」

蛍「夏海先輩ひどい臭いですね、お風呂入ってますか?」

夏海「なんでほたるんがおじさんの隣に……?」

蛍「うふふ、そんなことはどうでもいいじゃないですか」

夏海「ほたるん!!!見損なったぞ!!!」

バキバキッ

夏海「ぐ……ぁ……」ヨロヨロ……どさっ……ブリリリッ

蛍「口を慎んでください夏海先輩」

蛍「あなたのような教養も品性もない人間と関わり合いになる日々がどれだけ苦痛だったか」

蛍「一刻も早く宮内れんげを抹殺して東京に戻る、今の私にはそれしかないんです」

24: ハヤシライス斉藤 ◆RYUQ76B/4s 2017/04/04(火) 07:07:52.570 ID:mblNpI4dd0404.net
れんげ「最近みんな学校休んでて今日も自宅学習なん」

れんげ「土手につくしでも取りにいくのん」

僕「」

れんげ「にゃんぱすー」

僕「ん?こんにちは」

れんげ「なにしてるん?」

僕「今の仕事について考え事してたんだ」

れんげ「ふーーん」

僕「お嬢ちゃんにはまだわからないよね、はは」

れんげ「花冠につくしを差してみたん、これあげるん」

僕「え、いいの?」ぱさっ

れんげ「似合うと思いますん」

25: ハヤシライス斉藤 ◆RYUQ76B/4s 2017/04/04(火) 07:15:07.719 ID:mblNpI4dd0404.net
れんげ「駄菓子屋ー」

楓「おうれんげかー、って誰だその人は!?」

僕「あ、あの、怪しいものじゃなくて……」

僕「つくしの帽子を作っていただいたので駄菓子買ってあげる約束をしたんです」

楓「そ、そうか」

れんげ「チョコまんとー、コーラ飴とー」

僕「うんうん」

れんげ「これでお願いしますん」

僕「これだけ?もっと買っていいんだよ?」

れんげ「いつも100円以内って決めてるのん」

僕「……子供ってこういうとこが可愛いですよね」

楓「れんげは良い子だからな」

僕「え?れんげ?」

28: ハヤシライス斉藤 ◆RYUQ76B/4s 2017/04/04(火) 07:19:59.963 ID:mblNpI4dd0404.net
僕「これが……宮内れんげ……」

楓「お、おいどうしたアンタ、なんかへんだぞ」

僕「うおおおおおおおおお!!!!」バギャッッ!!!

楓「ぐうっ!!!」鼻血ボタボタ

僕「ぬううん!!」ゴキイ!!!

楓「かっ、は」脊髄ブリブリッ

れんげ「駄菓子屋!!?なにするのん!!?」

僕「これが宮内れんげだと……!!こんなことがあ……!!」わなわな

蛍「やっと見つけたようですね」

僕「ほたるん……!!」

蛍「さぁ、早く捻り殺してください」

32: ハヤシライス斉藤 ◆RYUQ76B/4s 2017/04/04(火) 07:27:26.735 ID:mblNpI4dd0404.net
僕「はあはあ……」

蛍「早くしてください」

れんげ「……!!」ビクビクッ

僕「うおおおおおおおおお!!!!」

僕「逃げろ!!!!宮内れんげ!!!!!!!」

れんげ「!!?」

僕「ほたるんは俺が食い止める!!」ぶうんっ!!

蛍「やれやれ」スカッ

蛍「こんなことだろうと思っていましたよ」パァンッ

僕「うがっ!」太ももを拳銃で撃ち抜かれる

蛍「れんちゃん、待ってください」

35: ハヤシライス斉藤 ◆RYUQ76B/4s 2017/04/04(火) 07:32:51.509 ID:mblNpI4dd0404.net
僕「いかせない!!」ほたるんの足がし!!

蛍「はぁ~……」

パァンッパァンッ

僕「うううう」ブリリリッ……

蛍「汚いですね、痛みのあまり脱糞ですか」

蛍「薄汚いので早く離してください」   踏みっ!ぐりぐり!

僕「なゃああああ!!」

蛍「ふん!」   ブチブチっ!!

僕「らあああああああああ!!」ドピュドピュ

蛍「くすくすw」

ファンファン

蛍「!?サイレンの音が!?」

38: ハヤシライス斉藤 ◆RYUQ76B/4s 2017/04/04(火) 07:44:14.242 ID:mblNpI4dd0404.net
れんげ「お巡りさん!!こっちなーーん!」

蛍「れんちゃんが警察を……!!!」

一条蛍は傷害致死の現行犯逮捕された

蛍が監禁していたとみられる越谷兄妹も無事救出され

駄菓子店従業員加賀山楓とその場に居合わせた客の殺害により死刑判決が下された

通報者宮内れんげは重い記憶障害により事件の真相は闇のなかに葬られた

僕の遺影「」

一穂「この人がれんちょんを助けてくれたんだよぉ」

れんげ「全然わかりません」

れんげ「でも、この人を見ていると自然と涙が降りてきます」

れんげ「つくしの花冠を作ってきました」ぱさっ

僕(ありがとう、れんげちゃん)

れんげ「?」涙ポロポロ

おしまい

引用元: 僕「ここがのんのんびよりの世界か……」コキッコキッ 夏海(ん?見ない顔だな)