1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/20(木) 19:21:13.843 ID:aOGVYljf0.net
ガヴリール「……いや、何言ってんのさ」

ラフィエル「と、ともかく来てください! 次々繰り出される無駄に難解な言葉にサターニャさんのテンションがうなぎ上りです!」

ガヴリール「お、おう?」

ヴィーネ「さ、懺狂と廻落のサトゥーニャ落ち着き給え……だと……ば」

サターニャ「すごい語彙力ねヴィネット! 懺狂と廻落ってなによ!?」キラキラ

ラフィエル「ね?」

ガヴリール「サトゥーニャって誰だよ」

2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/20(木) 19:22:47.561 ID:aOGVYljf0.net
ガヴリール「なんでこうなったの?」

ラフィエル「例によって魔界通販ですね~」

ガヴリール「把握。効果は一日持続する系統?」

ラフィエル「ご明察です」

ヴィーネ「全ての過去に決着をつけるためどうしてサトゥスー=ニャはそんなにふん……わかっているさテンションなのよ!
あてのない旅をする私なにが預言書の一節にあったことだがわからないんだ……しかしな、何ということだ!? ……戯れ言を……」

サターニャ「預言書!? 素晴らしいわヴィネット!」キラキラ

ガヴリール「なんて言ってんの」

ラフィエル「知るわけないじゃないですか~♪」

ガヴリール「つーかヴィーネは自分の言語が†罪と闇†に戻ってることを自覚していないの?」

ラフィエル「みたいですね~。やたらアタフタしていますし」

サターニャ「アタフタだなんてカッコ悪いわ! 周章狼狽って言うべきよ!」

ガヴリール「中学生の小説かお前は」

ラフィエル「ヒーローアカデミアですね~♪」

ヴィーネ「この地に満ちる生命全てしてシースルーしないでよ!」プンスカ!

3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/20(木) 19:24:15.815 ID:aOGVYljf0.net
ガヴリール「調理実習だ」

サターニャ「ヴィネット! さあ早くなんか言いなさいよ! ほら、メモってるんだから!」

ヴィーネ「え、神の名の下に赦される!?
私それは血で血を洗う光景だったの言葉って逐一記録される所と為る───
そして此の世界に終焉が訪れる──ほどの重たさがあるの!?」

ガヴリール「神は死んだからさっさと作ろうぜ」

サターニャ「あんた曲がりなりにも天使でしょ!?」

ガヴリール「見えなきゃいないのと同じだよ」

ヴィーネ「ちょっとガヴ。
見えないから否定するっていうのは、心を認めない事と同じよ。
私たちには見えない物を見えるようにする、言葉ってものがあるんだから」

ガヴリール「急に素に戻ってポエム詠むなよ」

サターニャ「……心が物質じゃないのなら、私たちを私たち足らしめる本質はどこにあるのよ!?
不可視を在ると言える論拠は存在するの!? いいえ、それもまた見えないのだから……」グルグル

ガヴリール「感化されんなよ」

4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/20(木) 19:25:07.819 ID:aOGVYljf0.net
委員長「サッカーやるよー」

モブA「く、胡桃沢さんなんてドリブルなの!?
まさしく雷門に吹き抜けた旋風ね!」

モブB「ここ舞天だけどね」

サターニャ「んなぁーっはっはっは! どきなさい愚か者ども!
そらヴィネット! パスよ!」ダッ

ヴィーネ「よくやった第一次魔道大戦以前に造られたパスよサターニャっ!」

ガヴリール「歴史あるのなサターニャ」

ヴィーネ「視てすなわち無でガヴも閃烈なる一撃打ちたまえよ……その”眼”でッ……私を見るなァァァッ!!!」グワッ

ガヴリール「見てねえよ。しかも私にパスかよ」

ガヴリール「えーい」ポスッ

敵GK「止めますよ」バスッ

サターニャ「なにやってんのよアンタ! フリーだったじゃない!」

ヴィーネ「貴様が気に病む必要はない我らが主は笑って許してくださる……とでも思ったか? 馬鹿め。
ちゃんとエース・オブ・ザ・ブリッツを解き放った純粋な闇の意思(キングダムハーツ)にアニマ同調率が光の中……
わ……こいつは生半可な凶器じゃねぇぜ!!」

ガヴリール「なに、私褒められてんの? 貶されてんの?」

サターニャ「あんたのスパイクは凶器ってことね……ククク。
肩を並べて戦えることを誇りに思うわ……」

ガヴリール「あーもう鬱陶しいから影響されんな」

5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/20(木) 19:25:54.434 ID:aOGVYljf0.net
ガヴリール「調理実習からの体育。そして昼とか頭イカれてんだろこの学校……」

ラフィエル「ずっと座学でした~♪」

ヴィーネ「そうさ……俺は……。
RAFULIのKURASUがちょっと羨ましいわ。
もうONAKA……そうさ……HELTSU…てるのか空いてるのかよくわから……冗談じゃねぇ……ないもん。
……そうさ……もてあました時間を埋めるために来てるのは、俺ひとりだけ……みたいだった……」

ガヴリール「おいおい毛色変えてくんな」

サターニャ「これにはシンパシー感じないわね。なんて言ってるのよ」

ガヴリール「私が知るわけないだろ。ラフィわかるか?」

ラフィエル「ヴィーネさん、筆談できますか?」

ヴィーネ「我が手中に収めるわよ」カキカキ

『>ヴィーネさん、なにを食べたいんですか?

>混沌と豊穣が入り乱れし香辛料の汚濁』

ガヴリール「カレーだな」

ラフィエル「ですね」

サターニャ「なんでわかるのよ!?」

ガヴリール「つーか難しい言葉知ってんな」

ラフィエル「これはそこまでじゃないと思いますが」

サターニャ「こんとんとほうじょう……きたな? なによこの字」

6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/20(木) 19:26:38.698 ID:aOGVYljf0.net
ラフィエル「それじゃあ私たちは逃げ……ゲフンゲフン、道が違いますので、ここで失礼しまーす」

サターニャ「ちょっと惜しい感じがするわね……」

ラフィエル「きっとサターニャさんは辞書を買えば幸せになれますよ~♪」

ガヴリール「おいお前ら! 不良債権押し付けんな!」

ヴィーネ「ふ、アバランチ償うべき重責……本気だ!?
……チッ、ついていけねェぜ……それはいくらなんでもあんまりよガヴ!」

ガヴリール「うがー! ついていけないのはこっちだよ!」

ヴィーネ「なんで怒っているのよ!
もう……おしまいだ……レゾンデートル人類の叡智は未だ及ばない!
うぇぇん……」シクシク

ガヴリール「あ、これはなんとなくわかる。ごめんヴィーネ」

ヴィーネ「……ガヴなんて知らない――そうであろう。
しかし、むしろこれを進化の過程と歓迎するものもいた」グスッ

ガヴリール「マジかよ私やべえな」

7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/20(木) 19:27:20.931 ID:aOGVYljf0.net
ヴィーネ「……」プイッ

ガヴリール(……か、会話がない)

ガヴリール「いや……そのな?
ヴィーネ自身はわからないだろうけど、今のヴィーネが言っていることは、私たちに上手く伝わらないんだ。
多分、私が言っている意味自体も理解できないようになってるんだろうけど」

ヴィーネ「……機械仕掛けのガヴ?」

ガヴリール「誰がデウスエクスマキナだ。ただ……えーと、なんだ、その。
うん……す、拗ねられると、私も寂しいというか……」ボリボリ

ガヴリール「不良債権呼ばわりしたことは謝るよ。
友達にそんなこと、冗談でも言っちゃいけないもんなって……」

ヴィーネ「……ガヴ、それ程のこととは全く違うもう一つの“罪”」

ガヴリール「だ、だから!
これからも……仲良くしようなってことだ! それだけだかんなっ!///」

ヴィーネ「……ふふっ」

ヴィーネ「ガヴ・グラディオラス……。
預言書にも記されていることだが……ば、そんなところだろうとは思っていたが……光の属性ならば弗る〈ざる〉のね」

ガヴリール「やっぱりわかんないよぉ……」

8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/20(木) 19:27:35.949 ID:aOGVYljf0.net
ヴィーネ「え、えーと、なんか迷惑かけたみたいで、ごめんね?」

ラフィエル「い、いいえ。面白……ゲフンゲフン、とてもエキセントリックで楽しかったですよ?」プクク

ガヴリール「おいラフィ誤魔化せてないぞ」

ヴィーネ「いいのよ。昨日の言動聞いてみたら、他ならぬ私もわからなかったんだもの。
面白がられて当然よ」

ガヴリール「そういやサターニャ来てないな」

ラフィエル「私も張っていたのですが、どうにも気配がなくて……」

ヴィーネ「あんたそのうち捕まるわよ……」

サターニャ「んなぁーっはっはっはっは!
ビッグデータ行き過ぎた資本主義社会サタニキア代表、セクターに推参よ!」

ラフィエル「……え?」

サターニャ「理解さえ及ばない領域、まずは些細な挨拶からの敵対買収に恐怖なさい顧客ども!」

ガヴリール「……」

ヴィーネ「あ、うん、そうね」

ヴィーネ「……大変よラフィ! サターニャがビジネスウーマンに!」

ラフィエル「!?」

終われ

引用元: ラフィエル「大変ですガヴちゃん! ヴィーネさんがノムリッシュに!」ガヴリール「!?」