刈り上げ「馬鹿な！そんなはずはない！」

俺「本当だぜ、ミサイル発射場を見てみるかい？」

刈り上げ「くっ・・・ミサイル発射場のモニターは・・・」

刈り上げ「くそ！ホントにない！いったいどういうことだ！！」

トランプ「その答えを貴様が知る必要はない」

刈り上げ「貴様は・・・トランプ！！」

刈り上げ「貴様が・・・貴様がミサイルを隠したのか・・・・？」

トランプ「おっと、勘違いしてもらっちゃ困るぜ」

トランプ「ミサイルを隠したのは俺じゃない」

俺「俺だ」

ミサイル「貴様・・・よくも・・・」

刈り上げ「よくも！！！！！」

俺「がはっ・・・・や、やめろ・・・く・・・るし・・・・・」

意識が朦朧とする・・・・・
おれは死ぬのか・・・・・・












・・・








おいおい、お前がここに来るにはまだ早いぜ



？あなたは・・・

？？？「俺か？俺はマッカーサーだ」

俺「あなたがマッカーサー総帥！？」

マッカーサー「そうだ、お前にはこの世界を救う使命があるはずだ」

俺「でも、俺は刈り上げに首を絞められて・・・」

マッカーサー「おいおい、お前には仲間がいるだろ」

マッカーサー「そう、俺の血を引いた子孫が、な」

俺「！」

マッカーサー「さあ、戻ってこい、そしてここにはしばらくくるんじゃないぞ」

・・・




トランプ「やめろ！俺を話せ」

刈り上げ「うるさい！核を発射するぞ！」

トランプ「くっ・・・！」

刈り上げ「ふははは、おとなしくこいつが殺されるのを黙って見ているのだな」

トランプ「俺には・・・俺には何もできないのか・・・・！！」

俺「や・・・めろ・・・・刈り上げ・・・・・・・・・」

刈り上げ「！」

刈り上げ「こいつ・・・まだ息があったか！」

刈り上げ「だが安心しろ、お前たちの先祖の元に送ってやるぞ」

俺「ふっ」

刈り上げ（？こいつ・・・笑ってる・・・？）

俺「交渉しようじゃないか」

刈り上げ「馬鹿め、交渉できる段階はとうに過ぎている」

俺「核ミサイルをどこに隠したかを教えてやる」

俺「その代り、俺を助けろ」

刈り上げ「馬鹿なやつめ、最初からそうしていれば痛い目に会わずに済んだものを」

トランプ「おい俺！そんなことしたら日本が！！」

俺「いいんだ、俺を信じろ」

刈り上げ「さあ言え、核ミサイルはどこにある！」

俺「核ミサイルは・・・実はどこにも隠していない」

刈り上げ「なに！？それはいったいどういうことだ！」

俺「実はそのモニターに細工をしてあってな」

俺「最初から核ミサイルは発射場にあるのさ」

刈り上げ「なるほどな、そういうことだったのか」

俺「さあ、もういいだろ」

俺「俺を解放しろ」

刈り上げ「いいとも、だがその前に面白いものを見せてやろう」

俺「面白いもの」

刈り上げ「日本に核ミサイルが落ちるところだ！核ミサイル発射！！！」

俺「あ、おい！！！！」

俺「おしまいだ・・・・・日本はもうおしまいだ・・・・・」

俺「ごめん・・・」











































ごめん、みんな・・・・・

で・・・・・・・・・・





？この声は・・・・





らめ・・・・・・・・・・・・・・いで・・・・・・・・・・・








誰だ・・・誰なんだ・・・・・・・・・・・・・






安倍「諦めいないで！」

俺「安倍ちゃん！」

安倍「諦めちゃだめだ俺君！」

俺「けど、もう核が発射体制に入った・・・無理だ」

安倍「けど、もしあのミサイルを破壊することができれば可能性はある」

俺「そんなの不可能だ！」

安倍「アベノミクス3本の矢は知っているか？」

俺「！」

安倍「そう、1本の矢だけでは威力は低い」

安倍「だが、3本の矢を同じ場所に当てることが出来ればそれは核ミサイルをも破壊する力になりうる」

刈り上げ「そ、そうか！その手があったか！」

安倍「時間がない、急ごう」

俺「ああ」

安倍「いいか？俺君、刈り上げ、このロケットランチャーをあのあの核ミサイルに当てるんだ」

安倍「1人目はどこでもいいが2人目、3人目は1人目が当てた場所に正確にあてるんだ」

安倍「私は最初に撃とう」

俺「ならば俺は2回目に撃とう」

刈り上げ「ちっ、結局俺は3番目か」

安倍「ではまずは私からいくぞ」



どかーーーーん

安倍「よし、命中」

刈り上げ「だが、ここからが本当の勝負だ」

俺「わかっているさ」

刈り上げ「お前が外せば俺が発射するまでもなくおしまいだ」

俺「プレッシャーをかけてるつもりか？」

俺「悪いが、俺は”救えない”のが大嫌いでね」

俺「俺は日本を・・・救う！！」

どかーーーーーーん

安倍「ダメだ、核ミサイルに当たってすらいない！」

刈り上げ「失敗だ！もうどうしようもない！日本はどうしようもない！どうにもならない！」

トランプ「おしまいだ！どうしようもない！どうにもならない！」

俺「そ、そんな・・・・・・・」

俺「日本が・・・・・終わる・・・・・？」

俺「俺の・・・・・俺の日本が・・・・・・」

































あああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！

二週間後
俺「やっと日本に戻ってこれた」

俺「だが、核の被害を見るのが怖い」

俺「それでも俺は・・・現実と向き合わなきゃいけないんだ・・・」

俺「みんなは・・・・・！」

しーーーーーーーーーん

俺「そんな・・・誰もいない・・・」

トランプ「まさか・・・そんなことは・・・」

刈り上げ「どうしてこんなことに・・・」

俺「みんな！！みんないないのか！！おーーーーーい！！！」

俺「・・・・・・はは」

俺「俺が・・・・俺が今までやってきたことはなんだったんだ・・・」

刈り上げ「俺・・・」

日本人A「うお、まぶし・・・」

俺「！！」

日本人B「やれやれ、そろそろもう2週間経ったし外にでてもいいだろ」

俺「A,B!」

俺「ど、どうして・・・」

A「核が飛んでくるってわかったからみんなで一目散に地下に逃げたんだ」

B「2週間経てば核の大気汚染も1000分の１になるらしいからな」

日本人C「あれ、もしかして俺じゃない？」

日本人D「本当だ！おーい！」

俺「C,それにDも！」

A「へへっ俺のおかげだぜ」

B「ああ、俺がいなかったらいまごろどうなってたことか」

C「俺は私たちの命の恩人よ」

D「ありがとう、俺」

おっ？英雄の帰還じゃねーか！
俺！待ってたよ！
ありがとう！俺！
俺ー！お前は日本の誇りだ！

刈り上げ「行ってやれよ、日本の英雄」

トランプ「遠慮は無用だ」

俺「・・・・っ！」

トランプ「これから日本は大変だぞ」

俺「ああ、わかってるさ」

俺「だけど、日本人には大和魂があるからな」

刈り上げ「ふっ・・・お前らしいな」

刈り上げ「どんな絶望的な状況でも諦めなかったお前なら、きっと日本を復興させることができるさ」

刈り上げ「あのとき、核に立ち向かったお前を思い出すとそう思えてくるよ」

俺「刈り上げ・・・」

トランプ「さあ、お別れだ」

俺「ありがとう、トランプ、刈り上げ」

俺「きっと、俺だけだったらみんなを助けるなんてできなかったと思う」

トランプ「ふん、礼にはおよばんさ」

刈り上げ「ああ、当然のことをしたまでだ」

俺「へへっ、そうかい」

俺「それじゃあ・・・・達者でな！！」

この国の英雄
俺のように












みなが大和魂を忘れず、最後まであきらめないで戦い抜くことが出来れば
















END