1: 名無しで叶える物語 2017/04/22(土) 06:16:50.10 ID:DLrbH/DG.net
善子「召喚成功…?なのかしら?」
3: 名無しで叶える物語 2017/04/22(土) 06:19:59.12 ID:5Gr65hDR.net
かよちん
4: 名無しで叶える物語 2017/04/22(土) 06:27:59.40 ID:DLrbH/DG.net
花陽「ぴゃあ! こ、ここはどこ!? さっきまで凛ちゃんとご飯を食べてたはずなのに……」
善子「この人……もしかしてμ'sの小泉花陽さん!?」
花陽「あの……ここはいったいどこなんですか」
善子「えっ!? な、なんて説明したらいいのかしら……」
花陽「もしかして私たち、誘拐されちゃったんですか!?」
善子「…………へ?」
善子「この人……もしかしてμ'sの小泉花陽さん!?」
花陽「あの……ここはいったいどこなんですか」
善子「えっ!? な、なんて説明したらいいのかしら……」
花陽「もしかして私たち、誘拐されちゃったんですか!?」
善子「…………へ?」
6: 名無しで叶える物語 2017/04/22(土) 06:47:40.21 ID:DLrbH/DG.net
善子「えーっと、どういう……」
花陽「カーテンを閉め切った薄暗い部屋、唯一の光はロウソクだけ、よく見ると周りには恐ろしい見た目の置物がいっぱい! とても貴女が普段暮らしてる部屋とは思えません!」
善子「そ、そんなこと……」
花陽「お、お名前は!?」
善子「津島善子です……」
善子(あっ、本名言っちゃった! いや本名はヨハネだけど!)
善子(花陽さんってこんな喋る人だったかしら? ルビィから聞く限り人見知りで口べたな人だった気が……)
花陽「善子ちゃん、だね! き、きっと大丈夫! 必ず迎えが来てくれ……」バターン
善子「花陽さん!? ……気を失ってる」
善子「もしかしてさっきまでのは極限状態でのから元気!?」
善子「私を勇気づけようとしてくれたのかしら……」
善子「この状況、いったいどうしたらいいのかしら…」
>>8
①人を呼ぶ(Aqoursメンバーの名前も)
②とりあえずもう一度召喚!(μ'sメンバー)
花陽「カーテンを閉め切った薄暗い部屋、唯一の光はロウソクだけ、よく見ると周りには恐ろしい見た目の置物がいっぱい! とても貴女が普段暮らしてる部屋とは思えません!」
善子「そ、そんなこと……」
花陽「お、お名前は!?」
善子「津島善子です……」
善子(あっ、本名言っちゃった! いや本名はヨハネだけど!)
善子(花陽さんってこんな喋る人だったかしら? ルビィから聞く限り人見知りで口べたな人だった気が……)
花陽「善子ちゃん、だね! き、きっと大丈夫! 必ず迎えが来てくれ……」バターン
善子「花陽さん!? ……気を失ってる」
善子「もしかしてさっきまでのは極限状態でのから元気!?」
善子「私を勇気づけようとしてくれたのかしら……」
善子「この状況、いったいどうしたらいいのかしら…」
>>8
①人を呼ぶ(Aqoursメンバーの名前も)
②とりあえずもう一度召喚!(μ'sメンバー)
8: 名無しで叶える物語 2017/04/22(土) 06:53:40.62 ID:milfLWUw.net
絵里
10: 名無しで叶える物語 2017/04/22(土) 07:05:40.88 ID:DLrbH/DG.net
善子「あ~~~! ぜんっぜん思いつかない!」
善子「ここは召喚……かしら?」
善子「そうよ! ヨハネに思い付かなくても召喚した眷属にならなにか解決方法が分かるかもしれないわ!」
善子「しょうかーん! 賢いの、出ろ!」
ボフン!
善子「また成功! やっぱりヨハネには才能があったのね!」
絵里「……ふぇ?」
善子「この人は!」
善子(間違いない! 絢瀬絵里、よね!)
善子(この人ならなにか解決方法を見つけてくれるはず! よくダイヤさんも……)
~~~~~~~
ダイヤ「エリーチカはもはや賢いどころではありませんわ!」
ダイヤ「知性という概念が人の形をして歌って踊っているのがエリーチカなのですわぁ!!!」
~~~~~~~
善子(とか言ってたし! この人ならきっと……)
絵里「……きゃあ! なにここ! 暗くて何も見えないわ! うぅぅぅ…おばあさまぁ……」
善子「……………へ?」
善子「ここは召喚……かしら?」
善子「そうよ! ヨハネに思い付かなくても召喚した眷属にならなにか解決方法が分かるかもしれないわ!」
善子「しょうかーん! 賢いの、出ろ!」
ボフン!
善子「また成功! やっぱりヨハネには才能があったのね!」
絵里「……ふぇ?」
善子「この人は!」
善子(間違いない! 絢瀬絵里、よね!)
善子(この人ならなにか解決方法を見つけてくれるはず! よくダイヤさんも……)
~~~~~~~
ダイヤ「エリーチカはもはや賢いどころではありませんわ!」
ダイヤ「知性という概念が人の形をして歌って踊っているのがエリーチカなのですわぁ!!!」
~~~~~~~
善子(とか言ってたし! この人ならきっと……)
絵里「……きゃあ! なにここ! 暗くて何も見えないわ! うぅぅぅ…おばあさまぁ……」
善子「……………へ?」
13: 名無しで叶える物語 2017/04/22(土) 07:21:59.60 ID:DLrbH/DG.net
善子「あ、あの……」
絵里「だ、だれ!? もしかして……おばけぇ……?」ウルウル
善子「いや! おばけじゃないですよ!?」
絵里「ウソよ! その真っ黒な服に透き通るような白い肌! おばけに違いないわ!」
善子「肌が白いのはお互い様じゃぁ……」
絵里「……えっ!? 本当だわ!私も白い! じゃあ、私もおばけなのぉ!?」
善子「いやいやいやいや!」
絵里「暗い、怖い、助けて、おばあさま、ハラショー」ブツブツブツブツ
善子「何この人! 全然賢くないじゃない! ダイヤさんのウソつき~!」
花陽「……んっ、うぅ、え、絵里ちゃん!?」
絵里「はなよぉ! 聞いて! 急に暗いところにきたと思ったらおばけがいて、私もおばけで……」ムギュッ!
花陽「落ち着いて絵里ちゃん、この子はおばけじゃないよ。善子ちゃんっていうの」
絵里「ハラァ?」
花陽「それにね、私たち、誘拐されちゃったの! ね? 善子ちゃん!」
善子「へっ!? >>15」
絵里「だ、だれ!? もしかして……おばけぇ……?」ウルウル
善子「いや! おばけじゃないですよ!?」
絵里「ウソよ! その真っ黒な服に透き通るような白い肌! おばけに違いないわ!」
善子「肌が白いのはお互い様じゃぁ……」
絵里「……えっ!? 本当だわ!私も白い! じゃあ、私もおばけなのぉ!?」
善子「いやいやいやいや!」
絵里「暗い、怖い、助けて、おばあさま、ハラショー」ブツブツブツブツ
善子「何この人! 全然賢くないじゃない! ダイヤさんのウソつき~!」
花陽「……んっ、うぅ、え、絵里ちゃん!?」
絵里「はなよぉ! 聞いて! 急に暗いところにきたと思ったらおばけがいて、私もおばけで……」ムギュッ!
花陽「落ち着いて絵里ちゃん、この子はおばけじゃないよ。善子ちゃんっていうの」
絵里「ハラァ?」
花陽「それにね、私たち、誘拐されちゃったの! ね? 善子ちゃん!」
善子「へっ!? >>15」
16: 名無しで叶える物語 2017/04/22(土) 07:25:36.74 ID:virNvQy2.net
そ、そうよ!
17: 名無しで叶える物語 2017/04/22(土) 07:32:10.24 ID:DLrbH/DG.net
善子「そうよ! そうなの! 誘拐されて、困ってて……」
善子(あぁ……つい話を合わせちゃったわ! でも「召喚しました!」なんて言ったら絵里さんもっと怯えそうだし……)
善子(あぁ……つい話を合わせちゃったわ! でも「召喚しました!」なんて言ったら絵里さんもっと怯えそうだし……)
30: 名無しで叶える物語 2017/04/22(土) 10:33:56.03 ID:Mg+3cJ6Q.net
善子(それにしてもおばけが苦手だなんて意外ね。ダイヤさんはよく……)
~~~~~~~
ダイヤ「エリーチカの素晴らしさといったらそれはもはや超常現象の域に達してますの!」
ダイヤ「エリーチカが踊れば嵐が起き、エリーチカが歌えばイナズマ光る。ただではすまない凄いお方なのですわぁ!!!」
善子「どこの侍ジャイアンツよ……」
~~~~~~~
善子(……なんて言ってたから。人には隠れた一面があるものなのね)
善子「大丈夫よ、きっとなんとかなるから! 絵里さん、だから落ち着いて?」
絵里「う、うぅ……はなよぉ……」モッギュー
善子(えぇ……。ここまで怖がる?)
花陽「あはは……。善子ちゃん、電気付けてくれる? 絵里ちゃんは暗いところではこうなっちゃうの」
善子「えぇ……。分かったわ」パチッ
~~~~~~~
ダイヤ「エリーチカの素晴らしさといったらそれはもはや超常現象の域に達してますの!」
ダイヤ「エリーチカが踊れば嵐が起き、エリーチカが歌えばイナズマ光る。ただではすまない凄いお方なのですわぁ!!!」
善子「どこの侍ジャイアンツよ……」
~~~~~~~
善子(……なんて言ってたから。人には隠れた一面があるものなのね)
善子「大丈夫よ、きっとなんとかなるから! 絵里さん、だから落ち着いて?」
絵里「う、うぅ……はなよぉ……」モッギュー
善子(えぇ……。ここまで怖がる?)
花陽「あはは……。善子ちゃん、電気付けてくれる? 絵里ちゃんは暗いところではこうなっちゃうの」
善子「えぇ……。分かったわ」パチッ
31: 名無しで叶える物語 2017/04/22(土) 10:42:33.25 ID:Mg+3cJ6Q.net
絵里「怪しいわね」キリリーチカ
善子「へっ?」
絵里「誘拐されて閉じ込められている場所なら勝手が分からないはずなのに簡単に電気をつけた。
・・・・・・・・・・・・・・・・
まるでいつもやっているかのように」
善子「なっ……」
花陽「絵里ちゃん……」
絵里「それに名前。さっき私の名前を呼んでいたけれど私はまだ貴女に自己紹介をしていないわよね?」
善子「そ、それは……」
善子(何この人! 電気が付いた途端にまるでスイッチが入ったかのようにするどくなっちゃって! 怖い! エリーチカ怖い!)
善子「それは……>>33」
善子「へっ?」
絵里「誘拐されて閉じ込められている場所なら勝手が分からないはずなのに簡単に電気をつけた。
・・・・・・・・・・・・・・・・
まるでいつもやっているかのように」
善子「なっ……」
花陽「絵里ちゃん……」
絵里「それに名前。さっき私の名前を呼んでいたけれど私はまだ貴女に自己紹介をしていないわよね?」
善子「そ、それは……」
善子(何この人! 電気が付いた途端にまるでスイッチが入ったかのようにするどくなっちゃって! 怖い! エリーチカ怖い!)
善子「それは……>>33」
33: 名無しで叶える物語 2017/04/22(土) 10:46:02.72 ID:awAdGoYq.net
(黙って部屋の電気のスイッチを切る)
36: 名無しで叶える物語 2017/04/22(土) 11:06:31.75 ID:Mg+3cJ6Q.net
善子「それは……」
絵里「それは……なに? 言えないの?」
善子「それは……」
善子(くっ、こうなったら!)パチッ
絵里「いやぁぁぁぁ!!! 暗いわ狭いわ怖いわぁぁぁぁ!!!」
花陽「面堂財閥の御曹子!?」
善子「狭いは余計よ!」
絵里「うぅぅぅ……どうしてこんなヒドいことするのよぉ……」ウルウルーチカ
善子「ううっ……」
善子(何よこのギャップ!)
花陽「でも、絵里ちゃんもいけないと思います」
絵里「ふぇぇ?」
花陽「だって、絵里ちゃんと私は同じグループでよく知ってるけど善子ちゃんはこの中に顔見知りがいない。
きっと心細いはずだよ。そこにあんな問い詰めるような質問をされたら……。あぁ、自分が同じ立場だったらきっとすっごく怖かったと思うの」
絵里「それは……なに? 言えないの?」
善子「それは……」
善子(くっ、こうなったら!)パチッ
絵里「いやぁぁぁぁ!!! 暗いわ狭いわ怖いわぁぁぁぁ!!!」
花陽「面堂財閥の御曹子!?」
善子「狭いは余計よ!」
絵里「うぅぅぅ……どうしてこんなヒドいことするのよぉ……」ウルウルーチカ
善子「ううっ……」
善子(何よこのギャップ!)
花陽「でも、絵里ちゃんもいけないと思います」
絵里「ふぇぇ?」
花陽「だって、絵里ちゃんと私は同じグループでよく知ってるけど善子ちゃんはこの中に顔見知りがいない。
きっと心細いはずだよ。そこにあんな問い詰めるような質問をされたら……。あぁ、自分が同じ立場だったらきっとすっごく怖かったと思うの」
37: 名無しで叶える物語 2017/04/22(土) 11:11:23.64 ID:Mg+3cJ6Q.net
善子「花陽さん……」
絵里「花陽……。そうね、貴女の気持ちも考えずにズケズケと、ごめんなさいね。善子さん」
善子「ヨハ……呼び捨てでいいですよ。さん付けはなんだかくすぐったくて」
花陽「ヨハ?」
絵里「そう? なら貴女も敬語じゃなくて大丈夫よ?」
善子「いやそんな、私まだ高1ですから」
花陽「わぁ! やっぱり同じ学年だったんだね!」
絵里「まだ、って2つしか違わないじゃない」
善子「へ?」
善子(えっ? どういうこと? μ'sが活動していたのは第2回大会の頃だからその時1年の花陽さんが同い年なわけ……)
善子(もしかしてこの召喚、ヨハネが思っているよりずっと複雑なの~!?)
善子「ちょ、ちょっとトイレ行ってきます!」ガチャッバタン!
絵里「えっ!? 電気! 電気をつけてよぉ!」
絵里「花陽……。そうね、貴女の気持ちも考えずにズケズケと、ごめんなさいね。善子さん」
善子「ヨハ……呼び捨てでいいですよ。さん付けはなんだかくすぐったくて」
花陽「ヨハ?」
絵里「そう? なら貴女も敬語じゃなくて大丈夫よ?」
善子「いやそんな、私まだ高1ですから」
花陽「わぁ! やっぱり同じ学年だったんだね!」
絵里「まだ、って2つしか違わないじゃない」
善子「へ?」
善子(えっ? どういうこと? μ'sが活動していたのは第2回大会の頃だからその時1年の花陽さんが同い年なわけ……)
善子(もしかしてこの召喚、ヨハネが思っているよりずっと複雑なの~!?)
善子「ちょ、ちょっとトイレ行ってきます!」ガチャッバタン!
絵里「えっ!? 電気! 電気をつけてよぉ!」
38: 名無しで叶える物語 2017/04/22(土) 11:26:17.12 ID:Mg+3cJ6Q.net
~~トイレ~~
善子「いったいどういうこと? 離れたところにいる人を呼び出してる時点で理屈も何もないかもしれないけど時間まで超越してるなんて」
善子「時空間に縛られぬ四次元の堕天使ヨハネ!」
善子「……言ってる場合じゃないわよねぇ」
善子「だって、もしこのまま2人を元の場所元の時代に戻せなかったら……歴史を、変えちゃう!?」
善子「そんなことしたら、あれでしょ!? 逮捕でしょ!? タイムパトロール的な存在に!」
善子「戻し方、分かんないのよね……。第一召喚から適当なフィーリングだものね」
善子「ここでずっと考えてもいられないわよね。余計怪しまれちゃう」
善子「トイレに来てる時点で絵里さんからしたら……」
~~~~~~~
絵里「トイレの場所も知ってるのね。まるで自分の家みたい」
~~~~~~~
善子「……みたいな!? あぁ~よし! 考えまとまってないけどとりあえず部屋に戻ろう!」ガチャッ ジャーーーー
善子「ごめんなさい遅くなって……って、え?」ガチャッ
絵里「……………」シーン
花陽「この部屋の置物と目が合ったらこうなっちゃって……」
善子「えぇ……」
善子「いったいどういうこと? 離れたところにいる人を呼び出してる時点で理屈も何もないかもしれないけど時間まで超越してるなんて」
善子「時空間に縛られぬ四次元の堕天使ヨハネ!」
善子「……言ってる場合じゃないわよねぇ」
善子「だって、もしこのまま2人を元の場所元の時代に戻せなかったら……歴史を、変えちゃう!?」
善子「そんなことしたら、あれでしょ!? 逮捕でしょ!? タイムパトロール的な存在に!」
善子「戻し方、分かんないのよね……。第一召喚から適当なフィーリングだものね」
善子「ここでずっと考えてもいられないわよね。余計怪しまれちゃう」
善子「トイレに来てる時点で絵里さんからしたら……」
~~~~~~~
絵里「トイレの場所も知ってるのね。まるで自分の家みたい」
~~~~~~~
善子「……みたいな!? あぁ~よし! 考えまとまってないけどとりあえず部屋に戻ろう!」ガチャッ ジャーーーー
善子「ごめんなさい遅くなって……って、え?」ガチャッ
絵里「……………」シーン
花陽「この部屋の置物と目が合ったらこうなっちゃって……」
善子「えぇ……」
40: 名無しで叶える物語 2017/04/22(土) 11:44:36.54 ID:Mg+3cJ6Q.net
花陽「善子ちゃん。ちょっと話そう?」
善子「な、なに? 花陽…さん」
花陽「花陽でいいよ」
善子「は、花陽……」
花陽「善子ちゃん、隠してるよね」
善子「へっ!? な、なにを根拠にそんな……」
花陽「分かるんだ。自分のやりたいことをずっと我慢してた人を見てきたから」
善子「えっ……? 隠してるって」
花陽「自分の一面、かな。蓋をしてるみたい」
善子「何よ急に……」
花陽「なんでだろう。善子ちゃんには人見知りとか起きなくて……」
善子(……? これも召喚の副作用?)
絵里「んぅ……花陽、善子? 何のお話? このかしこいかわいいエリーチカが相談に乗ってあげるわよ?」ガバッ
花陽「ううん、なんでもないよ?」
善子「花陽さん……」
善子「な、なに? 花陽…さん」
花陽「花陽でいいよ」
善子「は、花陽……」
花陽「善子ちゃん、隠してるよね」
善子「へっ!? な、なにを根拠にそんな……」
花陽「分かるんだ。自分のやりたいことをずっと我慢してた人を見てきたから」
善子「えっ……? 隠してるって」
花陽「自分の一面、かな。蓋をしてるみたい」
善子「何よ急に……」
花陽「なんでだろう。善子ちゃんには人見知りとか起きなくて……」
善子(……? これも召喚の副作用?)
絵里「んぅ……花陽、善子? 何のお話? このかしこいかわいいエリーチカが相談に乗ってあげるわよ?」ガバッ
花陽「ううん、なんでもないよ?」
善子「花陽さん……」
41: 名無しで叶える物語 2017/04/22(土) 11:55:52.57 ID:Mg+3cJ6Q.net
────
───
──
絵里「……で、誘拐されたとして考えたら犯人の目的が気になるわよね」
花陽「そうだね」
絵里「自分で言うのもなんだけど一応私と花陽は現役のスクールアイドルだから攫うのは分かるわ。善子は……」
善子「私も、スクールアイドルやってます。Aqoursってグループで」
絵里「!! ……ごめんなさい。失礼な発言だったわ」
善子「いいですよ。μ'sと比べたらそれは……」
絵里「花陽、知ってた?」コソコソーチカ
花陽「ううん。でも、これから知るような、もう知ってるような気がします!」コソコソ
絵里「そう、分かる。分かるわ」コソコソーチカ
絵里(分かんないチカ)
ピンポーン
絵里「チャイム!? もしかして、犯人が戻ってきた!?」
善子(来客!? 今日来るのってそういえば……)
誰が来たか>>43(Aqoursメンバー。複数可)
───
──
絵里「……で、誘拐されたとして考えたら犯人の目的が気になるわよね」
花陽「そうだね」
絵里「自分で言うのもなんだけど一応私と花陽は現役のスクールアイドルだから攫うのは分かるわ。善子は……」
善子「私も、スクールアイドルやってます。Aqoursってグループで」
絵里「!! ……ごめんなさい。失礼な発言だったわ」
善子「いいですよ。μ'sと比べたらそれは……」
絵里「花陽、知ってた?」コソコソーチカ
花陽「ううん。でも、これから知るような、もう知ってるような気がします!」コソコソ
絵里「そう、分かる。分かるわ」コソコソーチカ
絵里(分かんないチカ)
ピンポーン
絵里「チャイム!? もしかして、犯人が戻ってきた!?」
善子(来客!? 今日来るのってそういえば……)
誰が来たか>>43(Aqoursメンバー。複数可)
43: 名無しで叶える物語 2017/04/22(土) 11:57:32.41 ID:qDD3hcNF.net
花丸
45: 名無しで叶える物語 2017/04/22(土) 12:04:11.75 ID:Mg+3cJ6Q.net
善子(花丸だったわ! なんてこと!? 犯人役をやって貰おうかとちょっと思ってたけどAqours一ちびっちゃい花丸じゃxx xx xxxxなんて不可能よ!)
絵里「……犯人が普通ドアチャイム鳴らすかしら?」
花丸「よ~し~こ~ちゃ~ん!」ピンポーンガチャガチャ
善子「」ビクゥ!
絵里「……善子?」
善子「アーアーアー聞こえない~!」ガチャッバタン!
絵里「玄関に向かったのかしら……」
花陽「絵里ちゃん、ちょっと……」
絵里「……犯人が普通ドアチャイム鳴らすかしら?」
花丸「よ~し~こ~ちゃ~ん!」ピンポーンガチャガチャ
善子「」ビクゥ!
絵里「……善子?」
善子「アーアーアー聞こえない~!」ガチャッバタン!
絵里「玄関に向かったのかしら……」
花陽「絵里ちゃん、ちょっと……」
48: 名無しで叶える物語 2017/04/22(土) 12:21:13.42 ID:Mg+3cJ6Q.net
善子「ずら丸! 大声で名前呼ばないでよ!」
花丸「チャイム鳴らしても中々出てこないから善子ちゃん寝てるのかなーって」
善子「これには事情があって……そういえばあんたルビィは? 一緒に来るって言ってなかった?」
花丸「こっちにも事情があるずら」
善子「なによ事情って」
花丸「善子ちゃんの事情からまず聞かないと」
善子「言ってもアンタ信じないわよ」
花丸「善子ちゃんの言うことが本当のことならオラはなんでも信じるよ?」
善子「ったく、調子いいんだから。いい? 本当のことだからね? かくかくしかじか」
花丸「ずらっ……そういうことだったんだ」
花丸「チャイム鳴らしても中々出てこないから善子ちゃん寝てるのかなーって」
善子「これには事情があって……そういえばあんたルビィは? 一緒に来るって言ってなかった?」
花丸「こっちにも事情があるずら」
善子「なによ事情って」
花丸「善子ちゃんの事情からまず聞かないと」
善子「言ってもアンタ信じないわよ」
花丸「善子ちゃんの言うことが本当のことならオラはなんでも信じるよ?」
善子「ったく、調子いいんだから。いい? 本当のことだからね? かくかくしかじか」
花丸「ずらっ……そういうことだったんだ」
49: 名無しで叶える物語 2017/04/22(土) 12:29:16.98 ID:Mg+3cJ6Q.net
善子「なによ! 分かった風なこと言っちゃって」
花丸「今、点と点がつながったずら」
善子「はあ? ずら丸、アンタちょっとおかしいわよ?」
花丸「今このマンションは、善子ちゃんの言う『召喚』によって世界から外されてるずら」
善子「えっ?ほんとさっきから何を……」
花丸「外、見るずら」
善子「外って……えっ」
花丸「わかった?」
善子「えっ、まだ昼前よね! なんで、なんでこんな、真っ暗なのよ!」
花丸「今、点と点がつながったずら」
善子「はあ? ずら丸、アンタちょっとおかしいわよ?」
花丸「今このマンションは、善子ちゃんの言う『召喚』によって世界から外されてるずら」
善子「えっ?ほんとさっきから何を……」
花丸「外、見るずら」
善子「外って……えっ」
花丸「わかった?」
善子「えっ、まだ昼前よね! なんで、なんでこんな、真っ暗なのよ!」
52: 名無しで叶える物語 2017/04/22(土) 12:41:55.07 ID:+T2aDq91.net
花丸「言ったでしょ? 外されてるずら。ルビィちゃんにはこのマンションが見つけられなかったの」
善子「じゃ、じゃあなんでアンタは!」
花丸「オラは寺生まれだよ?」
善子「そっか、寺生まれならしょうがない」
花丸「ずら」
善子「ヨハネの召喚がこんなことになるなんて……」
花丸「善子ちゃん、気の毒だけど善子ちゃんがやったのは召喚じゃないずら」
善子「……えっ?」
花丸「悪魔や精霊の召喚っていうのは意味としては凝縮に近いんだ。
悪魔や精霊を構成する要素は世界には普通に漂っているの。
それをかき集めて見える形にすることを『召喚』と呼ぶずら」
善子「寺生まれって凄い」
花丸「善子ちゃんがμ'sが活動してた頃の花陽さんと絵里さんを呼び出した行為は時空間を歪める恐れがあるずら」
善子「えっ! もしかして、タイムパトロールに逮捕されるの!?」
花丸「そんな組織ないよ、善子ちゃん」
善子「よかったぁ~」
花丸「時空管理局はあるけど」
善子「いっしょじゃない!」
善子「じゃ、じゃあなんでアンタは!」
花丸「オラは寺生まれだよ?」
善子「そっか、寺生まれならしょうがない」
花丸「ずら」
善子「ヨハネの召喚がこんなことになるなんて……」
花丸「善子ちゃん、気の毒だけど善子ちゃんがやったのは召喚じゃないずら」
善子「……えっ?」
花丸「悪魔や精霊の召喚っていうのは意味としては凝縮に近いんだ。
悪魔や精霊を構成する要素は世界には普通に漂っているの。
それをかき集めて見える形にすることを『召喚』と呼ぶずら」
善子「寺生まれって凄い」
花丸「善子ちゃんがμ'sが活動してた頃の花陽さんと絵里さんを呼び出した行為は時空間を歪める恐れがあるずら」
善子「えっ! もしかして、タイムパトロールに逮捕されるの!?」
花丸「そんな組織ないよ、善子ちゃん」
善子「よかったぁ~」
花丸「時空管理局はあるけど」
善子「いっしょじゃない!」
53: 名無しで叶える物語 2017/04/22(土) 12:42:42.92 ID:HqKwqaca.net
花丸「それより、ここにいていいの? 話を聞いてたら花陽さんと絵里さんは……」
善子「……はっ!」ドタドタガチャッ!
善子「カーテン……開いてる……!」
花陽「>>56」
善子「……はっ!」ドタドタガチャッ!
善子「カーテン……開いてる……!」
花陽「>>56」
56: 名無しで叶える物語 2017/04/22(土) 12:46:40.02 ID:wzTZfLtc.net
ピャアー!!(卒倒)
60: 名無しで叶える物語 2017/04/22(土) 13:17:01.85 ID:9f76ec9l.net
花陽「ピャァー!」(卒倒)
花丸「遅かったずら……」
善子「花陽!……さん! 絵里さんは!?」
絵里「まっくらチカァ……昨日は明日、まっくらクライクライ……」
善子「よく分かんないこと言ってる! これも、私が呼び出したから……?」
花丸「…………善子ちゃ……」
花陽「違うよ善子ちゃん!」
善子「花陽……さん……?」
花陽「花陽でいいってば」
善子「花陽……」
花陽「私が卒倒してたのは絵里ちゃんのたわ言にびっくりしただけだよ!」
花丸「せめてうわ言って言うべきずら。たわ言だと完全にバカにしてるずら」
花陽「外が真っ暗なの、知ってたんだ。善子ちゃんがトイレに行って絵里ちゃんが気絶した後、見たから」
善子「そんな……!」
花陽「だから私は平気。安心して? 善子ちゃん。いや、ヨハネちゃん」
花丸「遅かったずら……」
善子「花陽!……さん! 絵里さんは!?」
絵里「まっくらチカァ……昨日は明日、まっくらクライクライ……」
善子「よく分かんないこと言ってる! これも、私が呼び出したから……?」
花丸「…………善子ちゃ……」
花陽「違うよ善子ちゃん!」
善子「花陽……さん……?」
花陽「花陽でいいってば」
善子「花陽……」
花陽「私が卒倒してたのは絵里ちゃんのたわ言にびっくりしただけだよ!」
花丸「せめてうわ言って言うべきずら。たわ言だと完全にバカにしてるずら」
花陽「外が真っ暗なの、知ってたんだ。善子ちゃんがトイレに行って絵里ちゃんが気絶した後、見たから」
善子「そんな……!」
花陽「だから私は平気。安心して? 善子ちゃん。いや、ヨハネちゃん」
61: 名無しで叶える物語 2017/04/22(土) 13:30:56.92 ID:9f76ec9l.net
善子「なんでそれを……!?」
花陽「ヨハネちゃん、悩んでるんじゃないかな。
ヨハネとしての自分を受け入れてくれる仲間ができたことは本当に嬉しかった。
でも、それは今までの自分とのお別れにもなるんじゃないかって」
善子「そんな……こと……」
花陽「心にあるたくさんの顔、ヨハネちゃんは善子ちゃんを塗りつぶそうとしてた。善子があるとヨハネは生きられないと思ってる」
善子「やめて!」
花丸(読めてきたずら……。善子ちゃんが時空間に干渉できた理由)
ヨハネ「何が善子だ。古くさい」
ヨハネ「優しい善い子でいても身に受ける不幸は変わらない」
ヨハネ「善い子なんて損をするだけじゃない」
善子「やめてってば!」
花陽「ヨハネちゃん、悩んでるんじゃないかな。
ヨハネとしての自分を受け入れてくれる仲間ができたことは本当に嬉しかった。
でも、それは今までの自分とのお別れにもなるんじゃないかって」
善子「そんな……こと……」
花陽「心にあるたくさんの顔、ヨハネちゃんは善子ちゃんを塗りつぶそうとしてた。善子があるとヨハネは生きられないと思ってる」
善子「やめて!」
花丸(読めてきたずら……。善子ちゃんが時空間に干渉できた理由)
ヨハネ「何が善子だ。古くさい」
ヨハネ「優しい善い子でいても身に受ける不幸は変わらない」
ヨハネ「善い子なんて損をするだけじゃない」
善子「やめてってば!」
71: 名無しで叶える物語 2017/04/23(日) 03:49:45.20 ID:3PaQJ38l.net
善子「私はずっと……私らしくありたいと思って、探して……」
花陽「善子はらしくない自分で、ヨハネが本当の自分なの?」
善子「そうよ! 私は不幸を司る堕天使ヨハネ! それ以外は……」
花陽「本当に? 絵里ちゃんを気遣ったり私を心配してくれた善い子の善子は偽物なの? ウソだったの?」
善子「そんなこと……!」
花陽「善子もちゃんと善子ちゃんなんだよ」
花丸(花陽さんはまるで……)
善子「じゃあヨハネはどうしたらいいの? 私が望んだヨハネは……」
花丸(初めて出会った頃の、天使の善子ちゃんみたい)
花陽「善子はらしくない自分で、ヨハネが本当の自分なの?」
善子「そうよ! 私は不幸を司る堕天使ヨハネ! それ以外は……」
花陽「本当に? 絵里ちゃんを気遣ったり私を心配してくれた善い子の善子は偽物なの? ウソだったの?」
善子「そんなこと……!」
花陽「善子もちゃんと善子ちゃんなんだよ」
花丸(花陽さんはまるで……)
善子「じゃあヨハネはどうしたらいいの? 私が望んだヨハネは……」
花丸(初めて出会った頃の、天使の善子ちゃんみたい)
72: 名無しで叶える物語 2017/04/23(日) 04:02:19.25 ID:3PaQJ38l.net
花陽「ヨハネはヨハネでいいんだよ!」
善子「へ?」
花陽「堕天使スクールアイドルなんてすっごく斬新だもん! 私、善子ちゃんが加入したときの動画見たとき衝撃受けちゃって!」
善子「えっ……」
花陽「ふぁああああ! 堕天したいいいい! ってなったの!」
善子「な、なんで知って……」
花丸(この時代の花陽さんの記憶と同期してる?)
花陽「その後発表された夢空! そこでの天使みたいな善子ちゃんにまた魅了されちゃって!」
善子「ありがとう……?」
花陽「すっごいスクールアイドルになるなーって思ってる! あ! ヨハネちゃんって呼んでもいい?」
善子「いいけど……」
花陽「ぴゃああああ! ありがとうヨハネちゃん!」
善子「何この熱狂ぶり……」
花丸「そういえば聞いたことがあるずら、花陽さんは重度のアイドル好きだって」
善子「知ってるのかずら丸!」
善子「へ?」
花陽「堕天使スクールアイドルなんてすっごく斬新だもん! 私、善子ちゃんが加入したときの動画見たとき衝撃受けちゃって!」
善子「えっ……」
花陽「ふぁああああ! 堕天したいいいい! ってなったの!」
善子「な、なんで知って……」
花丸(この時代の花陽さんの記憶と同期してる?)
花陽「その後発表された夢空! そこでの天使みたいな善子ちゃんにまた魅了されちゃって!」
善子「ありがとう……?」
花陽「すっごいスクールアイドルになるなーって思ってる! あ! ヨハネちゃんって呼んでもいい?」
善子「いいけど……」
花陽「ぴゃああああ! ありがとうヨハネちゃん!」
善子「何この熱狂ぶり……」
花丸「そういえば聞いたことがあるずら、花陽さんは重度のアイドル好きだって」
善子「知ってるのかずら丸!」
73: 名無しで叶える物語 2017/04/23(日) 04:42:03.06 ID:3PaQJ38l.net
善子「じゃあ私は、ヨハネは、善子はどうすれば……」
花陽「私はヨハネちゃんも善子ちゃんもどっちも大好きだよ?」
善子「そういう話じゃ……」
花陽「花丸ちゃんはどう? 善子ちゃんとヨハネちゃん、どっちが好き?」
花丸「ずらっ? お、オラだってどっちの善子ちゃんも大好きずら!」
善子「花丸……!」
花陽「ほら、ね? あー! 花丸ちゃんなんて気やすかったかな!? ご、ごめんなさい……」
花丸「き、気にしないでほしいずら。オラ、花陽さんと話せて嬉しいし……」
花陽「ほんとに!?」
善子「でも! 善子とヨハネは一緒には……」
花陽「できるよ。女の子らしさと活発さだって一緒にいられるんだから。
今までの全部が、私の友達のヨハネちゃんだよ」
善子「……クク、ククククク」
花丸「善子ちゃん?」
善子「そう、そうよね! 私ってば何悩んでたんだろ! 受け入れられることも変わることも、今までの否定になんてならないものね!」
花陽「うん!」
善子「そうと決まればさっそくこれからのドル活を考えなきゃ……」
花陽「い、一緒に考えてもいい?」
善子「当たり前よ!」
花陽「私はヨハネちゃんも善子ちゃんもどっちも大好きだよ?」
善子「そういう話じゃ……」
花陽「花丸ちゃんはどう? 善子ちゃんとヨハネちゃん、どっちが好き?」
花丸「ずらっ? お、オラだってどっちの善子ちゃんも大好きずら!」
善子「花丸……!」
花陽「ほら、ね? あー! 花丸ちゃんなんて気やすかったかな!? ご、ごめんなさい……」
花丸「き、気にしないでほしいずら。オラ、花陽さんと話せて嬉しいし……」
花陽「ほんとに!?」
善子「でも! 善子とヨハネは一緒には……」
花陽「できるよ。女の子らしさと活発さだって一緒にいられるんだから。
今までの全部が、私の友達のヨハネちゃんだよ」
善子「……クク、ククククク」
花丸「善子ちゃん?」
善子「そう、そうよね! 私ってば何悩んでたんだろ! 受け入れられることも変わることも、今までの否定になんてならないものね!」
花陽「うん!」
善子「そうと決まればさっそくこれからのドル活を考えなきゃ……」
花陽「い、一緒に考えてもいい?」
善子「当たり前よ!」
74: 名無しで叶える物語 2017/04/23(日) 04:54:20.15 ID:3PaQJ38l.net
──2時間後──
善子「……となるとやっぱり両立に矛盾の無い設定を決めた方が……」
花陽「私としては今までの善子が自然に出てくるヨハネちゃんも好きだったけど、長くやるなら骨組みくらいは決めておくべきだと思う!」
善子「ふふっ、さすがね!」
花丸「Zzz……Zzz……ずらっ!? こ、こんなに経ってるずら!?」
善子「ならまずは……」
花丸「会議してる場合じゃないずらーーーー!!!」
花陽「ピャアアアアアア!?」
善子「花陽さん!? 大丈夫!?」
花陽「ありがとう……。花陽でいいよ」
善子「うっ……、ちょ、ちょっとずら丸! なにを叫んでるのよ!」
花丸「外、今どういう事態か忘れてるの?」
善子「……そういえば!」
花丸「はぁ……外の闇を晴らさないことには花陽さん達は帰れないし、このまま帰さなかったら善子ちゃんは時空管理局に逮捕だよ?」
善子「えええ!? なんで言わないのよぉ!」
絵里「話は聞かせてもらったわぁ!」ジャジャーン!
善子「絵里さん!?」
絵里「『今までの自分の否定にはならないものね!』くらいから聞かせてもらったわぁ!」ジャジャジャーン!
善子「結構前から!?」
花丸「2時間以上気絶した振り!?」
善子「……となるとやっぱり両立に矛盾の無い設定を決めた方が……」
花陽「私としては今までの善子が自然に出てくるヨハネちゃんも好きだったけど、長くやるなら骨組みくらいは決めておくべきだと思う!」
善子「ふふっ、さすがね!」
花丸「Zzz……Zzz……ずらっ!? こ、こんなに経ってるずら!?」
善子「ならまずは……」
花丸「会議してる場合じゃないずらーーーー!!!」
花陽「ピャアアアアアア!?」
善子「花陽さん!? 大丈夫!?」
花陽「ありがとう……。花陽でいいよ」
善子「うっ……、ちょ、ちょっとずら丸! なにを叫んでるのよ!」
花丸「外、今どういう事態か忘れてるの?」
善子「……そういえば!」
花丸「はぁ……外の闇を晴らさないことには花陽さん達は帰れないし、このまま帰さなかったら善子ちゃんは時空管理局に逮捕だよ?」
善子「えええ!? なんで言わないのよぉ!」
絵里「話は聞かせてもらったわぁ!」ジャジャーン!
善子「絵里さん!?」
絵里「『今までの自分の否定にはならないものね!』くらいから聞かせてもらったわぁ!」ジャジャジャーン!
善子「結構前から!?」
花丸「2時間以上気絶した振り!?」
75: 名無しで叶える物語 2017/04/23(日) 05:00:45.27 ID:3PaQJ38l.net
花陽「絵里ちゃん! この真っ暗をなんとかしないとヨハネちゃんが……!」
絵里「ふふっ、花陽、任せなさい?」
花丸「任せる、って何言ってるずら。たわ言もいい加減にするずら」
善子「ずら丸! 口調口調!」
絵里「ふぅ……私も舐められたものねぇ」
花丸「……」イラッ
善子「ずら丸!」
花陽「ヨハネちゃん! 花丸ちゃん! ……見てて」
絵里「私は、かしこいかわいい、エリーチカよ!!!」
ピシャッ!ゴロゴロゴロ!
花丸「ずらっ!? 嵐!? イナズマ!? な、何が起きてるずら?」
善子「ダイヤさんの言ってたこと、ホントだったの!?」
絵里「ふふっ、花陽、任せなさい?」
花丸「任せる、って何言ってるずら。たわ言もいい加減にするずら」
善子「ずら丸! 口調口調!」
絵里「ふぅ……私も舐められたものねぇ」
花丸「……」イラッ
善子「ずら丸!」
花陽「ヨハネちゃん! 花丸ちゃん! ……見てて」
絵里「私は、かしこいかわいい、エリーチカよ!!!」
ピシャッ!ゴロゴロゴロ!
花丸「ずらっ!? 嵐!? イナズマ!? な、何が起きてるずら?」
善子「ダイヤさんの言ってたこと、ホントだったの!?」
76: 名無しで叶える物語 2017/04/23(日) 05:25:37.91 ID:3PaQJ38l.net
花丸「闇がみるみる晴れて……」
花陽「さすが絵里ちゃん!」
善子「ハラショー、って言うんだっけ?」
絵里「チッチッチ、Хорошоよ!」
花陽「あはは……」スゥーーー
善子「花陽さん!? 透けて……」
花陽「花陽でいいってば」スゥーーー
善子「言ってる場合じゃ……」
花丸「お別れずらね。善子ちゃん、もう悩んでないから」
花陽「ヨハネちゃん、私、すっごく楽しかったよ?」スゥーーー
善子「そんな、もう会えないみたいな……そ、そうだわ!」ガサゴソ
花陽「ヨハネちゃん?」スゥーーー
善子「これ! あげるわ!」
花陽「これって……」スゥーーー
善子「羽根よ! それも天使の真っ白の! 花陽さんが天使なら、ヨハネは善子も天使も否定せずにこれからもいられると思うの! だから、受け取ってくれる?」
花陽「ヨハネちゃん……」スゥーーー
善子「ずっと友達よ! ヨハネと、花陽は!」
花陽「うん!」スゥーーーーーーーー
花丸(そうして花陽さんは光に消えていきました)
絵里「ハラァーハッハッハ! ハラァーハッハッハ!」グルグルグルグル
花丸(絵里さんは竜巻と共に消えていきました)
花陽「さすが絵里ちゃん!」
善子「ハラショー、って言うんだっけ?」
絵里「チッチッチ、Хорошоよ!」
花陽「あはは……」スゥーーー
善子「花陽さん!? 透けて……」
花陽「花陽でいいってば」スゥーーー
善子「言ってる場合じゃ……」
花丸「お別れずらね。善子ちゃん、もう悩んでないから」
花陽「ヨハネちゃん、私、すっごく楽しかったよ?」スゥーーー
善子「そんな、もう会えないみたいな……そ、そうだわ!」ガサゴソ
花陽「ヨハネちゃん?」スゥーーー
善子「これ! あげるわ!」
花陽「これって……」スゥーーー
善子「羽根よ! それも天使の真っ白の! 花陽さんが天使なら、ヨハネは善子も天使も否定せずにこれからもいられると思うの! だから、受け取ってくれる?」
花陽「ヨハネちゃん……」スゥーーー
善子「ずっと友達よ! ヨハネと、花陽は!」
花陽「うん!」スゥーーーーーーーー
花丸(そうして花陽さんは光に消えていきました)
絵里「ハラァーハッハッハ! ハラァーハッハッハ!」グルグルグルグル
花丸(絵里さんは竜巻と共に消えていきました)
78: 名無しで叶える物語 2017/04/23(日) 06:15:22.60 ID:3PaQJ38l.net
善子「……ってどういう消え方よ!」ガバッ
ルビィ「ピギッ!? よ、善子ちゃん、起きたの?」
善子「ルビィ!? えっ、なんで……」
ダイヤ「私のμ's楽曲講座中に居眠りなんて……いい度胸ですわね」ゴゴゴ
善子「夢っ? はぁ、そうよね。あんなこと現実に起こるわけないわ……」
ダイヤ「はぁ、続けますわよ? 次の曲は『dancing stars on me!』通称『ハロウィンの格好して踊るヤツ』ですわね」
千歌「ダンスタだーー!」
ダイヤ「この曲の注目ポイントの1つは衣装! モチーフごとに3グループに分かれており……」クドクド
ルビィ「花陽ちゃんの天使の羽根がすっごく可愛いんだぁ……」
善子「羽根!? ルビィ! どれのこと!?」
ルビィ「ピギッ!? こ、これだけど……」
善子「これってまさか……花丸!」
花丸「しーーーっ、ずら」
終わり
ルビィ「ピギッ!? よ、善子ちゃん、起きたの?」
善子「ルビィ!? えっ、なんで……」
ダイヤ「私のμ's楽曲講座中に居眠りなんて……いい度胸ですわね」ゴゴゴ
善子「夢っ? はぁ、そうよね。あんなこと現実に起こるわけないわ……」
ダイヤ「はぁ、続けますわよ? 次の曲は『dancing stars on me!』通称『ハロウィンの格好して踊るヤツ』ですわね」
千歌「ダンスタだーー!」
ダイヤ「この曲の注目ポイントの1つは衣装! モチーフごとに3グループに分かれており……」クドクド
ルビィ「花陽ちゃんの天使の羽根がすっごく可愛いんだぁ……」
善子「羽根!? ルビィ! どれのこと!?」
ルビィ「ピギッ!? こ、これだけど……」
善子「これってまさか……花丸!」
花丸「しーーーっ、ずら」
終わり
82: 名無しで叶える物語 2017/04/23(日) 08:02:04.51 ID:Le7VTn99.net
以下蛇足
凛「あれれ? かよちんの衣装、そんな羽根付いてたっけ?」
花陽「これはね、今日ことりちゃんにお願いして付けてもらったの。変……かな?」
ことり「すっごく似合ってるよ花陽ちゃん!」
凛「かわいいにゃー!」
ことり「でも、その羽根今日突然持ってきたけどどこで見つけたの?」
花陽「えへへ……友達から貰ったんだぁ」
絵里「さあ! ハロウィンイベント張り切っていくわよ! Aqoursに負けないように!」
穂乃果「おーー!」
希「あくあ? 聞いたことない名前やけど……」
海未「ラブライブ参加ユニットにそのような名前は無かったはずですが……」
絵里「ハラ?」
にこ「参加ユニットどころかスクールアイドル全体の中にもいないわよ」
絵里「そんなはずは……」
にこ「あんたアイドル知識でにこに勝てると思う?」
花陽「いるよ」
にこ「えっ」
花陽「いるよ、Aqoursは」
にこ「まあ、花陽がそう言うんなら……」
真姫「にこちゃんカッコワルイ」
にこ「ぬぁによ!」
花陽「きっと、凄いスクールアイドルになる。そう思うんだぁ……」
凛「あれれ? かよちんの衣装、そんな羽根付いてたっけ?」
花陽「これはね、今日ことりちゃんにお願いして付けてもらったの。変……かな?」
ことり「すっごく似合ってるよ花陽ちゃん!」
凛「かわいいにゃー!」
ことり「でも、その羽根今日突然持ってきたけどどこで見つけたの?」
花陽「えへへ……友達から貰ったんだぁ」
絵里「さあ! ハロウィンイベント張り切っていくわよ! Aqoursに負けないように!」
穂乃果「おーー!」
希「あくあ? 聞いたことない名前やけど……」
海未「ラブライブ参加ユニットにそのような名前は無かったはずですが……」
絵里「ハラ?」
にこ「参加ユニットどころかスクールアイドル全体の中にもいないわよ」
絵里「そんなはずは……」
にこ「あんたアイドル知識でにこに勝てると思う?」
花陽「いるよ」
にこ「えっ」
花陽「いるよ、Aqoursは」
にこ「まあ、花陽がそう言うんなら……」
真姫「にこちゃんカッコワルイ」
にこ「ぬぁによ!」
花陽「きっと、凄いスクールアイドルになる。そう思うんだぁ……」
83: 名無しで叶える物語 2017/04/23(日) 08:03:53.48 ID:Le7VTn99.net
────
───
──
千歌「次の曲は……!」
ファンA「ピャアアアアアア! スゴいよぉ!」ダキッ
ファンB「ちょっと放しなさいよ! 変装セットが外れちゃうでしょ!」
A「だってヨハネちゃんがセンターだよ!?」
B「あんたホントにヨハネ好きねぇ。基本箱推しなのに珍しいわ」
A「ヨハネちゃんのことは何年も前から応援してるからね!」
B「何言ってんのよ。Aqoursの結成からまだ1年も経ってないわよ?」
A「あれ? でもそんな気がするんだぁ。不思議だなぁ……」
善子(このイントロを聴くたびにあの日の夢みたいな出来事を思い出す。どこかできっと、応援してくれてるわよね!)
善子「聞いて下さい! Daydream Warrior!」
───
──
千歌「次の曲は……!」
ファンA「ピャアアアアアア! スゴいよぉ!」ダキッ
ファンB「ちょっと放しなさいよ! 変装セットが外れちゃうでしょ!」
A「だってヨハネちゃんがセンターだよ!?」
B「あんたホントにヨハネ好きねぇ。基本箱推しなのに珍しいわ」
A「ヨハネちゃんのことは何年も前から応援してるからね!」
B「何言ってんのよ。Aqoursの結成からまだ1年も経ってないわよ?」
A「あれ? でもそんな気がするんだぁ。不思議だなぁ……」
善子(このイントロを聴くたびにあの日の夢みたいな出来事を思い出す。どこかできっと、応援してくれてるわよね!)
善子「聞いて下さい! Daydream Warrior!」
84: 名無しで叶える物語 2017/04/23(日) 08:06:26.86 ID:Le7VTn99.net
以上蛇足でした
お話は>>78で終わっています
安価に参加して下さった方ありがとうございました
お話は>>78で終わっています
安価に参加して下さった方ありがとうございました
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