1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/30(木) 20:46:41.802 ID:2EixFLPd0.net
サターニャの実家

サターニャ「なーはっはっはっ!どう?そっちは…てあんたすごい嬉しそうね」

サターニャ「こっちは変わんないわよ、うん」

弟「…」

一時間後

サターニャ「アンタもだけどその執事もアレね…」

サターニャ「あ、そろそろ切るわね そうだ!よかったら今度ウチのケーキ食べない?このサタニキア様が作ってあげるわ!」

サターニャ「じゃあねラフィエル」ピッ

弟「姉ちゃんさ」

サターニャ「どうかしたかしら我が弟よ!」

弟「その…ラフィエルさんて人と付き合ってるの?」

サターニャ「な…なに言ってんのよ!?アンタ!」

2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/30(木) 20:52:30.887 ID:2EixFLPd0.net
弟「いやだって姉ちゃん電話してるときすごい嬉しそうだったし」

サターニャ「こ、これは前にも言った天使の一人をこちら側に引き込む作戦よ!ラフィエルはその一人よ!」

弟「会話聞いてたら姉ちゃんの方がいつもやられてるぽいんだけど」

サターニャ「そんなことないわ!てかアンタ盗み聞きとか悪魔か!」

弟「悪魔だよ…というか姉ちゃん声デカいし長いし嫌でも聞こえてくるんだけど…」

サターニャ「ごめんなしゃい…」シュン

弟(なんか僕が説教してるみたくなってる…)

5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/30(木) 20:55:59.267 ID:2EixFLPd0.net
弟「というかいつも話してるラフィエルさんてどんな人なの」

サターニャ「そうね…」

サターニャ「実家が金持ちで、変な執事がいて、ドSで、胸がデカくて、背が高くて」


サターニャ「いつも私を騙して…笑ってああ思い出しただけでも腹立つわ!」


弟(やっぱやられてるんだ…)

サターニャ「家に勝手に忍び込まれたこともあるわ…」

弟「まってそれホント天使なの?」

サターニャ「恐ろしいことに次席よ」

弟「天界て…」

12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/30(木) 20:59:50.573 ID:2EixFLPd0.net
サターニャ「でもアイツも一応天使よ」

弟「一応て」

サターニャ「一緒に友達のお見舞いに行ってくれたり…雨の日に傘を出してくれたり…」

サターニャ「あ!アイツカエルが弱点なのよね!カエルもって追い掛け回した日は最高に楽しかったわ」

弟「へ、へえ~」

サターニャ「それからね…」

30分後

サターニャ「えへへそこがまた可愛かったり…」

弟「姉ちゃんラフィエルさんのこと好きすぎでしょ」

サターニャ「だからそんなんじゃないわよ!」

弟「じゃなかったらこんな長く離せないよ普通…」

14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/30(木) 21:06:30.982 ID:2EixFLPd0.net
サターニャ「だーかーら!私とラフィエルはそんなんじゃないの!大体天使と悪魔なのよ!?」

サターニャ「それに女同士よ!駄目に決まってるじゃない!」

弟「何が駄目なの」

サターニャ「そ…それは子供のアンタには知らなくて良いことだわ!」

弟「姉ちゃんもまだ子供でしょ」

サターニャ「うっさい!」

15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/30(木) 21:14:33.342 ID:2EixFLPd0.net
弟「…僕は別にいいと思うけどな 天使と悪魔でも 女の人同士でも」

サターニャ「な…なに言ってんのよアンタ!?」

弟「別に…だってほらウチの家族変わってるからさ 姉ちゃんが言うほど変だなーとは思わないし」

サターニャ「私たち変わってたの!?」

弟「うん あそこの洋菓子店一家は普通にトマトジュースも飲めないのかって」

サターニャ「ふ…雰囲気重視で」ボソッ

弟「それにさ、姉ちゃんてあんま友達いなかったでしょ ヴィーネさんくらいじゃない」

サターニャ「ふ…群れる必要なんて大悪魔の私に必要ないからよ!勘違いしないで頂戴!」

弟(こういうとこだと思うんだけど…)

17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/30(木) 21:37:25.210 ID:2EixFLPd0.net
弟「でも、僕は姉ちゃんがホントはすごく優しいの知ってる」

サターニャ「な…なによいきなり///」

弟「ラフィエルさんがいつも姉ちゃんをいじってるのは姉ちゃんがア…優しいから」

サターニャ「今なんか言いかけなかった?」

弟「そこを利用して遊んだり…あれ?天使なんだよねラフィエルさん…まあそれはいいとして」

弟「優しいホントの姉ちゃんを知ってるからラフィエルさんは姉ちゃんといつも一緒なんだと思う」

弟「胸を張って友達でも好きでも言っていいんじゃないかな…なんて」

サターニャ「…ありがと」

19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/30(木) 21:49:04.728 ID:2EixFLPd0.net
弟「え?」

サターニャ「そうね!作戦だとか何とか誤魔化すのはもう辞めたわ!」

サターニャ「最初は最悪な天使だと思ってたけど…私ラフィエルの事大好きよ!なんならお父様とお母様に紹介しようかしら」

弟(帰ってくるたびにいつもデカイ声で話すからバレてるんだけどね…)

サターニャ「あーなんかスッキリしたわ…まあここにラフィエルはいないけど」

サターニャ「…弟に気づかされるなんて私もまだまだね」クスッ

弟「大悪魔になれるのもまだ先だね」

サターニャ「ぐ…アンタも言うわねさすが私の弟!」

弟「褒められてるのかなあ…」

20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/30(木) 22:00:19.495 ID:2EixFLPd0.net
ラフィエルの実家

ピッ

ラフィエル「うふふ…」

ラフィエル「サターニャさんの手作りケーキが食べれるなんて♪」ピョンピョン

ラフィエル「楽しみです!天にも上る気持ちです!あ、ここ天界でした!」テヘペロ

ラフィエル「テンション上がりすぎてしまいました…よし!サターニャさんへの愛を叫びましょう」

ラフィエル「窓を開けて…」ガラッ


マルティエル「お嬢様がこんなに楽しそうに…私も嬉しい限りです」ポロポロ


ラフィエル「うふふ、聞いてたんですね~?というかここ2階ですよ~?落としちゃいます~」

マルティエル「お嬢様!サタニキア様とはどこまで……あー!」ヒュウウウウ

終わり

引用元: サターニャ「もしもしラフィエル~?」