千歌（私のこと大好きな曜ちゃんが他の子とどんなLINEしてるのか）

千歌（まずは梨子ちゃん）　

千歌（表向きは仲良くしてるけど）

千歌（裏では……だったりして）

梨子LINE

曜『りこちゃーん』

梨子『何』

曜『電話してもいい？』

梨子『どうしたの急に』

曜『梨子ちゃんの声聞きたい』

梨子『なにそれ』

梨子『別にいいけど』

曜『やったーかけるね』



千歌「は？」

千歌（おっとっと、思わず声が出ちゃったよ）

千歌（え？なにこれ？）

千歌（声が聞きたいなんて私言われたことないんですけど？）

千歌（もしかして曜ちゃん浮気？）

千歌（最近妙にくっついてるなと思ってたけどそういうことだったの？）

千歌（むぅー……ちょっと遡ってみよ）

梨子LINE

曜『今度いつ東京行く？』

梨子『んー』

梨子『テスト明けの休みとか？』

曜『わかったー』

曜『次はもう少し計画立ててから行こっか』

梨子『そうね、日帰りじゃ周りきれないもんね』

曜『そのうち泊りで行っちゃう？』

梨子『さすがにみんなに怪しまれるわよ』

曜『だよねー』

千歌「あ゛？」

千歌「二人で東京デート行ってたの！？」

千歌「この前の水泳部の用事とピアノのレッスンは嘘で東京日帰りデートですか」

千歌「私をのけものにして」

千歌「あーそうですかへーそうですか」

千歌「もー私大怪獣ちかちーになっちゃうもんねー」

千歌「二人が悪いんだもんねーしーらない」

千歌「みんなにバラしちゃう前に他のも見てやる」

善子LINE

善子『曜、今週の土曜はうち来るわよね？』

善子『返事してよ』

善子『曜さんってヴぁー』

善子『はぁ』

善子『返事してよーお姉ちゃん』

善子『おい』

善子『ようねぇ返事して』

曜『なぁに善子？』

善子『…』



千歌「えっ」

千歌「善子ちゃんにお姉ちゃんって呼ばせてるの！？」

千歌「ってかお姉ちゃんのラインは既に通過済み！？しかも呼び捨て！？」

千歌「曜ちゃん一人っ子だし？わからなくもないけどさ！」

千歌「正直イメージ変わるよ！？十数年の付き合いだけどここで変わるよ！？」

千歌「なんか見てはいけないものを見ちゃった気がする……」

千歌「でもやめない」

千歌「大怪獣ちかちーはこの程度では止められないのだ」

千歌「次は花丸ちゃん」

花丸LINE

曜『お弁当どうだった？』

花丸『ちょっと味付けが濃いような』

曜『あー』

曜『濃い方が好きらしくて意図的です』

花丸『なら問題ないずら』

花丸『ごちそうさまです』

曜『お粗末さまでした』

曜『ごめんね、急にこんなこと頼んじゃって。一応量は控えめにしておいたんだけど』

花丸『まるは大丈夫、お弁当喜んでもらえるといいね』

曜『ありがとうまるちゃん！花丸ちゃんで花嫁修業…なんつってよーそろなぁ！』

千歌「いや全然うまくないよ！」

千歌「花嫁修業って何！？」

千歌「誰にお弁当渡すつもりなの曜ちゃん！」

千歌「私？私だよね！？私別に濃い派なんて言った覚えないよ！？」

千歌「……まぁ直接問い詰めてやろ」

千歌「次はルビィちゃん」

ルビィLINE

ルビィ『あのぉ…曜ちゃん』

曜『はいさー』

ルビィ『衣装のことなんだけど…上手にできないとこあって』

曜『あー、おっけ』

曜『今週ダイヤさんに呼ばれてるからその時に一緒にやろうか』

ルビィ『うちにくるんですか？』

曜『そうだよー最近たまにお邪魔してるんだ』

ルビィ『お姉ちゃんと何してるんですか？』

曜『それはちょっと口止めされててごめんね』

ルビィ『お姉ちゃんと何してるんですか？』

曜『言えないんだごめんね』

ルビィ『お姉ちゃんと何してるんですか？』

曜『えっ』

千歌「こわっ！ルビィちゃんこわっ！！」

千歌「妹にも言えないことって二人は何してるのさ！」

千歌「それにしても曜ちゃん……」ｽｲｽｲ

千歌「善子ちゃんはわかるけど、花丸ちゃんとルビィちゃんとも結構LINEしてるんだなぁ……」

千歌「私はそんな出来てないのに１年生と仲いいんだね……」

千歌「ふんだ」

千歌「ダイヤさんと何してるか暴いてやる」

LINEダイヤ

ダイヤ『曜さん。今週の日曜またよろしいですか？』

曜『いいですよー』

曜『今度はなに仕入れたんですかい』

ダイヤ『なんですかその口調は…』

ダイヤ『今回はユメノトビラの衣装ですわ。』

曜『肩と背中が　　　ぃやつですな』

ダイヤ『ですから何キャラなんですか…』

曜『ダイヤさんは着ないんですか？』

ダイヤ『わたくしは…似ていませんし…』

曜『似てるか似てないかは関係ありませんよ』

曜『コスプレは着たいか、着たくないかですよ』

ダイヤ『ですが…』

曜『大丈夫ですよ～誰にも言いませんから一緒に写真撮りましょ♪』

ダイヤ『曜さんがそう仰るなら…』

千歌「…………」

千歌「ダイヤさん……曜ちゃんに花陽ちゃんのコスプレさせてたんですか……」

千歌「確かに似てるなぁとは思ってたけど……」

千歌「…………」ｽｲｽｲ

千歌「曜ちゃんのスマホに画像はないのか……残念」

千歌「次は鞠莉ちゃん」

LINE鞠莉

曜『鞠莉おねぇちゃん助けてぇ』

鞠莉『はいはい、今度はどうしたの曜？』

曜『次のテストが不安で不安でぇ…』

鞠莉『もぉ～私だってテストなのよ？』

曜『そうだけど…鞠莉ねぇしか頼れる人いなくて…』

鞠莉『仕方ないわねぇ』

鞠莉『暇な日はそのままうちに来なさい教えてあげるから』

曜『ありがとう鞠莉おねぇちゃん大好き♡』

鞠莉『ほんと曜は甘えん坊なんだから』

千歌「おい！渡辺！！」

千歌「妹だけでは飽き足らず姉までか！姉もなのか！！」

千歌「こんな曜ちゃん知りたくなかったよ！」

千歌「完全に見る目が変わっちゃったよ！！」

千歌「はぁ……」

千歌「それにしても」ｽｲｽｲ

千歌「曜ちゃん最近私と個人LINEなんてほとんどしてないのに」

千歌「みんなとは結構してるんだね……」

千歌「……」ｲﾗｲﾗ

千歌「曜ちゃんのばか、女たらし、コスプレ変態船長」



千歌「最後は果南ちゃん……どうせ筋トレか海の話しかしてないだろうけど」

果南LINE


果南『告白できたの？』

曜『…』

果南『また出来なかったの？折角二人きりにしたのに』

曜『ごめんなさい…』

果南『へたれだねぇ』

曜『だってだって！』

曜『もし万が一フラれたらって思うと…』

果南『だから大丈夫だって、千歌待ってるんだよ？』

果南『それとも何？私の言うこと信用できない？』

曜『そういうわけじゃないんだけど…うぅ』

曜『勇気のハグください…』

果南『別にいいけど…私の体を千歌のかわりにしないでね』

曜『そんなことしてないから！』

千歌「果南ちゃあああああああああああん」

千歌「なに言っちゃってるのさああああああああ」

千歌「昨日のはそういうことだったのね！？確かにちょっといい雰囲気だったけどさぁ！」

千歌「今までにも何回かあったけど、私に気を使ってるんじゃなくて曜ちゃんにだったのね！」

千歌「曜ちゃんするなら早くしてよ……私が悪いことしたみたいじゃん……」

千歌「もぉ……」

＜ﾁｶﾁｬｰﾝﾅﾆｼﾃﾙﾉｰ

千歌「あ、やべ」

ｲﾏｲｸｰ＞

千歌「行かなきゃ…」

・
・
・

梨子「千歌ちゃん遅い」

千歌「ごめんごめん。ようちゃんスマホ忘れてたよ」ﾎｲ

曜「あっ、ありがとう千歌ちゃん」

曜「遅くなったのって…覗いてた？」

千歌「へ？ようちゃんはちかがそんなことする人だと思うの？」

曜「いや、思わないけど……そうだよね。うん、ごめん」

梨子「人のスマホ覗くなんて最低な行為さすがに千歌ちゃんでもしないわよ」

千歌「さすがにってどういう意味ですかー」

梨子「ふふ、冗談よ」

千歌「梨子ちゃんのいじわるー」

曜「あはは」

千歌「…………ようちゃん私待ってるからね」

曜「へ？何が？」

千歌「なんでもなーい。さ、練習練習♪」



終わり




千歌「あ、テスト終わったら三人で東京行こうね」

曜＆梨子「「え゛っ゛」」