2: 移住orキャップ配布アンケートをご回答ください (ワッチョイ a488-6c60) 2024/05/18(土) 23:43:57 ID:XSDqND1A00
~姫芽の部屋~
吟子 (安養寺さんに誘われ、
ゲームをしていた時だった)
吟子 「きゅ、急に何を言うん///!?」
吟子 (急にとんでもな発言が飛んできた)
姫芽 「いや~、褒めてるだけだよぉ♡?
あ、隙ありっ!」カチカチッ!
ぼかーん💥💥
吟子 「ああっ!?」
姫芽 「やったぁ~、アタシの勝ち~!」
吟子 「ひ、卑怯なっ……!!」
姫芽 「勝てばいいのだよ~♡
吟子ちゃんはもう少し搦め手と
いうものを覚えた方がいいよ~♪」
3: 移住orキャップ配布アンケートをご回答ください (ワッチョイ a488-6c60) 2024/05/18(土) 23:44:45 ID:XSDqND1A00
吟子 「ぐっ…… そ、そもそもっ!
私と安養寺さんじゃ経験が
違いすぎるから、まずその時点で
卑怯だよっ!」
姫芽 「えー? でも、アタシlevel3の
キャラで吟子ちゃんlevel6(最大値)の
キャラ使っているでしょー?
十分なハンデだと思うん
だけどなぁ……
……もしかして機械音痴だったり
する……?」
吟子 「なっ……///!?
ち、違うしっ///!!!
機械音痴じゃないもんっ///!!」
姫芽 「ぽちっ……」ボソッ
吟子 「……!」ビクッ!!
吟子 「そ、それは!! さ、最初だけで!
二回目以降はちゃんと……!
うぅ……っ」
4: 移住orキャップ配布アンケートをご回答ください (ワッチョイ a488-6c60) 2024/05/18(土) 23:45:29 ID:XSDqND1A00
姫芽 「……じゃあゲームをしよう?」
吟子 「また、ゲーム?」ハァ……
姫芽 「今度は、アタシlevel0の
キャラ使うね
吟子ちゃんはlevel6のキャラ
使っていいよ~
それで、吟子ちゃんが勝てれば
さっきの発言取り消すよ~」
吟子 「は、はぁっ!? level0って
攻撃力皆無だよね!?」
姫芽 「うん、そうだよー」
吟子 「そ、それは流石に私を舐めすぎ
じゃないかな!?」ガオー!
姫芽 「いや、そんなことないと思うよ~?」
ニヤッ
吟子 「っ! 分かった!
もしこれで安養寺さんが勝ったら
何でもいうこと聞くよ!!」
姫芽 「何でも……?」ピクッ
5: 移住orキャップ配布アンケートをご回答ください (ワッチョイ a488-6c60) 2024/05/18(土) 23:46:05 ID:XSDqND1A00
吟子 「わ、私ができることに限るけど……
どっかの恐竜さんみたいに
外出届けの偽装なんかは
しないからねっ!」
姫芽 「いや…… でも『何でも』は……」
吟子 「それくらいじゃないと
フェアじゃない!
嫌ならゲームやらない!!」ムスッ!
姫芽 (う~ん…… 吟子ちゃん変なところで
頑固なんだよなぁ……)
姫芽 「分かった それでいいよー」
吟子 「ではかかってきなさいっ!」
姫芽 (キャラ崩壊しかけてないかい……?)
吟子 (攻撃力皆無に負けるはずがない!!)
メラメラ!
6: 移住orキャップ配布アンケートをご回答ください (ワッチョイ a488-6c60) 2024/05/18(土) 23:46:58 ID:XSDqND1A00
~数分後~
ぼかーん💥💥💥
姫芽 「やったー♪」
吟子 「ま、負けた……」ズーン……
吟子 (安養寺さんは、私の攻撃を
避けているだけ、それだけにしか
見えなかった)
吟子 (でも、実はそれは罠への誘導で……
コテンパンに負けてしまった
学生チャンプは伊達じゃないなぁ……)
吟子 「流石だね、安養寺さん
全く歯が立たなかったよ……」
姫芽 「吟子ちゃんも1日8時間くらい
特訓してればすぐこれくらいに
なれるよー」
吟子 「いつ寝てるの!?」
7: 移住orキャップ配布アンケートをご回答ください (ワッチョイ a488-6c60) 2024/05/18(土) 23:47:42 ID:XSDqND1A00
吟子 「こほん、それはそれとして……
一つ、何でも言うことを聞かなきゃ
だよね…… 何かある?」
姫芽 「う~ん、あるにはあるんだけど……」
吟子 「? どうしたの?」
姫芽 「いや、流石に吟子ちゃんの
気持ちも聞かずに言うのは……」
吟子 「あーっ! 焦れったい!!
何でも言うこと聞くって
言ったでしょ!?
ほら! 遠慮なく言って!」
姫芽 「……す」ボソッ
吟子 「? もう一回言ってもらえる?」
姫芽 「……キス」
吟子 「えっ?」
姫芽 「ちゅー、しようよ、吟子ちゃん♡」
ニコッ♡
8: 移住orキャップ配布アンケートをご回答ください (ワッチョイ a488-6c60) 2024/05/18(土) 23:48:59 ID:XSDqND1A00
吟子 「は、はぁっ///!?
な、何でそんなことっ……///!」
姫芽 「言うこと、何でも聞いてくれるん
でしょ♡?」ジリジリ♡
吟子 「で、でもっ……///!
流石にそれは……っ///!
……きゃっ!?」ガタッ
吟子 (私は床に押し倒されていた)
姫芽 「……」ギシッ……
吟子 「安養寺、さん……?」
姫芽 「吟子ちゃんはアタシのこと嫌い……?」
ジッ……
吟子 「き、嫌い……ではない……///」プイッ……
姫芽 「だめ、目を見て? 吟子ちゃん」グッ
吟子 「あっ……」
9: 移住orキャップ配布アンケートをご回答ください (ワッチョイ a488-6c60) 2024/05/18(土) 23:49:43 ID:XSDqND1A00
吟子 (頬を挟まれ、無理やり安養寺さんの
方を向かされる)
吟子 (彼女の水色の瞳に吸い込まれて
しまいそうだった
適切な言葉が思い浮かばないほどに
魅力的、ただその一言につきた)
姫芽 「嫌だったら…… 避けてもいいから」
スッ……
吟子 「安養寺さん……」
吟子 (彼女の顔が、唇が近づき……)
チュッ……♡
吟子 (確かに触れた)
姫芽 「ん…… ありがとう♡ 吟子ちゃん♡」
ニコッ♡
吟子 「べ、別に……///」ドキドキ……!!!
吟子 (心臓がうるさいほどに鼓動していた
彼女の笑顔が眩しかった)
10: 移住orキャップ配布アンケートをご回答ください (ワッチョイ a488-6c60) 2024/05/18(土) 23:50:34 ID:XSDqND1A00
姫芽 「ね、キスのついでにもう一つ
我が儘、言ってもいい?」
吟子 「駄目って言っても言うんでしょ……?
はぁ…… いいよ」
姫芽 「ありがとう♡
すぅ…… はぁ……」
吟子 (安養寺さんは深呼吸をしていた
一体、何を言われるのだろう?)
姫芽 「アタシと…… 付き合ってほしい、
です……///!!」カァァァァ
吟子 「……」
吟子 「……///!?」
吟子 (告白、だった)
11: 移住orキャップ配布アンケートをご回答ください (ワッチョイ a488-6c60) 2024/05/18(土) 23:51:23 ID:XSDqND1A00
吟子 (いつも余裕たっぷりな彼女が
見せた赤面、手先は震えているように
見えた)
吟子 (それだけの緊張と覚悟をもって
私に告白してくれたんだ)
吟子 (なら…… 私もその気持ちに応える
必要があるだろう)
吟子 (例え、彼女が望まない
回答だとしても、だ)
吟子 「私は…… 正直、安養寺さんのことが
好きかは分からない」
姫芽 「……! はは……
まあ、そう、だよね……」
吟子 (彼女は乾いた笑いをした)
吟子 「……だけど」
12: 移住orキャップ配布アンケートをご回答ください (ワッチョイ a488-6c60) 2024/05/18(土) 23:52:11 ID:XSDqND1A00
吟子 「だけど、この胸の中で高まっている
気持ちは、心臓の鼓動は、
嘘じゃないと思う」
姫芽 「どういう、こと……?」
吟子 「私は…… まだ、好きっていう気持ちが
分からないけど……
安養寺さんがそれでもいいって、
受け入れてくれるなら……」
吟子 「私と一緒にこの気持ちを
探してくれるなら、
私は貴女と付き合いたい……!」
姫芽 「……!」
吟子 「私の我が儘……
受け入れてくれる……?」
吟子 (これまでに無いほど、
心臓がうるさかった
もし振られたら……
私は立ち直れないかもしれない)
13: 移住orキャップ配布アンケートをご回答ください (ワッチョイ a488-6c60) 2024/05/18(土) 23:53:38 ID:XSDqND1A00
吟子 (怯えながら顔を上げると、
安養寺さんは優しく微笑んでいた)
姫芽 「もちろん、いいよ♡」
吟子 「……! ありがとう……!」ポロッ……
吟子 (自然と涙が出た)
姫芽 「あれぇ? 吟子ちゃん
泣いてる……?
告白したのはアタシなのに~♡」
吟子 (隙あらばすぐに、からからってくる、
彼女の悪いところだ)
吟子 (だけど、そんなところも好き)
14: 移住orキャップ配布アンケートをご回答ください (ワッチョイ a488-6c60) 2024/05/18(土) 23:54:09 ID:XSDqND1A00
吟子 「な、泣いてないもんっ!」
グシグシ! プンプン!
姫芽 「ごめん、ごめん♡
元気になったね♡」
吟子 「……///! も、もうっ!!
もうっ///!!!」ポコポコ!
吟子 (こうやって私を元気づけようと
してくれているのが伝わるから)
姫芽 「あ、そーだ♪ 最後にもう一つだけ
お願いしてもいい?」
吟子 「ま、またぁ!?」
姫芽 「だめ……?」ウルウル
吟子 「ぐっ……!?」
吟子 「そ、その目は卑怯だよっ……!」グヌヌ!
姫芽 「えへ……♪ ごめん♡」
15: 移住orキャップ配布アンケートをご回答ください (ワッチョイ a488-6c60) 2024/05/18(土) 23:55:21 ID:XSDqND1A00
吟子 「べ、別にいいけど……」
吟子 「可愛いし……///」ボソッ
姫芽 「ん? 何か言った~?」
吟子 「言ってないよ?」シレッ
姫芽 「なら、いいけど……
じゃあ、お願い言うね?」
吟子 (きた…… 一体何をお願い
されるのだろう)
16: 移住orキャップ配布アンケートをご回答ください (ワッチョイ a488-6c60) 2024/05/18(土) 23:56:11 ID:XSDqND1A00
姫芽 「名前で、呼んでほしいな、
吟子ちゃん♡」ニコッ♡
吟子 「な、名前ぇっ///!?」
姫芽 「うん、だって恋人になったのに
名字呼びは……ねぇ?
アタシ悲しいな……」ウルウル
吟子 (うっ……!? ま、またその目……///!)
吟子 「う……/// 姫芽、さん……///」カァァァ
姫芽 「む……固いなぁ……♪
『姫芽ちゃん』って呼んでも
いいんだよ~?」
吟子 「む、無茶言わんといて///!
これで精一杯なの……///!」
17: 移住orキャップ配布アンケートをご回答ください (ワッチョイ a488-6c60) 2024/05/18(土) 23:56:45 ID:XSDqND1A00
姫芽 「ホントだ♡ お顔真っ赤っかだ♡」
ズイッ♡
吟子 「きゃっ///!?」ビクッ!
吟子 (近い!近い!近い///!!)
吟子 (私の顔を覗きこむ姫芽ちゃんの顔は
そぐ目の前にあって……
彼女の甘い匂いが鼻孔をくすぐる)
姫芽 「ふふ♪」ニコッ♡
吟子 (小悪魔的に笑ったと思った
その直後だった)
18: 移住orキャップ配布アンケートをご回答ください (ワッチョイ a488-6c60) 2024/05/18(土) 23:57:15 ID:XSDqND1A00
姫芽 「ちゅっ……♡」
吟子 「んっ……、むっ……♡!?」ビクッ……!
吟子 (0距離でのキス……
先程よりも強く、姫芽さんを感じた)
姫芽 「ぷはっ……♡」
吟子 「なっ、なっ、なっ……///!?」
プルプル……///!
姫芽 「期待、してたでしょ♡?」ニコニコ♡
吟子 「っ~~~///!!」
吟子 (この恋愛ゲームに私が勝てることは
ないと、この時、悟った)
19: 移住orキャップ配布アンケートをご回答ください (ワッチョイ a488-6c60) 2024/05/18(土) 23:58:43 ID:XSDqND1A00
終わり~♡
ひめぎんはイイゾ~
まあ、いつもの如く付き合うと
名前呼びになるパターンでいかせて
もらいました~
ひめぎんはイイゾ~
まあ、いつもの如く付き合うと
名前呼びになるパターンでいかせて
もらいました~
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