1: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/10/10(月) 00:02:50.65 ID:F66C22NY.net
パカッ
亜里沙「Хорошо…」
亜里沙「おでんは飲み物ではないの?」
絵里「食べ物よ」
【絢瀬家】
亜里沙「お姉ちゃん。これは何?…見た目は石みたいなのに、ぷるぷるしてるの」プルプル
絵里「それは…こんにゃくよ」
亜里沙「えっ。お酒が入ってるの?…亜里沙が食べても大丈夫?」
絵里「コニャックじゃなくて、こんにゃく。お芋を使って作るのよ」
亜里沙「Хорошо」モグモグ
亜里沙「おでん、美味しいね。お姉ちゃん♪」キラキラ
絵里「そうね。…ふふふ」
『あっつ!』←TV
\ワハハハハ!/
亜里沙(?…亜里沙が食べたおでんは熱くなかったわ。…缶詰だから?)
【翌日】
雪穂「おでん?」
亜里沙「うん。缶詰じゃない、あつあつのおでんってどこで買えるの?」
雪穂「コンビニ…いや、もう終わっちゃってるかな」
亜里沙「そうなの?」
雪穂「うん。セブンやローソンは春、ファミマでも六月には終了だったと思うよ」
亜里沙「…そっか」シュン
【穂むら】
亜里沙「雪穂は、おでん好き?」
雪穂「うん。好きだよ。ジャガイモとかトマトとか…」
亜里沙「えっ。…私が食べた缶詰には入ってなかったわ」
穂乃果「おでんの具材はいろいろだよね。地域やお店、家庭によっても違ったりするよ」
亜里沙「Хорошо」
穂乃果「ウインナーが入ったやつとか、あのハンバーグみたいなのも好き♪」
雪穂「あー、コンビニのやつだね。あれ結構おいしいよね」
亜里沙「Хорошо…」
亜里沙「おでんは飲み物ではないの?」
絵里「食べ物よ」
【絢瀬家】
亜里沙「お姉ちゃん。これは何?…見た目は石みたいなのに、ぷるぷるしてるの」プルプル
絵里「それは…こんにゃくよ」
亜里沙「えっ。お酒が入ってるの?…亜里沙が食べても大丈夫?」
絵里「コニャックじゃなくて、こんにゃく。お芋を使って作るのよ」
亜里沙「Хорошо」モグモグ
亜里沙「おでん、美味しいね。お姉ちゃん♪」キラキラ
絵里「そうね。…ふふふ」
『あっつ!』←TV
\ワハハハハ!/
亜里沙(?…亜里沙が食べたおでんは熱くなかったわ。…缶詰だから?)
【翌日】
雪穂「おでん?」
亜里沙「うん。缶詰じゃない、あつあつのおでんってどこで買えるの?」
雪穂「コンビニ…いや、もう終わっちゃってるかな」
亜里沙「そうなの?」
雪穂「うん。セブンやローソンは春、ファミマでも六月には終了だったと思うよ」
亜里沙「…そっか」シュン
【穂むら】
亜里沙「雪穂は、おでん好き?」
雪穂「うん。好きだよ。ジャガイモとかトマトとか…」
亜里沙「えっ。…私が食べた缶詰には入ってなかったわ」
穂乃果「おでんの具材はいろいろだよね。地域やお店、家庭によっても違ったりするよ」
亜里沙「Хорошо」
穂乃果「ウインナーが入ったやつとか、あのハンバーグみたいなのも好き♪」
雪穂「あー、コンビニのやつだね。あれ結構おいしいよね」
2: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/10/10(月) 00:06:00.90 ID:F66C22NY.net
亜里沙(トマト、じゃがいも、ウインナーにハンバーグ…おでんって何でも好きな物を入れていいのね)キラキラ
【夜・絢瀬家】
亜里沙(私の手作りおでん…お姉ちゃん、喜んでくれるかな♪)
グツグツ
亜里沙「できたよ。お姉ちゃん♪」
絵里「ありがとう。おいしそうね…いただきます♪」
絵里(ペリメニ、じゃがいも、ロールキャベツ…свёкла※も入ってる)
※ボルシチには欠かせない、カブに似た赤い根菜
亜里沙「おいしい?」
絵里「ええ。とっても美味しいわ。このポトフ」
亜里沙「えっ」
絵里「なに?」モグモグ
亜里沙「ううん。なんでもない…」
亜里沙(私が作ったのは、おでんじゃなかった…日本の料理って難しいわ)クスン
\マーダマダマダマダコレカラ♪/
亜里沙(μ's…みんな可愛くて大好き♪)
亜里沙(小泉花陽さんは…白いごはんが好きなのね。日本のお米、おいしいもんね♪)カチ
亜里沙(得意料理は…おでん、のり巻き)
亜里沙(おでん…!)
【翌日・穂むら】
穂乃果「え?…花陽ちゃん?」
亜里沙「はい!」
穂乃果「時々来るけど…会いたいの?」
亜里沙「Конечно!」
穂乃果「じゃあ、今度来るときは教えるね」
亜里沙「ありがとう♪」
【夏休み】
亜里沙(お姉ちゃんたちは合宿に行っちゃった…トーキョーは毎日暑いし、おでんの季節じゃないよね)
『家庭によっても違ったりするよ』
亜里沙(今のうちに練習しておけば、涼しくなった頃には上手にできるはず…)
【夜・絢瀬家】
亜里沙(私の手作りおでん…お姉ちゃん、喜んでくれるかな♪)
グツグツ
亜里沙「できたよ。お姉ちゃん♪」
絵里「ありがとう。おいしそうね…いただきます♪」
絵里(ペリメニ、じゃがいも、ロールキャベツ…свёкла※も入ってる)
※ボルシチには欠かせない、カブに似た赤い根菜
亜里沙「おいしい?」
絵里「ええ。とっても美味しいわ。このポトフ」
亜里沙「えっ」
絵里「なに?」モグモグ
亜里沙「ううん。なんでもない…」
亜里沙(私が作ったのは、おでんじゃなかった…日本の料理って難しいわ)クスン
\マーダマダマダマダコレカラ♪/
亜里沙(μ's…みんな可愛くて大好き♪)
亜里沙(小泉花陽さんは…白いごはんが好きなのね。日本のお米、おいしいもんね♪)カチ
亜里沙(得意料理は…おでん、のり巻き)
亜里沙(おでん…!)
【翌日・穂むら】
穂乃果「え?…花陽ちゃん?」
亜里沙「はい!」
穂乃果「時々来るけど…会いたいの?」
亜里沙「Конечно!」
穂乃果「じゃあ、今度来るときは教えるね」
亜里沙「ありがとう♪」
【夏休み】
亜里沙(お姉ちゃんたちは合宿に行っちゃった…トーキョーは毎日暑いし、おでんの季節じゃないよね)
『家庭によっても違ったりするよ』
亜里沙(今のうちに練習しておけば、涼しくなった頃には上手にできるはず…)
3: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/10/10(月) 00:08:49.89 ID:F66C22NY.net
【穂むら】
ほの母「おでん?」
亜里沙「はい!」
ほの母「ふふ…まだ真夏よ?」
亜里沙「季節をオキザリです!」
ほの母「置き去り?」
雪穂「亜里沙…それを言うなら、先取り」
亜里沙「Хорошо」
ほの母「具材は何でもいいけど、決め手はダシね」
亜里沙「だんじり!ぶつかったら危ないの…」
雪穂「その山車じゃなくって…スープだよ」
亜里沙「きっつーね♪だしまーき♪」
ほの母「あさづーけ♪チャーハン♪」
雪穂「パスタにも♪ヒガシマル♪」
きぃゆきあり「うどんうどんうどーんスープ♪」
亜里沙「あれ?…おでんがない…」シュン
雪穂「おでんが入ってるのは別のバージョンだね。確か…」
ほの母「きっつーね♪」
きぃゆきあり「おでん♪」
雪穂「たきこーみ♪茶碗蒸し♪」
亜里沙「お鍋にも♪ヒガシマル♪」
ほの母「うどん♪」
雪穂「うどん♪」
亜里沙「うどーんスープ♪」
ほの母「具材が多少変わっても、和風だしと味付け次第でおでんらしくなるわよ。一つは魚介系の練り物を入れたほうがいいけどね」
亜里沙「ねり…もの?長い大根?」
雪穂「それは練馬大根」
ほの母「ちくわ、はんぺん、つみれ、さつま揚げ。ごぼうやイカが入ったのとか、いろいろね」
雪穂「あと、ダシにはやっぱり昆布でしょ」
ほの母「そうそう。ダシをとったあとの昆布は一度取り出して、こんなふうに結び昆布にして…」
亜里沙「わあ、可愛い♪」
ほの母「おでん?」
亜里沙「はい!」
ほの母「ふふ…まだ真夏よ?」
亜里沙「季節をオキザリです!」
ほの母「置き去り?」
雪穂「亜里沙…それを言うなら、先取り」
亜里沙「Хорошо」
ほの母「具材は何でもいいけど、決め手はダシね」
亜里沙「だんじり!ぶつかったら危ないの…」
雪穂「その山車じゃなくって…スープだよ」
亜里沙「きっつーね♪だしまーき♪」
ほの母「あさづーけ♪チャーハン♪」
雪穂「パスタにも♪ヒガシマル♪」
きぃゆきあり「うどんうどんうどーんスープ♪」
亜里沙「あれ?…おでんがない…」シュン
雪穂「おでんが入ってるのは別のバージョンだね。確か…」
ほの母「きっつーね♪」
きぃゆきあり「おでん♪」
雪穂「たきこーみ♪茶碗蒸し♪」
亜里沙「お鍋にも♪ヒガシマル♪」
ほの母「うどん♪」
雪穂「うどん♪」
亜里沙「うどーんスープ♪」
ほの母「具材が多少変わっても、和風だしと味付け次第でおでんらしくなるわよ。一つは魚介系の練り物を入れたほうがいいけどね」
亜里沙「ねり…もの?長い大根?」
雪穂「それは練馬大根」
ほの母「ちくわ、はんぺん、つみれ、さつま揚げ。ごぼうやイカが入ったのとか、いろいろね」
雪穂「あと、ダシにはやっぱり昆布でしょ」
ほの母「そうそう。ダシをとったあとの昆布は一度取り出して、こんなふうに結び昆布にして…」
亜里沙「わあ、可愛い♪」
4: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/10/10(月) 00:11:15.05 ID:F66C22NY.net
雪穂「真夏に冷房のきいた部屋で、熱いおでんを食べる…」
ほの母「ちょっと贅沢よね。昔じゃ考えられなかったわよ」
雪穂「冷房くらい昔もあったでしょ?」
ほの母「性能が全然違うのよ。燃費も悪いし…そんなにいつもつけっ放しにはできなかったわ」
雪穂「へー」
亜里沙「きぃちゃんは、おでん…どれが一番好きですか?」
ほの母「私は、やっぱり飛龍頭♪」
雪穂「秋葉原のステーキ屋さん?」
ほの母「それはヒーローズ」
亜里沙「MajiでKoiしちゃいーそうな やくそくーの五秒前ー♪」
ほの母「それは広末…そんな昔の歌よく知ってるわね」
亜里沙「えへへ」
ほの母「じゃなくて、飛龍頭(ひろうす)。がんもどき、とも言うわね」
雪穂「ヒロウスって、もともとはポルトガルのお菓子か何かじゃなかったっけ」
ほの母「そう。地域によってはお米を使った揚げ団子みたいな料理だったりもするのよね」
亜里沙「へー」
ほの母「おでんに入れる飛龍頭は、やっぱりおとうふで作った“がんもどき”がいいわ♪」
雪穂「おつゆがたっぷりしみたがんもどき…確かに美味しいよね」
グツグツ…
きぃゆきあり「いただきます♪」
亜里沙「Хорошо!大根が柔らかく煮えて…」
ほの母「おいしい?」
亜里沙「とっても美味しいです!」キラキラ
亜里沙(これが、おでん…日本の味…)
亜里沙「この白いの、ふわふわ…マシュマロ?」
雪穂「はんぺんだよ。白身魚のすり身に山芋や卵白を混ぜて作るの」
ほの母「短い小説や映画とか」
雪穂「それは短編」
亜里沙「ボビー・バレンタイン監督時代の千葉ロッテマリーンズでコーチをつとめた、ニューヨーク出身の」
雪穂「それはランペン」
ほの母「ちょっと贅沢よね。昔じゃ考えられなかったわよ」
雪穂「冷房くらい昔もあったでしょ?」
ほの母「性能が全然違うのよ。燃費も悪いし…そんなにいつもつけっ放しにはできなかったわ」
雪穂「へー」
亜里沙「きぃちゃんは、おでん…どれが一番好きですか?」
ほの母「私は、やっぱり飛龍頭♪」
雪穂「秋葉原のステーキ屋さん?」
ほの母「それはヒーローズ」
亜里沙「MajiでKoiしちゃいーそうな やくそくーの五秒前ー♪」
ほの母「それは広末…そんな昔の歌よく知ってるわね」
亜里沙「えへへ」
ほの母「じゃなくて、飛龍頭(ひろうす)。がんもどき、とも言うわね」
雪穂「ヒロウスって、もともとはポルトガルのお菓子か何かじゃなかったっけ」
ほの母「そう。地域によってはお米を使った揚げ団子みたいな料理だったりもするのよね」
亜里沙「へー」
ほの母「おでんに入れる飛龍頭は、やっぱりおとうふで作った“がんもどき”がいいわ♪」
雪穂「おつゆがたっぷりしみたがんもどき…確かに美味しいよね」
グツグツ…
きぃゆきあり「いただきます♪」
亜里沙「Хорошо!大根が柔らかく煮えて…」
ほの母「おいしい?」
亜里沙「とっても美味しいです!」キラキラ
亜里沙(これが、おでん…日本の味…)
亜里沙「この白いの、ふわふわ…マシュマロ?」
雪穂「はんぺんだよ。白身魚のすり身に山芋や卵白を混ぜて作るの」
ほの母「短い小説や映画とか」
雪穂「それは短編」
亜里沙「ボビー・バレンタイン監督時代の千葉ロッテマリーンズでコーチをつとめた、ニューヨーク出身の」
雪穂「それはランペン」
6: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/10/10(月) 00:14:44.49 ID:F66C22NY.net
亜里沙「柔らかくて…おいしい♪」ハフハフ
ほの母「穂乃果にも食べさせてあげたかったわねー」モグモグ
雪穂「ま、あっちは海だし…すり身じゃない魚もたくさん泳いでるじゃん?」
亜里沙「穂乃果さんたちは練習しに行ったんだよ?」
ほの母「そうね…魚はいるけど、さすがに釣りの道具までは誰も持って…いや、あるかも」
雪穂「え?」
【海】
海未「魚がいるということは、その餌になる生き物も必ずいます!それを捕まえて生き餌にすれば、ルアーなど必要ありません!」
穂乃果「ひえぇ…」
ことり「釣り竿できたよー♪」シャキン
にこ「…マジ?」
真姫「イミワカンナイ…」
凛「お魚なんていらないよー」
絵里「これも練習になる…かしら?」
希「アハハ…まあ、いい思い出にはなるんやない?」
花陽(おなかすいた…)グー
【九月】
希「待ちに待った、おでんの季節や!」
絵里「いや、おでんって一年中あるわよね?」
希「そうでもないよ。セブンやローソンのおでんは三月で終わっちゃうところも多いし」
絵里「そうなの?…四月くらいまで結構寒い日もあると思うんだけど…」
希「そやね。ファミマは六月まで売ってたりするし」
絵里「ふーん…おでんって期間限定なのね。知らなかったわ」
希「というわけで、コンビニさんへ」
亜里沙「あのっ!」
のぞえり「えっ」
亜里沙「亜里沙も、連れて行ってくれませんか…?」
【秋葉原・某コンビニ】
亜里沙「え。…今入れたのって…」
希「おうどんさんや」
亜里沙「おでんに、うどん…?」
ほの母「穂乃果にも食べさせてあげたかったわねー」モグモグ
雪穂「ま、あっちは海だし…すり身じゃない魚もたくさん泳いでるじゃん?」
亜里沙「穂乃果さんたちは練習しに行ったんだよ?」
ほの母「そうね…魚はいるけど、さすがに釣りの道具までは誰も持って…いや、あるかも」
雪穂「え?」
【海】
海未「魚がいるということは、その餌になる生き物も必ずいます!それを捕まえて生き餌にすれば、ルアーなど必要ありません!」
穂乃果「ひえぇ…」
ことり「釣り竿できたよー♪」シャキン
にこ「…マジ?」
真姫「イミワカンナイ…」
凛「お魚なんていらないよー」
絵里「これも練習になる…かしら?」
希「アハハ…まあ、いい思い出にはなるんやない?」
花陽(おなかすいた…)グー
【九月】
希「待ちに待った、おでんの季節や!」
絵里「いや、おでんって一年中あるわよね?」
希「そうでもないよ。セブンやローソンのおでんは三月で終わっちゃうところも多いし」
絵里「そうなの?…四月くらいまで結構寒い日もあると思うんだけど…」
希「そやね。ファミマは六月まで売ってたりするし」
絵里「ふーん…おでんって期間限定なのね。知らなかったわ」
希「というわけで、コンビニさんへ」
亜里沙「あのっ!」
のぞえり「えっ」
亜里沙「亜里沙も、連れて行ってくれませんか…?」
【秋葉原・某コンビニ】
亜里沙「え。…今入れたのって…」
希「おうどんさんや」
亜里沙「おでんに、うどん…?」
7: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/10/10(月) 00:21:27.71 ID:F66C22NY.net
希「これがなかなか、よく合うんよ。亜里沙ちゃんも食べてみる?」
アリガトウゴザイマシター
希「…」フー フー
亜里沙「…」ツルツル
希「どない?」
亜里沙「Хорошо!」キラキラ
【絢瀬家】
絵里「おかえり亜里沙。どうだった?」
亜里沙「お姉ちゃんの分も買ってきたよ。おでん!」
絵里「そうなの?…ありがとう亜里沙♪」ナデナデ
亜里沙「えへへ」
えりあり「いただきます♪」
亜里沙「…」パク
絵里「…おいしい♪」モグモグ
亜里沙「冷たい…」
絵里「え?」
亜里沙(うどんも、のびちゃってる…これじゃダメだよ)
【後日】
花陽「…おでん?」
亜里沙「はい!」
花陽「えーと…私が作ればいいの?」
亜里沙「それもいいんですけど…私が作るおでんを花陽さんに食べてもらいたくて」
花陽「そっか。亜里沙ちゃんが作ってくれるんだ…どこで作るの?」
亜里沙「じゃあ…花陽さんのお家にお邪魔してもいいですか!?」
花陽「う、うん。…いいけど」
亜里沙(…大丈夫。練習したんだから…ヒガシマルさんのスープを使わなくたって)
アリガトウゴザイマシター
希「…」フー フー
亜里沙「…」ツルツル
希「どない?」
亜里沙「Хорошо!」キラキラ
【絢瀬家】
絵里「おかえり亜里沙。どうだった?」
亜里沙「お姉ちゃんの分も買ってきたよ。おでん!」
絵里「そうなの?…ありがとう亜里沙♪」ナデナデ
亜里沙「えへへ」
えりあり「いただきます♪」
亜里沙「…」パク
絵里「…おいしい♪」モグモグ
亜里沙「冷たい…」
絵里「え?」
亜里沙(うどんも、のびちゃってる…これじゃダメだよ)
【後日】
花陽「…おでん?」
亜里沙「はい!」
花陽「えーと…私が作ればいいの?」
亜里沙「それもいいんですけど…私が作るおでんを花陽さんに食べてもらいたくて」
花陽「そっか。亜里沙ちゃんが作ってくれるんだ…どこで作るの?」
亜里沙「じゃあ…花陽さんのお家にお邪魔してもいいですか!?」
花陽「う、うん。…いいけど」
亜里沙(…大丈夫。練習したんだから…ヒガシマルさんのスープを使わなくたって)
8: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/10/10(月) 00:23:27.74 ID:F66C22NY.net
【小泉家】
花陽ママ「あらあら、いらっしゃい♪…うふふ」
亜里沙「はじめまして。絢瀬亜里沙です」ペコ
花陽ママ「花陽ったら、中学生に手をd」
花陽「ち、違うよぉ!」
亜里沙「?」
【キッチン】
亜里沙「お母さんも美人さんですね♪」
花陽「…も?」
亜里沙「花陽さんもお母さんに似て、とっても素敵♪」
花陽「わ、私は…そんなことないよ」
亜里沙(だしをとった昆布は取り出して結んで…それから、つみれと大根と…がんもどき!)
サクサク
花陽「わあ、大根の皮むき上手だね…」
亜里沙「いっぱい練習しました。えへへ♪」
花陽「待って。…その皮、どうするの?」
亜里沙「え?…おでんには、大根の皮は入れないから…」
花陽「いらない?」
亜里沙「は、はい」
花陽「じゃあ、これは私が使うね」
亜里沙「…?」
花陽「気にしないで続けて♪」ニコ
トトトトン
花陽(…おでんはごはんのおかずにならないと言う人がいる)
花陽(でも…ご家庭で大根を煮るなら、皮を剥かずに使う人はそうそういないはず)
花陽(おでんがおかずにならないと言うなら…もう一品作ればいい!)
ジュー ガシャシャ
花陽「できたよ。大根の皮のきんぴら!」
亜里沙「!」
亜里沙「…香川県琴平町の象頭山にある神社。千三百段以上にも及ぶ長い石段で有名」
花陽「それはこんぴら(金刀比羅宮)」
花陽ママ「あらあら、いらっしゃい♪…うふふ」
亜里沙「はじめまして。絢瀬亜里沙です」ペコ
花陽ママ「花陽ったら、中学生に手をd」
花陽「ち、違うよぉ!」
亜里沙「?」
【キッチン】
亜里沙「お母さんも美人さんですね♪」
花陽「…も?」
亜里沙「花陽さんもお母さんに似て、とっても素敵♪」
花陽「わ、私は…そんなことないよ」
亜里沙(だしをとった昆布は取り出して結んで…それから、つみれと大根と…がんもどき!)
サクサク
花陽「わあ、大根の皮むき上手だね…」
亜里沙「いっぱい練習しました。えへへ♪」
花陽「待って。…その皮、どうするの?」
亜里沙「え?…おでんには、大根の皮は入れないから…」
花陽「いらない?」
亜里沙「は、はい」
花陽「じゃあ、これは私が使うね」
亜里沙「…?」
花陽「気にしないで続けて♪」ニコ
トトトトン
花陽(…おでんはごはんのおかずにならないと言う人がいる)
花陽(でも…ご家庭で大根を煮るなら、皮を剥かずに使う人はそうそういないはず)
花陽(おでんがおかずにならないと言うなら…もう一品作ればいい!)
ジュー ガシャシャ
花陽「できたよ。大根の皮のきんぴら!」
亜里沙「!」
亜里沙「…香川県琴平町の象頭山にある神社。千三百段以上にも及ぶ長い石段で有名」
花陽「それはこんぴら(金刀比羅宮)」
10: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/10/10(月) 00:25:19.31 ID:F66C22NY.net
亜里沙「亜里沙のおでんもできました!」
花陽「じゃあ…これで勝負だね!」
花陽ママ「おいしそうねー♪」
ありぱなママ「いただきます♪」
花陽ママ「こんにゃく、味がしみてて美味しいわ♪」ハフハフ
亜里沙(大根の皮のきんぴら…)パク
亜里沙「…!」
花陽「…」ニヤリ
亜里沙「Хорошо!…私が捨てようとした大根の皮が、こんなに美味しいなんて…」
花陽ママ「おつゆもいい味ねー♪」ゴク
亜里沙「亜里沙の負けです…大根の皮に負けるなんて」ガクッ
花陽「そんなことないよ。亜里沙ちゃんのおでん、とっても美味しい♪」
花陽ママ「本当ねー♪」モグモグ
亜里沙「ありがとう…でも」
花陽「?」
亜里沙「花陽さんなら…もっと美味しいおでんを作れるはずです!」
花陽「!」
亜里沙(花陽さんの特技は、折り紙…それも皆がびっくりするほどの腕前。生半可なものじゃない)
亜里沙(その花陽さんが得意料理って言うくらいだから…世界中が驚くような、すごいおでんができるはず)
花陽「…でも、亜里沙ちゃんはどうしておでんを作りたいと思ったの?」
亜里沙「それは、お姉ちゃんに…」
『とってもおいしいわよ?』
『でも、冷めちゃってるわ…』
『冷めても美味しいわよ。ハラショー♪』ナデナデ
『お姉ちゃん…』
花陽「…そっか。じゃあ、やっぱり私じゃなくて…亜里沙ちゃんだと思うよ」
亜里沙「えっ。亜里沙?」
花陽「うん。絵里ちゃんに最高のおでんを作ってあげられるのは、亜里沙ちゃんだよ♪」
花陽「じゃあ…これで勝負だね!」
花陽ママ「おいしそうねー♪」
ありぱなママ「いただきます♪」
花陽ママ「こんにゃく、味がしみてて美味しいわ♪」ハフハフ
亜里沙(大根の皮のきんぴら…)パク
亜里沙「…!」
花陽「…」ニヤリ
亜里沙「Хорошо!…私が捨てようとした大根の皮が、こんなに美味しいなんて…」
花陽ママ「おつゆもいい味ねー♪」ゴク
亜里沙「亜里沙の負けです…大根の皮に負けるなんて」ガクッ
花陽「そんなことないよ。亜里沙ちゃんのおでん、とっても美味しい♪」
花陽ママ「本当ねー♪」モグモグ
亜里沙「ありがとう…でも」
花陽「?」
亜里沙「花陽さんなら…もっと美味しいおでんを作れるはずです!」
花陽「!」
亜里沙(花陽さんの特技は、折り紙…それも皆がびっくりするほどの腕前。生半可なものじゃない)
亜里沙(その花陽さんが得意料理って言うくらいだから…世界中が驚くような、すごいおでんができるはず)
花陽「…でも、亜里沙ちゃんはどうしておでんを作りたいと思ったの?」
亜里沙「それは、お姉ちゃんに…」
『とってもおいしいわよ?』
『でも、冷めちゃってるわ…』
『冷めても美味しいわよ。ハラショー♪』ナデナデ
『お姉ちゃん…』
花陽「…そっか。じゃあ、やっぱり私じゃなくて…亜里沙ちゃんだと思うよ」
亜里沙「えっ。亜里沙?」
花陽「うん。絵里ちゃんに最高のおでんを作ってあげられるのは、亜里沙ちゃんだよ♪」
11: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/10/10(月) 00:27:46.85 ID:F66C22NY.net
【十月・絢瀬家】
亜里沙(昆布は結べる程度に柔らかくなるまで水につけておく)
亜里沙(大根は、最初からおでんの鍋で煮ない。下ゆでして、ある程度火が通ったら…)
絵里「いい匂い…今日もポトフ?」
亜里沙「ううん。今日はおでん!」トトトン
亜里沙(大根の皮も、無駄にしない!…昆布の戻し汁は、ここで使う)
ジュー ガシャシャ
絵里「炒め物みたいだけど…」
亜里沙「お姉ちゃんは座って待ってて!」
絵里「え、ええ。…わかったわ」
亜里沙(おつゆが染み込んだ、がんもどきみたいに…きぃちゃんや花陽さんに教わったことを吸収した、これが私の…おでん!)
グツグツ…
亜里沙「できたよ!お姉ちゃん」
絵里「とっても美味しそうね♪」
えりあり「いただきます♪」
亜里沙(昆布は結べる程度に柔らかくなるまで水につけておく)
亜里沙(大根は、最初からおでんの鍋で煮ない。下ゆでして、ある程度火が通ったら…)
絵里「いい匂い…今日もポトフ?」
亜里沙「ううん。今日はおでん!」トトトン
亜里沙(大根の皮も、無駄にしない!…昆布の戻し汁は、ここで使う)
ジュー ガシャシャ
絵里「炒め物みたいだけど…」
亜里沙「お姉ちゃんは座って待ってて!」
絵里「え、ええ。…わかったわ」
亜里沙(おつゆが染み込んだ、がんもどきみたいに…きぃちゃんや花陽さんに教わったことを吸収した、これが私の…おでん!)
グツグツ…
亜里沙「できたよ!お姉ちゃん」
絵里「とっても美味しそうね♪」
えりあり「いただきます♪」
12: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/10/10(月) 00:28:23.25 ID:F66C22NY.net
絵里「…」ハフハフ
絵里(あつあつだわ。今まで食べたおでんとは全然違う…)
絵里(大根も、こんなに大きいのに、しっかり味がしみて…とろけるように柔らかい!)
絵里(そして、ペリメニ!…これだけどう見てもロシア料理なのに、おでんのつゆが染み込んで和風の味になってるわ)
絵里(日本の伝統と、亜里沙だけのオリジナリティ…亜里沙にしかできない、亜里沙のおでん!)
亜里沙「どうかなぁ?」ドキドキ
絵里「すごいわ!亜里沙がこんなにお料理上手だったなんて…」
亜里沙「そ、そうかな?…おいしい?」
絵里「ええ。こんなに美味しいおでん、初めて食べたわ…ありがとう亜里沙♪」
亜里沙「えへへ…大根の皮の炒め物も結構おいしいよ。食べてみて♪」
絵里「これも美味しい…私も亜里沙に負けてられないわね」モグモグ
亜里沙「日本の料理も楽しいね。お姉ちゃん♪」
絵里「そうね。今度私にもいろいろ教えてくれる?」
亜里沙「うん♪」
えりあり「Хорошо♪」
おわり
絵里(あつあつだわ。今まで食べたおでんとは全然違う…)
絵里(大根も、こんなに大きいのに、しっかり味がしみて…とろけるように柔らかい!)
絵里(そして、ペリメニ!…これだけどう見てもロシア料理なのに、おでんのつゆが染み込んで和風の味になってるわ)
絵里(日本の伝統と、亜里沙だけのオリジナリティ…亜里沙にしかできない、亜里沙のおでん!)
亜里沙「どうかなぁ?」ドキドキ
絵里「すごいわ!亜里沙がこんなにお料理上手だったなんて…」
亜里沙「そ、そうかな?…おいしい?」
絵里「ええ。こんなに美味しいおでん、初めて食べたわ…ありがとう亜里沙♪」
亜里沙「えへへ…大根の皮の炒め物も結構おいしいよ。食べてみて♪」
絵里「これも美味しい…私も亜里沙に負けてられないわね」モグモグ
亜里沙「日本の料理も楽しいね。お姉ちゃん♪」
絵里「そうね。今度私にもいろいろ教えてくれる?」
亜里沙「うん♪」
えりあり「Хорошо♪」
おわり
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