1: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/01/22(日) 20:21:06.94 ID:kPl/PyJ1.net
【一昨年】
亜里沙(中1)「スーシー」
祖母「そう、スシよ。おすし、とも言うわね」
亜里沙「おーすーしー?」
祖母「ええ。日本では海の魚を生で食べたりするの」
亜里沙「えっ。…大丈夫なの?」フルフル
祖母「とれたての新鮮な魚なら大丈夫よ」
亜里沙「でも、お魚さんに噛みつかれたりしない…?」フルフル
祖母「ふふふ。丸かじりするわけじゃないから大丈夫。ちゃんと切り身にして食べるの。酢漬けのごはんにのせてね」
亜里沙「お酢を使うから、おーすーしー?」
祖母「そうね。…たぶん」
亜里沙(お姉ちゃんが暮らしてる日本は、不思議な国です。…おばあさまの話を聞いても、まだよくわかりません)
亜里沙(でも…早く会いたいな。亜里沙のお姉ちゃん♪)
【昨年・四月】
にこママ「左ヒラメに右カレイと言って…このように基本的には顔が左右どちらを向いているのかで見分けることができます。ただし、これはあくまで日本近海に限り──」
雪穂「…」Zzz
亜里沙(生きてる魚を食べる国には、不思議な魚もたくさんいるの…カレイがいつも右を向いてるのは日本だけなんだって)
【絢瀬家】
カレーハノミモノヤデ ソンナヤツオランヤロー
\ワハハハ!/←TV
亜里沙(カレイが飲み物ってどういうことなんだろう…ヤシの実みたいに、生きたお魚にストローをさして飲むのかな?)
亜里沙「お姉ちゃん…お魚さんがかわいそう」フルフル
絵里「え!?…な、何の話?」
亜里沙(中1)「スーシー」
祖母「そう、スシよ。おすし、とも言うわね」
亜里沙「おーすーしー?」
祖母「ええ。日本では海の魚を生で食べたりするの」
亜里沙「えっ。…大丈夫なの?」フルフル
祖母「とれたての新鮮な魚なら大丈夫よ」
亜里沙「でも、お魚さんに噛みつかれたりしない…?」フルフル
祖母「ふふふ。丸かじりするわけじゃないから大丈夫。ちゃんと切り身にして食べるの。酢漬けのごはんにのせてね」
亜里沙「お酢を使うから、おーすーしー?」
祖母「そうね。…たぶん」
亜里沙(お姉ちゃんが暮らしてる日本は、不思議な国です。…おばあさまの話を聞いても、まだよくわかりません)
亜里沙(でも…早く会いたいな。亜里沙のお姉ちゃん♪)
【昨年・四月】
にこママ「左ヒラメに右カレイと言って…このように基本的には顔が左右どちらを向いているのかで見分けることができます。ただし、これはあくまで日本近海に限り──」
雪穂「…」Zzz
亜里沙(生きてる魚を食べる国には、不思議な魚もたくさんいるの…カレイがいつも右を向いてるのは日本だけなんだって)
【絢瀬家】
カレーハノミモノヤデ ソンナヤツオランヤロー
\ワハハハ!/←TV
亜里沙(カレイが飲み物ってどういうことなんだろう…ヤシの実みたいに、生きたお魚にストローをさして飲むのかな?)
亜里沙「お姉ちゃん…お魚さんがかわいそう」フルフル
絵里「え!?…な、何の話?」
2: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/01/22(日) 20:25:50.59 ID:kPl/PyJ1.net
亜里沙「なんだか不思議な香りがするわ。ニッポンの料理?」
絵里「そうよ。今日はカレーライスにしてみたの♪」
亜里沙「カレイ…ライス?(えーと、お魚と…ライスはごはんだから…)」
亜里沙「おースーシー!?」
絵里「お寿司?…いえ、違うわよ亜里沙。カレーライス」
亜里沙「スシじゃない?…お酢が入ってないの?」
絵里「ええ。よそのお家はどうか知らないけど…私はカレーにお酢を入れたことはないわ」
亜里沙「?…これはシチュー?」
絵里「これがカレーよ。食べてみればわかるわよ」
亜里沙(あのいつも右向いてるお魚が、こんなシチューになるなんて…ニッポンって不思議!)
亜里沙「Хорошо!この味知ってるわ。ロシアで食べたкарриに似てるの」
絵里「そうね。карриを日本ではカレーって言うの」
亜里沙「カレイじゃなかったんだ…でもOECD」モグモグ
絵里「おいしい?」
亜里沙「Хорошо♪とっても大石!」
絵里(…惜しい)クス
『亜里沙。どうしたの?』
亜里沙「ユキホ!あのね、карриを日本ではカレーっていうんだけど、あの右向いてるお魚は入ってないんだって!」
『まあ、普通は入れないよね。基本はお肉だし、シーフードカレーにも魚入ってるイメージはないし』
亜里沙「それでね、カレーは飲み物なんだって!」
『飲み物?…スープカレーのことかな?飲むって感じじゃないけど…』
亜里沙「でも、生きてるお魚にストローさしたりしないよね…?」フルフル
『な、なにそれ?』
【翌日】
亜里沙「髪の毛が詰まっちゃったりするの」
雪穂「それって排水口のこと?…そうじゃなくて、廃校だよ。学校がなくなっちゃうこと」
亜里沙「お休みの日?夏と冬と、夏はいっぱい長いの」
雪穂「休みじゃなくて…その学校自体がなくなるの。お店がつぶれるってあるでしょ?それみたいに学校がつぶれるのが廃校」
亜里沙「危ないよ雪穂!?早くヒナンしなくちゃ!」
雪穂「いや、建物がつぶれるんじゃなくてさあ…それに私たちの学校じゃなくて音ノ木坂の話なんだけど…」
絵里「そうよ。今日はカレーライスにしてみたの♪」
亜里沙「カレイ…ライス?(えーと、お魚と…ライスはごはんだから…)」
亜里沙「おースーシー!?」
絵里「お寿司?…いえ、違うわよ亜里沙。カレーライス」
亜里沙「スシじゃない?…お酢が入ってないの?」
絵里「ええ。よそのお家はどうか知らないけど…私はカレーにお酢を入れたことはないわ」
亜里沙「?…これはシチュー?」
絵里「これがカレーよ。食べてみればわかるわよ」
亜里沙(あのいつも右向いてるお魚が、こんなシチューになるなんて…ニッポンって不思議!)
亜里沙「Хорошо!この味知ってるわ。ロシアで食べたкарриに似てるの」
絵里「そうね。карриを日本ではカレーって言うの」
亜里沙「カレイじゃなかったんだ…でもOECD」モグモグ
絵里「おいしい?」
亜里沙「Хорошо♪とっても大石!」
絵里(…惜しい)クス
『亜里沙。どうしたの?』
亜里沙「ユキホ!あのね、карриを日本ではカレーっていうんだけど、あの右向いてるお魚は入ってないんだって!」
『まあ、普通は入れないよね。基本はお肉だし、シーフードカレーにも魚入ってるイメージはないし』
亜里沙「それでね、カレーは飲み物なんだって!」
『飲み物?…スープカレーのことかな?飲むって感じじゃないけど…』
亜里沙「でも、生きてるお魚にストローさしたりしないよね…?」フルフル
『な、なにそれ?』
【翌日】
亜里沙「髪の毛が詰まっちゃったりするの」
雪穂「それって排水口のこと?…そうじゃなくて、廃校だよ。学校がなくなっちゃうこと」
亜里沙「お休みの日?夏と冬と、夏はいっぱい長いの」
雪穂「休みじゃなくて…その学校自体がなくなるの。お店がつぶれるってあるでしょ?それみたいに学校がつぶれるのが廃校」
亜里沙「危ないよ雪穂!?早くヒナンしなくちゃ!」
雪穂「いや、建物がつぶれるんじゃなくてさあ…それに私たちの学校じゃなくて音ノ木坂の話なんだけど…」
3: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/01/22(日) 20:30:07.23 ID:kPl/PyJ1.net
【後日】
亜里沙(キューショクの時間は楽しみ。珍しいニッポンの料理を学校で食べられたりするの♪)ワクワク
雪穂「今日はカレーライスの日だね」
亜里沙「карриかあ…」
雪穂「嫌い?」
亜里沙「ううん。好きだけど…」
亜里沙(あんまり日本の料理って感じがしないなって思ってたんだ。どこの国でも結構有名みたいだし)
亜里沙「…なんか、全然からくないね」
雪穂「言われてみればそうだねぇ」モグモグ
亜里沙(お姉ちゃんが作ってくれたкарриとは全然ちがう…でも)
亜里沙「お姉ちゃんが作ってくれたкарриのほうが好きかも…」
雪穂「アハハ…まあ、好きな人の手料理に勝るものはないよね」
亜里沙「ユキホにもお姉ちゃんいるんだよね?ユキホはお姉ちゃんスキ?」
雪穂「うん。まあ…好き、かな///」
亜里沙「Хорошо♪」
亜里沙「ユキホ。この袋に入ってるの何?ドライフルーツ?」
雪穂「あれっ、開ける前にカレー食べちゃったの?…それは漬物だよ」
亜里沙「つけもの!であえ、であえ!コヤツをキリステイ!」
雪穂「それは曲者だね。…亜里沙、時代劇とか好きなの?」
亜里沙「ニッポンのサムライ、とっても楽しいの♪ニンジャもいるよ」
雪穂(日本好きの外国人ってサムライやニンジャとか好きだよね…日本人より支持率高い気がするよ。いや、亜里沙は日本人だけどさ)
【絢瀬家】
亜里沙「これ、おみやげだ♪」
絵里「あら、何を持ってきてくれたの?」
亜里沙「この、おつけものが!味を知れ!」
絵里「え!?」
亜里沙「карриと一緒に食べるとオーシーんだって」
絵里「おいしいのね」
亜里沙「お信仰?だって」
絵里「親交?」
亜里沙(キューショクの時間は楽しみ。珍しいニッポンの料理を学校で食べられたりするの♪)ワクワク
雪穂「今日はカレーライスの日だね」
亜里沙「карриかあ…」
雪穂「嫌い?」
亜里沙「ううん。好きだけど…」
亜里沙(あんまり日本の料理って感じがしないなって思ってたんだ。どこの国でも結構有名みたいだし)
亜里沙「…なんか、全然からくないね」
雪穂「言われてみればそうだねぇ」モグモグ
亜里沙(お姉ちゃんが作ってくれたкарриとは全然ちがう…でも)
亜里沙「お姉ちゃんが作ってくれたкарриのほうが好きかも…」
雪穂「アハハ…まあ、好きな人の手料理に勝るものはないよね」
亜里沙「ユキホにもお姉ちゃんいるんだよね?ユキホはお姉ちゃんスキ?」
雪穂「うん。まあ…好き、かな///」
亜里沙「Хорошо♪」
亜里沙「ユキホ。この袋に入ってるの何?ドライフルーツ?」
雪穂「あれっ、開ける前にカレー食べちゃったの?…それは漬物だよ」
亜里沙「つけもの!であえ、であえ!コヤツをキリステイ!」
雪穂「それは曲者だね。…亜里沙、時代劇とか好きなの?」
亜里沙「ニッポンのサムライ、とっても楽しいの♪ニンジャもいるよ」
雪穂(日本好きの外国人ってサムライやニンジャとか好きだよね…日本人より支持率高い気がするよ。いや、亜里沙は日本人だけどさ)
【絢瀬家】
亜里沙「これ、おみやげだ♪」
絵里「あら、何を持ってきてくれたの?」
亜里沙「この、おつけものが!味を知れ!」
絵里「え!?」
亜里沙「карриと一緒に食べるとオーシーんだって」
絵里「おいしいのね」
亜里沙「お信仰?だって」
絵里「親交?」
4: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/01/22(日) 20:31:51.88 ID:kPl/PyJ1.net
♪ポンポンポポンポンポンポポポポン
『今日は手羽元を使った定番のスープカレーです!』
亜里沙「карриなのに、わりばし入ってるの?日本人、スプーンで食べます」
絵里「それはおてもとね。手羽元っていうのは鶏の骨つき肉よ」
亜里沙「なかなかホネのあるやつじゃ!」
絵里「そうね。…ふふふ」
亜里沙「えへへ」
亜里沙(お姉ちゃんが作ってくれたкарриとは全然ちがう…あのスープカレーっていうの、飲み物みたいだわ)
【翌日】
亜里沙「あのねユキホ!昨日テレビで見たの。えっと…トリニダードトバゴのスープカレー」
雪穂「トリニダードトバゴ?…ああ、鶏肉の手羽元?」
亜里沙「…Хорошо」
キーンコーンカーン…
亜里沙「ふんふふふふふふふんふんふーん♪」
雪穂「ふふふ。亜里沙、ホントに給食好きだよね」
亜里沙「えへへ。ユキホは?キューショク好き?」
雪穂「まあね。私も好きだけどさ」
亜里沙「ユキホ。これ何?お菓子?」
雪穂「それはひきわり納豆。今日は手巻寿司みたいだね」
亜里沙「引くわりなと?テマキズシ」
雪穂「そう、手巻き寿司。スシ」
亜里沙「おースーシー!?」キラキラ
雪穂「まあ、いわゆる寿司屋で食べる寿司とはちょっと違うけど」
亜里沙「カレイあります?いつも右向いてるお魚!」
雪穂「いや、お寿司ならカレイよりヒラメのほうじゃないかな?…たぶん無いと思うけどね」
亜里沙「カレイはないんだ…じゃあ、えっと…おトトロ!」
雪穂「大トロね…それも無いと思う」
亜里沙「生きてるお魚はいないの?」
雪穂「まあ、給食だからね…」
『今日は手羽元を使った定番のスープカレーです!』
亜里沙「карриなのに、わりばし入ってるの?日本人、スプーンで食べます」
絵里「それはおてもとね。手羽元っていうのは鶏の骨つき肉よ」
亜里沙「なかなかホネのあるやつじゃ!」
絵里「そうね。…ふふふ」
亜里沙「えへへ」
亜里沙(お姉ちゃんが作ってくれたкарриとは全然ちがう…あのスープカレーっていうの、飲み物みたいだわ)
【翌日】
亜里沙「あのねユキホ!昨日テレビで見たの。えっと…トリニダードトバゴのスープカレー」
雪穂「トリニダードトバゴ?…ああ、鶏肉の手羽元?」
亜里沙「…Хорошо」
キーンコーンカーン…
亜里沙「ふんふふふふふふふんふんふーん♪」
雪穂「ふふふ。亜里沙、ホントに給食好きだよね」
亜里沙「えへへ。ユキホは?キューショク好き?」
雪穂「まあね。私も好きだけどさ」
亜里沙「ユキホ。これ何?お菓子?」
雪穂「それはひきわり納豆。今日は手巻寿司みたいだね」
亜里沙「引くわりなと?テマキズシ」
雪穂「そう、手巻き寿司。スシ」
亜里沙「おースーシー!?」キラキラ
雪穂「まあ、いわゆる寿司屋で食べる寿司とはちょっと違うけど」
亜里沙「カレイあります?いつも右向いてるお魚!」
雪穂「いや、お寿司ならカレイよりヒラメのほうじゃないかな?…たぶん無いと思うけどね」
亜里沙「カレイはないんだ…じゃあ、えっと…おトトロ!」
雪穂「大トロね…それも無いと思う」
亜里沙「生きてるお魚はいないの?」
雪穂「まあ、給食だからね…」
6: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/01/22(日) 20:38:28.60 ID:kPl/PyJ1.net
亜里沙「Хорошо!ユキホ、これネバネバしてるの!」
雪穂「納豆だよ。ひきわり納豆」
亜里沙「ナットー?生きてる!?」
雪穂「生きてない…いや、菌が生きてるのかな?」
亜里沙「この黒い紙みたいなの、食べられます?」
雪穂「それは海苔。こうやってごはんと好きな具をのせて…巻いて食べるんだよ」
亜里沙「とっても、おスーシー♪」モグモグ
雪穂(これだけいろいろあったら苦手な物もあるかと思ったけど…亜里沙は全部食べられるみたいでよかった)ホッ
【後日】
亜里沙「これ、おみやげだ♪」
絵里「そ、それは…まさか」
亜里沙「アジつけノリっていうの。パリパリしておいしい♪」
絵里「そ、そうね。でも私は、たくさん食べたから…それは亜里沙が食べて」
亜里沙「お姉ちゃんは?ノリ、いらない?」
絵里「私は亜里沙よりも長く日本にいるでしょう?だから、もう充分食べたのよ」
亜里沙「?…うん」
亜里沙(もしかして…お姉ちゃん、アジつけノリが嫌いなのかな?)
亜里沙「あのね、お姉ちゃん。リジチョウがкарриを作るの」
絵里「理事長?…えーと…あ、調理実習?」
亜里沙「Может быть…」
絵里「何か持って来るように言われなかった?」
亜里沙「えーとね、カエル?枯れる…帰れる?」
絵里「カレールウかしら?」
亜里沙「Хорошо」
絵里「それなら買い置きがあるから、買いに行く手間が省けたわね♪」
【翌日】
雪穂「あー、まあ食べ過ぎて苦手になるっていうのはあるよね」
亜里沙「そっか。…じゃあ、ずっとノリを食べなかったら、食べたくなる?」
雪穂「んー。すごく嫌いになったんじゃなくて、ただちょっと飽きただけだったら、そうかもね」
亜里沙(いつかお姉ちゃんがノリを食べたくなるときに、亜里沙がいっぱい食べさせてあげたいな♪)
雪穂「納豆だよ。ひきわり納豆」
亜里沙「ナットー?生きてる!?」
雪穂「生きてない…いや、菌が生きてるのかな?」
亜里沙「この黒い紙みたいなの、食べられます?」
雪穂「それは海苔。こうやってごはんと好きな具をのせて…巻いて食べるんだよ」
亜里沙「とっても、おスーシー♪」モグモグ
雪穂(これだけいろいろあったら苦手な物もあるかと思ったけど…亜里沙は全部食べられるみたいでよかった)ホッ
【後日】
亜里沙「これ、おみやげだ♪」
絵里「そ、それは…まさか」
亜里沙「アジつけノリっていうの。パリパリしておいしい♪」
絵里「そ、そうね。でも私は、たくさん食べたから…それは亜里沙が食べて」
亜里沙「お姉ちゃんは?ノリ、いらない?」
絵里「私は亜里沙よりも長く日本にいるでしょう?だから、もう充分食べたのよ」
亜里沙「?…うん」
亜里沙(もしかして…お姉ちゃん、アジつけノリが嫌いなのかな?)
亜里沙「あのね、お姉ちゃん。リジチョウがкарриを作るの」
絵里「理事長?…えーと…あ、調理実習?」
亜里沙「Может быть…」
絵里「何か持って来るように言われなかった?」
亜里沙「えーとね、カエル?枯れる…帰れる?」
絵里「カレールウかしら?」
亜里沙「Хорошо」
絵里「それなら買い置きがあるから、買いに行く手間が省けたわね♪」
【翌日】
雪穂「あー、まあ食べ過ぎて苦手になるっていうのはあるよね」
亜里沙「そっか。…じゃあ、ずっとノリを食べなかったら、食べたくなる?」
雪穂「んー。すごく嫌いになったんじゃなくて、ただちょっと飽きただけだったら、そうかもね」
亜里沙(いつかお姉ちゃんがノリを食べたくなるときに、亜里沙がいっぱい食べさせてあげたいな♪)
7: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/01/22(日) 20:40:32.74 ID:kPl/PyJ1.net
シャカシャカ…ザバー
雪穂「お米はこれでよし…あとは炊くだけだよ」
亜里沙「カーネルーの出番だね♪」
雪穂「ケンタッキー?…いや、ルウを使うのは仕上げだから一番最後だよ。まずは野菜を切って…」
亜里沙「овощи、亜里沙がやるわ♪」
雪穂「亜里沙って料理できるの?」
亜里沙「борщなら作れるし、овощи切るのは一緒だから」
雪穂「そっか。…っていうか、お野菜ってロシア語でもお野菜って言うの?」
亜里沙「овощи…煮てます?」
雪穂「まだ煮てないよ。切ってから」
亜里沙「ユキホ?…それ、メガネ?」
雪穂「うん。玉ねぎ切ると目にしみるでしょ。普通のメガネでも無いよりマシかなって…」
シュラシュラ…トトトトン
亜里沙「ふふふん、ふんふん♪ふふふん、ふんふん♪」ジュー
雪穂「今度はキューピー3分クッキングか…料理番組好きなの?」
亜里沙「うん。お料理楽しい♪」
グツグツ…
雪穂「そろそろかな。今度こそカレールウの出番だね」
亜里沙「全部いけますか?」
雪穂「とりあえず半分、ある程度しっかり溶かして様子を見よう」
亜里沙「Понимаю」
雪穂「いい香りがしてきたね」
亜里沙「Я голодная…」
雪穂「え?…何?」
亜里沙「おなか、すきです?」
雪穂「ああ、おなかがすいたのね。私もだよ…ふふふ」
亜里沙「えへへ」
雪穂「できた♪」
亜里沙「Хорошо♪」
雪穂「お米はこれでよし…あとは炊くだけだよ」
亜里沙「カーネルーの出番だね♪」
雪穂「ケンタッキー?…いや、ルウを使うのは仕上げだから一番最後だよ。まずは野菜を切って…」
亜里沙「овощи、亜里沙がやるわ♪」
雪穂「亜里沙って料理できるの?」
亜里沙「борщなら作れるし、овощи切るのは一緒だから」
雪穂「そっか。…っていうか、お野菜ってロシア語でもお野菜って言うの?」
亜里沙「овощи…煮てます?」
雪穂「まだ煮てないよ。切ってから」
亜里沙「ユキホ?…それ、メガネ?」
雪穂「うん。玉ねぎ切ると目にしみるでしょ。普通のメガネでも無いよりマシかなって…」
シュラシュラ…トトトトン
亜里沙「ふふふん、ふんふん♪ふふふん、ふんふん♪」ジュー
雪穂「今度はキューピー3分クッキングか…料理番組好きなの?」
亜里沙「うん。お料理楽しい♪」
グツグツ…
雪穂「そろそろかな。今度こそカレールウの出番だね」
亜里沙「全部いけますか?」
雪穂「とりあえず半分、ある程度しっかり溶かして様子を見よう」
亜里沙「Понимаю」
雪穂「いい香りがしてきたね」
亜里沙「Я голодная…」
雪穂「え?…何?」
亜里沙「おなか、すきです?」
雪穂「ああ、おなかがすいたのね。私もだよ…ふふふ」
亜里沙「えへへ」
雪穂「できた♪」
亜里沙「Хорошо♪」
8: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/01/22(日) 20:42:34.87 ID:kPl/PyJ1.net
亜里沙「Приятного аппетита♪」
雪穂「いただきます♪」
ゆきあり「…」パク
雪穂「おいしい♪」
亜里沙「本当!これなら、お姉ちゃんのкарриに勝てるかな?」
雪穂「勝負なの?」
亜里沙「お料理うまいの人、およめさんがしてくれます♪」
雪穂「なるほどね。…亜里沙は誰のお嫁さんになりたいの?」
亜里沙「お姉ちゃん♪」
雪穂「ふーん…」
亜里沙「ユキホは?」
雪穂「うん。まあ…高校生になったら、毎日お姉ちゃんがお弁当作ってくれて…とか考えなくもないけどさ///」
亜里沙「Хорошо♪」
雪穂(でもお姉ちゃんったら、スクールアイドルなんか始めちゃって…朝も放課後も練習練習だからなぁ)
【絢瀬家】
絵里「亜里沙。調理実習はどうだった?」
亜里沙「ユキホとкарри作ったの♪とっても美味しかった!」
絵里「そう。うまくできたのね♪さすが亜里沙ね」ナデナデ
亜里沙「えへへ。亜里沙だけじゃなくてユキホもガンバスターよ♪」
絵里「頑張ったのね。ユキホさん…同じクラスのお友達?」
亜里沙「うん♪あのね、ユキホはニッポンのお菓子、すごく悔しいの♪」
絵里「詳しい、かしら?…日本のお菓子って、明治とかグリコとかそういう」
亜里沙「違うわ。お店で手作りのお菓子なんだって」
絵里「そうなの?…よくわからないけど…亜里沙はそういうお店に行ったことがあるの?」
亜里沙「ううん。まだ…そうだ、お姉ちゃんも一緒に行かない?」
絵里「行ってみたいけど…ごめんね。今はそれどころじゃないっていうか…」
亜里沙「ハイコーのこと?」
絵里「ええ…音ノ木坂を廃校にしないように、頑張らないといけないから…」
亜里沙「学校つぶれなくて、亜里沙もオトノキ行きたい♪」
絵里「そうね。亜里沙のためにも…」ナデナデ
亜里沙「お姉ちゃん…」ギュ
雪穂「いただきます♪」
ゆきあり「…」パク
雪穂「おいしい♪」
亜里沙「本当!これなら、お姉ちゃんのкарриに勝てるかな?」
雪穂「勝負なの?」
亜里沙「お料理うまいの人、およめさんがしてくれます♪」
雪穂「なるほどね。…亜里沙は誰のお嫁さんになりたいの?」
亜里沙「お姉ちゃん♪」
雪穂「ふーん…」
亜里沙「ユキホは?」
雪穂「うん。まあ…高校生になったら、毎日お姉ちゃんがお弁当作ってくれて…とか考えなくもないけどさ///」
亜里沙「Хорошо♪」
雪穂(でもお姉ちゃんったら、スクールアイドルなんか始めちゃって…朝も放課後も練習練習だからなぁ)
【絢瀬家】
絵里「亜里沙。調理実習はどうだった?」
亜里沙「ユキホとкарри作ったの♪とっても美味しかった!」
絵里「そう。うまくできたのね♪さすが亜里沙ね」ナデナデ
亜里沙「えへへ。亜里沙だけじゃなくてユキホもガンバスターよ♪」
絵里「頑張ったのね。ユキホさん…同じクラスのお友達?」
亜里沙「うん♪あのね、ユキホはニッポンのお菓子、すごく悔しいの♪」
絵里「詳しい、かしら?…日本のお菓子って、明治とかグリコとかそういう」
亜里沙「違うわ。お店で手作りのお菓子なんだって」
絵里「そうなの?…よくわからないけど…亜里沙はそういうお店に行ったことがあるの?」
亜里沙「ううん。まだ…そうだ、お姉ちゃんも一緒に行かない?」
絵里「行ってみたいけど…ごめんね。今はそれどころじゃないっていうか…」
亜里沙「ハイコーのこと?」
絵里「ええ…音ノ木坂を廃校にしないように、頑張らないといけないから…」
亜里沙「学校つぶれなくて、亜里沙もオトノキ行きたい♪」
絵里「そうね。亜里沙のためにも…」ナデナデ
亜里沙「お姉ちゃん…」ギュ
9: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/01/22(日) 20:48:39.61 ID:kPl/PyJ1.net
【五月】
亜里沙(ニッポンの学校、五月はお休みの日がたくさんあるの♪)
絵里「カレーのお店?」
亜里沙「お姉ちゃんのкарриが一番だけど、お店の人が作るкарриも食べてみたいの」
絵里「もしかして、研究のため?」
亜里沙「お仕事しなくなって、天の川の向こうに行っちゃったアルバイトの人?」
絵里「それは牽牛ね。難しい言葉を知ってるのね…でもアルバイトじゃなくてアルタイル」
亜里沙「Хорошо」
絵里「亜里沙はお料理上手になりたいの?」
亜里沙「うん。お姉ちゃんに負けないよ♪素敵なお嫁さんになるの♪」
絵里「!?…だ、ダメよ亜里沙。お嫁に行くなんて早すぎるわ!」ギュ
亜里沙「どこにも行かないよ。亜里沙はお姉ちゃんのお嫁さんになるんだもん♪」ギュー
絵里「あ、亜里沙///」
亜里沙「あっ、忘れてた…карриもいいけど、雪穂のお店に行こうと思ってたの」
絵里「そうだったわね。…じゃあ、行きましょうか?」
亜里沙「うん♪」
【穂むら】
絵里「素敵なお店ね。日本らしいっていうか…」
亜里沙「三百年くらい前からあるんだって」
絵里「そんなに古いお店なの!?…もしかして、おばあさまも知ってるかしら?」
亜里沙「今度きいてみようよ。…たのもー!」コンコン
絵里「あ、亜里沙?」
亜里沙「お店に入るときは、看板を賭けて勝負するのよ!」
絵里「いや、それってお店じゃないわよね?」
穂乃果「はーい!いらっしゃいませ。どうぞー」
ガララ
亜里沙「こんにちは♪」
絵里「こ、こんにちは…」
穂乃果「こんにちは。何をお探しですか?和菓子なら何でもありますけど♪」
亜里沙(ニッポンの学校、五月はお休みの日がたくさんあるの♪)
絵里「カレーのお店?」
亜里沙「お姉ちゃんのкарриが一番だけど、お店の人が作るкарриも食べてみたいの」
絵里「もしかして、研究のため?」
亜里沙「お仕事しなくなって、天の川の向こうに行っちゃったアルバイトの人?」
絵里「それは牽牛ね。難しい言葉を知ってるのね…でもアルバイトじゃなくてアルタイル」
亜里沙「Хорошо」
絵里「亜里沙はお料理上手になりたいの?」
亜里沙「うん。お姉ちゃんに負けないよ♪素敵なお嫁さんになるの♪」
絵里「!?…だ、ダメよ亜里沙。お嫁に行くなんて早すぎるわ!」ギュ
亜里沙「どこにも行かないよ。亜里沙はお姉ちゃんのお嫁さんになるんだもん♪」ギュー
絵里「あ、亜里沙///」
亜里沙「あっ、忘れてた…карриもいいけど、雪穂のお店に行こうと思ってたの」
絵里「そうだったわね。…じゃあ、行きましょうか?」
亜里沙「うん♪」
【穂むら】
絵里「素敵なお店ね。日本らしいっていうか…」
亜里沙「三百年くらい前からあるんだって」
絵里「そんなに古いお店なの!?…もしかして、おばあさまも知ってるかしら?」
亜里沙「今度きいてみようよ。…たのもー!」コンコン
絵里「あ、亜里沙?」
亜里沙「お店に入るときは、看板を賭けて勝負するのよ!」
絵里「いや、それってお店じゃないわよね?」
穂乃果「はーい!いらっしゃいませ。どうぞー」
ガララ
亜里沙「こんにちは♪」
絵里「こ、こんにちは…」
穂乃果「こんにちは。何をお探しですか?和菓子なら何でもありますけど♪」
10: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/01/22(日) 20:52:06.59 ID:kPl/PyJ1.net
亜里沙「ニッポンのお菓子、一番おいしいのありますか!?」
穂乃果「一番ですか。どれも美味しいけど…今ならおすすめはやっぱり柏餅かな。あと苺大福がもうすぐ終わりで、草餅や草団子もあります」
絵里「草?…何の草が入っているの?」
穂乃果「基本的に今はヨモギです。昔は母子草っていうのを使ってたみたいですね。春の七草の御形です」
絵里「名前だけは聞いたことがあるけど、見たことないわ…和菓子の材料だったなんて」
穂乃果「ふふ、和菓子のことなら任せてください♪これだけは生徒会長さんにも負けませんよ!」ドヤァ
絵里「あら?…あなた、どこかで…」
穂乃果「はい?」
『本当に学校、なくなっちゃうんですか?』
絵里「高坂さん!?」
穂乃果「はい。高坂穂乃果ですけど…」
絵里「気づかなかったわ…普段よりしっかりして見えるから…」
穂乃果「えぇ…普段はしっかりしてないみたいに言わないでくださいよ…」
亜里沙「コーサカ…雪穂のお姉さんですか?」
穂乃果「そうだよ。雪穂のお友達?」
亜里沙「絢瀬亜里沙です♪」
穂乃果「絢瀬?…って、もしかして…」
亜里沙「はい。お姉ちゃんの…」
穂乃果「生徒会長さんのお嫁さん!?」
絵里「そ、そんなわけないでしょ!?妹よ。妹!」
亜里沙「えへへ♪…あれ?この香り…」クンクン
絵里「…カレー?」
穂乃果「ちょ、ちょっと待ってください…雪穂ー!お店までカレーの匂いしてるよ!?」
雪穂「え、マジ!?…お客さん来てるのか…あれ、亜里沙?」
亜里沙「雪穂♪」
穂乃果「一番ですか。どれも美味しいけど…今ならおすすめはやっぱり柏餅かな。あと苺大福がもうすぐ終わりで、草餅や草団子もあります」
絵里「草?…何の草が入っているの?」
穂乃果「基本的に今はヨモギです。昔は母子草っていうのを使ってたみたいですね。春の七草の御形です」
絵里「名前だけは聞いたことがあるけど、見たことないわ…和菓子の材料だったなんて」
穂乃果「ふふ、和菓子のことなら任せてください♪これだけは生徒会長さんにも負けませんよ!」ドヤァ
絵里「あら?…あなた、どこかで…」
穂乃果「はい?」
『本当に学校、なくなっちゃうんですか?』
絵里「高坂さん!?」
穂乃果「はい。高坂穂乃果ですけど…」
絵里「気づかなかったわ…普段よりしっかりして見えるから…」
穂乃果「えぇ…普段はしっかりしてないみたいに言わないでくださいよ…」
亜里沙「コーサカ…雪穂のお姉さんですか?」
穂乃果「そうだよ。雪穂のお友達?」
亜里沙「絢瀬亜里沙です♪」
穂乃果「絢瀬?…って、もしかして…」
亜里沙「はい。お姉ちゃんの…」
穂乃果「生徒会長さんのお嫁さん!?」
絵里「そ、そんなわけないでしょ!?妹よ。妹!」
亜里沙「えへへ♪…あれ?この香り…」クンクン
絵里「…カレー?」
穂乃果「ちょ、ちょっと待ってください…雪穂ー!お店までカレーの匂いしてるよ!?」
雪穂「え、マジ!?…お客さん来てるのか…あれ、亜里沙?」
亜里沙「雪穂♪」
11: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/01/22(日) 20:53:50.86 ID:kPl/PyJ1.net
絵里「…ごめんなさいね。食事まで出してもらっちゃって…」
穂乃果「いいんですよ。カレーが早く片付かないと…カレーの香りがする和菓子屋なんておかしいでしょ?」
絵里「それもそうね…ふふっ」
亜里沙「おいしい…でも、今まで食べたкарриとは全然違う…」
雪穂「そうかな?」
絵里「確かに…どのスパイスとも違う風味があるような…深みというか、うまみというか…」
穂乃果「その通り!旨味に気づくなんてさすが生徒会長さんですね」
絵里「いったい何が入っているの?」
穂乃果「和風だしですよ」
亜里沙「ワフーダシ?」
穂乃果「イノシン酸、グアニル酸、グルタミン酸。そういう成分が入ってるの。煮干し、昆布、椎茸を煮てダシをとって、さらに少量の鰹節を加えた和風だし」
雪穂「ダシだけは市販のだしの素より家で乾物煮たほうが美味しいよね」
絵里「確かに美味しいけど、どうしてカレーに和風だしなの?」
穂乃果「神田っておそば屋さんが有名でしょ。おそば屋さんのカレー南蛮やカレー丼、カレーうどんなんかはこういう和風だしのカレーですよ♪」
雪穂「ごはんにかける前提で作ってるからカレー丼のカレーだね」
亜里沙「Хорошо!カレーってニッポンの料理だったのね!」
絵里「ひと味違うカレーね。高坂さん、和菓子以外の料理も得意なの?」
穂乃果「んー。まだレパートリーはそんなにないですけど…お料理は好きですよ♪」
亜里沙(カレーって、すごい!作る人によって、いろんな可能性があるんだ…)
【後日・音ノ木坂】
絵里「…」
穂乃果(あ、生徒会長さんが来てくれてる…一緒にいる人たちはお友達かなぁ?)
\ヘイスターダッ♪/
絵里「どうs」
穂乃果「生徒会長さん!来てくれたんですね…」タタッ
絵里「い、いえ…私は、この間のお礼というか…別に、あなたたちを応援するつm」
穂乃果「ありがとうございます♪」ギュー
絵里「ちょ、ちょっと…高坂さん///」
穂乃果「いいんですよ。カレーが早く片付かないと…カレーの香りがする和菓子屋なんておかしいでしょ?」
絵里「それもそうね…ふふっ」
亜里沙「おいしい…でも、今まで食べたкарриとは全然違う…」
雪穂「そうかな?」
絵里「確かに…どのスパイスとも違う風味があるような…深みというか、うまみというか…」
穂乃果「その通り!旨味に気づくなんてさすが生徒会長さんですね」
絵里「いったい何が入っているの?」
穂乃果「和風だしですよ」
亜里沙「ワフーダシ?」
穂乃果「イノシン酸、グアニル酸、グルタミン酸。そういう成分が入ってるの。煮干し、昆布、椎茸を煮てダシをとって、さらに少量の鰹節を加えた和風だし」
雪穂「ダシだけは市販のだしの素より家で乾物煮たほうが美味しいよね」
絵里「確かに美味しいけど、どうしてカレーに和風だしなの?」
穂乃果「神田っておそば屋さんが有名でしょ。おそば屋さんのカレー南蛮やカレー丼、カレーうどんなんかはこういう和風だしのカレーですよ♪」
雪穂「ごはんにかける前提で作ってるからカレー丼のカレーだね」
亜里沙「Хорошо!カレーってニッポンの料理だったのね!」
絵里「ひと味違うカレーね。高坂さん、和菓子以外の料理も得意なの?」
穂乃果「んー。まだレパートリーはそんなにないですけど…お料理は好きですよ♪」
亜里沙(カレーって、すごい!作る人によって、いろんな可能性があるんだ…)
【後日・音ノ木坂】
絵里「…」
穂乃果(あ、生徒会長さんが来てくれてる…一緒にいる人たちはお友達かなぁ?)
\ヘイスターダッ♪/
絵里「どうs」
穂乃果「生徒会長さん!来てくれたんですね…」タタッ
絵里「い、いえ…私は、この間のお礼というか…別に、あなたたちを応援するつm」
穂乃果「ありがとうございます♪」ギュー
絵里「ちょ、ちょっと…高坂さん///」
12: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/01/22(日) 21:00:59.26 ID:kPl/PyJ1.net
穂乃果「すっごく嬉しいです…皆さんも、ありがとうございます♪」
花陽「あ、あの…とっても可愛かったです…」
凛「かっこいいにゃ♪」
海未「そ、そうですか?///」
モブ二年A(生徒会)「歌もダンスも上手だね♪」
モブ二年B(生徒会)「衣装もすごく可愛い♪」
ことり「ありがと♪頑張りました♪」
モブ二年C(生徒会)「またライブやるでしょ?頑張ってね!」
穂乃果「えへへ。みんなありがと!頑張るよ♪」
穂乃果(生徒会の人たちは生徒会長さんが呼んでくれたみたい。お店にも来てくれたし、やっぱり本当は応援してくれてるのかな♪)
【絢瀬家】
\アイセー♪/
亜里沙「Хорошо!穂乃果さん、とっても可愛い♪」
絵里「そうね…」
亜里沙「ありがとうお姉ちゃん♪最高のおみやげだよ♪」ギュー
絵里「亜里沙///」ナデナデ
【六月】
亜里沙「これは…?」
希「ウチの非常食や。カレーが食べたくなったとき、料理がちょっと面倒くさいとき…これがあると助かるんよ♪」
亜里沙「どうやって食べるんですか?」
希「この袋を未開封のまま鍋に入れて、熱湯で温めるん」
絵里「カレーが食べたいなら作ってあげるわよ?亜里沙」
亜里沙「もちろん、お姉ちゃんのカレーが一番だけど…これも食べてみたいの!」
絵里「そう?」
グツグツ
絵里「希。あんまりインスタントとか、そんなのばっかり亜里沙に教えないでよ?」
希「はいはい。カレーだけにしとくよ」
亜里沙「できた♪」ワクワク
希「熱いから気をつけて」
花陽「あ、あの…とっても可愛かったです…」
凛「かっこいいにゃ♪」
海未「そ、そうですか?///」
モブ二年A(生徒会)「歌もダンスも上手だね♪」
モブ二年B(生徒会)「衣装もすごく可愛い♪」
ことり「ありがと♪頑張りました♪」
モブ二年C(生徒会)「またライブやるでしょ?頑張ってね!」
穂乃果「えへへ。みんなありがと!頑張るよ♪」
穂乃果(生徒会の人たちは生徒会長さんが呼んでくれたみたい。お店にも来てくれたし、やっぱり本当は応援してくれてるのかな♪)
【絢瀬家】
\アイセー♪/
亜里沙「Хорошо!穂乃果さん、とっても可愛い♪」
絵里「そうね…」
亜里沙「ありがとうお姉ちゃん♪最高のおみやげだよ♪」ギュー
絵里「亜里沙///」ナデナデ
【六月】
亜里沙「これは…?」
希「ウチの非常食や。カレーが食べたくなったとき、料理がちょっと面倒くさいとき…これがあると助かるんよ♪」
亜里沙「どうやって食べるんですか?」
希「この袋を未開封のまま鍋に入れて、熱湯で温めるん」
絵里「カレーが食べたいなら作ってあげるわよ?亜里沙」
亜里沙「もちろん、お姉ちゃんのカレーが一番だけど…これも食べてみたいの!」
絵里「そう?」
グツグツ
絵里「希。あんまりインスタントとか、そんなのばっかり亜里沙に教えないでよ?」
希「はいはい。カレーだけにしとくよ」
亜里沙「できた♪」ワクワク
希「熱いから気をつけて」
13: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/01/22(日) 21:04:21.25 ID:kPl/PyJ1.net
亜里沙「…?」
絵里「どうしたの?亜里沙」
亜里沙「なんだか寂しい…具が入ってないわ」
希「見た目はそうだけど一応入ってるんよ」
絵里「レトルトってみんなそうなの?」
希「いや、レトルトでもピンキリや。具がたっぷり入ったちょっと贅沢なカレーもあるよ」
絵里「ふーん…」
希「こんなこともあろうかと、カレーを温めた鍋で一緒にゆで卵も作っておいたんよ♪」
希「殻をむいて、きれいに切って…漬物も一緒にトッピングすれば…ほら、どない?」
亜里沙「Хорошо!とっても美味しそう♪」キラキラ
希「これだけでも美味しいけど、具のないカレーはカツカレーにすると引き立て役として最適やんな。とんかつはスーパーのお惣菜で充分や」
亜里沙「かつかれー?」
【七月・音ノ木坂】
亜里沙「お姉ちゃーん!」フリフリ
絵里(亜里沙…)
\ダイスキ♪/
亜里沙(お姉ちゃんもμ'sのメンバーになったの!やっぱり、お姉ちゃんが一番素敵♪)
えりあり「ダイスキ♪」
【後日・秋葉原】
ことり「お待たせしました♪」
亜里沙「こ、これが噂のカツカレー!?」キラキラ
絵里「メイドさんがとんかつ揚げてるイメージないんだけど…」
希「そこはほら、買ってきたお惣菜に美味しくなあれ♪って言うだけの簡単な」
ことり「ちゅんちゅん!」
亜里沙「おいしい♪…けど、すぐお腹いっぱいになっちゃいそう」モグモグ
希「まあ、そこそこボリュームがあるお店のカレーにとんかつが乗ってるわけやし…」
花陽「え?」カラッ
にこ「なんでさりげなく同じ物注文してんのよ…」
真姫「しかも花陽だけ食べ終わるの早すぎ!」
絵里「確かに美味しいわね」モグモグ
亜里沙(結局、亜里沙のカツカレーはお姉ちゃんと二人で食べたよ♪)
絵里「どうしたの?亜里沙」
亜里沙「なんだか寂しい…具が入ってないわ」
希「見た目はそうだけど一応入ってるんよ」
絵里「レトルトってみんなそうなの?」
希「いや、レトルトでもピンキリや。具がたっぷり入ったちょっと贅沢なカレーもあるよ」
絵里「ふーん…」
希「こんなこともあろうかと、カレーを温めた鍋で一緒にゆで卵も作っておいたんよ♪」
希「殻をむいて、きれいに切って…漬物も一緒にトッピングすれば…ほら、どない?」
亜里沙「Хорошо!とっても美味しそう♪」キラキラ
希「これだけでも美味しいけど、具のないカレーはカツカレーにすると引き立て役として最適やんな。とんかつはスーパーのお惣菜で充分や」
亜里沙「かつかれー?」
【七月・音ノ木坂】
亜里沙「お姉ちゃーん!」フリフリ
絵里(亜里沙…)
\ダイスキ♪/
亜里沙(お姉ちゃんもμ'sのメンバーになったの!やっぱり、お姉ちゃんが一番素敵♪)
えりあり「ダイスキ♪」
【後日・秋葉原】
ことり「お待たせしました♪」
亜里沙「こ、これが噂のカツカレー!?」キラキラ
絵里「メイドさんがとんかつ揚げてるイメージないんだけど…」
希「そこはほら、買ってきたお惣菜に美味しくなあれ♪って言うだけの簡単な」
ことり「ちゅんちゅん!」
亜里沙「おいしい♪…けど、すぐお腹いっぱいになっちゃいそう」モグモグ
希「まあ、そこそこボリュームがあるお店のカレーにとんかつが乗ってるわけやし…」
花陽「え?」カラッ
にこ「なんでさりげなく同じ物注文してんのよ…」
真姫「しかも花陽だけ食べ終わるの早すぎ!」
絵里「確かに美味しいわね」モグモグ
亜里沙(結局、亜里沙のカツカレーはお姉ちゃんと二人で食べたよ♪)
14: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/01/22(日) 21:07:59.18 ID:kPl/PyJ1.net
【夏合宿】
真姫「食事はどうするの?」
絵里「せっかくの合宿だし、みんなで作りましょう!」
希「非常食とかあるんやない?」
凛「みんなで探検して探すにゃ♪」
にこ「いや、作るって言ってんでしょ。普通に買い出し行くわよ」
花陽「おなかすいた…」グー
【高坂家】
亜里沙「お姉ちゃんたち、カレー作ってみんなで食べるんだって。いいなぁ…」
雪穂「じゃあ、私たちも作る?」
亜里沙「うん♪」
亜里沙(いろんな材料を煮てダシをとるんだよね…)ワクワク
雪穂「ダシはお姉ちゃんが作っておいてくれたのが冷蔵庫にあるから」
亜里沙「…そっか」シュン
雪穂「亜里沙?…どうかした?」
亜里沙「ううん。…じゃあ、お芋の皮むきから…」
雪穂「調理実習以来だねー♪」
亜里沙(和風だし作りは今回はできなかったけど…雪穂と二人で作るのも楽しい♪)
グツグツ…
希「ん?…あ、あれ?おうどんさん?」
絵里「違うわよ♪」
希「いりこ、昆布、椎茸…和風だしやんな」
凛「カレーじゃなかったのー?」
ことり「これ…もしかして」
えりにこ「…」ニヤリ
にこ「できたわよ!」
ことほのうみのぞえりにこまきりんぱな「いただきます♪」
真姫「食事はどうするの?」
絵里「せっかくの合宿だし、みんなで作りましょう!」
希「非常食とかあるんやない?」
凛「みんなで探検して探すにゃ♪」
にこ「いや、作るって言ってんでしょ。普通に買い出し行くわよ」
花陽「おなかすいた…」グー
【高坂家】
亜里沙「お姉ちゃんたち、カレー作ってみんなで食べるんだって。いいなぁ…」
雪穂「じゃあ、私たちも作る?」
亜里沙「うん♪」
亜里沙(いろんな材料を煮てダシをとるんだよね…)ワクワク
雪穂「ダシはお姉ちゃんが作っておいてくれたのが冷蔵庫にあるから」
亜里沙「…そっか」シュン
雪穂「亜里沙?…どうかした?」
亜里沙「ううん。…じゃあ、お芋の皮むきから…」
雪穂「調理実習以来だねー♪」
亜里沙(和風だし作りは今回はできなかったけど…雪穂と二人で作るのも楽しい♪)
グツグツ…
希「ん?…あ、あれ?おうどんさん?」
絵里「違うわよ♪」
希「いりこ、昆布、椎茸…和風だしやんな」
凛「カレーじゃなかったのー?」
ことり「これ…もしかして」
えりにこ「…」ニヤリ
にこ「できたわよ!」
ことほのうみのぞえりにこまきりんぱな「いただきます♪」
15: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/01/22(日) 21:10:27.14 ID:kPl/PyJ1.net
花陽「おいしい♪」モグモグ
海未「なんだか…なつかしい味ですね」
穂乃果「!?…この味…和風だし」
絵里「そう。穂乃果の家のカレーを再現してみたの♪」
ことり「あ、やっぱり」
穂乃果「す、すごい…合宿なのに自分の家にいるような気分だよ…」
ことほのうみのぞえりにこまきりんぱな「ごちそうさま♪」
穂乃果「雪穂ー。お茶ー」ゴロン
海未「くつろぎ過ぎです!」
【高坂家】
亜里沙「前のと違う!?」
雪穂「今日はトマトが入ってるからね。トマトにも和風だしと同じ旨味成分があるんだよー」
亜里沙「そっか。でもトマトは甘味や酸味もあるからカレーの味が変わるね…」
雪穂「これも美味しいでしょ?」
亜里沙「うん♪」
【学園祭】
穂乃果「江戸の味!穂むらカレーです♪」
真姫「三百年前の日本にカレーライスなんてあったの?」
穂乃果「江戸の味(江戸時代とは言ってない)」
凛「インチキにゃ」
絵里「天気予報をちゃんとチェックしておいてよかったわね」
にこ「希の怪しい占いもたまには役に立つのね」
花陽(μ'sのライブをやる予定だったけど、結局カレー屋さんになっちゃった…)
雪穂「ちょっと残念だね」モグモグ
亜里沙「でも美味しい♪」モグモグ
海未「なんだか…なつかしい味ですね」
穂乃果「!?…この味…和風だし」
絵里「そう。穂乃果の家のカレーを再現してみたの♪」
ことり「あ、やっぱり」
穂乃果「す、すごい…合宿なのに自分の家にいるような気分だよ…」
ことほのうみのぞえりにこまきりんぱな「ごちそうさま♪」
穂乃果「雪穂ー。お茶ー」ゴロン
海未「くつろぎ過ぎです!」
【高坂家】
亜里沙「前のと違う!?」
雪穂「今日はトマトが入ってるからね。トマトにも和風だしと同じ旨味成分があるんだよー」
亜里沙「そっか。でもトマトは甘味や酸味もあるからカレーの味が変わるね…」
雪穂「これも美味しいでしょ?」
亜里沙「うん♪」
【学園祭】
穂乃果「江戸の味!穂むらカレーです♪」
真姫「三百年前の日本にカレーライスなんてあったの?」
穂乃果「江戸の味(江戸時代とは言ってない)」
凛「インチキにゃ」
絵里「天気予報をちゃんとチェックしておいてよかったわね」
にこ「希の怪しい占いもたまには役に立つのね」
花陽(μ'sのライブをやる予定だったけど、結局カレー屋さんになっちゃった…)
雪穂「ちょっと残念だね」モグモグ
亜里沙「でも美味しい♪」モグモグ
16: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/01/22(日) 21:13:22.81 ID:kPl/PyJ1.net
【九月】
\カンパーイ!/
海未「ことり」
ことり「でも、今は…」
希「フフフ…今日は宇宙ナンバーワン激辛カレーや♪」
にこ「わ、私は要らないわよ!」
海未「みんな」
凛「はい、海未ちゃん♪」
海未「んぐっ!?」モグモグ
海未「」ゴォー
絵里「ものすごく辛そうね…」
ことり「だ、大丈夫?海未ちゃ」
穂乃果「はい、ことりちゃん♪」グイ
ことり「!?」モグモグ
ことり(すっごく辛いよぉ!)ゴォー
花陽「辛い!でも美味しいです」ガツガツ
真姫「ヴェぇ…」
海未(まだ口がヒリヒリして…結局まともに喋れませんでした…)
ことり(もういいよ…私、留学やめる…)シクシク
【絢瀬家】
亜里沙「インド?」
絵里「ええ。ことりはインドへ留学する予定だったんですって。結局行かなかったけど…」
亜里沙「Хорошо…そういえばインドのкарриって食べたことないわ」
絵里「私もないわね…カレーといえばインドって思っていたけど」
亜里沙「うん」
\カンパーイ!/
海未「ことり」
ことり「でも、今は…」
希「フフフ…今日は宇宙ナンバーワン激辛カレーや♪」
にこ「わ、私は要らないわよ!」
海未「みんな」
凛「はい、海未ちゃん♪」
海未「んぐっ!?」モグモグ
海未「」ゴォー
絵里「ものすごく辛そうね…」
ことり「だ、大丈夫?海未ちゃ」
穂乃果「はい、ことりちゃん♪」グイ
ことり「!?」モグモグ
ことり(すっごく辛いよぉ!)ゴォー
花陽「辛い!でも美味しいです」ガツガツ
真姫「ヴェぇ…」
海未(まだ口がヒリヒリして…結局まともに喋れませんでした…)
ことり(もういいよ…私、留学やめる…)シクシク
【絢瀬家】
亜里沙「インド?」
絵里「ええ。ことりはインドへ留学する予定だったんですって。結局行かなかったけど…」
亜里沙「Хорошо…そういえばインドのкарриって食べたことないわ」
絵里「私もないわね…カレーといえばインドって思っていたけど」
亜里沙「うん」
17: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/01/22(日) 21:14:39.25 ID:kPl/PyJ1.net
絵里「でも私たちがカレーライスとして食べているカレーは、欧風カレーというものなんですって」
亜里沙「ナンですって?」
絵里「いや、ナンじゃなくて欧風カレー」
亜里沙「もめんと絹ごしがあるの」
絵里「それはおとうふ」
亜里沙「乾燥してるときは軽いけど、おつゆを吸って大きくなるの。ふわふわで…」
絵里「それは…お麩?」
亜里沙「インドではカレーライスを食べないの?」
絵里「お米もあるって聞いたけど…どうなのかしら?」
【十月】
花陽「もちろんお米もあるけど、インドで一般的に食べられてるお米は日本のお米とは違う、長粒種…いわゆるインディカ米なの」
亜里沙「ちょーりゅー?いんでぃか?」
花陽「私たちがよく知ってるごはんとは違って…麺をゆでるみたいに、たっぷりのお湯でお米をゆでるんだよ。麺ほどじゃないけどインディカ米も少し細長い形をしてるの」
亜里沙「Хорошо」
花陽「ただ、手間もかかるし地域によってはお米はあんまり食べないみたい」
亜里沙「カレーライスはないの…?」
花陽「ないっていうか…カレーのときはチャパティっていうパンみたいな物を食べるって聞いたよ」
えりあり「へー」
【十一月】
海未「ダイエットです!」
ほのぱな「」ガクッ
絵里「…っていうことがあって」
亜里沙「そっか。…カツカレーは毎日食べたら太っちゃいそう…」
絵里「そうね。カレーライスのときは、ただでさえごはんをたくさん食べるし…」
亜里沙「お肉も脂肪分が少ない物のほうがいいのかな?」
絵里「ささ身や鶏むね肉とか?…でも、チキンカレーでもやっぱり鶏もも肉のカレーのほうが美味しい気がするわ…」
亜里沙「ナンですって?」
絵里「いや、ナンじゃなくて欧風カレー」
亜里沙「もめんと絹ごしがあるの」
絵里「それはおとうふ」
亜里沙「乾燥してるときは軽いけど、おつゆを吸って大きくなるの。ふわふわで…」
絵里「それは…お麩?」
亜里沙「インドではカレーライスを食べないの?」
絵里「お米もあるって聞いたけど…どうなのかしら?」
【十月】
花陽「もちろんお米もあるけど、インドで一般的に食べられてるお米は日本のお米とは違う、長粒種…いわゆるインディカ米なの」
亜里沙「ちょーりゅー?いんでぃか?」
花陽「私たちがよく知ってるごはんとは違って…麺をゆでるみたいに、たっぷりのお湯でお米をゆでるんだよ。麺ほどじゃないけどインディカ米も少し細長い形をしてるの」
亜里沙「Хорошо」
花陽「ただ、手間もかかるし地域によってはお米はあんまり食べないみたい」
亜里沙「カレーライスはないの…?」
花陽「ないっていうか…カレーのときはチャパティっていうパンみたいな物を食べるって聞いたよ」
えりあり「へー」
【十一月】
海未「ダイエットです!」
ほのぱな「」ガクッ
絵里「…っていうことがあって」
亜里沙「そっか。…カツカレーは毎日食べたら太っちゃいそう…」
絵里「そうね。カレーライスのときは、ただでさえごはんをたくさん食べるし…」
亜里沙「お肉も脂肪分が少ない物のほうがいいのかな?」
絵里「ささ身や鶏むね肉とか?…でも、チキンカレーでもやっぱり鶏もも肉のカレーのほうが美味しい気がするわ…」
18: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/01/22(日) 21:18:52.62 ID:kPl/PyJ1.net
亜里沙「そういえば、この間食べたの美味しかったね♪」
『大きな鶏肉がごろごろ入った贅沢なチキンカレー!しかもお肉はめっちゃ柔らかいやろ!?』
絵里「希が持ってきてくれたレトルトカレーね。前に食べた具がない(ように見える)カレーとは全然違ったわね…」
亜里沙「карриの部分は飲み物みたいな感じだったけど…」
絵里「そうね。柔らかいお肉のチキンカレーはスープカレーに近い物が多いのかしら?」
亜里沙「牛肉や豚肉のカレーもあるよね。お姉ちゃんはどれが好き?」
絵里「どれも美味しいと思うけど…今はチキンカレーの気分かな♪」
亜里沙「じゃあ、今日はチキンカレー♪」
絵里「いいわね。たまには二人で一緒に作る?」
亜里沙「うん♪」
【十二月・矢澤家】
ここあ「えー。またカレー?」
こころ「ここあ。そんなことを言ってはいけませんよ」
にこ「そう言うんじゃないかと思って…今日はこれを用意したわ!」
こころあ「えっ」
にこ「(半額割引券で買ったコンビニの)フライドチキンよ!」
ここあ「わー!チキン♪」キャッキャ
にこ「これをカレーライスに乗せれば…フライドチキンカレー!」
こころあ「おぉー!」
にこ「…でも、食べにくいし手が汚れるから別々に食べましょ」
こころ「はい」
ここあ「はーい」
『大きな鶏肉がごろごろ入った贅沢なチキンカレー!しかもお肉はめっちゃ柔らかいやろ!?』
絵里「希が持ってきてくれたレトルトカレーね。前に食べた具がない(ように見える)カレーとは全然違ったわね…」
亜里沙「карриの部分は飲み物みたいな感じだったけど…」
絵里「そうね。柔らかいお肉のチキンカレーはスープカレーに近い物が多いのかしら?」
亜里沙「牛肉や豚肉のカレーもあるよね。お姉ちゃんはどれが好き?」
絵里「どれも美味しいと思うけど…今はチキンカレーの気分かな♪」
亜里沙「じゃあ、今日はチキンカレー♪」
絵里「いいわね。たまには二人で一緒に作る?」
亜里沙「うん♪」
【十二月・矢澤家】
ここあ「えー。またカレー?」
こころ「ここあ。そんなことを言ってはいけませんよ」
にこ「そう言うんじゃないかと思って…今日はこれを用意したわ!」
こころあ「えっ」
にこ「(半額割引券で買ったコンビニの)フライドチキンよ!」
ここあ「わー!チキン♪」キャッキャ
にこ「これをカレーライスに乗せれば…フライドチキンカレー!」
こころあ「おぉー!」
にこ「…でも、食べにくいし手が汚れるから別々に食べましょ」
こころ「はい」
ここあ「はーい」
19: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/01/22(日) 21:19:49.28 ID:kPl/PyJ1.net
【一月】
亜里沙(お正月も終わっちゃったし…)
絵里「そろそろカレーが恋しくなってくる頃じゃないかと思って…」
亜里沙「Хорошо♪亜里沙、お姉ちゃんが作ってくれるカレーが一番好き♪」
絵里「ふふふ。亜里沙がそう言ってくれると作り甲斐があるわね♪」
亜里沙「でも、亜里沙も…」
絵里「え?」
亜里沙「ううん。なんでもない…」
絵里「なあに?気になるから教えてよー」
亜里沙「えへへ。秘密♪」
亜里沙(亜里沙も…お姉ちゃんに一番好きって言ってもらえるように、頑張るからね♪)
おわり
亜里沙(お正月も終わっちゃったし…)
絵里「そろそろカレーが恋しくなってくる頃じゃないかと思って…」
亜里沙「Хорошо♪亜里沙、お姉ちゃんが作ってくれるカレーが一番好き♪」
絵里「ふふふ。亜里沙がそう言ってくれると作り甲斐があるわね♪」
亜里沙「でも、亜里沙も…」
絵里「え?」
亜里沙「ううん。なんでもない…」
絵里「なあに?気になるから教えてよー」
亜里沙「えへへ。秘密♪」
亜里沙(亜里沙も…お姉ちゃんに一番好きって言ってもらえるように、頑張るからね♪)
おわり
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