俺「zzz…… えへへ、ママしゅきぃ……?」ｽﾔｽﾔ

お前ら「あらー? 寝ちゃったか…… あはは、仕方ない子だなー……」ﾌﾄﾝｽｯ

俺「zzz……♪」ｽ-ｽ-

お前ら「おやすみ……俺……? えへへ……んっ、あれ……頭痛い……？」ｽﾞｷﾝｯ

俺「…………！」

お前ら「うぅ……痛……あっ、あぁ！！い、いったい私は何を！？ ここはどこだ！！なぜこんな」

俺「セァッッ！！！」ﾄﾞｽｯｯ

お前ら「ヴっ……」ﾊﾞﾀﾝｯ

俺「ママ大丈夫ぅ……？ 頭痛いの？お薬飲もうね……！お注射もしよう……♪」ﾌﾞｽ-ｯ

お前ら「あっ……? んっ、うぅ……あれ、俺ぇ……？」

俺「ママぁ！！元に戻ったんだね！だいしゅきぃ?」ﾀﾞｷｯ

お前ら「うん！ママも大好きだよぉ?」ﾄﾛ-ﾝ

お前ら「俺ぇ……?今日は俺のお洋服買うからね？迷子になっちゃダメだよっ♪」

俺「うんっ♪ ありがとね……ママ。愛してるよ……?」

お前ら「まっ！ぉ、俺……?お母さん感動しちゃった……///」ｼﾞ-ﾝ

お前らの同僚「あっ！あれお前らじゃね？」

お前らの同僚2「ホントだ！うわ……なんで女物の服なんだよ……」

お前ら「うん？貴方たち誰ですか……？」

同僚「何いってんだよ…… お前急に会社来なくなるから事故か何かと思って心配してたんだぞ！！」

同僚2「そうだよ……！それにお前らなんでそんな格好なんだよ……？ 何か理由があって休むとしても連絡くらいしろ！！」

俺「ママ……この人たち怖い……」ｷﾞｭｯ

お前ら「そ、そうだね……！行こう。俺……」ｽﾀｽﾀ

同僚「おい待てよ！！ ……行っちまった。なんだよアイツ……！？」

同僚2「もういいじゃねぇか。ほっとこう。それより今日中にあと3件……急ぐぞ」

同僚「おう」(でも意外と可愛かったな……///)

俺「えへぇ……? オムライス！お子様ランチ美味しいなぁ～♪」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

お前ら「うんうん。よかったぁ? 変な店員に絡まれたときはどうしようかと思ったけど、俺が喜んでくれて嬉しい♪」

俺「きっとお仕事が終わったら一人占めしようとしてたんだよ…… ママのおかげで食べれたね。ママありがとうっ?」

お前ら「うんっ♪」

店長「いいか……？あの客が来たら黙ってお子様ランチを出して早めに帰ってもらえ。くれぐれもあまり刺激しないようにな……」

店員「はい…… すいませんでした……」

店長「いい、いい。君はよく働いてくれるからね…… 今日は早めに上がっていいぞ」

店員「あ、ありがとうございますっ！」

俺「ん～～っ? おいち！！」ﾊﾟｯｸﾝ

お前ら「俺可愛いっ♪」ﾆｺﾆｺ

お前ら「俺……？今日はいっぱい歩いたから疲れたね……」

俺「うん……ねぇ、ママぁ……? 膝枕して……///」

お前ら「いいよ……?ママのお膝でお眠り……？」

俺「わぁい……? ママのお膝でお寝んねだ……」

お前ら母「お前ら！！ここね！？」ｶﾞﾁｬﾝｯ

俺「！！」ﾋﾞｸｩｯ

お前ら「なっ……！あなた誰ですか！！急に他人の家に」

お前ら母「お前ら！母さんの顔忘れちゃったの！？ 仕事場にも行ってないみたいだし……会社から連絡があったのよ！？」

お前ら「母さん……？ うっ……頭が」ｽﾞｷﾝｯ

俺「…………」

お前ら母「それになんて格好しているの……？あまり母さんを心配させないで！！さあ、早く帰りましょう」ｸﾞｲｸﾞｲｯ

お前ら「あ、あぁ……母さん、ヴっ……！！あ、あぁ！！ごめんよ！！私はいったい今まで何を……」ﾊｯ

俺「ママ！行かないで！！」ﾀﾞｯ

お前ら母「あっちに行きなさい！！」ﾄﾞﾝｯ

俺「あうっ///」ﾊﾞﾀﾝｯ

お前ら母「あなたがうちの息子をたぶらかしてこんな変態じみた格好させた張本人ね……？」ｷﾞﾛｯ

お前ら母「本来なら半殺しにしても気が済まないけど、今日のところはお前らを連れて帰ること優先よ。感謝しなさい」ﾊﾞﾀﾝｯ

お前ら「…………」

俺「マ、ママぁ……///」ｼﾞﾜｧ

翌日ー

ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛！！！！！！！

ハァ、ハァ…………ハァ。ママぁ……?

お前ら母「…………」ﾁﾏﾐﾚ-

俺「ママ、どこ……？ 俺寂しいよぉ……」ﾄｺﾄｺ

お前ら父「…………」ﾁﾐﾄﾞﾛ-

俺「ママぁ、早く出てきてよぉ！ じゃないと、俺……俺……！寂しくて……」ﾄｺﾄｺ

お前ら「うぅ…………くるなぁ、あっちいけぇ……」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

俺「いない……なんで隠れるのぉ？あっ、もしかしてかくれんぼしたいのかな……？」ﾊｯ

お前ら「はやくあっちいけよぉ……！」ﾎﾞｿｯ

俺「いいよぉママぁ……? 俺かくれんぼ得意なんだ……！ クンクン、ママぁ……えへへ、ここだねぇ……？ベットの下なんてありがちな場所だねぇ」ﾆﾔﾘｯ

お前ら「ひぃいぃ……来たっ……！」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

俺「えいっ！…………あれ？服とか枕しかな」

お前ら「死ねぇぇえええこの人殺しッ！！」ｸﾞｻｯ

俺「！！…………あッ……？？が！！」ﾋﾞｸﾝｯ...

お前ら「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねよくも母さんと父さんをッ……！」ｸﾞｽﾌﾞｽｸﾞﾁｬﾄﾞｽｯ

俺「なんで…………？？あ゛あ゛あ゛あ゛！！！！！痛いッ！死ぬ！？ママぁ……っ/// なんでぇ…………？？」ﾌﾞﾁｬｧｱｱｯｯ

俺「ママぁ……ひどいよ。これ、ものすごく痛い……」ﾄﾞﾛﾄﾞﾛ

お前ら「黙れッ！！私は人殺しのママになった覚えなどないッッ！！」

俺「ぞんなごどない゛よぉ……っ！おもいだじでっ……」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

お前ら「黙れって言ってるだろうがッ！！今すぐトドメ刺してや……ろ、う……か」(……あれ？この顔、どこかで……)

俺「もとのママに戻ってよぉ……」ｳﾙｳﾙ

お前ら「あ、あぁ……あ゛あ゛あ゛あ゛！！！俺！」

俺「！…………えへへ、思い出してくれた……？よか、っ……た……」ｶｸﾝ

お前ら「俺ぇぇぇぇえええぇぇええ！！！！！あ、わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛！！！！！！！！！」

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛！！！！！！！

子供「なぁ、この家に住んでるやつのこと知ってるか！？」

子供2「知ってる知ってる！！女装したオッサンがいもしない子供を育ててるんだろ！？」

子供「本当きっめェよな！！俺らが産まれる前からやってるらしいぜ！！」

子供2「ははは！！きっめェ！それよりはやく公園行こうぜ！！」

.子供「おぅ！！」

お前ら「俺は本当に可愛い息子だねぇ……？お前らもお母さん冥利につきちゃうなぁ?」

お前ら「本当……？俺も嬉しいや！それじゃあもっと喜んでもらうために今日は俺がごはん作っちゃうね！」

お前ら「お手伝いもできるなんていい子だねぇ……? …………ねぇ、俺。これからもずっと一緒にいてね……？」

お前ら「うん！俺とママはずっと一緒だよ？大好きだからねママ！」

おしまい?