1: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2017/06/03(土) 11:00:07.485 ID:W+4/ydYb0.net
少女「ＡＲＭＳファイターはいりませんか？」
男性「お？ ファイター売ってるの？ リボンガールある？」
少女「すみません、今はなくて……でも、ＤＮＡマンならありますよ！」
ＤＮＡマン「ホゥー？」
男性「ＤＮＡマン？ この間抜け面もファイターなの？ いや遠慮しとくよ。ごめんね」
少女「そ、そうですか」
男性「お？ ファイター売ってるの？ リボンガールある？」
少女「すみません、今はなくて……でも、ＤＮＡマンならありますよ！」
ＤＮＡマン「ホゥー？」
男性「ＤＮＡマン？ この間抜け面もファイターなの？ いや遠慮しとくよ。ごめんね」
少女「そ、そうですか」
2: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2017/06/03(土) 11:00:26.968 ID:W+4/ydYb0.net
少女「はぁ、売れないなぁ。他のファイターならもうとっくに売って帰れたのに」
少女「他のファイターはかっこ良いし、可愛いし、でもＤＮＡマンは……」
ＤＮＡマン「」
少女「せめてファランクスかレイドラを持って入ればなぁ」
少女「両手ゲルゲルじゃ遅いし無駄に跳ねるから狙いづらいし、勝てないもんね……」
少女「他のファイターはかっこ良いし、可愛いし、でもＤＮＡマンは……」
ＤＮＡマン「」
少女「せめてファランクスかレイドラを持って入ればなぁ」
少女「両手ゲルゲルじゃ遅いし無駄に跳ねるから狙いづらいし、勝てないもんね……」
5: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2017/06/03(土) 11:01:24.757 ID:W+4/ydYb0.net
少年「おい！」
少女「あ、はい。なんでしょう？」
少年「なんだよその間抜け面の野郎は、むかつくんだよ」
少女「え？」
少年「そんなの連れて突っ立ってんじゃねよ」ﾊﾞﾝ
少女「あっ」ﾊﾞﾀｯ
ＤＮＡマン「」
少年「あん？ なんだよ文句あるかよ？」
少年「むかつくツラしやがって。お前らの存在が迷惑なんだよ」ﾍﾟｯ
少女「あ、はい。なんでしょう？」
少年「なんだよその間抜け面の野郎は、むかつくんだよ」
少女「え？」
少年「そんなの連れて突っ立ってんじゃねよ」ﾊﾞﾝ
少女「あっ」ﾊﾞﾀｯ
ＤＮＡマン「」
少年「あん？ なんだよ文句あるかよ？」
少年「むかつくツラしやがって。お前らの存在が迷惑なんだよ」ﾍﾟｯ
6: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2017/06/03(土) 11:01:57.172 ID:W+4/ydYb0.net
少女「……うっ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
ＤＮＡマン「ホゥホゥホゥ……」
少女「もう無理。あなたじゃ売れないわ。あなたは誰にも必要とされてないのよ！」
少女「役立たず！」ﾀﾞｯ
ＤＮＡマン「……」
ＤＮＡマン「ホゥホゥホゥ……」
少女「もう無理。あなたじゃ売れないわ。あなたは誰にも必要とされてないのよ！」
少女「役立たず！」ﾀﾞｯ
ＤＮＡマン「……」
7: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2017/06/03(土) 11:02:40.353 ID:W+4/ydYb0.net
少女「悪いこと言っちゃったな。でも、私じゃもう無理だし」
少女「ごめんね、ＤＮＡマン……」
女性「きゃー、強盗よ！」
強盗「くっ。お前、こっちにこい！」
少女「え？ あっ、いや、助けて……！」
少女「ごめんね、ＤＮＡマン……」
女性「きゃー、強盗よ！」
強盗「くっ。お前、こっちにこい！」
少女「え？ あっ、いや、助けて……！」
8: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2017/06/03(土) 11:03:34.482 ID:W+4/ydYb0.net
強盗「畜生！ 近づいたらこいつを殺すぞ」
警察「くそ、人質が取られた。手が出せん！」
男Ａ「誰か助けてくれる人はいないのか……そうだ、ＡＲＭＳファイターなら！」
男Ｂ「ダメだ。建物の中に立てこもって、入り口にバリケードも張っているらしい」
男Ｃ「ファイターでも、相手が見えなきゃ殴れないからな」
男Ａ「くそっ！ 誰か、誰かいないのか！」
女Ａ「捕まった女の子、ボロボロで疲れきった顔して歩いてたって」
女Ｂ「かわいそうにね」
警察「くそ、人質が取られた。手が出せん！」
男Ａ「誰か助けてくれる人はいないのか……そうだ、ＡＲＭＳファイターなら！」
男Ｂ「ダメだ。建物の中に立てこもって、入り口にバリケードも張っているらしい」
男Ｃ「ファイターでも、相手が見えなきゃ殴れないからな」
男Ａ「くそっ！ 誰か、誰かいないのか！」
女Ａ「捕まった女の子、ボロボロで疲れきった顔して歩いてたって」
女Ｂ「かわいそうにね」
11: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2017/06/03(土) 11:04:38.469 ID:W+4/ydYb0.net
強盗「囲まれたか。しかしこいつとバリケードがある限り、警察だろうがファイターだろうが手が出せねえさ」
少女「ううっ。誰か、誰か……スプリングマン……リボンガール……ニンジャラー……」
強盗「へっ、助けなんてこねえよ。大人しくしてろ！」
少女「……ＤＮＡマン」
少女「ううっ。誰か、誰か……スプリングマン……リボンガール……ニンジャラー……」
強盗「へっ、助けなんてこねえよ。大人しくしてろ！」
少女「……ＤＮＡマン」
13: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2017/06/03(土) 11:05:28.396 ID:W+4/ydYb0.net
ＤＮＡマン「」
男Ａ「一体どうすれば――うん？ うおっ、なんだこいつ！ きもっ」
男Ｂ「おい、間抜け面！ どうする気だ！」
警察「おいそこの、えっと……良く分からない緑色！ 下がれ！ 相手は武器を持っているんだぞ！ 危険だ！」
男Ｃ「そもそもバリケードがある限り中には入れな――」
ＤＮＡマン「ホゥー」ｸﾞﾆｭﾝ
男Ｃ「あ、あいつ体を縮めてバリケードの下から……！」
男Ａ「一体どうすれば――うん？ うおっ、なんだこいつ！ きもっ」
男Ｂ「おい、間抜け面！ どうする気だ！」
警察「おいそこの、えっと……良く分からない緑色！ 下がれ！ 相手は武器を持っているんだぞ！ 危険だ！」
男Ｃ「そもそもバリケードがある限り中には入れな――」
ＤＮＡマン「ホゥー」ｸﾞﾆｭﾝ
男Ｃ「あ、あいつ体を縮めてバリケードの下から……！」
16: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2017/06/03(土) 11:07:14.886 ID:W+4/ydYb0.net
強盗「あん？ 外が騒がしいな。バリケードを壊そうったって、無駄だぞ！ 諦め……！？」
ＤＮＡマン「」
強盗「な、なんだこいつは！ きもちわるっ！」
ＤＮＡマン「ホゥー？」
少女「Ｄ、ＤＮＡマン！」
強盗「畜生！ 死にやがれ！」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ
ＤＮＡマン「ホゥー！」ｸﾞﾆｮﾝｸﾞﾆｮﾝ
強盗「こ、こいつ体を伸ばして避けやがる！？」
ＤＮＡマン「」
強盗「な、なんだこいつは！ きもちわるっ！」
ＤＮＡマン「ホゥー？」
少女「Ｄ、ＤＮＡマン！」
強盗「畜生！ 死にやがれ！」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ
ＤＮＡマン「ホゥー！」ｸﾞﾆｮﾝｸﾞﾆｮﾝ
強盗「こ、こいつ体を伸ばして避けやがる！？」
18: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2017/06/03(土) 11:09:06.146 ID:W+4/ydYb0.net
ＤＮＡマン「ホゥー！」ﾊﾟﾝﾁ
強盗「ぐっ、なんだこれ！ 顔に張り付いて取れなっ……！」
ＤＮＡマン「ホゥー！」ﾅｹﾞ
強盗「ぐわー！」ﾄﾞﾝｶﾞﾗｶﾞｯｼｬﾝ!
ＤＮＡマン「ホゥー」
少女「うっ……ＤＮＡマン」ﾀﾞｷｯ
ＤＮＡマン「ホゥホゥ……」
強盗「ぐっ、なんだこれ！ 顔に張り付いて取れなっ……！」
ＤＮＡマン「ホゥー！」ﾅｹﾞ
強盗「ぐわー！」ﾄﾞﾝｶﾞﾗｶﾞｯｼｬﾝ!
ＤＮＡマン「ホゥー」
少女「うっ……ＤＮＡマン」ﾀﾞｷｯ
ＤＮＡマン「ホゥホゥ……」
19: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2017/06/03(土) 11:09:59.179 ID:W+4/ydYb0.net
警察「事件解決のご協力、感謝いたします」
強盗「くそ！ なんなんだあのむかつく間抜け面は！」
男Ａ「よくやったぞ！」
男Ｂ「間抜け面！ すげえじゃねえか！」
ﾔﾝﾔﾔﾝﾔ
ＤＮＡマン「ホゥー？」
少女「……」
強盗「くそ！ なんなんだあのむかつく間抜け面は！」
男Ａ「よくやったぞ！」
男Ｂ「間抜け面！ すげえじゃねえか！」
ﾔﾝﾔﾔﾝﾔ
ＤＮＡマン「ホゥー？」
少女「……」
23: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2017/06/03(土) 11:10:46.933 ID:W+4/ydYb0.net
少女「ＤＮＡマン。私、ひどいこと……ごめんね。ありがとう」
少女「あなたは役立たずなんかじゃないわ。誰にも負けない立派なファイターよ」
ＤＮＡマン「……」
少女「ＤＮＡマン？」
ＤＮＡマン「ホゥホゥホゥ」
少女「え？ 私から離れたいって？ ……そうよね、やっぱり私ひどいこと言ったし」
ＤＮＡマン「ホゥホゥ」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
少女「違うの？」
少女「あなたは役立たずなんかじゃないわ。誰にも負けない立派なファイターよ」
ＤＮＡマン「……」
少女「ＤＮＡマン？」
ＤＮＡマン「ホゥホゥホゥ」
少女「え？ 私から離れたいって？ ……そうよね、やっぱり私ひどいこと言ったし」
ＤＮＡマン「ホゥホゥ」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
少女「違うの？」
24: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2017/06/03(土) 11:11:35.751 ID:W+4/ydYb0.net
ＤＮＡマン「ホゥホゥホーゥホゥホゥ」
少女「人の役に立ちたい。心の支えになりたい。自分はそのために生まれてきた？」
ＤＮＡマン「ホゥー」
少女「でも、ＤＮＡマン……」
ＤＮＡマン「ホゥホゥ」
少女「……そうね。行ってらっしゃい。私、あなたの活躍を遠くからでも見守ってるから」
ＤＮＡマン「ホゥホゥ」ﾊﾞｲﾊﾞｲ
少女「さよなら、ＤＮＡマン。またいつかどこかで……」
ＤＮＡ神話 ニジ・ソウ＝サク記 第一章立志編「ＤＮＡマン売りの少女」より抜粋
少女「人の役に立ちたい。心の支えになりたい。自分はそのために生まれてきた？」
ＤＮＡマン「ホゥー」
少女「でも、ＤＮＡマン……」
ＤＮＡマン「ホゥホゥ」
少女「……そうね。行ってらっしゃい。私、あなたの活躍を遠くからでも見守ってるから」
ＤＮＡマン「ホゥホゥ」ﾊﾞｲﾊﾞｲ
少女「さよなら、ＤＮＡマン。またいつかどこかで……」
ＤＮＡ神話 ニジ・ソウ＝サク記 第一章立志編「ＤＮＡマン売りの少女」より抜粋
コメントする
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。