1: 名無しで叶える物語 ハンター[Lv.29](庭) (3段) 2024/06/15(土) 21:25:34.20 ID:gLPI8qAw0

四季「思ったより早く着いた……ん?」

璃奈「……」スリスリ

綴理「……」スリスリ

四季「かわいい猫」ナデナデ

綴理・璃奈「にゃーん」

四季「すごい、警戒心がまるでない」

璃奈「失礼な。これでも人を選んでるのに」

綴理「ボクはたまにさやに怒られる」

四季「飼い猫? 首輪はないけど」

綴理「これ首輪に見えないかな?」

璃奈「チョーカーもまとめて見えなくなってる」

四季「親子?」

綴理「お母さん」スリスリ

璃奈「多分綴理さんが親だと思われてる」ヨシヨシ


前作
綴理「あ、猫だ。かわいい」ナデナデ 璃奈「にゃーん」 

2: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/15(土) 21:30:49.65 ID:gLPI8qAw0
四季「もしかして食べ物をくれると思われてる?」

綴理「食べたい」

璃奈「にゃん」

四季「鞄には……チョコがあった」

綴理「ちょうだい」チョイチョイ

四季「ダメ。猫にはToxic」

綴理「そんな」

璃奈「猫にチョコは、ダメ」

四季「子猫の方が賢そう」

綴理「りなの方が賢いよ?」

璃奈「だからそう言ってる」

四季「そうだ、メイに教えないと」

綴理「おばなの?」

璃奈「多分メイって名前の人だと思う」

カシャッ

四季「いいポーズ。賢い子」ナデナデ

綴理「ゴロゴロ」

4: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/15(土) 21:34:02.88 ID:gLPI8qAw0
四季「もう少しで友達が来るから、それまで一緒にいてくれる?」

璃奈「うん」

四季「すごく懐かれてる。やっぱり野生動物じゃない」

綴理「ふぁー」

きな子「四季ちゃん! お待たせっす」

四季「あ、きな子ちゃん。見て」

きな子「猫ちゃん! 大人しいっすね」

璃奈「きな粉?」

綴理「美味しそう」

きな子「え、美味しそうっすか?」

つづりな「!」

四季「きな子ちゃん?」

きな子「この子がきな子の名前が美味しそうって」

四季「猫ってきな粉を食べるの?」

きな子「あれ?」

5: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/15(土) 21:35:50.27 ID:gLPI8qAw0
綴理「りな、ボクたちの声が聞こえてるみたい」ヒソヒソ

璃奈「おかしい。それに猫と会話してることに疑問を持ってない」

四季「飼い猫ならあり得る?」

きな子「猫ちゃんたちはどこに住んでるんすか?」

綴理「金沢」

璃奈「お台場」

きな子「こっちの大きい子は金沢で、ちっちゃい子はお台場みたいっすね」

四季「金沢? お台場は百歩譲ってわかるとして……」

きな子「石川県から歩いてきたんすかね? 親子じゃないんすか?」

綴理「違うよ」

きな子「親子じゃないんすね。二人は何歳っすか?」

綴理「17歳」

璃奈「15歳」

きな子「このおっきい子が17歳で、ちっちゃい子が15歳っすね」

四季「本当? 15歳でもかなり高齢。17歳は後期高齢者」

綴理「ボクおばあちゃん?」

璃奈「真面目に答えちゃった」

きな子「おっきい子はともかく、小さい子は大人だったんすね」

四季「住んでる場所が遠すぎるし見た目に反して歳を取り過ぎている……」

きな子「多分きな子が間違えて訳しちゃったっす」

四季「ううん、きな子ちゃんが正しく訳しても、そもそも猫の言ってることが間違っている可能性が高い」

綴理「ボク17歳?」

璃奈「自信持って」

四季「猫は人間みたいにカレンダーを見て年を数えたりしない。猫に県境もない」

きな子「確かにそうっすね」

6: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/15(土) 21:37:21.56 ID:gLPI8qAw0
綴理「……」ノソノソ

きな子「スカートの中気になるっすか?」

四季「きな子ちゃん動じない」

きな子「えー猫っすよ? 周りに人もいないし」

四季「私もスカート履いてたら入ってきてたのかな」グイッ

綴理「にゃー」ズルズル

璃奈「そういえば綴理さん、スカートの中入っちゃってごめんなさい」

綴理「ううん、りなの気持ちわかる。猫ちゃんになりきるとスカートに入りたくなる」

璃奈「わかる」

7: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/15(土) 21:41:03.81 ID:gLPI8qAw0
綴理「にゃ」ピョン

きな子「う、乗られると重いっす」

四季「私はこっちの小さい子」ヒョイ

璃奈「にゃー」

きな子「もふもふで可愛いっす」ナデナデ

綴理「きなこ、美味しそう」パクッ

きな子「ああっ!? きな子は美味しくないっすよ!」

四季「きな子ちゃんと動物の絡みは面白い」クスクス

きな子「笑ってないで助けてくださいっす!」

四季「Not funny. Interasting.」

璃奈「このお姉さん頭良さそう。人としておしゃべりしたい」

四季「……」サワサワ

璃奈「ゴロゴロ」

8: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/15(土) 21:45:30.72 ID:gLPI8qAw0
綴理「美味しくなかった」

きな子「食べられるところだったっす……」

四季「この猫なんだか不思議」

夏美「お待たせしましたの」

きな子「夏美ちゃん! 見てほしいっす!」

夏美「見てましたの。きな子が食べられてるところもばっちり撮影しましたの」

きな子「なんで助けてくれないんすか~」

四季「夏美ちゃん酷い。収益は私ときな子ちゃんにも分けるべき」

夏美「鬼バズりの予感ですの~ってなんで四季にも分けないといけないんですの!?」

四季「最初にこの子たちが私に擦り寄ってきた。よって私が6割持っていく」

綴理「ボク貰えないの?」

璃奈「そもそも動画上は女子高生と女子高生が戯れてるだけ……やっぱり鬼バズりそう」

綴理「そういえば写真では猫にならないの?」

璃奈「うん、だけど私たちの近くにいる人からは写真も猫に見える」

9: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/15(土) 21:49:53.81 ID:gLPI8qAw0
夏美「今度は普通の猫ちゃんを撮りますの」

きな子「夏美ちゃんも撫でるっす」

夏美「えー……猫にはいい思い出がないですの」

四季「大人しい子だから大丈夫だよ」

夏美「今さっききな子が喰われてましたの」

四季「うん、今はお腹いっぱいだから大人しい」

きな子「きな子丸々喰われてるっすか!?」

四季「じゃあこっちの子。本当に大人しい」

璃奈「なでてみよ」

夏美「うぅ……それじゃあ失礼しますの」ソー

ナデナデ

璃奈「ふにゃぁ」

夏美「あ、かわいい」ナデナデ

璃奈「それはそう」

10: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/15(土) 22:00:52.26 ID:gLPI8qAw0
メイ「四季ッ!!!」ダッ

四季「メイ。どうしたのそんな慌てて」

メイ「ぜぇ、はぁ、ぜぇ、はぁ……」

きな子「落ち着いてくださいっす」

夏美「猫が驚いて逃げたらどうするんですの」

四季「もしかして猫ちゃんを見たくてそんなに急いでたの?」

綴理「照れる」

璃奈「確かに猫好きそうな顔してる」

メイ「猫だぁ?」

四季「ほら。かわいい?」

メイ「ああ可愛いよ」

四季「そんな/// メイ、みんなが見てる///」

綴理「ひゅーひゅー」

璃奈「どっちがネコだろう?」

夏美「ちょっとメイ、突っ込んであげないと四季がかわいそうですの」

綴理「ボク猫ちゃん。遊んでほしい」

璃奈「私とも遊んでほしいにゃん」


メイ「夕霧綴理と天王寺璃奈じゃねーか!!!」

12: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/15(土) 22:03:21.63 ID:gLPI8qAw0
四季「は?」

きな子「だ、誰っすか?」

綴理「ボクのこと知ってるの?」

メイ「知ってるに決まってるだろ!」

璃奈「もしかしてスクールアイドルオタク?」

メイ「そうだよ」

夏美「メイまで猫と会話しはじめましたの」

きな子「メイちゃんと猫ちゃん、会話が成り立ってるっす」

四季「どういうこと?」

璃奈「ぽちっとな」ポチッ

きな子「人が出てきたっす!?!?」

夏美「ナッツ!?」

四季「まさか、人間を猫だと認識させる装置で私たちはあなたたちを猫だと認識していた!?」

璃奈「理解が早すぎる」

14: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/15(土) 22:07:37.92 ID:gLPI8qAw0
璃奈「ということで悪戯してごめんなさい」

夏美「スクールアイドルだったんですの!?」

メイ「私に効かなかったのはスクールアイドルとして知ってたからってことか」

きな子「じゃあ本当に金沢から来た17歳とお台場から来た15歳ってことっすか?」

綴理「そうだよ。ボクは修学旅行中」

璃奈「綴理さんが東京に来るって言うから一緒に実験することにした」

四季「とても興味深い。強制ランニングマシーンの応用で人間を強制的に猫にすることも可能……」ブツブツ

璃奈「その話詳しく」

メイ「絶対ろくでもないモン作ろうとしてんな」

夏美「あれはもうこりごりですの」

綴理「きなは猫ちゃんとお話できるの?」

きな子「そうっす。猫だけじゃなくて動物さんとならできるっす」

璃奈「私たちのことを完全に猫だと認識したうえで私たちの言葉を理解していた」

四季「それはぜひとも実験したい、けど面識があると猫に見えない……」

璃奈「実は面識があっても使える装置がある」

四季「本当?」

メイ「なんか意気投合してんな」

15: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/15(土) 22:10:19.08 ID:gLPI8qAw0
四季「というわけで」

メイ「どういうわけだよ! なんで私らが猫になるんだよ!」

璃奈「面識のある人に使える方の装置は複数人で使わないと効果がない」

四季「私、璃奈ちゃん、メイ、夏美ちゃんの4人で猫になる」

綴理「ボクも参加したかったけど、もう行かないと」

璃奈「付き合ってくれてありがとう綴理さん」

綴理「ボクも楽しかった。蓮ノ空のみんなもまた会いたいって言ってた」

璃奈「私も会いたい。姫芽ちゃんとはよくゲームしてるけど」

綴理「あ、ひめがりなのこと褒めてたよ」

璃奈「嬉しい」

綴理「“キャラが強かった”って言ってた」

璃奈「……ありがとう綴理さん。姫芽ちゃんに“入れ込みが凄かった”って伝えておいて」

綴理「わかった。必ず伝える」

メイ「うわぁ……恋先輩に紹介するのやめよ」

綴理「バイバイ」

一同「さようなら」バイバイ

17: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/15(土) 22:14:28.88 ID:gLPI8qAw0
四季「さて。猫になろう、メイ」

メイ「マジでやるのかよ」

璃奈「これは実験。報酬として猫を撫でさせてあげる」

メイ「人間じゃねーか!」

きな子「夏美ちゃん撮影はするっすか?」

夏美「狂気の映像過ぎてLtubeにBANされますの」

四季「スイッチオン」ポチッ

きな子「おお、みんな猫ちゃんにしか見えないっす」

メイ「なあ、これ赤の他人からは人間に見えるんだよな?」

四季「……」

メイ「四季?」

四季「あ、メイなんか喋ってる?」

きな子「もしかしてメイちゃんと四季ちゃんは会話できないっすか?」

璃奈「言い忘れてた。猫として認識する効果は猫同士でも発揮するから会話はできない」

きな子「会話できないらしいっす」

四季「なるほど」

夏美「なんで人を介して猫同士が会話をしなきゃいけないんですの」

18: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/15(土) 22:17:21.33 ID:gLPI8qAw0
璃奈「きな子さん、今からみんなが喋ったことをメモして。みんなはあんまりいっぺんに喋らないで」

きな子「えっと、今からみんなが喋ったことをメモするっす。みんないっぺんに喋らないでほしいっす」

夏美「マニーが欲しいですの」

きな子「マニーが欲しいですの、っと」メモメモ

メイ(もっとマシなこと喋れよ)

璃奈「撫でて」スリスリ

きな子「いいっすよ」ナデナデ

璃奈「メモして」

きな子「はっ! 撫でて、っと」メモメモ

四季「Simon says, touch your head.(サイモンさんが言いました、頭を触れと。)」

きな子「えっと、こうっすか?」

四季「Take notes.(メモを取って)」

きな子「あわわ! サイモンセッズ……」メモメモ

四季「Simon saysって言ってない」

きな子「サイモンセッズ言ってなかったっす!」

メイ「きな子引っ掛けんな!」

きな子「メイちゃん喋らないでくださいっす! まだメモしてる途中っすよ!」

メイ(なんで私が怒られてんだよ!)

19: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/15(土) 22:21:34.15 ID:gLPI8qAw0
四季(メイも喋って)チョイチョイ

メイ「猫の四季可愛いな」

きな子「猫の四季可愛いな、っと」メモメモ

四季「!?」

夏美(あら~^)

璃奈(四季さんがネコ?)

メイ「あ、おいっ!」

四季「メイも可愛い。好き」スリスリ

きな子「メイも可愛い。好き」メモメモ

メイ「やめろ! きな子もメモんな!」

夏美「いつもの光景ですの」

メイ「やめろって! ここ外だぞ!」

璃奈「傍から見れば猫同士のじゃれあい。あ、知らない人から見たら女子高生の交尾だ」

きな子「みんないっぺんに喋らないでほしいっす!」

20: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/15(土) 22:24:30.99 ID:gLPI8qAw0
メイ「ぜぇ、はぁ、ぜぇ、はぁ……」(人間に戻った)

璃奈「いい実験データが取れた」

四季「どうやら機械によって人語から猫語に変換されたものを再び人語に変換してる」

きな子「?」

夏美「再翻訳ですの。Ltubeで見たことありますの」

四季「璃奈ちゃん、この装置もっと少人数で使えるように改良できるかもしれない」

璃奈「本当? 四季さん頼もしい」

四季「あとこれメイの猫耳写真。あげる」

璃奈「かわいい。好き」

メイ「どさくさに紛れて何渡してんだ!」

璃奈「メイさんには私の猫耳写真をあげる。璃奈ちゃんボード『にゃん』」

メイ「……ありがとう」

夏美「ドルオタちょろすぎますの」

22: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/15(土) 22:27:24.63 ID:gLPI8qAw0
その後も璃奈ちゃんと少し実験したりお話したりした。

この装置の改良案が浮かんだから今度また一緒に開発することになった。

璃奈「今日はありがとう」ペコリ

四季「こちらこそ。とても興味深いものを見せてもらえた」

きな子「きな子も楽しかったっす」

璃奈「きな子さんのおかげで開発が進みそう。ありがとう」

夏美「次はもっと映える装置でお願いしますの」

璃奈「全自動ケツバット装置いる?」

夏美「そういう路線はやってませんの!」

璃奈「あ、恋さんを紹介してほしい。ゲームしたい」

メイ「通話禁止な」

璃奈「さようなら」フリフリ

一同「バイバイ」

…………

……



きな子(あれ、きな子のスカートに入ってたの璃奈ちゃんっすか!?)


おわり

引用元: 四季「かわいい猫」ナデナデ 綴理・璃奈「にゃーん」