サターニャ「ヴィネット……」

ヴィーネ「！　さ、サターニャ、それって……」

ガヴ抱き枕（裏面）「」

ヴィーネ「よ、嫁入り前の女の子のこんなイラスト書くなんて……サターニャ、ちょっと軽蔑したわ……」

サターニャ「ち、違うわよヴィネット。これは、その、ガヴリール本人なの……」

ヴィーネ「なに意味のわからないことを……」ﾜﾅﾜﾅ

サターニャ「これを見なさい」ｶﾞﾁｬｯ

ヴィーネ「魔界通販のエンブレムが刻まれたレーザー銃……まさか……」

サターニャ「わ、私が軽はずみなことをしなければ、こんなことには……！」

ヴィーネ「……も、もとに戻せないの？」

サターニャ「戻るんだったらこんなに途方に暮れてないわよ……」

ガヴ抱き枕（表面）「」

ヴィーネ「じゃあガヴは……」

サターニャ「私が、私がこんなことしなかったら……」

ヴィーネ「……あ」

ガヴ抱き枕（裏面）「」

ヴィーネ「……サターニャ、その銃貸して」

サターニャ「なにをする気なの……」

ヴィーネ「ガヴ……抱き枕同士だったら、きっとこれまで通りお話しできるわよね……あは、あははは……」

ﾊﾞﾝｯ!!!

ヴィーネ抱き枕「」

サターニャ「あぁぁぁぁぁ……ヴィネットぉぉぉ……」

ガヴ抱き枕（裏面）「」

ヴィーネ抱き枕（表面）「」

サターニャ「折角だから両方とも表面にしておいてあげましょう……」

ガヴ抱き枕（表面）「」

サターニャ「……く」

サターニャ「私は、一時の欲望に打ち勝てなかった……」

サターニャ「友人さえ満足に扱えないで、なにが大悪魔よ……」

サターニャ「ごめんねあんたたち……私も、後を追うわ……」

ﾊﾞﾝｯ!!!

サターニャ抱き枕「」

ガヴ抱き枕「」

ヴィーネ抱き枕「」

ゼルエル「……というわけだ」

ラフィエル「そんな……」

ガヴ抱き枕（裏面）「」

ヴィーネ抱き枕（表面）「」

サターニャ抱き枕（表面）「」

ゼルエル「白羽の開発力なら、もとに戻す技術を開発することが可能なはずだ……」

ラフィエル「で、ですが……会社の経営が逼迫している時期で……そんな資金どこから調達すれば……」

マルティエル「表面と裏面のイラストを他の布地に印刷して売り出せばよろしいのでは……」

ラフィエル「なるほど……」

ゼルエル「善は急げだ……早速取りかかろう……」

ラフィエル「待っていてくださいね……サターニャさん、他お二方……」