1: 名無しさん@おーぷん 24/06/30(日) 23:23:42 ID:5P0L

徳川まつり「こんにちは。徳川まつりなのです」

まつり「この番組は、趣味や特技・好きなことが共通する人で集まって、トークする番組なのです」

まつり「姫も誰が来るか、何の話をするのかは、まだわかっていないのです」

まつり「はたして、誰が来るでしょうか」

2: 名無しさん@おーぷん 24/06/30(日) 23:24:27 ID:5P0L

まつり「……このお仕事って、聞いてなかったのです」

まつり「事前に聞いていたら、いろいろ考えることもできたのです」

まつり「気が乗らな……なんでもないのです!」

まつり「でもでも、姫はほんのちょっと体調が優れないのです」

まつり「だから、ちょっとおかしなところがあっても、気にしないで欲しいのです」

コンコンコン

まつり「どうぞ、なのです」

3: 名無しさん@おーぷん 24/06/30(日) 23:25:09 ID:5P0L

箱崎星梨花「やっぱりまつりさんだったんですね! 正解です」

まつり「……星梨花ちゃん、でしたか」

星梨花「はい!……あの、私では不満、ですか?」

まつり「そんなことないのです! 姫はちょっと体調が優れないので」

星梨花「ええっ、大変です! お医者さんに診てもらわないと」

まつり「そこまでではないのです! 元気に収録頑張るのですよ!」

星梨花「具合が悪くなったら、いつでも言ってくださいね……テーマはこちらです」

4: 名無しさん@おーぷん 24/06/30(日) 23:25:41 ID:5P0L

《焼きマシュマロ×クッキー》

星梨花「焼くお菓子繋がりです!」

まつり「……はい」

5: 名無しさん@おーぷん 24/06/30(日) 23:26:19 ID:5P0L

星梨花「こちら、マシュマロと、クッキーを持ってきました」

まつり「その袋はやっぱりそうだったんですね」

星梨花「それで、飲み物を準備してもらえるみたいなので、少々お待ちください」

まつり「……姫が好きなのは焼きマシュマロなので」

星梨花「大丈夫です! ここで作れるようにしてくれるみたいですから」

まつり「……そうですか」

6: 名無しさん@おーぷん 24/06/30(日) 23:27:00 ID:5P0L

星梨花「皆さん準備、ありがとうございます!」

まつり「ありがとなのです……」

星梨花「それでは、この携帯コンロというものに火をつけてもらって……マシュマロを焼きましょう!」

まつり「……」

星梨花「くしにさして……はい、こっちはまつりさんの分です」

まつり「ありがとなのです……」

7: 名無しさん@おーぷん 24/06/30(日) 23:27:55 ID:5P0L

星梨花「それでは、焼きながらトークしていきたいと思います!」

まつり「あまり近づけすぎると焦げちゃうので、遠くから炙るのです」

星梨花「わかりました!……まつりさんは、いつからマシュマロが好きなんですか?」

まつり「……アイドルになってから?」

星梨花「えっ、そうなんですか? 小さい頃は好きじゃなかった、ということですか?」

まつり「そ、そんなことないのです! ただ、小さい頃は妹の方が好きというか、姫の分のマシュマロは妹にあげていたのです」

星梨花「わぁ、優しいですね! 流石、まつりさんです!」

まつり「……当然なのです」

8: 名無しさん@おーぷん 24/06/30(日) 23:28:43 ID:5P0L

星梨花「アイドルになった時に、何か好きになったきっかけがあったのですか?」

まつり「これは、ふわふわあまあまなマシュマロが好きなら、ふわふわあまあまな、かわいい姫って思ってもらえると思ったのです」

星梨花「なるほど! イメージ戦略というものですね。この前、琴葉さんに教えてもらいました」

まつり「琴葉ちゃん?」

星梨花「はい。琴葉さんの好きなもののプロフィールに、しじみ汁って書いてないじゃないですか」

まつり「たしかに、そうなのです」

星梨花「それはアイドルをイメージしたときに、地味なイメージになる可能性があるから、ということみたいです」

まつり「なるほど」

9: 名無しさん@おーぷん 24/06/30(日) 23:29:21 ID:5P0L

星梨花「逆にアイスはとてもアイドルらしいので、自信を持って書いた、ということみたいです!」

まつり「よく考えてるのです。感心なのです」

星梨花「まつりさんも、お姫様のイメージに合わせて、マシュマロを書かれたということですね」

まつり「そう……も、もちろん、それだけじゃないのです。姫のイメージを作るためじゃなくて、ちゃんと好きなのですよ」

星梨花「はい……? そうですよね?」

まつり「ほら、星梨花ちゃん、そろそろ焼けて膨らんできたのです」

星梨花「わわっ、本当です! ぷくーっ、って、なってます!」

10: 名無しさん@おーぷん 24/06/30(日) 23:30:04 ID:5P0L

まつり「上手なのです」

星梨花「いただきます。はむっ……おいしいです!」

まつり「! 良かったのです。それなら、姫の分も食べるのです!」

星梨花「え? それはまつりさんに悪いですよ」

まつり「いーのです、いーのです。ほらほら、どうぞなのです」

星梨花「えっと……やっぱり、ごめんなさい。この後、クッキーも食べますし、お菓子をたくさん食べ過ぎちゃうといけないので」

まつり「……そうですか」

11: 名無しさん@おーぷん 24/06/30(日) 23:31:17 ID:5P0L

星梨花「それに、やっぱり、まつりさんの大好物をいただくのは」

まつり「それはまったく気にしなくて良いのです。姫は、このおいしいマシュマロを、皆に知って欲しいのです!」

星梨花「……なるほど、そうですよね!」

まつり「わかってくれたのです? だから、このマシュマロは」

星梨花「はい! カメラの向こうの皆さん、今から、まつりさんが焼きマシュマロの食レポをしてくれます!」

まつり「……ほ?」

12: 名無しさん@おーぷん 24/06/30(日) 23:31:50 ID:5P0L

星梨花「わたし、おいしいとしか言えなかったので、しっかりした食レポをお願いします! 皆さんに、このおいしさを知ってもらいましょう!」

まつり「……星梨花ちゃん、リベンジします?」

星梨花「いえ、こういうのは大好物の人の方が良いと思います。わたしは、この後のクッキーの食レポを頑張ります!」

まつり「……そうですね」

星梨花「それでは、どうぞ!」

まつり「……いただくのです」

13: 名無しさん@おーぷん 24/06/30(日) 23:32:43 ID:5P0L

星梨花「……」

まつり「……」

星梨花「食べないのですか?」

まつり「いっ、いただくのですよ。はむっ」

星梨花「……どうですか?」

まつり「ふわふわで……あまあまぅぇで……とーっても、おいしいのですよ……」

星梨花「ですよね! 皆さん、伝わったでしょうか?」

まつり「ごきゅごきゅ……ふー。すみません、紅茶のおかわりをお願いなのです」

14: 名無しさん@おーぷん 24/06/30(日) 23:33:42 ID:5P0L

まつり「星梨花ちゃんがクッキーを好きになったのは、いつからなのです?」

星梨花「そうですね……物心ついた時からかもしれません」

まつり「そんな小さい頃から好きなのです?」

星梨花「はい。これも、よく食べてる物です」

まつり「いただくのです……うん、とーってもおいしいのですよ」

星梨花「いただきます……本当においしいです! サクサクしていて、ほど良い甘さで……えっと……食レポって難しいですね」

15: 名無しさん@おーぷん 24/06/30(日) 23:34:19 ID:5P0L

まつり「星梨花ちゃんはその顔だけで充分なのです。視聴者の皆さんには伝わってるのです」

星梨花「えへへ……でも、食レポも、もっと上手になるようにがんばります!」

まつり「応援するのです」

星梨花「ありがとうございます!……もう一枚、食べても良いですか?」

まつり「もちろんです。たくさんあるのですよ」

星梨花「あ、まつりさん、マシュマロもたくさん」

まつり「さぁ、一旦締めるのですよ!」

16: 名無しさん@おーぷん 24/06/30(日) 23:34:41 ID:5P0L

まつり「まだまだ話したいことはありますが、今日はこの辺でおしまいなのです」

まつり「次回はまた他の人にMCを引き継いで、好きの気持ちを語ってもらおうと思うのです」

まつり「それでは、次回をお楽しみに」

まつり星梨花「バイバイ♪」

おわり

引用元: 徳川まつり「好きの気持ち」