さやか「･･･あたしも1.5lとかは･･･まあ･･･」

さやか「･･･一気はキツイスけど」

マミさん「･･･」

さやか「･･･」

さやか「･･･３５０で･･･ですか？」

マミさん「･･･」

マミさん「･･･ええ･･･」
さやか「･･･」

さやか「･･･ヤバいッスね」

マミさん「･･･」

マミさん「･･･ﾊｧ」

マミさん「･･･」紅茶ｽﾞｽﾞｰ

マミさん「･･･」

マミさん「･･･ﾌｩ」

マミさん「･･･」ｶﾁｬﾝ

マミさん「･･･美樹さん、感じない？」

マミさん「･･･歳･･･」

さやか「･･･歳ィーーー？」

さやか「･･･」

さやか「･･･」

さやか「･･･いや･･･てか･･･」

さやか「アタシらまだ･･･中学生じゃないッスか･･･」

マミさん「･･･」

マミさん「無いの？」

さやか「･･･」

マミさん「例えば･･･ほら、朝からお肉食べるとムネヤケするようになったとか･･･」

さやか「･･･」

さやか「ないッスねー」
マミさん「･･･」

さやか「魚だと、逆にテンション下がっちゃいますけどねー」

マミさん「･･･」

さやか「共食いかい！･･･みたいな」

マミさん「･･･」

マミさん「･･･？」

マミさん「美樹さん、今のってどういう･･･？」

さやか「･･･」

さやか「何でもないっス･･･」

マミさん「ポテチ(大)食べられなくなったとか･･･」

さやか「･･･」

マミさん「ないの？」

さやか「･･･」

さやか「いや、食べれますけど」

マミさん「･･･」

マミさん「私なんかこの前ね？」

さやか「･･･」

マミさん「違う会社から出てるコンソメパンチ食べたらね？」

さやか「･･･」

マミさん「次の日ニキビ出来たの･･･５つも」

さやか「･･･」

さやか「･･･あー」

マミさん「鹿目さんとか･･･どう？」

まどか「･･･」

まどか「･･･え？」

さやか「いや、歳感じるかって話･･･」

まどか「･･･」

まどか「あー･･･」

まどか「別に感じないですね･･･」

マミさん「･･･」

まどか「わたし一応、魔法少女だから･･･結構丈夫だし･･･」

さやか「･･･」

まどか「前の魔女戦のとき、両足引きちぎられちゃったけど･･･」

マミさん「･･･」

まどか「なんか･･･ごはん食べたら生えてきたし･･･」

マミさん「･･･」

さやか「･･･」

まどか「･･･」紅茶ｺﾄｯ

まどか「･･･」緑茶パックざぶざぶ

まどか「･･･」ジャスミンパックざぶざぶ

まどか「･･･」ミントパックざぶざぶ

まどか「･･･」 ハーブティーパックざぶざぶ

さやか「･･･」

さやか「すごいリラックスしそうだね･･･それ」

まどか「･･･」

まどか「別に飲むわけじゃないよ･･･」

さやか「･･･え？」

まどか「体を拭くんだよ」

さやか「･･･」

さやか「は？」

まどか「･･･」

まどか「･･･わたし昨日からお風呂に入ってないんだ･･･」

さやか「･･･」

さやか「いや、不味いって･･･」

まどか「･･･」

まどか「･･･かゆい」ぬぎぬぎ

さやか「いや、不味いって！･･･店員さん見てるから！」

まどか「いや･･･ちょっとだから･･･」ぬぎぬぎ

さやか「ちょっ･･･まどか！」

まどか「･･･」

まどか「なんか全身が痒くってさー」ぬぎぬぎ

さやか「いや、だから脱ぐなって！」

さやか「出禁なっちゃうからさー･･･もう！」

さやか「マミさんも止めて下さいよ！」

マミさん「･･･」

マミさん「･･･」ﾊｧ

まどか「･･･」ぬぎぬぎ

３人の夜は更けていく

深夜 ファミレス


【貼り紙】
節電にご協力ください

・店内照明、空調を節電モードに設定しております


マミさん「･･･」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

さやか「･･･」

まどか「･･･」

マミさん「･･･」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

マミさん「･･･」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

マミさん「･･･暑いわ･･･」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

さやか「･･･」

さやか「･･･でもアレですよね」

マミさん「･･･」

マミさん「･･･え？」

さやか「BGMまで消さなくてもいいですよね･･･」

マミさん「･･･」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

マミさん「まあねえ･･･」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

さやか「なんか･･･他のお客さんに話聞こえちゃう感じで･･･やじゃないですか？」

マミさん「･･･」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

マミさん「･･･」ﾌｷﾌｷ

マミさん「声も小さくなるわよね･･･」


さやか「･･･」

さやか「･･･」コーラｽﾞｽﾞｰ

さやか「つーか･･･してます？」

マミさん「･･･」

さやか「節電」

マミさん「･･･」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

マミさん「･･･」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

マミさん「･･･」ﾌｷﾌｷ

マミさん「･･･」

マミさん「･･･ﾊｧ」

マミさん「いや･･･してるもしてないも･･･」

さやか「･･･」

マミさん「私のライフスタイル自体、電気そんな使わないもの･･･」

さやか「･･･」

マミさん「基本、魔法少女姿でいれば、暑さも寒さも凌げるし･･･」

さやか「･･･」

マミさん「電気なんて魔法で出そうと思えば出せるし･･･」

さやか「･･･」

さやか「･･･」ウーロン茶ｽﾞｽﾞｰ

マミさん「もしもよ？」
さやか「･･･」

さやか「･･･え？」

マミさん「地球自体が地球に優しい人間ランキングをつけてたらね･･･」

さやか「･･･」

マミさん「わたし、下手な活動家より上位に食い込んでると思うの･･･」

さやか「･･･」

さやか「あー･･･」

さやか「じゃあ･･･アタシは、下の方かなー･･･」

マミさん「･･･」

マミさん「え？」

さやか「いや･･･その･･･」

さやか「気を付けてはいるんスよ･･･」


さやか「クーラーも･･･前より２度くらいあげたりしましたし･･･」

マミさん「･･･」

マミさん「･･･」ｽﾞｽﾞｰ

マミさん「･･･」

マミさん「何度なの？それ」

さやか「２０度･･･」

マミさん「嫌われるわよ･･･地球に」

さやか「･･･」

さやか「ダメスかねー･･･２０じゃ･･･」ﾊｧ


まどか「･･･」コーラｽﾞｽﾞｰ

さやか「･･･」

さやか「まどかは？」

まどか「･･･？」

さやか「してる？節電･･･」

まどか「･･･」

まどか「いや･･･まあ…」
さやか「･･･」

まどか「わたしのケータイ･･･だいぶ前から止められてるし･･･」

さやか「･･･」

さやか「･･･そうなんだ」

まどか「あと、わたしの部屋･･･電気つかないの」

さやか「えっ」

まどか「･･･まあ、わたしが悪いんだ」

さやか「･･･」

まどか「部屋に蚊が入ったときね･･･」

さやか「･･･」

まどか「･･･魔法少女に変身して･･･ﾊｼｬｲｼﾞｬｯﾃ」

さやか「･･･」

まどか「ママにブレーカー落とされちゃった･･･」
さやか「･･･」

さやか「･･･じゃあ、夜とかどうしてんの？」

マミさん「･･･そうよね、夜は暗いじゃない」

まどか「･･･」

まどか「夜は･･･」

まどか「蝋燭を置いているの」

さやか「･･･」

マミさん「暗くない？」

まどか「･･･」

まどか「･･･ううん」

まどか「床とか机とかに･･･たくさん置いてるから、大丈夫です」

マミさん「･･･」

マミさん「･･･そう」

マミさん「じゃあ･･･私より上じゃないの･･･鹿目さんのランキング」

まどか「･･･」

さやか「ですよね･･･」

マミさん「･･･」

マミさん「流石ね･･･」

店員１「･･･」

店員２「･･･」

店員２「あのお客様だけですね･･･」

店員１「あ･･･」

店員１「あー･･･」

店員２「マニュアルでは、お客様がいないときには、」

店員２「照明、空調をMAXまで下げていいって書いてありましたよね」

店員１「･･･」

店員１「で、ですね･･･」
店員２「･･･」

店員２「お客様ですかね･･･？」

店員２「あの人たち」

店員１「えっ！？」

マミさん「エエ子ねー、美樹さんー」

さやか「ハハハ」

店員２「アレ、お客様ですかね？」

店員１「いや･･･まー･･･」

マミさん「エコだからエエコねっ」

さやか「わかってますってー」

店員２「･･･」

店員１「･･･」

店員２「判断はチーフの中沢さんに任せます」ｽﾀｽﾀ


店員１「･･･あっ･･･え･･･」

店員１「･･･」

マミさん「私たちを環境のエライ人にしなさいよねー、政府も」

さやか「ホントッスよねー」

店員１「･･･」

マミさん「節電ライフを教えてあげるってのよ」

さやか「エエコね～マミさん～」

電気「」フッ

マミさん・さやか「あっ」

マミさん・さやか「･･･」
マミさん・さやか「アレ･･･？」

３人の夜は更けていく

店員「ｱﾘｶﾞﾄｳｺﾞｻﾞｲﾏｼﾀｰ」

深夜 ファミレス

さやか「なんかアタシ･･･気づいちゃったんスよ」
マミさん「･･･」

さやか「あたしって･･･右耳より左耳の方が･･･かゆくなることが多いんスよ」

マミさん「･･･」

マミさん「･･･」ｽﾞｽﾞｰ

さやか「ただですね･･･」
マミさん「･･･」

さやか「目は右なんですよ･･･かゆくなるの･･･」
マミさん「･･･」

マミさん「へー･･･」ｶﾁｬﾝ
マミさん「･･･」

さやか「･･･」

さやか「で、ですねっ」
マミさん「･･･えっ」

さやか「今の話を･･･まったくそのまんま教室で話したんですけどね･･･」

マミさん「･･･」ｽﾞｽﾞｰ

マミさん「･･･」

マミさん「え･･･なに？」
マミさん「今のって･･･かゆい話？」

さやか「･･･」

さやか「そッス･･･そッス･･･」

マミさん「･･･」

さやか「そしたら言われちゃいましてね･･･転校生に･･･」

マミさん「転校生って･･･暁美さん？」

さやか「･･･」

さやか「はい･･･」

マミさん「･･･」

マミさん「え、で･･･なんて言われたの？」

さやか「･･･」

さやか「美樹さやか･･･オチてないわよ」

さやか「って･･･」

マミさん「･･･」

マミさん「何よ･･･どゆこと？」

さやか「いや･･･」

さやか「今の話がですね･･･オチてないって言うんスよ」

マミさん「･･･ふーん」

マミさん「･･･」

マミさん「･･･」ｽﾞｽﾞｰ

さやか「ていうかですね･･･今ってすべての話にオチをつけなきゃいけないんスか？」

マミさん「･･･」

マミさん「･･･」紅茶ｽﾞｽﾞｰ

さやか「別にアタシら芸人とか目指してる訳じゃないですし･･･」

まどか「･･･」

まどか「･･･」ウーロン茶ｽﾞｽﾞｰ

さやか「いいと思うんですよ･･･胸はってふんわりした話しても･･･」

マミさん「･･･」

マミさん「わかったわ、美樹さん」

さやか「･･･」

マミさん「じゃあ･･･久しぶりにアレやるわよー」
さやか「･･･え」

マミさん「どーーーでもーーーいいともーーーー」

まどか「･･･？」

さやか「･･･」

さやか「な、なんでしたっけ･･･それ」

マミさん「･･･もー、前にやったじゃない」

さやか「･･･」

マミさん「ひったすらどうでもいい話する遊びー･･･」

さやか「･･･」

マミさん「実のある話したらグリーフシード１個のやつよー」

さやか「･･･い、いやマミさん」

さやか「ソレを遊びにしちゃう時点で、オチを求める人の考えだと思うんスよ･･･」

マミさん「･･･」

マミさん「あー･･･」

さやか「アタシはですね･･･この風潮を変えたいんスよ！」

マミさん「･･･」

さやか「オチのことを考えず、話したいことを話せる･･･そんな世の中にしたいんスよっ！」

マミさん「･･･あー」

マミさん「･･･」

さやか「･･･」

マミさん「･･･」

さやか「･･･」

マミさん「･･･あっ」

さやか「あります？いい方法」

マミさん「･･･」

マミさん「めんどくさっ」

マミさん「うわあ･･･私そのテンション無理･･･めんどくさい･････」

マミさん「眠いわー･･･私、寝るから･･･」ｺﾞﾛﾝ

さやか「え～～～～～～～」

まどか「･･･」

まどか「ていうかさ」

さやか「･･･ん？」

まどか「しゃべらなきゃいいんだよ･･･」

さやか「･･･」

まどか「お地蔵さん見たいにさ･･･」

さやか「･･･」

マミさん「･･･」

マミさん「ふぁ･･･」

マミさん「眠いわー･･･」ｺﾞﾛｺﾞﾛ

さやか「･･･」

まどか「･･･」

マミさん「･･･」

マミさん「ＺＺＺＺ」

３人の夜は更けていく

おしまい