まどか「･･･」

まどか「･･･」メニューｼﾞｨｨ


【メニュー】
駅のすぐそば！山のふもとの喫茶店
～ふもと～

・軽食(８００円)
サンドイッチセット
おむすびセット
おそばセット

・飲み物(２００円)
コーヒー
烏龍茶
コーラ
メロンソーダ


まどか「･･･」

まどか「･･･」水ｽﾞｽﾞｰ

マミさん「･･･」

マミさん「いや･･･でもよく来たわよ･･･」

さやか「･･･」

さやか「えっ･･･？」

マミさん「･･･いや、私たち３人だけでね？」

さやか「･･･」

マミさん「電車乗り継いで･･･よくここまで来たわねーって話よ･･･」

さやか「･･･あー」

マミさん「･･･」

マミさん「･･･」烏龍茶ｽﾞｽﾞｰ

マミさん「･･･ﾌｩ」

さやか「･･･」

マミさん「だって山よ？山･･･」

さやか「･･･ですね」

カラス「カー･･･カー･･･」

まどか「･･･」水ｽﾞｽﾞｰ

さやか「一番遠くですかねー･･･３人で来たとこで･･･ここ･･･」

マミさん「･･･」

マミさん「まあ･･･２回も乗り換えたしねー･･･」

さやか「･･･」

マミさん「一時間以上かかってるし･･･もう完全に旅でしょコレは･･･」

さやか「･･･」

さやか「ですよね」水ｽﾞｽﾞｰ

まどか「･･･」足ｻｽｻｽ

マミさん「山ねー･･･」

さやか「･･･」

さやか「山ッスねー･･･」
カラス「カー･･･カー･･･」

さやか「･･･」

マミさん「･･･」

まどか「･･･」

さやか「･･･」

さやか「マミさん･･･」

マミさん「･･･ん？」

さやか「帰りません？･･･そろそろ･･･」

マミさん「･･･」

さやか「･･･」

マミさん「いやー･･･でも･･･」

マミさん「この時間に帰ったら･･･ぜったい帰宅ラッシュにぶつかるわよー」

さやか「･･･」

さやか「あー･･･」

マミさん「･･･」

マミさん「正直、キツイでしょー･･･もう私あまり体力残ってないもの」

さやか「･･･」

さやか「ですね･･･」

まどか「･･･」足ｻｽｻｽ

マミさん「もうちょっといましょーよ･･･ココに･･･」

さやか「･･･ッスね」

さやか「･･･」

さやか「そーいえばまどか･･･挫いた足どう？」

まどか「･･･」足ｻｽｻｽ

まどか「まだ･･･ちょっ･･･痛い･･･」

さやか「･･･」

さやか「まあ･･･流石にサンダルは･･･キツかったね」

まどか「･･･」ｺｸｯ

マミさん「･･･急だったものね･･･あの階段」

さやか「･･･ッスね」

店員「･･･」

店員「あのー･･･」

店員「ゴメンナサイねー、ここ夜７時で閉店なのよー」

マミさん「･･･」

マミさん「あ･･･え･･･」
さやか「･･･」ﾁﾗｯ

時計「１９時」

さやか「･･･」

さやか「もうこんな時間なんスね･･･」

店員「ゴメンナサイねー」テーブルﾌｷﾌｷ

マミさん「･･･あっ･･･いえ･･･」

まどか「･･･」ｽﾞｽﾞｰ

店員「どーでしたー？今日の山頂はー？」

まどか「･･･」氷ｺﾞﾘｯｺﾞﾘｯ

店員「キレーだったでしょー？」

さやか「･･･」

さやか「あ･･･いや･･･アタシたち、山登ってないんで･･･」

店員「･･･」

店員「えっ」

店員「･･･」

さやか「･･･いや･･･ココまで来るのに疲れちゃったんで･･･」

さやか「ここで休憩してたら･･･なんか登るのイヤになっちゃいまして･･･」

店員「･･･」

さやか「友達も駅の階段で、足くじいちゃいまして･･･」

店員「･･･」

まどか「･･･」ｽｸｯ

まどか「･･･」ﾖﾛﾖﾛ

マミさん「･･･」

マミさん「･･･」ｶﾞｼｯ

まどか「･･･」

まどか「･･･」ﾍﾟｺﾍﾟｺ

店員「･･･」

さやか「･･･」

マミさん「美樹さん、ホラ･･･肩貸して･･･」

さやか「あっ･･･はい」ｶﾞｼｯ

店員「･･･」


３人の時間は過ぎていく･･･

夜 見滝原スポーツジム

マミさん「･･･」雑誌ｼﾞｨｨ

まどか「･･･」

マミさん「スポーツジムねえ･･･」

まどか「･･･」

マミさん「･･･」

マミさん「･･･」ﾁﾗｯ

客「フンッ！フンッ！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

客「うおおおお！」ｸﾞｲｸﾞｲ

マミさん「･･･」

マミさん「しっかし、ホントバカよねー･･･美樹さん」

まどか「･･･あ？」

マミさん「いやだって･･･お金払って疲れに来るって･･･バカでしょ」

まどか「･･･」

まどか「そうですね」

客「フンッ！フンッ！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

マミさん「見てみなさいよ･･･向こうの自販機の人たち」

まどか「･･･」ﾁﾗｯ

マッチョ少女「織莉子ーアタシ乳酸たまっちゃったーＷＷＷ」

マッチョ少女２「あらあら･･･でもジェムに汚れがたまるよりはマシでしょＷＷＷ」

マッチョ少女「確かにＷＷＷ」

まどか「･･･」

マミさん「なんか･･･悩みとか無さそうよね」

まどか「･･･」

マッチョ少女「ＷＷＷＷ」

マッチョ少女２「ＷＷＷＷ」

マミさん「･･･」

マミさん「私、苦手だわー･･･ぜったい相性悪いわよ･･･あーいう子･･･」

まどか「･･･」

マミさん「･･･」

まどか「･･･」

マミさん「･･･」

まどか「･･･ふっ･･･」

マミさん「えっ？」

まどか「いや･･･正面正面･･･」

マミさん「･･･えっ」ﾁﾗｯ

客「･･･」ルームランナーﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

マミさん「･･･」

まどか「･･･」

まどか「かなり必死じゃないですか？」

マミさん「･･･」

マミさん「あー･･･」

客「ﾊｧ･･･ﾊｧ･･･」ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

客「ﾊｧ･･･ﾊｧ･･･」ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

マミさん「ＯＰの鹿目さんばりの全力疾走ね」

まどか「･･･」

マミさん「一体、何が目的なのかしら･･･」

まどか「･･･」ごろ寝

マミさん「･･･ﾌｯ」

マミさん「ちょっと鹿目さん･･･あんまりからかわないの！」

客「ﾊｧ･･･ﾊｧ･･･」ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

マミさん「完全に切れてるわよ･･･あの人」

まどか「･･･」

マミさん「なんか魔女みたいな顔になってきたし…」

まどか「･･･ティヒヒ！」
マミさん「･･･」

マミさん「･･･」ﾁﾗｯ

マミさん「あっ･･･」

さやか「ゴメンゴメン二人ともー！」ｽﾀｽﾀ

さやか「ちょっと待たせちゃいましたかねー」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

マミさん「･･･」

マミさん「アレ？なに美樹さん･･･体験これから？」

さやか「あ･･･いやっ･･･」

さやか「なんか体験前の検査がありまして･･･それに引っ掛かっちゃいまして･･･」

マミさん「･･･え･･･何で？」

さやか「いやっ、なんか脈拍が０で･･･心臓が動いてないとか言われちゃって･･･」

マミさん「･･･」

まどか「･･･ふあ」

マミさん「まあ･･･私たちの本体って･･･コレだものね･･･」ｽｯ

さやか「･･･」

マミさん「仕方ないわよ」

さやか「･･･はい」

マミさん「･･･」

さやか「で、まあ･･･お医者さんに診断書もらってからとか･･･そういう話になっちゃいまして･･･」

マミさん「･･･」

マミさん「ふーん」

まどか「ふあ･･･あ･･･」

さやか「ちょっ･･･アタシもソファ座らして･･･」

まどか「･･･」ｽｯ

さやか「･･･あっ、サンキュ」ｽｯ

さやか「･･･」

さやか「ちょっと疲れちゃった」

マミさん「･･･」

マミさん「ところで美樹さん･･･」

さやか「･･･えっ？」

マミさん「その袋･･･なに？」

さやか「･･･あっ」

マミさん「･･･」

さやか「そーそー･･･さっきもらったんスよ、コレ」

まどか「･･･？」

さやか「えっと」ｶﾞｻｶﾞｻ

マミさん「･･･」

さやか「あっ、これこれ」

まどか「･･･」

さやか「栄養のゼリー･･･よかったから･･･」ｽｯ

マミさん「あっ･･･いただくわ」ｽｯ

まどか「･･･」

さやか「まどかも･･･良かったら･･･」ｽｯ

まどか「･･･」ｽｯ

まどか「ありがとう･･･さやかちゃん･･･」

さやか「いいって、いいって！」

さやか「･･･」ﾊﾟｷｯ

マミさん「･･･」ﾁｭｰ

まどか「･･･」ﾁｭｰ

さやか「･･･」ﾁｭｰ

マミさん「･･･」ﾁｭｰ

客「ﾊｧ･･･ﾊｧ･･･」ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ


まどか「･･･」ｼﾞｭｼﾞｭｰ

さやか「･･･」ﾁｭﾁｭｰ

マミさん「･･･」ｽﾞｽﾞｰ

まどか「･･･」ｽﾞｽﾞｰ

まどか「･･･まず･･･」

さやか「ねっ･･･」


３人の時間は過ぎていく･･･


おしまい