―ーー穂乃果の夢の中―ーー

穂乃果(夢)『ジャムパン美味しい！』ﾓｸﾞﾓｸﾞ

穂乃果(夢)『カレーパンは辛い！でも、美味しい！』ﾓｸﾞﾓｸﾞ

穂乃果(夢)『サンドイッチも美味しいね！』ﾓｸﾞﾓｸﾞ

穂乃果(夢)「いや～～、ハンバーガーも美味い！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

穂乃果(夢)『チョココロネのチョコクリームを吸っちゃえ！』ﾁｭｰﾁｭｰ

―ーー穂乃果の部屋(現実)―ーー

穂乃果「チョコ……クリーム……」ﾁｭｰﾁｭｰ

海未「ちょっ！ほ、穂乃果！あっ、わ、私の指を……、吸っちゃ……駄目ですぅ！///」

―ーー穂乃果の夢の中―ーー

穂乃果(夢)『やっぱ、パンは美味い！』ﾓｸﾞﾓｸﾞ

？『フハハハ！』

穂乃果(夢)『！だ、誰!?』

魔王『我輩は魔王だ！』

穂乃果(夢)『何で魔王がいるの!?』

魔王『そんなもん決まっている！ここは何でも有りな夢の世界だ！私が貴様の夢の中に存在しても不思議では無いだろ？』

穂乃果(夢)『う～ん……、まあ、確かにそうだね。突然魔王が現れても不思議じゃないかも……』

穂乃果(夢)『それで魔王さんは、穂乃果に何か用なの？』

魔王『ああ、用というか、貴様の好きな物を奪いに来た！』

穂乃果(夢)『え!?』

魔王『早速、貴様の大好きなパンを奪った！』

穂乃果(夢)『あ！穂乃果のパンがいつの間にか無くなってる!?』

魔王『奪うのは、パンだけではない！こいつも奪っていく!!』

穂乃果(夢)『！』

海未(夢)『穂乃果―ー!!』

穂乃果(夢)『海未ちゃん!?』

魔王『フハハハ！貴様の好きな物は、確かに奪ったぞ！』

穂乃果(夢)『どうしてこんな酷い事をするの!?』

魔王『魔王が悪事をするのは当然だろ？』

穂乃果(夢)『う～～、確かにそうだけど……』汗

穂乃果(夢)『で、でも！悪事をしても良い理由にはならないよ!!』ﾌﾟﾝｽｺ

魔王『うるさい！』ﾄﾞｳｯ(暗黒弾を射つ)

穂乃果(夢)『うわぁ!!』ﾄﾞｻｯ

魔王『フハハハハハ!!』

穂乃果(夢)『う～～、痛いよぉ～～』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

―ーー穂乃果の部屋(現実)―ーー

穂乃果「海未ちゃんを……放して……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

海未「泣いてる……。夢の中の私はどうなっているのでしょうか……」汗

―ーー穂乃果の夢の中―ーー

海未(夢)『穂乃果！大丈夫ですか!?』

穂乃果(夢)『う、うん！大丈夫！』

魔王『ふん！私に逆らうから痛い目をみるのだ！』

穂乃果(夢)『海未ちゃんを放してよ―ー！』

魔王『無駄だ！お前じゃどうすることも出来ない！諦めろ！』

穂乃果(夢)『嫌だ！諦めない！海未ちゃんは絶対に助ける！助けるったら、助ける!!』

魔王『そんなに、この娘を助けたいなら私を倒してみよ！』ｸﾜｯ

穂乃果(夢)『よーし！……でも、どうやって戦えばいいんだろ？』

海未(夢)『穂乃果！』

穂乃果(夢)『！』

海未(夢)『ここは何でも出来る夢の世界です！貴方のイメージが武器となります！魔王に勝てる武器をイメージして下さい!!』

―ーー穂乃果の部屋(現実)―ーー

穂乃果「わかったよ……、海未ちゃん……」ﾑﾆｬﾑﾆｬ

海未「一体、どんな夢を見ているのでしょうか？凄く穂乃果の夢の中を覗いてみたいです！」

―ーー穂乃果の夢の中―ーー

穂乃果(夢)『いっくぞ～～！イメージで穂乃果のパンチ力を強化！』ｷｭｲｰﾝ(拳に力をためる)

穂乃果(夢)『スーパー穂乃果パンチ―ー!!』ｺﾞｳｯ

魔王『ぬぅ！やるな！だが、私は負けん!!』ﾄﾞｳｯ(暗黒弾を射つ)

穂乃果(夢)『うわぁぁぁ!!』ﾄﾞｻｯ

海未(夢)『穂乃果!!』

魔王『フハハハ！諦めろ！』

穂乃果(夢)『だったら！イメージで剣をつくる！』ﾋﾟｶｧ(剣を召喚)

魔王『ほう……』

穂乃果(夢)『いっくぞ―ー！穂乃果スラッシュ!!』ｽﾞﾊﾞｧｯ

魔王『だが！効かん!!』ﾄﾞﾜｱｯ(衝撃波)

穂乃果(夢)『うわぁ!!』ﾄﾞｻｯ

魔王『フハハハハハ!!』

穂乃果(夢)『うぅ～～』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

海未(夢)『穂乃果！私の事はもういいです！穂乃果だけ逃げて下さい!!』

穂乃果(夢)『嫌だ！穂乃果は逃げない!!』

穂乃果(夢)『海未ちゃんは穂乃果が悲しい時や困っている時、いつも隣で支えて助けてくれた！』

穂乃果(夢)『だから！今度は穂乃果が海未ちゃんを助ける!!』ﾋﾟｶｧｯ(穂乃果の剣が光る)

―ーー穂乃果の部屋(現実)―ーー

穂乃果「穂乃果が……海未ちゃんを……助ける……」ﾑﾆｬﾑﾆｬ

海未「可愛い寝顔です……」ｸｽｯ

―ーー穂乃果の夢の中―ーー

魔王『な、何が起こった!?』汗

穂乃果(夢)『イメージでつくった剣の形が変わった!?』

海未(夢)『これは……、穂乃果の《勇気》と《愛》が穂乃果のイメージの剣をパワーアップさせたのですね!?』

穂乃果(夢)『よーし！この新しい剣、《エクスホノカリバー》なら魔王に勝てるかも！』

魔王『ふん！剣がパワーアップしたから何だ！私を甘く見るなぁぁぁぁぁぁ!!!』ｽﾞﾄﾞｫｰﾝ(暗黒波動砲)

穂乃果(夢)『！海未ちゃんの技を借りるよ!!』

穂乃果(夢)『ラブアローセイバァァァァァァ!!!』ｼｭﾊﾞｱｱｱ(光の波動砲)

魔王『ぬわぁにぃっ!?』

魔王『ぐぎゃあぁぁぁぁぁぁ!!!』ﾊﾞｼｭｯ(消滅)

穂乃果(夢)『はぁ……、はぁ……、勝っ……た』

海未(夢)『穂乃果―ー！』ﾀﾀﾀ

穂乃果(夢)『海未ちゃん！』

海未(夢)『穂乃果！』ﾓｯｷﾞｭｰ

海未(夢)『無茶し過ぎですよ穂乃果！でも……、貴女が無事で良かった……』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

穂乃果(夢)『心配させちゃってごめんね海未ちゃん！でも穂乃果は、海未ちゃんを守りたかったんだ……』

海未(夢)『ええ、わかってますよ……。そして私を守ってくださってありがとうございます穂乃果……』ﾁｭｯ

穂乃果(夢)『///』

―ーー穂乃果の部屋(現実)―ーー

穂乃果「えへへ……、これからも……海未ちゃんは……穂乃果が……守る……ね……」ﾑﾆｬﾑﾆｬ

海未「ふふ、随分と都合が良い夢を見ていますね……」ｸｽｯ

海未「でも、夢の中とはいえ、夢の世界の私を助けてくれてありがとうございます穂乃果……」ﾁｭｯ

穂乃果「えへへ……、海未ちゃ～～ん……」ﾑﾆｬﾑﾆｬ






おわり