2: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 12:48:22.01 ID:RWJ9RNKtO
ケース1. 「小早川紗枝」
紗枝「カスやなぁ」
紗枝「ほんまにもぉ……カスやね」
紗枝「カス」
紗枝「プロデューサーはんみたいな人をカス言うんやろ?」
紗枝「……」(冷たい目)
紗枝「カスやわ~」
紗枝「なぁ。どんくさいカスプロデューサーはん。なんで3分も遅刻したんどす?」
紗枝「カス♪」(にこり)
紗枝「カス!」
P「お酒の神様の名前は?」
紗枝「バッカス」
紗枝「カスやなぁ」
紗枝「ほんまにもぉ……カスやね」
紗枝「カス」
紗枝「プロデューサーはんみたいな人をカス言うんやろ?」
紗枝「……」(冷たい目)
紗枝「カスやわ~」
紗枝「なぁ。どんくさいカスプロデューサーはん。なんで3分も遅刻したんどす?」
紗枝「カス♪」(にこり)
紗枝「カス!」
P「お酒の神様の名前は?」
紗枝「バッカス」
3: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 12:48:58.90 ID:RWJ9RNKtO
(ライブ後・車内)
ブロロロロ……
紗枝「……なぁ。プロデューサーはん。今日の差し入れはなんだったん?」(にこり)
P「……」
紗枝「黙ってないで説明してほしいわ~」
紗枝「らいぶ前、うちは『ちょっとつまめるもんが欲しい』言うたやろ」
P「言いました」
紗枝「そしたら『俺が買いに行くよ』」とプロデューサーはんは言うてくれた」
紗枝「だからうちは信頼して、お金をプロデューサーはんに渡したわけや」
P「……はい。受け取りました」
紗枝「でー、買うてきたものがこれって、おかしいとは思わへん?」
スッ
【新・ビックリマンチョコ】
ブロロロロ……
紗枝「……なぁ。プロデューサーはん。今日の差し入れはなんだったん?」(にこり)
P「……」
紗枝「黙ってないで説明してほしいわ~」
紗枝「らいぶ前、うちは『ちょっとつまめるもんが欲しい』言うたやろ」
P「言いました」
紗枝「そしたら『俺が買いに行くよ』」とプロデューサーはんは言うてくれた」
紗枝「だからうちは信頼して、お金をプロデューサーはんに渡したわけや」
P「……はい。受け取りました」
紗枝「でー、買うてきたものがこれって、おかしいとは思わへん?」
スッ
【新・ビックリマンチョコ】
4: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 12:49:25.62 ID:RWJ9RNKtO
P「……」
紗枝「喉。からっからになってしもうたよ?」
P「その……つい」
紗枝「つい、やあらへんよ」
紗枝「らいぶ中。歯の裏に挟まってた『なっつ』がうっとおしくてたまらんかったわ……」
P「ウエハースチョコ食べるとよくあることだよね」
紗枝「……は?」
P「ごめんなさい」
紗枝「喉。からっからになってしもうたよ?」
P「その……つい」
紗枝「つい、やあらへんよ」
紗枝「らいぶ中。歯の裏に挟まってた『なっつ』がうっとおしくてたまらんかったわ……」
P「ウエハースチョコ食べるとよくあることだよね」
紗枝「……は?」
P「ごめんなさい」
5: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 12:50:03.24 ID:RWJ9RNKtO
紗枝「まぁ、百歩譲ってちょいすはともかくな」
紗枝「プロデューサーはんが『シールなんだった?』って子供みたいに嬉しそうに覗き込んできたときは、さすがに堪忍袋の緒が切れそうになってもうたわ……」
P「紗枝。あの時、ニコニコしてなかった?」
紗枝「他のすたっふさんたちの手前。気を使っていたんよ」
紗枝「それでも抑え切れず、眉間には血管が浮き出ていたんやけどね」
紗枝「……気づかなかったん?」
P「ごめんなさい」
紗枝「ごめんで済むことなんて、世の中にはほんのひと握りくらいしかあらへんよ」
P「でも、『ゼウス』が当たったからチャラということで……」
紗枝「……『ぜうす』言うやね。このしーるは」
ピラッ…
P「うん。超レアなんだよ」
紗枝「……」
紗枝「プロデューサーはんが『シールなんだった?』って子供みたいに嬉しそうに覗き込んできたときは、さすがに堪忍袋の緒が切れそうになってもうたわ……」
P「紗枝。あの時、ニコニコしてなかった?」
紗枝「他のすたっふさんたちの手前。気を使っていたんよ」
紗枝「それでも抑え切れず、眉間には血管が浮き出ていたんやけどね」
紗枝「……気づかなかったん?」
P「ごめんなさい」
紗枝「ごめんで済むことなんて、世の中にはほんのひと握りくらいしかあらへんよ」
P「でも、『ゼウス』が当たったからチャラということで……」
紗枝「……『ぜうす』言うやね。このしーるは」
ピラッ…
P「うん。超レアなんだよ」
紗枝「……」
6: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 12:50:45.21 ID:RWJ9RNKtO
P「紗枝。もしも、そのゼウスいらないなら俺にちょうだ」
スッ……
チョキチョキチョキ……
P「ぬあぁぁぁぁっ!!? ゼウスのシールをハサミで切ったぁぁぁっ!!!!?」
紗枝「ゴミやもん」
パラパラパラ……
P「超レアなのにぃぃぃぃぃ!! 細切れにぃぃぃぃ!!!」
紗枝「……よかったら。足元に落ちてるそれあげますえ~」(にこり)
P「いらないよっ!!! 紙吹雪くらいにしかもう用途がないじゃん!!!!」
紗枝「せやね」
P「ひぃぃぃん!!! 紗枝の馬鹿っ!! もう知らないっ!」
紗枝「……」
P「そ、そんな、冷たい目で微笑まれると……辛いものがあるよ?」
紗枝「はぁ。ほんまにもぉ……プロデューサーはんは」
紗枝「カス」
紗枝「……やね」
P「」
スッ……
チョキチョキチョキ……
P「ぬあぁぁぁぁっ!!? ゼウスのシールをハサミで切ったぁぁぁっ!!!!?」
紗枝「ゴミやもん」
パラパラパラ……
P「超レアなのにぃぃぃぃぃ!! 細切れにぃぃぃぃ!!!」
紗枝「……よかったら。足元に落ちてるそれあげますえ~」(にこり)
P「いらないよっ!!! 紙吹雪くらいにしかもう用途がないじゃん!!!!」
紗枝「せやね」
P「ひぃぃぃん!!! 紗枝の馬鹿っ!! もう知らないっ!」
紗枝「……」
P「そ、そんな、冷たい目で微笑まれると……辛いものがあるよ?」
紗枝「はぁ。ほんまにもぉ……プロデューサーはんは」
紗枝「カス」
紗枝「……やね」
P「」
7: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 12:51:44.07 ID:RWJ9RNKtO
紗枝「……れっすんの内容や、らいぶのせってぃんぐもに関しては信頼しているんやで?」
P「はい」
紗枝「でもな。それがちゃらになるくらい。プロデューサーはんはどうしようもなく」
紗枝「カス!」
紗枝「……なんよね」
P「」
紗枝「まったく……おつかいくらいできるようになってもらいたいわ」
P「……」
紗枝「……聞いてるん? まさかおつかいに行くんが初めてやないやろ?」
P「……はい」
紗枝「……ほんまカスやわ」
P「」
P「はい」
紗枝「でもな。それがちゃらになるくらい。プロデューサーはんはどうしようもなく」
紗枝「カス!」
紗枝「……なんよね」
P「」
紗枝「まったく……おつかいくらいできるようになってもらいたいわ」
P「……」
紗枝「……聞いてるん? まさかおつかいに行くんが初めてやないやろ?」
P「……はい」
紗枝「……ほんまカスやわ」
P「」
8: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 12:52:44.05 ID:RWJ9RNKtO
【回想】
(事務所・志希ラボ)
P「最近、紗枝が俺にナイフのような言葉で心をえぐってくるんだけど何か知らない?」
志希「えー。なんであたしに聞くのー?」
P「『アイドルの人格が変わった』時は大抵キミの薬が関わっているからだよ」
P「おらー。白状しろ」
志希「知らないものは知らないってばー」
志希「『疑わしきは罰せず』が法治国家の原則でしょー」
P「何やら壮大な話で煙に巻かれてる感があるぞ」
志希「まさかそんなことしないよ♪」
(事務所・志希ラボ)
P「最近、紗枝が俺にナイフのような言葉で心をえぐってくるんだけど何か知らない?」
志希「えー。なんであたしに聞くのー?」
P「『アイドルの人格が変わった』時は大抵キミの薬が関わっているからだよ」
P「おらー。白状しろ」
志希「知らないものは知らないってばー」
志希「『疑わしきは罰せず』が法治国家の原則でしょー」
P「何やら壮大な話で煙に巻かれてる感があるぞ」
志希「まさかそんなことしないよ♪」
9: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 12:53:25.54 ID:RWJ9RNKtO
P「ほー」
P「ところで。棚にあるビンは何かな?」
志希「まったく全然事件とは関係のない新薬」
P「ラベルに『サディスティックニナール(Sになる)』って書いてあるんだけど、気のせいかな?」
志希「気のせい。気のせい」
P「さっきから、薬を和菓子に練りこんでいる作業に没頭しているような気がするんだけど、それは何だろう?」
志希「目の錯覚だろうね」
P「それ紗枝が好きなお菓子だよね?」
志希「あたしも好きだし。周子ちゃんも好きなお菓子だよ」
P「待ちなさい」
志希「やーだよ♪ にーげるっ♪」
P「くぉらぁぁぁっ!! 待ていぃぃっ!!」
志希「にゃはははは♪」
タッタッタ…
P「ところで。棚にあるビンは何かな?」
志希「まったく全然事件とは関係のない新薬」
P「ラベルに『サディスティックニナール(Sになる)』って書いてあるんだけど、気のせいかな?」
志希「気のせい。気のせい」
P「さっきから、薬を和菓子に練りこんでいる作業に没頭しているような気がするんだけど、それは何だろう?」
志希「目の錯覚だろうね」
P「それ紗枝が好きなお菓子だよね?」
志希「あたしも好きだし。周子ちゃんも好きなお菓子だよ」
P「待ちなさい」
志希「やーだよ♪ にーげるっ♪」
P「くぉらぁぁぁっ!! 待ていぃぃっ!!」
志希「にゃはははは♪」
タッタッタ…
10: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 12:54:15.43 ID:RWJ9RNKtO
(事務所)
P「というわけで紗枝の罵倒を毎日受けているわけだけど……どんどん心が削られていくよ……」
周子「『ビックリマンチョコ』のくだりは完全にプロデューサーに非があるけどね」
P「うるさい。コンビニに『新』があったら普通に買うだろ」
周子「はいはい」
P「ああ辛い辛い。辛くてしんどい誰か癒してお願いします。神様仏様周子様」
周子「なんでアタシにそれを言うん?」
P「たまには誰かに相談くらいしたいもの」
周子「愚痴ってるだけじゃん」
P「愚痴らせておくれ」
周子「あとでお菓子買ってくれるなら」
P「よろしい」
周子「わーい」
P「というわけで紗枝の罵倒を毎日受けているわけだけど……どんどん心が削られていくよ……」
周子「『ビックリマンチョコ』のくだりは完全にプロデューサーに非があるけどね」
P「うるさい。コンビニに『新』があったら普通に買うだろ」
周子「はいはい」
P「ああ辛い辛い。辛くてしんどい誰か癒してお願いします。神様仏様周子様」
周子「なんでアタシにそれを言うん?」
P「たまには誰かに相談くらいしたいもの」
周子「愚痴ってるだけじゃん」
P「愚痴らせておくれ」
周子「あとでお菓子買ってくれるなら」
P「よろしい」
周子「わーい」
11: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 12:54:50.01 ID:RWJ9RNKtO
P「罵倒で『カス』ってひどくない?」
周子「ひどいかどうかはともかく。清々しいほどストレートな罵倒だね」
P「毎日、毎日。あらゆるバリエーションの『カス』で罵倒され続けてるんだ。心労で倒れてしまいそうだよ」
周子「その割には最近、紗枝ちゃんとの仕事を多く入れてない?」
P「他のアイドルの子と一緒に仕事をさせると、被害者が出るかもしれないだろう」
P「俺だけに矛先を向けるようにしておけば安心だから、仕方なく一緒にいるだけだ」
周子「ほほーう」
P「なんだその目は」
周子「別に?」
P「まさか俺が罵倒されたがっている人間だと疑っているのか?」
周子「ちょっぴり」
P「誤解だよ。あんまりな誤解だ」
P「この前なんか酷かったんだぞ。風邪を引いているのに罵倒されたんだ」
周子「へえ。それはさすがに同情するかな」
P「だろ? こんな感じだったんだ」
周子「ひどいかどうかはともかく。清々しいほどストレートな罵倒だね」
P「毎日、毎日。あらゆるバリエーションの『カス』で罵倒され続けてるんだ。心労で倒れてしまいそうだよ」
周子「その割には最近、紗枝ちゃんとの仕事を多く入れてない?」
P「他のアイドルの子と一緒に仕事をさせると、被害者が出るかもしれないだろう」
P「俺だけに矛先を向けるようにしておけば安心だから、仕方なく一緒にいるだけだ」
周子「ほほーう」
P「なんだその目は」
周子「別に?」
P「まさか俺が罵倒されたがっている人間だと疑っているのか?」
周子「ちょっぴり」
P「誤解だよ。あんまりな誤解だ」
P「この前なんか酷かったんだぞ。風邪を引いているのに罵倒されたんだ」
周子「へえ。それはさすがに同情するかな」
P「だろ? こんな感じだったんだ」
12: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 12:55:36.44 ID:RWJ9RNKtO
【回想】
紗枝「プロデューサーはん声カスれとるよ。夏風邪引いたんかいな」
紗枝「ほら。のど飴持っとるから舐めて。早よう治るとええなぁ」
P「ゴホッ……あ゛りがどう……」
コロッ……ペロペロ……
P「……甘い」
紗枝「プロデューサーはん声カスれとるよ。夏風邪引いたんかいな」
紗枝「ほら。のど飴持っとるから舐めて。早よう治るとええなぁ」
P「ゴホッ……あ゛りがどう……」
コロッ……ペロペロ……
P「……甘い」
13: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 12:56:27.41 ID:RWJ9RNKtO
周子「優しいやないかーい」
P「飴は柚味でした」
周子「しらんわ。こんなんただの『ほんわかエピソード』やろ」
周子「てか。このカスは罵倒のカスじゃないじゃん」
P「夏ののど飴ってすぐ溶けちゃうのに、紗枝のは巾着袋に入れてるからか、冷たいままだった」
周子「どうでもえーわー」
P「そうだ。この前は仕事頑張ってたのに罵倒されたんだ」
周子「どんな風に?」
P「こんな風に」
P「飴は柚味でした」
周子「しらんわ。こんなんただの『ほんわかエピソード』やろ」
周子「てか。このカスは罵倒のカスじゃないじゃん」
P「夏ののど飴ってすぐ溶けちゃうのに、紗枝のは巾着袋に入れてるからか、冷たいままだった」
周子「どうでもえーわー」
P「そうだ。この前は仕事頑張ってたのに罵倒されたんだ」
周子「どんな風に?」
P「こんな風に」
14: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 12:56:55.28 ID:RWJ9RNKtO
【回想】
紗枝「まったく。そんなにたくさんの仕事こなせるわけないやろ……」
紗枝「無理せんで。うちに頼ることも覚えてほしいわ……」
紗枝「ほんまにもぉ……カスなんやから……///」
紗枝「まったく。そんなにたくさんの仕事こなせるわけないやろ……」
紗枝「無理せんで。うちに頼ることも覚えてほしいわ……」
紗枝「ほんまにもぉ……カスなんやから……///」
15: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 12:57:58.42 ID:RWJ9RNKtO
周子「優しいやないかーい」
P「優しいよ」
周子「ほっぺたが桜色に染まってるやーん」
P「染まってたよ」
周子「この薬『Sになる』じゃなくて『ツンデレになる』じゃない?」
P「個人的には素直にデレて欲しい」
周子「豚が何を言いよるん」
P「おぉぅ……」
周子「冗談で罵倒したのに、なんで『グッ』ときてるわけ?」
P「新たなる扉を開いてしまいそうだ」
周子「ホントやめんかい」
P「優しいよ」
周子「ほっぺたが桜色に染まってるやーん」
P「染まってたよ」
周子「この薬『Sになる』じゃなくて『ツンデレになる』じゃない?」
P「個人的には素直にデレて欲しい」
周子「豚が何を言いよるん」
P「おぉぅ……」
周子「冗談で罵倒したのに、なんで『グッ』ときてるわけ?」
P「新たなる扉を開いてしまいそうだ」
周子「ホントやめんかい」
16: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 12:58:29.05 ID:RWJ9RNKtO
P「薬の効果は正確なんだよ」
周子「でも紗枝ちゃん。プロデューサーのこと信頼したままじゃん」
P「いいんだよ。変わるのは『態度』と『発言』だけらしいからな」
周子「ふむ?」
P「つまり、根っこの部分は変わらないんだよ。例えば、フレデリカが無口になったとしよう」
周子「ありえないと思うけど。うん」
P「でも、フレデリカが喋らなくなったとしてもフリーダムな行動は変わらないのは想像できるだろ?」
周子「できるねー。変わらずフレちゃんだろうねー。パントマイムとか始めそうだねー」
P「理屈はそれと同じだ。根っこは優しい紗枝のままというわけだ」
周子「『本当は優しい』ってわかってるなら。罵倒されても辛くないじゃん」
P「言われてみれば」
周子「帰るね」
P「お疲れ様」
周子「あとで松坂牛の約束。忘れないでね」
P「え、ちょ。お菓子じゃ」
パタン
P「えぇ……」
周子「でも紗枝ちゃん。プロデューサーのこと信頼したままじゃん」
P「いいんだよ。変わるのは『態度』と『発言』だけらしいからな」
周子「ふむ?」
P「つまり、根っこの部分は変わらないんだよ。例えば、フレデリカが無口になったとしよう」
周子「ありえないと思うけど。うん」
P「でも、フレデリカが喋らなくなったとしてもフリーダムな行動は変わらないのは想像できるだろ?」
周子「できるねー。変わらずフレちゃんだろうねー。パントマイムとか始めそうだねー」
P「理屈はそれと同じだ。根っこは優しい紗枝のままというわけだ」
周子「『本当は優しい』ってわかってるなら。罵倒されても辛くないじゃん」
P「言われてみれば」
周子「帰るね」
P「お疲れ様」
周子「あとで松坂牛の約束。忘れないでね」
P「え、ちょ。お菓子じゃ」
パタン
P「えぇ……」
17: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 12:59:20.85 ID:RWJ9RNKtO
テクテクテク……パタン
紗枝「おはようどす~」
P「おはよう。レッスン。午後からじゃなかったっけ?」
紗枝「早起きしてもうてなぁ。早く来る分にはええやろ~」
P「まあね」
紗枝「それよりプロデューサーはん。さっきまで周子はんとお喋りしてたみたいやなぁ」
P「すれ違ったんだな」
紗枝「カスのくせに周子はんの時間を無駄にするなんて。何様のつもりなん?」(にっこり)
P「ぐぅ。朝イチの罵倒」
紗枝「おはようどす~」
P「おはよう。レッスン。午後からじゃなかったっけ?」
紗枝「早起きしてもうてなぁ。早く来る分にはええやろ~」
P「まあね」
紗枝「それよりプロデューサーはん。さっきまで周子はんとお喋りしてたみたいやなぁ」
P「すれ違ったんだな」
紗枝「カスのくせに周子はんの時間を無駄にするなんて。何様のつもりなん?」(にっこり)
P「ぐぅ。朝イチの罵倒」
18: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 13:00:00.99 ID:RWJ9RNKtO
紗枝「まったく……。プロデューサーはんにたくさんのあいどるをプロデュースすること自体が間違ってると思うんやけど」
P「というと?」
紗枝「せやなぁ……いまのプロデューサーはんがプロデュースできる人数なんて、せいぜい1人が限度やろ?」
P「さすがに少なすぎやしないかい?」
紗枝「おつかいも満足にできないようなプロデューサーはんにはちょうどええどすえ~」
P「あんまりじゃないか」
紗枝「そやからなぁ。プロデュースするのは、う、うちだけでええと思わへんかな……」
P「はい?」
紗枝「……せめて1度で内容を把握してほしいわ」
紗枝「カス」
紗枝「なりにな」
P「」
P「というと?」
紗枝「せやなぁ……いまのプロデューサーはんがプロデュースできる人数なんて、せいぜい1人が限度やろ?」
P「さすがに少なすぎやしないかい?」
紗枝「おつかいも満足にできないようなプロデューサーはんにはちょうどええどすえ~」
P「あんまりじゃないか」
紗枝「そやからなぁ。プロデュースするのは、う、うちだけでええと思わへんかな……」
P「はい?」
紗枝「……せめて1度で内容を把握してほしいわ」
紗枝「カス」
紗枝「なりにな」
P「」
19: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 13:00:33.42 ID:RWJ9RNKtO
P「紗枝1人だけをプロデュースするのは無理」
紗枝「……なんや。えらいはっきりいうなぁ。無理とかできないとか。情けないわぁ」(ぷいっ)
P「すねてる?」
紗枝「そないな。間の抜けたこと言わんでほしいわ。てんで的外れやで?」(ぷいっ)
P「顔を背けて、ほっぺたを膨らませるとはわかりやすい」
紗枝「豚が。うちのことを気安く見んでくれへんかな」
P「急にひどいぞ?」
紗枝「もう、黙っててや」
紗枝「カス」
P「」
紗枝「……なんや。えらいはっきりいうなぁ。無理とかできないとか。情けないわぁ」(ぷいっ)
P「すねてる?」
紗枝「そないな。間の抜けたこと言わんでほしいわ。てんで的外れやで?」(ぷいっ)
P「顔を背けて、ほっぺたを膨らませるとはわかりやすい」
紗枝「豚が。うちのことを気安く見んでくれへんかな」
P「急にひどいぞ?」
紗枝「もう、黙っててや」
紗枝「カス」
P「」
20: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 13:01:05.51 ID:RWJ9RNKtO
P「所属アイドルはみんな大切だ。切り捨てることはしない」
紗枝「……」
P「でも、紗枝だって周子とか、幸子とか、友紀がいなくなるのは嫌だろ?」
紗枝「……せやけど」
P「俺は紗枝が人一倍努力してるのも知ってる。周りを見てさりげなく気を遣ってるのも知ってる」
P「だからたまには甘えておいで。紗枝1人だけに構ってあげることはできないけど、それくらいならできるからさ」
なでなで……
紗枝「気安く頭撫でないでほしいわ……」
P「嫌だった?」
紗枝「……今回だけは特別に許したるよ」
紗枝「だって……プロデューサーはんはカスなんやから。仕方ないわ♪」
ケース1. 小早川紗枝 end
紗枝「……」
P「でも、紗枝だって周子とか、幸子とか、友紀がいなくなるのは嫌だろ?」
紗枝「……せやけど」
P「俺は紗枝が人一倍努力してるのも知ってる。周りを見てさりげなく気を遣ってるのも知ってる」
P「だからたまには甘えておいで。紗枝1人だけに構ってあげることはできないけど、それくらいならできるからさ」
なでなで……
紗枝「気安く頭撫でないでほしいわ……」
P「嫌だった?」
紗枝「……今回だけは特別に許したるよ」
紗枝「だって……プロデューサーはんはカスなんやから。仕方ないわ♪」
ケース1. 小早川紗枝 end
21: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 13:01:48.96 ID:RWJ9RNKtO
【薬の効果が切れた後】
紗枝「ぷ、プロデューサーはん……その……しばらくうち。ひどいことを言ってたみたいで……本心やないんよ?」(おろおろ)
P「気にしてないよ」
紗枝「う、嘘や。あんなひどいこと言われて傷付かない人がいるわけないやろ」
P「むしろ。ご褒美でした」
紗枝「うん?」
P「なんでもない」
紗枝「と、とにかく……今回のことは何か埋め合わせをせんと……うちの気が済まへんのよ……」
P「埋め合わせって何をしてくれるの?」
紗枝「ええと、その、うちが暴言を吐いた分。プロデューサーはんにもお返しに暴言を吐いてもらおうかと考えているんよ……」
P「つまり紗枝に向かって『カス』って罵倒しろと?」
紗枝「せやで」
P「嫌だ。嫌だ。何の罰ゲームで女子高生を罵倒しなきゃいけないんだ。心苦しくて死にたくなる絶対嫌だ。お断りだ」
紗枝「ぷ、プロデューサーはん……その……しばらくうち。ひどいことを言ってたみたいで……本心やないんよ?」(おろおろ)
P「気にしてないよ」
紗枝「う、嘘や。あんなひどいこと言われて傷付かない人がいるわけないやろ」
P「むしろ。ご褒美でした」
紗枝「うん?」
P「なんでもない」
紗枝「と、とにかく……今回のことは何か埋め合わせをせんと……うちの気が済まへんのよ……」
P「埋め合わせって何をしてくれるの?」
紗枝「ええと、その、うちが暴言を吐いた分。プロデューサーはんにもお返しに暴言を吐いてもらおうかと考えているんよ……」
P「つまり紗枝に向かって『カス』って罵倒しろと?」
紗枝「せやで」
P「嫌だ。嫌だ。何の罰ゲームで女子高生を罵倒しなきゃいけないんだ。心苦しくて死にたくなる絶対嫌だ。お断りだ」
22: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 13:02:25.66 ID:RWJ9RNKtO
紗枝「せやけど……このままなーんもなしにすることになったら……うち。自分が嫌いになってあいどるを辞めてしまうかもしれんわ……」
P「えぇ。それも困る」
紗枝「だったら……すこーしだけでもええから。罵倒してくれへんかな?」
P「……少しだけだぞ」
紗枝「おおきに」
P「さ、紗枝の豚ー」
紗枝「……」
P「……」
紗枝「プロデューサーはんに『豚』って暴言吐かれたわー。ひどいー。ちひろはーん」(棒読み)
P「話が違うっ!」
紗枝「ふふふ~♪」
P「えぇ。それも困る」
紗枝「だったら……すこーしだけでもええから。罵倒してくれへんかな?」
P「……少しだけだぞ」
紗枝「おおきに」
P「さ、紗枝の豚ー」
紗枝「……」
P「……」
紗枝「プロデューサーはんに『豚』って暴言吐かれたわー。ひどいー。ちひろはーん」(棒読み)
P「話が違うっ!」
紗枝「ふふふ~♪」
26: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 16:57:06.02 ID:f+6wxnbSO
ケース2. 「島村卯月」
卯月「うわぁ。豚ですね♪」
卯月「早くしろよ豚♪」
卯月「豚さーん」
卯月「豚」
卯月「豚プロデューサー♪」
卯月「おい、豚」
卯月「豚ー?」
卯月「えへへ♪」
卯月「豚!」
卯月「うわぁ。豚ですね♪」
卯月「早くしろよ豚♪」
卯月「豚さーん」
卯月「豚」
卯月「豚プロデューサー♪」
卯月「おい、豚」
卯月「豚ー?」
卯月「えへへ♪」
卯月「豚!」
27: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 16:57:33.75 ID:f+6wxnbSO
(事務所)
卯月「(……今日は私のテレビ特集が放送される日ですね)」
卯月「(ドキュメンタリーなんてちょっと恥ずかしいですけど……嬉しいです)」
卯月「(……プロデューサーさん。もう来ているでしょうか)」
卯月「(ソファに座って画面の前に張り付いていてくれたりして♪)」
カチャ……
卯月「おはようございます♪」
P「765高校がんばえー! フゥー!」
パーパラッパラッパラー♪
パーパラッパラッパラー♪
カキーンウッターコレハオオキイゾー
P「せーの! ナイバッチー!」
卯月「」
卯月「(……今日は私のテレビ特集が放送される日ですね)」
卯月「(ドキュメンタリーなんてちょっと恥ずかしいですけど……嬉しいです)」
卯月「(……プロデューサーさん。もう来ているでしょうか)」
卯月「(ソファに座って画面の前に張り付いていてくれたりして♪)」
カチャ……
卯月「おはようございます♪」
P「765高校がんばえー! フゥー!」
パーパラッパラッパラー♪
パーパラッパラッパラー♪
カキーンウッターコレハオオキイゾー
P「せーの! ナイバッチー!」
卯月「」
28: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 16:58:26.72 ID:f+6wxnbSO
卯月「で、何をしていたんですか。プロデューサーさん」
P「その『高校野球』に熱中していまして……つい」
卯月「うっかりやさんですね~」
P「……はい」
卯月「まあ。私の特集なんてどうでもいいんでしょうから。いいですけど」
P「どうでもよくないって」
卯月「放送日。覚えてました?」
P「……出勤の時は覚えていたんですが、その、野球が楽しくてつい……」
卯月「……まったくプロデューサーさんは」
卯月「豚」
卯月「ですね♪」
P「」
P「その『高校野球』に熱中していまして……つい」
卯月「うっかりやさんですね~」
P「……はい」
卯月「まあ。私の特集なんてどうでもいいんでしょうから。いいですけど」
P「どうでもよくないって」
卯月「放送日。覚えてました?」
P「……出勤の時は覚えていたんですが、その、野球が楽しくてつい……」
卯月「……まったくプロデューサーさんは」
卯月「豚」
卯月「ですね♪」
P「」
29: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 16:59:16.42 ID:f+6wxnbSO
卯月「反省しているんですか?」
P「も、もちろんでございます」
卯月「じゃあ……ちゃんと反省していることを言葉にしてください♪」
P「卯月の特番を忘れてすみま」
卯月「プロデューサーさん。違いますよ♪」
P「うん?」
卯月「反省している時は『私は豚です』でしょう♪」
P「」
P「も、もちろんでございます」
卯月「じゃあ……ちゃんと反省していることを言葉にしてください♪」
P「卯月の特番を忘れてすみま」
卯月「プロデューサーさん。違いますよ♪」
P「うん?」
卯月「反省している時は『私は豚です』でしょう♪」
P「」
30: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 16:59:43.02 ID:f+6wxnbSO
P「卯月。さすがにそれはおかしいと思うんだ」
卯月「担当アイドルの特集をすっぽかして、野球に熱中していた人のほうがおかしいですよ」
卯月「豚さんなんですから素直になりましょうね♪」
P「えぇ……」
卯月「せーの♪ さん、はいっ♪」
P「わ、私は……豚です」
卯月「聞こえない」
P「ヒィ! 私は豚です!!」
卯月「もう一度」
P「私は豚ですっ!!!」
卯月「えへへ♪ よく言えましたね~♪ 偉いですよ~♪」
卯月「豚」
P「」
卯月「担当アイドルの特集をすっぽかして、野球に熱中していた人のほうがおかしいですよ」
卯月「豚さんなんですから素直になりましょうね♪」
P「えぇ……」
卯月「せーの♪ さん、はいっ♪」
P「わ、私は……豚です」
卯月「聞こえない」
P「ヒィ! 私は豚です!!」
卯月「もう一度」
P「私は豚ですっ!!!」
卯月「えへへ♪ よく言えましたね~♪ 偉いですよ~♪」
卯月「豚」
P「」
31: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 17:00:23.99 ID:f+6wxnbSO
(高級焼肉店)
P「」
周子「おーい。プロデューサーさん。生きてるかーい」
ムシャムシャ……
P「死んでる。精神的にも財布的にも」
周子「松坂牛美味しいねえ」
美玲「とろける美味しさだなー」
周子「美玲ちゃん。たくさん食べてええからね~」
美玲「おお! サンキュー!」
むくり
P「……回復」
周子「おー。起き上がった」
P「」
周子「おーい。プロデューサーさん。生きてるかーい」
ムシャムシャ……
P「死んでる。精神的にも財布的にも」
周子「松坂牛美味しいねえ」
美玲「とろける美味しさだなー」
周子「美玲ちゃん。たくさん食べてええからね~」
美玲「おお! サンキュー!」
むくり
P「……回復」
周子「おー。起き上がった」
32: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 17:00:52.10 ID:f+6wxnbSO
P「俺のおごりだということを忘れないように。というか、何故、美玲がいる?」
周子「事務所出る時、カップラーメン食べようとしてるのが目に付いたからさー。子供なのに栄養偏っちゃうじゃない?」
P「焼肉も大概だよ?」
美玲「付いてきちゃダメだった……のか?」
周子「そんなことないない。大歓迎だよん」
周子「気ぃ使っちゃって可愛いなー。こいつめ、こいつめー。うりうり~♪」
美玲「や、やめろッ! よしよしするなッ!」
周子「かわえーなー♪」
P「ま。ここまできたら散財は覚悟の上だ。周子も美玲もどんどん焼いて食べなさいな」
周子「ほーい。すみませーん。特上カルビ3人前くださいなー」
P「ちっとは遠慮しろや」
美玲「メロンソーダも頼むッ!」
周子「事務所出る時、カップラーメン食べようとしてるのが目に付いたからさー。子供なのに栄養偏っちゃうじゃない?」
P「焼肉も大概だよ?」
美玲「付いてきちゃダメだった……のか?」
周子「そんなことないない。大歓迎だよん」
周子「気ぃ使っちゃって可愛いなー。こいつめ、こいつめー。うりうり~♪」
美玲「や、やめろッ! よしよしするなッ!」
周子「かわえーなー♪」
P「ま。ここまできたら散財は覚悟の上だ。周子も美玲もどんどん焼いて食べなさいな」
周子「ほーい。すみませーん。特上カルビ3人前くださいなー」
P「ちっとは遠慮しろや」
美玲「メロンソーダも頼むッ!」
33: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 17:01:22.16 ID:f+6wxnbSO
P「ふぅ。食べた、食べた……」
美玲「も、もう食えないぞ」
周子「満腹じゃー」
P「さて。いまの俺の被害の話でも始めようかね」
周子「えー。また愚痴るわけ?」
美玲「何の話だ?」
周子「あんねー。かくかくじかじかでさー」
……
美玲「なるほど。ちょっと可哀想カモ……」
P「同情しておくれ。慰めておくれ」
周子「罵倒されて喜んでるくせに」
美玲「え? そうなのか? 悪口言われると普通は悲しくなるだろ」
周子「プロデューサーは変態だから喜んじゃうんだよねぇ」
美玲「えぇ……そうなのか……」(ドン引き)
P「周子。美玲に変なことを教えるんじゃない」
周子「事実やん」
美玲「も、もう食えないぞ」
周子「満腹じゃー」
P「さて。いまの俺の被害の話でも始めようかね」
周子「えー。また愚痴るわけ?」
美玲「何の話だ?」
周子「あんねー。かくかくじかじかでさー」
……
美玲「なるほど。ちょっと可哀想カモ……」
P「同情しておくれ。慰めておくれ」
周子「罵倒されて喜んでるくせに」
美玲「え? そうなのか? 悪口言われると普通は悲しくなるだろ」
周子「プロデューサーは変態だから喜んじゃうんだよねぇ」
美玲「えぇ……そうなのか……」(ドン引き)
P「周子。美玲に変なことを教えるんじゃない」
周子「事実やん」
34: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 17:01:49.03 ID:f+6wxnbSO
周子「紗枝ちゃんの時はあんなに嬉しそうだったじゃない」
P「紗枝は『温かみのあるカス』だったからな」
P「でも。卯月の罵倒は傷口に唐辛子をすり込まれるようなキツさがあって……本当に心が折れそうになるんだ……」
P「あの笑顔で蔑まれたりされるのがたまらなく辛い」
周子「まあまあ。頑張ってよ豚」
P「おぉぅ……そういうサラッとした罵倒がいいんだよ」
美玲「へ、ヘンタイだッ!」
P「あ、やばっ。美玲の罵倒が理想的かも」
美玲「本当に気持ちワルイぞッ! バカッ!」
P「おぉ……」
美玲「その反応ヤメろッ! ヘンタイッ! ヘンタイッ! ヘンタイーーッ!」
P「美玲。うちの子にならない?」
美玲「し、周子ぉ……助けてぇ……! プロデューサーが怖いッ……」
周子「プロデューサー。あんまりいじめたらあかんよ」
P「冗談だよ」
P「紗枝は『温かみのあるカス』だったからな」
P「でも。卯月の罵倒は傷口に唐辛子をすり込まれるようなキツさがあって……本当に心が折れそうになるんだ……」
P「あの笑顔で蔑まれたりされるのがたまらなく辛い」
周子「まあまあ。頑張ってよ豚」
P「おぉぅ……そういうサラッとした罵倒がいいんだよ」
美玲「へ、ヘンタイだッ!」
P「あ、やばっ。美玲の罵倒が理想的かも」
美玲「本当に気持ちワルイぞッ! バカッ!」
P「おぉ……」
美玲「その反応ヤメろッ! ヘンタイッ! ヘンタイッ! ヘンタイーーッ!」
P「美玲。うちの子にならない?」
美玲「し、周子ぉ……助けてぇ……! プロデューサーが怖いッ……」
周子「プロデューサー。あんまりいじめたらあかんよ」
P「冗談だよ」
35: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 17:02:38.14 ID:f+6wxnbSO
周子「プロデューサー。ご馳走様ー♪」
美玲「ありがとなッ。美味しかった♪」
P「それは何より」
周子「そーいやさ。卯月ちゃんはどうやって『マルキドサドニナール』を飲んだん?」
P「名前が微妙に違うような気もするが……どうでもいいか」
P「どうやら、運悪く冷蔵庫にある薬入りのジュースを飲んでしまったらしいんだ」
P「たまにあるんだよ。志希がこっそりイタズラするんだ」
周子「冷蔵庫の中って『ロシアンルーレット』的なことになってるんやね」
P「前からそんな感じだったよ」
周子「志希ちゃん。何してるんよー」
美玲「ウチ。もう事務所のジュース飲まない……」
美玲「ありがとなッ。美味しかった♪」
P「それは何より」
周子「そーいやさ。卯月ちゃんはどうやって『マルキドサドニナール』を飲んだん?」
P「名前が微妙に違うような気もするが……どうでもいいか」
P「どうやら、運悪く冷蔵庫にある薬入りのジュースを飲んでしまったらしいんだ」
P「たまにあるんだよ。志希がこっそりイタズラするんだ」
周子「冷蔵庫の中って『ロシアンルーレット』的なことになってるんやね」
P「前からそんな感じだったよ」
周子「志希ちゃん。何してるんよー」
美玲「ウチ。もう事務所のジュース飲まない……」
36: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 17:03:28.85 ID:f+6wxnbSO
(次の日の朝・P宅)
P「ふぁぁ……今日は休みだ……」
P「しかし、休んでなどいられぬ。スケジュールのチェック、ライブの演出とそれからやることは……」
ニュッ
卯月「おはようございます♪ プロデューサーさん♪」
P「おはよう卯月」
P「ふぁぁ……今日は休みだ……」
P「しかし、休んでなどいられぬ。スケジュールのチェック、ライブの演出とそれからやることは……」
ニュッ
卯月「おはようございます♪ プロデューサーさん♪」
P「おはよう卯月」
37: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 17:04:08.87 ID:f+6wxnbSO
P「さて。今日、俺はオフなのに。なぜ卯月と出会っているのかな?」
卯月「私もオフでしたので♪」
P「なるほどありがとう。ではなぜ俺の家に来たのかな?」
卯月「プロデューサーさんがみっともないことをしないように。見張りに来てあげたんです♪」
ジャラジャラ……
P「なるほどありがとう。ところでなぜ、俺の首に鎖が繋がれているのかな?」
卯月「えへへ♪ プロデューサーさんのためです♪」
P「なるほどありがとう。ところでなぜ、卯月は俺の隣で寝ているのかな?」
卯月「逃げないように♪」
P「なるほどありがとう。つまり俺は囚われの身ということだな」
P「誰か助けてー」
卯月「うるさいですよ♪」
卯月「豚」
P「」
卯月「私もオフでしたので♪」
P「なるほどありがとう。ではなぜ俺の家に来たのかな?」
卯月「プロデューサーさんがみっともないことをしないように。見張りに来てあげたんです♪」
ジャラジャラ……
P「なるほどありがとう。ところでなぜ、俺の首に鎖が繋がれているのかな?」
卯月「えへへ♪ プロデューサーさんのためです♪」
P「なるほどありがとう。ところでなぜ、卯月は俺の隣で寝ているのかな?」
卯月「逃げないように♪」
P「なるほどありがとう。つまり俺は囚われの身ということだな」
P「誰か助けてー」
卯月「うるさいですよ♪」
卯月「豚」
P「」
38: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 17:05:14.16 ID:f+6wxnbSO
P「(周子や。これは『ツン』を通り越して『ヤン』になっていやしないかい?)」
卯月「何をブツブツ言っているんですか。まったくもう。豚さんなんですから」
ジャラジャラ……グイッ……
P「卯月、卯月。『にこやかに鎖を引く』のはやめて欲しいんだ。恐怖を感じる」
卯月「プロデューサーさんのその惨めな表情……ちょっと好きかもしれません♪」
P「やめてー。元に戻ってー」
卯月「豚が人様にお願いするなんて……しつけが必要みたいですね♪」
P「待って。時子みたいなことを言わないで」
P「おい。なんだその手に持ってるまるでムチのようなムチは」
卯月「ムチですよ」
P「だよね」
P「ヘルプミィーー!」
卯月「えへへ♪ 騒がないでくださいって言ってるのに♪」
卯月「……ちょっぴり痛いですから。我慢しましょうね~♪」
ニ゛ャァァァァッァ……!
卯月「何をブツブツ言っているんですか。まったくもう。豚さんなんですから」
ジャラジャラ……グイッ……
P「卯月、卯月。『にこやかに鎖を引く』のはやめて欲しいんだ。恐怖を感じる」
卯月「プロデューサーさんのその惨めな表情……ちょっと好きかもしれません♪」
P「やめてー。元に戻ってー」
卯月「豚が人様にお願いするなんて……しつけが必要みたいですね♪」
P「待って。時子みたいなことを言わないで」
P「おい。なんだその手に持ってるまるでムチのようなムチは」
卯月「ムチですよ」
P「だよね」
P「ヘルプミィーー!」
卯月「えへへ♪ 騒がないでくださいって言ってるのに♪」
卯月「……ちょっぴり痛いですから。我慢しましょうね~♪」
ニ゛ャァァァァッァ……!
39: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 17:05:47.60 ID:f+6wxnbSO
(お昼)
P「卯月様。空腹です」
卯月「はい♪ いま餌を作ってますからね~♪」
P「あの。手伝いますので鎖を外してはいただけないでしょうか?」
卯月「プロデューサーさんは豚を町中に放してもいいと思うんですか?」
P「時と場合によっては」
卯月「常識的に考えて。駄目ですよね」
P「ソウデスネ……」
卯月「さあ、できました♪ 餌ですよ♪」
【卯月の手作り餌】
・おにぎり
・卵焼き
・鮭
・ほうれん草のごま和え
・ミートボール
P「卯月様。空腹です」
卯月「はい♪ いま餌を作ってますからね~♪」
P「あの。手伝いますので鎖を外してはいただけないでしょうか?」
卯月「プロデューサーさんは豚を町中に放してもいいと思うんですか?」
P「時と場合によっては」
卯月「常識的に考えて。駄目ですよね」
P「ソウデスネ……」
卯月「さあ、できました♪ 餌ですよ♪」
【卯月の手作り餌】
・おにぎり
・卵焼き
・鮭
・ほうれん草のごま和え
・ミートボール
40: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 17:06:45.72 ID:f+6wxnbSO
P「美味しそう。朝食っぽい和食だなぁ」
P「……味噌汁は?」
卯月「何を贅沢なことを言ってるんですか。つけあがってはいけませんよ?」
卯月「豚」
P「」
P「あの。できれば先ほど付けられた手錠の方も外してはいただけないでしょうか?」
ジャラッ……
卯月「豚さんは逃げ出してしまいそうですからね~」
P「手が使えないとご飯が食べられない」
卯月「安心してください♪ 私が食べさせてあげますからね♪」
P「なるほど。それはありがたい」
P「ところでお箸とか、スプーンが見当たらないんだけど」
卯月「プロデューサーさん。豚がスプーンを使ってご飯を食べるところを見たことがありますか?」
P「ありません」
卯月「でしょう」
P「……味噌汁は?」
卯月「何を贅沢なことを言ってるんですか。つけあがってはいけませんよ?」
卯月「豚」
P「」
P「あの。できれば先ほど付けられた手錠の方も外してはいただけないでしょうか?」
ジャラッ……
卯月「豚さんは逃げ出してしまいそうですからね~」
P「手が使えないとご飯が食べられない」
卯月「安心してください♪ 私が食べさせてあげますからね♪」
P「なるほど。それはありがたい」
P「ところでお箸とか、スプーンが見当たらないんだけど」
卯月「プロデューサーさん。豚がスプーンを使ってご飯を食べるところを見たことがありますか?」
P「ありません」
卯月「でしょう」
41: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 17:08:04.43 ID:f+6wxnbSO
P「つまり。這いつくばった姿勢で食べろと言うことですね。卯月様」
卯月「いえ。私が食べさせてあげます♪」
P「うん?」
卯月「ほら♪ 膝枕してあげますからね♪」
ヒョイ……
P「おおぅ……柔らかい……」
P「(そしていい匂いがするぞ……素晴らしい)」
卯月「アーンしてください♪ おにぎりです♪」
P「(とてもやましいことをしているような気もするが……逆らうのは得策ではないな。素直にしておこう)」
P「アーン……」
ムシャムシャ……パクパク……
P「中身はシーチキンマヨか。とても美味しい」
卯月「よかったです♪ 餌作りもっと上手になりますね♪」
P「あくまでも『餌』なんだな……」
卯月「豚」
卯月「ですからね」
P「」
卯月「いえ。私が食べさせてあげます♪」
P「うん?」
卯月「ほら♪ 膝枕してあげますからね♪」
ヒョイ……
P「おおぅ……柔らかい……」
P「(そしていい匂いがするぞ……素晴らしい)」
卯月「アーンしてください♪ おにぎりです♪」
P「(とてもやましいことをしているような気もするが……逆らうのは得策ではないな。素直にしておこう)」
P「アーン……」
ムシャムシャ……パクパク……
P「中身はシーチキンマヨか。とても美味しい」
卯月「よかったです♪ 餌作りもっと上手になりますね♪」
P「あくまでも『餌』なんだな……」
卯月「豚」
卯月「ですからね」
P「」
42: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 17:09:18.47 ID:f+6wxnbSO
卯月「ほら、次です♪ あーん♪」
P「……ミートボールのソースが思いっきり手に付いてるけど、いいの?」
卯月「大丈夫ですよ。汚れたところはプロデューサーさんに舐めてもらいますから♪」
P「うん?」
卯月「『指が汚れたら舐めろ』と言っているんですよ。豚さん♪」
P「……」
卯月「早くあーんしないと鼻の穴に押し込みますよ?」
P「は、はい」
あーん……もぐもぐ……
卯月「舐めるのを忘れてますよ?」
P「……」
ちゅぱちゅぱ……ペロペロ……
卯月「わぁっ……私の指を夢中になって舐めるなんて……♪」
卯月「変態」
P「」
卯月「女子高生の指を舐め回すなんて……普通の神経の人ではできませんよ?」
卯月「やっぱりプロデューサーさんは」
卯月「豚」
卯月「ですね♪」
P「」
P「……ミートボールのソースが思いっきり手に付いてるけど、いいの?」
卯月「大丈夫ですよ。汚れたところはプロデューサーさんに舐めてもらいますから♪」
P「うん?」
卯月「『指が汚れたら舐めろ』と言っているんですよ。豚さん♪」
P「……」
卯月「早くあーんしないと鼻の穴に押し込みますよ?」
P「は、はい」
あーん……もぐもぐ……
卯月「舐めるのを忘れてますよ?」
P「……」
ちゅぱちゅぱ……ペロペロ……
卯月「わぁっ……私の指を夢中になって舐めるなんて……♪」
卯月「変態」
P「」
卯月「女子高生の指を舐め回すなんて……普通の神経の人ではできませんよ?」
卯月「やっぱりプロデューサーさんは」
卯月「豚」
卯月「ですね♪」
P「」
43: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 17:10:23.78 ID:f+6wxnbSO
(夕方)
卯月「ずいぶんおとなしくなりましたね。豚さん♪」
P「卯月様のご指導のおかげです。飼っていただきありがとうございます」
卯月「えへへ♪ 担当アイドルに飼われて恥ずかしいですね♪」
P「もったいなきお言葉」
卯月「さ。それじゃあ、この姿を事務所のみんなに見てもら」
プシュゥゥ……
P「?」
卯月「ずいぶんおとなしくなりましたね。豚さん♪」
P「卯月様のご指導のおかげです。飼っていただきありがとうございます」
卯月「えへへ♪ 担当アイドルに飼われて恥ずかしいですね♪」
P「もったいなきお言葉」
卯月「さ。それじゃあ、この姿を事務所のみんなに見てもら」
プシュゥゥ……
P「?」
44: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 17:10:58.58 ID:f+6wxnbSO
卯月「あれ……私、さっきまで何を」
P「……薬切れた?」
卯月「……」(思い出し中)
卯月「ご、ご、ごめんなさいぃぃーーーっ///」
ウワァァァ…
タッタッタ…
P「ちょっ!! 逃げる前に鎖と手錠を外していってぇぇ!!?」
ケース2. 島村卯月 end
P「……薬切れた?」
卯月「……」(思い出し中)
卯月「ご、ご、ごめんなさいぃぃーーーっ///」
ウワァァァ…
タッタッタ…
P「ちょっ!! 逃げる前に鎖と手錠を外していってぇぇ!!?」
ケース2. 島村卯月 end
45: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 17:22:18.10 ID:f+6wxnbSO
【その後】
美嘉「お疲れ様プロデューサー★」
P「死にそうだ」
美嘉「あはは。大げさすぎっしょ♪」
周子「卯月ちゃんに話聞いたんやけどな」
周子「監禁した理由は『働きすぎのプロデューサーさんに休んでもらいたかった』ということだったらしいんよね」
P「なるほど」
周子「優しいねー」
P「監禁されたくはなかったよ」
美嘉「プロデューサー。ホントに何してんのよ」
P「うるさいぞ。美嘉。俺はただの被害者だ」
周子「その割には嬉しそうだったけどね」
P「し、知らんな」
美嘉「お疲れ様プロデューサー★」
P「死にそうだ」
美嘉「あはは。大げさすぎっしょ♪」
周子「卯月ちゃんに話聞いたんやけどな」
周子「監禁した理由は『働きすぎのプロデューサーさんに休んでもらいたかった』ということだったらしいんよね」
P「なるほど」
周子「優しいねー」
P「監禁されたくはなかったよ」
美嘉「プロデューサー。ホントに何してんのよ」
P「うるさいぞ。美嘉。俺はただの被害者だ」
周子「その割には嬉しそうだったけどね」
P「し、知らんな」
46: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 17:22:55.76 ID:f+6wxnbSO
周子「ところで。美嘉ちゃんもこの薬飲んでみいへん?♪」
美嘉「お、お断りっ!」
周子「普段、抑えてるキモチとか……溢れ出てしまうからなぁ♪」
美嘉「たーんま!! そういうの無しっ!!」
P「今思い付いた。『カリスマドSギャル』って企画を推したら会議で通りそうだな」
美嘉「はぁ!?」
周子「いいねー。ドS和風アイドルも一緒にどう?」
P「もう紗枝でやったからモチベーションが上がらない」
周子「いけずー」
美嘉「てか。そんな仕事やらないから!」
P「ほう。絶対?」
美嘉「やるわけない!」
周子「へー。絶対?」
美嘉「やらないからっ!!」
美嘉「お、お断りっ!」
周子「普段、抑えてるキモチとか……溢れ出てしまうからなぁ♪」
美嘉「たーんま!! そういうの無しっ!!」
P「今思い付いた。『カリスマドSギャル』って企画を推したら会議で通りそうだな」
美嘉「はぁ!?」
周子「いいねー。ドS和風アイドルも一緒にどう?」
P「もう紗枝でやったからモチベーションが上がらない」
周子「いけずー」
美嘉「てか。そんな仕事やらないから!」
P「ほう。絶対?」
美嘉「やるわけない!」
周子「へー。絶対?」
美嘉「やらないからっ!!」
47: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 17:26:00.85 ID:f+6wxnbSO
(しばらくして)
深夜ドラマ:
【カリスマドSギャル ★ 城ヶ崎美嘉】
~♪
美嘉「おらぁっ!! アタシに跪きなさい! 豚どもっ★!!」
ピシッ!!
ブヒィィィ!!
美嘉「あはははっ!! キモいキモいキモいキモいっ★」
美嘉「ほら、アタシの靴を舐めさせてアゲル★」
美嘉「埃と泥を綺麗に舐め落としなさい★」
美嘉「この世の悪人はすべてアタシの豚よ★」
美嘉「調教してあげるわっ★」(決め台詞)
~♪
P「(ノリノリじゃないか)
深夜ドラマ:
【カリスマドSギャル ★ 城ヶ崎美嘉】
~♪
美嘉「おらぁっ!! アタシに跪きなさい! 豚どもっ★!!」
ピシッ!!
ブヒィィィ!!
美嘉「あはははっ!! キモいキモいキモいキモいっ★」
美嘉「ほら、アタシの靴を舐めさせてアゲル★」
美嘉「埃と泥を綺麗に舐め落としなさい★」
美嘉「この世の悪人はすべてアタシの豚よ★」
美嘉「調教してあげるわっ★」(決め台詞)
~♪
P「(ノリノリじゃないか)
55: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 21:27:09.42 ID:/tjqJon90
ケース3. 大槻唯
(午前中・事務所)
カチャッ
唯「ちゃーっす♪ おーっと、プロデューサーちゃんと周子ちゃんだ~☆」
P「……」(ビクッ)
周子「おはようさ~ん~」
周子「どしたん? 今日はえらい早いなぁ」
唯「えへへ。ゆいねー、今日ショップでミニライブやるんだよね☆ だから張り切ってんの☆」
周子「ほうほう。頑張ってきておいでー」
唯「あんがと。周子ちゃん☆」
周子「いいえ~」
P「……」
唯「ほーら、プロデューサーちゃん。今日は車で送り迎えしてくれる約束だったよね☆」
P「ま、まだ早くないかな?」
唯「いーの♪ ライブ前にちょこっとデートして、それから会場いこーよ☆」
唯「そうしないとゆいのテンションあがんねーっ♪ ってことになっちゃうかもだからさー☆」
周子「ほー。プロデューサーさん。ここまで言うてるんやから、付き合ってあげなよ」
唯「周子ちゃんの言うとーり♪ デートだよ。デェト☆ ゆいとデート出来るなんて幸せもんだぞこの~☆」
周子「あはは、それ自分で言うん?」
唯「オッケー、オッケー☆」
(午前中・事務所)
カチャッ
唯「ちゃーっす♪ おーっと、プロデューサーちゃんと周子ちゃんだ~☆」
P「……」(ビクッ)
周子「おはようさ~ん~」
周子「どしたん? 今日はえらい早いなぁ」
唯「えへへ。ゆいねー、今日ショップでミニライブやるんだよね☆ だから張り切ってんの☆」
周子「ほうほう。頑張ってきておいでー」
唯「あんがと。周子ちゃん☆」
周子「いいえ~」
P「……」
唯「ほーら、プロデューサーちゃん。今日は車で送り迎えしてくれる約束だったよね☆」
P「ま、まだ早くないかな?」
唯「いーの♪ ライブ前にちょこっとデートして、それから会場いこーよ☆」
唯「そうしないとゆいのテンションあがんねーっ♪ ってことになっちゃうかもだからさー☆」
周子「ほー。プロデューサーさん。ここまで言うてるんやから、付き合ってあげなよ」
唯「周子ちゃんの言うとーり♪ デートだよ。デェト☆ ゆいとデート出来るなんて幸せもんだぞこの~☆」
周子「あはは、それ自分で言うん?」
唯「オッケー、オッケー☆」
56: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 21:27:47.35 ID:/tjqJon90
P「……」
唯「ほら、行こっ☆」
スッ……
唯「……黙ってないで何か話したらどうなの☆ 気持ち悪いプロデューサーちゃんだね……♪」(ぼそり)
P「……」(ビクッ)
唯「えへへ……怖がらなくてもいいよー……♪ 気持ち悪いプロデューサーちゃんでも……ゆいは大好きだからね☆」(ぼそり)
P「……」
周子「おやおや。2人して何の話ー?♪」
唯「ヒ・ミ・ツ~☆」
唯「ほら、行こっ☆」
スッ……
唯「……黙ってないで何か話したらどうなの☆ 気持ち悪いプロデューサーちゃんだね……♪」(ぼそり)
P「……」(ビクッ)
唯「えへへ……怖がらなくてもいいよー……♪ 気持ち悪いプロデューサーちゃんでも……ゆいは大好きだからね☆」(ぼそり)
P「……」
周子「おやおや。2人して何の話ー?♪」
唯「ヒ・ミ・ツ~☆」
57: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 21:29:04.65 ID:gFb6COYpO
バタン……
ブロロロロ……
唯「……やーっと2人きりになれたね。プロデューサーちゃん♪」
P「こ、こんなに早く出る必要はなかったんじゃないかな?」
唯「えー? 唯。プロデューサーちゃんとイチャつきたかったんだけどー☆」
だきっ……ぎゅぅぅ……
唯「ほら……唯に抱きつかれて嬉しいっしょー……♪」
P「おぅ……で、でも。運転中は危ないから抱きつくのはやめような?」
唯「何さ。耳元で声かけられて……ヤラしーキモチになっちゃってるんじゃねーの~♪」
唯「……ほんっと……プロデューサーちゃんは、サイコーに気持ち悪いよね……♪」(ぼそっ)
P「ひぃ……」
唯「ほらほら……前向いてちゃんと運転しないと……アイドルと2人で無理心中みたいなことになっちゃうよ……♪」
ぎゅっ……
唯「あははは♪ 引きつった笑顔のプロデューサーちゃんって可愛いね~☆」
唯「……もっと楽しそうにしないとさ……『この前』のこと。みんなにバラしちゃうぞ~♪」
P「」
ブロロロロ……
唯「……やーっと2人きりになれたね。プロデューサーちゃん♪」
P「こ、こんなに早く出る必要はなかったんじゃないかな?」
唯「えー? 唯。プロデューサーちゃんとイチャつきたかったんだけどー☆」
だきっ……ぎゅぅぅ……
唯「ほら……唯に抱きつかれて嬉しいっしょー……♪」
P「おぅ……で、でも。運転中は危ないから抱きつくのはやめような?」
唯「何さ。耳元で声かけられて……ヤラしーキモチになっちゃってるんじゃねーの~♪」
唯「……ほんっと……プロデューサーちゃんは、サイコーに気持ち悪いよね……♪」(ぼそっ)
P「ひぃ……」
唯「ほらほら……前向いてちゃんと運転しないと……アイドルと2人で無理心中みたいなことになっちゃうよ……♪」
ぎゅっ……
唯「あははは♪ 引きつった笑顔のプロデューサーちゃんって可愛いね~☆」
唯「……もっと楽しそうにしないとさ……『この前』のこと。みんなにバラしちゃうぞ~♪」
P「」
58: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 21:29:33.76 ID:gFb6COYpO
【この前のこと】
(P宅付近)
唯「(あー、楽しかった♪ この辺ってあんま来たことなかったケド、いいお店結構あるんだね~☆)」
唯「(今度は誰か誘って遊びにこよーっと☆)」
唯「(それとも……案外、いま、近くに誰かいたりして☆)」
プロデューサーサンゴメンナサイー
タッタッタ……
唯「ん? んー……? あれは卯月ちゃん?」
(P宅付近)
唯「(あー、楽しかった♪ この辺ってあんま来たことなかったケド、いいお店結構あるんだね~☆)」
唯「(今度は誰か誘って遊びにこよーっと☆)」
唯「(それとも……案外、いま、近くに誰かいたりして☆)」
プロデューサーサンゴメンナサイー
タッタッタ……
唯「ん? んー……? あれは卯月ちゃん?」
59: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 21:30:08.40 ID:gFb6COYpO
唯「おろろ、なんで走ってるんだろー?」
唯「……あり?」
P「卯月ー! お前のせいじゃないからー! 全部志希のせいだから話を聞けってー!」
唯「……プロデューサーちゃん?」
こそっ……
唯「(えー……なになに。プロデューサーちゃんってあのマンションに住んでるわけ?)」
唯「(で、そこから卯月ちゃんと揉めながら出てきた……と)」
唯「……あり?」
P「卯月ー! お前のせいじゃないからー! 全部志希のせいだから話を聞けってー!」
唯「……プロデューサーちゃん?」
こそっ……
唯「(えー……なになに。プロデューサーちゃんってあのマンションに住んでるわけ?)」
唯「(で、そこから卯月ちゃんと揉めながら出てきた……と)」
60: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 21:30:34.95 ID:gFb6COYpO
唯「……」
唯「……な、なんかよくわかんないけど。すっごい現場に立ち会っちった気がするよ。写真で現場を抑えて、っと」
カシャッ! カシャッ!
唯「やばっ。プロデューサーちゃん。卯月ちゃんの肩掴んで、マジ痴話ゲンカっぽいじゃん……」
カシャッ! カシャッ!
唯「(ふぃー……あとは見つかんねーようにこっそり、帰ろ)」
唯「(なんだったんだろ。てか、この写真どーしよっかなー……使い道なんかないよね?)」
唯「……な、なんかよくわかんないけど。すっごい現場に立ち会っちった気がするよ。写真で現場を抑えて、っと」
カシャッ! カシャッ!
唯「やばっ。プロデューサーちゃん。卯月ちゃんの肩掴んで、マジ痴話ゲンカっぽいじゃん……」
カシャッ! カシャッ!
唯「(ふぃー……あとは見つかんねーようにこっそり、帰ろ)」
唯「(なんだったんだろ。てか、この写真どーしよっかなー……使い道なんかないよね?)」
61: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 21:31:40.75 ID:gFb6COYpO
(しばらくして事務所)
唯「たっだいま~」
唯「(なんかさっきのモヤモヤすんなー。キャンディも切れちったし。イケてないなー)」
志希「~♪」
唯「おや? 志希ちゃんじゃーん☆」
志希「わぉ。唯ちゃんこんばんは~♪ どうしたの? こんな時間に♪」
唯「ちっと忘れもの取りにきただけ☆ 志希ちゃんこそどしたんー?」
チラッ
唯「……なんだか。美味しそーなお菓子持ってるけど☆」
志希「あー。これはね。最近、開発したば」
唯「1個いっただき~♪」
ヒョイ。パクっ♪
志希「あ」
唯「たっだいま~」
唯「(なんかさっきのモヤモヤすんなー。キャンディも切れちったし。イケてないなー)」
志希「~♪」
唯「おや? 志希ちゃんじゃーん☆」
志希「わぉ。唯ちゃんこんばんは~♪ どうしたの? こんな時間に♪」
唯「ちっと忘れもの取りにきただけ☆ 志希ちゃんこそどしたんー?」
チラッ
唯「……なんだか。美味しそーなお菓子持ってるけど☆」
志希「あー。これはね。最近、開発したば」
唯「1個いっただき~♪」
ヒョイ。パクっ♪
志希「あ」
62: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 21:32:08.77 ID:gFb6COYpO
唯「ふむふむ……こいつはなかなかのお味ですな……♪」
もぐもぐもぐ
志希「ちょー……そのお菓子は」
ごくり
ボンッ!!
唯「……」
志希「唯ちゃーん。大丈夫?」
唯「ふふふ……♪ なんだかチョー気分が良くなってきちった♪」
唯「……☆」
志希「(あちゃー。目からハイライト消えちゃってるよ~♪)」
志希「(面白そうだから。いっか♪)」
もぐもぐもぐ
志希「ちょー……そのお菓子は」
ごくり
ボンッ!!
唯「……」
志希「唯ちゃーん。大丈夫?」
唯「ふふふ……♪ なんだかチョー気分が良くなってきちった♪」
唯「……☆」
志希「(あちゃー。目からハイライト消えちゃってるよ~♪)」
志希「(面白そうだから。いっか♪)」
63: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 21:33:05.91 ID:gFb6COYpO
(またしばらくして)
タッタッタッタ……ガシッ!
唯「ちゃーっす☆ プロデューサーちゃーん☆」
P「うおっと……危なっ。いきなり背中に飛び乗ってくるなよ。唯」
唯「あはは♪ 怒んな、怒んな~♪」
P「ったく」
唯「それよりさ、プロデューサーちゃんに見てもらいたいものがあるんだ~☆」
P「ん? 見てもらいたいもの?」
唯「これー♪」
P「スマホの写真……って、あん!?」
タッタッタッタ……ガシッ!
唯「ちゃーっす☆ プロデューサーちゃーん☆」
P「うおっと……危なっ。いきなり背中に飛び乗ってくるなよ。唯」
唯「あはは♪ 怒んな、怒んな~♪」
P「ったく」
唯「それよりさ、プロデューサーちゃんに見てもらいたいものがあるんだ~☆」
P「ん? 見てもらいたいもの?」
唯「これー♪」
P「スマホの写真……って、あん!?」
64: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 21:33:49.12 ID:gFb6COYpO
【卯月がマンションから出てくる写真】
【Pが後を追いかける写真】
【Pが卯月の肩を掴んで向かい合う写真】
【笑顔で手を振って別れる卯月とPの写真】
唯「これさー、プロデューサーちゃんと卯月ちゃんで合ってるよねぇ……♪」
唯「自分ちに連れ込んで。ナニしちゃってたのかなー……♪」
P「ご、誤解だっ! 何もしてないっての!」
唯「えー? でも、卯月ちゃんに聞いたら『朝から夕方まで一緒にいた』って言ってたよ?」
P「いたけど、誤解です」
唯「何したのかも聞いたんだけど。卯月ちゃん、うつむいて顔を赤くするだけだしさー」
唯「……どんなことがプロデューサーの家で起きたのか。まったく見当も付かないね♪」
P「お、おう?」
【Pが後を追いかける写真】
【Pが卯月の肩を掴んで向かい合う写真】
【笑顔で手を振って別れる卯月とPの写真】
唯「これさー、プロデューサーちゃんと卯月ちゃんで合ってるよねぇ……♪」
唯「自分ちに連れ込んで。ナニしちゃってたのかなー……♪」
P「ご、誤解だっ! 何もしてないっての!」
唯「えー? でも、卯月ちゃんに聞いたら『朝から夕方まで一緒にいた』って言ってたよ?」
P「いたけど、誤解です」
唯「何したのかも聞いたんだけど。卯月ちゃん、うつむいて顔を赤くするだけだしさー」
唯「……どんなことがプロデューサーの家で起きたのか。まったく見当も付かないね♪」
P「お、おう?」
65: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 21:34:31.95 ID:gFb6COYpO
唯「でもさー、これをばら撒いたら。他のアイドルの子はどんなことを思っちゃうのかな~☆」
P「……」
唯「ちょっぴり。問題になるね☆」
P「ゆ、唯さん……その……できればこの写真は公開しないでいただきたいのですが……」
唯「あはは♪ プロデューサーちゃん顔真っ青だね~☆」
P「……」
唯「ちょっぴり。問題になるね☆」
P「ゆ、唯さん……その……できればこの写真は公開しないでいただきたいのですが……」
唯「あはは♪ プロデューサーちゃん顔真っ青だね~☆」
66: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/22(火) 21:35:02.03 ID:gFb6COYpO
スッ……
P「(耳元で何を?)」
唯「プロデューサーちゃんのみじめったらしく、お願いしてる姿……ほんっと気持ち悪いよ……♪」(ぼそり)
P「」
唯「……ねぇねぇ♪ バラされたくなければ、必死でゆいの機嫌を損ねないでみてよ……♪」
唯「……あはは♪ その引きつった顔……サイコー……♪」
唯「ゆいのこと……楽しませてよね……♪」
P「(耳元で何を?)」
唯「プロデューサーちゃんのみじめったらしく、お願いしてる姿……ほんっと気持ち悪いよ……♪」(ぼそり)
P「」
唯「……ねぇねぇ♪ バラされたくなければ、必死でゆいの機嫌を損ねないでみてよ……♪」
唯「……あはは♪ その引きつった顔……サイコー……♪」
唯「ゆいのこと……楽しませてよね……♪」
70: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 06:10:28.22 ID:T6JBZ5Br0
(現在・車内)
唯「さて☆ そいじゃー、ライブまで時間もあることだし。ご飯でも食べにいきますかー♪」
P「うん。何か食べたいものあるか?」
唯「んひひ~☆ プロデューサーちゃんが食べたいかなー☆」
ツンツン
P「ほっぺをつんつんするんじゃない」
唯「うりうり~☆」
ぐりぐり
P「人差し指をほっぺにめり込ませるんじゃない。ぐりぐりするんじゃない」
唯「さて☆ そいじゃー、ライブまで時間もあることだし。ご飯でも食べにいきますかー♪」
P「うん。何か食べたいものあるか?」
唯「んひひ~☆ プロデューサーちゃんが食べたいかなー☆」
ツンツン
P「ほっぺをつんつんするんじゃない」
唯「うりうり~☆」
ぐりぐり
P「人差し指をほっぺにめり込ませるんじゃない。ぐりぐりするんじゃない」
71: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 06:11:19.28 ID:T6JBZ5Br0
唯「えー、プロデューサーちゃん。間抜けな顔になって面白いのに~☆」
唯「ぶー。つまんないなら……やっぱ、あの写真。誰かに送っちゃうかな~☆」
P「……ヒェ」
唯「いいのっかなっ☆」
P「も、もっとぐりぐりしてください」
唯「……えへへぇ……♪ プロデューサーちゃん。予想通りの反応をしてくれて可愛いなぁ……♪」
ぐりぐり……
P「……」
唯「……悶えてるのを我慢してる表情も……ちょっぴり泣きそうになってる顔も……たまんない……♪」
唯「……気持ち悪すぎてさ……引いちゃうねぇ……♪」
P「」
唯「さ。冗談はここまでにして。あそこのご飯屋さん行こーよ☆」
唯「プロデューサーちゃんのメニュー。ゆいが選んであげっかんね~☆」
唯「仲良く。ラブラブカップルみたいに食べようぜ~☆」
唯「ぶー。つまんないなら……やっぱ、あの写真。誰かに送っちゃうかな~☆」
P「……ヒェ」
唯「いいのっかなっ☆」
P「も、もっとぐりぐりしてください」
唯「……えへへぇ……♪ プロデューサーちゃん。予想通りの反応をしてくれて可愛いなぁ……♪」
ぐりぐり……
P「……」
唯「……悶えてるのを我慢してる表情も……ちょっぴり泣きそうになってる顔も……たまんない……♪」
唯「……気持ち悪すぎてさ……引いちゃうねぇ……♪」
P「」
唯「さ。冗談はここまでにして。あそこのご飯屋さん行こーよ☆」
唯「プロデューサーちゃんのメニュー。ゆいが選んであげっかんね~☆」
唯「仲良く。ラブラブカップルみたいに食べようぜ~☆」
72: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 06:12:22.72 ID:T6JBZ5Br0
(後日・お好み焼き屋)
P「というわけです。何やら大変なことになっておるんです」
周子「ほーん。あ、店員さーん。お好み焼きお代わりー」
P「聞いておくれ。せめて1ミリでも興味を持っておくれ」
周子「変態には天国やろ?」
P「やめてー。天国どころか『突き抜けて宇宙空間に飛ばされた』ような気分になってるからやめてー」
P「というわけです。何やら大変なことになっておるんです」
周子「ほーん。あ、店員さーん。お好み焼きお代わりー」
P「聞いておくれ。せめて1ミリでも興味を持っておくれ」
周子「変態には天国やろ?」
P「やめてー。天国どころか『突き抜けて宇宙空間に飛ばされた』ような気分になってるからやめてー」
73: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 06:12:55.32 ID:T6JBZ5Br0
周子「ご飯。何食べたん?」
もぐもぐ
P「お好み焼きをほおばりながら、ご飯の話をするか。この『食欲の化身』め」
周子「まあまあ。時には回り道も必要だって♪」
P「中華料理店に入ったよ」
周子「いーねぇ♪」
P「よくない。俺が何を食べたと思っているんだ?」
周子「ギョーザと酢豚と青椒肉絲と……それから回鍋肉かな?」
P「それ。周子がいま食べたいものじゃないのかい?」
周子「バレた?」
P「俺が食べたのは激辛麻婆豆腐です。2人前」
周子「わぉ♪」
もぐもぐ
P「お好み焼きをほおばりながら、ご飯の話をするか。この『食欲の化身』め」
周子「まあまあ。時には回り道も必要だって♪」
P「中華料理店に入ったよ」
周子「いーねぇ♪」
P「よくない。俺が何を食べたと思っているんだ?」
周子「ギョーザと酢豚と青椒肉絲と……それから回鍋肉かな?」
P「それ。周子がいま食べたいものじゃないのかい?」
周子「バレた?」
P「俺が食べたのは激辛麻婆豆腐です。2人前」
周子「わぉ♪」
74: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 06:14:36.60 ID:qjwS2cWSO
P「ひぃひぃ汗をかき、涙を流して一人前を完食したら唯が」
P「『プロデューサーちゃん……今のリアクションよかったからもうひと皿同じの食べようね……♪』」
P「って、死ぬわ!」
P「頭痛がするレベルで辛かったわ!」
周子「完食したんやろ?」
P「せざるを得なかったなぁ」
P「手を止めると『アーン♪』って唯が嬉しそうに差し出してくるんだもの」
周子「あはは。それは怖い」
P「しかも、隣に座って。めちゃめちゃ笑顔なんだ。可愛いんだ」
P「あの小悪魔的な表情はなんとも言えぬ色っぽさがある」
周子「やっぱり変態やない」
P「断じて違う」
唯「へー。プロデューサーちゃん。変態じゃないの?」
P「だから違うって……」
P「!?」
P「『プロデューサーちゃん……今のリアクションよかったからもうひと皿同じの食べようね……♪』」
P「って、死ぬわ!」
P「頭痛がするレベルで辛かったわ!」
周子「完食したんやろ?」
P「せざるを得なかったなぁ」
P「手を止めると『アーン♪』って唯が嬉しそうに差し出してくるんだもの」
周子「あはは。それは怖い」
P「しかも、隣に座って。めちゃめちゃ笑顔なんだ。可愛いんだ」
P「あの小悪魔的な表情はなんとも言えぬ色っぽさがある」
周子「やっぱり変態やない」
P「断じて違う」
唯「へー。プロデューサーちゃん。変態じゃないの?」
P「だから違うって……」
P「!?」
75: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 06:15:12.04 ID:qjwS2cWSO
唯「いただきまーす☆」
周子「どうぞー。プロデューサーのおごりやし。どんどん食べていいよ」
唯「やたー☆」
P「……ゆ、唯さん。なぜここに?」
唯「そこにお好み焼き屋さんがあるから☆」
周子「さっき電話があったら。『おいでー』ってあたしが歓迎したんよ」
周子「やっぱさ。あたし1人だけおごってもらうのは心苦しいからさ~。アイドルの扱いは平等にね?」
P「余計過ぎる心使いありがとう」
周子「どうぞー。プロデューサーのおごりやし。どんどん食べていいよ」
唯「やたー☆」
P「……ゆ、唯さん。なぜここに?」
唯「そこにお好み焼き屋さんがあるから☆」
周子「さっき電話があったら。『おいでー』ってあたしが歓迎したんよ」
周子「やっぱさ。あたし1人だけおごってもらうのは心苦しいからさ~。アイドルの扱いは平等にね?」
P「余計過ぎる心使いありがとう」
76: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 06:15:47.37 ID:qjwS2cWSO
唯「ほら、焼けたよ。プロデューサーちゃんもどうぞー☆」
P「ありがとう」
周子「焼きそばも焼くわー」
唯「えー、まだゆい全然食べてないのに。シメ入っちゃうの~?」
周子「あたし的には、焼きそばは『シメ』じゃないんだなぁ。これが♪」
唯「へぇ~、文化がちがうね~☆」
P「(仲良しだなぁ)」
唯「ね、プロデューサーちゃんも食べよーよ☆」
P「え? なんか優しくない?」
唯「ゆいはいつでも優しーっしょ☆」
唯「……♪」(にこり)
P「(今度は何を企んでいるんだ)」
P「ありがとう」
周子「焼きそばも焼くわー」
唯「えー、まだゆい全然食べてないのに。シメ入っちゃうの~?」
周子「あたし的には、焼きそばは『シメ』じゃないんだなぁ。これが♪」
唯「へぇ~、文化がちがうね~☆」
P「(仲良しだなぁ)」
唯「ね、プロデューサーちゃんも食べよーよ☆」
P「え? なんか優しくない?」
唯「ゆいはいつでも優しーっしょ☆」
唯「……♪」(にこり)
P「(今度は何を企んでいるんだ)」
77: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 06:16:42.19 ID:qjwS2cWSO
(店外・夜)
周子「はー。食べた、食べたー」
唯「お腹いっぱーい☆」
P「うん。それじゃあ今日はこの辺でお開きといたしましょうか」
唯「プロデューサーちゃんはこの後、ゆいと一緒だよ☆」
P「はい」
唯「ごめんね、周子ちゃん。プロデューサーちゃんのこと借りてくけどいいかな?」
周子「使い終わったら元の場所に戻しとくんよ?」
唯「はーい☆」
P「俺は学校の『白線引き』扱いか」
周子「はー。食べた、食べたー」
唯「お腹いっぱーい☆」
P「うん。それじゃあ今日はこの辺でお開きといたしましょうか」
唯「プロデューサーちゃんはこの後、ゆいと一緒だよ☆」
P「はい」
唯「ごめんね、周子ちゃん。プロデューサーちゃんのこと借りてくけどいいかな?」
周子「使い終わったら元の場所に戻しとくんよ?」
唯「はーい☆」
P「俺は学校の『白線引き』扱いか」
78: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 06:17:22.77 ID:qjwS2cWSO
P「というか周子。キミはどちらの味方なんだ?」
周子「あたしは中立だよ?」
コロコロ
P「口の中で転がしている飴玉は何かな?」
周子「キャンディだねぇ」
P「買収されただろ?」
周子「失敬な」
唯「ただのプレゼントだよ☆」
P「2人で結託しやがってちくしょう」
周子「あたしは中立だよ?」
コロコロ
P「口の中で転がしている飴玉は何かな?」
周子「キャンディだねぇ」
P「買収されただろ?」
周子「失敬な」
唯「ただのプレゼントだよ☆」
P「2人で結託しやがってちくしょう」
79: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 06:17:48.11 ID:qjwS2cWSO
(しばらくして)
周子「ほいじゃーねー」
唯「バイバイ☆」
P「またなー」
P「さて。それじゃあ、俺たちも解散して」
唯「プロデューサーちゃんのお家。行っていーかな☆」
P「タンマ。それはマズい」
唯「えー? 卯月ちゃんは連れ込んだのに。差別するわけ?」
P「差別とかじゃないんだ。そもそも何もなかったし」
唯「ふーん……いいんだ? プロデューサーちゃん。ゆいの言うことに逆らっても……♪」
P「ひーん」
唯「わかったらGO☆ GO☆」
周子「ほいじゃーねー」
唯「バイバイ☆」
P「またなー」
P「さて。それじゃあ、俺たちも解散して」
唯「プロデューサーちゃんのお家。行っていーかな☆」
P「タンマ。それはマズい」
唯「えー? 卯月ちゃんは連れ込んだのに。差別するわけ?」
P「差別とかじゃないんだ。そもそも何もなかったし」
唯「ふーん……いいんだ? プロデューサーちゃん。ゆいの言うことに逆らっても……♪」
P「ひーん」
唯「わかったらGO☆ GO☆」
80: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 06:18:26.45 ID:qjwS2cWSO
唯「……そだ♪ その前にさ。プロデューサーちゃん。ちょーっとしゃがんで、上を向いてくれるかな?」
P「しゃがんで。上を向く?」
唯「そうそう。で、口を大きく開いて♪」
P「……何やら恐ろしく怖いんだけど」
唯「毒入りのものを食べさせるわけじゃないからさー。安心してよ☆」
唯「つーか、うだうだしてないで……さっさとやれっての……♪」
唯「気持ち悪いだけじゃなくて……どうしようもないくらい臆病なのかな……♪」
P「」
P「しゃがんで。上を向く?」
唯「そうそう。で、口を大きく開いて♪」
P「……何やら恐ろしく怖いんだけど」
唯「毒入りのものを食べさせるわけじゃないからさー。安心してよ☆」
唯「つーか、うだうだしてないで……さっさとやれっての……♪」
唯「気持ち悪いだけじゃなくて……どうしようもないくらい臆病なのかな……♪」
P「」
81: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 06:19:07.90 ID:qjwS2cWSO
スッ……あーん……
唯「お魚みたいでみっともないね……♪」
唯「目は閉じて。そのままあーんしててね☆」
P「……」
あー……ぬちゅ……コロン…
P「!?」
唯「へへへ……プロデューサーちゃんにもキャンディのプレゼントだよ……♪」
唯「ま……特別にゆいが直前まで舐めてた生暖かいキャンディだけどね……♪」
唯「ほーら……おいちいでちゅねー……♪」
唯「最後まで舐めなきゃ駄目だよ……♪」
唯「人の食べかけのキャンディをもらっちゃった変態さん……♪」
P「」
唯「プロデューサーちゃんの辛そうな顔……ホントに好きだなー……♪」
唯「お魚みたいでみっともないね……♪」
唯「目は閉じて。そのままあーんしててね☆」
P「……」
あー……ぬちゅ……コロン…
P「!?」
唯「へへへ……プロデューサーちゃんにもキャンディのプレゼントだよ……♪」
唯「ま……特別にゆいが直前まで舐めてた生暖かいキャンディだけどね……♪」
唯「ほーら……おいちいでちゅねー……♪」
唯「最後まで舐めなきゃ駄目だよ……♪」
唯「人の食べかけのキャンディをもらっちゃった変態さん……♪」
P「」
唯「プロデューサーちゃんの辛そうな顔……ホントに好きだなー……♪」
82: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 08:21:56.28 ID:XgS1vnvA0
(P宅)
唯「うへー☆ ここがプロデューサーちゃんの部屋か~。けっこー、大きいんだね~☆」
唯「お、ベッドはっけーん☆」
タッタッタッ……ぼふんっ!
唯「あはは、跳ね心地サイコー☆ プロデューサーちゃんはここで卯月ちゃんとどんなヤラしーことをしたのかなー?」
P「だから、何もしてないっての」
唯「……ホントー?」
P「事実無根です」
唯「ふぅん……♪」
唯「うへー☆ ここがプロデューサーちゃんの部屋か~。けっこー、大きいんだね~☆」
唯「お、ベッドはっけーん☆」
タッタッタッ……ぼふんっ!
唯「あはは、跳ね心地サイコー☆ プロデューサーちゃんはここで卯月ちゃんとどんなヤラしーことをしたのかなー?」
P「だから、何もしてないっての」
唯「……ホントー?」
P「事実無根です」
唯「ふぅん……♪」
83: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 08:22:27.22 ID:XgS1vnvA0
ゴロン……
唯「寝心地いーねー……プロデューサーちゃんもおいでよ……♪」
P「いや、俺は」
唯「いいから。隣に寝ろっていってんのー……♪」
P「……」
スッ……ゴロン……
だきっ……ぎゅっ……
唯「へへへ……プロデューサーちゃんの匂いがすんね~☆」
P「スーツがシワになるから、上着脱いでもいいかい?」
唯「ダメ~☆ そんな時間あるなら、唯のこと。ちゃんと抱きしめろよ……♪」
唯「……気持ち悪いだけじゃなくて……気もきかないわけ……?♪」
P「……」
唯「寝心地いーねー……プロデューサーちゃんもおいでよ……♪」
P「いや、俺は」
唯「いいから。隣に寝ろっていってんのー……♪」
P「……」
スッ……ゴロン……
だきっ……ぎゅっ……
唯「へへへ……プロデューサーちゃんの匂いがすんね~☆」
P「スーツがシワになるから、上着脱いでもいいかい?」
唯「ダメ~☆ そんな時間あるなら、唯のこと。ちゃんと抱きしめろよ……♪」
唯「……気持ち悪いだけじゃなくて……気もきかないわけ……?♪」
P「……」
84: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 08:22:55.90 ID:XgS1vnvA0
だきっ……ぎゅぅぅ……
唯「ちょいちょい……胸に抱き寄せろなんて言ってないんだけどー……♪」
唯「ま、いいけど。何勝手なことしてんのさー……もしかして、そんなにゆいのこと好きになっちゃったわけ……♪」
P「……」
唯「おーい、何か言えよ~☆」
ぎゅっ…
唯「……♪」
P「唯。寂しかったんだろ」
唯「……」
唯「ちょいちょい……胸に抱き寄せろなんて言ってないんだけどー……♪」
唯「ま、いいけど。何勝手なことしてんのさー……もしかして、そんなにゆいのこと好きになっちゃったわけ……♪」
P「……」
唯「おーい、何か言えよ~☆」
ぎゅっ…
唯「……♪」
P「唯。寂しかったんだろ」
唯「……」
85: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 08:23:23.24 ID:XgS1vnvA0
P「最近、構ってあげてられなかっただろ。ごめんな?」
P「思えば、仕事の時にほとんど付いて行ってあげられてなかったな」
P「唯のことを信頼してたからだったんだけど……1人で仕事するのは嫌だよな」
唯「ゆいは別に……」
唯「……」
唯「……ガチなトーンで言うの……ずるいなー/// 」
P「たまにはな」
唯「んー……マジで気持ち悪い……♪///」
P「思えば、仕事の時にほとんど付いて行ってあげられてなかったな」
P「唯のことを信頼してたからだったんだけど……1人で仕事するのは嫌だよな」
唯「ゆいは別に……」
唯「……」
唯「……ガチなトーンで言うの……ずるいなー/// 」
P「たまにはな」
唯「んー……マジで気持ち悪い……♪///」
86: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 08:23:49.33 ID:XgS1vnvA0
プシュゥゥ……(薬の切れる音)
唯「やべー……なんかゆい。すっごい恥ずかしいことプロデューサーちゃんにしてた気がすんよー……///」
P「貸しにしてやるよ」
唯「……ゆいのこと放ったらかしにしてたから……それでチャラっしょ///」
唯「それとさ……お好み焼き屋さんで可愛いって言ってくれたこと……だけど」
唯「……嬉しかったよ。あんがとね☆」(にっこり)
P「おう」
唯「やべー……なんかゆい。すっごい恥ずかしいことプロデューサーちゃんにしてた気がすんよー……///」
P「貸しにしてやるよ」
唯「……ゆいのこと放ったらかしにしてたから……それでチャラっしょ///」
唯「それとさ……お好み焼き屋さんで可愛いって言ってくれたこと……だけど」
唯「……嬉しかったよ。あんがとね☆」(にっこり)
P「おう」
87: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 08:24:31.92 ID:XgS1vnvA0
P「……ところで。そろそろ抱きついてるの離れてくれない?」
唯「……んー……せっかく2人きりでベッドにいるのに……これで終わり……?♪」
唯「ざけんなっての~……☆」
唯「今日はさ、このまま泊まってくかんね……♪」
ぎゅっ……
P「」
唯「えへへ……☆」
ケース3. 大槻唯 end
唯「……んー……せっかく2人きりでベッドにいるのに……これで終わり……?♪」
唯「ざけんなっての~……☆」
唯「今日はさ、このまま泊まってくかんね……♪」
ぎゅっ……
P「」
唯「えへへ……☆」
ケース3. 大槻唯 end
98: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 19:33:21.98 ID:1ROPqicEO
ケース4. 小日向美穂
P「お疲れ様。車をこっちまで持ってくるから。ちょっと待っててくれる?」
美穂「はーい」
テクテクテク……
美穂「(今日は疲れたな……午前中に握手会。午後にはライブ。もうへとへとだよ……)」
美穂「(持ってる荷物も重く感じるな……ちょっと地面に置いておこう)」
すとっ
美穂「(でも……今晩はぐっすり眠れそう。明日はお仕事休みだし。疲れは溜めずに済みそう)」
美穂「ふぁぁ……眠い……ちょっとそこのベンチに座って待ってよ……」
テクテクテク……ストン……
美穂「プロデューサーさん……遅いな……パーキング少し遠かったし……仕方ないか……」
美穂「……」(うとうと)
P「お疲れ様。車をこっちまで持ってくるから。ちょっと待っててくれる?」
美穂「はーい」
テクテクテク……
美穂「(今日は疲れたな……午前中に握手会。午後にはライブ。もうへとへとだよ……)」
美穂「(持ってる荷物も重く感じるな……ちょっと地面に置いておこう)」
すとっ
美穂「(でも……今晩はぐっすり眠れそう。明日はお仕事休みだし。疲れは溜めずに済みそう)」
美穂「ふぁぁ……眠い……ちょっとそこのベンチに座って待ってよ……」
テクテクテク……ストン……
美穂「プロデューサーさん……遅いな……パーキング少し遠かったし……仕方ないか……」
美穂「……」(うとうと)
99: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 19:34:52.76 ID:1ROPqicEO
ブロロロロ……
P「ここら辺だったな……って、うわっ!」
【美穂の荷物】
キィィ……グシャ!
美穂「はっ!」
P「やばっ!」
美穂「ぷ、プロデューサーくん(ぬいぐるみ)がっ!!!」
知らない人のために:(↓プロデューサーくん)
https://i.imgur.com/61XkoGZ.jpg
P「ここら辺だったな……って、うわっ!」
【美穂の荷物】
キィィ……グシャ!
美穂「はっ!」
P「やばっ!」
美穂「ぷ、プロデューサーくん(ぬいぐるみ)がっ!!!」
知らない人のために:(↓プロデューサーくん)
https://i.imgur.com/61XkoGZ.jpg
100: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 19:35:26.78 ID:1ROPqicEO
プロデューサーくん「」
美穂「中綿が……汚れが……傷が……」(呆然)
P「ご、ごめん……まさかあんなところに荷物が置いてあるなんて気付かなくて……」
美穂「い、いいんです……あんなところに荷物を置いちゃった私が悪いので……」
美穂「プロデューサーさん。気にしないでください♪」(にっこり)
ポロポロポロポロ……
P「美穂。気を使って笑顔にしてくれてるのはわかるけど、涙が溢れ出てるよ」
美穂「……」
美穂「……うぇぇん……っ……ぷ、プロデューサーくんがぁぁ……」(ポロポロ)
P「あ、後で同じの買ってやるから。な?」
美穂「ひぃぃん……っ……うっ……」
P「よしよし。とりあえず事務所に戻ろう」
美穂「中綿が……汚れが……傷が……」(呆然)
P「ご、ごめん……まさかあんなところに荷物が置いてあるなんて気付かなくて……」
美穂「い、いいんです……あんなところに荷物を置いちゃった私が悪いので……」
美穂「プロデューサーさん。気にしないでください♪」(にっこり)
ポロポロポロポロ……
P「美穂。気を使って笑顔にしてくれてるのはわかるけど、涙が溢れ出てるよ」
美穂「……」
美穂「……うぇぇん……っ……ぷ、プロデューサーくんがぁぁ……」(ポロポロ)
P「あ、後で同じの買ってやるから。な?」
美穂「ひぃぃん……っ……うっ……」
P「よしよし。とりあえず事務所に戻ろう」
101: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 19:36:05.22 ID:1ROPqicEO
(事務所)
美穂「プロデューサーくん……」
プロデューサーくん「」
P「麦茶だよ。お飲み」
コトリ……
美穂「ありがとうございます……」
P「本当に悪かったな。ごめんよ」
美穂「プロデューサーさん。その、私に責任があるんです。だから、そんなに気に病まないでください」
美穂「たかがぬいぐるみ。されどぬいぐるみですから……」
P「待て。それは『とても重要な存在』って意味じゃないか」
美穂「プロデューサーくん……」(ずーん)
P「無視できないくらいに落ち込んでいるじゃないか!」
美穂「プロデューサーくん……」
プロデューサーくん「」
P「麦茶だよ。お飲み」
コトリ……
美穂「ありがとうございます……」
P「本当に悪かったな。ごめんよ」
美穂「プロデューサーさん。その、私に責任があるんです。だから、そんなに気に病まないでください」
美穂「たかがぬいぐるみ。されどぬいぐるみですから……」
P「待て。それは『とても重要な存在』って意味じゃないか」
美穂「プロデューサーくん……」(ずーん)
P「無視できないくらいに落ち込んでいるじゃないか!」
103: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 19:38:14.03 ID:1ROPqicEO
P「さっき『Corozon』で注文したから、3日後には届くよ。だからお茶を飲んで帰ろう。な?」
P「てか。疲れてるみたいだし。身体を休めなきゃ駄目だろ」
美穂「……そうですね」
ヒョイ
美穂「ありがとうございます。いただきます♪」
くぴくぴくぴ……
ボンッ!!
美穂「」
P「……え? いまのまさか」
美穂「ふふふ……プロデューサーさん……♪ 私のプロデューサーくんをひき殺した罪は重いですよ……♪」
P「」
P「(志希のやつ……辺り構わず薬を仕込みやがって……!)」
P「てか。疲れてるみたいだし。身体を休めなきゃ駄目だろ」
美穂「……そうですね」
ヒョイ
美穂「ありがとうございます。いただきます♪」
くぴくぴくぴ……
ボンッ!!
美穂「」
P「……え? いまのまさか」
美穂「ふふふ……プロデューサーさん……♪ 私のプロデューサーくんをひき殺した罪は重いですよ……♪」
P「」
P「(志希のやつ……辺り構わず薬を仕込みやがって……!)」
104: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 19:38:41.98 ID:1ROPqicEO
美穂「……先ほどまでは気持ちを押し殺していましたが、もう我慢できません」
美穂「プロデューサーさんは、プロデューサーくんが私の精神衛生管理においてどれだけ重要な存在であったのか。理解しているんですか?」
P「知りません」
美穂「車で言えば『エンジン』レベル。飛行機で言えば『エンジン』レベル。そして船で言えば『エンジン』レベルです」
P「豊富な例えをありがとう。要するにあのぬいぐるみがないと大変ということだね?」
美穂「あらゆるやる気を失います。そして一睡もできなくなります」
P「えぇ……依存度が高すぎるだろ。杏の『うさぎ』でもそこまで酷くないぞ」
美穂「プロデューサーくんはそれだけ大切な存在だったということですよ」
P「……」
美穂「プロデューサーさんは、プロデューサーくんが私の精神衛生管理においてどれだけ重要な存在であったのか。理解しているんですか?」
P「知りません」
美穂「車で言えば『エンジン』レベル。飛行機で言えば『エンジン』レベル。そして船で言えば『エンジン』レベルです」
P「豊富な例えをありがとう。要するにあのぬいぐるみがないと大変ということだね?」
美穂「あらゆるやる気を失います。そして一睡もできなくなります」
P「えぇ……依存度が高すぎるだろ。杏の『うさぎ』でもそこまで酷くないぞ」
美穂「プロデューサーくんはそれだけ大切な存在だったということですよ」
P「……」
105: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 19:39:19.47 ID:1ROPqicEO
P「いささかオーバーなような気もするが、致し方ない。責任くらいなら取るぞ」
P「お願いでもあるなら、何でも言ってみろ。それで許しておくれ」
美穂「いいんですか?」
P「無論。男に2言はない」
美穂「……」
美穂「では、明日1日のオフを付き合ってもらいます」
P「OK。お安い御用」
美穂「いまからプロデューサーさんの家に行きます。泊まります」
P「ん?」
美穂「当然ですよ。私はプロデューサーくんを抱いて寝ていました」
美穂「でも、プロデューサーくんが亡くなってしまったので抱くものがないんです」
P「他のぬいぐるみは駄目なのかい?」
美穂「駄目です。プロデューサーさんはプロデューサーくんの代用というわけです」
美穂「つまり寝るときは一緒ですよ」
P「えぇ……それはちょっと」
美穂「2言はないんじゃなかったんですか?」(にこり)
P「それは……まあ」
P「お願いでもあるなら、何でも言ってみろ。それで許しておくれ」
美穂「いいんですか?」
P「無論。男に2言はない」
美穂「……」
美穂「では、明日1日のオフを付き合ってもらいます」
P「OK。お安い御用」
美穂「いまからプロデューサーさんの家に行きます。泊まります」
P「ん?」
美穂「当然ですよ。私はプロデューサーくんを抱いて寝ていました」
美穂「でも、プロデューサーくんが亡くなってしまったので抱くものがないんです」
P「他のぬいぐるみは駄目なのかい?」
美穂「駄目です。プロデューサーさんはプロデューサーくんの代用というわけです」
美穂「つまり寝るときは一緒ですよ」
P「えぇ……それはちょっと」
美穂「2言はないんじゃなかったんですか?」(にこり)
P「それは……まあ」
106: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 19:39:54.46 ID:1ROPqicEO
美穂「最後に。プロデューサーさんは『プロデューサーくん』が担っていた役割をすべて果たしてもらいます」
P「担っていた役割?」
美穂「私はプロデューサーくんから元気をもらっていました。プロデューサーさんには、プロデューサーくんの代わりをするんです」
P「具体的にはどのようなことをいたせばよいのでしょうか」
美穂「……その都度、教えます♪」
美穂「……ふふふ♪」
P「(……あかん。目が『狩人』になってやがる)」
美穂「それから最後に」
美穂「……いまの話は全部録音してありますから。約束はきちんと守ってくださいね……♪」
P「!?」
美穂「……いまからプロデューサーさんは……私の『ぬいぐるみ』ですからね……♪」
ぎゅっ……
美穂「……それ相応にこき使ってあげますよ……♪」(ぼそり)
P「」
P「担っていた役割?」
美穂「私はプロデューサーくんから元気をもらっていました。プロデューサーさんには、プロデューサーくんの代わりをするんです」
P「具体的にはどのようなことをいたせばよいのでしょうか」
美穂「……その都度、教えます♪」
美穂「……ふふふ♪」
P「(……あかん。目が『狩人』になってやがる)」
美穂「それから最後に」
美穂「……いまの話は全部録音してありますから。約束はきちんと守ってくださいね……♪」
P「!?」
美穂「……いまからプロデューサーさんは……私の『ぬいぐるみ』ですからね……♪」
ぎゅっ……
美穂「……それ相応にこき使ってあげますよ……♪」(ぼそり)
P「」
107: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 19:40:57.76 ID:1ROPqicEO
【電話】
Prrrr Prrrr……
周子「お。プロデューサーから電話だー。こんな時間に珍しいなー」
Pi
周子「はいはい。周子ちゃんですよ、っと」
P《周子か。頼みがあるんだ》
周子「なんやー、藪から棒に」
P《時間がないんだ。もし、明後日、俺が出勤しなかった場合、俺のアパートに助けに来ておくれ》
周子「……なんなん? その『死亡フラグ』しかないお願いは。海外ドラマにでもハマった?」
P《詳しく話している時間はないんだけーーー》
?《プロデューサーさん? いま、あなたはぬいぐるみなんですから……電話なんていけないですよ……♪》
P《ちょ! 携帯を取り上げるのはやめっ!!》
?《いい子ですから。早く手を離しましょうねー……♪》
?《……私の言うこともわからないんですか? はぁ……》
?《……お仕置き。決定ですね♪》
P《ひぃ!》
プツッ……プーッ、プーッ、プーッ……
Prrrr Prrrr……
周子「お。プロデューサーから電話だー。こんな時間に珍しいなー」
Pi
周子「はいはい。周子ちゃんですよ、っと」
P《周子か。頼みがあるんだ》
周子「なんやー、藪から棒に」
P《時間がないんだ。もし、明後日、俺が出勤しなかった場合、俺のアパートに助けに来ておくれ》
周子「……なんなん? その『死亡フラグ』しかないお願いは。海外ドラマにでもハマった?」
P《詳しく話している時間はないんだけーーー》
?《プロデューサーさん? いま、あなたはぬいぐるみなんですから……電話なんていけないですよ……♪》
P《ちょ! 携帯を取り上げるのはやめっ!!》
?《いい子ですから。早く手を離しましょうねー……♪》
?《……私の言うこともわからないんですか? はぁ……》
?《……お仕置き。決定ですね♪》
P《ひぃ!》
プツッ……プーッ、プーッ、プーッ……
108: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 19:41:28.63 ID:1ROPqicEO
周子「えぇ……」
周子「……」
周子「……いいや。寝よ」
ゴロン
周子「……Zzz」
周子「……」
周子「……いいや。寝よ」
ゴロン
周子「……Zzz」
110: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 19:42:17.02 ID:1ROPqicEO
(P宅・寝室)
【夜】
P「……」
ぎゅっ……
美穂「……♪」
P「……美穂。がっちりハグした状態で寝るのは寝苦しくないかい?」
美穂「毎晩、プロデューサーくんにこうしてましたから。仕方なくプロデューサーさんにもしているんですよ」
美穂「大人しく抱きつかれててください」
P「はい」
ぎゅむー
美穂「♪」
【夜】
P「……」
ぎゅっ……
美穂「……♪」
P「……美穂。がっちりハグした状態で寝るのは寝苦しくないかい?」
美穂「毎晩、プロデューサーくんにこうしてましたから。仕方なくプロデューサーさんにもしているんですよ」
美穂「大人しく抱きつかれててください」
P「はい」
ぎゅむー
美穂「♪」
111: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 19:43:02.36 ID:1ROPqicEO
スリスリ……
P「何やら犬みたいに顔をめっちゃ服に擦り付けてきてるような気がするんだけどさ。いつもぬいぐるみにこんなことしてたのかい?」
美穂「当たり前です。大人しく抱きつかれててください」
むぎゅー
美穂「……♪」
P「何やら足まで絡みいてきてるような気がするけど、ぬいぐるみにこんなことしてたのかい?」
美穂「当たり前です。でなければこんなことするはずないでしょう?」
美穂「少し考えればわかるはずです。まったくもう」
P「はい」
P「何やら犬みたいに顔をめっちゃ服に擦り付けてきてるような気がするんだけどさ。いつもぬいぐるみにこんなことしてたのかい?」
美穂「当たり前です。大人しく抱きつかれててください」
むぎゅー
美穂「……♪」
P「何やら足まで絡みいてきてるような気がするけど、ぬいぐるみにこんなことしてたのかい?」
美穂「当たり前です。でなければこんなことするはずないでしょう?」
美穂「少し考えればわかるはずです。まったくもう」
P「はい」
112: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 19:44:05.66 ID:1ROPqicEO
もそもそ……
P「何やら俺の服の中に潜り込んできているような気がするけど、ぬいぐるみにこんなことしてたのかい?」
美穂「プロデューサーさん。いちいちうるさいですよ?」
美穂「あと。物足りないのでハグをお願いします」
P「あ。はい」
むぎゅー……
美穂「……力弱いですね……プロデューサーさんは女の子ですか?」
美穂「もっと強くできないんですか? もう……情けないんですから……♪」
P「……」
ぎゅぅぅ……
美穂「それ……いいですね……♪ 頭も撫でてください……♪」
なでなで……
美穂「ふふふ……♪ プロデューサーくんの代わりですから……代役をしっかり果たしてくださいね……♪」
むぎゅー
P「(なんだこの可愛い生き物は……Sっけがまるでないじゃないか)」
P「何やら俺の服の中に潜り込んできているような気がするけど、ぬいぐるみにこんなことしてたのかい?」
美穂「プロデューサーさん。いちいちうるさいですよ?」
美穂「あと。物足りないのでハグをお願いします」
P「あ。はい」
むぎゅー……
美穂「……力弱いですね……プロデューサーさんは女の子ですか?」
美穂「もっと強くできないんですか? もう……情けないんですから……♪」
P「……」
ぎゅぅぅ……
美穂「それ……いいですね……♪ 頭も撫でてください……♪」
なでなで……
美穂「ふふふ……♪ プロデューサーくんの代わりですから……代役をしっかり果たしてくださいね……♪」
むぎゅー
P「(なんだこの可愛い生き物は……Sっけがまるでないじゃないか)」
113: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 19:44:40.03 ID:1ROPqicEO
【次の日の朝】
P「……ねむい」
美穂「……」(すやすや)
P「……寝顔が可愛いなー」
P「とりあえず……朝ごはんくらいは用意してやるか」
スッ……ガシッ!
P「ん?」
美穂「……んん……プロデューサーくん……どこに行くんですか……」
美穂「駄目ですよー……私から離れちゃ……」
ぐいっ……だきっ……
美穂「……♪」
ぎゅむー……
P「えぇ……寝ぼけてるのかよ……」
美穂「……」(すやすや)
P「(……いい匂いすぎるんだけどこの子)」
P「……ねむい」
美穂「……」(すやすや)
P「……寝顔が可愛いなー」
P「とりあえず……朝ごはんくらいは用意してやるか」
スッ……ガシッ!
P「ん?」
美穂「……んん……プロデューサーくん……どこに行くんですか……」
美穂「駄目ですよー……私から離れちゃ……」
ぐいっ……だきっ……
美穂「……♪」
ぎゅむー……
P「えぇ……寝ぼけてるのかよ……」
美穂「……」(すやすや)
P「(……いい匂いすぎるんだけどこの子)」
114: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 19:45:09.57 ID:1ROPqicEO
【昼頃】
美穂「ん……んー……ふぁぁ……」
P「……やっと起きたな」
美穂「……おはようございます。プロデューサーさん♪」
ぎゅむー……
P「よくわからないけど、毎朝、そんな幸せそうな笑顔でぬいぐるみに抱きついていたのかい?」
美穂「当たり前です。でなければ、こんなことプロデューサーさんにするわけないでしょう?」
P「はい」
美穂「はぁ。いちいち言わなきゃわからないなんて。プロデューサーさんは駄目ですね……」
P「ごめん」
P「もう朝じゃないけど、朝ご飯食べる?」
美穂「んー……寝起きなので……もうちょっとこのままで……♪」
むぎゅー……
美穂「ん……んー……ふぁぁ……」
P「……やっと起きたな」
美穂「……おはようございます。プロデューサーさん♪」
ぎゅむー……
P「よくわからないけど、毎朝、そんな幸せそうな笑顔でぬいぐるみに抱きついていたのかい?」
美穂「当たり前です。でなければ、こんなことプロデューサーさんにするわけないでしょう?」
P「はい」
美穂「はぁ。いちいち言わなきゃわからないなんて。プロデューサーさんは駄目ですね……」
P「ごめん」
P「もう朝じゃないけど、朝ご飯食べる?」
美穂「んー……寝起きなので……もうちょっとこのままで……♪」
むぎゅー……
115: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 19:45:45.53 ID:1ROPqicEO
P「……」
美穂「でも、プロデューサーくんの代役としてはまだまだですね」
P「こんなに努力をしているというのに」
美穂「いえ。もっと私を可愛がってください。気が利きませんね」
P「……」
ぎゅっ……なでなで……
美穂「……そうやって抱きしめながら背中撫でてくれるのはいいですね……♪」
美穂「それでも、プロデューサーくんにはまだ負けているのでもっと頑張ってくださいね♪」
P「はい」
美穂「♪」
すりすり……
美穂「でも、プロデューサーくんの代役としてはまだまだですね」
P「こんなに努力をしているというのに」
美穂「いえ。もっと私を可愛がってください。気が利きませんね」
P「……」
ぎゅっ……なでなで……
美穂「……そうやって抱きしめながら背中撫でてくれるのはいいですね……♪」
美穂「それでも、プロデューサーくんにはまだ負けているのでもっと頑張ってくださいね♪」
P「はい」
美穂「♪」
すりすり……
116: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 19:46:15.89 ID:1ROPqicEO
【夜】
美穂「♪」
むぎゅー……
P「結局、朝から晩まで抱きつきっぱなしだったね」
美穂「当たり前です。プロデューサーくんにはいつもそうしていますから」
美穂「プロデューサーくんの安心感には程遠かったですけどね」
P「手厳しい」
美穂「♪」
むぎゅー……
P「結局、朝から晩まで抱きつきっぱなしだったね」
美穂「当たり前です。プロデューサーくんにはいつもそうしていますから」
美穂「プロデューサーくんの安心感には程遠かったですけどね」
P「手厳しい」
117: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 19:46:53.93 ID:1ROPqicEO
美穂「プロデューサーさんで我慢してあげているんですから。優しいくらいです」
美穂「あと。5分ほど頭を撫でるのを忘れてますよ。罰として1時間よしよししていてください」
美穂「時々、ほっぺも手で触ってください。これはお仕置きです」
P「はい」
なでなで…スリスリ…
美穂「ハグの強さも弱いですよ。ひとつ言われたら他のことを忘れてしまうんですか、本当に駄目ですね」
むぎゅー……
美穂「~♪」
P「(天国かよ)」
美穂「あと。5分ほど頭を撫でるのを忘れてますよ。罰として1時間よしよししていてください」
美穂「時々、ほっぺも手で触ってください。これはお仕置きです」
P「はい」
なでなで…スリスリ…
美穂「ハグの強さも弱いですよ。ひとつ言われたら他のことを忘れてしまうんですか、本当に駄目ですね」
むぎゅー……
美穂「~♪」
P「(天国かよ)」
118: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 19:47:24.81 ID:1ROPqicEO
【次の日の朝】
チュン…チュン…
美穂「……♪」
ぎゅむー
P「(終始、全力でしがみつかれて寝苦しかったな……)」
P「(美穂の顔が完全に胸に埋もれてるから、吐息が服を通じて肌に当たるし……」」
P「(寝顔が目の前にきたりしてドキドキするし……)」
P「(これが生き地獄か……)」
美穂「うぅん……♪」
むぎゅー……
すやすや……
P「……めちゃめちゃ心地好さそうに寝てるな」
P「……ちょっと遅刻してるけど。起こすのもかわいそうだし。このままにしておくか」
P「今日くらい大丈夫だよな」
なでなで……
美穂「……えへへ♪」
すやすや……
チュン…チュン…
美穂「……♪」
ぎゅむー
P「(終始、全力でしがみつかれて寝苦しかったな……)」
P「(美穂の顔が完全に胸に埋もれてるから、吐息が服を通じて肌に当たるし……」」
P「(寝顔が目の前にきたりしてドキドキするし……)」
P「(これが生き地獄か……)」
美穂「うぅん……♪」
むぎゅー……
すやすや……
P「……めちゃめちゃ心地好さそうに寝てるな」
P「……ちょっと遅刻してるけど。起こすのもかわいそうだし。このままにしておくか」
P「今日くらい大丈夫だよな」
なでなで……
美穂「……えへへ♪」
すやすや……
119: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 19:48:58.91 ID:1ROPqicEO
(P宅付近)
周子「(心配になってきたけど……どーなってるんかな?)」
周子「(まさか死んだりはしてないだろうけど……)」
周子「(てか。このマンション。道わかりづらいなー。来るの面倒だったなぁ)」
周子「(手間かけさせやがって、プロデューサーめ。あとでなんか奢ってもらうぞー)」
周子「(……今度は寿司とかいいなー)」
周子「(心配になってきたけど……どーなってるんかな?)」
周子「(まさか死んだりはしてないだろうけど……)」
周子「(てか。このマンション。道わかりづらいなー。来るの面倒だったなぁ)」
周子「(手間かけさせやがって、プロデューサーめ。あとでなんか奢ってもらうぞー)」
周子「(……今度は寿司とかいいなー)」
120: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 19:49:37.54 ID:1ROPqicEO
スタスタ……カチャッ
周子「おーい。プロデューサーさーん。生きてるかーい♪」
P「!?」
美穂「……Zzz」
むぎゅー……
周子「……」
P「し、周子。おはよう」
周子「おーい。プロデューサーさーん。生きてるかーい♪」
P「!?」
美穂「……Zzz」
むぎゅー……
周子「……」
P「し、周子。おはよう」
121: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 19:50:32.87 ID:1ROPqicEO
ジッ……
【周子eye】
・プロデューサー発見
・ひとつのベッドで担当アイドルと寝ている
・大事そうに抱きしめている
周子「……なるほどね」
P「ご、誤解だ!」
周子「ほーん。人が心配してきたのに……まさか愛の巣を見せつけられるとは思わんかったわ~」
スッ……カシャッ!
P「ちょい。写真はやめっ!」
周子「お疲れ様ー。いい夢見なよー」
スタスタ……パタン
P「待ってー! その写真何に使うんだよー!」
【周子eye】
・プロデューサー発見
・ひとつのベッドで担当アイドルと寝ている
・大事そうに抱きしめている
周子「……なるほどね」
P「ご、誤解だ!」
周子「ほーん。人が心配してきたのに……まさか愛の巣を見せつけられるとは思わんかったわ~」
スッ……カシャッ!
P「ちょい。写真はやめっ!」
周子「お疲れ様ー。いい夢見なよー」
スタスタ……パタン
P「待ってー! その写真何に使うんだよー!」
122: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/23(水) 19:51:24.85 ID:1ROPqicEO
美穂「……うぅん……プロデューサーさん……♪」
ぎゅむー……
P「美穂っ! 寝ぼけてる場合じゃないって! 離して……!」
美穂「えへへ……大好きですよ……♪」
P「……」
むぎゅー……
P「(いいや。もうしーらねっ!! 全部忘れよーっと♪)」
【その後、Pの姿を見たものはいない】
ケース4. 小日向美穂 end
ぎゅむー……
P「美穂っ! 寝ぼけてる場合じゃないって! 離して……!」
美穂「えへへ……大好きですよ……♪」
P「……」
むぎゅー……
P「(いいや。もうしーらねっ!! 全部忘れよーっと♪)」
【その後、Pの姿を見たものはいない】
ケース4. 小日向美穂 end
133: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 07:00:28.94 ID:/qVGV1mQ0
ケース5. 依田芳乃
【高級寿司屋】
周子「えんがわと中トロお願いしまーす♪」
店主「あいよ」
芳乃「わたくしはー。光りものをお任せでお願いしますー」
店主「へい」
P「俺は2人と同じものを」
店主「少々、お待ちを」
【高級寿司屋】
周子「えんがわと中トロお願いしまーす♪」
店主「あいよ」
芳乃「わたくしはー。光りものをお任せでお願いしますー」
店主「へい」
P「俺は2人と同じものを」
店主「少々、お待ちを」
134: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 07:01:30.53 ID:g2fbl2hzO
にぎにぎ……むしゃむしゃ……
芳乃「ふむー。回らないお寿司というのは、筆舌にし難いほどの美味しさがありますねー」
周子「美味しいねー♪」
P「最高」
周子「財布。平気?」
P「大丈夫。諭吉さん10人いるから」
芳乃「ではー。心ゆくまで耽美なる食事を楽しみましょうー」
周子「せやね~♪」
P「待って。今気づいたんだけど。なぜ芳乃がいるんだ?」
芳乃「わたくし芳乃はー。出会うべくして出会う『時』を知っているのでしてー」
芳乃「そしてそれは人と人との出会いだけでなく、『機会』にも通じているのでございますー」
P「周子。訳して」
周子「つまり。『お寿司を食べに行く雰囲気を察した』から付いてきたんだってさ」
P「なるほど。ハイエナのような奴だな」
芳乃「ふむー。回らないお寿司というのは、筆舌にし難いほどの美味しさがありますねー」
周子「美味しいねー♪」
P「最高」
周子「財布。平気?」
P「大丈夫。諭吉さん10人いるから」
芳乃「ではー。心ゆくまで耽美なる食事を楽しみましょうー」
周子「せやね~♪」
P「待って。今気づいたんだけど。なぜ芳乃がいるんだ?」
芳乃「わたくし芳乃はー。出会うべくして出会う『時』を知っているのでしてー」
芳乃「そしてそれは人と人との出会いだけでなく、『機会』にも通じているのでございますー」
P「周子。訳して」
周子「つまり。『お寿司を食べに行く雰囲気を察した』から付いてきたんだってさ」
P「なるほど。ハイエナのような奴だな」
135: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 07:01:59.36 ID:g2fbl2hzO
芳乃「絶好の機会を逃す手はございませんのでー」
P「おい。この子『ほっぺたいっぱいに寿司を頬張って』すました顔をしているぞ」
P「というか、食べるペースが早いな!?」
芳乃「あいどる活動というものはえねるぎーを使いますゆえー」
むっしゃ、むっしゃ、むっしゃ……
周子「使うねー。めっちゃ使うねー」
むしゃむしゃむしゃむしゃ……
P「た、食べすぎるなよ?」
芳乃「ふむー♪」
周子「はーい♪」
むしゃむしゃむしゃむしゃ
むしゃむしゃむしゃむしゃ
P「ああああああ」
店主「へい。お待ち」
P「わーい」
むしゃむしゃむしゃむしゃ
むしゃむしゃむしゃむしゃ
P「おい。この子『ほっぺたいっぱいに寿司を頬張って』すました顔をしているぞ」
P「というか、食べるペースが早いな!?」
芳乃「あいどる活動というものはえねるぎーを使いますゆえー」
むっしゃ、むっしゃ、むっしゃ……
周子「使うねー。めっちゃ使うねー」
むしゃむしゃむしゃむしゃ……
P「た、食べすぎるなよ?」
芳乃「ふむー♪」
周子「はーい♪」
むしゃむしゃむしゃむしゃ
むしゃむしゃむしゃむしゃ
P「ああああああ」
店主「へい。お待ち」
P「わーい」
むしゃむしゃむしゃむしゃ
むしゃむしゃむしゃむしゃ
136: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 07:02:47.96 ID:g2fbl2hzO
(店の外)
周子「いやー、満足。満足♪ ご馳走様~♪」
芳乃「ご馳走様でしたー。ありがとうございますー」
P「」
周子「ほれほれ♪ おいしーもんを食べて。心が軽くなったんじゃない?」
P「財布まで軽くなって悲しいよ」
P「でも、これで写真を消してくれるんだよな。周子」
周子「検討しておくよ♪」
P「いや、すぐ消せよ」
周子「いやー、満足。満足♪ ご馳走様~♪」
芳乃「ご馳走様でしたー。ありがとうございますー」
P「」
周子「ほれほれ♪ おいしーもんを食べて。心が軽くなったんじゃない?」
P「財布まで軽くなって悲しいよ」
P「でも、これで写真を消してくれるんだよな。周子」
周子「検討しておくよ♪」
P「いや、すぐ消せよ」
137: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 07:03:13.95 ID:g2fbl2hzO
芳乃「微力ながらー。そなたの懐が温まるようにわたくし芳乃が祈らせていただきますー」
芳乃「ふむー……」(なむなむ)
周子「芳乃ちゃんは優しいねぇ」
P「芳乃が『予想の6倍くらい』食べたから財布が軽くなったんだけどね」
芳乃「満腹でー……眠くなってきましたー……」(うとうと)
P「祈り続けておくれよー。お金欲しいよー」
周子「心がいやしいなぁ」
芳乃「不浄の気が込めておりますねー……」
芳乃「ふむー……」(なむなむ)
周子「芳乃ちゃんは優しいねぇ」
P「芳乃が『予想の6倍くらい』食べたから財布が軽くなったんだけどね」
芳乃「満腹でー……眠くなってきましたー……」(うとうと)
P「祈り続けておくれよー。お金欲しいよー」
周子「心がいやしいなぁ」
芳乃「不浄の気が込めておりますねー……」
138: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 07:04:05.26 ID:g2fbl2hzO
(事務所)
バリッバリッバリッ……
ポリポリポリ……
芳乃「……」
P「芳乃。芳乃。1時間くらい山盛りのせんべいを食べ続けてるけど、お腹いっぱいにならないの?」
芳乃「ふむー……」
バリッバリッバリッ……
ポリポリポリ……
芳乃「『美味しいから大丈夫です』という声が聞こえますー」
P「いや。お腹が大丈夫かって話なんだけど……」
芳乃「お茶で柔らかくしておりますのでー」
ずずず……
P「理由になってないし……」
バリッバリッバリッ……
ポリポリポリ……
芳乃「……」
P「芳乃。芳乃。1時間くらい山盛りのせんべいを食べ続けてるけど、お腹いっぱいにならないの?」
芳乃「ふむー……」
バリッバリッバリッ……
ポリポリポリ……
芳乃「『美味しいから大丈夫です』という声が聞こえますー」
P「いや。お腹が大丈夫かって話なんだけど……」
芳乃「お茶で柔らかくしておりますのでー」
ずずず……
P「理由になってないし……」
139: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 07:04:41.99 ID:g2fbl2hzO
P「というか、いつからキミは食いしん坊キャラにジョブチェンジしたんだ」
P「『ライオンが骨までむさぼり食う』ような音を立ててせんべいをかじりやがって」
芳乃「人間もまた。獣の一種なのでしてー」
芳乃「ゆえにー。わたくしは自然の摂理に従っているだけなのでございますー」
バリッバリッバリッ……
ポリポリポリ……
P「えぇ……話通じねぇ」
P「『ライオンが骨までむさぼり食う』ような音を立ててせんべいをかじりやがって」
芳乃「人間もまた。獣の一種なのでしてー」
芳乃「ゆえにー。わたくしは自然の摂理に従っているだけなのでございますー」
バリッバリッバリッ……
ポリポリポリ……
P「えぇ……話通じねぇ」
140: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 07:05:18.68 ID:g2fbl2hzO
P「はい。せんべいは取り上げ」
ヒョイ
芳乃「何をするのでございますかー」
ぷくーっ
P「ほっぺを膨らましてもダメです。太っちゃうでしょうが」
P「体型が崩れたらグラビア撮影をするときに困るじゃないか」
芳乃「問題ありませぬー。わたくしにグラビア撮影の仕事は来たことがありませんのでー」
芳乃「なぜでしょうねー?」
P「ご、ごめん需要が……」
芳乃「……むー」
ヒョイ
芳乃「何をするのでございますかー」
ぷくーっ
P「ほっぺを膨らましてもダメです。太っちゃうでしょうが」
P「体型が崩れたらグラビア撮影をするときに困るじゃないか」
芳乃「問題ありませぬー。わたくしにグラビア撮影の仕事は来たことがありませんのでー」
芳乃「なぜでしょうねー?」
P「ご、ごめん需要が……」
芳乃「……むー」
141: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 07:06:00.58 ID:g2fbl2hzO
(少しして)
芳乃「わたくしも人ですからー、腹を立てることもありますー」
芳乃「なので自棄(やけ)を起こして動くこともあるのですー」
むっしゃ、むっしゃ、むっしゃ……
ずずず……
周子「つまりこれはやけ食いってやつだね」
芳乃「いかにもー」
芳乃「このおまんじゅうをたくさん食べてー。荒ぶった気を鎮めまするー」
周子「へーえ。ところでおまんじゅう1個もらっていい?」
芳乃「いいですよー。共に自棄の時を過ごしましょー」
周子「あたしは単に食べたいだけだけどね♪」
芳乃「わたくしも人ですからー、腹を立てることもありますー」
芳乃「なので自棄(やけ)を起こして動くこともあるのですー」
むっしゃ、むっしゃ、むっしゃ……
ずずず……
周子「つまりこれはやけ食いってやつだね」
芳乃「いかにもー」
芳乃「このおまんじゅうをたくさん食べてー。荒ぶった気を鎮めまするー」
周子「へーえ。ところでおまんじゅう1個もらっていい?」
芳乃「いいですよー。共に自棄の時を過ごしましょー」
周子「あたしは単に食べたいだけだけどね♪」
142: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 07:06:43.98 ID:g2fbl2hzO
むしゃむしゃむしゃむしゃ……
むしゃむしゃむしゃむしゃ……
ずずず……
ボンッ!!
芳乃「……」
周子「……どったん? 急に電池が切れたみたいに止まったけど」
芳乃「……どうやら。無垢なる悪意がおまんじゅうの中に潜んでいたらしいのですー」
芳乃「ふふふー……わたくしでも……制することが難しいものでしてー……♪」
芳乃「……♪」
周子「(なんか芳乃ちゃんがあくどい顔してるけど……まーええかー)」
芳乃「この情動……諌めるにはちょっぴりの贄が必要かもしれませぬー」
むしゃむしゃむしゃむしゃ……
ずずず……
ボンッ!!
芳乃「……」
周子「……どったん? 急に電池が切れたみたいに止まったけど」
芳乃「……どうやら。無垢なる悪意がおまんじゅうの中に潜んでいたらしいのですー」
芳乃「ふふふー……わたくしでも……制することが難しいものでしてー……♪」
芳乃「……♪」
周子「(なんか芳乃ちゃんがあくどい顔してるけど……まーええかー)」
芳乃「この情動……諌めるにはちょっぴりの贄が必要かもしれませぬー」
143: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 07:07:44.00 ID:g2fbl2hzO
(P宅)
チュン……チュン……
P「ふぁぁ……朝か……」
ギシッ……
P「……ん? なんで両手両足が縄で縛られて」
ニュッ
芳乃「起きましたかー……♪」
P「もはやこの展開に驚きを感じない」
チュン……チュン……
P「ふぁぁ……朝か……」
ギシッ……
P「……ん? なんで両手両足が縄で縛られて」
ニュッ
芳乃「起きましたかー……♪」
P「もはやこの展開に驚きを感じない」
144: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 07:08:19.88 ID:g2fbl2hzO
芳乃「おはようございますー。気分はいかがでしょうー」
P「最高のモーニングだ。コーヒーが飲みたい。早く解放しておくれ」
ギシッ…
P「縄が手足に食い込んで痛いんだ」
芳乃「ふふふー、それは叶わぬ願いでしてー」
P「芳乃。お前は志希に洗脳されているだけだ。早くこの縄を解いてくれ」
芳乃「まるでどらまや映画のような台詞ですねー」
P「でも事実なんだもの」
芳乃「しかしー、わたくしもそう簡単には了承しかねまするー」
芳乃「そなたに満ちている不浄な気をすべて払わねばなりませぬー」
P「俺なんかよりお祓いをすべき人はいると思うんだ」
芳乃「ふふふー……♪ 抵抗しても無駄でしてー」
P「ひーん」
P「最高のモーニングだ。コーヒーが飲みたい。早く解放しておくれ」
ギシッ…
P「縄が手足に食い込んで痛いんだ」
芳乃「ふふふー、それは叶わぬ願いでしてー」
P「芳乃。お前は志希に洗脳されているだけだ。早くこの縄を解いてくれ」
芳乃「まるでどらまや映画のような台詞ですねー」
P「でも事実なんだもの」
芳乃「しかしー、わたくしもそう簡単には了承しかねまするー」
芳乃「そなたに満ちている不浄な気をすべて払わねばなりませぬー」
P「俺なんかよりお祓いをすべき人はいると思うんだ」
芳乃「ふふふー……♪ 抵抗しても無駄でしてー」
P「ひーん」
145: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 07:09:12.33 ID:g2fbl2hzO
すっ……
P「耳元で何を……」
はむ……はむ……はむ……
P「うぉぅっ!?」(びくっ)
芳乃「……♪」
はむ……はむ……
P「ちょっ! タンマタンマ!! 耳たぶを甘噛みするのはやめっ……」
芳乃「ふぅー……♪」(吐息)
P「あぅ……っ」(びくっ)
P「ち、ち、ちょっとまずいっ!!! 耳を責めるのはやめなさい!! 芳乃!!」
芳乃「ふふふ……そなたは耳が弱いみたいですねー」(にこり)
P「」
P「耳元で何を……」
はむ……はむ……はむ……
P「うぉぅっ!?」(びくっ)
芳乃「……♪」
はむ……はむ……
P「ちょっ! タンマタンマ!! 耳たぶを甘噛みするのはやめっ……」
芳乃「ふぅー……♪」(吐息)
P「あぅ……っ」(びくっ)
P「ち、ち、ちょっとまずいっ!!! 耳を責めるのはやめなさい!! 芳乃!!」
芳乃「ふふふ……そなたは耳が弱いみたいですねー」(にこり)
P「」
146: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 07:09:43.19 ID:g2fbl2hzO
芳乃「気を払うためにはー……まずそなたを完全に脱力せねばなりませぬー……」
芳乃「ゆえにー、いまから1時間ほどそなたの耳を責め続けまするー……」
芳乃「全身の力が抜けきるまで……耳を噛み、耳を舐め、吐息を吹きかけて差し上げましょうー……」
芳乃「何度も、何度も……♪」
芳乃「おやー……そのように必死な顔でもがかれても無駄でしてー……♪」
芳乃「ゆえにー、いまから1時間ほどそなたの耳を責め続けまするー……」
芳乃「全身の力が抜けきるまで……耳を噛み、耳を舐め、吐息を吹きかけて差し上げましょうー……」
芳乃「何度も、何度も……♪」
芳乃「おやー……そのように必死な顔でもがかれても無駄でしてー……♪」
147: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 07:10:23.43 ID:g2fbl2hzO
芳乃「安心してくださいー……♪ 芳乃はそなたの味方ゆえー……♪」
芳乃「優しく寄り添い……♪ そなたが生まれ変わるよう尽力致しますー……♪」
芳乃「……ふぅ……♪ おやおや……♪ 生暖かい吐息を吹きかけられるのがお好きなようですねー……♪」
芳乃「ふむー……耳の穴を舐められても反応がよいですねー……♪ これはじっくり取り組まねばー……♪」
芳乃「……これは不浄を祓うためのものですがー……そなたは変わっておられますねー……♪」
芳乃「……いわゆる……変態というものでしょうー……♪」
芳乃「ですがー、わたくしはそなたの味方でございますー……♪」
芳乃「変態」
芳乃「だとしても、ねー……♪」
芳乃「優しく寄り添い……♪ そなたが生まれ変わるよう尽力致しますー……♪」
芳乃「……ふぅ……♪ おやおや……♪ 生暖かい吐息を吹きかけられるのがお好きなようですねー……♪」
芳乃「ふむー……耳の穴を舐められても反応がよいですねー……♪ これはじっくり取り組まねばー……♪」
芳乃「……これは不浄を祓うためのものですがー……そなたは変わっておられますねー……♪」
芳乃「……いわゆる……変態というものでしょうー……♪」
芳乃「ですがー、わたくしはそなたの味方でございますー……♪」
芳乃「変態」
芳乃「だとしても、ねー……♪」
148: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 07:11:16.99 ID:g2fbl2hzO
(しばらくして)
P「」
芳乃「おやおや……♪ たった1時間も耐えきれませんでしたかー……♪」
芳乃「耳だけでなくー……首筋を舐めたりして差し上げたのにー……♪」
P「か……解放してください……」
芳乃「おやー……おかしいですねー、まだ力が抜けきっていないようでしてー」
芳乃「口も聞けぬくらい力が抜けなければー、意味がありませぬのでー……♪」
P「!?」(びくっ)
P「」
芳乃「おやおや……♪ たった1時間も耐えきれませんでしたかー……♪」
芳乃「耳だけでなくー……首筋を舐めたりして差し上げたのにー……♪」
P「か……解放してください……」
芳乃「おやー……おかしいですねー、まだ力が抜けきっていないようでしてー」
芳乃「口も聞けぬくらい力が抜けなければー、意味がありませぬのでー……♪」
P「!?」(びくっ)
149: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 07:11:51.53 ID:g2fbl2hzO
芳乃「さてー……では、先ほどと同じ責めを始めましょうー……♪」
芳乃「そなたー、そんなに絶望したような顔になってどうしましたかー……♪」
芳乃「逃げることはできませぬよー……♪」
芳乃「ふふふー……♪ 芳乃は何時間でも付き合いますゆえー……好きなだけ悶えてくださいー……♪」
芳乃「では……再開いたしましょうー……♪」
芳乃「……正気を保ってられるとよいですねー……♪」
芳乃「……ではー……♪」
あむ……あむ……♪
ふぅー……♪
ぺろ……ぺろ……ちゅぱ……♪
芳乃「そなたー、そんなに絶望したような顔になってどうしましたかー……♪」
芳乃「逃げることはできませぬよー……♪」
芳乃「ふふふー……♪ 芳乃は何時間でも付き合いますゆえー……好きなだけ悶えてくださいー……♪」
芳乃「では……再開いたしましょうー……♪」
芳乃「……正気を保ってられるとよいですねー……♪」
芳乃「……ではー……♪」
あむ……あむ……♪
ふぅー……♪
ぺろ……ぺろ……ちゅぱ……♪
150: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 07:13:02.08 ID:g2fbl2hzO
【夜】
プシュゥゥ……(薬の切れる音)
芳乃「何やらー、わたくしの中から悪しきものが出て行ったようですねー……」
P「」
芳乃「ねーねー、そなたー。起きてくださいー」
P「はっ!」
P「ひぃぃぃっ!! ゆ、許してください!! 芳乃様っ!!」
じたばたじたばた
芳乃「安心してくださいー、わたくしは元の芳乃でございますー」
P「……く、薬の効果は切れたの?」
芳乃「はいー。ご迷惑をおかけしましたー」
P「……ほっ」
プシュゥゥ……(薬の切れる音)
芳乃「何やらー、わたくしの中から悪しきものが出て行ったようですねー……」
P「」
芳乃「ねーねー、そなたー。起きてくださいー」
P「はっ!」
P「ひぃぃぃっ!! ゆ、許してください!! 芳乃様っ!!」
じたばたじたばた
芳乃「安心してくださいー、わたくしは元の芳乃でございますー」
P「……く、薬の効果は切れたの?」
芳乃「はいー。ご迷惑をおかけしましたー」
P「……ほっ」
151: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 07:13:41.94 ID:g2fbl2hzO
芳乃「……」(じっ)
芳乃「ですがー……縛られたそなたを見ているとー……ちょっぴりイタズラをしてしまいたくなりますねー……」
P「うん?」
芳乃「……」
P「待って。その満面の笑みはなんだ」
P「やめろ。まさかまた……」
芳乃「……」
P「ちょ……誰か……」
P「誰か助けてぇぇ!!!」
アァァァァァァ……
ケース5. 依田芳乃 end
芳乃「ですがー……縛られたそなたを見ているとー……ちょっぴりイタズラをしてしまいたくなりますねー……」
P「うん?」
芳乃「……」
P「待って。その満面の笑みはなんだ」
P「やめろ。まさかまた……」
芳乃「……」
P「ちょ……誰か……」
P「誰か助けてぇぇ!!!」
アァァァァァァ……
ケース5. 依田芳乃 end
156: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 16:25:41.16 ID:9PaXUXFf0
ケース6. 塩見周子
(事務所)
P「はーい。薬は没収~」
ヒョイ
志希「ああん! 返して、返して~!」
P「ダメです。処分します」
志希「ぶーぶー! 自由の侵害だー!」
P「他人に迷惑をかけたらダメでしょうが」
志希「被害を受けてるのはプロデューサーだけだからセーフでしょ」
P「まごうことなきアウトだよ。俺にだって人権はあるんだ」
志希「えー」
P「めっ。他の薬で遊びなさい」
(事務所)
P「はーい。薬は没収~」
ヒョイ
志希「ああん! 返して、返して~!」
P「ダメです。処分します」
志希「ぶーぶー! 自由の侵害だー!」
P「他人に迷惑をかけたらダメでしょうが」
志希「被害を受けてるのはプロデューサーだけだからセーフでしょ」
P「まごうことなきアウトだよ。俺にだって人権はあるんだ」
志希「えー」
P「めっ。他の薬で遊びなさい」
157: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 16:27:04.62 ID:cjYKu9tLO
(別室)
志希「もー! せっかくの新薬が取り上げられちゃったよー!」
周子「どんまい、どんまい」
志希「もう1つしか残ってないよ~」
周子「いや、まだ持ってるんかーい」
志希「いざという時のために隠していたのさっ!」
周子「そんな暴漢に襲われた時用の『スタンガン』じゃないんだから……」
志希「んふふ~♪ 残ったこれは周子ちゃんにプレゼントしちゃおーっと♪」
周子「はい?」
ぽいっ
周子「わっ……とっと……危ないなー」
志希「もー! せっかくの新薬が取り上げられちゃったよー!」
周子「どんまい、どんまい」
志希「もう1つしか残ってないよ~」
周子「いや、まだ持ってるんかーい」
志希「いざという時のために隠していたのさっ!」
周子「そんな暴漢に襲われた時用の『スタンガン』じゃないんだから……」
志希「んふふ~♪ 残ったこれは周子ちゃんにプレゼントしちゃおーっと♪」
周子「はい?」
ぽいっ
周子「わっ……とっと……危ないなー」
158: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 16:27:41.43 ID:cjYKu9tLO
志希「そーれ。一気、一気♪」
周子「いや。飲まんよ」
志希「な、なんだって……!?」
周子「そんな『ありえない』みたいな顔されても困るわー」
志希「サディストになれるんだよ?」
周子「別になりたくないからね?」
志希「えー……つまんないにゃー……」
周子「新しい薬を作ってプロデューサーをまたびっくりさせたらええやん」
志希「それもそだね♪」
周子「切り替え早いなぁ」
周子「いや。飲まんよ」
志希「な、なんだって……!?」
周子「そんな『ありえない』みたいな顔されても困るわー」
志希「サディストになれるんだよ?」
周子「別になりたくないからね?」
志希「えー……つまんないにゃー……」
周子「新しい薬を作ってプロデューサーをまたびっくりさせたらええやん」
志希「それもそだね♪」
周子「切り替え早いなぁ」
159: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 16:28:49.12 ID:cjYKu9tLO
志希「で。その薬は飲まないの?」
周子「飲む気になれない。Sになるって感覚がよーわからんし」
志希「元々、シューコちゃんはSっぽいからあんまり変わらないかもね~♪」
周子「何おう失敬な。めちゃくちゃドSになるよ」
周子「世界を揺るがすドSだよ」
志希「あはは、意味わかんなーい♪」
周子「あたしも言ってて意味わかんないわー♪」
志希「まー、気が向いたら試してみればいいよ♪」
周子「ふむ」
周子「飲む気になれない。Sになるって感覚がよーわからんし」
志希「元々、シューコちゃんはSっぽいからあんまり変わらないかもね~♪」
周子「何おう失敬な。めちゃくちゃドSになるよ」
周子「世界を揺るがすドSだよ」
志希「あはは、意味わかんなーい♪」
周子「あたしも言ってて意味わかんないわー♪」
志希「まー、気が向いたら試してみればいいよ♪」
周子「ふむ」
160: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 16:30:11.14 ID:cjYKu9tLO
(志希退室後)
周子「んー……こんなん渡されても困るなー」
すんすん……
周子「匂いを嗅いでも意味ないか」
周子「……」
ぺろっ……
周子「……無臭……そして無味……すなわち無味無臭……」
周子「……やっぱ危なそうだし。捨てよ」
カチャッ
P「おはよう」
周子「……っ!」
ポロッ……ごくん……
P「うん? どした?」
周子「あほ。タイミング悪いわ」
P「?」
周子「……あー……きたわ……」
ボンッ
周子「んー……こんなん渡されても困るなー」
すんすん……
周子「匂いを嗅いでも意味ないか」
周子「……」
ぺろっ……
周子「……無臭……そして無味……すなわち無味無臭……」
周子「……やっぱ危なそうだし。捨てよ」
カチャッ
P「おはよう」
周子「……っ!」
ポロッ……ごくん……
P「うん? どした?」
周子「あほ。タイミング悪いわ」
P「?」
周子「……あー……きたわ……」
ボンッ
161: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 16:31:16.61 ID:cjYKu9tLO
周子「……」
P「大丈夫?」
ツカツカ……
ガシッ…!
P「ぐえっ!」
P「……き、急にどうした? 周子?」
周子「別に?」
P「いや。いきなり『胸ぐらを掴んで』何もないってことはないだろ……」
周子「……ふふふ♪」
P「……な、なんで笑ってるわけ?」
ぐいっ……!
P「っと、危なっ!」
ドサッ…!
周子「……ほいっと」
ドサッ
ぎゅっ……
P「……い、いきなりソファに押し倒すとは何事でしょうか?」
P「大丈夫?」
ツカツカ……
ガシッ…!
P「ぐえっ!」
P「……き、急にどうした? 周子?」
周子「別に?」
P「いや。いきなり『胸ぐらを掴んで』何もないってことはないだろ……」
周子「……ふふふ♪」
P「……な、なんで笑ってるわけ?」
ぐいっ……!
P「っと、危なっ!」
ドサッ…!
周子「……ほいっと」
ドサッ
ぎゅっ……
P「……い、いきなりソファに押し倒すとは何事でしょうか?」
162: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 16:31:51.69 ID:cjYKu9tLO
周子「はぁ……」
周子「さっきから質問ばっかりやなぁ……ちょっとは自分で考えたらどうなん……♪」
周子「いまはどういう状況なんでしょーか……♪」
周子「当たったら……周子ちゃんからご褒美あげちゃうよ……♪」
P「……」
P「(えぇ……色気がヤバいんだけど)」
P「(と、とにかく何か答えねば……)」
P「えーっと……す、相撲?」
周子「は?」
P「ごめんなさい」
周子「さっきから質問ばっかりやなぁ……ちょっとは自分で考えたらどうなん……♪」
周子「いまはどういう状況なんでしょーか……♪」
周子「当たったら……周子ちゃんからご褒美あげちゃうよ……♪」
P「……」
P「(えぇ……色気がヤバいんだけど)」
P「(と、とにかく何か答えねば……)」
P「えーっと……す、相撲?」
周子「は?」
P「ごめんなさい」
163: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 16:32:37.41 ID:cjYKu9tLO
周子「んー……人の質問にテキトーに答えた不届き者には罰を与えんとなぁ……♪」
P「ば、罰とは……?」
周子「……♪」
スッ……
P「あ、あの。首筋に顔を近づけて何を……っ!?」
P「(吐息が当たる……周子の生暖かい吐息が……!)」
ふぅ……
ちゅっ……♪
P「!?!?」
ちゅぅぅ……っぱ……♪
P「」
周子「……ふふふ♪ 思いっきり吸ったから……唇がくっきり残ってもうたなぁ……♪」
P「」
周子「おやおや……放心してもうて……♪ シューコちゃんのキスマークを付けられて嬉しくないわけー……♪」
P「」
P「ば、罰とは……?」
周子「……♪」
スッ……
P「あ、あの。首筋に顔を近づけて何を……っ!?」
P「(吐息が当たる……周子の生暖かい吐息が……!)」
ふぅ……
ちゅっ……♪
P「!?!?」
ちゅぅぅ……っぱ……♪
P「」
周子「……ふふふ♪ 思いっきり吸ったから……唇がくっきり残ってもうたなぁ……♪」
P「」
周子「おやおや……放心してもうて……♪ シューコちゃんのキスマークを付けられて嬉しくないわけー……♪」
P「」
164: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 16:33:24.91 ID:cjYKu9tLO
周子「……いまから質問をいくつかしてくけど……答えられなかったら、もっとキスマークをつけるかんね……♪」
P「ち、ち、ちょっとタンマ。1度落ち着こうっ!? な!?」
周子「……あたしは落ち着いてるよ? てゆーか。あんた何様のつもりなん?♪」
P「ぷ、プロデューサーですが……」
グイッ!
P「ぐぅ」
周子「でも、今日はオフ。つまりあたしはアイドルじゃないし。あんたはプロデューサーでも何でもない。対等な立場なんよー……♪」
周子「……だから言うことを聞く必要はないわけ♪ せっかくだし……好きにさせてもらうよ……♪」
スッ……
P「ちょ」
周子「あんたが……泣きいれるまで遊んだるわー……♪」(ぼそり)
ぎゅっ……
P「」
P「ち、ち、ちょっとタンマ。1度落ち着こうっ!? な!?」
周子「……あたしは落ち着いてるよ? てゆーか。あんた何様のつもりなん?♪」
P「ぷ、プロデューサーですが……」
グイッ!
P「ぐぅ」
周子「でも、今日はオフ。つまりあたしはアイドルじゃないし。あんたはプロデューサーでも何でもない。対等な立場なんよー……♪」
周子「……だから言うことを聞く必要はないわけ♪ せっかくだし……好きにさせてもらうよ……♪」
スッ……
P「ちょ」
周子「あんたが……泣きいれるまで遊んだるわー……♪」(ぼそり)
ぎゅっ……
P「」
165: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 16:34:31.81 ID:cjYKu9tLO
(しばらくして)
周子「ほら……次はうなじかなー……♪」
周子「ふふふ……♪ 二の腕にも忘れんとこ……♪」
周子「おや? 唇に直接して欲しがってるように見えるけど……残念……♪ 手の甲です……♪」
周子「あんた。今日は薄着で来てるしー……そろそろ、止めないと帰りにキスマークが目立っちゃうねー……♪」
周子「……白シャツにも……スペースあるじゃん……♪」
周子「せやなぁ……あたしの唇にチューしてくれたら……止めてあげよっかな……♪」
周子「でも……担当に手ぇ出したらあかんよね……♪」
周子「あ。今日だけは担当とプロデューサーの関係じゃないか……♪」
周子「ほれほれー……♪ 好きな方を選んでええよ……♪」
周子「あはは……♪ その戸惑ってる間抜け面……いいねぇ……♪」
周子「……さぁ、勇気を振り絞って……どーぞー……♪」
周子「ほら……次はうなじかなー……♪」
周子「ふふふ……♪ 二の腕にも忘れんとこ……♪」
周子「おや? 唇に直接して欲しがってるように見えるけど……残念……♪ 手の甲です……♪」
周子「あんた。今日は薄着で来てるしー……そろそろ、止めないと帰りにキスマークが目立っちゃうねー……♪」
周子「……白シャツにも……スペースあるじゃん……♪」
周子「せやなぁ……あたしの唇にチューしてくれたら……止めてあげよっかな……♪」
周子「でも……担当に手ぇ出したらあかんよね……♪」
周子「あ。今日だけは担当とプロデューサーの関係じゃないか……♪」
周子「ほれほれー……♪ 好きな方を選んでええよ……♪」
周子「あはは……♪ その戸惑ってる間抜け面……いいねぇ……♪」
周子「……さぁ、勇気を振り絞って……どーぞー……♪」
166: ◆hAKnaa5i0. 2017/08/24(木) 16:34:58.24 ID:cjYKu9tLO
(次の日)
美嘉「おはようございまーす★」
ちひろ「おはようございます♪」
周子「おはようさーん。美嘉ちゃん」
美玲「美嘉。おはよう」
美嘉「うん……ってあれ? プロデューサーは?」
ちひろ「今日は身体にいくつか謎の赤い斑点ができたので。休むそうです」
ちひろ「それから、よくわからないのですが、『やっちまった』と変なことも言ってました」
美嘉「……何だろうね?」
美玲「うーん……シューコは何か知らないのか?」
周子「知らんなー」
美嘉「ふぅん……昨日、プロデューサーと一緒にいたって聞いたけど?」
周子「その時は元気だったよ?」
美玲「まったく。体調管理がなってないな。後でお見舞いにでも行ってやるか」
周子「それはやめとこう」(きっぱり)
美玲「……?」
美嘉「プロデューサー。お見舞い行ってあげたら喜びそうじゃない?」
周子「いやいや。今回はやめとこー」
美嘉「何で?」
周子「病気が移ったら危ないっしょ」
美玲「そうだけど。何か釈然としないな」
美嘉「うん。周子ちゃん。今日、様子おかしくない?」
周子「いやいや。今日もあたしは普通だってのー」
周子「……」
周子「……///」(思い出し)
ちひろ「?」
美玲「?」
美嘉「?」
ケース6. 塩見周子 end
終わり
美嘉「おはようございまーす★」
ちひろ「おはようございます♪」
周子「おはようさーん。美嘉ちゃん」
美玲「美嘉。おはよう」
美嘉「うん……ってあれ? プロデューサーは?」
ちひろ「今日は身体にいくつか謎の赤い斑点ができたので。休むそうです」
ちひろ「それから、よくわからないのですが、『やっちまった』と変なことも言ってました」
美嘉「……何だろうね?」
美玲「うーん……シューコは何か知らないのか?」
周子「知らんなー」
美嘉「ふぅん……昨日、プロデューサーと一緒にいたって聞いたけど?」
周子「その時は元気だったよ?」
美玲「まったく。体調管理がなってないな。後でお見舞いにでも行ってやるか」
周子「それはやめとこう」(きっぱり)
美玲「……?」
美嘉「プロデューサー。お見舞い行ってあげたら喜びそうじゃない?」
周子「いやいや。今回はやめとこー」
美嘉「何で?」
周子「病気が移ったら危ないっしょ」
美玲「そうだけど。何か釈然としないな」
美嘉「うん。周子ちゃん。今日、様子おかしくない?」
周子「いやいや。今日もあたしは普通だってのー」
周子「……」
周子「……///」(思い出し)
ちひろ「?」
美玲「?」
美嘉「?」
ケース6. 塩見周子 end
終わり
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