1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/09/04(月) 00:14:03.407 ID:VsN+ja+Qd.net
ガヴ~↓ガヴ~↘︎ガヴ~→ガヴ~↑♪

ガヴ!ガヴ!ガヴ!トゥルル~

ガヴ!ガヴ!ガヴ!トゥルル~

とある自販機前

タプリス「ふぅ、喉が乾きました」

タプリス「お、いいところに自動販売機がありますね!」

タプリス「人間界には色んな飲み物があって迷っちゃいます」

タプリス「おや?このコーヒー、他のジュースより安いです!これにしましょう!」

チャリンチャリン…ピッ…ガコン…

サターニャ「……」

2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/09/04(月) 00:14:51.710 ID:VsN+ja+Qd.net
GDP基地 司令室

prrrrr…

ガヴリール「はいこちらGDP」ガチャ

ガヴリール「なんだって?とある自販機の前で人が暴れてるって?」

ガヴリール「はいはい、通報どうも」ガチャ

ラフィエル「事件ですか?」

ガヴリール「どうせただの喧嘩だろ」

ヴィーネ「でも、もしかしたら宇宙人の仕業かもしれないわよ?」

3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/09/04(月) 00:16:10.170 ID:VsN+ja+Qd.net
ラフィエル「そうですね……天真隊員、月乃瀬隊員!出動してください!」

ヴィーネ「イエス!エインズワース!」

ガヴリール「えぇ、めんどくさい」

ラフィエル「出!動!です!」

ガヴリール「へいへい、イエスエインズワース」

ワンツッスリッフォ♪ワンツッスリッフォ♪

5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/09/04(月) 00:17:40.107 ID:VsN+ja+Qd.net
とある自販機前

ガヴリール「ここか、通報のあった自販機は」

ヴィーネ「あ、あれ見てガヴ!」

タプリス「うにゃー!」ポカポカ

黒奈「うがー」ポカポカ

ガヴリール「喧嘩かよ……おいお前達、やめろって」

タプリス「うにゃー!あくまめー!」ポカポカ

黒奈「てんしめー」ポカポカ

ガヴリール「なんだこいつら、私が見えてないのか……?」

6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/09/04(月) 00:18:51.472 ID:VsN+ja+Qd.net
ガヴリール「仕方ない……せいっ!」ガンッ

タプリス「きゅ~」ガクッ

黒奈「わー」ガクッ

ガヴリール「いったい何だってんだ」

ヴィーネ「ガヴ!これ!」

ガヴリール「こ、これは……!」

7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/09/04(月) 00:20:18.734 ID:VsN+ja+Qd.net
マルティエル「月乃瀬隊員が発見した空き缶を調べた結果、このコーヒーには人間界に存在しない物質が含まれていることが判明いたしました」

ヴィーネ「やっぱり宇宙人の仕業かしら?」

ラフィエル「もしそうなら、きっとあの自販機の補充に現れるはずです……天真隊員、月乃瀬隊員!」

ガヴリール「めんどく」

ラフィエル「怪しい人物がいないか自販機を見張ってください!」

ヴィーネ「イエス、エインズワース!」

ガヴリール「やれやれ、イエスエインズワース」

ワンダバダバワンダバダバ~♪

8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/09/04(月) 00:22:04.860 ID:VsN+ja+Qd.net
自販機の見える喫茶店

ガヴリール「来るかな」

ヴィーネ「気長に待ちましょう」

ガヴリール「……ん?おいヴィーネ」

ヴィーネ「あの人……補充の人かしら」

ガヴリール「怪しいな……追うぞヴィーネ」

ヴィーネ「ええ、分かったわガヴ!」

サターニャ「……」

9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/09/04(月) 00:24:02.638 ID:VsN+ja+Qd.net
サターニャのアパート前

ヴィーネ「ここに入ったわね」

ガヴリール「……私ひとりで行く、ヴィーネは待ってて」

ヴィーネ「気をつけてね、ガヴ……!」

11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/09/04(月) 00:26:28.450 ID:VsN+ja+Qd.net
アパート内部

ガヴリール「……」

サターニャ「……」ガシッ

ガヴリール「⁉︎」グイッ

ガヴリール(腕を引っ張られた⁉︎)

12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/09/04(月) 00:27:21.935 ID:VsN+ja+Qd.net
サターニャの部屋

ガヴリール「くっ……お前が犯人か!」

サターニャ「なぁーっはっはっはー!よく来たわガヴリールゥ!私はあんたが来るのを待ってたのよ!」

ガヴリール「なにっ⁉︎」

サターニャ「歓迎するわ!ヴィネットも呼んだらどうかしら?」

ガヴリール「お前、サタニキヤ星人だな!何が目的だ!人間界の侵略か!」

サタニキヤ星人「なーっはっはっはー!そうね、侵略ね!」

13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/09/04(月) 00:30:31.757 ID:VsN+ja+Qd.net
ちゃぶ台

サタニキヤ星人「でもね、人間界を侵略するのに暴力なんて必要ないのよ!」

ガヴリール「なにっ⁉︎」

サタニキヤ星人「あの自販機のコーヒーにはカフェインが含まれてるわ!」

ガヴリール「なにっ⁉︎」

サタニキヤ星人「カフェインで興奮した天使と悪魔は互いを信用できなくなって、勝手に自滅するのよ!」

ガヴリール「なにっ⁉︎」

サタニキヤ星人「だから邪魔なのはガヴリール!あんただけなんだから!」

ガヴリール「なにっ⁉︎」

14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/09/04(月) 00:33:23.059 ID:VsN+ja+Qd.net
サタニキヤ星人「これを使うわ!」

ダークリング『ヴォン』

no title


ガヴリール「それはダークリング⁉︎お前の髪の毛ってダークリングだったのか!」

サタニキヤ星人「怪獣!出て来なさい!」

ダークリング『改造パンドン!』ヴォン

改造パンドン「ギャオーン!」

ガヴリール「くっ!サタニキヤ星人め、怪獣を召喚しやがった!」

ドドドドドド…!

15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/09/04(月) 00:36:45.045 ID:VsN+ja+Qd.net
ガヴリール「こうなったら、行くしか……!」

ガヴリール上司『待ってください!』

ガヴリール「⁉︎」

ガヴリール上司『長い戦いで、貴女の身体はもうボロボロです!死ぬ気ですか!』

ガヴリール「……でも、私が行くしかないんだ!」

ガヴリール上司『あぁ、ガヴリール!』

ガヴリール「ジーっとしてても、ドーにもならねぇ!」

17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/09/04(月) 00:38:11.142 ID:VsN+ja+Qd.net
アパートの外

ヴィーネ「良かったガヴ!怪獣に潰されたかと心配したわ!」

ガヴリール「……ヴィーネ、聞いてくれ」

ヴィーネ「ガヴ……?」

ガヴリール「ヴィーネ、私は……私はね、天界から来た天使なんだ!」

バーン!

ヴィーネ「えぇ⁉︎」

ガヴリール「デュワ!」

no title


ヴィーネ「ガヴが、ガヴリルセブン……⁉︎」

19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/09/04(月) 00:40:05.830 ID:VsN+ja+Qd.net
夕焼けの綺麗な工場地帯

ガヴリルセブン「デュワ!」

サタニキヤ星人「行け!怪獣!ガヴリールを倒しなさい!」

改造パンドン「ギャオーン!」

ガヴリルセブン「ダーッ!」

改造パンドン「ギャギャオーン!」

ガヴリルセブン「デヤッ!ダーッ!」

改造パンドン「ギャオーンギャオーン!」

20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/09/04(月) 00:41:09.306 ID:VsN+ja+Qd.net
ガヴリルセブン「ダーッ!デヤッ!」

改造パンドン「ギャオーンギャオーン!ギャオーン!」

ガヴリルセブン「デュワ⁉︎」

改造パンドン「ギャオーン!!!!!」

ガヴリルセブン「ダーッ⁉︎」

改造パンドン「ギャオーン!」

ガヴリルセブン「デュフ……!」

ピコーンピコーンピコーン…

22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/09/04(月) 00:42:43.184 ID:VsN+ja+Qd.net
サタニキヤ星人「いいわよ怪獣!そのままガヴリールをやっつけなさい!」

改造パンドン「ギャオーン!」

ガヴリルセブン「デュワ……!」

怪獣がガヴリールにトドメを刺そうとしたその時だった!

ガヴリールは最後の力を振り絞り、アイスラッガーを怪獣めがけて投げる!

しかしその攻撃は呆気なく跳ね返されてしまった!

しかしガヴリールは諦めなかった!

第二の故郷、人間界を救うため!

そして、愛すべき人を守るため!

ガヴリールは跳ね返されたアイスラッガーを更に跳ね返したのだ!

24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/09/04(月) 00:44:38.329 ID:VsN+ja+Qd.net
改造パンドン「ギャ」ザクッ

ドォォォオオオン…!

サタニキヤ星人「ああ!怪獣が爆発した!」

ガヴリルセブン「……デュワ!」

夕陽に向かって飛んでいくガヴリール、その姿を見守るヴィーネ……その目には涙。

ヴィーネ「ガヴリルセブン……いえ、ガヴリール」

ヴィーネ「今まで、ありがとう……!」

28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/09/04(月) 00:47:44.890 ID:VsN+ja+Qd.net
「……~い!」

ヴィーネ「……?」

「お~い!」

ヴィーネ「うそ、あの声は……!」

ガヴリール「お~い!ヴィーネ~!」

ヴィーネ「もう……もうガヴったら!てっきり天界に帰っちゃったと思ったじゃない!」

ガヴリール「あはは、まだやってないネトゲのイベントがあるからね」

ヴィーネ「ふふっ……これからもよろしくね、天真隊員!」

ガヴリール「ああ、よろしく月乃瀬隊員」

36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/09/04(月) 00:51:41.263 ID:VsN+ja+Qd.net
ラフィエル「サタニキヤ星人の人間界侵略計画はこうして終わりました」

ラフィエル「天使と悪魔の信頼感を利用するなんて、なかなか面白い……こほん、恐るべき宇宙人でしたね~」

ラフィエル「でもご安心ください、これはごっこ遊び、作り話なのです」

ラフィエル「うふふ……私たち天使と悪魔の信頼関係は、宇宙人が何かした所で壊れはしないですから♪」

サタニキヤ星人「くー!次こそは負けないんだからー!」

ラフィエル「そうはさせませーん」ドッ

サタニキヤ星人「」

ラフィエル「うふふ♪」

no title


ガヴリルセブン~史上最大の狙われた街侵略作戦編~

おわり

38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/09/04(月) 00:54:43.463 ID:VsN+ja+Qd.net
ガヴのアパートの近く

サターニャ「魔界通販で悪魔的飛行物体(デビルズドローン)を買ったわ!」

サターニャ「さっそくガヴリールに見せびらかしに来たわよ!」

ガヴリール「なんだあいつ、外で騒がしいな」

サターニャ「ってあれ⁉︎ドローンが言うこと聞かない⁉︎あぁ!ぶつかる!ぶつかるわ!よけてガヴリール!」

ガヴリール「うわ、なんかこっち来る⁉︎よけられない!撃ち落とすしかないぞ⁉︎」

ドカーン!

サターニャ「うぅ、デビルズドローンが……」

ガヴリール「……まぁなんだ、悪かったな」

サターニャ「うわーん!」

ガヴリルセブン~ダークゾーン?編~

おわり

39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/09/04(月) 00:56:04.586 ID:VsN+ja+Qd.net
ガヴの部屋

ガヴリール「またサターニャが変なもの飛ばしてくるかもしれないからな、天使の弓矢の練習だ」

ヴィーネ「外に向けて撃って大丈夫なの?」

ガヴリール「ああ、この方向には人が出入りしない空き地があるだけだからな」

ヴィーネ「それなら安心ね」

ガヴリール「えい」シュバッ

サターニャ「痛い!」

ガヴリール「⁉︎」

ヴィーネ「⁉︎」

サターニャ「ちょっと誰よ!痛いじゃないの!今行くから覚悟しなさいよ!」

ガヴリール「やべぇ」

ガヴリルセブン~超平気ガーヴ1号編~

おわり

41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/09/04(月) 01:00:55.652 ID:VsN+ja+Qd.net
元ネタはウルトラセブン

第6話 ダーク・ゾーン
第8話 狙われた街
第26話 超兵器R1号
最終話 史上最大の侵略

マジで名作なので絶対見てくれよな!

no title


本当におわり

引用元: サターニャ「ウルトラマンごっこするわよ!」