2: 名無しで叶える物語◆64wcpPjQ★ 2024/08/12(月) 00:22:39 ID:???00
放課後の教室。
今日は練習はお休みの日だからこれからどうしようか考えながら帰り支度をしていると、
同じく帰り支度をしている吟子ちゃんが目に入る。
ちょっと吟子ちゃんに構ってもらいますか~
姫芽「ねえ、吟子ちゃん」
吟子「あ、姫芽。どうしたの?」
姫芽「ん~。今日さあ、練習お休みじゃん?」
吟子「そうだね。」
姫芽「ちょ~っとアタシと勝負しない~?」
吟子「勝負?」
今日は練習はお休みの日だからこれからどうしようか考えながら帰り支度をしていると、
同じく帰り支度をしている吟子ちゃんが目に入る。
ちょっと吟子ちゃんに構ってもらいますか~
姫芽「ねえ、吟子ちゃん」
吟子「あ、姫芽。どうしたの?」
姫芽「ん~。今日さあ、練習お休みじゃん?」
吟子「そうだね。」
姫芽「ちょ~っとアタシと勝負しない~?」
吟子「勝負?」
3: 名無しで叶える物語◆64wcpPjQ★ 2024/08/12(月) 00:23:06 ID:???00
怪訝そうな顔をする吟子ちゃん。
まあ、そりゃそうか。
いきなり勝負しようだなんて言われたらね~
まあ、気にせず話を進めていこう。
姫芽「そうだよ~勝負だよ~」
吟子「いいけど。勝負って、何するの?」
ふふ~ん。
よくぞ聞いてくれました吟子ちゃん。
アタシは吟子ちゃんのその言葉を待っていたのであります。
まあ、そりゃそうか。
いきなり勝負しようだなんて言われたらね~
まあ、気にせず話を進めていこう。
姫芽「そうだよ~勝負だよ~」
吟子「いいけど。勝負って、何するの?」
ふふ~ん。
よくぞ聞いてくれました吟子ちゃん。
アタシは吟子ちゃんのその言葉を待っていたのであります。
4: 名無しで叶える物語◆64wcpPjQ★ 2024/08/12(月) 00:23:44 ID:???00
姫芽「えっとね。照れたら負けゲーム、だよ~」
吟子「えっと。姫芽、今なんて言ったの?」
姫芽「照れたら負けゲームだよ~」
吟子「照れたら負け、ゲーム?」
姫芽「そうそう。お互いに照れそうなことを言ったりして、照れた方が負け。」ニヤリ
吟子「は?//」
ちょっと恥ずかしそうに顔を逸らす吟子ちゃん。
いやあその表情は可愛すぎるんだけど、ちょっとまだ早いですよ~
姫芽「どうかな~」
吟子「えっと。姫芽、今なんて言ったの?」
姫芽「照れたら負けゲームだよ~」
吟子「照れたら負け、ゲーム?」
姫芽「そうそう。お互いに照れそうなことを言ったりして、照れた方が負け。」ニヤリ
吟子「は?//」
ちょっと恥ずかしそうに顔を逸らす吟子ちゃん。
いやあその表情は可愛すぎるんだけど、ちょっとまだ早いですよ~
姫芽「どうかな~」
5: 名無しで叶える物語◆64wcpPjQ★ 2024/08/12(月) 00:24:15 ID:???00
吟子「どうって…」
吟子ちゃんはまだ躊躇しているようだからもう一手。
姫芽「アタシに吟子ちゃんの照れてる可愛い表情、見せてほしいな~?」
敢えて煽ってみる。
どうやら効果はあったようだ。
吟子「待って。姫芽」
おもむろに顔を上げる吟子ちゃん。
姫芽「ん?どうしたのかな?」
吟子「今のセリフ聞き捨てならない。私の照れてる表情をって、まるで私の負けが確定しているみたいな言い方」
吟子ちゃんはまだ躊躇しているようだからもう一手。
姫芽「アタシに吟子ちゃんの照れてる可愛い表情、見せてほしいな~?」
敢えて煽ってみる。
どうやら効果はあったようだ。
吟子「待って。姫芽」
おもむろに顔を上げる吟子ちゃん。
姫芽「ん?どうしたのかな?」
吟子「今のセリフ聞き捨てならない。私の照れてる表情をって、まるで私の負けが確定しているみたいな言い方」
6: 名無しで叶える物語◆64wcpPjQ★ 2024/08/12(月) 00:24:52 ID:???00
狙い通り、吟子ちゃんが食いついてきてくれた。
吟子「姫芽を先に照れさせるんだから…//」
吟子ちゃんのそういうところ、アタシ大好きだ~
でももう照れちゃってるよ、吟子ちゃん。
姫芽「じゃあ、決定だね。はじめよっか」
吟子「え、教室で?」
姫芽「うん。今、アタシと吟子ちゃんしかいないよ~?」
本当は小鈴ちゃんにもこの様子をぜひ見てもらいたかったんだけど、今日はさやかせんぱいの部屋に遊びに行くらしく、授業が終わると足早に教室から出て行ってしまった。
他のクラスメイト達もそれぞれの部活に行ったり、寮に帰ったり。
だから、今ここにいるのはアタシと、吟子ちゃんの2人きり。
吟子「姫芽を先に照れさせるんだから…//」
吟子ちゃんのそういうところ、アタシ大好きだ~
でももう照れちゃってるよ、吟子ちゃん。
姫芽「じゃあ、決定だね。はじめよっか」
吟子「え、教室で?」
姫芽「うん。今、アタシと吟子ちゃんしかいないよ~?」
本当は小鈴ちゃんにもこの様子をぜひ見てもらいたかったんだけど、今日はさやかせんぱいの部屋に遊びに行くらしく、授業が終わると足早に教室から出て行ってしまった。
他のクラスメイト達もそれぞれの部活に行ったり、寮に帰ったり。
だから、今ここにいるのはアタシと、吟子ちゃんの2人きり。
7: 名無しで叶える物語◆64wcpPjQ★ 2024/08/12(月) 00:25:22 ID:???00
吟子「分かった…」
よし、じゃあ、まずはどう攻めていこうかな。
と考えている間に。
吟子「姫芽。」
吟子ちゃんに声をかけられた。
姫芽「?」
吟子「姫芽って、スタイルいいよね」
まさか吟子ちゃんが先手で来るなんてびっくり。
嬉しいけど、それくらいじゃあ照れないぜ~
よし、じゃあ、まずはどう攻めていこうかな。
と考えている間に。
吟子「姫芽。」
吟子ちゃんに声をかけられた。
姫芽「?」
吟子「姫芽って、スタイルいいよね」
まさか吟子ちゃんが先手で来るなんてびっくり。
嬉しいけど、それくらいじゃあ照れないぜ~
8: 名無しで叶える物語◆64wcpPjQ★ 2024/08/12(月) 00:26:09 ID:???00
吟子「この間のへそ出しも、凄く様になっていたし…」
へっ。へそ出しってまさか、ド〇・キホーテとのコラボの時のこと~?
そういえば吟子ちゃんはおへそ出していなかったような…
ってそうじゃなくて。
吟子「姫芽のおへそもきれいというか…」
吟子ちゃん待った待った~~
結構吟子ちゃんも攻めてくるなあ。
油断していると負けそうだ…
ならば。
姫芽「アタシのおへそをまじまじと見ていたなんて吟子ちゃんの ~」
とりあえずまずは反撃する。
へっ。へそ出しってまさか、ド〇・キホーテとのコラボの時のこと~?
そういえば吟子ちゃんはおへそ出していなかったような…
ってそうじゃなくて。
吟子「姫芽のおへそもきれいというか…」
吟子ちゃん待った待った~~
結構吟子ちゃんも攻めてくるなあ。
油断していると負けそうだ…
ならば。
姫芽「アタシのおへそをまじまじと見ていたなんて吟子ちゃんの ~」
とりあえずまずは反撃する。
9: 名無しで叶える物語◆64wcpPjQ★ 2024/08/12(月) 00:26:40 ID:???00
吟子「それはっ…」
おぉ~
照れそうになってる吟子ちゃん可愛い…
吟子「…」
姫芽「吟子ちゃんはさ。」
吟子「何…?」
姫芽「可愛いよね」
まずは単刀直入に。
おぉ~
照れそうになってる吟子ちゃん可愛い…
吟子「…」
姫芽「吟子ちゃんはさ。」
吟子「何…?」
姫芽「可愛いよね」
まずは単刀直入に。
10: 名無しで叶える物語◆64wcpPjQ★ 2024/08/12(月) 00:27:25 ID:???00
吟子「そんなことないって…」
さすがにこれだけでは照れないか。
そんなこと大ありなのになあ…
姫芽「どうぶつ喫茶、可愛かったよ~」
吟子「なっ…//あれは忘れてって言ったでしょ…」
姫芽「忘れるわけないよ~。というか、吟子ちゃん今照れた」
吟子「照れてない…」プイッ
そっぽ向いてしまった。
でもそんな吟子ちゃんも可愛いなあ。
吟子「そんなこと言ったら、おへそのときの姫芽だって、照れてた…」
照れてないと思うけどなあ。
とはいえ照れていないとはっきり言える自信はあまりないし、おへその話題を蒸し返されるのはちょっぴり恥ずかしい。
ひめぎん「「…」」
姫芽「吟子ちゃん」
吟子「何?」
姫芽「なんかちょっぴり照れくさいね」
吟子「でしょ?」
さすがにこれだけでは照れないか。
そんなこと大ありなのになあ…
姫芽「どうぶつ喫茶、可愛かったよ~」
吟子「なっ…//あれは忘れてって言ったでしょ…」
姫芽「忘れるわけないよ~。というか、吟子ちゃん今照れた」
吟子「照れてない…」プイッ
そっぽ向いてしまった。
でもそんな吟子ちゃんも可愛いなあ。
吟子「そんなこと言ったら、おへそのときの姫芽だって、照れてた…」
照れてないと思うけどなあ。
とはいえ照れていないとはっきり言える自信はあまりないし、おへその話題を蒸し返されるのはちょっぴり恥ずかしい。
ひめぎん「「…」」
姫芽「吟子ちゃん」
吟子「何?」
姫芽「なんかちょっぴり照れくさいね」
吟子「でしょ?」
11: 名無しで叶える物語◆64wcpPjQ★ 2024/08/12(月) 00:28:13 ID:???00
姫芽「うん。だから、この勝負、引き分けにしない?」
吟子「引き分け…」
姫芽「うん。引き分け」
アタシがこの勝負を吟子ちゃんに仕掛けたのは吟子ちゃんに勝ちたいからではなく、吟子ちゃんの可愛い表情が見たかったから。
だから、その目標が達成された今、アタシは大満足なのだ。
吟子「引き分け…まあいっか」フフッ
姫芽「吟子ちゃん、今笑わなかった?」
吟子「笑ってない」
姫芽「嘘。今なんかニヤついてたよ」
吟子「それは姫芽の勘違いだよ」
姫芽「絶対笑ってたって~」
吟子「ほらほら、帰ろ」
吟子「引き分け…」
姫芽「うん。引き分け」
アタシがこの勝負を吟子ちゃんに仕掛けたのは吟子ちゃんに勝ちたいからではなく、吟子ちゃんの可愛い表情が見たかったから。
だから、その目標が達成された今、アタシは大満足なのだ。
吟子「引き分け…まあいっか」フフッ
姫芽「吟子ちゃん、今笑わなかった?」
吟子「笑ってない」
姫芽「嘘。今なんかニヤついてたよ」
吟子「それは姫芽の勘違いだよ」
姫芽「絶対笑ってたって~」
吟子「ほらほら、帰ろ」
12: 名無しで叶える物語◆64wcpPjQ★ 2024/08/12(月) 00:29:32 ID:???00
姫芽「むぅ~」
なんだかこのまま吟子ちゃんと別れるのも惜しくなってしまって。
姫芽「あ、吟子ちゃん」
吟子「どうしたの?」
姫芽「これから吟子ちゃんの部屋に遊びに行っていい~?」
吟子「まあ、別にいいけど」
姫芽「やった~ありがと吟子ちゃん」ギュ~
吟子「ちょっと//くっつかないで//」
姫芽「あはは。照れてる吟子ちゃん可愛い~」
吟子「照れてないから//」
もう少しだけ、この吟子ちゃんを独り占めしちゃってもいいよね。
おしまい
なんだかこのまま吟子ちゃんと別れるのも惜しくなってしまって。
姫芽「あ、吟子ちゃん」
吟子「どうしたの?」
姫芽「これから吟子ちゃんの部屋に遊びに行っていい~?」
吟子「まあ、別にいいけど」
姫芽「やった~ありがと吟子ちゃん」ギュ~
吟子「ちょっと//くっつかないで//」
姫芽「あはは。照れてる吟子ちゃん可愛い~」
吟子「照れてないから//」
もう少しだけ、この吟子ちゃんを独り占めしちゃってもいいよね。
おしまい
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