ジード「ビルの上に人⁉︎危ない！来ちゃダメだ！」

ベリアル「なによそ見してやがる！ふん！」ｳﾞｫﾝ

倒壊するビル「ガシャーン！」

ゼロ「ベリアル、てめぇ！」

ジード「よくも無関係な人を！」

俺「だぁれが無関係だって？」

ジード「⁉︎」

ベリアル「なんだと？」

ベリアル「ほぉ、そこの地球人…只者じゃないな」

ジード「一体何者なんだ…？」

レム「データにはありません」

ゼロ「無事だったならなんでもいい、さっさと逃げな！」

俺「逃げるのはお前らの方じゃないのか？ボロボロだぜ」

ゼロ「んだとぉ？」

ジード「逃げる訳にはいかない…僕が逃げたら、誰がみんなを守るんだよ！！！！！」

俺「…ふん、いい答えだ」

俺「ユーゴー」ｶﾁｯ

グリーザカプセル「ﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬ」

俺「アイゴー」ｶﾁｯ

マガタノオロチカプセル「ｷﾞｬｵｫｫｫｵﾝ」

俺「お店へゴー」ｼｭｯ

ジード「あれは、ライザーとカプセル…⁉︎」

ゼロ「バカな、なんであいつが！」

俺「つけるぜ、決着！オレーーーーー！！！！！！！！」

オレライザー「ヒュージョンアップ！ウルトラマンオレ！」～♪

テレビ「速報です！ジードとゼロ、そしてベリアルと思われる黒いウルトラマンの戦いに、新たな4人目のウルトラマンが姿を現しました！」

ライハ「なんて禍々しい…でも」

モア「どこか、綺麗な…」

ペガ「あれも、ウルトラマンなの…？」

レム「データはありません、しかし…」

ウルトラマンオレ「さぁ、終わりにしよう」

ジード「ゼロ、あのウルトラマンって」

ゼロ「ウルトラマンなもんかよ！あの野郎、グリーザとマガタノオロチだと⁉︎なんてカプセル持ってやがる！」

ジード「それってベリアルが使ったゾグとファイブキングよりも強い怪獣なの⁉︎」

オレ「静かにしてくれないか？楽しもう、この戦いを」

ジード「なっ⁉︎」

ベリアル「はっ！なにを余裕ぶってる？まずはお前から始末してやるぞ！」ｳﾞｫﾝ

オレ「焦らないでください、陛下？」ｽｯ

ベリアル「⁉︎」

ゼロ「ベリアルの攻撃を…！」

ジード「あんな小さな動きで避けた…！」

ゼナ「いけない、避けた攻撃が背後の街に直撃する！」

オレ「おっと、危ない危ない」ｽｯｽｯ

ベリアル「避けた攻撃に追いついてかき消した、だと…⁉︎」

オレ「…はぁ、こんなものか」

ベリアル「なにぃ…？」ﾋﾞｷﾋﾞｷ

オレ「黒き王と名高いウルトラマンベリアルも、所詮はただの侵略者だったか…」

ベリアル「調子に乗るなよ地球人風情がぁ！ジードを取り込むのはやめだ！この星諸共消し去ってやろう！」ｳﾞｫｳﾞｫｳﾞｫｳﾞｫ

ゼロ「おいおいおい、やばいぞ！ベリアルの野郎、またクライシスインパクトを起こすつもりかよ！」

ジード「ゼロ、止めよう！ビッグバスタウェイ！！！！！」ｺﾞｫｫｫｫｵｵ

ゼロ「ったりめぇだ！バルキーコーラス！！！！！！！」ｺﾞｫｫｫｫｵｵ

ベリアル「ふははは！！！！！無駄無駄ァ！！！！！！」ｳﾞｫﾝ

ジード「そんな！僕らの光線がかき消された⁉︎」

ベリアル「終わりだァ！！！！！！」ｶｯ

オレ「オレシウム光線」ﾋﾟｯ

ベリアル「」

ドゴォォォォオオオン…

ジード「…は」

ゼロ「っそだろ…あのベリアルが、一撃…⁉︎」

オレ「…ふぅ」

ジード「…父さん」

ゼロ「お、おいてめぇ！地球人じゃねぇな！どこの星のやつだ⁉︎いくらグリーザとマガタノオロチのカプセルを使ったからって、あんな、あんなの」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

オレ「ゼロ、ジード」

ジード「は、はい⁉︎」ﾋﾞｸｯ

ゼロ「なんだ、やんのか？おら、やんのかコラ！」ﾋﾞｸｯ

オレ「俺は今の攻撃で疲れてしまってね」

ジード「…？」

テレビ「み、みなさんご覧になったでしょうか…？あ、あのベリアルが、一撃で…あの禍々しい宇宙人は、果たして人類の味方なのでしょうか…？」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

オレ「地球のみんなも怖がってるみたいだ」

ゼロ「おい、お前まさか」

オレ「もし今、二人掛かりで光線を撃たれたりしたら、さすがの俺も参っちゃうかな、はは」ﾆｺｯ

ジード「お、オレさん…！」

オレ「さぁ、来い！」

ゼロ「ッ…ちくしょう！やるぞジード！」

ジード「はい！」

ゼロ「ワイドゼロショット！」ﾋﾞｰ

ジード「レッキングバースト！」ﾋﾞｰ

オレ「地球を頼んだぞ」ｼｭﾝ

ジード「…消えた」

ゼロ「あいつ、光の戦士だったのか…？」

ジード「でも、これで戦いは終わったんだよね」

ゼロ「ああ…ベリアル、長い戦いだったぜ」

リク「こうしてベリアルとの因縁も、ついに決着した」

テレビ「ベリアルを超える脅威だった謎の宇宙人を、二人のウルトラマンが倒してくれました！ありがとうウルトラマンジード！ウルトラマンゼロ！」

リク「その戦いの影で活躍したもう1人のウルトラマンの存在を、僕達は忘れないだろう」

リク「オレさん…また、会えるかな」

どこかの荒野

俺「…俺は風来坊、気が向いたら会いにいってやるか！」

ウルトラマンオレ、完！