1: 名無しで叶える物語 2017/11/05(日) 19:16:14.26 ID:YTxezk3/.net
千歌「そうしたら学校説明会とラブライブ両方出れるのにねー」
梨子「そんなこと言ったって無理なものは無理なんだから、今私達にできることを考えようよ」
千歌「まーそうだよねー。体が二つなんて、それこそ奇跡だよって話だもんね」
梨子「じゃあまた明日、学校で考えましょう?」
千歌「うん!じゃあおやすみ、梨子ちゃん」
梨子「おやすみなさい」
梨子「そんなこと言ったって無理なものは無理なんだから、今私達にできることを考えようよ」
千歌「まーそうだよねー。体が二つなんて、それこそ奇跡だよって話だもんね」
梨子「じゃあまた明日、学校で考えましょう?」
千歌「うん!じゃあおやすみ、梨子ちゃん」
梨子「おやすみなさい」
2: 名無しで叶える物語 2017/11/05(日) 19:16:51.41 ID:YTxezk3/.net
チュンチュン
千歌「ふぁわ~……よく寝たー!」
時計『10:25』
千歌「!?じゅうじ!?」
ドタドタドタ
志満「あら千歌ちゃん」
千歌「志満ねえなんで起こしてくれなかったのー!?」
志満「え?千歌ちゃんさっき梨子ちゃんと一緒に行かなかったの?」
千歌「行ってないからいるんだよー!」
志満「ごめんね~千歌ちゃん。うっかりしちゃってて」
千歌「い、急がなきゃー!!」
千歌「ふぁわ~……よく寝たー!」
時計『10:25』
千歌「!?じゅうじ!?」
ドタドタドタ
志満「あら千歌ちゃん」
千歌「志満ねえなんで起こしてくれなかったのー!?」
志満「え?千歌ちゃんさっき梨子ちゃんと一緒に行かなかったの?」
千歌「行ってないからいるんだよー!」
志満「ごめんね~千歌ちゃん。うっかりしちゃってて」
千歌「い、急がなきゃー!!」
4: 名無しで叶える物語 2017/11/05(日) 19:17:54.47 ID:YTxezk3/.net
学校
千歌「お、遅れたー!」ゼエゼエ
がララ
曜「あ、千歌ちゃん」
梨子「どうしたの?そんなに息をきらして」
千歌「どうしたのって家から全力で走ってきたからだよ~!」
曜「えっ、千歌ちゃん家帰ってたんだ」
梨子「忘れ物?」
千歌「えっ……?」
千歌「それってどういう––––––––––––
キ-ンコ-ン
先生「じゃあ2限目始めるぞー」
曜「っと……もう授業か」
梨子「千歌ちゃん、席座っとこ」
千歌「う、うん…」
千歌「お、遅れたー!」ゼエゼエ
がララ
曜「あ、千歌ちゃん」
梨子「どうしたの?そんなに息をきらして」
千歌「どうしたのって家から全力で走ってきたからだよ~!」
曜「えっ、千歌ちゃん家帰ってたんだ」
梨子「忘れ物?」
千歌「えっ……?」
千歌「それってどういう––––––––––––
キ-ンコ-ン
先生「じゃあ2限目始めるぞー」
曜「っと……もう授業か」
梨子「千歌ちゃん、席座っとこ」
千歌「う、うん…」
6: 名無しで叶える物語 2017/11/05(日) 19:19:23.62 ID:YTxezk3/.net
授業中
千歌(なんかおかしい気がするなぁ……今朝から会話が噛み合わないような…)
千歌「う~~ん」
チラ
曜「?(千歌ちゃんどうしたんだろ)」
千歌(まあいっか!それよりいまはラブライブと学校説明会をどうするか考えないと!)
千歌(私たちが廃校を防ぐためには、ラブライブも説明会もどっちも大切なんだから––––––––––)
千歌(なんかおかしい気がするなぁ……今朝から会話が噛み合わないような…)
千歌「う~~ん」
チラ
曜「?(千歌ちゃんどうしたんだろ)」
千歌(まあいっか!それよりいまはラブライブと学校説明会をどうするか考えないと!)
千歌(私たちが廃校を防ぐためには、ラブライブも説明会もどっちも大切なんだから––––––––––)
9: 名無しで叶える物語 2017/11/05(日) 19:30:18.27 ID:YTxezk3/.net
放課後
千歌「よし!練習いこ!」
曜「うん!」
梨子「そうだね、まずは練習だよね」
千歌「うん。やっぱまだ解決方法はわからないし、いま私たちにできるのは練習だけだしね!」
千歌「よし!練習いこ!」
曜「うん!」
梨子「そうだね、まずは練習だよね」
千歌「うん。やっぱまだ解決方法はわからないし、いま私たちにできるのは練習だけだしね!」
11: 名無しで叶える物語 2017/11/05(日) 19:31:38.50 ID:YTxezk3/.net
がララ
ようちかりこ「こんちかー」
鞠莉「お、来たわね」
ルビィ「こんにちは」モグモグ
曜「?ルビィちゃん何食べてるの」
花丸「動物クッキーずら、鞠莉ちゃんからの差し入れだって」
曜「へー……ってなんか量少ないね」
ルビィ「あ、ごめんなさい。ルビィがつい……」
ダイヤ「この子ったらわたくしたちが入ってきた頃には結構の量食べてしまっていて……」
果南「つまみ食いなんて私もよくするし別にいいんじゃない?」
鞠莉「ということで、悪いんだけど曜と梨子の分はもうそんなないのよ」
千歌「え!?私のは!?」
ようちかりこ「こんちかー」
鞠莉「お、来たわね」
ルビィ「こんにちは」モグモグ
曜「?ルビィちゃん何食べてるの」
花丸「動物クッキーずら、鞠莉ちゃんからの差し入れだって」
曜「へー……ってなんか量少ないね」
ルビィ「あ、ごめんなさい。ルビィがつい……」
ダイヤ「この子ったらわたくしたちが入ってきた頃には結構の量食べてしまっていて……」
果南「つまみ食いなんて私もよくするし別にいいんじゃない?」
鞠莉「ということで、悪いんだけど曜と梨子の分はもうそんなないのよ」
千歌「え!?私のは!?」
18: 名無しで叶える物語 2017/11/05(日) 19:56:53.37 ID:YTxezk3/.net
果南「……何言ってんの千歌。さっきあんたも食べてたじゃん」
千歌「……え?」
千歌「……え?」
19: 名無しで叶える物語 2017/11/05(日) 20:02:34.06 ID:YTxezk3/.net
千歌「私たべてないよ!」
花丸「さすがにその言い訳は苦しいずら……思いっきり目の前で食べてたずら」
千歌「そんな!だって私いま来たんだよ!?」
善子「千歌ちゃんさっき普通にルビィと一緒に食べてたじゃない」
千歌「え……」
鞠莉「もっと食べたいならそう言えばまた持ってくるわよ、ちかっち」
千歌(どうなってるの……)
花丸「さすがにその言い訳は苦しいずら……思いっきり目の前で食べてたずら」
千歌「そんな!だって私いま来たんだよ!?」
善子「千歌ちゃんさっき普通にルビィと一緒に食べてたじゃない」
千歌「え……」
鞠莉「もっと食べたいならそう言えばまた持ってくるわよ、ちかっち」
千歌(どうなってるの……)
20: 名無しで叶える物語 2017/11/05(日) 20:11:57.58 ID:YTxezk3/.net
梨子「ってこの動物クッキー犬しかない!?」
果南「ルビィちゃんが犬以外の動物柄全部食べちゃったんだよね」
曜「え、梨子ちゃんってそういう犬もダメなタイプ?」
梨子「いや、そういうわけじゃないけど……」ヒョイモグ
梨子「あ、おいし」
曜「さすが鞠莉ちゃんの持ってきたやつだね!ごーじゃすって感じ!」
鞠莉「税込1000円デース…」
曜「え」
果南「ルビィちゃんが犬以外の動物柄全部食べちゃったんだよね」
曜「え、梨子ちゃんってそういう犬もダメなタイプ?」
梨子「いや、そういうわけじゃないけど……」ヒョイモグ
梨子「あ、おいし」
曜「さすが鞠莉ちゃんの持ってきたやつだね!ごーじゃすって感じ!」
鞠莉「税込1000円デース…」
曜「え」
23: 名無しで叶える物語 2017/11/05(日) 20:44:51.87 ID:YTxezk3/.net
ワンツ-ワンツ-
千歌(やっぱりなにかおかしいよ!覚えのない私の行動、まるでこれじゃあ……)
ダイヤ「ストップ!」
果南「どしたのダイヤ」
ダイヤ「千歌さん、動きが少し変ですわ」
千歌「えっ、あ……ご、ごめんなさい!」
ダイヤ「らしくありませんわね。何か考え事ですか?」
千歌「うん……ちょっと」
ダイヤ「それなら、少し休んで来てください。その方がお互いいいでしょう」
千歌「ごめん、そうするね」
タタタ
梨子「千歌ちゃんどうしたんだろう」
曜「心配だね」
千歌(やっぱりなにかおかしいよ!覚えのない私の行動、まるでこれじゃあ……)
ダイヤ「ストップ!」
果南「どしたのダイヤ」
ダイヤ「千歌さん、動きが少し変ですわ」
千歌「えっ、あ……ご、ごめんなさい!」
ダイヤ「らしくありませんわね。何か考え事ですか?」
千歌「うん……ちょっと」
ダイヤ「それなら、少し休んで来てください。その方がお互いいいでしょう」
千歌「ごめん、そうするね」
タタタ
梨子「千歌ちゃんどうしたんだろう」
曜「心配だね」
25: 名無しで叶える物語 2017/11/05(日) 20:51:24.73 ID:YTxezk3/.net
トコトコ
千歌「ああ~!どうなってるの~!!」
千歌「……まるで私が二人いるみたい…」
千歌「なーんて!そんなわけないよね~!クッキーも多分何かの間違いだよね!」
千歌「せっかくだしもう少し休んでから練習もどろーっと」
千歌「ああ~!どうなってるの~!!」
千歌「……まるで私が二人いるみたい…」
千歌「なーんて!そんなわけないよね~!クッキーも多分何かの間違いだよね!」
千歌「せっかくだしもう少し休んでから練習もどろーっと」
28: 名無しで叶える物語 2017/11/05(日) 21:06:20.29 ID:YTxezk3/.net
屋上
千歌「ごめんねー!もう大丈夫!」
ダイヤ「千歌さん!」ズイ
千歌「わっ!ご、ごめん遅かった!?」
ダイヤ「先ほどのダンス、素晴らしかったですわ!」
千歌「……えっ?」
果南「うん、キレがかなり良かった」
鞠莉「流石はちかっち!ちょっと休んだだけでグレートなプワァーだったわ!」
千歌「え……けど私はさっきまで……」
梨子「千歌ちゃん?」
善子「顔色が悪いわよ?千歌ちゃん」
千歌「だって……私は…」
千歌「ごめんねー!もう大丈夫!」
ダイヤ「千歌さん!」ズイ
千歌「わっ!ご、ごめん遅かった!?」
ダイヤ「先ほどのダンス、素晴らしかったですわ!」
千歌「……えっ?」
果南「うん、キレがかなり良かった」
鞠莉「流石はちかっち!ちょっと休んだだけでグレートなプワァーだったわ!」
千歌「え……けど私はさっきまで……」
梨子「千歌ちゃん?」
善子「顔色が悪いわよ?千歌ちゃん」
千歌「だって……私は…」
30: 名無しで叶える物語 2017/11/05(日) 21:34:28.81 ID:YTxezk3/.net
帰り道
千歌(みんなして、私をからかってるのかな……)トボトボ
千歌(いや、むしろそっちの方が……)
千歌「––––––––––––!」バッ
シ-ン
千歌「……気のせいか」トテトテ
「………」
千歌(みんなして、私をからかってるのかな……)トボトボ
千歌(いや、むしろそっちの方が……)
千歌「––––––––––––!」バッ
シ-ン
千歌「……気のせいか」トテトテ
「………」
32: 2017/11/05(日) 22:14:28.60 ID:YTxezk3/.net
がララ
千歌「ただいま……」
志満「おかえり千歌ちゃん。今朝はごめんね~」
千歌「いや、もういいよ志満ねえ。それより私ちょっと具合悪いから晩御飯はいいや…」
志満「え!?千歌ちゃん大丈夫なの?お薬飲む?」
千歌「ううん。大丈夫、多分寝れば戻るよ」
トテトテ
美渡「どったのあいつ、何か変なものでも食べたの?」
志満「さあ……なんともないならいいけど…」
千歌「ただいま……」
志満「おかえり千歌ちゃん。今朝はごめんね~」
千歌「いや、もういいよ志満ねえ。それより私ちょっと具合悪いから晩御飯はいいや…」
志満「え!?千歌ちゃん大丈夫なの?お薬飲む?」
千歌「ううん。大丈夫、多分寝れば戻るよ」
トテトテ
美渡「どったのあいつ、何か変なものでも食べたの?」
志満「さあ……なんともないならいいけど…」
33: 名無しで叶える物語 2017/11/05(日) 22:19:17.63 ID:YTxezk3/.net
千歌の部屋
千歌(今日起こったおかしなこと……やっぱり変だよね?)
千歌「う~~ん」
千歌「駄目だあ!考えてもわかんないよ!」ウウ-
千歌「寝ればどうにか……なるよね?」
カチッ…カチッ
千歌「一応目覚ましはかけたし、よし!寝よう!」
千歌「……z」
千歌「…zz」
ワン!ワンッ!
ワン!
千歌(しい……たけ…?)
千歌「……zzz」クピ-
千歌(今日起こったおかしなこと……やっぱり変だよね?)
千歌「う~~ん」
千歌「駄目だあ!考えてもわかんないよ!」ウウ-
千歌「寝ればどうにか……なるよね?」
カチッ…カチッ
千歌「一応目覚ましはかけたし、よし!寝よう!」
千歌「……z」
千歌「…zz」
ワン!ワンッ!
ワン!
千歌(しい……たけ…?)
千歌「……zzz」クピ-
35: 名無しで叶える物語 2017/11/05(日) 22:46:35.11 ID:YTxezk3/.net
8チュンチュン
ジリリリリリリ
カチッ
千歌「う~ん、ふぁわー!眠いー!!」ガバッ
時計『7:30』
千歌「よし!今日はちゃんと起きれた!」
ドタドタ
千歌「おはよう」
志満「おはよう千歌ちゃん」
千歌「ごめんね志満ねえ、昨日は」
志満「ん?何が?」
千歌「いや、具合悪いとか言って部屋行っちゃったじゃん」
美渡「千歌、あんた寝ぼけてるの?」
千歌(––––––––––––まただ、また)
志満「千歌ちゃん昨日は一緒に食べたじゃない」
千歌(やっぱり、昨日のは……)
ジリリリリリリ
カチッ
千歌「う~ん、ふぁわー!眠いー!!」ガバッ
時計『7:30』
千歌「よし!今日はちゃんと起きれた!」
ドタドタ
千歌「おはよう」
志満「おはよう千歌ちゃん」
千歌「ごめんね志満ねえ、昨日は」
志満「ん?何が?」
千歌「いや、具合悪いとか言って部屋行っちゃったじゃん」
美渡「千歌、あんた寝ぼけてるの?」
千歌(––––––––––––まただ、また)
志満「千歌ちゃん昨日は一緒に食べたじゃない」
千歌(やっぱり、昨日のは……)
37: 名無しで叶える物語 2017/11/05(日) 23:22:30.77 ID:YTxezk3/.net
千歌「……行ってきます」
しいたけ「ハッハッ……クゥ~ン」
志満「いってらっしゃい…」
美渡「ありゃ重症よねー」
志満「うん。元気なかったり、ご飯の時は普通だったりして情緒不安定っていうのかな……いや、まるで––––––––––––」
志満「千歌ちゃんが二人いるみたいな」
しいたけ「ハッハッ……クゥ~ン」
志満「いってらっしゃい…」
美渡「ありゃ重症よねー」
志満「うん。元気なかったり、ご飯の時は普通だったりして情緒不安定っていうのかな……いや、まるで––––––––––––」
志満「千歌ちゃんが二人いるみたいな」
39: 名無しで叶える物語 2017/11/05(日) 23:59:43.79 ID:YTxezk3/.net
梨子「千歌ちゃんおはよう」
千歌「あ、おはよう梨子ちゃん」
梨子「どうしたの?昨日からちょっと変だよ?」
千歌「う、うん……実は」
梨子「あ!そういえば昨日のあれって結局どういうことだったの?」
千歌「……昨日?」
ドクン
梨子「ほら、昨日練習の帰りに言ってたことよ」
千歌(––––––––違う、私は昨日一人で帰った。梨子ちゃんとは帰ってない)
ドクン
梨子「ラブライブと学校説明会を両方どうにかするって話––––––––––––––––」
千歌(違うよ梨子ちゃん、それは私じゃ…)
梨子「いい案があるって––––––––––––」
千歌「っ!」ダッ
梨子「えっ!?千歌ちゃん!?」
タタタ
千歌「あ、おはよう梨子ちゃん」
梨子「どうしたの?昨日からちょっと変だよ?」
千歌「う、うん……実は」
梨子「あ!そういえば昨日のあれって結局どういうことだったの?」
千歌「……昨日?」
ドクン
梨子「ほら、昨日練習の帰りに言ってたことよ」
千歌(––––––––違う、私は昨日一人で帰った。梨子ちゃんとは帰ってない)
ドクン
梨子「ラブライブと学校説明会を両方どうにかするって話––––––––––––––––」
千歌(違うよ梨子ちゃん、それは私じゃ…)
梨子「いい案があるって––––––––––––」
千歌「っ!」ダッ
梨子「えっ!?千歌ちゃん!?」
タタタ
51: 名無しで叶える物語 2017/11/06(月) 23:28:40.44 ID:i4mswBGs.net
学校
千歌「おはよう曜ちゃん」
曜「おはヨーソロー!ってさっきもやったじゃん千歌ちゃん」ハハ
千歌「!」
曜「ど、どうしたの千歌ちゃん、怖い顔して」
千歌「いや……なんでもないよ」ニッ
がララ
梨子「はぁ…はぁ…もう!千歌ちゃん置いてかないでよ……!」
千歌「あ、ごめん梨子ちゃん」
千歌「……」
千歌「おはよう曜ちゃん」
曜「おはヨーソロー!ってさっきもやったじゃん千歌ちゃん」ハハ
千歌「!」
曜「ど、どうしたの千歌ちゃん、怖い顔して」
千歌「いや……なんでもないよ」ニッ
がララ
梨子「はぁ…はぁ…もう!千歌ちゃん置いてかないでよ……!」
千歌「あ、ごめん梨子ちゃん」
千歌「……」
52: 名無しで叶える物語 2017/11/06(月) 23:51:17.08 ID:i4mswBGs.net
千歌(結局その日一日、私は色々な人に覚えのないことをしていたことが分かった)
千歌(こんなことが続いたんだしもうこれは決定だよ)
千歌(いま、私は二人存在するんだ)
千歌(こんなことが続いたんだしもうこれは決定だよ)
千歌(いま、私は二人存在するんだ)
53: 名無しで叶える物語 2017/11/06(月) 23:56:27.72 ID:i4mswBGs.net
部室
千歌「こんちかー……って何してるの?」
ダイヤ「あら、千歌さん」
ルビィ「こんにちは」
ダイヤ「いえ、少しルビィに問い詰めていただけですわ」
千歌「問い詰めるってなにを?」
ルビィ「ピギィ!だからルビィじゃないんだってば!」
ダイヤ「それはわたくしも信じたいのですが……」
千歌「(姉妹の争いだしほっとこう)じゃ、じゃあ私先に屋上行ってるね」
千歌「こんちかー……って何してるの?」
ダイヤ「あら、千歌さん」
ルビィ「こんにちは」
ダイヤ「いえ、少しルビィに問い詰めていただけですわ」
千歌「問い詰めるってなにを?」
ルビィ「ピギィ!だからルビィじゃないんだってば!」
ダイヤ「それはわたくしも信じたいのですが……」
千歌「(姉妹の争いだしほっとこう)じゃ、じゃあ私先に屋上行ってるね」
55: 名無しで叶える物語 2017/11/07(火) 02:36:14.99 ID:7EXzEN/Q.net
屋上
千歌「ほっ……ほっ……!」
果南「あれ?千歌今日はそんなにキレよくないね、昨日の勢いはどうしたのさ」
千歌「……昨日の私ってそんなにダンスよかった?」
果南「え?」
鞠莉「そりゃ見事にグレートだったわ!ラブライブ上位ランカーにも引けを取らない出来だと思っちゃったくらいにね」
千歌「そっか……」
千歌「……私も、頑張るね」
千歌「ほっ……ほっ……!」
果南「あれ?千歌今日はそんなにキレよくないね、昨日の勢いはどうしたのさ」
千歌「……昨日の私ってそんなにダンスよかった?」
果南「え?」
鞠莉「そりゃ見事にグレートだったわ!ラブライブ上位ランカーにも引けを取らない出来だと思っちゃったくらいにね」
千歌「そっか……」
千歌「……私も、頑張るね」
56: 名無しで叶える物語 2017/11/07(火) 02:57:10.18 ID:7EXzEN/Q.net
ダイヤ「では、今日の練習はここまでということで」
曜「ふひ~。疲れた~!」
花丸「マルもヘロヘロずら…」
果南「練習はいいけどさ、結局どうするの?ラブライブと説明会。解決策はみつかってないけど」
鞠莉「……残念だけど、やっぱりどちらかは諦めるしか…」
千歌「そんなのダメだよ!」
梨子「千歌ちゃん……?」
千歌「ダメなんだよ、どちらか一つなんて……」
千歌「そんなの、ダメなんだ」
曜「ふひ~。疲れた~!」
花丸「マルもヘロヘロずら…」
果南「練習はいいけどさ、結局どうするの?ラブライブと説明会。解決策はみつかってないけど」
鞠莉「……残念だけど、やっぱりどちらかは諦めるしか…」
千歌「そんなのダメだよ!」
梨子「千歌ちゃん……?」
千歌「ダメなんだよ、どちらか一つなんて……」
千歌「そんなの、ダメなんだ」
57: 名無しで叶える物語 2017/11/07(火) 03:00:48.29 ID:7EXzEN/Q.net
帰り
千歌「はぁ……」トコトコ
千歌(なんだか考えることが多すぎて嫌になっちゃうよ……ラブライブに学校説明会、そして私じゃないもう一人の私……)
千歌(……あれ?けどこれってなにか……)
千歌「あの時の––––––––––––」
「千歌ちゃん?」
千歌「はぁ……」トコトコ
千歌(なんだか考えることが多すぎて嫌になっちゃうよ……ラブライブに学校説明会、そして私じゃないもう一人の私……)
千歌(……あれ?けどこれってなにか……)
千歌「あの時の––––––––––––」
「千歌ちゃん?」
58: 名無しで叶える物語 2017/11/07(火) 03:04:59.20 ID:7EXzEN/Q.net
千歌「あ……善子ちゃん、何してるの?」
善子「何って……バスを待ってるの。それより千歌ちゃんこそ何してるの?考え事してたみたいだけど」
千歌「あー……(こういう現実味のない話、善子ちゃん案外詳しいかも)」
善子「?」
千歌「実はね–––––––––––––––」
善子「何って……バスを待ってるの。それより千歌ちゃんこそ何してるの?考え事してたみたいだけど」
千歌「あー……(こういう現実味のない話、善子ちゃん案外詳しいかも)」
善子「?」
千歌「実はね–––––––––––––––」
59: 名無しで叶える物語 2017/11/07(火) 03:26:47.89 ID:7EXzEN/Q.net
善子「なるほど、つまり自分ではない自分が存在する、と」
千歌「うん……そうとしか考えられないよ。最初はただのイタズラかと思ったけど、流石に違うよね」
善子「……そうね、むしろ千歌ちゃん以外からすると千歌ちゃんがトボけたイタズラをしているようにもみえるかもしれないし」
千歌「ひ、酷い!」
善子「まあそこは仕方ないとして、この現象はおそらく……」
千歌「おそらく……?」
善子「……」
善子「……いわゆる、ドッペルゲンガーというやつね」
千歌「うん……そうとしか考えられないよ。最初はただのイタズラかと思ったけど、流石に違うよね」
善子「……そうね、むしろ千歌ちゃん以外からすると千歌ちゃんがトボけたイタズラをしているようにもみえるかもしれないし」
千歌「ひ、酷い!」
善子「まあそこは仕方ないとして、この現象はおそらく……」
千歌「おそらく……?」
善子「……」
善子「……いわゆる、ドッペルゲンガーというやつね」
60: 名無しで叶える物語 2017/11/07(火) 03:32:31.71 ID:7EXzEN/Q.net
千歌「ドッペルゲンガーって……よくホラーとかで出てくる自分の分身みたいなやつ……だっけ?」
善子「ええ、色々と説はあるけどドッペルゲンガーの中でも一番有名な効果を挙げるなら」
善子「自分が自分自身のドッペルゲンガーを見てしまったら死ぬ……というものかしら」
千歌「!し……ぬ……?」
善子「本当かどうかは分からないけど、フィクションの中のドッペルゲンガーはそういうのが多いわ」
千歌「そんな!じゃあ私死んじゃうの!?」ユサユサ
善子「ちょ、揺らさないでよ千歌ちゃん!」
千歌「どうしよう……」
善子「ええ、色々と説はあるけどドッペルゲンガーの中でも一番有名な効果を挙げるなら」
善子「自分が自分自身のドッペルゲンガーを見てしまったら死ぬ……というものかしら」
千歌「!し……ぬ……?」
善子「本当かどうかは分からないけど、フィクションの中のドッペルゲンガーはそういうのが多いわ」
千歌「そんな!じゃあ私死んじゃうの!?」ユサユサ
善子「ちょ、揺らさないでよ千歌ちゃん!」
千歌「どうしよう……」
61: 名無しで叶える物語 2017/11/07(火) 03:39:46.02 ID:7EXzEN/Q.net
善子「一番の方法は、とにかく自分の分身と遭遇しないようにすることね」
千歌「え!?消す方法じゃなくて!?」
善子「消すといったってどうやって?見たらアウトかもしれないんだしリスクが高すぎるわ」
千歌「でも、そんないつまでも自分が二人いるのもなあ……」
善子「フィクションならドッペルゲンガーはわりと自然消滅が多いから、時間が解決してくれる場合もあるし」
千歌「そうなのかなー……」
善子「そんなものよ」
千歌「善子ちゃんがそう言うのなら、そうなのかもね!」
千歌「今日はありがとう!急に変な話しちゃって」
善子「別に大丈夫。こういう話好きだし」
千歌「とにかく、善子ちゃんの言う通り分身と会わないように気をつけることにするよ」
善子「……そうね、あなたはそれが一番かもしれない」
千歌「え!?消す方法じゃなくて!?」
善子「消すといったってどうやって?見たらアウトかもしれないんだしリスクが高すぎるわ」
千歌「でも、そんないつまでも自分が二人いるのもなあ……」
善子「フィクションならドッペルゲンガーはわりと自然消滅が多いから、時間が解決してくれる場合もあるし」
千歌「そうなのかなー……」
善子「そんなものよ」
千歌「善子ちゃんがそう言うのなら、そうなのかもね!」
千歌「今日はありがとう!急に変な話しちゃって」
善子「別に大丈夫。こういう話好きだし」
千歌「とにかく、善子ちゃんの言う通り分身と会わないように気をつけることにするよ」
善子「……そうね、あなたはそれが一番かもしれない」
62: 名無しで叶える物語 2017/11/07(火) 03:45:33.97 ID:7EXzEN/Q.net
ポツポツ
千歌「……ん?」
ザア--
ザア--
千歌「うわっ!?急に土砂降り!?傘持ってきてないよ!」
善子「私も!」
屋根のある場所
千歌「まさかいきなりこんなに降るなんて……ほんと、ツイてないや」
善子「ごめんなさい、多分ヨハネのせいだわ。昔からこの体質のおかげで雨にはかなりお世話になってるわ……」
千歌「善子ちゃんそんな体質あったっけ」
千歌「まあ、千歌はなんとか走って帰るね!じゃあ!また!」
善子「ええ、またね、千歌ちゃん」
タタタ
ツメタ-イ!
善子「ドッペルゲンガー、ね…….」
千歌「……ん?」
ザア--
ザア--
千歌「うわっ!?急に土砂降り!?傘持ってきてないよ!」
善子「私も!」
屋根のある場所
千歌「まさかいきなりこんなに降るなんて……ほんと、ツイてないや」
善子「ごめんなさい、多分ヨハネのせいだわ。昔からこの体質のおかげで雨にはかなりお世話になってるわ……」
千歌「善子ちゃんそんな体質あったっけ」
千歌「まあ、千歌はなんとか走って帰るね!じゃあ!また!」
善子「ええ、またね、千歌ちゃん」
タタタ
ツメタ-イ!
善子「ドッペルゲンガー、ね…….」
68: 名無しで叶える物語 2017/11/07(火) 23:09:54.60 ID:7EXzEN/Q.net
千歌「ドッペルゲンガーかー……怖いなぁ……」
ワン!ワン!ワン!
千歌「……?しいたけの声?家の方からだ」
千歌(こんな時間にしいたけがあんなに吠えるなんて珍しいな)
タタタ
千歌「しいたけ、どうしたの?」
しいたけ「ワン!ワン!グルル……」
千歌「上に吠えて……何かいるの?」
千歌(しいたけの吠えている方に目を向けると、その先にあったのは私のよく知る場所だった)
千歌「私の……部屋?」
ワン!ワン!ワン!
千歌「……?しいたけの声?家の方からだ」
千歌(こんな時間にしいたけがあんなに吠えるなんて珍しいな)
タタタ
千歌「しいたけ、どうしたの?」
しいたけ「ワン!ワン!グルル……」
千歌「上に吠えて……何かいるの?」
千歌(しいたけの吠えている方に目を向けると、その先にあったのは私のよく知る場所だった)
千歌「私の……部屋?」
69: 名無しで叶える物語 2017/11/07(火) 23:31:32.83 ID:7EXzEN/Q.net
がララ
千歌「ただいま」
美渡「!?あれ!千歌!?」ギョ
千歌「どうしたの美渡ねえ、お化けでも見たみたいな顔して」
美渡「えっ、だってあんたついさっき上登っていかなかった!?」
千歌「なっ––––––––––––!?」
千歌「ただいま」
美渡「!?あれ!千歌!?」ギョ
千歌「どうしたの美渡ねえ、お化けでも見たみたいな顔して」
美渡「えっ、だってあんたついさっき上登っていかなかった!?」
千歌「なっ––––––––––––!?」
71: 名無しで叶える物語 2017/11/08(水) 00:19:13.59 ID:wMRz8n79.net
千歌「……!」
ドタドタ
千歌(私は階段を駆け上がっていた。もしかしたらこの上にはもう一人の私がいるかもしれない……。さっきの善子ちゃんとの話はもちろん覚えてる)
千歌(もう自分のドッペルゲンガーを見てしまったら、死ぬ––––––––ってことを)
千歌(けど私は、気がつくともう部屋の前に立っていた)
千歌「……すぅー…」
千歌「よし!」
ガチャ
ドタドタ
千歌(私は階段を駆け上がっていた。もしかしたらこの上にはもう一人の私がいるかもしれない……。さっきの善子ちゃんとの話はもちろん覚えてる)
千歌(もう自分のドッペルゲンガーを見てしまったら、死ぬ––––––––ってことを)
千歌(けど私は、気がつくともう部屋の前に立っていた)
千歌「……すぅー…」
千歌「よし!」
ガチャ
73: 2017/11/08(水) 00:32:22.37 ID:wMRz8n79.net
千歌「––––––––––––!」
千歌(ドアを開けて、真っ暗な部屋の中には……)
千歌?「こんばんわっ♪やっと––––––––会えたね」
千歌(私と全く、なにも変わらないもう一人の私が立っていた)
千歌(ドアを開けて、真っ暗な部屋の中には……)
千歌?「こんばんわっ♪やっと––––––––会えたね」
千歌(私と全く、なにも変わらないもう一人の私が立っていた)
74: 名無しで叶える物語 2017/11/08(水) 01:00:26.99 ID:wMRz8n79.net
千歌?「?どーしたの、ボーッとしちゃって。もっと楽にすれば?千歌のお部屋なんだし」
千歌「待ってよ!まずあなたはなに!?本当に私なの?」
千歌?「え?う~ん、そりゃ千歌は〝高海千歌〟だよ?でとあなたなのって聞かれたらどうなんだろう」
千歌「なにそれ、よく分からないよ……」
千歌?「けどさ、そんな細かいことは別にいいんじゃない?だって本人であるあなたですらそうして聞かないと分からないんだったら、他の人には絶対に分からないはずだよね」
千歌「な、何を言ってるの?」
千歌?「これで、ラブライブと学校説明会の問題は解決だよね!」
千歌「待ってよ!まずあなたはなに!?本当に私なの?」
千歌?「え?う~ん、そりゃ千歌は〝高海千歌〟だよ?でとあなたなのって聞かれたらどうなんだろう」
千歌「なにそれ、よく分からないよ……」
千歌?「けどさ、そんな細かいことは別にいいんじゃない?だって本人であるあなたですらそうして聞かないと分からないんだったら、他の人には絶対に分からないはずだよね」
千歌「な、何を言ってるの?」
千歌?「これで、ラブライブと学校説明会の問題は解決だよね!」
76: 名無しで叶える物語 2017/11/08(水) 01:23:39.63 ID:wMRz8n79.net
千歌「もうちょっと分かりやすく言ってよ!」
千歌?「千歌なんだからそんな分かりやすく伝えられるわけないじゃん!」
千歌「えぇ……」
千歌?「とにかく!最初に願ったのはあなたでしょ?カラダが二つあれば……って」
千歌「!……そうだったんだ。どこか引っかかってると思ったんだ」
千歌?「そしたら、不思議なことに見事に二人目が現れちゃったってわけ。あ、けど別に千歌は偽物ってわけじゃないから安心してね」
千歌「安心できないよ!それより早くどうにかしてよ!」
千歌?「どうにかって……?」
千歌「だから、二人も私がいるなんておかしいでしょ!早くいなくなってよ!」
千歌?「…….」
千歌?「あなたが……千歌を必要としたのに?」
千歌?「千歌なんだからそんな分かりやすく伝えられるわけないじゃん!」
千歌「えぇ……」
千歌?「とにかく!最初に願ったのはあなたでしょ?カラダが二つあれば……って」
千歌「!……そうだったんだ。どこか引っかかってると思ったんだ」
千歌?「そしたら、不思議なことに見事に二人目が現れちゃったってわけ。あ、けど別に千歌は偽物ってわけじゃないから安心してね」
千歌「安心できないよ!それより早くどうにかしてよ!」
千歌?「どうにかって……?」
千歌「だから、二人も私がいるなんておかしいでしょ!早くいなくなってよ!」
千歌?「…….」
千歌?「あなたが……千歌を必要としたのに?」
78: 名無しで叶える物語 2017/11/08(水) 01:34:22.40 ID:wMRz8n79.net
千歌?「あーあ、残念だなぁ~。千歌 は 楽しくやって行きたいと思ってたんだけどな~」
千歌「?それってどういう」
千歌?「もう、本当にばかちかなんだから!それ以上いうと流石に千歌もカチン!ってきちゃうからね!」プンプン
千歌?「あ、ちなみに今のはチカとカチンを……」
千歌「せ、説明しなくていいよ!」
千歌?「ま、いっか。それより、本当にいいの?自分で願っておいてそれを否定するなんて」
千歌「当たり前だよ!だって同じ人が二人いるなんておかしいじゃん!そんなことはあってはダメなんだよ!」
千歌?「けど、これならラブライブと説明会、どっちにも出れるよ?それともやっぱどっちか一つに絞るの?」
千歌「絞らない!私たちはどっちも成功させる!」
千歌「?それってどういう」
千歌?「もう、本当にばかちかなんだから!それ以上いうと流石に千歌もカチン!ってきちゃうからね!」プンプン
千歌?「あ、ちなみに今のはチカとカチンを……」
千歌「せ、説明しなくていいよ!」
千歌?「ま、いっか。それより、本当にいいの?自分で願っておいてそれを否定するなんて」
千歌「当たり前だよ!だって同じ人が二人いるなんておかしいじゃん!そんなことはあってはダメなんだよ!」
千歌?「けど、これならラブライブと説明会、どっちにも出れるよ?それともやっぱどっちか一つに絞るの?」
千歌「絞らない!私たちはどっちも成功させる!」
79: 名無しで叶える物語 2017/11/08(水) 01:45:02.97 ID:wMRz8n79.net
千歌?「それは流石に都合が良すぎるんじゃない?それに現実的にやっぱ無理だと思うなー」
千歌「それでも!どうにかする!奇跡は起こせるんだ!」
千歌?「奇跡かー……奇跡で廃校なくせたら–––––––––––楽なもんだよね」ボソ
千歌「?」
千歌?「まあいいや、あなたの言いたいことも一応わかったし、一人になろうか」
千歌「!わかってくれたの!?」
千歌?「うん、本当は千歌も二人で仲良くしてみたかったんだけどあなたがそう言うんじゃ仕方ないからね」
千歌(よ、よかった~、これでやっと安心できるよ~)
千歌?「じゃあ、これでまた〝高海千歌〟は一人だね」
千歌「それでも!どうにかする!奇跡は起こせるんだ!」
千歌?「奇跡かー……奇跡で廃校なくせたら–––––––––––楽なもんだよね」ボソ
千歌「?」
千歌?「まあいいや、あなたの言いたいことも一応わかったし、一人になろうか」
千歌「!わかってくれたの!?」
千歌?「うん、本当は千歌も二人で仲良くしてみたかったんだけどあなたがそう言うんじゃ仕方ないからね」
千歌(よ、よかった~、これでやっと安心できるよ~)
千歌?「じゃあ、これでまた〝高海千歌〟は一人だね」
81: 名無しで叶える物語 2017/11/08(水) 02:17:29.04 ID:wMRz8n79.net
8チュンチュン
千歌「おっはよー!」
志満「おはよう千歌ちゃん」
美渡「うーっす」
千歌「ってそんな呑気にしてる暇ないや!遅刻しちゃう!」バッ
千歌「ごめん!もう行くね!じゃあ!」
タタタ
美渡「あれ?なんだ千歌のやつ、いつも通りじゃん」
志満「ええほんと、憑き物が落ちたみたいにサッパリとした感じがしたね」
千歌「おっはよー!」
志満「おはよう千歌ちゃん」
美渡「うーっす」
千歌「ってそんな呑気にしてる暇ないや!遅刻しちゃう!」バッ
千歌「ごめん!もう行くね!じゃあ!」
タタタ
美渡「あれ?なんだ千歌のやつ、いつも通りじゃん」
志満「ええほんと、憑き物が落ちたみたいにサッパリとした感じがしたね」
82: 名無しで叶える物語 2017/11/08(水) 02:24:56.09 ID:wMRz8n79.net
タタ
千歌「あ!よっちゃんおはよう!曜ちゃんも!」
曜「おはヨーソロー!千歌ちゃん!」
善子「おはよう千歌ちゃん」
善子「例のドッペルゲンガーについてはもう大丈夫なの?」ヒソヒソ
千歌「あはは!そのことならもうへいきへいきー!じゃ、また放課後で!」フリフリ
善子「––––––––全く、相変わらず元気なんだから千歌ちゃんってば」フウ
千歌「あ!よっちゃんおはよう!曜ちゃんも!」
曜「おはヨーソロー!千歌ちゃん!」
善子「おはよう千歌ちゃん」
善子「例のドッペルゲンガーについてはもう大丈夫なの?」ヒソヒソ
千歌「あはは!そのことならもうへいきへいきー!じゃ、また放課後で!」フリフリ
善子「––––––––全く、相変わらず元気なんだから千歌ちゃんってば」フウ
83: 名無しで叶える物語 2017/11/08(水) 02:28:50.21 ID:wMRz8n79.net
教室
千歌「おはよー!」
梨子「あ、おはよう千歌ちゃん」
曜「おはよう!千歌ちゃん、今日はギリギリだったね」
千歌「ま、間に合ったからセーフなのだ!」
梨子「そういう問題じゃないでしょ……」
アハハ
…
千歌「おはよー!」
梨子「あ、おはよう千歌ちゃん」
曜「おはよう!千歌ちゃん、今日はギリギリだったね」
千歌「ま、間に合ったからセーフなのだ!」
梨子「そういう問題じゃないでしょ……」
アハハ
…
84: 名無しで叶える物語 2017/11/08(水) 02:39:08.08 ID:wMRz8n79.net
放課後
ダイヤ「……それで結局、あなたはラブライブに参加すべきだと思ったのですね、千歌さん」
千歌「うん。もちろん学校説明会も大事だよ?けど、千歌はここに、この学校に、千歌たちがいたんだよっていう爪痕を残したい」
千歌「だったら、ラブライブかなって」
鞠莉「ちかっち……」
果南「……いいんじゃない?結局どちらかを選ばなくちゃいけないんだし、ここはリーダーの方針に従ってみようよ」
ダイヤ「……そう、ですわね」
千歌「ありがとう、千歌 の わがままで決めちゃって」
千歌「––––––––––––」
ダイヤ「……それで結局、あなたはラブライブに参加すべきだと思ったのですね、千歌さん」
千歌「うん。もちろん学校説明会も大事だよ?けど、千歌はここに、この学校に、千歌たちがいたんだよっていう爪痕を残したい」
千歌「だったら、ラブライブかなって」
鞠莉「ちかっち……」
果南「……いいんじゃない?結局どちらかを選ばなくちゃいけないんだし、ここはリーダーの方針に従ってみようよ」
ダイヤ「……そう、ですわね」
千歌「ありがとう、千歌 の わがままで決めちゃって」
千歌「––––––––––––」
85: 名無しで叶える物語 2017/11/08(水) 02:45:00.56 ID:wMRz8n79.net
––––––––––––こうして、千歌たちは学校説明会に参加することを諦めてラブライブに専念することにしました。
みんなは少し戸惑ってたみたいだけど、千歌 は これでいいと思ってる。
千歌「こればっかりは、仕方ないよね」
千歌「あー、本当に勿体無かったなぁ」
みんなは少し戸惑ってたみたいだけど、千歌 は これでいいと思ってる。
千歌「こればっかりは、仕方ないよね」
千歌「あー、本当に勿体無かったなぁ」
86: 名無しで叶える物語 2017/11/08(水) 02:51:47.08 ID:wMRz8n79.net
部室
ルビィ「あ––––––––ヨハネちゃん!」
花丸「みたよ、昨日の生放送。相変わらず変なことやってるね善子ちゃん」
善子「変なこととは失礼な、これでもわたしは真剣にやってるんだから」
花丸「よく言うずら、あんな内容だったのに」
ルビィ「そうかな、ルビィは好きだなあ、ヨハネちゃんの動画」
花丸「えぇ、ルビィちゃんも前よくわからないって言ってたのに」
ルビィ「?そんなこと言ったっけ」
花丸「……?ごめん、マルの勘違いかな」
善子「まあいいわ、もう帰りましょう」
花丸「そうだね、暗くなってきちゃうし」
ルビィ「うぅ……帰りたくないなあ、お姉ちゃんのアイス食べたのばれちゃったから怒られちゃう」
花丸「はは……」
ルビィ「あ––––––––ヨハネちゃん!」
花丸「みたよ、昨日の生放送。相変わらず変なことやってるね善子ちゃん」
善子「変なこととは失礼な、これでもわたしは真剣にやってるんだから」
花丸「よく言うずら、あんな内容だったのに」
ルビィ「そうかな、ルビィは好きだなあ、ヨハネちゃんの動画」
花丸「えぇ、ルビィちゃんも前よくわからないって言ってたのに」
ルビィ「?そんなこと言ったっけ」
花丸「……?ごめん、マルの勘違いかな」
善子「まあいいわ、もう帰りましょう」
花丸「そうだね、暗くなってきちゃうし」
ルビィ「うぅ……帰りたくないなあ、お姉ちゃんのアイス食べたのばれちゃったから怒られちゃう」
花丸「はは……」
87: 名無しで叶える物語 2017/11/08(水) 02:57:02.96 ID:wMRz8n79.net
善子「はあ……生放送、そんなに変なのかしら…。勘弁して欲しいんだけどね」スタスタ
善子「まあ、住み分けはできてるしこっちからは何も言えないか––––––––––––」
ガチャ
善子「ただいまー…」
善子「お土産置いとくから」コト
テーブルの上に、チョコレートといちごが置かれた。
善子「まあ、住み分けはできてるしこっちからは何も言えないか––––––––––––」
ガチャ
善子「ただいまー…」
善子「お土産置いとくから」コト
テーブルの上に、チョコレートといちごが置かれた。
88: 名無しで叶える物語 2017/11/08(水) 02:57:54.64 ID:wMRz8n79.net
終わり
引用元: ・千歌「カラダが二つあればなぁ……」
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