1: 名無しで叶える物語 2017/11/07(火) 20:36:02.09 ID:gkYuNPth.net
善子「え?なんでよ」

果南「こっち側車通るでしょ?女の子なんだから善子はこっち」

善子「…」ドキッ

善子(かっこいい…って果南さんも女の子でしょぉぉぉ!!?なんで私に気を使うのよぉぉ!!?///)

果南「?…どしたの」

5: 名無しで叶える物語 2017/11/07(火) 20:49:01.79 ID:gkYuNPth.net


『彼氏には手作り弁当がいいですよ』

善子(お弁当か…果南さんて何が好きなんだろう)

善子「…」

善子(いや…なんで果南さんが出てくるのよ)

__ _

教室前

善子(うっ…三年生の教室って職員室と同じくらい緊張する…!)

善子(は、早く果南さんを…)キョロキョロ

果南「あれ?善子?」

善子「ひょわっ!?」ヨハー

果南「どしたの?」

善子「か、果南さん!?あ、え、えっと…こ、これっ!じ、じゃあねっ!」グイッ

果南「えっ!?あっ!ちょっと善子!」

果南「…お弁当?」

8: 名無しで叶える物語 2017/11/07(火) 20:50:43.35 ID:gkYuNPth.net


善子「渡せた…ふふっ」

善子「…でもなぜ逃げた私」

善子「はぁ…」

善子「……」

善子(果南さん…食べてくれるかしら…)

果南「やっと見つけた」

善子「えっ」

9: 名無しで叶える物語 2017/11/07(火) 20:53:36.41 ID:gkYuNPth.net
果南「やっほ!隣いい?」

善子「い、いい…けど…って!どうしてここに!?」

果南「…ふふっ堕天使ヨハネよ!ソナタの魔力を追って来たのだ!」

善子「っ!?ま、まさか…!我が魔力を察知して…!?」

果南「ふふっ…あははっやっぱり本家は違うね」

善子「な、なによ~!バカにしないでっ!」

果南「ううん、かっこいい」ニコッ

善子「…っ!!///」ドキッ♡

12: 名無しで叶える物語 2017/11/07(火) 20:59:05.38 ID:gkYuNPth.net
果南「何かを一生懸命追い求めるって…すごくいいと思うな…例え何の役にも立たなくても」

善子「果南さん…って!それ褒めてるの?」

果南「褒めてる褒めてる」

善子「…もう」

果南「あ、忘れるところだった、美味しかったよ!」

善子「え?…あっお弁当…食べてくれたんだ…」

果南「うん、善子の味がした」

善子「は!!?///」

果南「あ、今照れた?」

善子「な、なによ!ばかっ!///もうっ!///」

果南「あははっ照れろ照れろ!」

善子「むきーっ!」

こうしてヨハネと果南さんの放課後は過ぎていく

夕暮れ時の教室で、真っ赤に染まった部屋の中で

大好きな先輩と一緒に__。

おわりよ

引用元: 果南「善子、私の右側歩きな」