手塚｢さて…どうしたものか…｣ﾍﾟﾗ

桃城｢おいこらマムシ！もういっぺん言ってみろ！｣

海堂｢何回でも言ってやる！お前も曜も熱苦しいんだよ！｣

桃城｢コノヤロー！俺はいいが曜ちゃんを馬鹿にすることは許さねー！｣ﾀﾞｯ

大石｢コラ！止めないか二人とも！｣

河村｢ああ…こんなのブッブーだよ｣

不二｢ふふふ。ギルティだね｣

ﾎﾞｶﾎﾞｶﾎﾞｶﾎﾞｶ

手塚｢コート内で揉め事か？｣

海堂｢ぶ…部長…！｣

手塚｢全員グラウンド10周！｣

桃城｢そんな～部長、海堂のやつが…｣

手塚｢20周だ｣

桃城｢チクショー！マムシのヤロー！｣ｾﾞｴｾﾞｴ

菊丸｢俺ら関係ないじゃーん！｣ﾌﾟﾝｽｶ

越前｢アイドルにうつつを抜かすなんてまだまだっすね｣

乾｢ほう越前…カバンに入ってた鞠莉グッズは何だったのかな？｣

越前｢ちょ…！？乾先輩！｣

大石｢ははは越前も帰国子女だからなぁ｣

手塚｢いつまで休んでるつもりだ！これより試合形式での練習を行う！｣

桃城｢全速前進…ヨーソロー！｣ﾄﾞｺﾞｫ

河村｢バーニン…！うわあああ！｣ﾄﾞｻ

大石｢ゲームセット！ウォンバイ桃！｣

桃城｢大丈夫っすかタカさん！？｣

河村｢平気だよそれより凄い打球だね｣

桃城｢へへへっラブライブレードで素振りするようになってから調子いいっすわ！｣

不二vs菊丸
不二｢いくよヨハネの返し技(ヨハネカウンター)｣ﾊﾞｼ

菊丸｢なーんだただのスマッシュじゃ…｣

菊丸｢ええ！？打球がめり込んで！？｣

不二｢堕天｣ｽｳ

乾｢ボールにとてつもない回転を与えてのスマッシュか…地面に触れた打球はドリルのように潜り込んでいく｣

菊丸｢こんなの返せるわけないじゃん！｣

不二｢ふふふ僕もブレードで練習した甲斐があったね｣

手塚(不二よまたとんでもない技を身につけたようだな)

竜崎監督｢皆明日のオフは各自英気を養うように！｣

手塚｢久しぶりの休日だといってハメを外しすぎないように！｣

みんな｢へーい｣

桃城｢おい越前！お前まだAqoursのライブ現地で見たことないんだろ？｣

越前｢そうっす｣

桃城｢チケット2枚取ってるから連れてってやるよ！｣

越前｢まあ特にやることもないしいいっすよ｣

桃城｢まったく可愛げのないヤローだぜ｣

手塚(日曜…ルビィ先輩…)

～ライブ会場～
手塚(来てしまった…しかし部内でラブライブ！が流行ってから皆の調子が上がっているのも事実)

手塚(これはあくまでもテニスの為だ。決してアイドルに興味があるわけでは…)ｽﾀｽﾀ

越前｢桃先輩。いま部長いなかったっすか？｣

桃城｢何言ってんだよあの部長がこんなとこくるわけねーだろ｣

越前｢そうっすね｣

～開演～
千歌｢みなさーん！こんにちはー！｣

オタク｢こんにちはー！！！｣

手塚(うっ！)

千歌｢では今から私たちが自己紹介を…｣

手塚(やはりこういうところは俺には…)

ルビィ｢みんなー！｣

手塚(ルビィ先輩！)

ルビィ｢がんばルビィ！｣

オタク｢｢がんばルビィ！！！！｣｣

手塚(がんば…ルビィ…)

千歌｢それでは最後！皆さんにブレゼントがあります！｣

オタク｢｢ｳｫｫｫ!!!｣｣

ダイヤ｢なんと！｣

果南｢私たちが作ったチョコを！｣

梨子｢プレゼントしたいと思いまーす！｣

オタク｢｢うおおおおおおおおおおおお！！！！｣｣

曜｢ヨーソロー！｣ﾎﾟｰｲ

花丸｢ずら～｣ﾎﾟｰｲ

鞠莉｢シャイニー！｣ﾎﾟｰｲ

オタクS｢きえええ！俺に寄越さんかぁぁ！！！｣

オタクB｢滅びよ…｣

オタクI｢この地点にチョコが飛んでくる確率100%｣

越前｢あ！桃先輩！ルビィちゃんのチョコが！｣

桃城｢うおおお！｣ﾀﾞｯ

手塚(ルビィ先輩の…チョコ！)

桃城｢よっしゃーゲットだぜー！｣ｽｩ

桃城｢なにー！？急に軌道が変わった！？｣

手塚(すまない…桃城)ﾊﾟｼｯ

越前｢今のはまさか…｣

桃城｢チクショー！｣

～部室～
桃城｢もうちょっとでルビィちゃんのチョコ取れたのによー！｣

海堂｢推し以外のチョコ取っても何の意味もねーよ｣

桃城｢なんだとコラー！｣

大石｢こら桃！｣

堀尾｢せんぱーい！大変です！｣

不二｢どうかしたのかい？｣

堀尾｢そ…それが…｣

～テニスコート～
荒井｢コノヤロー言わせておけば！｣

跡部｢だからお前みたいな雑魚に用はねえよ！｣ﾊﾟｧﾝ

桃城｢おっと！｣ﾀﾞｯ

荒井｢も…桃城ぉ！｣

桃城｢弱いものイジめはいけねーないけねーよ｣

大石｢おい跡部！一体なんの用だ！｣

跡部｢あーん。お前らが最近Aqoursにハマってるって聞いたもんでな｣

菊丸｢だからなんなんだよー！｣

跡部｢まったく笑わせるぜ！あんな予選も通過出来ないやつらを追っかけてるなんてな！｣

河村｢Aqoursを馬鹿にするなー！｣ﾊﾟｧﾝ

跡部｢お前らに教えてやるよ。本当のスクールアイドルとは何かってな｣ｽｯ

跡部｢ほうら凍れ…Dance Now！｣ﾊﾟｧﾝ

河村｢うわあああ！！！！｣

菊丸｢タ…タカさん！｣

河村(クソ！頭の中でSELF CONTROLが…)

越前｢河村先輩！｣

河村(だ…駄目だ！)

河村｢だんすなう！だんすなう！｣

不二｢どうしちゃったんだタカさん！｣

河村｢イエーイ！時代はセイントスノーだぜ！｣

海堂｢クソ！よくも河村先輩を！｣ｷﾞﾘ

手塚｢一体何の騒ぎだ？｣

カチロー｢ぶ…部長！｣

跡部｢あーん。ちょっとお前らのAqours愛を試してやっただけさ｣

手塚｢跡部よここでの揉め事はテニスで解決させてもらうぞ｣

跡部｢別に構わねぇが後悔することになるぜ？｣

手塚｢いくぞ跡部…｣ﾎﾟｰﾝ

跡部｢御託はいいからさっさと打ちやがれ｣

手塚｢はっ！｣ﾊﾟｧﾝ

跡部｢ふん！｣ﾊﾟｧﾝ

カツオ｢す…凄い戦いだ…｣

手塚｢また腕を上げたようだな跡部よ｣ﾊﾟｧﾝ

跡部｢あーん？お前が弱くなったんじゃねーの？｣ﾊﾟｧﾝ

跡部(氷帝では既にラケットではなくブレードでのテニスを導入している…)

跡部(ブレードの狭い面積でのテニスが活きてやがるぜ！)

手塚｢くっ…｣ﾊﾟｧﾝ

跡部｢隙が出来たぜほうら凍れ…SELF CONTROL!!｣ﾊﾟｧﾝ

大石｢あ、危ない！｣

手塚｢ぐわぁ！｣ﾊﾞｶｯ

手塚(くっ…！なんだこれは…)

ｻｲｺｳﾀﾞﾄｲﾜﾚﾀｲﾖ!

桃城｢ぶ、部長ー！｣

乾｢ライバーでもない手塚が抵抗できる確率…0%！｣

ﾀﾞﾝｽﾅｳ!ﾀﾞﾝｽﾅｳ!

手塚(だ…だんすなう…だんすな…)

越前｢部長ー！がんばルビィー！｣

大石｢ど…どうしたんだよ越前！？｣

桃城｢そうだ部長…がんばルビィ！｣

大石｢桃まで…｣

不二｢がんばルビィ！｣

海堂｢がんばルビィ！｣

菊丸｢がんばルビィ！｣

乾｢がんばルビィ！｣

大石｢うおおお！手塚！がんばルビィ！｣

河村｢だんすなう！だんすなう！｣

手塚(だんすなう…だんすなう…)

ﾋﾞｨ!

手塚(！？)

ﾙﾋﾞｨ!

手塚(なんだこれは…)

ﾊﾞﾙﾋﾞｨ!

部員｢｢がんばルビィ！！｣｣

ｶﾞﾝﾊﾞﾙﾋﾞｨ!

手塚(そ…そうか…俺は…)

ルビィ(手塚くん！がんばルビィ！)

手塚｢がんば…ルビィ…｣ｽｸ

手塚｢がんばルビィー！！！｣ｶｯ!

大石｢な！なんだこの光は！｣

乾｢あれはまさか…真のラブライバーのみが辿りとける窮地…！｣

海堂｢部長…ライバーだったんすか…｣

跡部｢手塚ぁ！まだやれんだろうなぁ！？｣

手塚｢うゆ｣

手塚｢いくじょ跡部よ｣ﾎﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

跡部(くそ！なんだこの威圧感は…)

手塚｢はっ！｣ﾋﾟｷﾞｨ!

跡部｢…！？｣

跡部(まったく見えねえ…)

大石｢しゅ…しゅごい…｣

手塚｢どうしゅた跡部よもう終わりか？｣ﾎﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

手塚｢はっ！｣ﾋﾟｷﾞｨ!

跡部(俺の眼力ならこんなもん…)ﾊﾟｧﾝ

不二｢そんな！あれを返すだなんて！｣

乾｢いや、まだだ｣

跡部(手塚ゾーンか…)

手塚｢うゆ！｣ﾋﾟｷﾞｨ!

桃城｢しゅげえ！しゅげえよ！部長ぉ！｣

ウオオオオｵｵｵ！！！

カチロー｢あと一球で部長の勝ちだ！｣

手塚｢跡部よこれがしゃいごだ｣ﾋﾟｷﾞｨ!

跡部｢確かにしゅげえ力だが人間には人体の構造上絶対に返すことのできない『絶対死角』があるんだよ！｣

跡部｢跡部王国(跡部キングダム)！｣ﾊﾟｧﾝ

大石｢卑怯だぞ跡部のやつ！急に普通の必殺を使うなんて！｣

跡部｢ハーハッハッハ！いくらその力でも返せるわけがねえ！｣

桃城｢くそおおお！！！｣ﾀﾞﾝ!

手塚｢…｣ｽｩ

審判モブ｢ア、アウト！ゲームセット！ウォンバイ手塚！｣

跡部｢手塚ファントム…！｣

桃城｢うおおお！やった！やったぜ曜ちゃん！｣

河村｢はっ！？俺は一体…｣

大石｢流石は手塚だ…｣

菊丸｢あの跡部に勝つとかマジかよ手塚あ！｣

乾｢ほう…ルビィちゃんの力は自分の周囲にも影響を及ぼすのか…これはいいデータが取れた…｣ｶｷｶｷ

海堂｢ﾌｼｭｩ｣

不二｢また君は僕の先を行くんだね…｣

越前｢いつか越えてみせますよ…手塚部長…！｣

手塚｢何をボケっとしている！コート内で揉め事を起こした罰だ！全員グラウンド30周！｣

菊丸｢ま、まじかよ～｣ﾀﾞｯ

不二｢ふふふ手塚らしいや｣ﾀﾞｯ

手塚(ルビィ先輩…ありがとうございます)ｽｯ

手塚(今日も一日…)

手塚｢がんば…ルビィ…！｣ﾊﾟｸ

～完～