魔術師「こいつ・・・・あらゆる魔術教義や経路、段階をすべて無視してやがる・・・・！」 : えすえすゲー速報

1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/15(水) 06:16:05.383 ID:vSCzbakn0.net

俺「いくぜ！！！」

敵前に疾走し手から光線があふれ出す

背景に魔法陣がいくつも展開されて瞬時に投射が行われる

それだけではない、本来、【職-ジョブ-】とされるあらゆる特能をすべて保有してるのが彼であった

魔「くっ、こんな奴に・・・・一体何者だ貴様ぁ！！！！！」

魔術師が乱れるように剣を展開し、迎撃する

そして衝突

魔「ぐぐぐぐぐぐ！！！！」

圧倒的に押されている

というか、この【全能力者[または７クラサー]-ATHLETE-】は無論、セイバーとか格闘でも絶対的な力を誇る

俺「やはり楽しいぜ」

戦闘狂と化し、魔を圧倒する

もはや魔術師に勝つ見込みはなかった

魔術師クノンは見えている　４ (MFコミックス　アライブシリーズ)

3: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/15(水) 06:16:41.425 ID:vSCzbakn0.net

魔「一体奴は・・・」

敗北した魔が平原に倒れこみ夜空を見渡し茫然としていた

8: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/15(水) 06:18:22.018 ID:vSCzbakn0.net

俺「俺もよくわからん。どういうわけか、【全ての次元が俺の中に集約されていた】らしくて、それで【全能力-または７クラス-】を保有してた」

魔術師「ありえないんだよそもそも全ての経過とか段階を省略してる。【物理的に魔力を顕現して、本来、感触しないはずの霊的な非物質のそれ】を」

9: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/15(水) 06:18:54.272 ID:vSCzbakn0.net

俺「わからん・・・本当になんで俺がこんな力を。だが、面白い。お前らのいうところの全ての教義を破壊できる」

11: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/15(水) 06:20:09.362 ID:vSCzbakn0.net

この噂はすぐに広まった。【最強の魔術師が一瞬にして敗北を喫す】

【全能士-ATHLETE-】の登場として銘打ったそれは初めて世に晒されることとなった

13: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/15(水) 06:21:33.863 ID:vSCzbakn0.net

魔術学校は唯一的にしか存在せず魔術総省の直属と国王直属の両方に属す学校で
世界のエリートすべてが集結した学校だった
そこに飛び入りで入ってきた男がいた
今まさに、世界の一挙に注目を集める男だ

この世界の魔術の概念をすべて転覆させる男だ

18: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/15(水) 06:24:42.507 ID:vSCzbakn0.net

観衆とかメディア関係者がひしめく中、彼が出てくる
ここでは魔術試験が行われ、【魔術鬼】としての資格を得る
【魔術鬼】とは、それこそ【神】のそれとされ、あるいは【神殺し】の伝説さえ謳われ
その絶対的な名誉と地位は、政府に対し全裁量を握ることが許された。

彼が倒した魔術鬼もそうだが、【魔術鬼はこの世界の叡智を集約した魔術学校の生徒の歴代首席成績者でも稀にしかなれない】

これがあろうことか、【資格制】にされたのは他でもない　【魔術鬼の数がそのまま国力に加算】されるからだ

20: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/15(水) 06:26:56.764 ID:vSCzbakn0.net

この半球陸政府[中央半球-5は海半球とされ、その反対側。綺麗に地軸を割るように線引きされ境界ができてる]を成立したのは
【神話時代における魔術鬼】の仕業とされる
【この半球陸政府[世界政府]の存在そのもの】が魔術鬼の権威の根拠であり、魔術鬼がいなければならない統一の論理だ
◆

22: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/15(水) 06:27:50.546 ID:vSCzbakn0.net

そんな中、とんでもないものが現れた
魔術鬼でも歴代屈指であるはずの魔術鬼が破られたのだ
【もし、一蹴するほどの力があるとすれば、それこそこの世界統一政府を創設した魔術鬼のそれ】
◆

24: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/15(水) 06:28:22.770 ID:vSCzbakn0.net

有数の魔術鬼が集結し、魔術学校長と女王が現れた
彼を門前と待ち構えていた

26: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/15(水) 06:30:34.121 ID:vSCzbakn0.net

魔術学校長「名は。」

俺「―ATHLETE[７クラス支配者]―。それでいい。」

魔「ほう、あろうことかクラス名を名とするか。」

俺「残念だがこれが俺の真なる名だ。まあ信じないと思うが」

魔「では、今、ここにいる２人の魔術鬼と相手してもらう」

俺「２人一挙にこい。【世界でも有数の魔術鬼】なんだろう。というか全員なんだよな。昨夜倒した鬼と合わせて３人か。」

30: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/15(水) 06:32:54.887 ID:vSCzbakn0.net

あっけなく終わった。
鬼を２鬼倒した。

魔「さすがというほかあるまい。」

観衆を始めメディア関係者などは一斉にこのことを世界中に報道した。
間違いなく世界が大きく揺らぐこととなる

俺「俺の要望を出そう。【女王直属の魔術鬼】として稼働したい」

もはや、衝撃というほかあるまい。魔術鬼は本来、神かそれ以上に等しいそれだ。
いかなる存在であれ、それに従属することはない。
だが、彼は自らそれを放棄し、女王に就くといったのだから衝撃であった

32: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/15(水) 06:34:37.038 ID:vSCzbakn0.net

実はこの女王は就任したばかりで若くしてなった。弱冠１１歳。その年齢とは裏腹に
あまりにも成熟したボディと不釣り合いにも純正にして少女らしい清純な顔つきというのは
あまりにも性的というか卑猥としかいえないかもしれない。好色な男性から見れば。
◆

37: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/15(水) 06:37:50.295 ID:vSCzbakn0.net

そして、彼女は【正当な後継者】であるにも関わらず、【彼女以外の全ての人間が彼女の君臨を否定したのだ】
そう、【そももそも彼女も彼と同じように【突如として現れた後継者】】だからだ
【伝説とされた少女の君臨】。【世界黎明、その少女から始まった王家】
それは伝説とされ、その超正統な王家の血縁とはもはや神のそれだ。絶滅し、こうしてほかの分家とか遠い末裔とかが

王家にはのさばっていた、支配的だった。
だが、【魔術学校長】が彼女を見つけ出してしまった。
王家は一切これを否定しようとするが、
魔術学校の圧力は無視できず結局受け入れるが、国民の大半さえ彼女の存在に懐疑的であったのだ

39: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/15(水) 06:39:00.702 ID:vSCzbakn0.net

あまりにも衝撃的な展開であった。
魔術学校長にとっては願ったりかなったりであろうか。
【本来、正統にしてあるべきそれで、決して絶やしてはならない１つの樹】
彼女の君臨は超正統のそれにして、本来あるべき王家の姿であった

43: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/15(水) 06:40:46.542 ID:vSCzbakn0.net

だが、これが、とんでもない分断を生むこととなる。
これを承認したのは【全沿岸地域】だった。
沿岸地域は超富裕層が独占的な地域であった。
◆

一方でこれに反対したのは貧困層が独占的な内陸地域であった。
こうして分断が始まり【世界政府が終焉】を迎えるという皮肉にぶち当たることとなる
だが、これは更に正統な王家をもった沿岸地域をさらに反映させることとなった
◆

45: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/15(水) 06:43:49.495 ID:vSCzbakn0.net

女王「一体なぜ・・・・。」

俺「なんとなく。」

女王「ふざけないで！あなたのせいでこの国はめちゃくちゃです。私だって本当は君臨を望まなかった・・・。」

俺「それは嘘だ。あなたは自らが君臨するほかない宿命を最初からわかってたし、その宿命の否定は国家を闇に落とすそれと知ってる」

女王「やはり私を利用するつもりなのですか。」

俺「違う。残念だが。私は魔術学校長と同じ意見だ。【万世一系】にこそすべてがある。

それをわざわざ“世界市場勢力”によって扇動され、その“樹”を切断するために暴れまわる外国人嫌悪の貧困層は万死に値する。」

46: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/15(水) 06:45:19.289 ID:vSCzbakn0.net

女王「・・・あなたは本物の信念をもって私の前にいるのですね。失礼をお詫びします・・・ですが。」

俺「ですがも何もない。“何で俺がお前と全く同じ容姿”をしてるのか衝撃だと思うが」

女王「え・・・嘘。」

俺は顔を隠していたフードを外した。

そう、俺はあろうことか“彼女そのもの”だった。

49: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/15(水) 06:46:44.036 ID:vSCzbakn0.net

女王「こ、これは一体。」

俺「“同じ声も出せるよ”」

女王「き、きも・・・・でもなぜ・・・・。」

俺「い、いや、本当にお前自身なんだよ。違うのはせいぜい性別だけ。

どうやら、俺はお前のような存在とお前に呼び出されて生まれた“モンスター”らしい。」

50: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/15(水) 06:47:56.613 ID:vSCzbakn0.net

女王「私のような“奴隷少女”が現出した怪物・・・・でもそれでもその怪物は私たちと同じ少女・・・・。」

俺「この姿形見ればわかるだろ。」

女王「一体私はどうすれば。」

俺「後は俺に任せろ。敵対者はすべて排除するし、再統一する。」

51: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/15(水) 06:49:31.733 ID:vSCzbakn0.net

俺「わたしだけが唯一君臨できる神に並ぶ座、それが目的だ。だが、それは・・・。また元の奴隷少女の回帰するだけだがな。性別も元に戻るだろうし
違うのは“神に直接従属”するってことくらいだろうな」

女王「本当に驚いたわ、あの“リヴァイアサン神話”が本当だったなんて」

53: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/15(水) 06:50:22.920 ID:vSCzbakn0.net

それから私と女王は城から突如として抜け出し、独立国を生み出す。
世界の真中心に。

55: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/15(水) 06:51:11.225 ID:vSCzbakn0.net

その究極国家は彼女の支持者が集まった。
こうして私と女王は世界を敵に回し戦争を始めた
“必ず私と女王が勝利する戦争”
それを。