理亞（現に……）

|c||^.-^||「おほーっ！　これまた濃厚なかなまりがあがってますわーっ！」ｽﾏﾎﾎﾟﾁｰ

理亞（黒澤ダイヤは、私が本当の黒澤ルビィでないことに気づく様子はない……！）

理亞（……でも、なんだか事前に聞いていた黒澤ダイヤとは何か違う気もするけど……まあいいわ）

理亞（本物の黒澤ルビィは今頃姉様の白玉ぜんざいパフェに釘付け……しばらくは帰ってこない！）

理亞（待ってなさいAqours……姉様の純潔は、私が必ず守る！）

|c||^.-^||「そういえばルビィ」

理亞「なんですか姉様」

|c||^.-^||「ねえ……さま？」

理亞（しまった！！！　ついいつものクセが！！）

理亞「な、なぁにぉぬぇちゅあ！？」

|c||^.-^||「………」

理亞（き、気づかれた……！？）ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ

|c||^.-^||「もう一度」

理亞「へ？」

|c||^.-^||「もう一度言ってくださいまし」

理亞「お、ぉぬぇちゅあーーー」

|c||^.-^||「その前ですわ。あくあくAqoursですわ」

理亞「……ね、姉様」

|c||^.-^||「おほほーっ！　どういった心境の変化かは知りませんが昂りますわーっ！」

|c||^.-^||「かの伝説の百合見聞録においても、百合の花咲き乱れる禁断の花園で交わされた義姉妹の誓いのそれにも似た、薔薇と蕾とのイケナイ間柄を想起させる厳格であり同時に背徳感にも満ちたそれこそ禁忌の蜜壺を暴く花盗人のような悦楽を思い起こさせる……！」

|c||^.-^||「そういえば、どこぞの姉妹　スクールアイドルグループがそんな呼び方をしていた気もしますが……」

理亞（ギクッ）

|c||^.-^||「まあ些細な問題ですわね」

理亞（ほっ……なんとかやりすごしたわ）

理亞（……長居は無用。一刻も早く、この黒澤ダイヤ、そしてAqoursの致命的な弱点を暴き出してやる！）

理亞（待っててください姉様……姉様の聖秘所は私以外の誰にも暴かせない！）

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

理亞（来客？）

|c||^.-^||「ルビィ、出てくれます？」

理亞「ぅ、ぅん。わかったょ」ﾄﾃﾃﾃﾃ

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「こんにちわ」ｶﾞﾗｶﾞﾗ

|c||^.-^||「あら梨子さんいらっしゃい」

理亞（こいつは……桜内梨子。Aqoursの作曲担当で、元は音ノ木坂学院の生徒）

理亞（かつて、μ'sが所属していたあの音ノ木坂学院の……）

理亞（……好都合だわ。こいつは、いわばAqoursの心臓、急所、アキレス腱）

理亞（作曲担当をどうにかしてしまえば、Aqoursは再起不能……！）

理亞（人の姉様に手を出したほうが悪いのよ、恨むのなら自分の女たらし癖を恨むのね！）

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「ルビィちゃんもこんにちわ」

理亞「ぅゅ……こ、こんにゅちわ！」

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「うふふ。相変わらず可愛いわね」

|c||^.-^||「ですわ」

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ|c||^.-^||「あぁ＾～」

理亞（～～～っ！？）ｿﾞｸｿﾞｸｿﾞｸｯ

理亞（な、なにっ！？　この得も言われぬ悪寒はっ！？）

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ|c||^.-^||「……………」

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「ーーーそういえばルビィちゃん。今日はあれやらないの？」

理亞「な、なんでしょうか」

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「ほら、いつものアレよ」

理亞「あ、アレ……？」

理亞（な、何よ……アレって……）

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「ほら。ド　　　　　　　め花園耳かきプレイ」

理亞（普段なにやってんのよアイツ！？）

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「いつもは率先してやりたがってるのに……風邪でもひいたの？」

理亞「や、やる！　りゅびぃやるよ！！」

理亞（だめ！　今正体がバレるわけにはいかないわ！！）

理亞（とりあえず正座して……あ、耳かきはこれを使えばいいのね）

理亞「ど、どうぞ……？」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「ひゃっほい！！　それじゃお願いしまーす！！」ｶﾞﾊﾞｯ

理亞「うひひゃぁぅ！？」

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「あ＾～るびぃちゃんの太ももやわこいなぁ……」

理亞（い、いきなり股間に飛び込んできた……！）

理亞「そ、それじゃみみかきしゅるね……？」

理亞（恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい…！）

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「すぅううううううううううはぁああああああああああああ」

理亞（スカートに顔押し付けて深呼吸しないでぇええええええ！！！！！）

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「……………」ｸﾝｶｸﾝｶ

理亞「き……きもちいいでしゅか……？」

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「あふぁ……ルビィちゃんの手繰る固くて長い棒が私の耳の秘穴をコリュコリュと蹂躙してるのがよくわかるよぉ……///」

理亞（なにこのひとあぶないよぉ……）

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「でもいつもより　　責めが物足りないわね。いつもはこうもうちょっと物理的のみならず言語的にも脳天をえぐり取るようなパワーワードが耳を貫くのに……」

理亞「えっ」

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「もしかしてルビィちゃん……」

理亞「こ、この　　ブタァッッ！！」

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「ありがとうございますっ！！」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ

理亞（なんなのよなんなのよなんなのよぉこの変態アイドルグループはぁ！！！）ｸﾞｽｯ

続きは夜に書きます

再開します

|c||^.-^||「そういえばルビィ」

理亞「な……なぁに……おねぇちゃぁ……」ｾﾞｰﾊｰｾﾞｰﾊｰ

|c||^.-^||「Aqoursの新しい衣装作りは順調ですの？」

理亞「だ、だいじょうぶだ……ょ……」

理亞（どうしよう、全然わからない……）

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「せっかくだから、一度途中経過を見てみましょうか」

|c||^.-^||「そうですわね。では、ちょっと取ってきますわ」

理亞（よかった……なんとかやり過ごせそうね……）

理亞「あ……あのぉ……」

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「どうしたのルビィちゃん」

理亞「えっと……この、このおようふく……///」

|c||^.-^||「？　ルビィ、あなたが作ったんではありませんの？」

理亞（だとしたら一体何考えてんのよあの小娘！！　小動物みたいな外見しておきながらこのエグい切れ込みに犯罪的露出度のステージ衣装！！！！！）

理亞（衣装っていうのもおこがましい！！）

理亞（露出狂のコスプレイヤーが裸足で逃げ出すわよ！！）

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「試着」

理亞「え？」

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「試着、しないの？」

理亞「えっ……？」

|c||^.-^||「そうですわ。着てみないと評価のしようがありませんわ」

理亞「し、試着って……これ、着るの……？」

理亞（この！？　これを！？）

|c||^.-^||「せっかくですからダンスの練習もしましょうか」

理亞「！？」

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「そういえばCYaRon!に頼まれていた新曲持ってきたんですよ」

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「"iPSの向こう側"って曲なんですけど」

理亞（何よその女の子同士で子作りしそうな曲名ッッ！？）

|c||^.-^||「ではルビィ、着替えてください」

理亞「あっ……あっ……」

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「大丈夫よ。お姉さんたち、何もしないから」

理亞「ひ……ぎ……」

|c||^.-^||「さあ」

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「さあ」

|c||^.-^||ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「「あくあくあくあくAqoursですわ！！」」

理亞「あ……あっ……ぴっ……ﾋﾟｷﾞｨｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲ!!!!!!!」

（・８・）少し経って

ルビィ「ただいまー」ｶﾞﾗｶﾞﾗ

|c||^.-^||「あら？　どなたかしら」

理亞（しまった……！　本物が帰ってきた！）

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「ん？　どうしたのルビィちゃん」

理亞（早くここから逃げ出さないと……！　で、でもーーーー）

|c||^.-^||「」ｶﾞｯ
ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「」ｶﾞｼｯ

理亞（がっしり掴まれて、逃げられない！！！）

ルビィ「？　ぉねぇちゃぁと、梨子ちゃぁ？」

|c||^.-^||「あら」

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「あらあら」

理亞「う……うゅゅ……！」

理亞（こ、こうなったら仕方がない！）

理亞（本物のルビィを、偽物だと言い張って全員が混乱しているうちに逃げ出す！）

理亞「しょ、しょのこぉはきっとりゅびぃのにしぇものーーー！！」

ルビィ「理亞ちゃんもいらっしゃい♥」

理亞「」

理亞（う……嘘……！）

|c||^.-^||「あら。ルビィじゃなかったんですのねー」

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「すっかり騙されちゃったわねー。ねー、ダイヤさん」

|c||^.-^||「ええ。実に完璧な変装でしたもの。実にあっぱれですわ」

ルビィ「ぬぇぬぇ、ぉねえちゃたち、今から理亞ちゃんで遊ぶの？」ﾜｸﾜｸ

理亞「……え？」

理亞「……え……今、あんたなんて……」

ルビィ「だったらぁ……りゅびぃも一緒に遊びたいなぁ……って」ﾍﾟﾛｯ

理亞「！？！？！？」ｿﾞｸｿﾞｸｿﾞｸｿﾞｸｯ

理亞（何！？　この悪寒！？　体の奥から冷え込んでいくような、HAKODATEの冷気すら温風のように感じる、それでいて舐め回すような寒気は！？）

|c||^.-^||「そうですわね。せっかくお越しいただいたのですから」

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「丁寧に歓迎してあげなくちゃね」

ルビィ「それじゃまずは"いつものアレ"やったげるね？」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

理亞「い……いやぁぁ……！」

ルビィ「ーーーあはっ♥」

理亞「ド　　　　　　　め花園耳かきプレイは嫌ぁあああああああああ！！！！！！！！！！」

|c||^.-^||ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「「あ＾～～～～～～～」」

またしばらくして

聖良「おかえり」

理亞「……ただいま」

聖良「遅かったのね。寒かったでしょ。今お風呂沸かしてるから、あとで入ってきなさい」

理亞「うん、わかった」ﾄﾃﾄﾃﾄﾃ

聖良「………」

聖良「理亞、少し背が伸びたのかしら？　ふふっ」

理亞「………」

理亞「………」

理亞？「………おねぇちゃぁ♡」ｱﾊｯ

|c||^.-^||　おしまいですわ！