1: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 21:47:03.56 ID:xDHzOb60.net
絵里「..........」テクテク
コツコツ
絵里「..........」テクテク
コツコツ
絵里「っ!!」クルッ!
シーン....
絵里「.....っ~!!」
タッタッタッタッ
「...........」
コツコツ
絵里「..........」テクテク
コツコツ
絵里「っ!!」クルッ!
シーン....
絵里「.....っ~!!」
タッタッタッタッ
「...........」
2: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 21:48:58.53 ID:xDHzOb60.net
バタン!
絵里「はぁ...はぁ....」
ガチャン
絵里「一体、なんなのよ....気の...せいじゃないわよね?昨日も一昨日もそうだったし」
パチンッ
絵里「ストーカー...なのかしら?...警察に相談すべきなのかしら?」
絵里「...明日、誰かに相談してみましょう.....」
絵里「.........」
絵里「はぁ...はぁ....」
ガチャン
絵里「一体、なんなのよ....気の...せいじゃないわよね?昨日も一昨日もそうだったし」
パチンッ
絵里「ストーカー...なのかしら?...警察に相談すべきなのかしら?」
絵里「...明日、誰かに相談してみましょう.....」
絵里「.........」
3: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 21:53:00.12 ID:xDHzOb60.net
ジリリリ!!!
絵里「...っ...ん......」
絵里「え、嘘...しまった!!」バッ!!
絵里「急いで支度しないと!!」
ガチャン
絵里「えっと...忘れ物はない!鍵は閉めた!」
カンカンカン
絵里「おっと...階段を走るのはやっぱり危ないわね...でも急がないと!」
絵里「生徒会長が遅刻なんて他の生徒に示しがつかないわ!!」
絵里「...っ...ん......」
絵里「え、嘘...しまった!!」バッ!!
絵里「急いで支度しないと!!」
ガチャン
絵里「えっと...忘れ物はない!鍵は閉めた!」
カンカンカン
絵里「おっと...階段を走るのはやっぱり危ないわね...でも急がないと!」
絵里「生徒会長が遅刻なんて他の生徒に示しがつかないわ!!」
4: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 21:56:52.54 ID:xDHzOb60.net
絵里「はぁ...はぁ...」
希「今日は随分とギリギリでの登校やね、エリチー会長さん」
絵里「東條さん...」
希「朝からお疲れのようやね、チョコレートでもいかが?」
絵里「!...ありがたくいただくわ」
希「はい」スッ
絵里「ありがとう....っ!!...ん!?」
希「ぷっ!!ひっかかった!!ひっかかったー!!おもちゃだよー!!」
絵里「っ....東條さん!!!!」
希「今日は随分とギリギリでの登校やね、エリチー会長さん」
絵里「東條さん...」
希「朝からお疲れのようやね、チョコレートでもいかが?」
絵里「!...ありがたくいただくわ」
希「はい」スッ
絵里「ありがとう....っ!!...ん!?」
希「ぷっ!!ひっかかった!!ひっかかったー!!おもちゃだよー!!」
絵里「っ....東條さん!!!!」
5: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 21:59:29.85 ID:xDHzOb60.net
希「ストーカー?」
絵里「断言はできないけど...最近、帰り道とかで誰かにつけられてる気がするのよ」
希「ふむふむ....あれ?会長さんって」
絵里「一人暮らしよ、妹が来月こっちに来る予定だから二人になるけど」
希「うちと一緒やね」
絵里「そういえば、東條さんも1人暮らしだったわね」
希「そうそう...それにしてもストーカーかぁ...」
絵里「気のせいならいいんだけど...気味が悪くって...」
希「よし...話をうちにしたってことはうちのことを頼ってくれてるんやね!」
絵里「あ、うん...」
希「なんか歯切れが悪いけど...うちに任せて!」
絵里「断言はできないけど...最近、帰り道とかで誰かにつけられてる気がするのよ」
希「ふむふむ....あれ?会長さんって」
絵里「一人暮らしよ、妹が来月こっちに来る予定だから二人になるけど」
希「うちと一緒やね」
絵里「そういえば、東條さんも1人暮らしだったわね」
希「そうそう...それにしてもストーカーかぁ...」
絵里「気のせいならいいんだけど...気味が悪くって...」
希「よし...話をうちにしたってことはうちのことを頼ってくれてるんやね!」
絵里「あ、うん...」
希「なんか歯切れが悪いけど...うちに任せて!」
6: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 22:03:04.19 ID:xDHzOb60.net
真姫「で?なんで、私まで絢瀬先輩をつけてるのよ」
希「まぁまぁ、それより凛ちゃんと花陽ちゃんは?」
真姫「そんな危なそうなことに二人を巻き込めるわけないでしょ!」
希「あ...ごめん...」シュン
真姫「なに急に落ち込んでるのよ」
希「いや、その危ない事に巻き込んじゃったから」
真姫「そうね...全く困ったものよ」
希「..........」
希「まぁまぁ、それより凛ちゃんと花陽ちゃんは?」
真姫「そんな危なそうなことに二人を巻き込めるわけないでしょ!」
希「あ...ごめん...」シュン
真姫「なに急に落ち込んでるのよ」
希「いや、その危ない事に巻き込んじゃったから」
真姫「そうね...全く困ったものよ」
希「..........」
7: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 22:07:32.82 ID:xDHzOb60.net
真姫「でも、許してあげるわ」
希「え?」
真姫「絢瀬先輩を放っておけなかったんでしょ?」
希「う、うん...」
真姫「本当に危なくなったら警察に電話をすればいいし、とにかく今は先輩の不安を取り除いてあげないと」
希「真姫ちゃん...」
真姫「ほら!遅れるわよ!行くわよ」
希「うん!」
希「え?」
真姫「絢瀬先輩を放っておけなかったんでしょ?」
希「う、うん...」
真姫「本当に危なくなったら警察に電話をすればいいし、とにかく今は先輩の不安を取り除いてあげないと」
希「真姫ちゃん...」
真姫「ほら!遅れるわよ!行くわよ」
希「うん!」
9: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 22:12:05.18 ID:xDHzOb60.net
絵里「..........」
ガチャン
真姫「家まで着いたけど、特には異常はなかったわね」
希「今日はたまたまいなかったとか?」
真姫「一応、距離は取っておいたから気付かれる可能性も少ないはずなんだけど」
~♪
希「あ、会長からだ、もしもし」
絵里『どうだった?こっちはいつもの視線は特には感じなかったけど...』
希「こっちも特には怪しい人物はいなかったよ」
絵里『そう...私の勘違いだったのかしら?』
希「どうやろ?今日はたまたまって可能性もあるし」
絵里『そうよね...でも、今日は本当にありがとう』
希「いえいえ、こちらこそ...じゃあ、うちらは帰るね」
絵里『えぇ、じゃあ、明日学校で』
希「はいはーい」
真姫「.......」
ガチャン
真姫「家まで着いたけど、特には異常はなかったわね」
希「今日はたまたまいなかったとか?」
真姫「一応、距離は取っておいたから気付かれる可能性も少ないはずなんだけど」
~♪
希「あ、会長からだ、もしもし」
絵里『どうだった?こっちはいつもの視線は特には感じなかったけど...』
希「こっちも特には怪しい人物はいなかったよ」
絵里『そう...私の勘違いだったのかしら?』
希「どうやろ?今日はたまたまって可能性もあるし」
絵里『そうよね...でも、今日は本当にありがとう』
希「いえいえ、こちらこそ...じゃあ、うちらは帰るね」
絵里『えぇ、じゃあ、明日学校で』
希「はいはーい」
真姫「.......」
10: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 22:15:54.88 ID:xDHzOb60.net
真姫「ねぇ、希」
希「なに?真姫ちゃん?」
真姫「会長って霊感ってあるのかしら?」
希「霊感?いや、そんな話は聞いたことはないけど...え!もしかしてここも!?」
真姫「いえ、この間のマンションみたいな嫌なかんじはしないわ」
希「そ、そう...じゃあ、なんでそんなことを」
真姫「ただ...微弱なんだけど...そんな感じがしたから、会長はそれを感じ取ってたのかなって思って」
希「それって悪霊とかがいるってこと?」
真姫「多分、今はいないわ、いたら気配でなんとなくわかるし」
希「そっか....」
真姫「.........」
希「なに?真姫ちゃん?」
真姫「会長って霊感ってあるのかしら?」
希「霊感?いや、そんな話は聞いたことはないけど...え!もしかしてここも!?」
真姫「いえ、この間のマンションみたいな嫌なかんじはしないわ」
希「そ、そう...じゃあ、なんでそんなことを」
真姫「ただ...微弱なんだけど...そんな感じがしたから、会長はそれを感じ取ってたのかなって思って」
希「それって悪霊とかがいるってこと?」
真姫「多分、今はいないわ、いたら気配でなんとなくわかるし」
希「そっか....」
真姫「.........」
12: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 22:21:19.53 ID:xDHzOb60.net
絵里「さてと...朝バタバタしてから部屋が少し散らかってるわね...後で片づけないと」
絵里「あと夕飯の用意もしないとね....」
絵里「それにしても...今日は感じなかったけど...たまたまだったのかしら?それとも私の気のせい?」
絵里「........」
ガチャン
絵里「今日は寝坊しなかったわ!慌てずに学校に行けるわ」
カンカンカン
絵里「あれ?階段が一段壊れてる?...階段って壊れるものなのかしら?」
絵里「降りる時は気をつけないといけないわね」
カンカンカン
絵里「まぁ、そんなに新しくないアパートだから仕方ないか...」
絵里「あと夕飯の用意もしないとね....」
絵里「それにしても...今日は感じなかったけど...たまたまだったのかしら?それとも私の気のせい?」
絵里「........」
ガチャン
絵里「今日は寝坊しなかったわ!慌てずに学校に行けるわ」
カンカンカン
絵里「あれ?階段が一段壊れてる?...階段って壊れるものなのかしら?」
絵里「降りる時は気をつけないといけないわね」
カンカンカン
絵里「まぁ、そんなに新しくないアパートだから仕方ないか...」
13: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 22:26:09.77 ID:xDHzOb60.net
絵里「おはよう、東條さん」
希「おはよー会長さん」
絵里「昨日はありがとね」
希「あの後なにもなかった?」
絵里「えぇ、特にはなにも」
希「そっか...また、なにかあったら相談してくれてええから」
絵里「ありがとう」
希「じゃあ、宿題見せて」
絵里「だーめ♡」
希「おはよー会長さん」
絵里「昨日はありがとね」
希「あの後なにもなかった?」
絵里「えぇ、特にはなにも」
希「そっか...また、なにかあったら相談してくれてええから」
絵里「ありがとう」
希「じゃあ、宿題見せて」
絵里「だーめ♡」
14: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 22:32:39.88 ID:xDHzOb60.net
ガチャン
絵里「ただいまー....って誰もいないんだけどね....」
絵里「さてと...あれ?TVのリモコン、ここに置いてたかしら?....」
絵里「まぁ、いっか...今日も帰り道なにもなかったし...やっぱり、気のせいだったのかしら?」
絵里「夕飯、作らないと」
絵里「zzzzzzzzz」
ブー!!ブー!!
絵里「ん....なぁに?.....誰よぉ...」
『..........』ザー...
絵里「...どちら様ですかぁ......」
『カン!』
絵里「え?」
『』ブチッ!!
ツー...ツー...
絵里『.....んー...いたずら?...zzzzzzzzz』
絵里「ただいまー....って誰もいないんだけどね....」
絵里「さてと...あれ?TVのリモコン、ここに置いてたかしら?....」
絵里「まぁ、いっか...今日も帰り道なにもなかったし...やっぱり、気のせいだったのかしら?」
絵里「夕飯、作らないと」
絵里「zzzzzzzzz」
ブー!!ブー!!
絵里「ん....なぁに?.....誰よぉ...」
『..........』ザー...
絵里「...どちら様ですかぁ......」
『カン!』
絵里「え?」
『』ブチッ!!
ツー...ツー...
絵里『.....んー...いたずら?...zzzzzzzzz』
15: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 22:38:07.45 ID:xDHzOb60.net
絵里「ふわぁ....んー....」
絵里「あ...夜の電話は夢じゃなかったのね...2時22分とか...完全に悪戯よね」
絵里「本当にやめてほしいわ、さて支度支度...」
絵里「今日、深夜に悪戯電話があって」
希「悪戯電話?」
絵里「うん...寝ぼけてたからあれだけど...おかげで目覚めがイマイチよ」
希「そっか...あ!そういえばストーカーの件は大丈夫やった?」
絵里「えぇ、昨日も特には...心配をかけてごめんなさいね」
希「よかった、またなにかあったら言ってね、ついでに部費の予算上げておいて」
絵里「拒否する!」
絵里「あ...夜の電話は夢じゃなかったのね...2時22分とか...完全に悪戯よね」
絵里「本当にやめてほしいわ、さて支度支度...」
絵里「今日、深夜に悪戯電話があって」
希「悪戯電話?」
絵里「うん...寝ぼけてたからあれだけど...おかげで目覚めがイマイチよ」
希「そっか...あ!そういえばストーカーの件は大丈夫やった?」
絵里「えぇ、昨日も特には...心配をかけてごめんなさいね」
希「よかった、またなにかあったら言ってね、ついでに部費の予算上げておいて」
絵里「拒否する!」
16: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 22:40:39.32 ID:xDHzOb60.net
絵里「zzzzzzzzzzzz」
ブー!!ブー!!
絵里「ん....なぁに?.....また?...」
『..........』ザー...
絵里「...どちら様ですかぁ......」
『カン!カン!』
絵里「悪戯はやめてください....怒りますよぉ...」
『』ブチッ!!
ツー...ツー...
絵里「もう...なんなのよぉ....」
ブー!!ブー!!
絵里「ん....なぁに?.....また?...」
『..........』ザー...
絵里「...どちら様ですかぁ......」
『カン!カン!』
絵里「悪戯はやめてください....怒りますよぉ...」
『』ブチッ!!
ツー...ツー...
絵里「もう...なんなのよぉ....」
17: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 22:43:22.78 ID:xDHzOb60.net
絵里「ふわぁ....これで4日連続...携帯会社にでも相談しようかしら...拒否の設定がわからないし」
カンカンカン
絵里「あれ?まだ階段が直ってない?」
絵里「危ないから早く直してほしいわね」
希「また、悪戯電話?」
絵里「えぇ...決まった時刻にね、しかも無言...気持ち悪いわよ」スッ
希「たしかに...しかも毎日2時22分にかかってきてる」
絵里「もしかしてこれって例のストーカーじゃないわよね?」
希「わかんない、でも...警察とかに相談したほうがいいと思うよ」
絵里「そうよね...考えておくわ」
希「..........」
カンカンカン
絵里「あれ?まだ階段が直ってない?」
絵里「危ないから早く直してほしいわね」
希「また、悪戯電話?」
絵里「えぇ...決まった時刻にね、しかも無言...気持ち悪いわよ」スッ
希「たしかに...しかも毎日2時22分にかかってきてる」
絵里「もしかしてこれって例のストーカーじゃないわよね?」
希「わかんない、でも...警察とかに相談したほうがいいと思うよ」
絵里「そうよね...考えておくわ」
希「..........」
18: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 22:48:47.00 ID:xDHzOb60.net
絵里「zzzzzzzzzzzz」
ブー!!ブー!!
絵里「ん....いい加減にしてよ...」
『..........』ザー...
絵里「...誰よ!!」
『カンカンカン!カンカンカン!カンカンカン!』
絵里「警察に通報しますよ!!」
『』ブチッ!!
ツー...ツー...
絵里「もう!!...いい加減にしてよ!!」
ブー!!ブー!!
絵里「ん....いい加減にしてよ...」
『..........』ザー...
絵里「...誰よ!!」
『カンカンカン!カンカンカン!カンカンカン!』
絵里「警察に通報しますよ!!」
『』ブチッ!!
ツー...ツー...
絵里「もう!!...いい加減にしてよ!!」
19: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 22:52:52.07 ID:xDHzOb60.net
絵里「...........」
希「顔色が悪いよ、エリチ会長」
絵里「電話がね...鳴りやまないの...設定をしてもらってもかかってくるのよ」
希「エリチ会長...」
絵里「私!怖い!!」
希「警察は?」
絵里「事件性がないから取り合ってくれなかったわ....一応、パトロールは強化してくれるとは言ってくれたけど...」
希「そっか....」
絵里「.............」
希「顔色が悪いよ、エリチ会長」
絵里「電話がね...鳴りやまないの...設定をしてもらってもかかってくるのよ」
希「エリチ会長...」
絵里「私!怖い!!」
希「警察は?」
絵里「事件性がないから取り合ってくれなかったわ....一応、パトロールは強化してくれるとは言ってくれたけど...」
希「そっか....」
絵里「.............」
20: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 22:57:24.87 ID:xDHzOb60.net
希「今日はエリチ会長の家でお泊り!」
絵里「ありがとう、東條さん」
希「ええよ、真姫ちゃんは来れないけど、一人でいるよりはええやろ?」
絵里「うん.....」
希「さてと....今日の夕飯はなに?」
絵里「え?」
希「うちはお客さんやよ?早くおもてなしをして?」
絵里「なによそれ」
希「ええから、ええから」
絵里「ふふふ..はい、はい」
絵里「ありがとう、東條さん」
希「ええよ、真姫ちゃんは来れないけど、一人でいるよりはええやろ?」
絵里「うん.....」
希「さてと....今日の夕飯はなに?」
絵里「え?」
希「うちはお客さんやよ?早くおもてなしをして?」
絵里「なによそれ」
希「ええから、ええから」
絵里「ふふふ..はい、はい」
21: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 23:01:23.37 ID:xDHzOb60.net
絵里「zzzzzzzzz」
希「..........」チラッ
希「話の通りなら....」
ブー!!ブー!!
希「!!」
絵里「zz....東條さん?....」
希「...でてもいい?」
絵里「...また電話?...うん....」
希「...もしもし」
希「..........」チラッ
希「話の通りなら....」
ブー!!ブー!!
希「!!」
絵里「zz....東條さん?....」
希「...でてもいい?」
絵里「...また電話?...うん....」
希「...もしもし」
22: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 23:03:46.77 ID:xDHzOb60.net
『..........』ザー...
希「.........」
『..........』ザー...
希「..........」
『カンカンカン!カンカンカン!カンカンカン!カンカンカン!!』
希「!!」
絵里「........」
『カン!!』
希「.........」
希「.........」
『..........』ザー...
希「..........」
『カンカンカン!カンカンカン!カンカンカン!カンカンカン!!』
希「!!」
絵里「........」
『カン!!』
希「.........」
23: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 23:06:22.29 ID:xDHzOb60.net
『...........』
絵里「と、東條さん....」
希「.........」
『アト...イチニチ...』
希「!!」
『』ブチッ!!
希「ただの悪戯ではなさそうやね...」
絵里「と、東條さん....」
希「.........」
『アト...イチニチ...』
希「!!」
『』ブチッ!!
希「ただの悪戯ではなさそうやね...」
24: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 23:10:14.16 ID:xDHzOb60.net
真姫「これは....」
希「やっぱり...なにかあるんやね、このアパート」
真姫「理由はわからないわ...けど...この間と全く違う...なんでこんなに変わったのよ」
絵里「もしかして...西木野さんって...」
真姫「信じてはもらえないかもしれないけど...私、シックスセンス持ちなんです」
絵里「じゃあ...やっぱり...」
真姫「はい、嫌なかんじがします...このアパートは」
絵里「.........」
真姫「私は除霊はできません、だから引っ越すことをお勧めします」
希「やっぱり...なにかあるんやね、このアパート」
真姫「理由はわからないわ...けど...この間と全く違う...なんでこんなに変わったのよ」
絵里「もしかして...西木野さんって...」
真姫「信じてはもらえないかもしれないけど...私、シックスセンス持ちなんです」
絵里「じゃあ...やっぱり...」
真姫「はい、嫌なかんじがします...このアパートは」
絵里「.........」
真姫「私は除霊はできません、だから引っ越すことをお勧めします」
26: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 23:16:51.50 ID:xDHzOb60.net
希「引っ越しなんてそんな大袈裟な...うちの時みたいにお祓いでええやん」
真姫「えぇ...一人ならね」
絵里「な、なによ...まるで一人じゃないみたいじゃない」
真姫「はい、たくさんいます...なんでこんなにいるのかがわからないくらいに」
希 絵里「!!!」
希「で、でもなんでこんないきなり、少し前までは普通やったやん!」
真姫「..........」キョロキョロ
真姫「....原因はこれね」
絵里「階段?」
真姫「えぇ...一人ならね」
絵里「な、なによ...まるで一人じゃないみたいじゃない」
真姫「はい、たくさんいます...なんでこんなにいるのかがわからないくらいに」
希 絵里「!!!」
希「で、でもなんでこんないきなり、少し前までは普通やったやん!」
真姫「..........」キョロキョロ
真姫「....原因はこれね」
絵里「階段?」
27: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 23:21:18.72 ID:xDHzOb60.net
真姫「希、階段を数えながら登ってみて」
希「え?うん....」
絵里「......」
希「いーち」
カン
希「にー」
カン
希「さーん」
カン
絵里「....!!まさか....」
希「え?うん....」
絵里「......」
希「いーち」
カン
希「にー」
カン
希「さーん」
カン
絵里「....!!まさか....」
28: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 23:23:56.65 ID:xDHzOb60.net
希「じゅうにー」
カン
希「じゅうさん!!」
カン
真姫「ね?」
絵里「.........」
希「階段の段数が13段....」
真姫「基本的に階段の13段っていうのはNGなのよ、色んな悪いモノを呼び寄せてしまったり...蘇らせてしまったり...ね?」
希「でも、そんなことが...」
絵里「っ.........」ガチガチ
真姫「先輩?」
カン
希「じゅうさん!!」
カン
真姫「ね?」
絵里「.........」
希「階段の段数が13段....」
真姫「基本的に階段の13段っていうのはNGなのよ、色んな悪いモノを呼び寄せてしまったり...蘇らせてしまったり...ね?」
希「でも、そんなことが...」
絵里「っ.........」ガチガチ
真姫「先輩?」
29: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 23:29:24.95 ID:xDHzOb60.net
真姫「そんな電話まで...」
絵里「あの音は階段を上ってくる音だったのよ!」
希「たしかにそう....かもね」
真姫「今日の今日で引っ越すのが無理なら...今日はうちに来ますか?」
絵里「え、いいの!?」
真姫「おそらくここの霊は地縛霊....おそらくはここからの移動はできないはず」
希「お、今日は真姫ちゃんの家でお泊り会?」
真姫「遊びじゃないのよ」
絵里「じゃ、じゃあ...お言葉に甘えるわ」
絵里「あの音は階段を上ってくる音だったのよ!」
希「たしかにそう....かもね」
真姫「今日の今日で引っ越すのが無理なら...今日はうちに来ますか?」
絵里「え、いいの!?」
真姫「おそらくここの霊は地縛霊....おそらくはここからの移動はできないはず」
希「お、今日は真姫ちゃんの家でお泊り会?」
真姫「遊びじゃないのよ」
絵里「じゃ、じゃあ...お言葉に甘えるわ」
30: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 23:33:20.03 ID:xDHzOb60.net
絵里「じゃあ、ちょっと荷物だけ持ってくるわね」
希「はーい...」
真姫「..........」
絵里「えーっと...着替え...着替え...」
絵里「あれ?この服ここに置いてたっけ?」
絵里「....っ、気にしないで!早く支度していきましょう!」
希「はーい...」
真姫「..........」
絵里「えーっと...着替え...着替え...」
絵里「あれ?この服ここに置いてたっけ?」
絵里「....っ、気にしないで!早く支度していきましょう!」
31: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 23:36:01.92 ID:xDHzOb60.net
真姫「成程ね...見て、階段が一段が壊れてるわ」
希「だから13段になっちゃったんやね」
真姫「そういうことね」
絵里「おまたせ」
真姫「じゃあ、行きましょうか」
希「お泊り会ー♪」
希「だから13段になっちゃったんやね」
真姫「そういうことね」
絵里「おまたせ」
真姫「じゃあ、行きましょうか」
希「お泊り会ー♪」
32: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 23:36:28.69 ID:xDHzOb60.net
希「zzzzzzzzzz」
絵里「...はぁ.......」
真姫「...寝れないんですか?」
絵里「あ、起こしちゃった?」
真姫「気にしないでください、不安ですよね?」
絵里「うん.....」
真姫「そろそろ...ですね...」
絵里「!貴方、わかってて...」
絵里「...はぁ.......」
真姫「...寝れないんですか?」
絵里「あ、起こしちゃった?」
真姫「気にしないでください、不安ですよね?」
絵里「うん.....」
真姫「そろそろ...ですね...」
絵里「!貴方、わかってて...」
33: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 23:42:18.18 ID:xDHzOb60.net
真姫「希から話は聞いてます」
絵里「そう...」
希「zzzzzzz」
真姫「!時間ですね....」
絵里「.........」
真姫「.........」
絵里「電話がこない?...」
真姫「だから言ったじゃないですか...自縛霊だから大丈夫だって...」
絵里「ハラショー...」
絵里「そう...」
希「zzzzzzz」
真姫「!時間ですね....」
絵里「.........」
真姫「.........」
絵里「電話がこない?...」
真姫「だから言ったじゃないですか...自縛霊だから大丈夫だって...」
絵里「ハラショー...」
34: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 23:47:13.01 ID:xDHzOb60.net
ブー!!ブー!!
真姫「!!」
絵里「!!」
ブー!!ブー!!
真姫「...出ていいですか?」
絵里「えぇ...いいの?」
真姫「任せてとは強くは言えないけど...任せてみてください」
真姫「....知ってる番号ですか?」
絵里「わ、わからないわ...」
真姫「わかりました...」
真姫「!!」
絵里「!!」
ブー!!ブー!!
真姫「...出ていいですか?」
絵里「えぇ...いいの?」
真姫「任せてとは強くは言えないけど...任せてみてください」
真姫「....知ってる番号ですか?」
絵里「わ、わからないわ...」
真姫「わかりました...」
35: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 23:52:53.84 ID:xDHzOb60.net
真姫「もしもし....」
『あ、絢瀬さん!?大家なんですけど』
真姫「ちょっと待ってください、本人に変わりますので」
絵里「だ、誰?」
真姫「大家さんみたい、こんな時間になにかしら?」
絵里「大家さん?」
絵里「もしもし」
『絢瀬さん!!大変なの!!貴方のご家族が大変なことになって!救急車で運ばれてたの!!』
絵里「え!な、なにがあったんですか!?」
『貴方のご家族の方が貴方の部屋で大変なことになって運ばれたのよ!!』
絵里「....え?」
『あ、絢瀬さん!?大家なんですけど』
真姫「ちょっと待ってください、本人に変わりますので」
絵里「だ、誰?」
真姫「大家さんみたい、こんな時間になにかしら?」
絵里「大家さん?」
絵里「もしもし」
『絢瀬さん!!大変なの!!貴方のご家族が大変なことになって!救急車で運ばれてたの!!』
絵里「え!な、なにがあったんですか!?」
『貴方のご家族の方が貴方の部屋で大変なことになって運ばれたのよ!!』
絵里「....え?」
36: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 23:56:41.82 ID:xDHzOb60.net
絵里「す、すいません...家族って誰のことですか?」
『家族ってこの間...貴方の姉だって言って鍵を渡したお姉さんだけど』
絵里「っ.......」ゾクッ!!
『とにかく大変なので早く病院』ガチャン
絵里「はぁ...はぁ...」
真姫「先輩?」
絵里「...あ、あの部屋に住んでたのは私だけじゃなかったってことよ!」
真姫「え?」
希「zzzzz」
『家族ってこの間...貴方の姉だって言って鍵を渡したお姉さんだけど』
絵里「っ.......」ゾクッ!!
『とにかく大変なので早く病院』ガチャン
絵里「はぁ...はぁ...」
真姫「先輩?」
絵里「...あ、あの部屋に住んでたのは私だけじゃなかったってことよ!」
真姫「え?」
希「zzzzz」
37: 名無しで叶える物語 2017/12/03(日) 23:58:07.67 ID:xDHzOb60.net
希「まさか...あの部屋にストーカーが潜んでいたなんて」
絵里「もう...一人暮らしができないわ」
希「じゃあ、うちに来る?」
絵里「ありがたい話だけど、妹がくるの!だから大丈夫...多分...」
希「そっか...よかったね」
絵里「ただ...」
絵里「妹が来るまで一週間あるの...で、次の引っ越し場所も来週入居予定なの...だから、その....」
希「ええよ♪」
絵里「ありがとう、東條さん」
真姫「.......」
真姫「とりあえずは一件落着ってところかしら?」
絵里「もう...一人暮らしができないわ」
希「じゃあ、うちに来る?」
絵里「ありがたい話だけど、妹がくるの!だから大丈夫...多分...」
希「そっか...よかったね」
絵里「ただ...」
絵里「妹が来るまで一週間あるの...で、次の引っ越し場所も来週入居予定なの...だから、その....」
希「ええよ♪」
絵里「ありがとう、東條さん」
真姫「.......」
真姫「とりあえずは一件落着ってところかしら?」
38: 名無しで叶える物語 2017/12/04(月) 00:01:45.85 ID:uh0pj9/t.net
真姫「一人暮らしをする時、物件の階段の段数には注意ね」
真姫「あと、部屋にある物の位置が変わっていたりしたらそれはそれで注意が必要ね」
真姫「一人で住んでるつもりが実は一人じゃないってこともあるから」
真姫「だから...部屋はきちんと掃除しておいたほうがいいわね、異変がわかりやすいから」
希「だからってなんで...掃除を....」
真姫「貴方の部屋は汚すぎるのよ!もう少しちゃんと片付けなさい!」
希「はーい....」
真姫「今回はそこまでは関係ないけど、世の中には事故物件ってモノがあるわ」
真姫「ちなみに事故物件の告知義務に明確なルールはないらしいわ」
真姫「よほどのことがない限りはね...まぁ、それを信じるか信じないかは個人の自由だけどね」
真姫「貴方の住んでいる家は果たして...くれぐれも前の住人の機嫌を損ねないように....なんてね?」
おしまい
真姫「あと、部屋にある物の位置が変わっていたりしたらそれはそれで注意が必要ね」
真姫「一人で住んでるつもりが実は一人じゃないってこともあるから」
真姫「だから...部屋はきちんと掃除しておいたほうがいいわね、異変がわかりやすいから」
希「だからってなんで...掃除を....」
真姫「貴方の部屋は汚すぎるのよ!もう少しちゃんと片付けなさい!」
希「はーい....」
真姫「今回はそこまでは関係ないけど、世の中には事故物件ってモノがあるわ」
真姫「ちなみに事故物件の告知義務に明確なルールはないらしいわ」
真姫「よほどのことがない限りはね...まぁ、それを信じるか信じないかは個人の自由だけどね」
真姫「貴方の住んでいる家は果たして...くれぐれも前の住人の機嫌を損ねないように....なんてね?」
おしまい
引用元: ・真姫「生徒会長と13階段」
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