1: 名無しで叶える物語◆k08111yt★ 2024/08/31(土) 20:21:21 ID:???Sr
かすみ「この日のために音も気配も殺す特訓をしてきました~……」
コソコソ
歩夢「それでね~」
侑「え~? そんなことあったんだ~」
テクテク
かすみ(2人は今お喋りに夢中……隙だらけです!)
コソコソ
歩夢「それでね~」
侑「え~? そんなことあったんだ~」
テクテク
かすみ(2人は今お喋りに夢中……隙だらけです!)
3: 名無しで叶える物語◆k08111yt★ 2024/08/31(土) 20:24:45 ID:???Sr
かすみ(後ろから声をかけたら、きっと歩夢先輩は『きゃーっ!』なんて可愛い悲鳴を上げるはず……そんな悲鳴を上げたら、歩夢先輩が好き好き~な侑先輩は歩夢先輩の虜になって、くっつくの間違いなしです! そうしたらぁ、しず子も侑先輩を諦めてかすみんの魅力に気付くハズ!)
歩夢「そうしたら、ランジュちゃんが~」
侑「え~っ、そこで爆発したの~?」
かすみ(──距離は、詰まった! 今です!)
かすみ「歩夢せんぱ──ッ!!!」
かすみ(な、なんで地面にバナナッ!!!!!)
ドンッ
歩夢「きゃっ!?」
侑「歩夢っ!」
ガバッ、ドゴッ
歩夢「そうしたら、ランジュちゃんが~」
侑「え~っ、そこで爆発したの~?」
かすみ(──距離は、詰まった! 今です!)
かすみ「歩夢せんぱ──ッ!!!」
かすみ(な、なんで地面にバナナッ!!!!!)
ドンッ
歩夢「きゃっ!?」
侑「歩夢っ!」
ガバッ、ドゴッ
4: 名無しで叶える物語◆k08111yt★ 2024/08/31(土) 20:28:47 ID:???Sr
かすみ(うぅ、派手に転んじゃいました……咄嗟に手をついたから、軽く手を擦りむいたくらいですみましたけど……歩夢先輩たちは……?)
ムクリ
かすみ「あ、あの、歩夢先輩……」
歩夢「ん……んんっ……」
かすみ(侑先輩の上に倒れてる……咄嗟に侑先輩が庇ったんだ。
ちょっと危ないことになっちゃったけど、作戦通り……?)
歩夢「はっ、あれ、痛くない……?」
侑「ん……たたっ、っつ~……」
かすみ「せ、先輩! 大丈夫ですか!? そ、そのっ、かすみんそんなつもりじゃ……」
侑「うん、私は大丈夫。ただ、"侑ちゃんが私を受け止めてくれた"から、そっちが心配かな」
ムクリ
かすみ「あ、あの、歩夢先輩……」
歩夢「ん……んんっ……」
かすみ(侑先輩の上に倒れてる……咄嗟に侑先輩が庇ったんだ。
ちょっと危ないことになっちゃったけど、作戦通り……?)
歩夢「はっ、あれ、痛くない……?」
侑「ん……たたっ、っつ~……」
かすみ「せ、先輩! 大丈夫ですか!? そ、そのっ、かすみんそんなつもりじゃ……」
侑「うん、私は大丈夫。ただ、"侑ちゃんが私を受け止めてくれた"から、そっちが心配かな」
5: 名無しで叶える物語 2024/08/31(土) 20:31:51 ID:.pBvwFSISd
!?
6: 名無しで叶える物語 2024/08/31(土) 20:32:49 ID:fLfiezAMSr
侑の名は。!?
7: 名無しで叶える物語◆k08111yt★ 2024/08/31(土) 20:35:23 ID:???Sr
かすみ「へ? ゆ、侑先輩?」
侑「うん、ほら、だってさっき──あれ?」
歩夢「あれぇ……? なんで、私が?」
侑「あ、あれ、侑ちゃんじゃなくて……私?」
かすみ「え、えーっと……あ、あの! 2人とも自分の名前、言えますか!?」
侑「え、上原歩夢、だよ?」
歩夢「うん、私が高咲侑だよ」
かすみ「な……な……ななな……なんですかこれはーっ!?」
侑「うん、ほら、だってさっき──あれ?」
歩夢「あれぇ……? なんで、私が?」
侑「あ、あれ、侑ちゃんじゃなくて……私?」
かすみ「え、えーっと……あ、あの! 2人とも自分の名前、言えますか!?」
侑「え、上原歩夢、だよ?」
歩夢「うん、私が高咲侑だよ」
かすみ「な……な……ななな……なんですかこれはーっ!?」
8: 名無しで叶える物語◆k08111yt★ 2024/08/31(土) 20:43:34 ID:???Sr
────
かすみ「って、いうことがあって……」
侑(歩夢)「うん、だから今はこっちが私──歩夢で」
歩夢(侑)「こっちが侑なんだ」
璃奈「……大体わかった」
かすみ「わかったの!?」
璃奈「物理的衝撃が原因で人と人の魂が一時的に交錯して、入れ替わったような形になるのは珍しくない。
私も過去に愛さんと入れ替わったことがあった」
かすみ「そうなんだ……じゃ、じゃありな子! もしかして元に戻せたりするするの!?」
璃奈「理論上は可、多分出来るよ」
侑(歩夢)「じゃあ、早速お願いできるかな? 侑ちゃんも、私の体に入ったままじゃ大変だと思うから」
歩夢(侑)「それはむしろこっちの台詞だし、私はそんなに困ってないけど……まぁ、早く戻るのに越したことはないよね。
じゃあ璃奈ちゃん、お願い」
璃奈「了解……それじゃあ、たまたま調整中で、さっきその調整が終わったこのマシン──『ソウルトレードカプセル』に入って」
2人「はーい」
かすみ「って、いうことがあって……」
侑(歩夢)「うん、だから今はこっちが私──歩夢で」
歩夢(侑)「こっちが侑なんだ」
璃奈「……大体わかった」
かすみ「わかったの!?」
璃奈「物理的衝撃が原因で人と人の魂が一時的に交錯して、入れ替わったような形になるのは珍しくない。
私も過去に愛さんと入れ替わったことがあった」
かすみ「そうなんだ……じゃ、じゃありな子! もしかして元に戻せたりするするの!?」
璃奈「理論上は可、多分出来るよ」
侑(歩夢)「じゃあ、早速お願いできるかな? 侑ちゃんも、私の体に入ったままじゃ大変だと思うから」
歩夢(侑)「それはむしろこっちの台詞だし、私はそんなに困ってないけど……まぁ、早く戻るのに越したことはないよね。
じゃあ璃奈ちゃん、お願い」
璃奈「了解……それじゃあ、たまたま調整中で、さっきその調整が終わったこのマシン──『ソウルトレードカプセル』に入って」
2人「はーい」
9: 名無しで叶える物語 2024/08/31(土) 20:48:56 ID:3CNLJPvo00
さすりな
10: 名無しで叶える物語◆k08111yt★ 2024/08/31(土) 20:50:52 ID:???Sr
璃奈「それじゃあ、始めるよ」
ポチッ、ガタガタガタガタガタ
かすみ「上手くいきますように……!」
璃奈「そんなに祈らなくても大丈夫。
これで失敗したこと、そんなにないから。
それに、調整も加えたから余程のことで失敗は──ん?」
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタキリバガタガタガタガタガタガタガタガタガタ……
璃奈「……おかしい、これは──」
カッ!!!
璃奈「高咲フラッシュ!?」
かすみ「わぁっ!?」
──
プシューッ
ポチッ、ガタガタガタガタガタ
かすみ「上手くいきますように……!」
璃奈「そんなに祈らなくても大丈夫。
これで失敗したこと、そんなにないから。
それに、調整も加えたから余程のことで失敗は──ん?」
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタキリバガタガタガタガタガタガタガタガタガタ……
璃奈「……おかしい、これは──」
カッ!!!
璃奈「高咲フラッシュ!?」
かすみ「わぁっ!?」
──
プシューッ
11: 名無しで叶える物語 2024/08/31(土) 20:59:46 ID:W3kTYZXUSd
展開早くておもろい
12: 名無しで叶える物語◆k08111yt★ 2024/08/31(土) 21:03:22 ID:???Sr
侑「……」
歩夢「……」
かすみ「で、出てきた!」
璃奈「……2人共、自分の名前を言ってみて」
歩夢「……高咲侑」
侑「……上原歩夢」
かすみ「も、戻ってないぃ~!」
璃奈「やっぱり、エラーが出てた……けど、どうして……?」
かすみ「故障してたりしないの?」
璃奈「それはない、さっきオーバーホールしてネジの1本まで全部整備したし、プログラムも最適化して確認済み。
機械側の異常はないハズ」
かすみ「じゃあ……先輩たちに原因があるの?」
璃奈「考えられるのはそう、2人が魂を入れ替える上で、何らかの不具合が起きてる」
かすみ「何らかの、って……」
侑(歩夢)「えぇと、璃奈ちゃん。過去にこういう失敗ってあったの?」
璃奈「……機械側のミスとかで失敗したことはある。
けど、魂を入れ替える側の人の不具合は……1度だけある。
レアケースすぎて、可能性から除外してたけど」
歩夢(侑)「その時は何が原因だったのかな、それさえわかったらきっと……」
璃奈「……その時は、確か彼方さんとエマさんが入れ替わってた。
それで魂の交換が失敗したのは──魂が欠けていたから」
かすみ「か、欠ける!?」
璃奈「うん。その時の2人が入れ替わった時に、こんな夢を見てたって言ってた。
『転んだ時に何故か自分が自分たちを見下ろしていて「急いで体に戻らなきゃ」って思って、体に戻ろうとした。
けれど、うっかり隣にいた何かとぶつかっちゃった。
その隣にいた何かは半分になって、半分は私の体に、もう半分は憑依実験をして一時的に幽体離脱していたしずくちゃんの体に入っちゃった』……って。
それで、その時はエマさんの魂が真っ二つになっていて、単にエマさんと彼方さんの2人をカプセルに入れただけじゃ戻らなかった」
歩夢「……」
かすみ「で、出てきた!」
璃奈「……2人共、自分の名前を言ってみて」
歩夢「……高咲侑」
侑「……上原歩夢」
かすみ「も、戻ってないぃ~!」
璃奈「やっぱり、エラーが出てた……けど、どうして……?」
かすみ「故障してたりしないの?」
璃奈「それはない、さっきオーバーホールしてネジの1本まで全部整備したし、プログラムも最適化して確認済み。
機械側の異常はないハズ」
かすみ「じゃあ……先輩たちに原因があるの?」
璃奈「考えられるのはそう、2人が魂を入れ替える上で、何らかの不具合が起きてる」
かすみ「何らかの、って……」
侑(歩夢)「えぇと、璃奈ちゃん。過去にこういう失敗ってあったの?」
璃奈「……機械側のミスとかで失敗したことはある。
けど、魂を入れ替える側の人の不具合は……1度だけある。
レアケースすぎて、可能性から除外してたけど」
歩夢(侑)「その時は何が原因だったのかな、それさえわかったらきっと……」
璃奈「……その時は、確か彼方さんとエマさんが入れ替わってた。
それで魂の交換が失敗したのは──魂が欠けていたから」
かすみ「か、欠ける!?」
璃奈「うん。その時の2人が入れ替わった時に、こんな夢を見てたって言ってた。
『転んだ時に何故か自分が自分たちを見下ろしていて「急いで体に戻らなきゃ」って思って、体に戻ろうとした。
けれど、うっかり隣にいた何かとぶつかっちゃった。
その隣にいた何かは半分になって、半分は私の体に、もう半分は憑依実験をして一時的に幽体離脱していたしずくちゃんの体に入っちゃった』……って。
それで、その時はエマさんの魂が真っ二つになっていて、単にエマさんと彼方さんの2人をカプセルに入れただけじゃ戻らなかった」
13: 名無しで叶える物語 2024/08/31(土) 21:11:50 ID:WqDN1yNE00
しずくちゃん…
14: 名無しで叶える物語 2024/08/31(土) 21:16:35 ID:mWBK0PcM00
その辺の猫の遺体とかじゃなくてしずくで良かった
15: 名無しで叶える物語◆k08111yt★ 2024/08/31(土) 21:27:07 ID:???Sr
かすみ「そんなことあったの!?」
璃奈「うん。その時は一旦しずくちゃんの魂もしずくちゃんの体に戻した。
次に、愛さんの知り合いの人に頼んでしずくちゃんの魂とエマさんの魂の境界線に斬撃を打ち込んでもらった。
それでしずくちゃんにエマさんの魂を吐き出させて、その魂を憑依実験の時に使った『ソウルムーブグローブ』でエマさんの魂に戻した」
かすみ「それ、しず子は大丈夫なやつだったの?」
璃奈「凄い痛そうにしてたけど、外傷とかはなかったから平気」
かすみ「じゃあ、なら侑先輩か歩夢先輩のどっちか! 体が入れ替わる前に、変な夢見ませんでしたか!?」
歩夢(侑)「変な夢……あっ」
侑(歩夢)「もしかして──」
2人「『空から自分の体を見下ろしてて、本能的に戻ろうとしたら隣にいた人とぶつかって、真っ二つに割れちゃう夢』?」
かすみ「えっ」
璃奈「……まさか、2人とも同じ夢を見た……?」
歩夢(侑)「多分……」
侑(歩夢)「そうかも……」
かすみ「ええええええええええーっ!?」
璃奈「うん。その時は一旦しずくちゃんの魂もしずくちゃんの体に戻した。
次に、愛さんの知り合いの人に頼んでしずくちゃんの魂とエマさんの魂の境界線に斬撃を打ち込んでもらった。
それでしずくちゃんにエマさんの魂を吐き出させて、その魂を憑依実験の時に使った『ソウルムーブグローブ』でエマさんの魂に戻した」
かすみ「それ、しず子は大丈夫なやつだったの?」
璃奈「凄い痛そうにしてたけど、外傷とかはなかったから平気」
かすみ「じゃあ、なら侑先輩か歩夢先輩のどっちか! 体が入れ替わる前に、変な夢見ませんでしたか!?」
歩夢(侑)「変な夢……あっ」
侑(歩夢)「もしかして──」
2人「『空から自分の体を見下ろしてて、本能的に戻ろうとしたら隣にいた人とぶつかって、真っ二つに割れちゃう夢』?」
かすみ「えっ」
璃奈「……まさか、2人とも同じ夢を見た……?」
歩夢(侑)「多分……」
侑(歩夢)「そうかも……」
かすみ「ええええええええええーっ!?」
16: 名無しで叶える物語◆k08111yt★ 2024/08/31(土) 21:49:28 ID:???Sr
璃奈「その、真っ二つになったのは何に入っていったの?」
歩夢(侑)「確か、私のは少し近くにいた菜々ちゃんだったかな……」
侑(歩夢)「私のは、確か彼方さんに」
かすみ「ホッ、彼方先輩なら問題なさそうですね……でも……」
璃奈「うん。せつ菜さんはヤバい。
侑さんのこととなると分別も見境もなくなる、前に私の発明品も幾度となく壊された」
侑(歩夢)「……取り敢えず、愛ちゃんと、その、魂を引き剥がしてくれる人、探そっか」
歩夢(侑)「まずはそこから、だよね……うん」
今日はここまで
歩夢(侑)「確か、私のは少し近くにいた菜々ちゃんだったかな……」
侑(歩夢)「私のは、確か彼方さんに」
かすみ「ホッ、彼方先輩なら問題なさそうですね……でも……」
璃奈「うん。せつ菜さんはヤバい。
侑さんのこととなると分別も見境もなくなる、前に私の発明品も幾度となく壊された」
侑(歩夢)「……取り敢えず、愛ちゃんと、その、魂を引き剥がしてくれる人、探そっか」
歩夢(侑)「まずはそこから、だよね……うん」
今日はここまで
17: 名無しで叶える物語◆cE8rykOL★ 2024/09/01(日) 03:49:51 ID:???Sd
乙
楽しみ
楽しみ
18: 名無しで叶える物語◆sgvFWqs2★ 2024/09/01(日) 07:25:35 ID:???00
りなりーさすが
19: 名無しで叶える物語 2024/09/01(日) 14:37:09 ID:2zKyvrzE00
支援
20: 名無しで叶える物語 2024/09/01(日) 14:51:14 ID:c2fGy/4g00
今ならはゆむのボンキュッボンを触り放題…⎛(cV ´◔ ͜ʖ◔`V⎞ムホホ
21: 名無しで叶える物語◆k08111yt★ 2024/09/03(火) 08:36:44 ID:???Sr
璃奈「と、言うわけで愛さんに連れてきて貰った。魂を吐き出させてくれる呪術師の人」
愛「はいはーい、コレが呪術高専から来てくれた、虎杖悠仁!」
虎杖「コレ、って……まいいや、虎杖悠仁、好みのタイプはジェニファー・ローレンス! よろしくな!」
璃奈「私と同じ性癖の人」
歩夢(侑)「えっ、じゃあまさか、虎杖くんと愛ちゃんって……」
愛「いやないない、アタシ男はノーサンキューだから!」
虎杖「俺も俺も、確かに宮下は好みだけどなんかそういうのじゃねえって感じでさ」
侑(歩夢)(なんだろう、一番それっぽい発言……)
愛「ま、取り敢えずカナちゃんから探そっか」
虎杖「おう。それとここ、害があるかどうかはわかんねーけど、呪霊もいたりすっから、ついでだけど祓ってくぜ」
愛「助かる~」
愛「はいはーい、コレが呪術高専から来てくれた、虎杖悠仁!」
虎杖「コレ、って……まいいや、虎杖悠仁、好みのタイプはジェニファー・ローレンス! よろしくな!」
璃奈「私と同じ性癖の人」
歩夢(侑)「えっ、じゃあまさか、虎杖くんと愛ちゃんって……」
愛「いやないない、アタシ男はノーサンキューだから!」
虎杖「俺も俺も、確かに宮下は好みだけどなんかそういうのじゃねえって感じでさ」
侑(歩夢)(なんだろう、一番それっぽい発言……)
愛「ま、取り敢えずカナちゃんから探そっか」
虎杖「おう。それとここ、害があるかどうかはわかんねーけど、呪霊もいたりすっから、ついでだけど祓ってくぜ」
愛「助かる~」
22: 名無しで叶える物語◆k08111yt★ 2024/09/03(火) 08:36:58 ID:???Sr
クロス注意って書いておけば良かったかもしれない
23: 名無しで叶える物語◆k08111yt★ 2024/09/03(火) 09:02:05 ID:???MM
虎杖「えーっと、魂を引き剥がせば良いのって2人なんだよな?」
璃奈「うん。1人はこの近江彼方さんで、もう1人はこっちの優木せつ菜さん」
虎杖「ほー……おっけ、じゃ、いてー思いさせることになっけど、頑張って助けますか」
侑(歩夢)「あの、その魂を剥がす、って言うのってどうやるの? 斬撃を……って言ってたけど、何も持ってないよね?」
虎杖「あぁ、それは俺の呪術でやるから、道具とか別に必要ねーんだ」
歩夢(侑)「へー……てっきり、御札とか使うのかと思ってた」
虎杖「俺もまぁ、呪術師なりたての頃はそんなん使うと思ってた、けど呪術師ってさ、意外とフィジカル大事なんだよ」
愛「だからって、悠仁みたいなゴリラっぽい人ばっかってくらいじゃないけどね、身体能力だけならアタシと変わんないくらいの子もいるって言うから」
虎杖「んな人を変なやつみたいに……あ、いた」
侑(歩夢)「え、同好会の子は誰も……あ」
彼方「ふわぁ……」
テクテク
歩夢(侑)「廊下を曲がって出て来た……」
虎杖「気配でわかんだ、璃奈、あの人連れてきてもらっていいか」
璃奈「うん、わかった」
虎杖(一般人っつったって、魂の癒着具合にもよるし……一発で剥がせるかは相性次第だな……)
グッ
璃奈「うん。1人はこの近江彼方さんで、もう1人はこっちの優木せつ菜さん」
虎杖「ほー……おっけ、じゃ、いてー思いさせることになっけど、頑張って助けますか」
侑(歩夢)「あの、その魂を剥がす、って言うのってどうやるの? 斬撃を……って言ってたけど、何も持ってないよね?」
虎杖「あぁ、それは俺の呪術でやるから、道具とか別に必要ねーんだ」
歩夢(侑)「へー……てっきり、御札とか使うのかと思ってた」
虎杖「俺もまぁ、呪術師なりたての頃はそんなん使うと思ってた、けど呪術師ってさ、意外とフィジカル大事なんだよ」
愛「だからって、悠仁みたいなゴリラっぽい人ばっかってくらいじゃないけどね、身体能力だけならアタシと変わんないくらいの子もいるって言うから」
虎杖「んな人を変なやつみたいに……あ、いた」
侑(歩夢)「え、同好会の子は誰も……あ」
彼方「ふわぁ……」
テクテク
歩夢(侑)「廊下を曲がって出て来た……」
虎杖「気配でわかんだ、璃奈、あの人連れてきてもらっていいか」
璃奈「うん、わかった」
虎杖(一般人っつったって、魂の癒着具合にもよるし……一発で剥がせるかは相性次第だな……)
グッ
24: 名無しで叶える物語◆OCgBliu6★ 2024/09/03(火) 09:23:28 ID:???Sd
なんか小僧出てきて草
25: 名無しで叶える物語◆k08111yt★ 2024/09/03(火) 11:20:36 ID:???MM
>>24
思いつきで書いてたら虎杖出さないと収集つかなくなってきて……ごめんなさい
思いつきで書いてたら虎杖出さないと収集つかなくなってきて……ごめんなさい
26: 名無しで叶える物語◆PIaED1vc★ 2024/09/03(火) 13:41:25 ID:???00
これから二人は虎杖にぶん殴られるのか…
27: ZROM122★ あぼーん ID:
あぼーん
28: 名無しで叶える物語◆ng77PN8D★ 2024/09/07(土) 11:58:03 ID:???00
璃奈「彼方さん彼方さん、ちょっと来て」
彼方「おやぁ? 彼方ちゃんに何か用?」
璃奈「うん、このままだとちょっと大変なことになるから」
彼方「? 何がどうなるの?」
璃奈「それは……一言で言うと、歩夢さんたちがまずいことになる」
彼方「それは大変だね、彼方ちゃんで力になれるならついていくよぉ」
テクテク
璃奈「連れて来た」
虎杖「うっし、じゃあ……ここだと倒れたりしたらあぶねーから、保健室とかでやるか?」
歩夢(侑)「それなら部室とかの方が安全かも。同好会なら、叫び声と一緒に人が倒れたりするのも日常茶飯事だから」
虎杖「へー……アイドル、ってそういうもんだっけ?」
愛「多分悠仁は間違ってないよ」
テクテク
彼方「おやぁ? 彼方ちゃんに何か用?」
璃奈「うん、このままだとちょっと大変なことになるから」
彼方「? 何がどうなるの?」
璃奈「それは……一言で言うと、歩夢さんたちがまずいことになる」
彼方「それは大変だね、彼方ちゃんで力になれるならついていくよぉ」
テクテク
璃奈「連れて来た」
虎杖「うっし、じゃあ……ここだと倒れたりしたらあぶねーから、保健室とかでやるか?」
歩夢(侑)「それなら部室とかの方が安全かも。同好会なら、叫び声と一緒に人が倒れたりするのも日常茶飯事だから」
虎杖「へー……アイドル、ってそういうもんだっけ?」
愛「多分悠仁は間違ってないよ」
テクテク
29: 名無しで叶える物語◆ng77PN8D★ 2024/09/07(土) 12:05:54 ID:???00
彼方「えぇと、彼方ちゃんを部室に連れてきてて……このマシン、それに虎杖くん……ってことは、まさか」
璃奈「うん、歩夢さんの魂が、半分だけ彼方さんの中にある」
虎杖「このまんまだと、入れ替わっちまった2人が元に戻れねーんだ」
彼方「そうなんだぁ……じゃあ、過去にしずくちゃんがやったように、歩夢ちゃんのために彼方ちゃんが頑張って受けるよ」
虎杖「……ごめん、これからいてー思いさせちまう」
彼方「謝らなくて大丈夫だよ、虎杖くん。
歩夢ちゃんは大切な友達だもん、だから大丈夫」
ニコッ
虎杖「……じゃあ、始めるぞ」
ジュオッ
彼方「……ごくり」
璃奈「うん、歩夢さんの魂が、半分だけ彼方さんの中にある」
虎杖「このまんまだと、入れ替わっちまった2人が元に戻れねーんだ」
彼方「そうなんだぁ……じゃあ、過去にしずくちゃんがやったように、歩夢ちゃんのために彼方ちゃんが頑張って受けるよ」
虎杖「……ごめん、これからいてー思いさせちまう」
彼方「謝らなくて大丈夫だよ、虎杖くん。
歩夢ちゃんは大切な友達だもん、だから大丈夫」
ニコッ
虎杖「……じゃあ、始めるぞ」
ジュオッ
彼方「……ごくり」
30: 名無しで叶える物語◆ng77PN8D★ 2024/09/07(土) 12:09:43 ID:???00
虎杖(魂があるのは……腹ンとこ、で……)
虎杖「触れるぞ」
彼方「うん、どうぞ~」
ピタッ
虎杖「『解』」
両面宿儺との激戦の際、虎杖悠仁には宿儺の術式『御廚子』が発現していた
そして、虎杖悠仁は受肉体や魂が混ざった存在を分離するべく、術式対象に縛りを設け魂の境界線のみに斬撃を打ち込むことを可能とした
彼方「うぶっ!」
侑(歩夢)「か、彼方さん!」
歩夢(侑)「大丈夫!?」
虎杖「触れるぞ」
彼方「うん、どうぞ~」
ピタッ
虎杖「『解』」
両面宿儺との激戦の際、虎杖悠仁には宿儺の術式『御廚子』が発現していた
そして、虎杖悠仁は受肉体や魂が混ざった存在を分離するべく、術式対象に縛りを設け魂の境界線のみに斬撃を打ち込むことを可能とした
彼方「うぶっ!」
侑(歩夢)「か、彼方さん!」
歩夢(侑)「大丈夫!?」
31: 名無しで叶える物語◆ng77PN8D★ 2024/09/07(土) 12:12:04 ID:???00
彼方「お、っ……」
虎杖「……もう一回、いくぞ」
『解』
キンッ──
彼方「ぶっ! ぅ、う……おえええっ」
ビチャビチャビチャッ、ポンッ
璃奈「! 出た、歩夢さんの魂!」
愛「ほいっ!」
パシッ
璃奈「取り敢えず今は侑さんの体の方に入れて、愛さん!」
愛「歩夢、口開けて!」
侑(歩夢)「え、こ、こ──んっ!?」
ガボッ
虎杖「……もう一回、いくぞ」
『解』
キンッ──
彼方「ぶっ! ぅ、う……おえええっ」
ビチャビチャビチャッ、ポンッ
璃奈「! 出た、歩夢さんの魂!」
愛「ほいっ!」
パシッ
璃奈「取り敢えず今は侑さんの体の方に入れて、愛さん!」
愛「歩夢、口開けて!」
侑(歩夢)「え、こ、こ──んっ!?」
ガボッ
32: 名無しで叶える物語 2024/09/07(土) 12:13:33 ID:bfvyKP96Sd
虎杖草
33: 名無しで叶える物語◆ng77PN8D★ 2024/09/07(土) 12:15:13 ID:???00
侑(歩夢)「ま、まずぅぃっ……」
彼方「はぁっ、はぁっ……」
愛「よしよし、大丈夫だかんねー、カナちゃん……」
歩夢(侑)「……魂を取り出すのって、大変なんだね」
虎杖「……本来なら、こういう人に使わないからな……けど、これしか方法がねえんだ、ごめん」
歩夢(侑)「ううん、虎杖くんがいなかったら出来なかったことだし、ありがとうって思ってる」
虎杖「そっか……なら、うしっ。
もう一人の方も探さねーとなっ」
璃奈「うん。侑さんのクソザコ魂だとせつ菜さんに無理やり取り込まれる可能性もある、急ごう」
彼方「はぁっ、はぁっ……」
愛「よしよし、大丈夫だかんねー、カナちゃん……」
歩夢(侑)「……魂を取り出すのって、大変なんだね」
虎杖「……本来なら、こういう人に使わないからな……けど、これしか方法がねえんだ、ごめん」
歩夢(侑)「ううん、虎杖くんがいなかったら出来なかったことだし、ありがとうって思ってる」
虎杖「そっか……なら、うしっ。
もう一人の方も探さねーとなっ」
璃奈「うん。侑さんのクソザコ魂だとせつ菜さんに無理やり取り込まれる可能性もある、急ごう」
35: 名無しで叶える物語◆ng77PN8D★ 2024/09/10(火) 09:12:09 ID:???00
虎杖「……わり、やっぱ皆ここ残っててくれ」
歩夢(侑)「え、急にどうし──っ、ぇ……」
ガクッ
侑(歩夢)「侑ちゃんっ!」
歩夢(侑)「なん、か……変なの、何も、ないのに……私の、大切な、何かが……」
愛「悠仁、これって!?」
虎杖「多分共振ってやつだ、切り分けた魂に何か起きると、もう片っぽにも影響があるんだ! 呪霊の気配もするし、やっぱもう片方でなんかあったんだ!」
璃奈「っ、せめて愛さんを連れて行って、このグローブがないと魂を掴めないから」
虎杖「わかった! 宮下、取り敢えず巻き込まれねえようにしててくれよ!」
愛「わかってる!」
タッタッタッタッタッ……
璃奈(せつ菜さん、一体何を……)
歩夢(侑)「え、急にどうし──っ、ぇ……」
ガクッ
侑(歩夢)「侑ちゃんっ!」
歩夢(侑)「なん、か……変なの、何も、ないのに……私の、大切な、何かが……」
愛「悠仁、これって!?」
虎杖「多分共振ってやつだ、切り分けた魂に何か起きると、もう片っぽにも影響があるんだ! 呪霊の気配もするし、やっぱもう片方でなんかあったんだ!」
璃奈「っ、せめて愛さんを連れて行って、このグローブがないと魂を掴めないから」
虎杖「わかった! 宮下、取り敢えず巻き込まれねえようにしててくれよ!」
愛「わかってる!」
タッタッタッタッタッ……
璃奈(せつ菜さん、一体何を……)
36: 名無しで叶える物語◆ng77PN8D★ 2024/09/10(火) 09:15:14 ID:???00
愛「……いた、せっつーだよ! アレにゆうゆの魂が!」
虎杖「っ、アレは……!」
せつ菜「う、ぁぁ……」
呪霊『おとなしくぅ しましょうねぇ』
虎杖「……! おぉっ!」
ダッ
愛「速っ!」
虎杖「らぁっ!」
ドゴォッ
呪霊『ぎえええええっ』
びちゃびちゃ……ぐちゃぁっ
虎杖「……おい、大丈──」
ドゴォンッ
愛「悠仁!?」
虎杖「っ、アレは……!」
せつ菜「う、ぁぁ……」
呪霊『おとなしくぅ しましょうねぇ』
虎杖「……! おぉっ!」
ダッ
愛「速っ!」
虎杖「らぁっ!」
ドゴォッ
呪霊『ぎえええええっ』
びちゃびちゃ……ぐちゃぁっ
虎杖「……おい、大丈──」
ドゴォンッ
愛「悠仁!?」
37: 名無しで叶える物語◆ng77PN8D★ 2024/09/10(火) 09:19:17 ID:???00
虎杖「っつ……呪力で受けた、無問題」
せつ菜「……」
愛「せ、せっつー? な、なんで悠仁のこと殴ったの?」
せつ菜「……ケヒッ」
虎杖「──! 宮下逃げろ!」
せつ菜?「フフッ、ハ、ハハハハハ! 凄いなぁ! これが呪いかぁ!」
虎杖(なんだ、何が起きてんだ? 聞いた話と全然違う雰囲気だし、半端ねえ呪力が立ち込めてやがる……! 量だけなら、五条先生並だ……!)
せつ菜「……」
愛「せ、せっつー? な、なんで悠仁のこと殴ったの?」
せつ菜「……ケヒッ」
虎杖「──! 宮下逃げろ!」
せつ菜?「フフッ、ハ、ハハハハハ! 凄いなぁ! これが呪いかぁ!」
虎杖(なんだ、何が起きてんだ? 聞いた話と全然違う雰囲気だし、半端ねえ呪力が立ち込めてやがる……! 量だけなら、五条先生並だ……!)
40: 名無しで叶える物語◆0KqO3oq5★ 2024/09/11(水) 20:59:45 ID:???00
せつ菜?「呪い……悍ましいイメージだったが、これが呪いかぁ! この力、実にトキメくなぁ! フハハハ!」
愛「トキメく……ん?」
せつ菜?「ん……? なんだ? まるで俺が私じゃないような──ん? ん、ん? あ、あ……!? か、体が……しゅ、主導権をにぎ、ぎ、ぎ、ぇ……ディ、ディルッ、ディ、ディルルルルルルル──あ」
プツン
せつ菜?「……ふふっ」
虎杖(今の反応……体の主導権、って言ってたな。
口調もなんか妙だし……さっき一体祓ったはずなのに、呪霊の気配っぽいのもした。
となると、そうか……呪霊が"そういう術式"でも使って、中川を乗っ取ろうとしたのか!
でも、失敗したのか? なんか妙だぞ?)
せつ菜?「ふふっ、矮小な呪いでは、私を乗っ取るには役者不足だったようですね! ふふふふふ! むしろ、私を覚醒に導いてくれたようです!」
虎杖「……無事なのか。良かった、ならちょっと来てくれるか? アンタの友達が──」
せつ菜「あぁ、侑さんの魂の件についてですか」
愛「トキメく……ん?」
せつ菜?「ん……? なんだ? まるで俺が私じゃないような──ん? ん、ん? あ、あ……!? か、体が……しゅ、主導権をにぎ、ぎ、ぎ、ぇ……ディ、ディルッ、ディ、ディルルルルルルル──あ」
プツン
せつ菜?「……ふふっ」
虎杖(今の反応……体の主導権、って言ってたな。
口調もなんか妙だし……さっき一体祓ったはずなのに、呪霊の気配っぽいのもした。
となると、そうか……呪霊が"そういう術式"でも使って、中川を乗っ取ろうとしたのか!
でも、失敗したのか? なんか妙だぞ?)
せつ菜?「ふふっ、矮小な呪いでは、私を乗っ取るには役者不足だったようですね! ふふふふふ! むしろ、私を覚醒に導いてくれたようです!」
虎杖「……無事なのか。良かった、ならちょっと来てくれるか? アンタの友達が──」
せつ菜「あぁ、侑さんの魂の件についてですか」
41: 名無しで叶える物語◆0KqO3oq5★ 2024/09/11(水) 23:44:29 ID:???00
虎杖「? 話わかってんなら、ちょっと我慢してくんねーか? 助けねーと、2人が困っ」
せつ菜「ヤダ!!!」
ゴォォォォォッ
虎杖「ッ!」
愛「っ、あつっ……!」
虎杖(ただの呪力放出だよな……? これだけで熱い……秤先輩や鹿紫雲みたいなアレか! その上で量だけで見て五条先生並み……順平とか覚醒泳者みたいに、さっき呪霊に乗っ取られかけた影響で術式とか呪力のあれこれに目覚めたのか?
それとも、元から使えたのか……どっちだ?)
せつ菜「私は今! とってもトキメいているんです! 半分くらいゆうせつハッピーエンドなんです! だから! 邪魔をしないでください!!!」
メラメラメラメラァッ
虎杖「……言ってることはわかんねーけど……返す気がねえなら、覚悟は良いな」
グッ
せつ菜「どんと来いです!!!!!!!」
せつ菜「ヤダ!!!」
ゴォォォォォッ
虎杖「ッ!」
愛「っ、あつっ……!」
虎杖(ただの呪力放出だよな……? これだけで熱い……秤先輩や鹿紫雲みたいなアレか! その上で量だけで見て五条先生並み……順平とか覚醒泳者みたいに、さっき呪霊に乗っ取られかけた影響で術式とか呪力のあれこれに目覚めたのか?
それとも、元から使えたのか……どっちだ?)
せつ菜「私は今! とってもトキメいているんです! 半分くらいゆうせつハッピーエンドなんです! だから! 邪魔をしないでください!!!」
メラメラメラメラァッ
虎杖「……言ってることはわかんねーけど……返す気がねえなら、覚悟は良いな」
グッ
せつ菜「どんと来いです!!!!!!!」
42: 名無しで叶える物語◆0KqO3oq5★ 2024/09/13(金) 13:14:23 ID:???Sr
虎杖(魂を引っ剥がす解は触れねえと使えねえし、宿儺の時と違って引っ剥がすための攻撃が有効打になるかもわかんねえし、伏黒の時みたい内側からの抵抗は期待出来ねえ……となると)
せつ菜(呪いについて知ってはいましたが、ぶっちゃけ見えるだけで能力に目覚めたりはしてなかったんですよね。
肉体強化とかそういうのは何故か自然と出来ますが、私は私の力を把握しきれてない……となると)
2人(まずはシンプルな殴り合いから!)
虎杖「おぉッ!」
せつ菜「ハァッ!」
ダンッ
ブンッゴッ
虎杖「~ッ」
虎杖(呪力強化だけでこの威力……殴り合いだけなら伏黒も目じゃねえな、すげぇ出力してやがる)
せつ菜(これが呪力と呪力のぶつけ合い! 戦うことで、呪いの力を肌で実感するトキメキ! 燃え上がってきました!)
シュバッ
せつ菜「うおおおおおおおおおおお!!!」
ドガガガガガ
虎杖(速ぇし重いけど、動きは結構単純だ! なら!)
シュッ、スカッ
せつ菜(いなされた!?)
虎杖(間合いの内側……! 取った!)
ドゴォッ
せつ菜(呪いについて知ってはいましたが、ぶっちゃけ見えるだけで能力に目覚めたりはしてなかったんですよね。
肉体強化とかそういうのは何故か自然と出来ますが、私は私の力を把握しきれてない……となると)
2人(まずはシンプルな殴り合いから!)
虎杖「おぉッ!」
せつ菜「ハァッ!」
ダンッ
ブンッゴッ
虎杖「~ッ」
虎杖(呪力強化だけでこの威力……殴り合いだけなら伏黒も目じゃねえな、すげぇ出力してやがる)
せつ菜(これが呪力と呪力のぶつけ合い! 戦うことで、呪いの力を肌で実感するトキメキ! 燃え上がってきました!)
シュバッ
せつ菜「うおおおおおおおおおおお!!!」
ドガガガガガ
虎杖(速ぇし重いけど、動きは結構単純だ! なら!)
シュッ、スカッ
せつ菜(いなされた!?)
虎杖(間合いの内側……! 取った!)
ドゴォッ
43: 名無しで叶える物語◆0KqO3oq5★ 2024/09/13(金) 13:22:37 ID:???Sr
虎杖「……!」
せつ菜「腕ばっかり振ってたら、脚の注意削がれますよね! ね!」
バギィッ
虎杖(腕伸ばしきってから蹴り……! 警戒こそしてたし、ガードも間に合った、けどホントにやるか……!)
ズザァッ
虎杖(相当喧嘩慣れしてんな……なら!)
ズァッ
せつ菜「せいッ!」
メキョォッ
せつ菜(入った! 顔にモロ! 呪力で強化して受けたみたいですが、このまま連撃で……)
虎杖「ブーッ!」
せつ菜「わぷっ!?」
せつ菜(口の中に溜めた血を噴いた!?)
パァンッ
せつ菜(しかも、顔にかかった血が、炸裂した……! これは……!)
虎杖(俺はまだ百斂を完璧に作れねえけど……こういう使い方なら出来る! 隙も出来た!)
虎杖「ッ!」
ドッゴォン
せつ菜「腕ばっかり振ってたら、脚の注意削がれますよね! ね!」
バギィッ
虎杖(腕伸ばしきってから蹴り……! 警戒こそしてたし、ガードも間に合った、けどホントにやるか……!)
ズザァッ
虎杖(相当喧嘩慣れしてんな……なら!)
ズァッ
せつ菜「せいッ!」
メキョォッ
せつ菜(入った! 顔にモロ! 呪力で強化して受けたみたいですが、このまま連撃で……)
虎杖「ブーッ!」
せつ菜「わぷっ!?」
せつ菜(口の中に溜めた血を噴いた!?)
パァンッ
せつ菜(しかも、顔にかかった血が、炸裂した……! これは……!)
虎杖(俺はまだ百斂を完璧に作れねえけど……こういう使い方なら出来る! 隙も出来た!)
虎杖「ッ!」
ドッゴォン
44: 名無しで叶える物語◆0KqO3oq5★ 2024/09/13(金) 13:26:35 ID:???Sr
せつ菜「ぐ……えっ……!」
せつ菜(お、お腹にっ……モロに来ました……!)
虎杖「……」
虎杖(『覚悟は良いな?』『どんと来いです!!!』)
虎杖「オオォッ!」
ドゴォッ メキャァッ ボガァッ
せつ菜「がはっ……!」
虎杖(殺しはしなくても……取り敢えず意識は刈り取る!)
せつ菜(か、体が粉々になりそうな威力です……けど、まだです、まだ終わりたくないです……侑さんの魂をゲットして、呪いの力にも目覚めて、格好良く戦えるこのときめく時間を……終わらせたくありません!)
せつ菜「う、っ、おおおおおおおおおおおおっ!!!!」
ゴォッ
虎杖「っ!」
バッ
せつ菜(お、お腹にっ……モロに来ました……!)
虎杖「……」
虎杖(『覚悟は良いな?』『どんと来いです!!!』)
虎杖「オオォッ!」
ドゴォッ メキャァッ ボガァッ
せつ菜「がはっ……!」
虎杖(殺しはしなくても……取り敢えず意識は刈り取る!)
せつ菜(か、体が粉々になりそうな威力です……けど、まだです、まだ終わりたくないです……侑さんの魂をゲットして、呪いの力にも目覚めて、格好良く戦えるこのときめく時間を……終わらせたくありません!)
せつ菜「う、っ、おおおおおおおおおおおおっ!!!!」
ゴォッ
虎杖「っ!」
バッ
45: 名無しで叶える物語◆0KqO3oq5★ 2024/09/13(金) 13:32:06 ID:???Sr
虎杖(なんだ、急に発火!? 宿儺が祓ったあの火山頭みてえな術式か!)
優木せつ菜は呪霊に体を乗っ取られかけたが、己の魂の強さで呪霊の魂を沈め、その呪いを取り込んだ
それ故に、己の脳に刻まれていた術式へ目覚め、内なる魂に眠る炎を咲かせ──トキメキから生まれた力への渇望が、呪力の核心へと至らせた
せつ菜「さぁ、ラウンド2ですよぉぉぉ!!!」
ゴォォォォォ
虎杖(さっき殴ってつけた傷も治してやがる……反転術式まで覚えたのかよ……! 五条先生並みの量をしてるなら、向こうに六眼みてーなもんがなくても、根比べになったら俺の方が不利だな……最悪領域を使うのも考えねーとヤバい!)
優木せつ菜は呪霊に体を乗っ取られかけたが、己の魂の強さで呪霊の魂を沈め、その呪いを取り込んだ
それ故に、己の脳に刻まれていた術式へ目覚め、内なる魂に眠る炎を咲かせ──トキメキから生まれた力への渇望が、呪力の核心へと至らせた
せつ菜「さぁ、ラウンド2ですよぉぉぉ!!!」
ゴォォォォォ
虎杖(さっき殴ってつけた傷も治してやがる……反転術式まで覚えたのかよ……! 五条先生並みの量をしてるなら、向こうに六眼みてーなもんがなくても、根比べになったら俺の方が不利だな……最悪領域を使うのも考えねーとヤバい!)
46: 名無しで叶える物語◆0KqO3oq5★ 2024/09/13(金) 13:32:31 ID:???Sr
俺は一体何を書いてるんだろう
47: 名無しで叶える物語 (ワッチョイ b45d-f514) 2024/09/13(金) 13:33:21 ID:6yz.DP.Q00
冷静になるな
48: 名無しで叶える物語◆YF0tWHJl★ 2024/09/13(金) 14:13:56 ID:???Sd
虎杖原作だと領域使えんの?
49: 名無しで叶える物語◆5m3wn6Ni★ 2024/09/14(土) 14:25:06 ID:???00
内側で興奮するどころか表に出てきて草w
50: 名無しで叶える物語◆0KqO3oq5★ 2024/09/15(日) 10:55:30 ID:???00
せつ菜「よいっしょおおおおおぁぁぁ!!!」
ゴォッ
虎杖「っつ!」
せつ菜「まだまだですよぉぉぉ!」
ゴォォォォォッ
虎杖(炎を纏ってから速さも上がりやがった……! エンジンみてえに加速出来んのか!)
せつ菜「うおおおおおおおお! ファイアパーンチ!!!」
虎杖(大振り! 今だ!)
虎杖「ォオッ!」
ドゴッ
せつ菜「あぶっ!」
虎杖「『解』!」
キンッ
ザシュッ
せつ菜「おぉ……斬撃まで……能力を2つ持つとはロマンがありますね! 私もトキメキが止まりません! どんどんボルテージが上がります!!!」
虎杖(声でけぇな……けど、切った傷は焼いて止血してから反転で治してんのか……なら、癪だけど──)
ゴォッ
虎杖「っつ!」
せつ菜「まだまだですよぉぉぉ!」
ゴォォォォォッ
虎杖(炎を纏ってから速さも上がりやがった……! エンジンみてえに加速出来んのか!)
せつ菜「うおおおおおおおお! ファイアパーンチ!!!」
虎杖(大振り! 今だ!)
虎杖「ォオッ!」
ドゴッ
せつ菜「あぶっ!」
虎杖「『解』!」
キンッ
ザシュッ
せつ菜「おぉ……斬撃まで……能力を2つ持つとはロマンがありますね! 私もトキメキが止まりません! どんどんボルテージが上がります!!!」
虎杖(声でけぇな……けど、切った傷は焼いて止血してから反転で治してんのか……なら、癪だけど──)
51: 名無しで叶える物語◆0KqO3oq5★ 2024/09/15(日) 10:58:20 ID:???00
せつ菜「はぁぁぁっ!」
ゴォォォォォッ
虎杖「っと、らぁっ!」
ドゴッキンッ
せつ菜「!? これは……!」
虎杖悠仁は宿儺と戦った時の経験を活かし、拳に斬撃を纏わせることで一撃の威力を高めていた
今の彼の拳は殴打と同時に斬撃が襲い来る、刃のついたメリケンサックのようになっていた
そして──
せつ菜「……! くっ……」
虎杖「やっぱりな」
ゴォォォォォッ
虎杖「っと、らぁっ!」
ドゴッキンッ
せつ菜「!? これは……!」
虎杖悠仁は宿儺と戦った時の経験を活かし、拳に斬撃を纏わせることで一撃の威力を高めていた
今の彼の拳は殴打と同時に斬撃が襲い来る、刃のついたメリケンサックのようになっていた
そして──
せつ菜「……! くっ……」
虎杖「やっぱりな」
52: 名無しで叶える物語◆0KqO3oq5★ 2024/09/15(日) 11:46:36 ID:???00
優木せつ菜は術式に目覚めたて
それ故に己の術式、呪力への理解が浅く、術式の欠点を知覚していなかった
せつ菜の術式は己の心意から炎を作り、放出する術式
放出したトキメキの炎は、温度が上がれば上がるほどに術者を蝕む
虎杖「そんだけの高温、呪霊ならともかく人間には毒だよな」
せつ菜「ぜぇっ、ぜぇっ……ですが……私には、これがあります!」
虎杖「……反転術式なんて回しながら戦えるの、五条先生くらいだぜ」
グッ
虎杖「ォオオオッ!」
ドゴォッ
せつ菜「がっ……!」
しかし
虎杖悠仁もまた
優木せつ菜の術式を知らなかった
トキメキの炎は
術者の知覚と認識を越えて加速する
せつ菜「──領域、展開……!」
それ故に己の術式、呪力への理解が浅く、術式の欠点を知覚していなかった
せつ菜の術式は己の心意から炎を作り、放出する術式
放出したトキメキの炎は、温度が上がれば上がるほどに術者を蝕む
虎杖「そんだけの高温、呪霊ならともかく人間には毒だよな」
せつ菜「ぜぇっ、ぜぇっ……ですが……私には、これがあります!」
虎杖「……反転術式なんて回しながら戦えるの、五条先生くらいだぜ」
グッ
虎杖「ォオオオッ!」
ドゴォッ
せつ菜「がっ……!」
しかし
虎杖悠仁もまた
優木せつ菜の術式を知らなかった
トキメキの炎は
術者の知覚と認識を越えて加速する
せつ菜「──領域、展開……!」
56: 名無しで叶える物語◆0KqO3oq5★ 2024/09/18(水) 08:38:52 ID:???00
虎杖(──領域!? 使えんのかよ!)
ババッ
虎杖「領域展開!」
虎杖(領域のアドバンテージがなくなった分、後はもう領域内で殴り合うしかねえ!)
両者が領域を展開することで必中効果は相殺される
このあとは、領域によって術式効果を120%引き出した両者の地力が勝敗を決する
せつ菜「ぁぁぁあああああッ!」
ゴォッ
虎杖(あちぃ……! けど、アイツや宿儺ほどじゃねえ!)
せつ菜「せぁぁぁっ!」
虎杖(自傷ダメージすら受け始めて、反転が追いついてねえ状態……下手な攻撃じゃかえって死なせる……なら、一撃で意識を刈り取る! 集中しろ──)
せつ菜「ゆうせつエンドにぃぃぃ! なぁぁぁれッッッ!」
ゴォォォォォッ バッ、ゴォッ
優木せつ菜の放つ炎の矢
奇しくも宿儺の放った竈と同様の形
かつて兄の命を奪ったソレは、虎杖悠仁の集中力と呪力出力を極限まで高めさせた
ババッ
虎杖「領域展開!」
虎杖(領域のアドバンテージがなくなった分、後はもう領域内で殴り合うしかねえ!)
両者が領域を展開することで必中効果は相殺される
このあとは、領域によって術式効果を120%引き出した両者の地力が勝敗を決する
せつ菜「ぁぁぁあああああッ!」
ゴォッ
虎杖(あちぃ……! けど、アイツや宿儺ほどじゃねえ!)
せつ菜「せぁぁぁっ!」
虎杖(自傷ダメージすら受け始めて、反転が追いついてねえ状態……下手な攻撃じゃかえって死なせる……なら、一撃で意識を刈り取る! 集中しろ──)
せつ菜「ゆうせつエンドにぃぃぃ! なぁぁぁれッッッ!」
ゴォォォォォッ バッ、ゴォッ
優木せつ菜の放つ炎の矢
奇しくも宿儺の放った竈と同様の形
かつて兄の命を奪ったソレは、虎杖悠仁の集中力と呪力出力を極限まで高めさせた
57: 名無しで叶える物語◆0KqO3oq5★ 2024/09/18(水) 08:42:37 ID:???00
虎杖「龍鱗 反発 番の流星」
『解』
キンッ──
領域の展開、極限の集中、そして呪詞の詠唱による強化
それらは虎杖悠仁の術式を1段階上のステージへと引き上げ、彼もまた宿儺同様に斬撃を飛ばす芸当を可能とさせた
せつ菜「さっ、最大出力なのに斬られ……ッ!」
虎杖「もう、やめよう」
虎杖(好きな人だとしても、縛り付けるのは、呪いになるから
だから、巡る呪いに決着をつけるためにいる俺たちは
ソレを肯定してやれない)
虎杖「ごめん」
『黒閃』
『解』
キンッ──
領域の展開、極限の集中、そして呪詞の詠唱による強化
それらは虎杖悠仁の術式を1段階上のステージへと引き上げ、彼もまた宿儺同様に斬撃を飛ばす芸当を可能とさせた
せつ菜「さっ、最大出力なのに斬られ……ッ!」
虎杖「もう、やめよう」
虎杖(好きな人だとしても、縛り付けるのは、呪いになるから
だから、巡る呪いに決着をつけるためにいる俺たちは
ソレを肯定してやれない)
虎杖「ごめん」
『黒閃』
58: 名無しで叶える物語◆0KqO3oq5★ 2024/09/18(水) 08:45:51 ID:???00
せつ菜「がッ……! ぼ、ぉぇっ……」
バリィィィン
ドサッ
愛「ぁ、出てきた! 悠仁~! せっつーは!?」
虎杖「あっちっ……スゲーあちぃけど、何とか生きてる」
愛「うわっ、あつっ! 近く寄っただけなのに火傷しそう……!」
虎杖「取り敢えず部室まで運ぶぞ、冷やすもん当てて、治してくれる人も呼ぶ」
愛「おっけ!」
タッタッタッタッタッ
バリィィィン
ドサッ
愛「ぁ、出てきた! 悠仁~! せっつーは!?」
虎杖「あっちっ……スゲーあちぃけど、何とか生きてる」
愛「うわっ、あつっ! 近く寄っただけなのに火傷しそう……!」
虎杖「取り敢えず部室まで運ぶぞ、冷やすもん当てて、治してくれる人も呼ぶ」
愛「おっけ!」
タッタッタッタッタッ
59: 名無しで叶える物語◆0KqO3oq5★ 2024/09/18(水) 08:51:09 ID:???00
────
せつ菜「ん……ここ、ぁ……」
ガバッ
「あ、もう大丈夫かな? 傷は治したけど、痛むところはない?」
せつ菜「あなたは……」
「あぁ、僕は呪術高専2年、乙骨憂太。
虎杖くんに頼まれて、君を治したんだ」
虎杖「乙骨先輩の反転術式って、他の人も治せんだよ」
せつ菜「そう、だったんですか……あのっ、この度は……」
虎杖「いーって、謝んなくて。
その代わり、まだちょっとだけいてー思いさせちまうから」
せつ菜「……はい」
乙骨「……君の気持ち、何となくだけどわかるよ。
僕も、好きな人を呪いで縛っちゃったことがあるから。
けれど、本当にその人の、その子の幸せを願うなら」
せつ菜「わかってます、理屈ではわかってるんです。
けど、私の心は……そんな呪いを望んでしまったんです」
せつ菜「ん……ここ、ぁ……」
ガバッ
「あ、もう大丈夫かな? 傷は治したけど、痛むところはない?」
せつ菜「あなたは……」
「あぁ、僕は呪術高専2年、乙骨憂太。
虎杖くんに頼まれて、君を治したんだ」
虎杖「乙骨先輩の反転術式って、他の人も治せんだよ」
せつ菜「そう、だったんですか……あのっ、この度は……」
虎杖「いーって、謝んなくて。
その代わり、まだちょっとだけいてー思いさせちまうから」
せつ菜「……はい」
乙骨「……君の気持ち、何となくだけどわかるよ。
僕も、好きな人を呪いで縛っちゃったことがあるから。
けれど、本当にその人の、その子の幸せを願うなら」
せつ菜「わかってます、理屈ではわかってるんです。
けど、私の心は……そんな呪いを望んでしまったんです」
60: 名無しで叶える物語◆0KqO3oq5★ 2024/09/18(水) 08:54:06 ID:???00
虎杖「……始めるぞ」
せつ菜「はい……」
スッ、ピタッ
虎杖「『解』」
キンッ
せつ菜「がっ! お、おえっ……!」
璃奈「愛さん!」
愛「ぃよっし! ゆうゆ行くよ~!」
歩夢(侑)「う、うん──んぶっ! ぉ、おっ……」
ゴクン
歩夢(侑)「ぅううえええっ、まずっ……ごめん、多分今酷い顔してるかも……歩夢の顔なのに」
侑(歩夢)「そこはお互い様だよ、侑ちゃん」
愛「端からみると凄い光景だね」
璃奈「うん」
せつ菜「はい……」
スッ、ピタッ
虎杖「『解』」
キンッ
せつ菜「がっ! お、おえっ……!」
璃奈「愛さん!」
愛「ぃよっし! ゆうゆ行くよ~!」
歩夢(侑)「う、うん──んぶっ! ぉ、おっ……」
ゴクン
歩夢(侑)「ぅううえええっ、まずっ……ごめん、多分今酷い顔してるかも……歩夢の顔なのに」
侑(歩夢)「そこはお互い様だよ、侑ちゃん」
愛「端からみると凄い光景だね」
璃奈「うん」
61: 名無しで叶える物語◆0KqO3oq5★ 2024/09/18(水) 08:59:28 ID:???00
ガタガタガタガタガタ……カッ! プシューッ……
侑「……」
歩夢「……」
璃奈「2人共、自分の名前、言ってみて」
歩夢「上原歩夢」
侑「高咲侑」
愛「やった! 戻ったね、りなりー!」
虎杖「一件落着か、良かった~……」
乙骨「お疲れ様、虎杖くん」
虎杖「あざっす」
かすみ「いやぁ、一時はどうなることかと思いましたが、無事に戻ってよかったです! さて、それでは解決してくれた悠仁や乙骨さんたちへのお礼も兼ねて、どこか──あっ」
ガクッ、フラッ
せつ菜「っ! かすみさん!」
ガバッ
ドゴッ、ドサッ
歩夢「だ、大丈夫!?」
侑「……」
歩夢「……」
璃奈「2人共、自分の名前、言ってみて」
歩夢「上原歩夢」
侑「高咲侑」
愛「やった! 戻ったね、りなりー!」
虎杖「一件落着か、良かった~……」
乙骨「お疲れ様、虎杖くん」
虎杖「あざっす」
かすみ「いやぁ、一時はどうなることかと思いましたが、無事に戻ってよかったです! さて、それでは解決してくれた悠仁や乙骨さんたちへのお礼も兼ねて、どこか──あっ」
ガクッ、フラッ
せつ菜「っ! かすみさん!」
ガバッ
ドゴッ、ドサッ
歩夢「だ、大丈夫!?」
62: 名無しで叶える物語◆0KqO3oq5★ 2024/09/18(水) 09:02:30 ID:???00
かすみ「いたたた……怪我はありませんか? "かすみさん"」
せつ菜「いちち……助けてくれてありがとうございます、"せつ菜先輩"」
かすみ?「え? あ、あれ……?」
せつ菜?「も、もしかして……」
侑「今度は、かすみちゃんとせつ菜ちゃんが……!」
「「「「入れ替わってる~!?」」」」
かすみ(せつ菜)「あ、あとさっき侑さんの中に入っていく夢を見たんですが……」
虎杖「またかよ!!!」
おしまい
せつ菜「いちち……助けてくれてありがとうございます、"せつ菜先輩"」
かすみ?「え? あ、あれ……?」
せつ菜?「も、もしかして……」
侑「今度は、かすみちゃんとせつ菜ちゃんが……!」
「「「「入れ替わってる~!?」」」」
かすみ(せつ菜)「あ、あとさっき侑さんの中に入っていく夢を見たんですが……」
虎杖「またかよ!!!」
おしまい
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