20: 名無しで叶える物語 2018/01/03(水) 14:02:50.49 ID:S5hfSwCc.net
函館遠征中
鞠莉「えっと、待ち合わせ場所はこの辺のはずなんだけど…」
鞠莉「あれぇ、違った?」ウーム
鞠莉「土地勘が無い出先でいきなり呼び出すなんて。まったく、曜ったら人を迷子にするつもりかしら!」プンスコ
鞠莉「…また、何かあったのかなぁ」
鞠莉(夏のぶっちゃけトークでお節介を焼いてからというもの、曜はなにかと私を頼りにしてくれるようになった)
鞠莉(たわいもないことを話したり、練習後に一緒に寄り道したり…一緒にいる時間も多くなった)
曜『突然ごめんね。今から会って話せないかな。できれば、みんなには内緒で…』
鞠莉(それが遠征中の今、メンバーの目を忍んでいきなりの呼び出し)
鞠莉(オクテの曜のことだもの。よほどのことがあったと考えるべきね)キョロキョロ
曜「…」
鞠莉(いた)
鞠莉「えっと、待ち合わせ場所はこの辺のはずなんだけど…」
鞠莉「あれぇ、違った?」ウーム
鞠莉「土地勘が無い出先でいきなり呼び出すなんて。まったく、曜ったら人を迷子にするつもりかしら!」プンスコ
鞠莉「…また、何かあったのかなぁ」
鞠莉(夏のぶっちゃけトークでお節介を焼いてからというもの、曜はなにかと私を頼りにしてくれるようになった)
鞠莉(たわいもないことを話したり、練習後に一緒に寄り道したり…一緒にいる時間も多くなった)
曜『突然ごめんね。今から会って話せないかな。できれば、みんなには内緒で…』
鞠莉(それが遠征中の今、メンバーの目を忍んでいきなりの呼び出し)
鞠莉(オクテの曜のことだもの。よほどのことがあったと考えるべきね)キョロキョロ
曜「…」
鞠莉(いた)
21: 名無しで叶える物語 2018/01/03(水) 14:05:51.77 ID:S5hfSwCc.net
曜「…」ソワソワ
鞠莉(なんだか落ち着かない様子だけど、落ち込んでるわけではなさそうね)
鞠莉(よし…)コホン
鞠莉「はぁい、曜♪」
曜「あ、鞠莉ちゃん!」
鞠莉「ふふっ。遠征中、いきなりみんなに内緒で会いたい、だなんて」
鞠莉「ロマンチックな話かと期待しちゃったよ?」
鞠莉(なんだか落ち着かない様子だけど、落ち込んでるわけではなさそうね)
鞠莉(よし…)コホン
鞠莉「はぁい、曜♪」
曜「あ、鞠莉ちゃん!」
鞠莉「ふふっ。遠征中、いきなりみんなに内緒で会いたい、だなんて」
鞠莉「ロマンチックな話かと期待しちゃったよ?」
22: 名無しで叶える物語 2018/01/03(水) 14:08:05.90 ID:S5hfSwCc.net
鞠莉「やっとマリーに想いを告げるする決心がついたのかなって」クスクス
曜「あはは、残念ながらそういう訳ではないんだー」
鞠莉「まあ!そんな思わせぶりな態度をとる曜は、ギルティでーす!」
曜「ええ!?判定厳しくない!?」
鞠莉「見知らぬ土地、突然の呼び出し、裏切られた期待――」ほっぺ掴み
鞠莉「マリーの心証が悪くなるのも当然デース」むにむにぐいぐい
曜「ひょれをいわへると、はえすほとははなひよー(それを言われると、返す言葉もないよー)」
鞠莉(この様子だと、無理してる訳じゃないみたいね)ニコ
曜「あはは、残念ながらそういう訳ではないんだー」
鞠莉「まあ!そんな思わせぶりな態度をとる曜は、ギルティでーす!」
曜「ええ!?判定厳しくない!?」
鞠莉「見知らぬ土地、突然の呼び出し、裏切られた期待――」ほっぺ掴み
鞠莉「マリーの心証が悪くなるのも当然デース」むにむにぐいぐい
曜「ひょれをいわへると、はえすほとははなひよー(それを言われると、返す言葉もないよー)」
鞠莉(この様子だと、無理してる訳じゃないみたいね)ニコ
23: 名無しで叶える物語 2018/01/03(水) 14:09:10.15 ID:S5hfSwCc.net
鞠莉「はい、おしまい」パッ
曜「ふぅ…やっと解放されたぁ」ほっぺサスサス
鞠莉「相変わらず曜のほっぺは最高ね。遠征の疲れが癒されるよ~♪」
曜「あはは、それはよくわからないけど…」サスサス
鞠莉「ふふっ。それじゃ、禊が済んだところで本題に入ろうか」
曜「うん!その前に改めて、ごめんね。時間作ってもらっちゃって」
鞠莉「いえいえ」
曜「実は…お願いがあるんだ」
曜「ふぅ…やっと解放されたぁ」ほっぺサスサス
鞠莉「相変わらず曜のほっぺは最高ね。遠征の疲れが癒されるよ~♪」
曜「あはは、それはよくわからないけど…」サスサス
鞠莉「ふふっ。それじゃ、禊が済んだところで本題に入ろうか」
曜「うん!その前に改めて、ごめんね。時間作ってもらっちゃって」
鞠莉「いえいえ」
曜「実は…お願いがあるんだ」
24: 名無しで叶える物語 2018/01/03(水) 14:11:09.86 ID:S5hfSwCc.net
鞠莉「お願い…」
鞠莉(悩み事の相談じゃないってこと?)
曜「うん、お願い。いいかな?」
鞠莉「内容にもよるけど、まずは聞くわ」
曜「うん…あの、笑わないでね」
鞠莉「そんなことするわけアリマセーン!」
鞠莉「…心配しないで話して。ね?」
曜「鞠莉ちゃん…ありがと!」
鞠莉「ん」ニコ
曜「じゃあ話すね。えっと――」
鞠莉「…」ドキドキ
曜「――鞠莉ちゃんのこと、お姉ちゃんって呼んでもいい?」
鞠莉「…ふぇ?」
鞠莉(悩み事の相談じゃないってこと?)
曜「うん、お願い。いいかな?」
鞠莉「内容にもよるけど、まずは聞くわ」
曜「うん…あの、笑わないでね」
鞠莉「そんなことするわけアリマセーン!」
鞠莉「…心配しないで話して。ね?」
曜「鞠莉ちゃん…ありがと!」
鞠莉「ん」ニコ
曜「じゃあ話すね。えっと――」
鞠莉「…」ドキドキ
曜「――鞠莉ちゃんのこと、お姉ちゃんって呼んでもいい?」
鞠莉「…ふぇ?」
36: 名無しで叶える物語 2018/01/03(水) 22:57:57.16 ID:k71uSMjM.net
鞠莉「――要するに、お姉ちゃんに憧れちゃったってこと?」
曜「うん。私、一人っ子だから、妹とかお姉ちゃんって、よくわからないんだけど」
曜「ダイヤさんとルビィちゃんを見て、千歌ちゃんの話を聞いて思ったんだ」
曜「お姉ちゃんって、いつも側に居てくれて。頼りになって、厳しく、暖かく見守ってくれて…そんな存在なんだろうなって」
曜「そういうの、凄く素敵だなって!」
鞠莉「そうね。私にもきょうだいは居ないけど、ダイヤたちを見てるとそうなのかなって思う」
曜「うん。私、一人っ子だから、妹とかお姉ちゃんって、よくわからないんだけど」
曜「ダイヤさんとルビィちゃんを見て、千歌ちゃんの話を聞いて思ったんだ」
曜「お姉ちゃんって、いつも側に居てくれて。頼りになって、厳しく、暖かく見守ってくれて…そんな存在なんだろうなって」
曜「そういうの、凄く素敵だなって!」
鞠莉「そうね。私にもきょうだいは居ないけど、ダイヤたちを見てるとそうなのかなって思う」
37: 名無しで叶える物語 2018/01/03(水) 23:03:14.31 ID:k71uSMjM.net
曜「それでね。私にお姉ちゃんが居たらどんな人だろうって考えたら」
曜「真っ先に思い浮かんだのが、鞠莉ちゃんの顔だったんだ」
鞠莉「!」ドキ
曜「なんでかなって自分の中で考えてるうちに、どんどん鞠莉ちゃんに会いたくなってきて」
曜「居ても立ってもいられなくなっちゃって、それで…えへへ」テレテレ
鞠莉(…かわいい)
曜「真っ先に思い浮かんだのが、鞠莉ちゃんの顔だったんだ」
鞠莉「!」ドキ
曜「なんでかなって自分の中で考えてるうちに、どんどん鞠莉ちゃんに会いたくなってきて」
曜「居ても立ってもいられなくなっちゃって、それで…えへへ」テレテレ
鞠莉(…かわいい)
38: 名無しで叶える物語 2018/01/03(水) 23:04:46.08 ID:k71uSMjM.net
曜「ね、お願い!少しの間でいいから、鞠莉ちゃんのことお姉ちゃんって呼ばせて!」
曜「他の人には見られないようにするし、鞠莉ちゃんも私のこと妹だと思ってくれていいから!」
鞠莉「うーん、でも…」
曜「お願い!この通りっ!」
鞠莉(…溜め込みがちな曜のことだもの。姉妹の疑似関係でも、思ってる事を話してくれるきっかけにはなるかもしれないし…)
鞠莉(何より、曜にお姉ちゃんって言われるの。悪い気はしないかな)
曜「他の人には見られないようにするし、鞠莉ちゃんも私のこと妹だと思ってくれていいから!」
鞠莉「うーん、でも…」
曜「お願い!この通りっ!」
鞠莉(…溜め込みがちな曜のことだもの。姉妹の疑似関係でも、思ってる事を話してくれるきっかけにはなるかもしれないし…)
鞠莉(何より、曜にお姉ちゃんって言われるの。悪い気はしないかな)
39: 名無しで叶える物語 2018/01/03(水) 23:06:16.99 ID:k71uSMjM.net
鞠莉「わかった、いいよ」
曜「!」
鞠莉「曜がここまで真剣に頼んでるんだもの、むげには出来ないわ」
鞠莉「私もきょうだい居ないから、そういうの楽しそうだし、ね?」クスッ
曜「鞠莉ちゃん…!」
ハグッ
鞠莉「!」
曜「ありがと、鞠莉お姉ちゃん!」ムギュッ
曜「!」
鞠莉「曜がここまで真剣に頼んでるんだもの、むげには出来ないわ」
鞠莉「私もきょうだい居ないから、そういうの楽しそうだし、ね?」クスッ
曜「鞠莉ちゃん…!」
ハグッ
鞠莉「!」
曜「ありがと、鞠莉お姉ちゃん!」ムギュッ
41: 名無しで叶える物語 2018/01/03(水) 23:09:15.33 ID:k71uSMjM.net
鞠莉(こ、これって…!)キュン
曜「へへ、いい匂い。安心する」スリスリ
鞠莉(胸の奥から込み上げてくるこの感覚…曜がとっても愛おしく見えて)ギュ
曜「お姉ちゃーん!」ギュー
鞠莉(新しい境地に目覚めそう…)ナデナデ
曜「へへ、いい匂い。安心する」スリスリ
鞠莉(胸の奥から込み上げてくるこの感覚…曜がとっても愛おしく見えて)ギュ
曜「お姉ちゃーん!」ギュー
鞠莉(新しい境地に目覚めそう…)ナデナデ
43: 名無しで叶える物語 2018/01/03(水) 23:15:20.77 ID:k71uSMjM.net
…………………
果南「ワンツースリーフォー…」
ダイヤ「はい、ここで一旦休憩にしましょう」
花丸「はぅ~、疲れたずらぁ…」
善子「ふっ…この程度で音をあげるとは…まだまだね…」ハァ…ハァ…
花丸「善子ちゃんこそ痩せ我慢してるくせに、よく言うずら…」
花丸「もっとも、最近は『痩せ』なのかどうか、怪しくなってきたけど」ジトー
善子「そ、それは言うなーっ!」ウガー
果南「ワンツースリーフォー…」
ダイヤ「はい、ここで一旦休憩にしましょう」
花丸「はぅ~、疲れたずらぁ…」
善子「ふっ…この程度で音をあげるとは…まだまだね…」ハァ…ハァ…
花丸「善子ちゃんこそ痩せ我慢してるくせに、よく言うずら…」
花丸「もっとも、最近は『痩せ』なのかどうか、怪しくなってきたけど」ジトー
善子「そ、それは言うなーっ!」ウガー
44: 名無しで叶える物語 2018/01/03(水) 23:20:17.88 ID:k71uSMjM.net
曜「鞠莉ちゃん。さっきの所の振り付けなんだけど、どうだった?」
鞠莉「曜だけ少しテンポが早かったかもね。音に頼らず、周りと合わせる事を意識してみたらいいと思うわ」
曜「なるほど。ありがと、次は気をつけるね!」
鞠莉「いえいえ♪水分しっかりね」
曜「はーい!」
花丸「最近、鞠莉ちゃんと曜ちゃん仲良いずらね」ハイタオル
善子「波長が似てるからね、あの2人は」アリガト
花丸「波長?それは気の流れとか、霊的ななにかが同じってこと?」
善子「そ、そこに食いつかないでよ…似た者同士ってことよ、単純に」
花丸「ふーん?」
鞠莉「曜だけ少しテンポが早かったかもね。音に頼らず、周りと合わせる事を意識してみたらいいと思うわ」
曜「なるほど。ありがと、次は気をつけるね!」
鞠莉「いえいえ♪水分しっかりね」
曜「はーい!」
花丸「最近、鞠莉ちゃんと曜ちゃん仲良いずらね」ハイタオル
善子「波長が似てるからね、あの2人は」アリガト
花丸「波長?それは気の流れとか、霊的ななにかが同じってこと?」
善子「そ、そこに食いつかないでよ…似た者同士ってことよ、単純に」
花丸「ふーん?」
45: 名無しで叶える物語 2018/01/03(水) 23:25:16.69 ID:k71uSMjM.net
…………………
曜「…」ソワソワ
鞠莉「お待たせ、曜」
曜「お姉ちゃんっ!」
鞠莉「寒くなかった?」
曜「もらったカイロのおかげで大丈夫!お仕事は終わったの?」
鞠莉「少し残ってはいるけど、明日やればなんとかなるわ。私も曜と一緒に帰りたいし」
曜「そっか、へへっ」ギュ
曜「…」ソワソワ
鞠莉「お待たせ、曜」
曜「お姉ちゃんっ!」
鞠莉「寒くなかった?」
曜「もらったカイロのおかげで大丈夫!お仕事は終わったの?」
鞠莉「少し残ってはいるけど、明日やればなんとかなるわ。私も曜と一緒に帰りたいし」
曜「そっか、へへっ」ギュ
46: 名無しで叶える物語 2018/01/03(水) 23:32:02.39 ID:k71uSMjM.net
鞠莉「ん、やっぱり手が冷たくなってる。我慢してたんでしょ」
曜「あ、こっちの手はさっきまでカバンを持ってたから…本当に大丈夫だって」
鞠莉「ダメ。寒さも疲れも、知らず知らずのうちに蓄積してダメージになっていくのよ」
鞠莉「コンビニに寄って、温かいものでも買いましょう。待たせたお詫びに、ご馳走するから」
曜「いいの?じゃあ私、ココア!」
鞠莉「はいはい。なら、私も今日はココアにしようかな」
曜「おそろいだねっ!」
曜「あ、こっちの手はさっきまでカバンを持ってたから…本当に大丈夫だって」
鞠莉「ダメ。寒さも疲れも、知らず知らずのうちに蓄積してダメージになっていくのよ」
鞠莉「コンビニに寄って、温かいものでも買いましょう。待たせたお詫びに、ご馳走するから」
曜「いいの?じゃあ私、ココア!」
鞠莉「はいはい。なら、私も今日はココアにしようかな」
曜「おそろいだねっ!」
47: 名無しで叶える物語 2018/01/03(水) 23:34:12.84 ID:k71uSMjM.net
…………………
理事長室
鞠莉「んー…」カタカタ
コンコン
鞠莉「はい」
「私です、曜です」
鞠莉「ひとりよ、どうぞー」
ガチャ
曜「やっほー」フリフリ
理事長室
鞠莉「んー…」カタカタ
コンコン
鞠莉「はい」
「私です、曜です」
鞠莉「ひとりよ、どうぞー」
ガチャ
曜「やっほー」フリフリ
49: 名無しで叶える物語 2018/01/03(水) 23:40:30.90 ID:k71uSMjM.net
鞠莉「いらっしゃい。どうかしたの?」
曜「へっへー。はい、差し入れ!」
鞠莉「私に?あら、この匂いは」
曜「曜ちゃん特製、レモンのはちみつ漬けだよ!」
曜「いつもお仕事頑張ってるお姉ちゃんに、気持ちばかりのプレゼントだよ!」
鞠莉「美味しそう…特製ってことは、わざわざ作ってくれたの?」
曜「うん!レモンは鞠莉お姉ちゃんの好きなものだし、何より元気をチャージ出来るかなって!」
鞠莉「ありがとう、嬉しいわ♪」
曜「へっへー。はい、差し入れ!」
鞠莉「私に?あら、この匂いは」
曜「曜ちゃん特製、レモンのはちみつ漬けだよ!」
曜「いつもお仕事頑張ってるお姉ちゃんに、気持ちばかりのプレゼントだよ!」
鞠莉「美味しそう…特製ってことは、わざわざ作ってくれたの?」
曜「うん!レモンは鞠莉お姉ちゃんの好きなものだし、何より元気をチャージ出来るかなって!」
鞠莉「ありがとう、嬉しいわ♪」
50: 名無しで叶える物語 2018/01/03(水) 23:43:36.73 ID:k71uSMjM.net
曜「これね、そのまま食べるのはもちろんだけど、紅茶に入れたりしても美味しいんだ!」
鞠莉「あら、素敵じゃない」
曜「あ、でもコーヒーにはちょっと合わないかもしれないけど…」
鞠莉「そんなことないわ。コーヒーにはちみつやレモンを入れる飲み方もあるから」
曜「そうなの?ならよかった!」
鞠莉(表情が素直すぎるよ、本当にもう)ニコ
鞠莉「あら、素敵じゃない」
曜「あ、でもコーヒーにはちょっと合わないかもしれないけど…」
鞠莉「そんなことないわ。コーヒーにはちみつやレモンを入れる飲み方もあるから」
曜「そうなの?ならよかった!」
鞠莉(表情が素直すぎるよ、本当にもう)ニコ
51: 名無しで叶える物語 2018/01/03(水) 23:45:08.60 ID:k71uSMjM.net
鞠莉「ちょうど一息入れようと思っていた所なの。曜も付き合ってくれる?」
曜「あ、うんっ!」
鞠莉「何がいい?コーヒーは少し苦手だったよね、甘くすればいける?」
曜「えっとね。飲み物もいいんだけど、その…」モジモジ
鞠莉「ん?」
曜「えへへ」ウズウズ
鞠莉「ん、そうだったわね」スッ
鞠莉「曜、おいで」
曜「うんっ!」
曜「あ、うんっ!」
鞠莉「何がいい?コーヒーは少し苦手だったよね、甘くすればいける?」
曜「えっとね。飲み物もいいんだけど、その…」モジモジ
鞠莉「ん?」
曜「えへへ」ウズウズ
鞠莉「ん、そうだったわね」スッ
鞠莉「曜、おいで」
曜「うんっ!」
52: 名無しで叶える物語 2018/01/03(水) 23:48:57.27 ID:k71uSMjM.net
曜「お姉ちゃーん」ムギュッ
鞠莉「いつもお姉ちゃんを支えてくれてありがとうね」ナデナデ
曜「へへ、これ好き」
鞠莉「私も。最近はこれが一番の元気の源かも」クスッ
曜「なら、嬉しいなっ」スリスリ
鞠莉(可愛いなぁ…ダイヤのことシスコンって言えなくなっちゃう)
鞠莉「いつもお姉ちゃんを支えてくれてありがとうね」ナデナデ
曜「へへ、これ好き」
鞠莉「私も。最近はこれが一番の元気の源かも」クスッ
曜「なら、嬉しいなっ」スリスリ
鞠莉(可愛いなぁ…ダイヤのことシスコンって言えなくなっちゃう)
66: 名無しで叶える物語 2018/01/04(木) 23:20:22.72 ID:rlSkpf06.net
三年生フォーメーション練習中
曜「はぁ…」ポケー
ルビィ「曜ちゃんどうしたの、元気ないの?」
曜「あ、ルビィちゃん。ごめんね、大丈夫だよ」ジー
ルビィ(曜ちゃん、お姉ちゃんたちの練習を見てるのかな)
曜「ルビィちゃん」
ルビィ「うん?」
曜「お姉ちゃんってさ、いいよね」
ルビィ「ぴぎぃ!?」
曜「憧れちゃうよぉ…」ポー
ルビィ(曜ちゃん…もしかしてお姉ちゃんのことを…!?)アワアワ
曜「はぁ…」ポケー
ルビィ「曜ちゃんどうしたの、元気ないの?」
曜「あ、ルビィちゃん。ごめんね、大丈夫だよ」ジー
ルビィ(曜ちゃん、お姉ちゃんたちの練習を見てるのかな)
曜「ルビィちゃん」
ルビィ「うん?」
曜「お姉ちゃんってさ、いいよね」
ルビィ「ぴぎぃ!?」
曜「憧れちゃうよぉ…」ポー
ルビィ(曜ちゃん…もしかしてお姉ちゃんのことを…!?)アワアワ
67: 名無しで叶える物語 2018/01/04(木) 23:21:40.93 ID:rlSkpf06.net
CYaRon!が練習中
鞠莉「はぁ…」ポケー
ダイヤ「どうしたんです。ぼーっとして、鞠莉さんらしくもない」
鞠莉「ああ、ダイヤ。なんでもないんだけど、ちょっとね」ジー
ダイヤ(ルビィたちが練習する様子を見てる?)
鞠莉「ダイヤぁ」
ダイヤ「はい?」
鞠莉「妹ってさぁ、いいよね」
ダイヤ「ぴぎゃっ!?」
鞠莉「可愛いよねぇ…」ポー
ダイヤ(鞠莉さん…まさかルビィのことを…!?)アワアワ
鞠莉「はぁ…」ポケー
ダイヤ「どうしたんです。ぼーっとして、鞠莉さんらしくもない」
鞠莉「ああ、ダイヤ。なんでもないんだけど、ちょっとね」ジー
ダイヤ(ルビィたちが練習する様子を見てる?)
鞠莉「ダイヤぁ」
ダイヤ「はい?」
鞠莉「妹ってさぁ、いいよね」
ダイヤ「ぴぎゃっ!?」
鞠莉「可愛いよねぇ…」ポー
ダイヤ(鞠莉さん…まさかルビィのことを…!?)アワアワ
68: 名無しで叶える物語 2018/01/04(木) 23:22:42.13 ID:rlSkpf06.net
理事長室
曜(お姉ちゃん、出て行ったきり戻ってこない)
曜(お菓子とコーヒーを出して貰ったけど、ひとりで待つのはどうにも落ち着かないし)ソワソワ
曜(早く戻ってこないかなー)ゴク
曜「んぐ、にがい…」
曜(お姉ちゃん、出て行ったきり戻ってこない)
曜(お菓子とコーヒーを出して貰ったけど、ひとりで待つのはどうにも落ち着かないし)ソワソワ
曜(早く戻ってこないかなー)ゴク
曜「んぐ、にがい…」
69: 名無しで叶える物語 2018/01/04(木) 23:25:44.76 ID:rlSkpf06.net
バタン
鞠莉「…」
曜「あ、お帰りなさい!」
鞠莉「ん…」ツカツカ ストン
曜(あれ?)
鞠莉「はぁ…」イライラ
曜(ひょっとして、おこりんぼモード?)
鞠莉「…」
曜「あ、お帰りなさい!」
鞠莉「ん…」ツカツカ ストン
曜(あれ?)
鞠莉「はぁ…」イライラ
曜(ひょっとして、おこりんぼモード?)
70: 名無しで叶える物語 2018/01/04(木) 23:26:20.42 ID:rlSkpf06.net
曜「お姉ちゃん、何かあったの?」
鞠莉「別に…」
曜「そう?」
鞠莉「そう!」
曜(全然そうは見えない)
鞠莉「別に…」
曜「そう?」
鞠莉「そう!」
曜(全然そうは見えない)
71: 名無しで叶える物語 2018/01/04(木) 23:27:29.13 ID:rlSkpf06.net
鞠莉「まったく、果南のアホ…!知らないんだから!」プンスコ
曜「果南ちゃん?喧嘩でもしたの?」
鞠莉「喧嘩じゃないわ。向こうから一方的に突っかかってきたの」
鞠莉「あの頑固オヤジ。いつまで経ってもいつまで経っても相変わらずなんだから!」
曜(さっき、ご機嫌斜めかなん?って言わなくてよかった…)
曜「果南ちゃん?喧嘩でもしたの?」
鞠莉「喧嘩じゃないわ。向こうから一方的に突っかかってきたの」
鞠莉「あの頑固オヤジ。いつまで経ってもいつまで経っても相変わらずなんだから!」
曜(さっき、ご機嫌斜めかなん?って言わなくてよかった…)
72: 名無しで叶える物語 2018/01/04(木) 23:28:45.41 ID:rlSkpf06.net
鞠莉「私の気持ちも知らないで…!」
曜「はいはい。何があったかは聞かないけど、その辺にしよう」
鞠莉「聞いてよ!」
曜「聞いてもいいけど、私が言うことは同じだもん」
鞠莉「聞いて欲しいの!聞くことはカウンセリングの基本だよ!」
曜「そこまで言うなら聞いてもいいけど…先に一つだけ、いい?」
鞠莉「なによ」
曜「早いとこ謝った方がいいよ」
鞠莉「なんでよ!」
曜「はいはい。何があったかは聞かないけど、その辺にしよう」
鞠莉「聞いてよ!」
曜「聞いてもいいけど、私が言うことは同じだもん」
鞠莉「聞いて欲しいの!聞くことはカウンセリングの基本だよ!」
曜「そこまで言うなら聞いてもいいけど…先に一つだけ、いい?」
鞠莉「なによ」
曜「早いとこ謝った方がいいよ」
鞠莉「なんでよ!」
73: 名無しで叶える物語 2018/01/04(木) 23:30:26.97 ID:rlSkpf06.net
曜「果南ちゃん意地っ張りだけど、意外と気にするタイプだから」
曜「今頃、きっと寂しがってるよ」
鞠莉「そんなのわかってる!」
曜「なら、なおさら仲直りしようよ」
鞠莉「私から謝る理由はないもん!」
曜「時間が経てば経つほど、仲直りはどんどん難しくなるよ」
曜「お姉ちゃんなら、このことがわかるよね?」
鞠莉「う…」
曜「喧嘩が出来るのも仲が良い証拠だけどさ。ありがとうと、ごめんなさいは早い方がいいんじゃないかな」
鞠莉「…」
曜「今頃、きっと寂しがってるよ」
鞠莉「そんなのわかってる!」
曜「なら、なおさら仲直りしようよ」
鞠莉「私から謝る理由はないもん!」
曜「時間が経てば経つほど、仲直りはどんどん難しくなるよ」
曜「お姉ちゃんなら、このことがわかるよね?」
鞠莉「う…」
曜「喧嘩が出来るのも仲が良い証拠だけどさ。ありがとうと、ごめんなさいは早い方がいいんじゃないかな」
鞠莉「…」
74: 名無しで叶える物語 2018/01/04(木) 23:32:45.47 ID:rlSkpf06.net
曜「ね?」
鞠莉「…うん、そうする」
曜「さ、早く行ってあげて。果南ちゃん、きっと待ってるよ」
鞠莉「うん…!」タッ
バタン
曜「意外と子どもっぽいところもあるんだね」ニコ
曜「ふふ、頑張ってね」ゴク
曜「むぅ、にがぁい…」
…………………
曜「もー、千歌ちゃんと梨子ちゃんの分からず屋ー!」プンスコ
鞠莉「あらあら、仲の良いことで」クスクス
鞠莉「…うん、そうする」
曜「さ、早く行ってあげて。果南ちゃん、きっと待ってるよ」
鞠莉「うん…!」タッ
バタン
曜「意外と子どもっぽいところもあるんだね」ニコ
曜「ふふ、頑張ってね」ゴク
曜「むぅ、にがぁい…」
…………………
曜「もー、千歌ちゃんと梨子ちゃんの分からず屋ー!」プンスコ
鞠莉「あらあら、仲の良いことで」クスクス
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