1: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:11:00.11 ID:ES0mBtFI.net
⌒°( ^ω^)°⌒「Aqoursとして参加する初めてのライブが東京でのライブだなんて」

⌒°( ^ω^)°⌒「緊張するビィ…」

ノcノ,,・o・,,ノレ「大丈夫。毎日たくさん練習してるし」

ノcノ,,・o・,,ノレ「本番でもきっと上手くいくずら!」

⌒°( ^ω^)°⌒「ノcノ,,・o・,,ノレちゃん…」

⌒°( ^ω^)°⌒「…ありがと!」

¶cリ˘ヮ˚)|「……」

2: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:11:34.21 ID:ES0mBtFI.net
⌒°( ^ω^)°⌒(とは言ったものの。やっぱり怖いなぁ)

⌒°( ^ω^)°⌒(PV撮影なら、失敗しても撮り直すことができるけど)

⌒°( ^ω^)°⌒(ライブではそうはいかない)

⌒°( ^ω^)°⌒(しかも有名で実力のあるスクールアイドルが集まる大会!)

⌒°( ^ω^)°⌒「はぁ…」

¶cリ˘ヮ˚)|「……」

3: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:12:09.88 ID:ES0mBtFI.net
⌒°( ^ω^)°⌒「最近、溜息ばかりついてるビィ」

⌒°( ^ω^)°⌒「おねえちゃにも心配されちゃった」

⌒°( ^ω^)°⌒「頑張るビィしなきゃいけないのに。練習にも身が入ってない気がする」

¶cリ˘ヮ˚)|「……」

¶cリ˘ヮ˚)|「⌒°( ^ω^)°⌒」

⌒°( ^ω^)°⌒「¶cリ˘ヮ˚)|ちゃん。何か用?」

¶cリ˘ヮ˚)|「何か悩んでいるようね」

4: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:12:45.20 ID:ES0mBtFI.net
⌒°( ^ω^)°⌒「やっぱり、分かる?」

¶cリ˘ヮ˚)|「勿論、全てお見通しよ。あなたはもうヨハネのリトルデーモンなんだからねっ」

⌒°( ^ω^)°⌒「¶cリ˘ヮ˚)|ちゃん…実はかくかくしかじかで…」

¶cリ˘ヮ˚)|「ふむふむ」

5: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:13:13.09 ID:ES0mBtFI.net
¶cリ˘ヮ˚)|「⌒°( ^ω^)°⌒の悩みは分かったわ」

¶cリ˘ヮ˚)|「この堕天使ヨハネが見事解決してみせましょう」

⌒°( ^ω^)°⌒「ほんとぉ!?さすがヨハネ様!」

¶cリ˘ヮ˚)|「任せなさい」

6: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:14:43.38 ID:ES0mBtFI.net
¶cリ˘ヮ˚)|「それじゃ、⌒°( ^ω^)°⌒にこれをあげるわ」

⌒°( ^ω^)°⌒「小さな袋に入った、この粉は…?」

⌒°( ^ω^)°⌒「薬?」

7: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:15:44.75 ID:ES0mBtFI.net
¶cリ˘ヮ˚)|「そう。これは堕天使ヨハネの魔の薬!」

¶cリ˘ヮ˚)|「これを飲めば一時的に気分が良くなるわ」

¶cリ˘ヮ˚)|「そして、緊張状態を緩和して何でもできるような気にしてくれるの」

¶cリ˘ヮ˚)|「すぅ てぇ きぃ」

¶cリ˘ヮ˚)|「でしょ?」



⌒°( ^ω^)°⌒(目がやばいビィ)

8: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:16:31.66 ID:ES0mBtFI.net
¶cリ˘ヮ˚)|「これを3つだけあげるわ」

¶cリ˘ヮ˚)|「もし、この効果が信じられないというのであれば、今夜のヨハネの堕天生放送を観ることね」

¶cリ˘ヮ˚)|「今日はこの薬を飲んで生放送をすることにするわ」

⌒°( ^ω^)°⌒「わかった」

9: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:17:57.75 ID:ES0mBtFI.net
---------- 夜
⌒°( ^ω^)°⌒「¶cリ˘ヮ˚)|ちゃんの生放送を観るビィ」

⌒°( ^ω^)°⌒「…いつも観てるけどね」


~~~~~
¶cリ˘ヮ˚)|「ごきげんよう。リトルデーモンたち♡」

¶cリ˘ヮ˚)|「今宵も堕天使ヨハネのミサを始めるわ♡」

10: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:18:59.10 ID:ES0mBtFI.net
ヨハネさまぁああああああああああああ
   ヨハ~      わこつです
はじまった!   きたあああああああ
 ギランッ   あああああ
      わこつ     わこ~
 アリーナ!       今夜も、   !

11: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:19:29.81 ID:ES0mBtFI.net
¶cリ˘ヮ˚)|「コメントありがとうリトルデーモンたち♡♡」

¶cリ˘ヮ˚)|「んっ♡ いつもより堕天の力が集まっているのを感じるわ♡♡♡」
~~~~~

⌒°( ^ω^)°⌒「   」



⌒°( ^ω^)°⌒「何かいつもの放送と雰囲気が違う気がするビィ」

⌒°( ^ω^)°⌒「これがあの薬の力なの?」

⌒°( ^ω^)°⌒「…」

12: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:20:19.67 ID:ES0mBtFI.net
---------- 次の日
⌒°( ^ω^)°⌒「次は、授業でみんなの前で発表しなきゃいけないから緊張するビィ」

ノcノ,,・o・,,ノレ「ずらぁ」

¶cリ˘ヮ˚)|「テキトーにやればいいのよ、テキトーに」

13: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:20:43.90 ID:ES0mBtFI.net
⌒°( ^ω^)°⌒(…そうだ)

⌒°( ^ω^)°⌒(あの薬を試してみようかな)

¶cリ˘ヮ˚)|「…」チラッ

⌒°( ^ω^)°⌒(¶cリ˘ヮ˚)|ちゃんがみてる)

14: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:21:15.22 ID:ES0mBtFI.net
⌒°( ^ω^)°⌒(この薬を)

⌒°( ^ω^)°⌒(飲めってことなのかな)

¶cリ˘ヮ˚)|「……」ジー

⌒°( ^ω^)°⌒(目がやばいビィ)

15: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:21:42.47 ID:ES0mBtFI.net
⌒°( ^ω^)°⌒(さすがに¶cリ˘ヮ˚)|ちゃんが、危険なものを⌒°( ^ω^)°⌒に勧めてくるわけない…よね?)

⌒°( ^ω^)°⌒(¶cリ˘ヮ˚)|ちゃんを信じよう)

¶cリ˘ヮ˚)|「…」ギランッ

16: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:23:27.04 ID:ES0mBtFI.net
ノcノ,,・o・,,ノレ「それでね、のっぽパンを食べてたら、おじいちゃんに取り上げられちゃったんだ~」

¶cリ˘ヮ˚)|「どうせ食べ過ぎてただけでしょ!」

ノcノ,,・o・,,ノレ「そんなことないずら。昨日はそれが3本目だったし」

¶cリ˘ヮ˚)|「食べ過ぎでしょ!?」

¶cリ˘ヮ˚)|「…」チラッ



⌒°( ^ω^)°⌒(¶cリ˘ヮ˚)|ちゃんが、ノcノ,,・o・,,ノレちゃんの気を引いてるうちに)

⌒°( ^ω^)°⌒(服用するビィ!)サーッ!

17: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:24:25.22 ID:ES0mBtFI.net
---------- 発表終わり
ノcノ,,・o・,,ノレ「⌒°( ^ω^)°⌒ちゃんの発表、とても堂々としてたずら!」

ノcノ,,・o・,,ノレ「まるで人が変わったみたいだったよ」

⌒°( ^ω^)°⌒「えへへ」

¶cリ˘ヮ˚)|「スクールアイドルを始めて、自分に自信がついたのかしらね」

⌒°( ^ω^)°⌒「そうかなぁ」

ノcノ,,・o・,,ノレ「マルは途中で何回も詰まっちゃったから、恥ずかしかったずら…」

18: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:25:16.98 ID:ES0mBtFI.net
⌒°( ^ω^)°⌒「ノcノ,,・o・,,ノレちゃんも、お話するの苦手だもんねぇ…」

ノcノ,,・o・,,ノレ「マルも⌒°( ^ω^)°⌒ちゃんみたいに変われるかなぁ」

⌒°( ^ω^)°⌒「変われるよ。現に⌒°( ^ω^)°⌒は変われた」

⌒°( ^ω^)°⌒「ノcノ,,・o・,,ノレちゃんも頑張るビィ!」

ノcノ,,・o・,,ノレ「⌒°( ^ω^)°⌒ちゃん…頼もしいずら…」

¶cリ˘ヮ˚)|「…」ギランッ

19: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:25:59.40 ID:ES0mBtFI.net
---------- 放課後
⌒°( ^ω^)°⌒「¶cリ˘ヮ˚)|ちゃん、しゅごい!」

⌒°( ^ω^)°⌒「あのお薬を飲んだら、ホントに上手くいっちゃった!」

¶cリ˘ヮ˚)|「しっ!声が大きいわ。あとヨハネよ」

⌒°( ^ω^)°⌒「ヨハネさまぁ」

¶cリ˘ヮ˚)|「ふふふ。⌒°( ^ω^)°⌒もこれで立派なリトルデーモンね」

¶cリ˘ヮ˚)|「薬の効果を実感できたところで。残り2つ、大切に使うのよ?」

⌒°( ^ω^)°⌒「はい!」

20: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:26:39.67 ID:ES0mBtFI.net
¶cリ˘ヮ˚)|「ふふふふ。ではヨハネと契約を結ぶのよ」

⌒°( ^ω^)°⌒「契約?」

¶cリ˘ヮ˚)|「そう、ヨハネが与えたこの魔の薬。このことは絶対誰にも言わないこと」

¶cリ˘ヮ˚)|「それが契約よ」

⌒°( ^ω^)°⌒「二人だけのナイショだね♪」

¶cリ˘ヮ˚)|「…ま。そういうことね」

21: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:27:23.57 ID:ES0mBtFI.net
ノcノ,,・o・,,ノレ「⌒°( ^ω^)°⌒ちゃんと¶cリ˘ヮ˚)|ちゃん。すっかり仲良しだ」

从/*^ヮ^§从「みんな、スクールアイドル陪になじめたみたいでよかったよぉ」

(*> ᴗ •*)ゞ「从/*^ヮ^§从ちゃん。逆逆!」

メイ*σ _ σリ「練習で疲れて頭が回っていないみたいね」

(*> ᴗ •*)ゞ「メイ*σ _ σリちゃん。ちゃんと从/*^ヮ^§从ちゃんを家に送ってあげてね?」

メイ*σ _ σリ「ええ。任せて」

22: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:27:50.07 ID:ES0mBtFI.net
(*> ᴗ •*)ゞ「自分の家に送ったらダメだよ?」

メイ*σ _ σリ「…」

メイ*σ _ σリ「さっ、終バスも来る頃だし早く帰りましょう!ねっ!!」

(*> ᴗ •*)ゞ「今の間は何!?」

23: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:29:01.46 ID:ES0mBtFI.net
---------- 黒澤家
⌒°( ^ω^)°⌒(ヨハネさまホントにすごいなぁ!)ピョンピョン

⌒°( ^ω^)°⌒(発表もうまくいったし!これがあれば東京でのライブも大丈夫)ピョンピョン

⌒°( ^ω^)°⌒(えへへ)ピョンピョン

|c||^.- ^||「⌒°( ^ω^)°⌒!!部屋で飛び回るのはやめなさい!!」

|c||^.- ^||「わたくしの部屋までドタバタ聞こえますわ!!」

⌒°( ^ω^)°⌒「えへへ。ごめんねお姉ちゃ!」

|c||^.- ^||「全く…」

24: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:29:47.71 ID:ES0mBtFI.net
|c||^.- ^||「…今週末の、東京でのライブは大丈夫?」

⌒°( ^ω^)°⌒「うん!」

|c||^.- ^||「自信満々ね」

⌒°( ^ω^)°⌒「たくさん練習してるし!⌒°( ^ω^)°⌒達だって招待されて行くんだもん!」

⌒°( ^ω^)°⌒「それに、¶cリ˘…」

|c||^.- ^||「よ…?」

⌒°( ^ω^)°⌒「よ、ヨーソロ♪」

|c||^.- ^||「…」

25: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:30:33.33 ID:ES0mBtFI.net
|c||^.- ^||((*> ᴗ •*)ゞさんは、⌒°( ^ω^)°⌒に悪い影響を与えそうね…)

|c||^.- ^||(要注意人物に認定しましょう)



(*> ᴗ •*)ゞ「はっくしょん!!!」

(*> ᴗ •*)ゞ「誰かが私の噂をしてるのかな?」

(*> ᴗ •*)ゞ「まさか从/*^ヮ^§从ちゃんだったりして!」

(*> ᴗ •*)ゞ「…」

(*> ᴗ •*)ゞ「…なんてね」

26: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:31:32.04 ID:ES0mBtFI.net
⌒°( ^ω^)°⌒「とにかく、頑張るビィ!」

|c||^.- ^||(…どうか)

|c||^.- ^||(無事に、帰ってきてくださいませね)

--

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--------

27: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:32:35.36 ID:ES0mBtFI.net
---------- 東京でのライブ後
⌒°( ^ω^)°⌒(⌒°( ^ω^)°⌒は、やっぱり緊張しちゃったから)

⌒°( ^ω^)°⌒(あの薬を飲んだ)

⌒°( ^ω^)°⌒(それで、今の⌒°( ^ω^)°⌒にとって最高のパフォーマンスができたけど)

⌒°( ^ω^)°⌒(それでもダメだった)

⌒°( ^ω^)°⌒(『0』だったんだぁ…)

¶cリ˘ヮ˚)|「⌒°( ^ω^)°⌒」

⌒°( ^ω^)°⌒「¶cリ˘ヮ˚)|ちゃん…」

28: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:33:12.25 ID:ES0mBtFI.net
¶cリ˘ヮ˚)|「少なくとも⌒°( ^ω^)°⌒のパフォーマンスは最高だったわ」

¶cリ˘ヮ˚)|「あの薬を飲んだのね?」

⌒°( ^ω^)°⌒「うん。でもダメだった」

¶cリ˘ヮ˚)|「…」ナデナデ

⌒°( ^ω^)°⌒「なんで撫でるの」

¶cリ˘ヮ˚)|「…泣いてもいいのよ?」

⌒°( ^ω^)°⌒「…泣かないもん」

⌒°( ^ω^)°⌒「…まだ」

¶cリ˘ヮ˚)|「そう…」

29: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:34:34.37 ID:ES0mBtFI.net
----------
⌒°( ^ω^)°⌒(その後、なんやかんや一悶着あって。Aqoursメンバーは9人になった)

⌒°( ^ω^)°⌒(そして、夏祭りの会場でライブをやることになったんだけど…)

⌒°( ^ω^)°⌒「はぁ…」

30: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:35:18.42 ID:ES0mBtFI.net
⌒°( ^ω^)°⌒(次のライブ、お姉ちゃんたちが加入してからの最初のライブ)

⌒°( ^ω^)°⌒(そして歌うのは『未熟DREAMER』)

⌒°( ^ω^)°⌒(お姉ちゃんたちの、大切な曲)

⌒°( ^ω^)°⌒「…失敗できない」

⌒°( ^ω^)°⌒「けど、あのお薬はあと1つしかないんだよねぇ」

31: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:36:10.42 ID:ES0mBtFI.net
⌒°( ^ω^)°⌒(⌒°( ^ω^)°⌒は、このお薬を使いたい場面がもう一つあるんだぁ)

⌒°( ^ω^)°⌒(それは…¶cリ˘ヮ˚)|ちゃんに…)



ノcノ,,・o・,,ノレ「…ねえ、⌒°( ^ω^)°⌒ちゃん」

32: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 02:37:00.85 ID:ES0mBtFI.net
ノcノ,,・o・,,ノレ「お薬って……」

ノcノ,,・o・,,ノレ「何?」



⌒°( ^ω^)°⌒「!?」

⌒°( ^ω^)°⌒「ノcノ,,・o・,,ノレちゃん!?」

66: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 19:59:59.60 ID:ES0mBtFI.net
ノcノ,,・o・,,ノレ「⌒°( ^ω^)°⌒ちゃん…病気だったの?」

⌒°( ^ω^)°⌒「ち、違うよっ」

ノcノ,,・o・,,ノレ「でも病気じゃないのにお薬なんて」

ノcノ,,・o・,,ノレ「普通飲まないよね?」

⌒°( ^ω^)°⌒「うっ…」

67: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:01:08.40 ID:ES0mBtFI.net
ノcノ,,・o・,,ノレ「理由を言えないの?」

⌒°( ^ω^)°⌒「…」

⌒°( ^ω^)°⌒「…言えない」

ノcノ,,・o・,,ノレ「マルにも言えないことなの?」

⌒°( ^ω^)°⌒「…」

68: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:01:46.34 ID:ES0mBtFI.net
~~~~~
¶cリ˘ヮ˚)|「このことは絶対誰にも言わないこと」

¶cリ˘ヮ˚)|「それが契約よ」

⌒°( ^ω^)°⌒「二人だけのナイショだね♪」

¶cリ˘ヮ˚)|「…ま。そういうことね」
~~~~~

69: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:04:07.40 ID:ES0mBtFI.net
⌒°( ^ω^)°⌒「ごめんね」

⌒°( ^ω^)°⌒「そういう『契約』だから」

ノcノ,,・o・,,ノレ「契約?」

ノcノ,,・o・,,ノレ「…それなら仕方ないね」

70: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:06:30.95 ID:ES0mBtFI.net
ノcノ,,・o・,,ノレ「残念だけど、マルの話はこれでおしまい」トボトボ

⌒°( ^ω^)°⌒「あっ、ノcノ,,・o・,,ノレちゃん!」

⌒°( ^ω^)°⌒「行っちゃった」

71: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:07:51.67 ID:ES0mBtFI.net
---------- 黒澤家
⌒°( ^ω^)°⌒「zzz」

|c||^.- ^||「…」スッ

|c||^.- ^||(⌒°( ^ω^)°⌒が寝ている間に部屋に忍び込むなんて、まるで  いね)

|c||^.- ^||(なんて冗談を言っている場合ではなくて)

|c||^.- ^||(ノcノ,,・o・,,ノレさんのお話。本当かどうか確かめなくては…)

72: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:10:04.94 ID:ES0mBtFI.net
~~~~~
ノcノ,,・o・,,ノレ「|c||^.- ^||さん。⌒°( ^ω^)°⌒ちゃんって病気じゃないですよね?」

|c||^.- ^||「あらノcノ,,・o・,,ノレさん。唐突に何を言っているのですか」

|c||^.- ^||「⌒°( ^ω^)°⌒は、家で飛び回るくらいの健康体ですわ」

ノcノ,,・o・,,ノレ「だよね…」

|c||^.- ^||「どうかしたのですか」

73: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:11:45.97 ID:ES0mBtFI.net
ノcノ,,・o・,,ノレ「それが…かくかくしかじかで」

ノcノ,,・o・,,ノレ「何か、薬を飲んでいるみたいずら」

|c||^.- ^||「薬!?」

|c||^.- ^||「…思い当たる節がありませんが、今夜確認してみますわ」

ノcノ,,・o・,,ノレ「お願いします」
~~~~~

74: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:12:16.41 ID:ES0mBtFI.net
|c||^.- ^||(とりあえずカバンの中を…)ガサゴソ…ガサゴソ・・・

|c||^.- ^||「!?」

|c||^.- ^||(これは!粉末状の薬…?)

|c||^.- ^||(正確な色までは暗くて見えないけれど、白い粉のようね)

|c||^.- ^||(見たところ1つしかない。となると常備薬にしてはおかしい)

75: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:13:50.43 ID:ES0mBtFI.net
|c||^.- ^||(まさか…)

|c||^.- ^||(MA・YA・KU!?)

|c||^.- ^||(いやいや…まさかそんな)

|c||^.- ^||(ウチの妹に限ってそんな)

|c||^.- ^||(…)

|c||^.- ^||(コッソリ捨てて、⌒°( ^ω^)°⌒の様子を見てみましょうか)ポイー

76: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:15:32.38 ID:ES0mBtFI.net
⌒°( ^ω^)°⌒「ん~」

⌒°( ^ω^)°⌒(もう朝かぁ…)

⌒°( ^ω^)°⌒「ん?」

⌒°( ^ω^)°⌒(⌒°( ^ω^)°⌒のカバンが開いてるビィ)

⌒°( ^ω^)°⌒「ん~?」ガサゴソ…ガサゴソ・・・

⌒°( ^ω^)°⌒「ん!?」



⌒°( ^ω^)°⌒「ピギャアアアアアア!!!!」

77: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:16:21.85 ID:ES0mBtFI.net
|c||^.- ^||「朝からどうしましたの⌒°( ^ω^)°⌒!?」

|c||^.- ^||「あっ…」

⌒°( ^ω^)°⌒「お姉ちゃ…」

⌒°( ^ω^)°⌒「その…」

⌒°( ^ω^)°⌒「⌒°( ^ω^)°⌒のカバン、開けた?」

78: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:17:30.77 ID:ES0mBtFI.net
|c||^.- ^||「…」

|c||^.- ^||「…開けました」

⌒°( ^ω^)°⌒「!?」

|c||^.- ^||「そして、中に入っていた怪しげな薬は捨てましたわ」

⌒°( ^ω^)°⌒「!!?」

79: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:18:49.92 ID:ES0mBtFI.net
⌒°( ^ω^)°⌒「なんで捨てたのぉ!!!?」

|c||^.- ^||「!?」

⌒°( ^ω^)°⌒「アレがないと…アレがないとぉ!!!!」

|c||^.- ^||「ひっ!?」

|c||^.- ^||(目がやばいですわ…)

|c||^.- ^||「とっとにかく。もう捨ててしまいましたの!」

|c||^.- ^||「今日は家でおとなしくしていなさいね!」

⌒°( ^ω^)°⌒(……)

80: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:19:37.62 ID:ES0mBtFI.net
⌒°( ^ω^)°⌒(ヨハネさまのところに行かなきゃ…)

⌒°( ^ω^)°⌒(お薬貰いに…)

⌒°( ^ω^)°⌒(早く行かなきゃ…)

81: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:30:29.31 ID:ES0mBtFI.net
---------- ヨハネハウス
⌒°( ^ω^)°⌒「」ピンポーン

¶cリ˘ヮ˚)|「はーい」

¶cリ˘ヮ˚)|「って⌒°( ^ω^)°⌒じゃない。どうしたのこんな朝から」

82: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:30:53.93 ID:ES0mBtFI.net
⌒°( ^ω^)°⌒「とにかく上げてほしいビィ」

¶cリ˘ヮ˚)|「えっ」

⌒°( ^ω^)°⌒「はやく!」

¶cリ˘ヮ˚)|(目がやばいわ…)

83: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:32:18.00 ID:ES0mBtFI.net
¶cリ˘ヮ˚)|「捨てられた!?」

⌒°( ^ω^)°⌒「そうなの。卑劣なお姉ちゃが⌒°( ^ω^)°⌒のカバンを漁って勝手に捨てたんだぁ!」

¶cリ˘ヮ˚)|「そう。残念だったわね」

⌒°( ^ω^)°⌒「その…ヨハネさま。よかったらもう1つだけでいいので⌒°( ^ω^)°⌒にお薬を…」

¶cリ˘ヮ˚)|「…ダメ。3つだけって言ったハズよ?」

⌒°( ^ω^)°⌒「でもぉ!アレがないと⌒°( ^ω^)°⌒は!!」

84: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:34:33.69 ID:ES0mBtFI.net
¶cリ˘ヮ˚)|「はぁ…仕方ないわね」ガサゴソ

¶cリ˘ヮ˚)|「⌒°( ^ω^)°⌒、貴方が欲しいのはコレかしら?」スッ

⌒°( ^ω^)°⌒「そう! そのお薬! ⌒°( ^ω^)°⌒にちょうだい! ねっ?」

85: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:43:40.17 ID:ES0mBtFI.net
¶cリ˘ヮ˚)|「ふふふ。そんなにこの薬が欲しいの?」スッ

⌒°( ^ω^)°⌒「うんうん!」

⌒°( ^ω^)°⌒「ん?」

⌒°( ^ω^)°⌒「何?その液体」

¶cリ˘ヮ˚)|「何だと思う?」

86: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:44:02.24 ID:ES0mBtFI.net
¶cリ˘ヮ˚)|「この液体をこの粉末にかけると」ドバァ!

⌒°( ^ω^)°⌒「あっ! 薬が!!」

⌒°( ^ω^)°⌒「…紫色になったビィ」

88: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:45:02.78 ID:ES0mBtFI.net
¶cリ˘ヮ˚)|「この液体は」

¶cリ˘ヮ˚)|「ヨウ素液よ」

⌒°( ^ω^)°⌒「ヨウ素液? ということは…」

¶cリ˘ヮ˚)|「そう。この粉末はただの片栗粉」

¶cリ˘ヮ˚)|「片栗粉にはデンプンが含まれているから色が変わったのよ」

89: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:45:28.63 ID:ES0mBtFI.net
¶cリ˘ヮ˚)|「貴方はただの片栗粉を薬と錯覚していただけなの」

¶cリ˘ヮ˚)|「いわゆるプラセボ効果ね」

⌒°( ^ω^)°⌒「そんなぁ…」

90: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:46:09.14 ID:ES0mBtFI.net
¶cリ˘ヮ˚)|「ふふふ。でも貴方は意味のないものを飲んでいたにも関わらず、ちゃんと人前で発表も出来た。パフォーマンスも出来た」

¶cリ˘ヮ˚)|「それって、⌒°( ^ω^)°⌒の実力じゃない?」

⌒°( ^ω^)°⌒「っ!」

¶cリ˘ヮ˚)|「ヨハネはそれを後押ししただけ」

¶cリ˘ヮ˚)|「言ったでしょ?すべてお見通しだって♡」

⌒°( ^ω^)°⌒「…」

⌒°( ^ω^)°⌒「…ヨハネさま」

91: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:46:47.24 ID:ES0mBtFI.net
⌒°( ^ω^)°⌒「何でわざわざヨウ素液をかけたの?」

¶cリ˘ヮ˚)|「この前、マンガで読んだから真似したくなったのよ!」

92: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:47:51.49 ID:ES0mBtFI.net
---------- 後日
⌒°( ^ω^)°⌒「かくかくしかじかで!」

¶cリ˘ヮ˚)|「実は片栗粉でした!」

⌒°( ^ω¶cリ˘ヮ「お騒がせしました!!」

メイ*σ _ σリ「変なことになってなくてよかったよ」

从/*^ヮ^§从「|c||^.- ^||さんとノcノ,,・o・,,ノレちゃんが大騒ぎしてたから、とんでもないことが起こってたんだと思っちゃった!」

|c||^.- ^||「面目ありませんわ…」

95: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:49:10.45 ID:ES0mBtFI.net
∫∫( c||^ヮ^||「まあまあ、確かに誤解しても仕方ないよ」

(*> ᴗ •*)ゞ「結果的に⌒°( ^ω^)°⌒ちゃんが成長できたんだからめでたしめでたしヨーソロ♪」

ノcノ,,・o・,,ノレ「ずらぁ…」



⌒°( ^ω^)°⌒「あのっ!」

96: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:50:29.98 ID:ES0mBtFI.net
⌒°( ^ω^)°⌒「あと一つ、⌒°( ^ω^)°⌒から言いたいことがあって!」

ノξソ>ω<ハ6「何かしら?」

⌒°( ^ω^)°⌒「¶cリ˘ヮ˚)|ちゃん…いや、ヨハネさま!」

¶cリ˘ヮ˚)|「え?」

97: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:50:55.79 ID:ES0mBtFI.net
⌒°( ^ω^)°⌒「⌒°( ^ω^)°⌒は…」

⌒°( ^ω^)°⌒「⌒°( ^ω^)°⌒はヨハネさまのことが好きです!」

⌒°( ^ω^)°⌒「⌒°( ^ω^)°⌒とお付き合いしてください!!」



¶cリ˘ヮ˚)|「えええ!!!!!?」

98: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:52:03.58 ID:ES0mBtFI.net
⌒°( ^ω^)°⌒「ヨハネさまのおかげで、⌒°( ^ω^)°⌒は自分に自信が持てました!」

⌒°( ^ω^)°⌒「そんなきっかけをくれたり…自分も辛いのに⌒°( ^ω^)°⌒に優しくしてくれたり…」

⌒°( ^ω^)°⌒「とてもステキなヨハネさまの虜になりました!」

⌒°( ^ω^)°⌒「今、告白出来たのもヨハネさまのお陰です!」

⌒°( ^ω^)°⌒「お願いします!」



¶cリ˘ヮ˚)|「…」

99: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:53:02.72 ID:ES0mBtFI.net
¶cリ˘ヮ˚)|「ヨハネも、愛してるわ」

¶cリ˘ヮ˚)|「これからも最高のリトルデーモンとして、ヨハネに付き従うことね!」

⌒°( ^ω^)°⌒「はい!!」



|c||^.- ^||「」卒倒

100: 名無しで叶える物語 2018/03/07(水) 20:53:48.50 ID:ES0mBtFI.net
ノcノ,,・o・,,ノレ「|c||^.- ^||さんっ!?」

ノξソ>ω<ハ6「なんだかシャイニーなことになってきたわね♡」

メイ*σ _ σリ「いや笑いごとじゃなくて|c||^.- ^||さんが・・・」

∫∫( c||^ヮ^||「何にせよ、これでめでたしめでたしかなん?」



⌒°( ^ω^)°⌒「ハッピーエンドね♡」¶cリ˘ヮ˚)|

引用元: ⌒°( ^ω^)°⌒「げんきがでるおくすり」¶cリ˘ヮ˚)|