1: 名無しで叶える物語 2018/03/13(火) 00:39:08.99 ID:/eJiIfs7.net
ほのくま「ねぇねぇあなた!」

ちかいぬ「えっ・・・わ、わたしですか?」

ほのくま「そうっ!あなただよ!」

ちかいぬ「なんでしょう?」

ほのくま「いや、もしかすると迷子さんかな~って!」

ちかいぬ「い、いや・・・いえ、もしかしなくても迷子です・・・」

ほのくま「やっぱり!見ない顔だからもしかして~と思ってね!」

ちかいぬ「」グー

ちかいぬ「わんっ・・・///」

ほのくま「お腹減ったの?」

ほのくま「へへ、ついてきて!」

4: 名無しで叶える物語 2018/03/13(火) 00:43:42.63 ID:/eJiIfs7.net
ほのくま「こ~んにっちは~!」

ちかいぬ「こんにちは~・・・」

うみうさ「ほの・・・あなたどこに行っていたんですか?」

うみうさ「まきが探していましたよ」

ほのくま「こ、ごめ~ん!」

うみうさ「おや?そちらの子は・・・」

ちかいぬ「あっ、わたし、ちかです!」

ほのくま「迷っちゃったみたいで」

うみうさ「そうなのですか・・・この辺は道も複雑ですしね」

ほのくま「そうだ、にこちゃんいる?」

うみうさ「にこなら奥にいますよ」

ほのくま「ありがと!ほら、あなたも来て!」

ちかいぬ「は、はい!」

5: 名無しで叶える物語 2018/03/13(火) 00:50:29.42 ID:/eJiIfs7.net
にこパンダ「ふわぁ~・・・ねむたいにこ・・・」

ほのくま「にこちゃ~ん!」

にこパンダ「!・・・ほのくま・・・」

ほのくま「ねーねー!ご飯ある?」

にこパンダ「いま作ってるわよ・・・それよりあんた・・・」

ほのくま「え?」

ちかいぬ「・・・?クンクン」

ちかいぬ「なんか・・・殺気の匂いがします・・・」

ほのくま「もう~!何言ってるの!殺気に匂いなんてないよ~!」

まきパンサー「・・・本当にないと思う?」ゴゴゴ・・・

ほのくま「ひっ!」ゾクッ

まきパンサー「本気で怒ると殺気にも匂いがつくのかもね・・・」

ほのくま「ま、まきちゃん!怒ると可愛い顔が台無しに~・・・」

まきパンサー「・・・!!怒ってるのはあなたのせいなのよほのくま~!!!」

ムギュー

ほのくま「ふ、ふぇぇ~・・・ご、ごめんなさい~!」

7: 名無しで叶える物語 2018/03/13(火) 00:59:48.88 ID:/eJiIfs7.net
ほのくま「うぅ~・・・ほっぺ痛いよ~・・・」

まきパンサー「モグモグ、自業自得!少しは反省しなさい・・・!」

にこパンダ「てゆーか、今回はほのくま何やらかしたのよ?」

まきパンサー「・・・食料調達のローテションあるでしょ」

まきパンサー「この子がいないから、わたしが代わりに二日連続で食料調達しに行ったのよっ!」

まきパンサー「もうヘトヘトなんだから・・・」

にこパンダ「・・・その程度で怒っちゃって、うつわが小さいのよ」

まきパンサー「なっ!!なによそれ!じゃあにこちゃんがほのくまの代わりにやれば良かったじゃない!」

にこパンダ「はぁ~!?にこはにこでのんの代わりに料理当番だったのよ~!!」

まきパンサー「むっ~!」

にこパンダ「ぐぬぬ~!」

バチバチ・・・

ほのくま「ま、まぁまぁ二人とも~・・・」

まきパンサー にこパンダ「!!!」キッ

まきパンサー「だいたいね・・・」

にこパンダ「喧嘩の元は!」

まきパンサー にこパンダ「あんたなのよ!!」

ほのくま「うぅ~~~!ごめんなさ~い!」

ちかいぬ「は、ハモった・・・あはは、仲良いような・・・」

8: 名無しで叶える物語 2018/03/13(火) 01:05:50.27 ID:/eJiIfs7.net
ちかいぬ「はぁ・・・」グー

ちかいぬ「あっ///」

ほのくま「あっ!遠慮せずに食べて!にこちゃんの料理美味しいんだから!」

ちかいぬ「あっ、はい!いただきます!」

ちかいぬ「パクパク・・・」

にこパンダ「というかほのくま、この子は?」

ほのくま「迷ったんだって」

まきパンサー「ふ~ん、名前は?」

ほのくま「名前はね~!!・・・名前は~・・・」

ちかいぬ「・・・」

うみうさ「ちかいぬですよ、さっき言っていたじゃないですか・・・」

ほのくま「うみちゃん!そ、そう!ちかちゃん!」

まきパンサー「・・・ほのくま、あなた」

にこパンダ「名前ぐらい覚えなさいよ・・・」

9: 名無しで叶える物語 2018/03/13(火) 01:11:42.70 ID:/eJiIfs7.net
ちかいぬ「あの・・・みなさんは」

ほのくま「ふふ!よく聞いてくれたね!」

ほのくま「わたしたちはこのバキア地区の最高のチーム!」

ほのくま「わたしがNo.1、ほのくま!」ビシッ

うみうさ「・・・」

ほのくま「んっ、んっ」

うみうさ「・・・わたしもやるんですか?」

ほのくま「あたりまえだよ~!」

うみうさ「・・・No.3、うみうさです///」ビシッ

まきパンサー「はぁ・・・No.4、まきパンサー・・・」ビシッ

にこパンダ「ラッキセブンにこ!No.7、にこパンダ!」ビシッ

ちかいぬ「お~う!!!」パチパチ

ほのくま「わ~ウケたよ!!」

うみうさ「稀ですよ・・・」

12: 名無しで叶える物語 2018/03/13(火) 01:20:41.76 ID:/eJiIfs7.net
ちかいぬ「すごい!かっこいいです!」

ほのくま「でしょでしょ!ちかちゃんわかってるな~!」

にこパンダ「ほの、迷子なら早く帰してあげなさいよ」

ほのくま「そうだね、ちかちゃん、どこから来たの?」

ちかいぬ「ヅマヌです」

まきパンサー「なんでまたそんな遠いところから・・・」

ちかいぬ「とあるねこちゃんが運動するために誰か上に乗っけて走りたいからって」

ちかいぬ「それで乗ったらいつの間にかここに・・・」

まきパンサー「・・・そのねこ、毛は何色だったの?」

ちかいぬ「オレンジです」

うみうさ「知り合いですね・・・」

まきパンサー「りん・・・帰ったらお説教ね・・・」

13: 名無しで叶える物語 2018/03/13(火) 01:33:04.10 ID:/eJiIfs7.net
にこパンダ「ちかはヅマヌへの帰り方わかるの?」

ちかいぬ「・・・クゥーン」

にこパンダ「そう・・・ほのくま、送ってあげなさいよ」

ほのくま「オッケー!よーし!ちかちゃんいっくよー!ガオー」

ちかいぬ「なんかガオーって取られてる気がしますけど・・・行きましょう~ワオーン」

ほのくま「」ピタッ

ちかいぬ「・・・?わん?」

ほのくま「あはは・・・ヅマヌ地区ってどこだっけ?」

にこパンダ「」ズコッ

まきパンサー「・・・この子ダメかも」

にこパンダ「うみうさ、一緒に行ってあげなさい」

うみうさ「はい・・・二人じゃ、ほのはともかく・・・ちかがかわいそうですからね」

ほのくま「んもぅ!うみちゃ~ん!」

ちかいぬ「まきさん、にこさん、お世話になりました!ご飯美味しかったです!」

にこパンダ「えぇ、気をつけて帰るのよ」

まきパンサー「またね」

16: 名無しで叶える物語 2018/03/13(火) 01:49:04.68 ID:/eJiIfs7.net
ほのくま「よーし!しゅっぱーつ!」

うみうさ「ほの・・・そっちじゃないです」

ほのくま「え?」

うみうさ「逆ですから、こっちですよ」

ほのくま「・・・だ、だよね!あはは!」

ちかいぬ「あはは・・・」

うみうさ「はぁ・・・送るって言ったんですから、ちゃんと発言に責任を持ってください」

ほのくま「わかってるよ~・・・」

うみうさ「わかってません!!」

うみうさ「あなたはいつもいつも!!」

ほのくま「もう~また始まった~!!やめてよ耳がいたいよ~!!」

うみうさ「また始まったとはなんですか!!わたしだって言いたくて言ってるわけじゃありません!」

ほのくま「むぅ~!じゃあ言わなきゃいいじゃん」

うみうさ「・・・!!ほの、あなたは~!!」

ほのくま「な、なによぉ~!」

17: 名無しで叶える物語 2018/03/13(火) 01:54:12.35 ID:/eJiIfs7.net
ちかいぬ「え、えっとぉ・・・」

うみうさ「ほのはわたしがいないと何も出来ないんですから!口答えしないでください!」

ほのくま「な、なにそれ!!変なこと言わないでよ!」

うみうさ「夜、トイレにひとりで行けないからって、ついて行ってあげてるのもわたしじゃないですか!」

ほのくま「うっ・・・!」

ほのくま「う、うみちゃんだって!この前みんなでピクニックに行った時、ちょっとはぐれて一人になったら泣いちゃったじゃん!」

うみうさ「か、関係ないでしょそれは!///」

ちかいぬ「あの、喧嘩は・・・」

ほのくま「ふーんだ!」

うみうさ「っっ!そっちがその気なら・・・!」

うみうさ「ふんっ!」

ちかいぬ(え、えぇぇ~!??)ガーン

20: 名無しで叶える物語 2018/03/13(火) 02:04:49.73 ID:/eJiIfs7.net
スタスタ

ちかいぬ「・・・」

ほのくま「」プイッ

ちかいぬ「・・・」

うみうさ「」プイッ

ちかいぬ「うぅ・・・」

ほのくま「・・・ちかちゃんのヅマヌ地区はなにか有名なのあるのかな?」

ちかいぬ「えっ、あ・・・はい!みかんとか・・・」

うみうさ「そんな事より」

ほのくま「むっ・・・」

ちかいぬ「えっ・・・」

うみうさ「疲れたら言ってくださいね?休みを取りますから」

ちかいぬ「は、はい・・・!」

ほのくま「・・・ふんっ!」

うみうさ「・・・ふんっ!」

ちかいぬ(空気が重いワン・・・)

21: 名無しで叶える物語 2018/03/13(火) 02:11:37.34 ID:/eJiIfs7.net
ことひつじ「あれ?二人ともどこか行くの♪」

ほのくま「あっ、ことちゃん!」

ちかいぬ「ことちゃん・・・」

ことひつじ「ん?この子は?」

ほのくま「ちかいぬちゃんだよ」

うみうさ「ちかいぬです」

ほのくま「むっ・・・!」

うみうさ「っっ・・・!」

ことひつじ「あれ?二人とももしかして喧嘩中?」

ちかいぬ「えっ、ちょっ・・・!」

ことひつじ「ダメだよ二人とも~!喧嘩はダメ!メッ!」

ほのくま「・・・だって」

ことひつじ「だってじゃないよ!ほのちゃん!」

ことひつじ「ほら、仲直りの握手!」

うみうさ「・・・」

ことひつじ「うみちゃんも意地はっちゃだーめ!」

25: 名無しで叶える物語 2018/03/13(火) 02:19:50.76 ID:/eJiIfs7.net
ニギッ

ほのくま「わたし・・・ごめんね、うみちゃん・・・ひどいこと言っちゃって」

うみうさ「いえ、わたしの方こそ・・・ムキになってしまって、ごめんなさい・・・」

ことひつじ「うんうん♪」

ちかいぬ「すごい・・・あんなに険悪だったのに」

ことひつじ「いやいや~、険悪そうに見えてるだけだよ?」

ちかいぬ「そうなんですか?」

ことひつじ「うん♪意地の張り合いになっちゃってるだけだよ」

ことひつじ「ホントは二人ともすごく素直で可愛いんだから♪」

ちかいぬ「へぇ~・・・」

ほのくま「うみちゃ~ん♪」ペロペロ

うみうさ「ちょっ、ほの、舐めないでください///」

ことひつじ「ほら!もう仲直り!」

ちかいぬ「微笑ましいですね・・・」

26: 名無しで叶える物語 2018/03/13(火) 02:27:38.85 ID:/eJiIfs7.net
ことひつじ「というわけで改めて挨拶!」

ことひつじ「バキア地区チームのNo.2、ことひつじだよ!」

ことひつじ「それで、ちかいぬちゃんはどうして二人と?」

ちかいぬ「えっと・・・わたし、ヅマヌから来たんですけど帰り道がわからなくて送ってもらってるんです」

ことひつじ「ヅマヌ地区からって結構遠いよ~!よく来たね~!」

うみうさ「りんが連れて来たんですよ・・・」

ことひつじ「あっ、なるほど~・・・」

ほのくま「りんちゃんならヅマヌからバキアまでひとっ飛びだからね・・・」

28: 名無しで叶える物語 2018/03/13(火) 02:33:29.34 ID:/eJiIfs7.net
ことひつじ「じゃあわたしはもう行くけどちかちゃんに迷惑かけちゃダメだよ?二人とも!」

ほのくま「は~い!」

ちかいぬ「迷惑だなんて・・・わたしが迷惑かけてるぐらいなのに」

ことひつじ「うみちゃん!ほのちゃんにあんまりガミガミ言っちゃダメだよ?けっこう繊細なんだから!」

うみうさ「心得てます・・・」

ことひつじ「ならよし!」

ことひつじ「あっ、そうだ!ちかちゃんにこれあげる!」

ちかいぬ「え?」

ことひつじ「つけてあげる♪」

ちかいぬ「これは・・・」

ことひつじ「三つ葉のクローバー!お守りだよ!」

ちかいぬ「クローバー・・・ありがとうございます!」

ことひつじ「うんっ!じゃあ3人とも気をつけてね~!」

ことひつじ「ばいば~い!」

29: 名無しで叶える物語 2018/03/13(火) 02:40:12.03 ID:/eJiIfs7.net
ほのくま「さっすがことちゃん~三つ葉のクローバーっていいセンスしてるなぁ~♪」

ちかいぬ「えへへ・・・」

うみうさ「似合ってますよ、ちか」

ちかいぬ「えへ・・・ありがとうございます!」

えりきつね「かよ~、もう帰るチカ・・・」

ちかいぬ「うん!ちか帰る!」

ちかいぬ「・・・ん?」

ほのくま「あっ!えりちゃ~ん!」

えりきつね「!ほのくま!」

うみうさ「えり、ここでなにを?」

えりきつね「うみまで・・・」

えりきつね「ふぅ・・・なにって、あれよ」

ほのくま「あれ?」

30: 名無しで叶える物語 2018/03/13(火) 02:47:32.21 ID:/eJiIfs7.net
しかよちん「んぅ~これも違う・・・」

ほのくま「あれって・・・かよちゃんのこと?」

うみうさ「かよがどうかしたんですか?」

えりきつね「白米味の木の実を探してるらしいチカ・・・」

ちかいぬ「白米味・・・」

えりきつね「・・・!あなたは?」

ほのくま「この子はちかいぬちゃんだよ!間違ってヅマヌからバキアに来ちゃって」

えりきつね「そう・・・大変だったわね、ちか」

ちかいぬ「はい・・・」

ほのくま「チカだかちかだか・・・なんだかな~」

えりきつね「わたしは、バキア地区チームのNo.9、えりきつねチカ!」

えりきつね「そして向こうで何かを探しているのが・・・」

えりきつね「かよ!」

しかよちん「えっ・・・?あっ・・・」

しかよちん「こほん・・・はい!バキア地区チームのNo.6、しかよちんです!!」

ちかいぬ「しかよちん・・・可愛いです~・・・!!」

31: 名無しで叶える物語 2018/03/13(火) 02:58:57.18 ID:/eJiIfs7.net
ちかいぬ「わたしはちかいぬです!」

しかよちん「ちかいぬちゃん・・・ってほのちゃんにうみちゃん・・・なんでこんなところに?」

えりきつね「それより、かよ~・・・もう帰るチカ~・・・」

しかよちん「え、えぇ!?なんで!?」

えりきつね「もうずっと探してるけど、白米味の木の実見つかってないチカ・・・」

しかよちん「うぅ・・・」

ビュー

ちかいぬ「あっ・・・!」

ほのくま「風でことちゃんから貰った三つ葉のクローバーが・・・!」

うみうさ「飛んでって・・・!」

46: 名無しで叶える物語 2018/03/14(水) 02:51:11.22 ID:C6BlVqUm.net
ガサガサ・・・

ほのくま「あったー?」

えりきつね「ないチカ~」

うみうさ「こっちにもありませんね・・・」

ちかいぬ「・・・っっ」

しかよちん「・・・大丈夫だよ」

ちかいぬ「っ!」

しかよちん「絶対見つけてあげるから」

ちかいぬ「あ、ありがとう・・・ございます」

47: 名無しで叶える物語 2018/03/14(水) 02:52:25.00 ID:C6BlVqUm.net
数時間後

しかよちん「あったー!!!!」

ほのくま「すごーい!!かよちゃんやる~!!」

しかよちん「はい、どうぞ!」

ちかいぬ「本当にありがとうございます!」

えりきつね「・・・かよ」

しかよちん「ん?なーに?」

えりきつね「はい、これ」

しかよちん「えっ・・・これって」

えりきつね「偶然見つけたチカ」

しかよちん「白米味の木の実・・・」

ほのくま「よかったね!かよちゃん!」

うみうさ「いいことをしたからですね」

ちかいぬ「ですね!」

しかよちん「えへっ・・・うん!」

48: 名無しで叶える物語 2018/03/14(水) 02:53:17.26 ID:C6BlVqUm.net
しかよちん「またね~!」

えりきつね「ばいばいチカ~」

トテトテ

ほのくま「えへへ、木の実たくさん貰っちゃった」

ちかいぬ「美味しそうですね!」

うみうさ「しかし予想以上に時間を食ってしまいましたね・・・」

うみうさ「もう真っ暗です」

ポツポツ・・・

ちかいぬ「あっ、雨・・・」

ほのくま「あそこに洞窟があるし、今夜はあそこで一泊しよう!」

うみうさ「そうですね、そうしましょう」

50: 名無しで叶える物語 2018/03/14(水) 02:57:58.90 ID:C6BlVqUm.net
ちかいぬ「クゥーン・・・濡れちゃった」ブルブル

ほのくま「水を含んで重い・・・!」

りんねこ「りんはおなかへったにゃぁ~・・・」

うみうさ「なら、かよたちからもらった木の実を・・・って、りん!?」

ほのくま「りんちゃん!何してるのこんなところで!?」

りんねこ「お昼いっぱい走ったからヘトヘトにゃぁ・・・」

りんねこ「あっ・・・その子、お昼にりんが乗っけてあげた子だにゃ」

ちかいぬ「ど、どうもです」

うみうさ「乗っけてあげたんじゃなくて、無理やり乗っけたんでしょう・・・」

51: 名無しで叶える物語 2018/03/14(水) 03:03:30.40 ID:C6BlVqUm.net
りんねこ「にゃんにゃんにゃ~ん!パクパク」

りんねこ「木の実でお腹いーっぱい!りんちゃんMAX元気にゃ~!」

りんねこ「そういえば、三人はなんでここに?」

ほのくま「あはは・・・りんちゃんがちかちゃんをバキアまで連れて来ちゃったから」

うみうさ「ヅマヌまでほのとわたしで送ってるんです・・・んもぅ」

りんねこ「ご、ごめんなさ~い・・・」

うみうさ「にことまきがおかんむりでしたよ?」

りんねこ「えっ・・・!」

りんねこ「うぅ・・・帰るのがゆーうつになってきたにゃぁ・・・」

ほのくま「にこちゃんは諭すように言ってくれるけど、まきちゃんは怒ったら迫力あってこわいもんね・・・」

りんねこ「んにゃぁ~・・・」

52: 名無しで叶える物語 2018/03/14(水) 03:09:06.04 ID:C6BlVqUm.net
うみうさ「それはそうとして、りん・・・ちかに挨拶を」

りんねこ「あっ!そうだったにゃ!」

りんねこ「えっと!あなたのお名前はちかちゃん?」

ちかいぬ「ち、ちかいぬです!」

りんねこ「ワンちゃんなんだ~!可愛いにゃ~!」

りんねこ「りんはバキア地区チーズのNo.5、りんねこさんだにゃ~!」ビシッ

ほのくま「りんちゃん、チーズじゃなくてチームだよ!」

りんねこ「あっ・・・えへへ~!」

ちかいぬ「か、可愛い~!!肉球もふもふ・・・」

りんねこ「ゴロニャァン///」

うみうさ「」ウズウズ

うみうさ「わ、わたしもりんの肉球・・・」

ほのくま「触らしてもらえばいいのに~」

うみうさ「・・・だ、ダメです!うみうさとしての威厳があるのでっ!」

ほのくま「もう~意地っ張りなんだから~」

53: 名無しで叶える物語 2018/03/14(水) 03:12:46.57 ID:C6BlVqUm.net
真夜中

ほのくま「・・・スー、Zzz」

りんねこ「んにゃぁ・・・Zzz」

ちかいぬ「・・・んっ」ゴロッ

ちかいぬ「おしっこしたい・・・」

ちかいぬ「って、えっ?」

うみうさ「うふ・・・りんの肉球・・・プニプニです・・・///」

りんねこ「にゃぁ・・・Zzz・・・///」

ちかいぬ「あっ、あわわ・・・」

うみうさ「ハッ!?」

ちかいぬ「ひっ!」

うみうさ「・・・見ました?」

ちかいぬ「み、見てないです、何も見てないです!」

うみうさ「・・・ならいいです」

ちかいぬ「は、はい・・・」

54: 名無しで叶える物語 2018/03/14(水) 03:15:39.04 ID:C6BlVqUm.net
翌朝

ジョワァァ・・・

ちかいぬ「~~///」

ほのくま「まぁまぁ大丈夫だよ!ほのもたまにやっちゃうから!」

りんねこ「そうにゃ、身体も冷えちゃったんだろうし、そんなに恥ずかしがることないにゃ!」

ちかいぬ「すっ、すいません・・・」

ほのくま「でも、珍しいね?いつもほのやりんちゃんのお漏らしには厳しいうみちゃんがだんまりなんて・・・」

うみうさ「まぁ仕方ないことですからね・・・はい」

ちかいぬ「は、はい・・・」

ほのくま「ほぇ?」

りんねこ「んにゃ?」

55: 名無しで叶える物語 2018/03/14(水) 03:19:40.79 ID:C6BlVqUm.net
りんねこ「またね~!ちかちゃ~ん!」

ちかいぬ「はい!お元気で~!」

トテトテ

うみうさ「りんは帰ってから大変でしょうね」

ほのくま「まきちゃんがね~」

ちかいぬ「でも、まきさんも肉球触らしてあげたら許してくれるんじゃないですか?」

うみうさ「かよならそれで許してくれるんですけどね・・・」

ほのくま「まきちゃんはね~」

ちかいぬ「なかなか手強いんですね・・・」

ほのくま「パンサーだからね」

56: 名無しで叶える物語 2018/03/14(水) 03:34:19.45 ID:C6BlVqUm.net
ザァァァァァァ・・・

うみうさ「・・・この川の向こうがヅマヌなんですが」

ほのくま「・・・どうやって向こうに行くの?」

ちかいぬ「本来はここに橋があるんですけど・・・ないですね・・・」

うみうさ「昨日の雨で川が増水して橋が流されたんでしょう」

ほのくま「ええぇ~!ちかちゃん他の道は知らないの?」

ちかいぬ「は、はい・・・わたしヅマヌから出たことなかったので・・・」

うみうさ「困りましたね・・・わたしも、ここの橋でしかヅマヌへの入り方を知りません・・・」

57: 名無しで叶える物語 2018/03/14(水) 03:35:05.47 ID:C6BlVqUm.net
のんたぬ「ふふふ・・・お困りのようやんね!」

ほのくま「あっ!」

のんたぬ「とうっ!」

のんたぬ「ウチはバキアチームNo.8、のんたぬさんやん!」ビシッ

うみうさ「のん・・・ここで何を?」

のんたぬ「そんな事より!橋が無くて困ってるようだね~」

ほのくま「そうなの~!のんちゃん橋を直してよ~!」

のんたぬ「無茶言わんといてよ~!ウチにそんな力はないん」

のんたぬ「でも、この子をヅマヌに返す方法ならわかるかもね♪」

ちかいぬ「えっ?」

ほのくま「なんでそんなことがわかるの!?」

のんたぬ「ふふ、かーどがウチにそう言ってるんよ!」

うみうさ「好きですね・・・かーど」

のんたぬ「最近ハマってるん♪」

58: 名無しで叶える物語 2018/03/14(水) 03:36:20.71 ID:C6BlVqUm.net
のんたぬ「こっちこっち、ついてきて」

うみうさ「こちらからヅマヌへは入れないはずですが・・・」

のんたぬ「まぁまぁ」

ちかいぬ「・・・クンクン」

ちかいぬ「・・・!!みんなの匂いがします!」

のんたぬ「うふっ、やっぱりね」

「ちかー!!」「ちかちゃーん!」「どこー!?」

ちかいぬ「みんなだ!」

ちかいぬ「ワオーーーン」

ほのくま「そっか、みんな探しに来てくれて・・・良かった・・・行きなよ、ちかちゃん」

ちかいぬ「はい!みなさん、本当にありがとうございました!また遊びに行きます!」

ほのくま「うん!バキア、楽しいからまた来てね!」

うみうさ「うちのりんがご迷惑をかけましたね」

のんたぬ「元気でね♪」

ちかいぬ「えへへ・・・では!」ダダダッ

59: 名無しで叶える物語 2018/03/14(水) 03:37:20.05 ID:C6BlVqUm.net
ちかいぬ「」ピタッ

ほのくま「・・・?」

ちかいぬ「あの!みなさんのチーム名ってなんて言うんですか!?」

ほのくま「・・・えへ♪」

ほのくま「みゅーず!!だよ!!」

ちかいぬ「みゅーず・・・お世話になりました!!みゅーずのみなさん!!」ダダダッ

ほのくま「・・・ちかちゃん、元気でね!」

うみうさ「ほ、ほの・・・泣いているんですか?」

ほのくま「な、泣いてないよぅっ!」

のんたぬ「また絶対会えるのに~・・・涙もろいんやから~!」

ほのくま「だから泣いてないって~!!!」

60: 名無しで叶える物語 2018/03/14(水) 03:42:37.79 ID:C6BlVqUm.net
ちかいぬ「みんな~!」

よう「あっ!ちかちゃん!」

かなん「見つけた~!探したんだよ?ちか」

だいや「いったいどこに行っていたんですの?」

ちかいぬ「ごめん!ちょっとバキアに・・・」

るびぃ「ば、バキア!?いいなぁ~羨ましいなぁ~・・・」

はなまる「バキアってあの未来っぽい感じとこずら?」

よしこ「っていうかバキアなら1日歩けば行けるでしょ・・・」

ちかいぬ「あのさ・・・みんなでチーム組まない?」

りこ「チーム?」

よう「いきなりどうしたのちかちゃん?」

ちかいぬ「わたしもみんなと素敵なチーム作りたいんだ!」

まり「お名前はどうするの?」

ちかいぬ「うんっ!!」

ちかいぬ「あくあ!!」

ちかいぬ「そう・・・あくあだよ!!」

・・・おわり

引用元: ちかいぬ「あれ?ここ・・・どこ」ほのくま「ほよ?」