男「姉ちゃんの手料理が食べたい」

姉「なん……。じゃなくて」

男「ん？」

姉「みかんでも食べてろよ……」

男「もう昼だよ、姉ちゃん」

姉「……ほんとだ」

姉「……ほら」ｺﾄﾝ

男「なにこれ？」

姉「……炒飯」

男「挽いてあるコーヒー豆かと思った」

姉「バカにしてるだろ……？」

男「姉ちゃん、手先器用だから料理できると思ったんだけどな」

姉「……」

男「ゲームとか釣りはできるのに」

姉「……」

男「女子力って……」

姉「……言い過ぎだろ！！！」

男「ごめん」

姉「……全部食べろよ」

男「はい」ﾓｻﾓｻ

男（次は>>8する！）

男「姉ちゃん、風呂入ろう！」

姉「……またか」

男「いいじゃん」

姉「この前も一緒に入ったろ……」

男「そうだっけ」

姉「はぁ……。みかん食べたらな……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

男「はーい」

男「ふう、さっぱりしたな」

姉「そうだな……」

男「話すの面倒なの？」

姉「全然」

男「妙な間があるよな」

姉「……そうか？」

男「うん」

姉「こたつ……」ｽｯﾎﾟﾘ

男「姉ちゃん……」ｷﾞｭｳ

姉「んん……」

男（次は>>11するぞ！）

男「なあ姉ちゃん」

姉「……近い」

男「これ持ってきたんだけど」

姉「何これ……」

男「魔法少女セット。姉ちゃんチビ……小柄だし」

姉「今なんて言った……？！」

男「まあまあ」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

姉「ほっぺた触るな……！」

男「ほら着替えて」

姉「脱がそうとするなよ……」

男「おおー」

姉「カメラ向けるなよ……！」

男「似合ってるな。ほらこれ持って」

姉「むぅ……」

男「睨まないでよ。怖いから」

姉「本当に思ってるか……？」

男「まったく」

姉「この……！」ﾎﾞｺﾎﾞｺ

男（いたくねー）

男「姉ちゃんごめんって」

姉「……」

男（次は>>14する！）

男「姉ちゃんー」ｷﾞｭｳ

姉「くっつきすぎだ……」

男「あったけえよ姉ちゃん！」ｷﾞｭｳ

姉「こたつの中だからだろ……」

男「いい匂い！」ｸﾝｸﾝ

姉「……今風呂入ってきたからだろ」

男「……柔らかい！」ﾑﾁﾑﾁ

姉「太ったと言いたいのか……？」

男「…………なんか冷たいな」

姉「……」

男「はぁ……」

姉「……ほら、みかん」

男「姉ちゃん……！」

姉「いらないなら私が食うぞ……」

男「いるよ！ ありがと！」

男「なあ姉ちゃん」

姉「……ん？」

男「いつまでそれ着てるの？」

姉「あっ……。忘れてた……」

男「なんでだよ！ 似合ってるからいいけど」

姉「着替えてくる……」

男「はーい」

男（次は>>17する！）

男「外食しようぜ、姉ちゃん」

姉「さっき炒飯食べただろ……」

男「姉ちゃん、みかんしか食べてないだろ」

姉「む……」

男「ダイエット？」

姉「……ちがう」

男「じゃあ行こう」

男「何食べたい？」

姉「……何でもいい」ｿﾜｿﾜ

男「んーじゃあ、あの店でいいかな」

姉「任せる……」ｷｮﾛｷｮﾛ

男「デートみたいだな」

姉「…………！」ﾊﾞｯ

男「姉ちゃん、急にしゃがんでどうした？！」

姉「…………」

男「具合悪いとか？！」

姉「……恥ずかしくなってきた」

男「なんでだよ！ ほら行こう」ﾋｮｲ

姉「うわわ……？！ 私を荷物みたいに持つなよ……！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

姉「うーん……」

男「いつまでメニュー表とにらめっこしてるんだよ、姉ちゃん」

姉「……」

男「よだれ垂れてるよ」

姉「え……？！」ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ

男「嘘だよ」

姉「このっ……！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝｯ

男「ははは、届いてないよ」

姉「……覚えとけよ」

男「それより早く注文しよう」

姉「もう食べられない……！」

男「いっぱい食べたな姉ちゃん」

姉「まあな……！」

男「その割には成長が偏ってるよな」

姉「胸ばかりに栄養が行くんだよなぁ……っておい！」

男「自分で言っただろ……」

姉「……」

男（さて、次は>>22！）

男「ゲーセン行こう！」

姉「人多い……」

男「はぁ……」

姉「……」

男「自分で歩くのと、持たれるのどっちがいい？」

姉「……歩く」

男「いい運動だな、姉ちゃん」

姉「……ここもゲーセンもお前のおごりだからな」

男「へえへえ」

男「いろいろゲームあるけど何やる？」

姉「格ゲー埋まってる……」

男「よかった」

姉「せっかくボコボコにしてやろうと思ったのに……！！」

男「うん、言うと思った」

男（ゲーセンでまずは>>25するぞ！）

男「姉ちゃんプリクラ撮ろうぜ！」

姉「……やだ」

男「なんでだよ！ 断らないんじゃなかったのかよ！」

姉「……」

男「はいはい」ﾋｮｲ

姉「どうせこうなるんだ……！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

男「すげー。目大きいな」

姉「……お前かわいいな」

男「えっ……///」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

姉「やめろその顔……」

男「目は大きくなっても身長までは誤魔化しきれなかったな」

姉「身長差無かったら不自然になるだろ……」

姉「ほら、半分持っとけ……」

男「ありがと」

姉「ん……」ﾆｺﾆｺ

男「何ニヤニヤしてんだよ」

姉「……お前の顔が面白いから」

男「素直じゃないな」

男「格ゲー諦めろよ」

姉「んー……」ｼﾞﾛｯ

男「やめろ、他の客を睨むんじゃない」

姉「んー……」

男「また今度やろうな、姉ちゃん」

姉「……そうだな」

男（次は>>29！）

男「こちょこちょ」ｻﾜｻﾜ

姉「……ん？」

男「こちょこちょこちょこちょ」ｻﾜｻﾜ

姉「やめろ……！ くふっ……あはははは！！」

男「やめない」ﾂﾝﾂﾝ

姉「んんんーっ……」

男「必死にこらえてるな」ｻﾜｻﾜ

姉「んふふっ……くぅぅっ……」

男「どうだった？」

姉「ふん……」

男「涙出てるぞ。そんなによかったか」

姉「もう構ってやらんぞ……」

男「姉ちゃん、ごめんな。触れ合いたかったんだ」

姉「むっ、それならもっとやり方を考えろよ……」

男（さて次は>>31）

男「姉ちゃん、お詫びに缶コーラ買ってきた」

姉「……まあこれで許すか」

男「うんうん、早く飲みなよ」

姉「はいはい……」ﾌﾞｼﾞｭｰｰｰｯ

男「…………」ﾋﾞｼｮﾋﾞｼｮ

姉「……くふふっ」

男「わかってた？」

姉「……まあな」

男「このっ」

姉「自業自得だろ……」

男「それもそうか。帰って風呂入ろう」

姉「……私も入る」

男「一緒に？」

姉「……言わせるなよ。恥ずかしいだろ……！」

男「1日に2回も姉ちゃんと風呂入れるとはな」

姉「こたつこたつ……」

男「はい、みかん」

姉「気がきくな……」

男「姉ちゃんが自分から一緒に入るって言うとは思わなかった」

姉「……気まぐれだ」

男（最後に>>34するか！）

男「ダメかな……？」

姉「……やだ」ｼﾞﾄｯ

男「うーん」

姉「いつもなら私のこと持つよな……」

男「こればっかりはなぁ」

姉「……諦めろよ。私は部屋行ってるから……」ｶﾞﾁｬｯﾊﾞﾀﾝｯ

男「ま、待てよ姉ちゃん！」ｶﾞﾁｬｯ

男（怒ってるのか？！ 謝らないとな……）

姉「……」ｶﾞｼｯ

バタンッ

男「……意外と力あるんだな」

姉「まあな……。今から、これまでの仕返ししてやるよ……！」

男「な、何を……？」

姉「……言わないっ」

男「…………朝か」

姉「すー……んぅ……」

男「……っ？！」

男「そうだった……。昨日……」

姉「んー……すぅー……」

男「素直じゃないけど」

男「うちの姉ちゃんは断らないなぁ」

姉「まあな……」

男「なんでだよ！！ 今寝てたろ！」

姉「……なんか恥ずかしかった」

男「ぐっ……言われると意識してしまうな」

姉「……目、そらすなよ」

男「う、うん」

姉「……」

男「姉ちゃん」

姉「……なんだ？」

男「大好き」

姉「…………私も」

姉「……大好きだ」

おわり