2: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 13:50:52 ID:zJOb
~宮崎・夜、居酒屋~

友紀「は……ははは……」ポヤー

P「飲む前から抜け殻だな…」

友紀「だってさぁ…だって……せっっかく里帰りできたんだよ……?…なぁのにさあ…」グデー

客「おい、アレ姫川友紀じゃね?」

客B「バカ、どう見たって別人だろ、あんなテンション低いわけ…」

客「今日はほら…キャッツが…」

客B「え……マジ?…ホンモノ?」

3: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 13:51:24 ID:zJOb
大将「お客さん、他の客の詮索はマナー違反だよ。…今すぐ出ていくかい」

客「ひ、い、いえ!」ブンブン

客B「コエー……けど、そうだよな……そっとしてやろうぜ」

客「まぁ……明らかに絡みに行ける空気じゃないし……」

友紀「プロデューサー、ビールおかわり~!」

P「ちょ、そのジョッキは俺の、コラ!」グイー

友紀「あうー……どうせさ?地元いない時に勝っちゃうんだよ…それは嬉しいよ?うれじいけどざあ……」ダバー

P「ああもう…ほら、チキン南蛮来たぞ、焼き椎茸も……」

友紀「プロデューサーの馬刺しもちょうだいよー」

P「え、嫌だ」

友紀「なぁんでよお!いいじゃん、熊本行っても馬刺しは食べられるでしょー!」

P「何か……嫌だ」

友紀「こっちもレタスあげるからぁ~…」シクシク

P「どう考えても釣り合わなくない??」

~~~

4: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 13:51:37 ID:zJOb
~で。

夜・ホテル、友紀の部屋~

友紀「うぼええ……」ゲー

P「吐くくらいなら飲むなよ…」サスリサスリ

友紀「うー……まだ出そう…えぷ…」

P「はぁ……飲み代も俺持ちな上に、寝かせても貰えないって…」サスリサスリ

友紀「へ……ご褒美じゃん…今夜は寝かさな……うっ……」アオザメ

P「頼むから俺に向かって吐くのだけはホントにやめろよ」サスリサスリ

5: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 13:52:13 ID:zJOb
友紀「どりょくはする……えぶ」ゲー

P「ほーら出すもの全部出しちゃおうねえ」サスリサスリ

~~~

~翌朝~

P「結局一睡もできず、何なら熱を出してしまった姫川の面倒を見るハメになったわけだが」シボリー

友紀「あー……キレイな…お外野席が見えるー…吸い込まれるようにボールがぁ…」

P「ほれ」ベシ

友紀「ぶ」

P「その濡れタオル頭に乗せて、とにかく大人しく寝てなさい」

友紀「顔にぶつけることないでしょ!デッドボールだデッドボール!暴投!」

P「良かったな、塁に出られるぞ」

友紀「出たとこでこんなコンディションじゃ役にたてないもん」ムス

P「…悪うござんした…ほら、何かいるものがあるなら買ってきて…」クイ

友紀「………やだ」ギュ

P「友紀…」

6: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 13:52:22 ID:zJOb
友紀「行くなら身体拭いてからにして」

P「お前ホントいい加減にしろよ」

7: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 13:52:46 ID:zJOb
~~~

友紀「あー……もうちょい上~…そこ痒いの…」

P「いつかスキャンダルで破滅すればいいのに」フキフキ

友紀「そしたらプロデューサーも道連れじゃん、やったね!」

P「こっち向くな乳を見せるな」

友紀「別に減るもんでもないじゃんー」

P「アイドルだよな??」

友紀「いつかスキャンダルで破滅する予定の」

P「……へいへい…もう前の方も拭いちまうから乳出せ乳…」

友紀「何、吸うの?」ニヤニヤ

P「ぶっ飛ばしてもよろしいか」

友紀「何か今日のプロデューサー、こわい」

P「当たり前だろ、寝かせても貰えないんだぞ」

友紀「病める時も健やかなる時もって言うじゃん」

P「いつ俺は永遠の愛を誓いましたかね、ねえ」

友紀「昨夜の夢の中とか?」

8: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 13:53:01 ID:zJOb
P「お前はしっかり寝てんじゃねえか」ベシ

友紀「ぶ」

P「もう自分でできるな!流石に下はやれんぞ」

友紀「ケチ」

P「普通逆の反応するよね?」

~~~

9: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 13:53:16 ID:zJOb
~夕方~

友紀(布団in)「でもプロデューサー、何だかんだお酒奢ってくれるしさー」

P(椅子座り)「うん?」

友紀「やーさしいよねぇ」ニコー

P「……何か気色悪いな」

友紀「ひどっ!」

P「酷いのはお互い様だろ、まだ寝れてないぞ俺」

友紀「張り切って眠眠◯破飲むからだよ~だ」

P「そうでもしないと誰も面倒見れないだろ…」

友紀「やーさしいよ、やっぱ」

10: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 13:53:43 ID:zJOb
P「お前も優しくしてくれたら俺は……」コックリ

友紀「あ、船漕いだ」

P「もうダメだ……おしまいだ……部屋に引き上げる…熱は引いたろ、大人しくしてろよ」ユラァ

友紀「襲わないのー」

P「誰が病人相手にんなことするか、伝染るわ」

友紀「健康体なら?」

P「………」

友紀「今ちょっと悩んだよね?」

P「あー眠い、寝る、帰る」ガチャリバタン

友紀「ちょっとからかい過ぎたかな…?」

友紀「ま、いっか、寝よ寝よ」バフッ

友紀「………」ムラッ

友紀「……イジってから寝よ…」ボソッ

モゾモゾ…

~~~

11: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 13:53:58 ID:zJOb
~翌朝・ロビー~

友紀「完・全・復・活!姫川友紀、アイドル戦線復帰!!今日はカッ飛ばして行くぞー!おー!」

P「元気だな……何よりだ……」フラフラ

友紀「そういうプロデューサーは元気が足りないんじゃないのー、声出してほら、えい、えい!」

P「お~……」バターン!

友紀「ぷ、プロデューサー!?プロデューサー!!プロデューサーが死んじゃったー!!!」

P「勝手に殺すな……」ピクピク

友紀「なんだ、生きてんじゃん、帰るよ」

P「殺す気か??」

12: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 13:54:09 ID:zJOb
~~~

~Pの部屋~

友紀「えーと……」スマホタプタプ

ピロン♪

友紀のスマホのメッセアプリ『どうかしましたか?』

美世『あ、ゴメン、運転してた』ピロン

友紀『プロデューサーがすっごい熱でさぁ』

茄子『確か…予定が空いたから野球観戦に地元までおでかけでしたよね』

友紀『そー』

13: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 13:54:20 ID:zJOb
美世『宮崎かぁ、車だと結構長旅だからなあ…時間がないと…』

茄子『あくまで車で行きたい美世ちゃんなのでした』

友紀『べつにただの風邪だし来なくていいんだけどさあ、ちょーっと迷ってるっていうかさ』

P「あー……頭が……」

友紀『今下でねこっぴーが握手会やってんだよねー、これを逃すと次いつ地元で会えるか…』

美世『友紀ちゃん…』

茄子『ブレませんねえ』

14: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 13:54:30 ID:zJOb
友紀『なによー、2人だってプロデューサーとねこっぴーならねこっぴーとるくせにー』

美世『友紀ちゃんだけだよそれ』

茄子『とりあえず、伝染らないとも限りませんから、大人しく自分の部屋で待機して、何かあったらすぐに…』

ユッキ『あー、それは大丈夫!最初に熱出たのあたしだもん、うつらないうつらない!』

美世『よし、責任とろっか』

ユッキ『…はい?』

茄子『はいじゃないです』

友紀『…あ、はい』

15: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 13:54:54 ID:zJOb
P「喉がガッサガサだぁ……姫川菌め……畜生…」

友紀「だ~れが姫川菌だと~?」ベシ

P「ぶ」

友紀「ほら、脱いで脱いで!全部拭いたげるから!」

P「や、やめろ!下は自分ででき、あー!」

友紀「うーわ…何でコッチまでこんなへにゃんへにゃんしてんの…?」

P「うるさいよ!男は熱出たらそうなるんだよ!…頭痛え…」

友紀「ふーん……えっと、こういうのはアレだ、シてあげればいいんだっけ?」

P「本当に死ぬからやめて」

※翌日、無事に治ったそうです。

おわれ。

引用元: 姫川友紀、発熱。