前回 国王「ぷくく…ひ、ひのきのぼうを進呈しよう…w」勇者「…」

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2017/11/12(日) 16:40:56.526ID:ObISJ7oK0
▼前回のあらすじである

~~始まりの国の国王は、何をとち狂ったのか本物の勇者にひのきのぼうと100ゴールドしか渡さなかった、勇者の心に復讐の火がつくがそれはまた別のお話である。

盗賊と剣士を汚い手で倒して仲間にし魔導師の国でコロシアムに参加することになった勇者は、なんとひのきのぼうだけで優勝をしてしまう。賢者に  い手を使った勇者に男性ファンがついたのはまた別の話である。

最近寒くなってきたのが、季節のせいなのか、それとも独身糞野郎だからか…孤独にssを書きながらふと考える。これはまた別の話であった~~

0005以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:41:19.919ID:ObISJ7oK0
~~魔導師の国

勇者「さぁて、次の町にいくかー!」

剣士「そうですね!師匠のお陰で大金が入りましたし!」

盗賊「かなりの魔導師に恨まれることになったから、もう二度と来ることは無いだろうね」

勇者「そうか?俺はくるぜ?」

盗賊「はぁ…アニキって器がでかいのかそれとも…」

剣士「師匠は最強だー!!」

盗賊「…なんか剣士のキャラクター変わりすぎて心配になってきたっす」

勇者「ほら、リアカー引けよ」

剣士「はい!」

盗賊(その金で馬車買ってくれよ)

盗賊「わかったっす」

ガラガラ

「待ってください!」

勇者「あん?」

0007以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:41:38.898ID:ObISJ7oK0
賢者「……」

勇者「なんだ?この前の仕返しか?」

勇者「なら相手になる、行けっ盗賊」

盗賊「ふぁ?!」

▼盗賊は混乱している

賢者「ち、違います!!」

賢者「勇者さん…私にあんな事やこんなことしておいて行ってしまうんですか?」

賢者「責任を取ってください!!」

勇者「え?なんの話?」

剣士「残念だが、師匠には想い人がいるんだ。ちゃんとメモにも取ってある」ペラッ

盗賊(そういえばそんな事…いや絶対適当に言ったんだろうけどね)

賢者「な、ならばそれはいいです!!だけどあなたのせいで大魔導師になり損ねたんですから一緒に旅させてください!!」

賢者「修行のためにも!!」

勇者「あぁ、いいよ!」

盗賊「それも適当っすか!!」

▼賢者が仲間になった

0008以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:42:05.693ID:ObISJ7oK0
~~荒野

勇者「はぁ~暇だな」

賢者「そうですね」

盗賊「いや、アニキはともかく賢者は荷車を押せよ!!なに乗ってるんだ!!」

賢者「あら?幻聴かしら?」

盗賊「なんだお前!」

『勇者よ』

剣士「本当だ、何か聞こえるぞ」

盗賊「え?」

『勇者よ、聞こえますか?』

勇者「おぉ!久しぶりだな神!」

「「「神ぃぃぃぃ!?」」」??

『お久しぶりです』

勇者「今日はいったい何だ?」

『ふふふ、用がなければ話しかけてはいけないのですか?』

0009以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:42:24.224ID:ObISJ7oK0
剣士「かかかかかかかかか!」

盗賊「な、なんでアニキが神と繋がってるんですか!?」

賢者「説明してください!!」

勇者「いや!俺神に選ばれた勇者だって!!というか何度も勇者って言ってるだろ!!」

盗賊「ま、まさかアニキが本当に勇者だったなんて!!」

剣士「さすが…師匠…!」

勇者「いやいや!じゃあなんで俺が勇者って名乗ってると思ってたんだ?」

盗賊「お、俺はカツアゲされた時から偽勇者だと思ってたっす!」

勇者「殺すぞ!」

剣士「私は本名がユウ・シャさんかと」

勇者「バカなのか?」

賢者「私はモンスターの一種かと…」

勇者「お前よくそれで一緒に旅するとか言えたな?」

『そろそろいいですか?』

勇者「あぁ、悪い悪いなんだっけ?仲間になりたいって話だっけ?」

『違います、それ物語8割くらい終わりますよ?』

0011以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:42:45.201ID:ObISJ7oK0
『勇者のパワーアップイベントの頃合いだと思いましてね』

盗賊(露骨なイベント来た!!)

勇者「おー、それはありがたいぜ」

『あなたにスキルを差し上げます』

勇者「おう、くれ」

『ただとはいきません』

勇者「なんだお前」

『私、金銭を要求します!』

盗賊(この神あってのこの勇者って感じっすね)

勇者「なんか世知辛ぇな、神って言うほど金いるか?」

『人間界でホストクラ…買い物するにはゴールドが必要なのです』

勇者「あー、なるほど。じゃあやるよ」

盗賊「ホストクラブ?」

『ありがとうございますではパワーアップいきます』

『はぁぁぁ!』

『はい、終わりました』

▼勇者はパワーアップした

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2017/11/12(日) 16:43:25.565ID:ObISJ7oK0
勇者「おぉ!なんか力がみなぎってきたわ!!」

剣士「また師匠が強くなられたんですね!さすがです!」

賢者「なんのスキルがついたんですか?」

『ふふ、思い入れがあるでしょうからひのきの

勇者「おい、ちょっと待て」

勇者「ひのきの、まで聞こえちゃったけどさ」

勇者「ひのきのぼう関連のスキルじゃねぇよな?」

『おお、察しがいいですね』

勇者「金返せ!!」

勇者「さっきのなんか力がみなぎってきたわ!!って下りも返せ!!」

『えぇ……じゃあなんでひのきのぼうばっかり使ってたんですか?』

勇者「好き好んでたわけじゃねぇぇぇぇぇ!!」

勇者「俺の回りってなんかバカばっかりなんだよ!!」

『へぇー?そうなんですか?ふふふ』

勇者(お前もだよ!!)

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2017/11/12(日) 16:43:48.239ID:ObISJ7oK0
賢者「しかし、強力なスキルかも知れませんよ?」

勇者「そ、そうだな」

『鼻からひのきのぼうが無限にだせます』

勇者「くたばれぇぇぇぇぇ!!!」

▼勇者はキレた

『不満ですか?さすがにお尻は不衛生かと…』

勇者「いやそこじゃねぇよ!!!」

『まさか…ちん

勇者「ひのきのぼうが出る場所じゃなくてスキルがふざけてるだろぉぉぉぉ!!」

勇者「なんだひのきのぼうが無限に出せるって!!」

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2017/11/12(日) 16:44:06.372ID:ObISJ7oK0
盗賊「買わなくて済むっすね」

勇者「そういう問題か!!」

剣士「さすが師匠!!老後も専門店で安泰ですね!!」

勇者「だれがひのきのぼう専門店なんかするか!!」

勇者「だれが来るんだそんな店!!」

賢者「あら、安いですね三本くださる?」

勇者「お買い上げありがとうございます!!頼むから死んでください!!」

『もぅ、不満しか言いませんね?』

勇者「おまいう!?」

『ならばもう一つ能力をあげます』

勇者「たりめぇだろ!!魔王倒す気ある?人類救う気ある?!?」

『ただしまた料金がかかります』

勇者「さっきのスキル返品不可ぁぁ!?」

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2017/11/12(日) 16:44:24.204ID:ObISJ7oK0
▼しばらく後

ガラガラ

勇者「あいつ、最後笑ってたよな?」

勇者「最後声震えてたもんな?」

盗賊「まぁ、でもよかったじゃないすか」

剣士「そうですよ!!ひのきのぼう装備時、あらゆるひのきのぼうにブーストがかかるって聞いたことないくらいレアスキルですよ!!」

賢者「ふふ…確かに聞いたことはないですね…」プルプル

勇者「レアスキルすぎるんだよ!!」

勇者「おかしいだろ!!ひのきのぼうが最終装備扱いって!!」

ポロ

「「「!!?」」」

▼勢いあまって勇者の鼻からひのきのぼうが出た

盗賊(ぐぐ…今笑ったら…コロさ…れる…)プルプル

勇者「あ、なんだ俺が死ねばいいのか、あはは」

剣士「師匠ぉぉぉぉぉぉぉ!!」

0018以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:45:47.537ID:ObISJ7oK0
~~荒野の街

賢者「結構産みましたね」

勇者「そういう表現やめてくれるかな?」

勇者「まぁ、ストックはあるにこした事はないしな…四次元ポケットあるし」

剣士「師匠ぉぉぉぉぉ!!」

勇者「おお!売れたか?」

盗賊「ダメっす!!このひのきのぼう売れないっす!」

勇者「えぇ!?なんで!?」

剣士「全部ジャンク品って書いてあります!!」

盗賊「こういうの書いちゃうとダメみたいで!」

勇者「神のイタズラ!!!」

賢者「専門店開けないわね」

勇者「開くか!!」

勇者「いや、しかし一気に路銀が無くなったなぁ…」

勇者「しかたないがここでもタカるしかないか」

勇者「いくぞ、盗賊」

盗賊「…へい」

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2017/11/12(日) 16:46:07.424ID:ObISJ7oK0
~~神殿

勇者「こんにちは!!」

王「はっはっはっ!こんにちわ冒険者よ!!」

盗賊(あ…アニキと同じ匂いがする)

勇者「俺、勇者だけどお金かしてくれ!!」

盗賊「ストレート!!」

王「いいぞぉ!!」

勇者「やったぜ!!」

王「ただぁぁぁぁぁし!!」

王「この街では力が全てだ!!」

王「この街のコロシアムで力を見せつけるがいい!!」

王「一戦勝つ毎に賞金が増えるシステムだ!!途中で辞退しても安心でしょ??」

勇者「またかよ」

0021以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:46:27.246ID:ObISJ7oK0
~~宿

勇者「と、いうことでコロシアムに参加することになったわ」

剣士「さすが師匠!!飽きなき向上心ですね!!」

勇者「まぁな!!今回は二人まで参加出来るから余裕だ」

勇者「なんたって賢者がいるからな!!はっはっは!!」

賢者「ここのコロシアムって魔法禁止よ」

勇者「ふぁ!?」

勇者「それマジ?」

盗賊「そ、それにここのコロシアムが一戦毎に報酬が支払われるって言うから調べたっすけど」

盗賊「どうやら魔物と人を戦わせてそれを見せ物にするからそのシステムになったそうっす」

勇者「えぇ!?魔物と対戦ってひのきのぼうじゃ不利すぎね!?」

盗賊「そんなこといい始めたら魔王討伐がそもそも不可能じゃないっすか?」

剣士「てめぇ師匠ディスってんじゃねーぞコラ!!」

盗賊「いやいや」

0022以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:46:50.865ID:ObISJ7oK0
勇者「うーむ、まぁ剣を装備していけばいいか」

剣士「えぇ!?師匠ひのきのぼう流刀殺法やめちゃうんですか!?」

勇者「そんな流派はない!!!!」

剣士「うーん…なら私の剣を使ってください」

勇者「あぁ、ありが

ガシャァァァン

「「「「!?」」」」

▼勇者は剣を落とした

勇者「どういう事だ?」

『ふふふ』

勇者「お前は神!!」

『ちなみにスキルひのきのぼうを鼻から出すを得た代償でひのきのぼう以外の武器は2度と持てない体になりましたよ』

勇者「もはや呪いじゃねえかッッッッ!!!」

『何の代償も無しに力を手に入れれるとでも?』

勇者「ハイリスク&ローリターン!!!」

勇者「微力なのに代償でかくねッッ!?!?」

『あ、ゆう君の出勤する時間だ!!またね』

勇者「ゆうくんてだれ!!?」

盗賊「……」

0023以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:47:12.100ID:ObISJ7oK0
▼しばらく後

剣士「師匠!!出場登録してきました!!」

勇者「おう、よろしくな」

剣士「いやぁ!師匠と戦えるなんて感無量です!!」

勇者「おう、いっぱい技を盗めよ」

盗賊(ろくな技なくね??)

賢者「一本くらいは鼻から出せるかもしれませんね」

勇者「黙れ糞女」

剣士「頑張ります!!」

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2017/11/12(日) 16:47:33.220ID:ObISJ7oK0
~~コロシアム

「「「ウオオオオオオオオオオオオオオ」」」

「さぁ始まりました!!モンスターコロシアム!!」

「ルール説明です!!」

「両者、またはどちらかが死ぬまで続けて頂きます!!」

「戦いが終わるまで、コロシアムのステージ内から、そしてステージ外…観客席側からの一切の干渉ができません!」

「派手に戦っても観客は安全ですし、逆に対戦者もビンなどをなげられる心配がありませんね!」

「そして、対戦者は二人一組でモンスターと戦って頂きます!!」

「それでは参りましょう!!」

「今日の挑戦者は初出場!!ひのきのぼう流刀殺法八段!!」

「「勇ぅぅぅ者ぁぁぁぁぁッッッッ!!!」」

勇者「お前さぁ…へんな登録すんなよ…」

勇者「しかも八段ってなんだよ、スゴいの?バカなの?」

剣士「八段ですよ!すごいですよ!!」

勇者「あっ…(察し」

「そして放浪の暗黒騎士!!剣んんんん士ぃぃぃぃぃ」

勇者「お前だけずるくね!?」

勇者「ていうか騎士なの!?剣士なの!?」

剣士「師匠より目立つまいと控えめに書いたんですけどね」テヘヘ

勇者「これで!?」

0025以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:47:56.986ID:ObISJ7oK0
「そして今日のお楽しみモンスターはぁぁぁぁぁ!!!」

「砂漠ウサギだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

▼可愛いウサギが一羽現れた

勇者「……」

剣士「……」

ウサギ「キュゥ?」

勇者「殺せるかぁぁぁぁぁぁ!」

剣士「こんなもん愛玩動物じゃないかぁぁぁぁ!!」

ウサギ「キュゥ!」

「今回は一回戦という事でボーナスステージです!!」

「さぁて!どう料理するのか見物ですねぇ!!」

「「「ウオオオオオオオオオオオオオオ」」」

勇者「観客はなんで盛り上がってるの!?」

剣士「うわっっ!!動きましたよ!!」

▼ウサギが剣士に突っ込んでいく

0026以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:48:23.168ID:ObISJ7oK0
勇者「いや、これでいてとんでもない肉食獣かもしれん!!油断するな!!」

剣士「は、はい!!」

トトトッ

コツン…

ウサギ「キュゥ…」シクシク

▼ウサギは体当たりしたがダメージを与えられない

剣士「これでもかってくらい草食だぁぁぁぁぁ!!」

勇者「お、お前の方に行ったんだからやれよ」

剣士「えぇ!?」

勇者「ほら、修行修行」

盗賊「便利な言葉だぁ…」

剣士「……くッ」

剣士「どうすればいいんだ!!」

ウサギ「キュゥ!!」

スリスリ

▼ウサギは剣士になついている…

剣士「やめろぉぉぉぉぉ!!」

0027以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:48:39.034ID:ObISJ7oK0
剣士「それ以上俺を苦しめなぁぁぁぁ!!!」

勇者「はやくやれ!!余計辛くなるぞ!!」

剣士「ウサギぃ…」

ウサギ「キュ?」

剣士「ウサ…」

ウサギ「…」ジー

剣士「う…」

ウサギ「…」ジー

0028以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:48:54.515ID:ObISJ7oK0
~~数時間後 宿 夜

賢者「いやぁ、今日は簡単な相手でよかったわね」

勇者「これだけで30000ゴールドだなんて破格だぜ」

勇者「勝つ毎に賞金も増えるらしいしな」

盗賊「気をつけてくださいよ!次はどうなるかわかんないっす!」

勇者「よーし、じゃあ金もあるし今日は飯でも食いにいくか!!」

賢者「いいわね!!」

盗賊「賛成っす!!」

勇者「おい、飯にいくぞ剣士」

剣士「いや…」

剣士「今日は…責任をもって食べるべき相手がいるんで!!」シクシク

▼剣士は泣きながら肉を捌いている

勇者「そ、そうか…」

勇者「ちゃんと火を通せよ…はは…」

0029以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:49:19.221ID:ObISJ7oK0
~~次の日 コロシアム

「さぁて!!前日はかなりの盛り上がりを見せた試合でしたが!!」

勇者「おかしいだろ」

「今日の相手は更に盛り上がりますよ!!」

「海の支配者!!最強の魚人!!」

「深海王ジュラスです!!!」

「「「「ウオオオオオオオオオオオオオオ!!」」」」

勇者「なんか、すごそうだな…」

剣士「何が来ても勝つからな…ウサギ…」

剣士「お前の死を無駄にはしない…」

▼剣士はウサギに誓っている

魚人「キュ…キュオオオ……」

▼カラカラの魚人が現れた

勇者「この国の環境に適してなさすぎぃぃぃ!!!」

剣士「ここの運営はどうかしてますよ!!!」

「「「おおっと!!強そうな魚人だぁぁぁぁぁ」」」

勇者「どこが!?干からび過ぎてエラがキュッてなっとるやないか!!」

剣士「弱りきってんでしょうが!!水もってこい水を!!」

0030以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:49:38.672ID:ObISJ7oK0
「「「「ウオオオオオオオオオオオオオオ」」」」

勇者「もうお前ら何でもいいんだな!!爪楊枝がでてきても盛り上がるだろ!」

剣士「き、来ますよ!!師匠!!」

▼魚人は剣士に捨て身の特攻をしかけた

剣士「また俺か!!」

ドサッ

剣士「な!?」

▼魚人は剣士の手前で力尽きた

剣士「お、おい!!」

魚人「……た、助けて…ください…」

剣士「!?」

0031以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:49:54.743ID:ObISJ7oK0
▼魚人は命乞いした

魚人「はぁ…はぁ…」

魚人「私は…深海王なんかじゃ…ありません…」

魚人「ただの魚人です…」

魚人「妻も小さい子どもも…いるんです…」

剣士「ひ、人の言葉を話せるのか!」

魚人「…私は…人間の引き網に引っ掛かってしまい…ここへ連れてこられました…」

勇者「わりとマヌケだな」

魚人「あの…綺麗な海に…帰りたい…子どもの…妻の顔を…もう一度見たいんです…お願いします!!」

剣士「殺せるかぁぁぁぁぁぁ!!!」

剣士「倫理的に無理でしょ!!なんでこんなやりにくい相手ばっかり出すの!?」

勇者「任せたぞ、修行だ」

盗賊「さすが鬼畜アニキ!ぶれないぜ!」

剣士「ぐ、俺は…どうすれば…いいんだ…」

魚人「はぁ、はぁ…」

魚人「剣士さん…あなた…優しいんですね」

剣士「なっ!?」

0032以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:50:11.525ID:ObISJ7oK0
魚人「本当は分かってるんです…私はもう故郷には生きて戻れないと…」

剣士「…」

魚人「でもね、最後に…夢を見てもいいでしょう…?」

魚人「あの真っ青な空と、深い海に願ってもいいでしょう?」

魚人「それが…私に残された最後の…」

魚人「自由ですから…」

剣士「ジュラスざああああああああん!!」

▼剣士は号泣している

魚人「はは…あなたはいい人だ…」

魚人「殺してください…」

剣士「し、しかし!!」

魚人「あなたに…」

魚人「あなたに殺されたいんです…」

魚人「優しき剣士さん…」

剣士「うわぁぁぁぁぁ!!」

魚人「もうひとつだけ…願いを聞いて貰ってもいいですか?」

~~

0033以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:50:28.546ID:ObISJ7oK0
▼数時間…宿

勇者「はっはっは!!儲けた儲けた!!」

盗賊「弱った魚人で十万ゴールドはすごいっすね!!」

賢者「この調子でどんどんいきましょう!!」

勇者「今日はパァーっといこうぜパァーっと!!」

賢者「さんせーい!!」

盗賊「よーし!のむぞー!!」

勇者「おーい、剣士!!飲みにいくぞー!」

ザクッ…ザクッ…

勇者「け、剣士?」

▼剣士は泣きながらなにかを捌いている

剣士「いえ…私は行けないです…」

剣士「彼を……私の血と肉に変えて…」

剣士「故郷の海に行かなくてはならないですがらぁ…グスッ」

勇者「えぇ…それ…食えるの…?」

勇者「は、腹壊すなよ…!」

盗賊「そんなに思い詰めないほうが…いいっすよ…?」

剣士「ありがとう…うぅ…」

賢者「おえ…」

0034以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:50:52.312ID:ObISJ7oK0
~~次の日 コロシアム

「さぁーて!!今日も参りました!!コロシアム!!」

「今日も今日とて勇者と放浪の聖騎士~悲しみを超えし者~さんが参加してくれましたぁー!!!」

勇者「なんかバージョンアップしてね!?」

勇者「俺のほう適当だし!」

剣士「私は…負けない…」

勇者「お、おい…大丈夫か?」

「今日のお楽しみモンスターはスペシャルゲストです!!」

「しかし、名前はまだ明かせません!!では登場してもらいましょう!!」

ゴゴゴゴゴゴ

勇者「こいつぁ、すげぇのが出たな…」

剣士「…」

おばあちゃん「ここは…?どこじゃ…?」プルプル

▼お婆さんが現れた

「「「「ウオオオオオオオオオオオオオオ」」」」

勇者「いや!もうこれファンタジーコメディの域をでちゃってるぜ!?」

勇者「ゴリゴリのスプラッタダークファンタジーでいいの!?」

0036以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:51:24.046ID:ObISJ7oK0
剣士「これは…さすがに無理ですよ…もう…本当に…無理ですよ…もう…本当に…無理ですよ…もう

▼剣士は同じ言葉を繰り返している

勇者「剣士が壊れた!?」

▼お婆さんが急に剣士との距離を詰めてきた

勇者「く!くるぞ!!」

おばあちゃん「はて?あんた旦那の……若い頃に似とるよ…」ヨボヨボ

勇者「いや、説明文の割にはすげぇ遅いじゃねーか!!」

▼一分後

おばあちゃん「はぁ、はぁ」

剣士「やめろぉぉぉぉぉ!!こっちに来るんじゃない!!!」

おばあちゃん「あれぇ!!」ドサッ

▼お婆さんは倒れた

剣士「だ、大丈夫ですか!?お婆さん!!」

▼剣士はお婆さんを介抱した

剣士「こんなの…おかしすぎる!!」

勇者「あぁ…」

0037以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:51:50.332ID:ObISJ7oK0
「「「ウオオオオオオオオオオオオオオ」」」

「「「殺せ!!殺せ!!殺せ!!殺せ!!殺せ!!」」」

▼殺せコールが会場に鳴り響く

剣士「「「だまれだまれだまれぇぇぇぇぇぇ!!!」」」

剣士「弱いものばかりだしてそれを殺させて楽しいか!!」

剣士「金を払ってまでみたいか!!」

剣士「てめぇらの血は何色だぁぁぁぁぁ!!!」

勇者「…」

「おっとー!剣士さんなにやら叫んでおります」

「「「「なんだなんだ?」」」」

剣士「俺はなぁ…魔物ならと…参加したんだ!!」

剣士「それなのに!!!」

剣士「人間なんて殺せるかぁぁぁぁぁぁ!!」

シーン…

「「「ブフォッッ」」」

「「「アハハハハハハハ」」」

「「「何言ってるんだあいつは!!あーはっは!!」」」

剣士「こいつら…狂ってる…」

「えーと、剣士さん…初めにいいましたよね…」

「どちらかが死ぬまで続くと…」

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2017/11/12(日) 16:52:12.084ID:ObISJ7oK0
剣士「な、ならば!!私が死のう!!」

「「「ぎゃはははは!!」」」

「「「大馬鹿だぜぇぇぇぇぇ!!」」」

剣士「何がおかしい!!」

剣士「この悪魔共がああああ!」

剣士「人殺しをショーにして楽しいか!!」

▼剣士は剣を抜いた

「あー…これもいいましたよね…」

剣士「何をだ!!」

「このコロシアムは……」

「《モンスター》と人間を戦わせるって…」

剣士「!?」

おばあちゃん「ゲヒヒヒ」

勇者「剣士ぃぃぃ!!避けろぉぉぉぉ!!!」

ドチュッッッッッ

剣士「か…はッッ…!!」

▼数本の触手が剣士の背中を貫通した!!

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2017/11/12(日) 16:52:30.057ID:ObISJ7oK0
盗賊「剣士ぃぃぃぃぃぃ!!!」

賢者「そん…な…!!」

「「「「ウオオオオオオオオオオオオオオ」」」」

ブゥン

ズサァァァァ

▼剣士は軽々と投げ飛ばされる

勇者「剣士ぃぃぃぃぃぃ!!」

おばあちゃん「おおっと!!いかせねぇぜ!?」

バキバキバキバキッッッ

▼お婆さんはみるみる化け物となっていく

▼人型を留めてはいるが大部分が得体の知れない薄紅色の触手で構成されている

触手「ゲヒヒヒ!!やはり人間はバカだぜ!!」

触手「お前らを殺せばここから解放してくれるらしいからな!!大人しくしねや!!」

勇者「てめぇぇぇ…ぶち殺してやるからな…」ピキピキッ

▼勇者はキレた

0040以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:52:48.435ID:ObISJ7oK0
剣士「うぐぐ…し…しょう…」

勇者「い、生きてたか!!よかったぜ!!」

勇者「お前はアホだが死なせはしない!!安心してそこで見てろ!!」

剣士「がはっ!!」ブチャァァ

剣士「はぁ…はぁ…」

剣士(体が…動かない……)

触手「なめるなよぉ!!人間の分際でぇ!!」

ギュギュキュゥゥゥゥゥゥゥゥン

▼化け物は無数の触手を矢のごとく伸ばしてきた

勇者「うぉぉぉぉぉぉ!!!」

バシンッバシンッバシンッバシンッ

▼勇者はひのきのぼうで左右に弾いた

触手「そんなもんかぁぁぁ?おい!?」

ギュゥゥゥンギュゥゥゥンギュゥゥゥンギュゥゥゥン

勇者「うぉぉぉぉぉぉッッッッ!!!」

バババババババッッッ

0041以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:53:08.940ID:ObISJ7oK0
盗賊「こ、このままじゃ不味いっす!!」

賢者「えぇ?」

盗賊「アニキの武器はひのきのぼう…」

盗賊「打撃ダメージじゃ防戦一方になってしまうっす!!」

盗賊「せめて剣で触手を斬らないと!!」

賢者「でも勇者は剣を…!」

盗賊「それに…距離を取られてこんなラッシュ…」

盗賊「息もつけない状況じゃあ、アニキお得意の知能戦もできない!!」

賢者「じゃあどうなっちゃうのよ!!!」

盗賊「そんなのわかんないっすよぉぉぉぉ!!!」

「「「「ウオオオオオオオオオオオオオオ」」」」

「「「盛り上がってきたぁぁぁぁぁぁ!!」」」

「「「やれやれぇぇぇぇぇぇ!!!」」」

ババババババババババババババッッッッ

勇者(糞っ!!こんな状況じゃ…いずれ!!)

触手「ゲヒヒヒ…」

0042以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:53:32.034ID:ObISJ7oK0
剣士(くそ…助けなきゃ…師匠じゃ…)

剣士(打撃じゃ分が悪すぎる…)

剣士(なのに…なのに…なんで動かねぇんだよ…)

剣士(この体…動けよ…動いてくれよぉぉぉぉぉ!!)

ドクドクドク…

▼剣士の体は冷たくなった

勇者「…!!」

勇者「おい!!まだ息はあるか!!剣士!!」

剣士「」

▼へんじがない…ただの…

勇者「いや!俺は信じねぇ!!絶対に!!」

勇者「うおおおおおお!!!」

▼勇者は鼻からひのきのぼうを出す

ザワザワ

「「「な、なんだあいつ!!本当に人間か!?」」」

盗賊「そうか…!!手が空かなくても鼻からなら!!」

賢者「なかなか使えるじゃない!!」

勇者「一本でだめならぁぁぁぁ!!」

勇者「二本だよぉおおおおお!!」

ドドドドドドドドドドッッッッ

▼勇者は触手を弾きながら前に進み始めた

0043以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:53:51.297ID:ObISJ7oK0
盗賊「す、すごい…これがスキルひのきのぼうブーストの力ですかね!」

賢者「でも…け、剣士が…」

触手「なんだとぉ!?こんな事が!?あってたまるかぁ!!」

触手「はぁぁぁぁぁ!!!」

▼さらに四倍の触手が化け物の背中から生え、勇者に向かって伸びる

▼まさに触手の壁が迫りくる

勇者「こんなもん!!」

ズッドォォォォォォォォン

▼勇者のフルスイング!!無数の触手壁を散り散りに弾きとばした

「「「「ウオオオオオオオオオオオオオオ!!」」」」

盗賊「今っす!!行けるっす!!」

勇者「最後だぁぁぁぁぁ!!!」

▼勇者は拡散させた触手の間を正面切って突き進む

▼最後の一撃を決める気だ

勇者「オッラァァァァ!!!」

触手「や、やめろぉぉぉぉぉ!!」

触手「なんてね…」

ビュォォォォォォォ!!!

▼拡散させた触手が急激に旋回し勇者を襲う

勇者「なにぃぃぃぃ!?」

グルグルグル!!

▼化け物は勇者をスマキにした

0044以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:54:22.812ID:ObISJ7oK0
勇者「く…そが…ッッッ!!」

盗賊「アニキぃぃぃぃぃぃ!!!」

賢者「もうダメ!!私がこの試合を止めるわ!!」

賢者「アイシクルスパイクッッッッ」

ズッドォォォォォォォォン

▼しかし、賢者の魔法は見えない壁に阻まれた

「そこのお客さん!!無理ですよ!!どちらかが死ぬまで一切の干渉はできません!!」

賢者「そん…な…!!」

賢者「なら…!大魔法で!!」

盗賊「賢者!!!」

賢者「なによぉ!!」

盗賊「黙って座ってくださいよ!!」ギリギリ

盗賊「アニキを…そして剣士を…」

盗賊「信じるんす……」グググ

▼盗賊の食いしばる歯からは血が流れていた

触手「ひゃはははははは!!!」

触手「つーかまえた!つかまえた!!」

触手「勇者のスマキができちゃったーっと!!」

触手「どうしてほしい?ん?」

ギリギリィィィ

勇者「…バカ…か…おまえ…」

勇者「離して…ほしい…に…きまっ…てる…」

触手「むーりー!!」

触手「お前は剣士と違って、じわじわと潰してやる!!」

ギリリッッッ

勇者「あが…が…」

0045以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:54:42.430ID:ObISJ7oK0
▼触手に力が入っていく…ひのきのぼうがみしみしと音をあげる

賢者「剣士!!剣士!!聞こえるでしょ!!立ち上がってよ!!」

剣士「」

「「「だめだめ!あいつとっくに死んでるよ」」」

賢者「なんでわかるのよ!!」

「「「俺はコロシアムなげぇからな、見ればわかる」」」

「「「あんな出血じゃ、もうね」」」

賢者「そん…な…」

バキバキィィィ

▼会場に嫌な音が響く

触手「死んだか?」

▼ひのきのぼうは命を落とした

勇者「まだ…だよ…屑が…」

触手「ならばお前もそろそろ殺してやるぅぅぅぅ!!」

▼最大出力!!勇者の骨が砕け始める

勇者「………ッッッッ!!」

▼勇者は声すらだせない…

「おーと!!終わりかぁぁぁぁぁ!?」

0046以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:55:21.440ID:ObISJ7oK0
~~

あれ?

ここはどこだ?

さむい…さむすぎる…

―ゴポポッッ

▼口から気泡が溢れる

水の…中…?

なんでこんな所に……

暗い…暗い…水の中……

誰もいない…

―体の自由は無く…ただ沈んでいく…

寒い…苦しい…

これが終わるなら…

沈んでしまったほうが楽かもな…

―静寂の中…沈みゆく…

「……さん」

だれだ?

「剣士さん…」

声が…

―水の中を自由に泳ぐ影…

あれは…いったい…

―それは…颯爽とこちらに泳いでくる…

「あなたは…ここで死んではいけない…」

しぬ?

「まだ…やり残した事が…あるでしょう…?」

やり残した…事…

「あなたは今…戦っているんですよ」

そうだ…あの…触手…

師匠を…守らないと……

0047以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:55:46.241ID:ObISJ7oK0
「そうですよ…では…いきましょうか…」

「優しい剣士さん…」

▼剣士の手を握ると水面まで一気に体が浮き上がっていく

お前は…

~~

「「「ウオオオオオオオオオオオオオオ!!!」」」

剣士「はっ!!」

▼剣士は立ち上がっていた

「「「あいつ立ちやがったぞぉおおお」」」

「「「なんだぁ!?不死身かぁぁぁぁぁぁ!?」」」

盗賊「やった!!やったぁぁぁぁ!!立ちやがった!!」

賢者「…!!」

触手「なにぃぃぃぃぃぃぃ!?」

触手「てめぇ!?なぜ立てる!?」

剣士「右手…」

触手「あ?」

剣士「握ってもらったんだ…まだ…暖かい…」

触手「意味わかんねぇよ…てめぇも死ね!!」

勇者「よぉ…」

剣士「師匠…!」

勇者「ちと…おせぇぞ…」

剣士「すいません…出来の悪い弟子で…」

勇者「はっ…」

勇者「 や っ て や れ 」

剣士「はい!!!」

▼剣士は深く剣を握り混んだ

0048以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:56:09.510ID:ObISJ7oK0
剣士(恐らく…残された力は…)

剣士(あと…一降り…)

触手「おらもう一度くたばれぇぇぇぇ!!」

ドドドドドドドドドドギュゥゥゥンッッッッ

▼化け物は無数の触手を横なぶりの雨のごとく降らせる

剣士「決められるか…」

▼剣士は時が止まっている気がした

▼数多の触手も…観客も…宙を舞う砂ぼこりさえ止まっている

剣士(静かだ…)

剣士(これが…死を直前にした時に現れる走馬灯か?)

剣士(止まってる…)

剣士(これだけの触手…避けられるか…)

「キュッ?」

▼そこには一羽のウサギがいた

「キュッ!」

剣士(ついてこい来いって事か?)

▼剣士はウサギの跡を追った

▼同時にゆっくりと時が流れが加速し始めた

「キュー!!」

剣士(頼もしい仲間だ…!)

0049以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:56:31.112ID:ObISJ7oK0
▼雨霰のような攻撃…しかし触手その物が避けるようにそれていく

触手「なぜ当たらんのだぁぁぁぁッッッ!!!」

剣士「くらぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

ズッパァァァァァァァァァァァァンンンンッッッッ!!!

▼剣士の駆け抜ける一閃…化け物は真っ二つになった

剣士「スキル…一兎両断…!!」

「「「「ウオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」」」」

0050以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:56:50.893ID:ObISJ7oK0
~~宿

勇者「いやぁ、死ぬかと思ったぜ!!」

賢者「私の回復魔法がなかったら死んでましたよ!!」

勇者「まぁでも1000万ゴールドだぜ!?やばくね?」

盗賊「剣士は回復魔法して貰わないで大丈夫だったか??」

剣士「それが……傷が塞がってるんだよね…」

▼剣士は胸と腹の傷跡を見せる

勇者「あれ…貫通…してたよな?」

盗賊「跡は残ってるっすね」

賢者「聞いたことがありますわ…」

賢者「人魚の肉を食べると…不老不死になると…」

勇者「えぇ!?じゃあ剣士は不老不死に!?」

賢者「いえ…今回のは魚人ですし…どうですかね…」

剣士「……」

賢者「少なくとも…一命だけはとりとめましたね」

勇者「人魚探せば魔王討伐楽勝じゃね?」

盗賊「それは無粋っすよ!」

勇者「いや!いけるだろ!!俺は探すぞ!」

勇者「次は海に行こう!!」

盗賊「そんな…どう思う?剣士?」

剣士「いいですね…」

剣士「海に…行きましょう…!!!」

▼新たなスキルを手に入れた剣士と鼻からひのきのぼうを産み出す機械の冒険はまだまだ続く…

▼あと有象無象も連れて…!舞台はついに海へ……!!

0051以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2017/11/12(日) 16:57:13.478ID:ObISJ7oK0
次回…

まさかのケツからも…!?

アナザーストーリー賢者VS触手

神とホスト愛の逃避行…

の3話をお送りします!!お楽しみに!!(嘘です