志満「どうして、家に？」

千歌ママ「今日は、お父さんもお母さんも仕事らしくてね」

美渡「なるほどね～それで預かってるわけか」

千歌ママ「そうそう」

かなん「…」Zzz

志満「何歳なの？」

千歌ママ「今年で2歳だって」

志満「じゃあ、千歌ちゃんの1つ上か」

千歌ママ「それで！」

しまみと「ん？」

千歌ママ「悪いんだけど、私もちょっと出かけなきゃいけなくてね～」

志満「え？」

千歌ママ「2人を頼める？」

美渡「さすがの志満姉でも子供2人のお守りはできないんじゃない？もちろん私もできないけど」

志満「ん～」

千歌ママ「赤ちゃんって１回寝たらしばらく起きないから多分大丈夫」

志満「じゃあ…うん」

千歌ママ「ごめんね～帰りにお土産買ってくるから！」

美渡「やった～」

志満「じゃ、行ってらっしゃい」

千歌ママ「美渡も協力してあげてね！」

美渡「はいはーい」

千歌ママ「じゃ」

ガラ


志満「本当に大丈夫かな…」

美渡「起きないって言ってたしなんとかなるって」

志満「そうだね」

かなん「…」Zzz

志満「…可愛いなぁ」

美渡「綺麗な青髪だね～」

志満「美渡は青髪が良かった？」

美渡「ん～…私は今のままがいい」

志満「なんで？」

美渡「絶対似合わないから」

志満「そっか」

美渡「志満姉は？」

志満「私も今のがいいかな」

美渡「だよね～」ﾆｯｺﾘ

美渡「志満姉～宿題教えて～」ﾄｯﾄｺ

志満「んー？どこ？」

美渡「ここ」

志満「あ、ここはね～」

美渡「ふむふむ…」

志満「で、こうして～」

美渡「うんうん…」

志満「ほら！できた！」

美渡「ん～？分かんない」

志満「えぇ…」

美渡「志満姉、教えんの下手」

志満「え～…(なんか理解したような感じ出してたのに…)」






ちか「ん…ぶぁ…ぁぁぁ」ﾊﾟﾁｸﾘ

ｼﾏﾈｪ、ﾜｶﾘﾔｽｸｵｼｴﾃ

ﾝｰ…ｼﾞｬｱ、ﾓｳｲｯｶｲ


ちか「ばぁぁ…？ん～」ﾊｲﾊｲ　

ちか「ばぁぁ！ばぁぁ！」

ちか「ばっ！ばっ！ば…」ﾋﾟﾀ

ちか「…？」 ｼﾞｰｯ


かなん「Zzz…」ｽｩｩ…

ちか「…」ﾊｲﾊｲ　

かなん「…」ｽｩｩ…

ちか「ばぁっ！」

かなん「…」ｽｩｩ…

ちか「…ぶぁぁぁ！」

かなん「…」ｽｩｩ…

ちか「…」


ちか「…」ｽｯ



ぺちん！

姉2人は小学生くらいの設定

志満「だ～か～ら～」

ｳｩｪｪｪｪｪｪﾝ!

美渡「えっ！？なに！？」

志満「果南ちゃんがいる部屋からだ！」

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

美渡「どうしたぁぁ！」



ちか「ばぁ！ばぁ！ぶぁぁぁぁ！」ｷｬｯｷｬｯ

かなん「ひっぐ…うぇぇん…まぁま…」


志満「千歌ちゃんが起こしちゃったのか…」

美渡「どうしよ…」

かなん「まぁ～ま…うぅぅ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

志満「どうしよう…」

美渡「お母さん呼んでるんだよね？」

志満「多分…」

美渡「参ったね～」


ちか「…」ﾑｩｩ…

かなん「まぁ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ちか「…ぶぁぁぁぁ！」ﾍﾟｼﾝ!


しまみと「！？」

かなん「まぁぁぁぁぁまぁぁぁぁ」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

美渡「千歌！こっち来い」ﾀﾞｯｺ

ちか「ぶぁぁ！」ﾍﾟｼﾝ!

美渡「痛っ！」

志満「ど、どうしよ…」

美渡「志満姉！抱っこ！」

志満「え？」

美渡「抱っこしてあげて！」

ちか「ぶぁぁぁぁ！」ﾍﾟｼﾝ!

美渡「痛いってば！」

志満「かなんちゃん…おいで～」

かなん「まぁ…ぁ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

志満「おいで～」

かなん「？…まぁま…まぁま…」ﾖﾁ…ﾖﾁ

志満「おっと」ﾎﾞﾌｯ

かなん「まぁま…」ｽﾘｽﾘ

志満「やった…泣き止んだ」


美渡「ふぅ…おい千歌、あんなことしちゃだめだろ？」

ちか「？…だぁ！」ｷｬｯｷｬｯ

美渡「…」

ちか「どぅぁぁぁ！」ｷｬｯｷｬｯ

美渡「こっちはうるさいぐらい元気なのに…」

かなん「…ん…」ｽﾘｽﾘ

志満「多分、知らないとこだからだと思う」

美渡「かな～ん、おいで～」

かなん「やっ…」ﾌﾟｲｯ

美渡「えぇ…」

志満「ちょっと疲れてきちゃったから変わって欲しいけど…」

かなん「やぁっ！やぁ…」ｳﾙｳﾙ

美渡「志満姉から離れさせようとしたら泣いちゃうもんね…」

志満「困っちゃった…」

美渡「ねぇ、千歌～」

ちか「ばっ…ぶぁぁ！」

美渡「…私の名前分かる？」

ちか「？」

美渡「美渡姉だよ」

ちか「ぶ…ばぁ！」

美渡「『み』」

ちか「ぶ！」

美渡「『と』」

ちか「ぶぁぁ！」

美渡「…だよね～」ﾊｧ…


かなん「…」ｼﾞ-ｯ

志満「どうしたの？」

かなん「みぃと…」ﾎﾞｿｯ

志満「ん？」

かなん「み～と！」

美渡「え！？」

志満「え～すごいすごい！美渡の名前覚えちゃった！」

美渡「かなん…」

かなん「み～と」ﾕﾋﾞｻｼ

美渡「かなぁぁぁぁん！」

かなん「！？」

かなん「…」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

志満「急に大声出すからだよ…」

美渡「ごめん…」

志満「ん～、かなんちゃん」

かなん「？」

志満「これは誰？」ﾕﾋﾞｻｼ

美渡「…」ﾜｸﾜｸ

かなん「み～と」

美渡「はぅ…」

志満「じゃあ、私は？」ﾕﾋﾞｻｼ

かなん「まぁ…？」

志満「私はね…『しま』だよ」

かなん「？」

志満「『し』」

かなん「し」

志満「『ま』」

かなん「ま！」

志満「そうそう！し～ま！」

かなん「し～ま！」ﾆｯｺﾘ

志満「いいね～これ…」ﾆﾔﾆﾔ

美渡「でしょ…」ﾆﾔﾆﾔ

かなん「み～と！し～ま！」ﾆｯｺﾘ

志満「はぅぅ…///」


ちか「だぁぁぁ！」

美渡「ちかもあと少しでおぼえるよな～？」

ちか「ぶぁぁぁ！」ﾍﾟﾁﾝ!

美渡「痛っ！？」

志満「ちかちゃんは相変わらず元気…」

かなん「…」ｼﾞｰｯ

美渡「なんで、ちかは私ばっか叩くかなぁ？」

志満「あはは…」

かなん「…」ﾖｲｼｮ

志満「あれ、かなんちゃん？」

かなん「…」ﾖﾁﾖﾁ

美渡「う～ん…ん？かなん？志満姉から離れたの？」

かなん「…」ﾖｼﾖｼ

美渡「え？」

かなん「み～と」ﾖｼﾖｼ

美渡「かなん…」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

志満「かなんちゃん、優し～ね」ﾆｺｯ

かなん「…」ﾖﾁﾖﾁ

美渡「ちかの方に行ったね」

志満「何するんだろ？」

かなん「…」ﾋﾟﾀ

ちか「？」

かなん「…」ﾑｩｩ…

ちか「…？だぁ！！」

かなん「！？」ﾋﾞｸ

ちか「どぅぁぁぁ！」

かなん「み～と！やぁ！」

ちか「だぁ！だぁ！だぁ！」

美渡「私を叩くなって言ってんのかな？」

志満「多分そうだと思う」

美渡「かなん…」


ちか「どぅぁぁぁ！」ﾍﾟｼﾝ!

かなん「！？」

かなん「ひっぐ…」ｳﾙｳﾙ

志満「もう大丈夫だよ～」ﾖｼﾖｼ

美渡「怪獣だよ…あの子」

ちか「だぁぁぁぁ！」ｷｬｯｷｬｯ

志満「仲良くさせたいのにな～」

美渡「ん～、まず私たちみたいに名前覚えさせたら？」

志満「そっか」ｳﾝ


志満「かなんちゃん」

かなん「？」

志満「あの子はね『ちか』」

かなん「？」

志満「『ち』」

かなん「ちぃ」

志満「『か』」

かなん「かぁ」

志満「そうそう！あの子」ﾕﾋﾞｻｼ

かなん「ちぃかぁ？」ｼﾞｰｯ

ちか「だぁだぁだぁ！」ｷｬｯｷｬｯ

かなん「ちぃかぁ」

ちか「？？」ﾌﾘﾑｷ

かなん「ちぃかぁ」

ちか「だぁ」 ﾊｲﾊｲ

かなん「ちぃかぁ」ﾃﾉﾊﾞｼ

ちか「？」

美渡「お！かなん、勇気あるな…あんなに泣かされてるのに」

志満「さて、千歌ちゃん…」

ちか「…？」

かなん「ちぃかぁ…」

ちか「だっだっだっ」ｷﾞｭｳ

かなん「！」

しまみと「！！」

ちか「だぁ～だ」ﾆｺﾆｺ

かなん「ち～か！」ﾆｺｯ

ちか「だぁ！」ｷｬｯｷｬｯ

かなん「まぁ！」ｷｬｯｷｬｯ

志満「すっかり仲良くなったね～」

美渡「だね～、果南のことも叩かなくなったし」

志満「まぁ、美渡は叩かれてるけどね～」

美渡「本当、なんでだろ」


ガッシャァァン！


志満「あっ！」

美渡「ちょっと！2人とも暴れすぎ！」

～～～～

果南ママ「本当、今日は助かったよ～ありがと！」ﾍﾟｺﾘ

千歌ママ「いやいや、私は何もしてないよ、子供たちが頑張ってたからね～」

果南ママ「ありがとうね、志満ちゃん美渡ちゃん」

志満「いえ～」

美渡「楽しかったもんね」

志満「うん！」


かなん「ちぃかぁ！」ﾊﾞｲﾊﾞｲ

ちか「だぁ！！」

美渡「また、遊びこいよ～」

志満「かなんちゃん、またね」

果南ママ「良かったね、果南」ﾆｺｯ

かなん「～♪」


おわり