梨子「……………………は？」

曜「は？じゃなくて」

梨子「……………………え？」

曜「さっき告白した通りだけど、私が好きなのって梨子ちゃんだから」

梨子「千歌ちゃんじゃなくて？」

曜「千歌ちゃんじゃなくて」

梨子「……………………ハッハーン。そう……そういうこと。いくらキープでも機嫌を損ねるわけにはいかないものね。曜ちゃんのくせに女心をよくわかってるじゃない。褒めてあげるわ」

曜「ありがとう。でもよくわかってないっぽいからもう一回言うね。梨子ちゃんのことが好きです。私と付き合ってください」

梨子「……………………」

曜「梨子ちゃんてば」

梨子「……………………ハッハーン」

曜「その全て読みましたみたいな含み笑いやめろ！！」

曜「最初っからなんか的外れなこと言ってるとは思ってたけど！！目の前の現実を直視して！！私の話を聴いて！！」

梨子「だっておかしいじゃない……。曜ちゃんは千歌ちゃんのことが好きすぎて嫉妬ファイヤーに身を焦がしたのに……。友情ヨーソローだったのに……」

曜「それは全面的にゴメンだけど！！でもそれとこれとは別じゃん！！友情ヨーソローじゃん！！恋愛ヨーソローじゃないじゃん！！」

梨子「……………………ハッハーn」

曜「だからやめろ！！」

梨子「そういうことね……」

曜「うん！たぶん違うけどなに！？」

梨子「曜ちゃんは私のことが憎いんでしょ！」

曜「はああああああああああ！！！！？」

梨子「もう読めた。完全に読めたわ。転校生のくせに長年付き合ってきた幼なじみの千歌ちゃんとイチャイチャして、更には千歌ちゃんとお隣さんにまでなった私に恨みを抱いてるんでしょ！

だから私に甘い言葉を浴びせて、最終的にぼろ雑巾のように捨てて、絶望の底に叩き落とすつもりね！そうはいかないわよ！」

曜「妄想が過ぎる！！どう読み込んだらそうなるの！？深読みしすぎてページが貫通してるよ！！」

梨子「あいにくね。数多の同人誌で培った私の洞察力はダテじゃないわ！！」

曜「培った結果がこの不可思議な現実を生み出してるんじゃないの！！？」

>>16
スレはpcでやったんけど、出掛けたからスマホで打ってる

梨子「同人誌は……遊びじゃない！！」

曜「うるさい！！理亞ちゃんにダンスなうされろ！！」

梨子「いいから千歌ちゃんに向ける愛情を私に向けなさいよ！！したいんでしょ！！エロ同人みたいなこと！！壁姦とかしたいんでしょ！！」

曜「壁姦ってなに！？知らないよそんなパワーワード！！ていうか……だから私が好きなのは梨子ちゃんだってば！！」

梨子「嘘よ！！幼なじみは王道カプって同人誌で学んだもの！！」

曜「同人誌に対する信頼が絶対過ぎない！！？聖書みたいな扱いされてる！！」

梨子「聖書よ！！」

曜「そこは掘り下げなくていいんだって！！私が好きなのは梨子ちゃんだってことが言いたいわけで……」

梨子「千歌ちゃんの次にでしょ！」

曜「なにこの子！！脳に深刻なエラーでも発生したの！！？」

梨子「だいたい、私にそこまで言えるなら、さっさと千歌ちゃんに告白すればいいのに」

曜「会話の内容リセットされるの！？だから千歌ちゃんのことは友だちとして好きなだけで、恋愛感情じゃないんだってば！」

梨子「またまたぁ～」ﾌｩｰ

曜「ノリがウザい！！フゥーってやめろ！！」

梨子「だって十年以上の幼なじみよ？恋愛感情を抱かないはずが……………………ハッh」

曜「次ハッハーンってやったら同人誌燃やすからね！！」

梨子「そういうこと……はいはい、そういうこと」

曜「なに！？」

梨子「私と千歌ちゃん……ハーレムルートを望んでるわけね！！」ﾄﾞﾔｧ

曜「」ﾌﾞﾁｯ

梨子「まったく曜ちゃんは……。どうしようもない欲張りね。最終的には千歌ちゃんだけじゃなく私も手に入れたいなんて。とんだハーレム主人公だわ。まあ、曜ちゃんがそれを望むなら仕方ないけど」

曜「だから……」

梨子「私としては曜ちゃんを独占出来ないから不本意だけど、そこは一歩退いた良き恋人でいてあげるわ。せいぜい私の度量に感謝することね。言っておくけど、だからと言って私が曜ちゃんの本命を諦めたわけじゃ――――――――」

つ壁|ﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫﾝ

梨子「……………………へ？」

顎ｸｨｨｨｨ

梨子「曜ちゃ――――――――」

ﾁｭｳｳｳｳｳｳｳｳｳ

梨子「～～～～～～！？！？！？」

曜「」ﾁｭｯ ﾚﾛｯ ﾁｭｳ……

梨子「～～～～～～！！！？//////」

曜「ﾌﾟﾊｯ……」

梨子「……！？///……！？！？///」

曜「ゴチャゴチャうるさい」

梨子「曜、ちゃ……」

曜「いいから……黙って私と付き合え」

梨子「！！！//////」ﾎﾞﾌﾝｯ

曜「返事は？」

梨子「あ、は………………はぃ//////」ｼｭｳｳｳｳ……

曜「……………………//////」ｶｱｧ……

後日

梨子「～～～～//////」

曜「あのときの梨子ちゃんの勘違いっぷりったらさぁ～」ｹﾗｹﾗ

梨子「もう！！///そのことは言わないでってば！！///だって仕方ないじゃない……幼なじみは王道なんだもの……」

曜「ハッハーン」ﾆﾔﾆﾔ

梨子「曜ちゃんっ！！//////」

曜「アッハハ♪」

梨子「でっ、でもっ！曜ちゃんだって！」

曜「へ？私？」

梨子「いきなり壁ドンして顎クイして……無理やりキスしてきたじゃない！！」

曜「ぅあっ！///」ｶｱｱｱｱｱ……

梨子「乱暴にされたもん！舌まで入れられた！！」

曜「そ、それは……///」

梨子「いいから……黙って私と付き合え」ｷﾘｯ

曜「そんなキメてないし！！//////」

梨子「でも、あのときの曜ちゃん……ドキドキしたよ？///」

曜「えっと……ああいうのが好み……とか？///」

梨子「たまに……たまーになら……されたい、かな……なんて……///」

曜「ぁ……///」ﾄｩﾝｸ

梨子「ダメ？///」

曜「あ、その…………」

梨子「……………………///」

曜「がっ、がんばります//////」

梨子「うんっ♡///」

曜(いつもの梨子ちゃんも可愛いけど……これじゃあ心臓もたないよぉ……//////)

おわり。

>>25

梨子「まったく曜ちゃんは……。どうしようもない欲張りね。最終的には千歌ちゃんだけじゃなく私も手に入れたいなんて。とんだハーレム主人公だわ。まあ、曜ちゃんがそれを望むなら仕方ないけど」

曜「だから……」

梨子「私としては曜ちゃんを独占出来ないから不本意だけど、そこは一歩退いた良き恋人でいてあげるわ。せいぜい私の度量に感謝することね。言っておくけど、だからと言って私が曜ちゃんの本命を諦めたわけじゃ――――――――」

ﾎﾟﾛｯ……

梨子「……！」

曜「なんで……信じてくれないの……？」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ……

梨子「……………………」

曜「私はッ……本気で、梨子ちゃんのことが好きなのに……！なんで信じてくれないの！！？なん、で……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ……

梨子「……………………」ﾆﾔｯ

つ壁|ﾄﾞﾝｯ

曜「っ！」

肘ﾄﾞﾝｯ

股ﾄﾞﾝｯ

梨子「そこまで言うなら……信じさせてみてよ」ﾆﾔｯ

曜「梨子、ちゃ……ﾝﾑｯ」

梨子「ﾁｭｳ……ﾁｭｯ……ﾚﾛｫ……」

曜「んっ！んぁ……はあっ……///」

梨子「……♡」ﾄﾛｰ

ﾂｩｰ……

曜「はぁ、はぁ……///」

梨子「ほら……どうしたの？信じさせて……くれるんでしょ？」



こうですか